JP2011183234A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】その遊技者のそれまでの遊技実績に基づいて、演出頻度や演出内容を、その遊技者に見合うものにする。
【解決手段】外部記録媒体Cに記録された遊技実績を読み取る遊技実績読取り手段93と、読み取った遊技実績を記憶するとともに遊技実績を更新していく遊技実績記憶手段71と、演出内容を定めた複数種類の演出パターンを記憶した演出データテーブル73と、演出データテーブル73から演出パターンを選択する演出パターン選択手段74と、選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出出力制御手段75と、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績に基づいて、選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断する演出実行判断手段76と、演出を出力しないと判断されたときは、選択された演出パターンによる演出の出力を中止する演出出力中止手段77とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技実績に基づいて、演出の出力を制御するようにしたスロットマシンに関するものである。
従来より、スロットマシンでは、役の当選可能性を遊技者に対して報知するため、種々の方法で遊技中に演出を行うことが知られている。その演出の方法としては、例えばリールの内側に実装されたバックランプを特定パターンで点灯したり、スピーカから特定のサウンドを出力したり、画像表示装置に特定の画像を表示したりするものである。
このような役の当選可能性を報知する演出を行う場合は、遊技者は、その演出によって、役の当選可能性をある程度推測することができる。
しかし、前述の従来の技術では、役の当選可能性の演出を行うことは、スロットマシンの初級者にとっては、有益となる。しかし、上級者にとっては、出現した図柄の組合せや、リールの停止時におけるリールの停止制御、すなわち遊技者がストップスイッチを操作してからリールが停止するまでに移動した図柄数等を考慮して、役の当選可能性をある程度推測することができてしまう。よって、このような場合は、遊技の終了後(全てのリールの停止後)に、バックランプの特定パターンでの点灯等による演出を行っても、あまり意味をなさない。
すなわち、従来では、選択された演出を一律に出力しているにすぎないため、必ずしも全ての遊技者に見合った演出であるとはいえないという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、その遊技者のそれまでの遊技実績に基づいて、演出頻度や演出内容を、その遊技者に見合うものにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
第1の解決手段(請求項1の発明)は、外部記録媒体に記録された遊技実績を読み取る遊技実績読取り手段と、前記遊技実績読取り手段で読み取った遊技実績を記憶するとともに、遊技中における遊技者の入力操作に基づいて、記憶した遊技実績を更新していく遊技実績記憶手段と、演出内容を定めた複数種類の演出パターンを記憶した演出パターン記憶手段と、前記演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンの中から、いずれかの演出パターンを抽選によって選択する演出パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出出力制御手段と、前記遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断する演出実行判断手段と、前記演出実行判断手段により演出を出力しないと判断されたときは、選択された演出パターンによる演出の出力を中止する演出出力中止手段とを備えることを特徴とする。
第1の解決手段においては、遊技者は、スロットマシンでの自己の遊技実績を記録した外部記録媒体を保持しており、遊技を行うときは、その外部記録媒体を挿入等する。外部記録媒体が挿入等されると、外部記録媒体に記録された遊技実績が読み取られ、遊技実績記憶手段に記憶される。そして、遊技中における遊技者の入力操作、例えばリールを始動させるためのスタートスイッチや、リールの回転を停止させるためのストップスイッチの操作に基づいて発現する遊技実績により、遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績が更新される。
演出パターン選択手段は、演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンの中からいずれかの演出パターンを選択する。そして、演出出力制御手段は、選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する。
また、演出実行判断手段は、遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、演出パターン選択手段により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断する。そして、演出実行判断手段により演出を出力しないと判断されたときは、演出出力中止手段により、選択された演出パターンによる演出の出力が中止される。
したがって、外部記録媒体に記録された遊技実績、例えば遊技者のそのスロットマシンの経験の程度や遊技レベル等に応じて、演出が中止されるので、演出頻度を、その遊技者に見合ったものにすることができる。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、前記演出パターン記憶手段は、演出内容を定めた複数種類の演出パターンをそれぞれ記憶した複数種類の演出データテーブルを備え、前記演出パターン選択手段は、前記遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、いずれかの前記演出データテーブルを選択し、選択した前記演出データテーブルから、いずれかの演出パターンを抽選によって選択することを特徴とする。
第2の解決手段においては、遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づき、いずれかの演出データテーブルが選択される。そして、選択された演出データテーブルから、いずれかの演出パターンが抽選によって選択される。
したがって、遊技実績に対応する演出パターンが選択されるので、その遊技者に見合う演出を出力することができる。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、前記遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績であって、遊技中における遊技者の入力操作に基づいて更新された遊技実績を外部記録媒体に書き込む遊技実績書込み手段を備えることを特徴とする。
第3の解決手段においては、例えば遊技者がスロットマシンでの遊技を終了するときに、外部記録媒体には、更新された遊技実績が書き込まれる。
したがって、遊技者が次回以降に遊技を行うときは、その外部記録媒体に記録された遊技実績が読み取られ、その遊技実績に基づいて、演出を出力するか否かが判断される。これにより、時と場所を異にして遊技を何度行っても、演出頻度や演出内容を、その遊技者に見合ったものにすることができる。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、前記遊技実績読取り手段による遊技実績の読み取りの結果、外部記録媒体に遊技実績が記録されていないとき若しくは遊技実績が初期状態であることを示す情報が記録されているとき、又は前記遊技実績読取り手段により遊技実績が読み取られなかったときは、前記遊技実績記憶手段は、遊技実績の初期値を記憶することを特徴とする。
第4の解決手段においては、外部記録媒体に遊技実績が記録されていないときや、遊技実績が初期状態であることを示す情報が記録されているときは、遊技実績の初期値が遊技実績記憶手段に記憶される。そして、最初の遊技では、初期値の遊技実績に基づいて演出を出力するか否かが判断される。
また、外部記録媒体が用いられないで遊技が開始されたとき等、遊技実績読取り手段により遊技実績が読み取られなかったときもまた、上記と同様に、初期値の遊技実績に基づいて演出を出力するか否かが判断される。
したがって、遊技者が最初に外部記録媒体を用いて遊技を行う場合や、外部遊技媒体を用いない場合でも、演出を出力するか否かを判断することができる。
第5の解決手段は、第1〜第4の解決手段において、遊技回数をカウントする遊技回数カウント手段を備え、前記遊技実績記憶手段は、前記遊技回数カウント手段のカウント値を、遊技実績の1つとして記憶することを特徴とする。
第5の解決手段においては、遊技回数がカウントされるとともに、カウントされた遊技回数は、遊技実績の1つとして遊技実績記憶手段に記憶される。
したがって、その遊技者がそれまで行った遊技回数に応じて、演出を出力するか否かを判断することができる。
第6の解決手段は、第5の解決手段において、前記演出パターン選択手段は、前記遊技実績記憶手段に記憶された、前記遊技回数カウント手段のカウント値を参照して、演出パターンを選択することを特徴とする。
第6の解決手段においては、遊技実績記憶手段に記憶された遊技回数を参照して、演出パターンが選択される。
したがって、その遊技者がそれまで行った遊技回数に応じて、その遊技回数に見合う演出パターンを選択し、演出を出力することができる。
第7の解決手段は、第1〜第6の解決手段において、前記遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、遊技者の遊技レベルを判断する遊技レベル判断手段を備え、前記演出実行判断手段は、前記遊技レベル判断手段の判断結果に基づいて、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断することを特徴とする。
第7の解決手段においては、遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、その遊技者の遊技レベルが判断される。例えば、当選役の入賞率や、特別遊技でのメダル獲得枚数等が判断される。そして、この遊技レベルに基づいて、演出を出力するか否かが判断される。
したがって、遊技者のレベルに応じて、演出頻度等をその遊技者に見合ったものにすることができる。
第8の解決手段は、第1〜第7の解決手段において、前記遊技実績記憶手段は、複数種類の遊技実績を記憶し、前記演出実行判断手段は、前記遊技実績記憶手段に記憶された複数種類の遊技実績に基づいて、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断することを特徴とする。
第8の解決手段においては、遊技実績記憶手段には、複数種類の遊技実績が記憶され、これらの複数種類の遊技実績に基づいて、演出を出力するか否かが判断される。
したがって、複数種類の遊技実績を用いて、演出頻度や演出内容を、その遊技者に最適なものにすることができる。
第9の解決手段は、第1〜第8の解決手段において、前記遊技実績記憶手段は、当選小役の入賞率、遊技者にとって有利な特別遊技に移行させる特別役の入賞回数、又は特別遊技中のメダル獲得枚数のうち、少なくとも1つを含む遊技実績を記憶することを特徴とする。
第9の解決手段においては、遊技実績記憶手段には、当選小役の入賞率、特別役の入賞回数、又は特別遊技中のメダル獲得枚数のうち、少なくとも1つを含む遊技実績が記憶される。そして、この遊技実績に基づき、演出を出力するか否かが判断される。
したがって、上記のいずれかの遊技実績に基づいて、その遊技者のレベルを判断することができる。そして、遊技者のレベルに応じて、演出頻度等をその遊技者に見合ったものにすることができる。
第1の解決手段によれば、外部記録媒体に記録された遊技実績、例えば遊技者のそのスロットマシンの経験の程度や遊技レベル等に応じて、演出が中止されるので、演出頻度を、その遊技者に見合ったものにすることができる。
第2の解決手段によれば、遊技実績に対応する演出パターンが選択されるので、その遊技者に見合う演出を出力することができる。
第3の解決手段によれば、遊技者が次回以降に遊技を行うときは、その外部記録媒体に記録された遊技実績が読み取られ、その遊技実績に基づいて、演出を出力するか否かが判断されるので、時と場所を異にして遊技を何度行っても、演出頻度や演出内容を、その遊技者に見合ったものにすることができる。
第4の解決手段によれば、遊技者が最初に外部記録媒体を用いて遊技を行う場合や、外部遊技媒体を用いない場合でも、演出を出力するか否かを判断することができる。
第5の解決手段によれば、その遊技者がそれまで行った遊技回数に応じて、演出を出力するか否かを判断することができる。
第6の解決手段によれば、その遊技者がそれまで行った遊技回数に応じて、その遊技回数に見合う演出パターンを選択し、演出を出力することができる。
第7の解決手段によれば、遊技者のレベルに応じて、演出頻度等をその遊技者に見合ったものにすることができる。
第8の解決手段によれば、複数種類の遊技実績を用いて、演出頻度や演出内容を、その遊技者に最適なものにすることができる。
第9の解決手段によれば、当選小役の入賞率、特別役の入賞回数、又は特別遊技中のメダル獲得枚数のうち、少なくとも1つを含む遊技実績に基づいて、その遊技者のレベルを判断することができる。そして、遊技者のレベルに応じて、演出頻度等をその遊技者に見合ったものにすることができる。
本発明の一実施形態のスロットマシンにおいて、制御の概略を示すブロック図である。 本実施形態における演出パターンの種類を示す図である。 各演出パターンと、その演出の内容との対応関係を示す図である。 遊技回数と、それに対応する演出データテーブルとを示す図である。 遊技レベル判断手段により判断される遊技レベルXと、通常遊技中における小役の報知の演出との関係を示す図である。 遊技レベル判断手段により判断される遊技レベルYと、BBゲームの第1遊技中における小役等の報知の演出との関係を示す図である。 外部記録媒体の処理の流れを示すフローチャートである。 1遊技における処理の流れを示すフローチャートである。 1遊技における処理の流れを示すフローチャートであり、図8に続くフローチャートである。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態のスロットマシンにおいて、制御の概略を示すブロック図である。本実施形態のスロットマシン10は、遊技者が保持する外部記録媒体Cを挿入させ、その外部記録媒体Cに記録された遊技実績を読み取り、その遊技実績に基づいて、演出頻度や演出内容を、その遊技者に見合うものにしたものである。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段である。遊技制御手段60は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段60の出力側(図中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであり、その外周面には複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。1つのリール31には、例えば21図柄が等間隔で設けられる。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
そして、リール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
入賞役としては、例えば、複数種類の特別役、複数種類の小役、及びリプレイが挙げられる。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役であり、例えば、ビックボーナス(以下、BBと略称する。)、レギュラーボーナス(以下、RBと略称する。)、及びシングルボーナス(以下、SBと略称する。)が挙げられる。
特別役がBBであるとき、それに対応する特別遊技であるBBゲームは、以下のような遊技である。
BBゲームは、第1遊技と第2遊技とを有するものであり、通常遊技からBBゲームに移行したときは、最初に第1遊技に移行する。この第1遊技では、特定の小役、及び第1遊技から第2遊技(ボーナスゲーム)に移行するためのシフト役の抽選が行われる。そして、この第1遊技中にシフト役が入賞したときは、第1遊技から第2遊技に移行する。
第2遊技とは、所定役が高確率で入賞する遊技を、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達するまで行うものである。この第2遊技において、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達したときは、再度、第1遊技に戻るようにする。そして、第1遊技の遊技回数が規定回数に到達するか、又は第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数に到達するまで、第1遊技と第2遊技とを繰り返す。第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数目であるときは、その第2遊技の終了によって、BBゲームが終了する。
また、特別役がRBであるとき、それに対応する特別遊技であるRBゲームは、上記の第2遊技(ボーナスゲーム)を1セット、すなわち所定役が高確率で当選する遊技を規定入賞回数又は規定遊技回数に到達するまで行うものである。
さらにまた、特別役がSBであるとき、それに対応する特別遊技であるSBゲームは、上記の第2遊技である所定役が高確率で当選する遊技を、1遊技だけ行うものである。
また、小役とは、予め定めた枚数のメダルが払い出される役である。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように設定されている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技を行わせる役である。
以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリール31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた役の図柄の組合せと一致するときは、その役の入賞となる。
例えば、特別役であるBBの図柄の組合せが「7」−「7」−「7」に設定されているとすると、全てのリール31の停止時に、いずれかの有効ライン上に、各リール31の「7」の図柄が停止しているときは、BBの入賞となる。
ここで、図示しないが、フロントパネルの表示窓を含む部分には、例えば5本の有効ラインが設定されている。この有効ラインは、水平方向の上段、中段及び下段の3本と、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本とから構成されている。
そして、各表示窓から見えるリール31の上下に連続する3図柄は、水平方向の上段、中段及び下段の3本の有効ライン上に位置している。
また、この有効ラインは、投入されたメダル枚数に応じて有効化される。投入されたメダルが1枚のときは水平方向中段の1本の有効ライン、2枚のときは水平方向の3本の有効ライン、3枚のときは5本の全ての有効ラインが有効化される。
バックランプ33は、各リール31の内周側に固定して配置され、有効ライン上に位置する図柄を背後から照光するものである。バックランプ33は、図柄を見やすくするための他、特定のパターンで発光する演出を出力するものである。なお、バックランプ33以外に、スロットマシン10には、筐体の前面上部に設けられた上部ランプ等を備えるが、本実施形態では図示及び説明を省略する。
また、スピーカ34は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
画像表示装置35は、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を画像表示する演出を行うものであり、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものである。
外部記録媒体Cは、遊技店側で無償又は有償で遊技者に提供するものである。遊技者は、外部記録媒体Cを保持し、スロットマシン10で遊技を行うときに、外部記録媒体処理装置90に外部記録媒体Cを挿入して遊技を行う。外部記録媒体Cは、例えばプリペイドカード状に形成されており、少なくとも一部に遊技実績記録部C1を有する。遊技実績記録部C1には、初期時には、遊技実績が記録されていないか、又は遊技実績が初期状態であることを示す情報が記録されている。そして、遊技中における遊技者の入力操作手段(後述)の入力操作に基づいて発現する所定の遊技実績に応じて、遊技実績記録部C1に記録された遊技実績が更新される(書き替えられる)。
なお、遊技実績記録部C1は、磁気記録部、光記録部又はICメモリ等を用いたIC記録部等、いずれの方式によるものであっても良い。
外部記録媒体処理装置90は、スロットマシン10の一部を構成するように一体に取り付けられるか、又はスロットマシン10の近傍にスロットマシン10と別体で取り付けられたものであって、スロットマシン10の遊技制御手段60との間で遊技実績に関する情報の通信が可能に接続されたものである。
外部記録媒体処理装置90において、外部記録媒体出入れ口91は、遊技者が外部記録媒体Cを挿入する部分であり、かつ、挿入された外部記録媒体Cを遊技者に対して返却するときに外部記録媒体Cを排出する部分である。
外部記録媒体検知手段92は、外部記録媒体出入れ口91から外部記録媒体Cが挿入されたか否かを検知するものである。例えば、挿入された外部記録媒体Cの端部をセンサにより検知することにより、外部記録媒体Cを検知する。
遊技実績読取り手段93は、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に記録された遊技実績を読み取るものである。外部記録媒体処理装置90は、外部記録媒体検知手段92により外部記録媒体Cを検知すると、挿入された外部記録媒体Cを、遊技実績読取り手段93の位置まで搬送するように構成されている。
遊技実績読取り手段93で読み取られた遊技実績は、後述する遊技実績記憶手段71に記憶される。例えば、遊技実績記録部C1に記録された所定の遊技実績が読み取られたときは、その遊技実績が遊技実績記憶手段71に記憶される。また、遊技実績読取り手段93による遊技実績の読み取りの結果、遊技実績記録部C1に遊技実績が記録されていないとき、又は遊技実績が初期状態であることを示す情報が記録されているときは、遊技実績記憶手段71には、遊技実績の初期値が記憶される。
また、遊技実績書込み手段94は、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に、更新後の遊技実績を書き込むものである。ここで、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績が更新されるごとに、遊技実績記憶部C1に更新後の遊技実績を書き込むようにしても良い。あるいは、遊技実績記憶手段71に遊技実績を更新しつつ記憶しておき、外部記録媒体Cが外部記録媒体処理装置90から排出されるときに、更新された最新の遊技実績を、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に書き込むようにしても良い。
外部記録媒体排出手段95は、例えば、遊技者が外部記録媒体Cを取り出そうとするときに操作する操作スイッチと、この操作スイッチが操作されたことを検知したときに、外部記録媒体Cを外部記録媒体出入れ口91から排出する手段等を有するものである。
さらに、遊技制御手段60の入力側(図中、左側)には、以下の入力操作手段等を備える。入力操作手段は、遊技者が遊技を進行するうえで入力操作する部分であり、図1中、破線にて囲んだものである。
メダル投入口21は、遊技者が遊技メダルを投入する部分である。メダル投入口21から投入されたメダルは、メダルセンサ22を通過すると、遊技制御手段60は、メダルセンサ22をメダルが通過したことを検出する。
ベットスイッチ23は、遊技者がクレジットの範囲内でメダルのベット枚数を入力するときに操作するスイッチである。
スタートスイッチ41は、遊技者がリール31の回転をスタートさせるときに操作するスイッチである。
ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止させるときに操作するスイッチである。
遊技制御手段60は、以下の各手段を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(特別役、小役又はリプレイ等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段によって抽出される乱数値に対応するそれぞれの役(特別役、小役又はリプレイ等)の当選/非当選を記憶した抽選テーブルと、乱数抽出手段が抽出した乱数値及び抽選テーブルに基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(リール停止制御手段)
リール停止制御手段62は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチ42がオンされたときのタイミング等とから、リール31の停止位置を決定するとともに、その決定された位置にリール31を停止制御するものである。
リール停止制御手段62は、役抽選手段61の抽選結果等に対応する所定の停止位置決定テーブル63を選択し、ストップスイッチ42がオンされたときに、そのタイミングに基づいて停止位置決定テーブル63を参照してリール31の停止位置を決定する。停止位置決定テーブル63によりリール31の停止位置が決定されると、リール停止制御手段62は、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にリール31が停止するように制御する。
なお、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリール31の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31が停止制御される。
しかし、特別役に当選している遊技中では、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかった場合であっても、リール停止制御手段62は、リール31の停止時に、表示窓内に存在する図柄の組合せが、特別役に当選していることを意味する図柄の組合せ(いわゆる「リーチ目」)を出現させる場合がある。
なお、このリーチ目には、第1リール31のみの図柄の組合せ(第2リール31及び第3リール31の図柄の組合せは任意)によって確定する第1リール確定リーチ目、第1及び第2リール31の図柄の組合せ(第3リール31の図柄の組合せは任意)によって確定する第2リール確定リーチ目、さらには、3つの全てのリール31の図柄の組合せによって確定するリーチ目がある。
このように、リール停止制御手段62は、リーチ目を出現させることにより、リール31の停止制御による演出を行う場合がある。
さらに、リール停止制御手段62は、リール31を停止させるときに、ストップスイッチ42がオンされた後、複数図柄分だけリール31を移動させた後にリール31を停止制御させる演出を行う場合もある。
(停止位置決定テーブル)
停止位置決定テーブル63は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置等とから、リール31の停止位置を定めたものである。役抽選手段61による役の抽選において、いずれの役にも当選していないときは、いずれかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められている。また、いずれかの役の当選時は、当選した役の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように、リール31の停止位置が定められている。
なお、リール停止制御手段62は、上記のように、停止位置決定テーブル63を使用せずにリール31の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果等を参照して停止可能位置を検索し、その停止可能位置の範囲内で、適切な停止位置を決定する停止制御を行うことも可能である。
(入賞処理手段)
入賞処理手段64は、入賞役の有無を判別する入賞判別手段、及び入賞役がある場合に、その入賞役に応じた払出し等の処理を行う払出し手段等を備える。
入賞判別手段は、リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに停止した図柄の組合せが、予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。入賞判別手段は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別し、これに基づいて、役の入賞の有無を判別する。
払出し手段は、入賞判別手段により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役の図柄の組合せと一致すると判別されたときに、成立役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
なお、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
(遊技実績記憶手段)
遊技実績記憶手段71は、遊技中において遊技者の入力操作手段の入力操作に基づいて発現する、1又は2種以上の所定の遊技実績を、更新しつつ記憶するものであり、RAM等のメモリからなるものである。
遊技実績記憶手段71には、先ず、外部記録媒体処理装置90の遊技実績読取り手段93により読み取られた遊技実績が、初期時の遊技実績として記憶される。そして、その後は、遊技の進行に伴って、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績が更新される。
ここで、遊技実績としては、例えば以下のものが挙げられる。しかし、これらに限定されるものではない。
(1)所定期間における遊技回数。例えば、外部記録媒体Cが挿入されてから取り出されるまで、すなわちその遊技者により行われた累積遊技回数。また、特別役が入賞した場合において、前回の特別遊技が終了した時から、今回の特別役が入賞した時までの遊技回数。さらには、前々回の特別遊技が終了した時から前回の特別役が入賞した時までの遊技回数との差。さらにまた、特別遊技の終了後に一定条件下で遊技者に有利となる特典付き遊技を行わせる場合に、その特典付き遊技中の遊技回数。さらに、高確率で特定役が当選する遊技が続く集中役が設けられている場合に、その集中役が継続した遊技回数。
(2)所定期間におけるメダルの獲得枚数。例えば、BBゲームやRBゲーム中の獲得枚数。又は、特別遊技の終了後の特典付き遊技における獲得枚数。
(3)所定の遊技状態となった回数。例えば、BBゲーム、RBゲーム及びSBゲームに移行した回数(BB、RB及びSBの入賞回数)。また、通常遊技中における各種の役の当選回数や入賞回数。さらにまた、特別遊技中における特定役の当選回数や入賞回数。
(4)小役の当選に対する入賞率。
(5)過去の出玉率(メダルの差枚数)の推移。
(6)リール31の停止時に、リーチ目等の特定の図柄の組合せが出現した回数。
(7)単位時間当たりの遊技速度(単位時間当たりの消化遊技回数)。
以上の遊技実績のうち、本実施形態では、遊技実績記憶手段71には、外部記録媒体Cが挿入されてから取り出されるまでのその遊技者により行われた累積遊技回数、通常遊技(特別遊技や特典付き遊技を除く遊技)中の当選小役の入賞率、BBの入賞回数、及びBBゲームでの獲得枚数(平均値)が記憶される。
(遊技回数カウント手段)
遊技回数カウント手段72は、遊技実績の1つとして上述したように、外部記録媒体Cが挿入されてから取り出されるまでのその遊技者により行われた累積遊技回数をカウントするものである。遊技回数カウント手段72によるカウント結果は、遊技実績記憶手段71に記憶される。
外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1には、その遊技者により行われた累積遊技回数、通常遊技中の当選小役の入賞率、BBの入賞回数、及びBBゲームでの獲得枚数が記録されている。そして、これらの値が遊技実績読取り手段93により読み取られると、遊技実績記憶手段71に記憶される。
なお、未使用の外部記録媒体Cには、その遊技者により行われた累積遊技回数、及びBBの入賞回数は、0と記録されている。また、通常遊技中の当選小役の入賞率、及びBBゲームでの獲得枚数は、記録されていない。この場合に、これらの遊技実績が遊技実績読取り手段93により読み取られると、遊技実績記憶手段71には、累積遊技回数、及びBBの入賞回数は0と記憶される。また、通常遊技中の当選小役の入賞率、及びBBゲームでの獲得枚数は、外部記録媒体Cには記録されていないので、この場合は、遊技実績記憶手段71には、初期値(例えば、理論上の期待値)が記憶される。
なお、未使用の外部記録媒体Cには、遊技実績記録部C1に遊技実績を全く記録せず、遊技実績が初期状態であることを示す情報のみを記録しても良い。この場合は、この情報が読み取られたときは、遊技実績記憶手段71には、上記の各遊技実績の初期値が記憶される。
また、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績は、外部記録媒体Cが取り出されたときは、その遊技者による遊技が終了したと判断し、クリア(初期化)される。また、遊技者が外部記録媒体Cを挿入することなく遊技を開始した場合において、所定時間の間、遊技者による入力操作手段の入力操作がなかったとき、又は他の遊技者により外部記録媒体Cが挿入されたときは、それまでの遊技者による遊技は終了したと判断し、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績がクリアされる。
(演出データテーブル)
演出データテーブル(演出パターン記憶手段)73は、演出内容を定めた複数種類の演出パターンをそれぞれ記憶したものである。本実施形態では、演出データテーブル73は、11個の演出データテーブル(第1演出データテーブル73a〜第11演出データテーブル73k)からなる。第1演出データテーブル73a〜第11演出データテーブル73kは、それぞれ所定の遊技実績に対応しており、特に本実施形態では、遊技回数に対応している。
図2は、本実施形態における演出パターンの種類を示す図である。図2に示すように、演出パターンは、演出パターンA1〜A7、B1〜B7、及びC1〜C7の21個から構成されている。そして、演出パターンA1〜A7は、バックランプ33の点灯、スピーカ34からのサウンドの出力、及び画像表示装置35による画像表示のうち少なくとも1つを用いて、小役の当選可能性を報知する演出を行うものである。また、演出パターンB1〜B7、及び演出パターンC1〜C7は、特別役の当選可能性を報知する演出を行うものである。そして、演出パターンB1〜B7は、バックランプ33の点灯又はスピーカ34からのサウンドの出力によって、演出を行うものである。さらに、演出パターンC1〜C7は、画像表示装置35による画像表示によって演出を行うものである。
図3は、各演出パターンと、その演出の内容との対応関係を示す図である。なお、図3では、演出の具体的内容の記載を省略している。
各演出パターンは、スタートスイッチ41がオンされた時、第1ストップスイッチ42がオンされた時、第2ストップスイッチ42がオンされた時、全リール31の停止時(第3ストップスイッチ42がオンされた時)の少なくとも1つに、何らかの演出を行うように定められている。
図4は、遊技回数と、それに対応する演出データテーブル73とを示す図である。図4において、遊技回数レベルは、遊技回数に応じて0〜10までの11段階に設定されている。そして、各遊技回数レベルにそれぞれ対応するように、第1演出データテーブル73a〜第11演出データテーブル73kが設けられている。
遊技回数レベルが高い演出データテーブル73ほど、その演出データテーブル73に設けられた演出パターンの数が多くなっている。例えば、遊技回数レベルが0であるとき、それに対応する第1演出データテーブル73aには、演出パターンA1のみが設けられている。
しかし、遊技回数レベルが10になると、それに対応する第11演出データテーブル73kには、全ての演出パターンA1〜A7、B1〜B7、及びC1〜C7が設けられている。
遊技者が最初にスロットマシン10で遊技を行ったときは、遊技回数は0〜99までの間にあるので、遊技回数レベルは0(初期値)である。よって、この場合は、第1演出データテーブル73aが選択される。これにより、選択される演出パターンは、演出パターンA1のみである。すなわち、初期のうちは、演出パターンA1に基づき、小役の当選可能性を報知する演出のみが出力される。また、演出パターンB1〜B7及びC1〜C7は、選択されないので、特別役の当選可能性を報知する演出は出力されない。
そして、遊技者により遊技が継続され、累積遊技回数が100以上になると、遊技回数レベルは、0から1になる。この場合には、第2演出データテーブル73bが選択される。これにより、選択される演出パターンは、演出パターンA1〜A2、B1及びC1のいずれかとなる。
さらに、遊技回数が5百万回以上となり、遊技回数レベルが10になると、第11演出データテーブル73kが選択される。この場合には、全ての演出パターンA1〜A7、B1〜B7、及びC1〜C7のうち、いずれかの演出パターンが選択されるようになる。
以上のことから明らかなように、演出パターンAn〜Cn(n=1〜7)のうち、nの値が大きい演出パターンほど、遊技回数レベルが高くならないと選択されないように設定されている。
(演出パターン選択手段)
演出パターン選択手段74は、演出データテーブル73の中から、いずれかの演出パターンを抽選によって選択するものである。
演出パターン選択手段74は、本実施形態では、以下の手段を備える。
(遊技回数レベル判断手段)
遊技回数レベル判断手段74aは、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績中、その遊技者の累積遊技回数から、遊技者の遊技回数レベルを判断するものである。本実施形態では、図4に示したように、遊技回数に応じて、0〜10の段階のうち、いずれに該当するかを判断する。例えば、遊技回数が200回であるときは、遊技回数レベルを1と判断する。
(演出データテーブル選択手段)
演出データテーブル選択手段74bは、遊技回数レベル判断手段74aの判断結果に基づいて、いずれかの演出データテーブル73を選択するものである。例えば、上記のように、遊技回数レベル判断手段74aにより遊技回数レベルが1と判断されたときは、第2演出データテーブル73bを選択する。
次に、演出パターン選択手段74は、演出データテーブル選択手段74bにより選択された演出データテーブル73から、いずれかの演出パターンを選択する。ここで、演出パターン選択手段74は、例えばソフト乱数を用いて、上述の役抽選手段61と同等の手法を用いて、抽選によって演出パターンを選択する。また、各演出パターンには、その選択確率が予め定められている。そして、演出パターン選択手段74は、その選択確率に従い、いずれかの演出パターンを選択する。
(演出出力制御手段)
演出出力制御手段75は、演出パターン選択手段74により選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御するものである。図3で示したように、各演出パターンには、それぞれ所定の時に、所定の演出を出力すべきことが定められているので、それに従って、バックランプ33、スピーカ34及び画像表示装置35から、所定の演出を出力するように制御する。
(演出実行判断手段)
演出実行判断手段76は、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績に基づいて、演出パターン選択手段74により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断するものである。
本実施形態では、演出実行判断手段76は、通常遊技中、及びBBゲーム中の第1遊技において、演出を出力するか否かを判断する。
(遊技レベル判断手段)
演出実行判断手段76は、遊技レベル判断手段76aを備える。遊技レベル判断手段76aは、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績に基づいて、遊技者の遊技レベルを判断するものである。
そして、演出実行判断手段76は、遊技レベル判断手段76aの判断結果、さらにはその遊技者の累積遊技回数に基づいて、演出パターン選択手段74により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断する。
図5は、遊技レベル判断手段76aにより判断される遊技レベルXと、通常遊技中における小役の報知の演出との関係を示す図である。
上述のように、遊技実績記憶手段71には、その遊技者により行われた累積遊技回数、及び通常遊技中の当選小役の入賞率が記憶されている。そして、本実施形態では、遊技レベル判断手段76aは、これらの遊技回数、及び当選小役の入賞率とから遊技レベルXを判断する。
図5に示すように、遊技レベルXは、−5〜+5までの11段階に区分して設定されている。遊技レベルXは、値が大きい方が遊技レベルが高いことを意味する。
遊技レベルXは、第1に、通常遊技中の当選小役の入賞率に基づき判断される。例えば、この入賞率が82%未満であるときは、−5と判断される。さらに、この入賞率が82%以上、84%以上、86%以上、及び88%以上となるに従って、遊技レベルXは、それぞれ、−4、−3、−2、及び−1と判断される。
さらに、当選小役の入賞率が90%以上であるか、又は遊技回数が千回以上であるときは、遊技レベルXは、0と判断される。さらに、遊技レベルXは、当選小役の入賞率や、累積遊技回数が所定値以上となることによって、+1〜+5と判断される。
このようにして、遊技レベル判断手段76aが遊技レベルXを判断すると、その判断結果に応じて、演出実行判断手段76は、演出を出力するか否かを判断する。例えば遊技レベルXが−5と判断された場合において、演出パターンが選択されると、必ずその演出パターンに従って演出が出力される。すなわち、遊技レベルXが−5であるときは、演出を出力しないと判断されることはない。
これに対し、遊技レベルXが−4と判断された場合において、演出パターンA1、B1及びC1が選択されたときは、これらの演出パターンに基づく演出は出力しないと判断される。遊技レベルXの値が大きくなるほど、すなわち遊技レベルXが高くなるほど、出力されない演出が多くなる。例えば、遊技レベルXが+5と判断されたときは、演出パターンA1〜A6、B1〜B6、及びC1〜C6が選択されたときは、これらの演出パターンに基づく演出は全て出力しないと判断される。すなわち、遊技レベルXが+5であるときは、演出パターンA7、B7、及びC7が選択されたときのみ、その演出パターンに従って、演出が出力される。
本実施形態では、遊技レベルXが高くなるほど、出現しにくく(選択される確率が低く)、かつ信頼度が高い演出が出力されるようになる。
また、このように、遊技レベルXの値に応じて、演出を出力するか否かが異なることにより、図5に示すように、小役の報知の演出頻度が異なるようになる。
例えば、遊技レベルXが−5であるときは、取りこぼし小役(当選したが入賞しなかった小役)があるときは、90%の割合で報知の演出が出力される。また、当選小役があるときは、40%の割合で報知の演出が出力される。
これに対し、遊技レベルXが+5であるときは、小役に関する演出は一切行われない。
なお、図5中、遊技レベルXが+3であるときに、小役の報知の演出として、取りこぼし小役A、Bが20%の割合で報知される。これは、複数の小役のうち、小役A、Bに関しては、取りこぼし時に20%の割合で報知されることを意味する。小役A、B以外の小役に関しては、取りこぼしがあっても報知されることはない。また、遊技レベルXが+4であるときは、小役のうち、小役Aに関してのみ、取りこぼし時に20%の割合で報知される。
以上は、通常遊技中におけるものである。これに対し、BBゲームの第1遊技中においても、遊技レベルに応じて演出を出力するか否かが判断される。
図6は、遊技レベル判断手段76aにより判断される遊技レベルYと、BBゲームの第1遊技中における小役等の報知の演出との関係を示す図である。
上述のように、遊技実績記憶手段71には、BBの入賞回数、及びBBゲームでの獲得枚数(複数のBBゲームが行われたときは、その平均値)が記憶されている。そして、本実施形態では、遊技レベル判断手段76aは、これらのBBの入賞回数、及びBBゲームでの獲得枚数とから遊技レベルYを判断する。
図6に示すように、遊技レベルYは、−5〜+5までの11段階に区分して設定されている。遊技レベルYは、値が大きい方が遊技レベルが高いことを意味する。
遊技レベルYは、第1に、BBゲームでの獲得枚数に基づき判断される。例えば、この獲得枚数が基準値(期待値等)の82%未満であるときは、−5と判断される。さらに、この獲得枚数が基準値の82%以上、84%以上、86%以上、及び88%以上となるに従って、遊技レベルYは、それぞれ、−4、−3、−2、及び−1と判断される。
さらに、BBゲームでの獲得枚数が基準値の90%以上であるか、又はBB入賞回数が20回以上であるときは、遊技レベルYは、0と判断される。さらに、遊技レベルYは、BBゲームでの獲得枚数や、BBの入賞回数が所定値以上となることによって、+1〜+5と判断される。
このようにして、遊技レベル判断手段76aが遊技レベルYを判断すると、その判断結果に応じて、演出実行判断手段76は、BBゲームの第1遊技中に、演出を出力するか否かを判断する。例えば遊技レベルYが−5と判断された場合は、取りこぼし小役以外の全ての小役等(当選小役、及び第1遊技から第2遊技に移行させるためのシフト役)について、報知の演出が出力される。
これに対し、例えば、遊技レベルYが0と判断されたときは、取りこぼし小役及び当選小役があるときは、85%の割合で報知の演出が出力される。さらに、シフト役が当選したときは、報知の演出が出力される。
さらに、例えば、遊技レベルYが+5と判断されたときは、取りこぼし小役や当選小役があっても、報知の演出は出力されず、シフト役に当選したときのみ、報知の演出が出力される。
(演出出力中止手段)
演出出力中止手段77は、演出実行判断手段76により演出を出力しないと判断されたときは、選択された演出パターンによる演出の出力を中止するように制御するものである。すなわち、演出実行判断手段76により演出を出力しないと判断されたときは、演出出力中止手段77により、選択された演出パターンに基づくバックランプ33の点灯等による演出を出力しないようにする。
続いて、遊技の流れの概略について説明する。
遊技者は、スロットマシン10で遊技を行うときは、先ず、外部記録媒体Cを外部記録媒体処理装置90の外部記録媒体出入れ口91から挿入する。これにより、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に記録された遊技実績が読み取られ、その遊技実績が遊技実績記憶手段71に記憶される。次に、遊技者は、メダル投入口21からメダルを投入するか、又はベットスイッチ23を操作して有効ラインを有効化し、スタートスイッチ41をオンする。これにより、全リール31が始動される。
なお、本実施形態では、外部記録媒体Cが挿入されないで、メダルが投入されたり、スタートスイッチ41がオンされたときは、遊技実績記憶手段71に、遊技実績の初期値を記憶するようにする。なお、外部記録媒体Cが挿入されたことを条件として、メダルを受け付けるようにしたり、あるいはスタートスイッチ41の操作を受け付けるようにしても良い。
遊技者は、各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上のリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは、その役の入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技者は、遊技を終了するときは、外部記録媒体処理装置90に挿入した外部記録媒体Cを取り出す。このときに、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1には、更新された最新の遊技実績が書き込まれる。すなわち、外部記録媒体Cに記録されている遊技実績が更新される。
したがって、スロットマシン10で次回の遊技を行うときは、外部記録媒体Cを挿入すれば、その遊技者がそれまで蓄積した遊技実績に基づいて、その遊技者に見合った演出が出力されることになる。
次に、外部記録媒体Cの処理の流れを、フローチャートに基づき説明する。図7は、外部記録媒体Cの処理の流れを示すフローチャートである。
図7のステップS1において、外部記録媒体処理装置90の外部記録媒体検知手段92は、外部記録媒体出入れ口91から外部記録媒体Cが挿入されたか否かを検知し続ける。そして、外部記録媒体Cが検知されたときは、ステップS2に進み、遊技実績読取り手段93は、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に記録された遊技実績を読み取る。
次にステップS3に進み、読み取られた遊技実績は、遊技実績記憶手段71に記憶される。ここで、上述したように、遊技実績記録部C1に遊技実績が記録されていないとき、又は遊技実績が初期状態であることを示す情報が記録されているときは、遊技実績記憶手段71には、初期値の遊技実績が記憶される。
ステップS4では、外部記録媒体Cの排出要求があったか否かが判別される。例えば、遊技者が遊技を終了するときに、外部記録媒体Cの排出用の操作スイッチが操作されたか否か等を判断する。
そして、外部記録媒体Cの排出要求があったと判断したときは、ステップS5に進み、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技実績、すなわち更新された最新の遊技実績を読み出す。そして、次のステップS6で、遊技実績書込み手段94は、ステップS5で読み出された遊技実績を、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に書き込む。これにより、それまで記録されていた遊技実績が書き換えられる。
次にステップS7に進み、外部記録媒体排出手段95により、外部記録媒体Cを外部記録媒体出入れ口91から排出する。
続いて、本実施形態における遊技中の処理の流れをフローチャートに基づき説明する。図8及び図9は、1遊技における処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9は、図8に続くフローチャートである。
先ず、図7のフローチャートで示したように、遊技者により外部記録媒体Cが外部記録媒体処理装置90に挿入されると、その外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1に記録された遊技実績が読み取られ、遊技実績記憶手段71に記憶される(図7のステップS1〜ステップS3)。
次に、図8のステップS11において、遊技制御手段60は、メダルセンサ22又はベットスイッチ23からの入力信号を検知し続ける。そしてこれらのいずれかの入力信号を検知したとき、すなわちメダルの投入を検知したときは、その投入されたメダル枚数に応じて有効ラインを有効化する処理等を行い、ステップS12に進む。ステップS12では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知されると、ステップS13に進み、役抽選手段61は、役の抽選を行う。
次のステップS14では、演出パターン選択手段74の遊技回数レベル判断手段74aは、遊技実績記憶手段71に記憶されたその遊技者の累積遊技回数を読み取り、図4で示したように、遊技回数レベルが0〜10のうちいずれに該当するかを判断する。さらに、次のステップS15では、演出データテーブル選択手段74bは、遊技回数レベル判断手段74aの判断結果に基づいて、第1演出データテーブル73a〜第11演出データテーブル73kのうち、いずれかの演出データテーブル73を選択する。
演出データテーブル73が選択されると、次のステップS16で、演出パターン選択手段74は、その演出データテーブル73から、いずれかの演出パターンを抽選によって選択する。次に、ステップS17に進み、遊技レベル判断手段76aは、遊技レベルを判断する。例えば、通常遊技中においては、遊技実績記憶手段71に記憶された当選小役の入賞率及びその遊技者の累積遊技回数を読み取り、遊技レベルXが−5〜+5のうちいずれに該当するかを判断する。また、BBゲームの第1遊技中においては、遊技実績記憶手段71に記憶されたBBゲームでの獲得枚数及びBB入賞回数を読み取り、遊技レベルYが−5〜+5のうちいずれに該当するかを判断する。
次に、ステップS18に進み、演出実行判断手段76は、ステップS17での遊技レベル判断手段76aの判断結果に基づいて、選択された演出パターンに係る演出を出力するか否かを判断する。
そして、ステップS19に進み、ステップS18での判断の結果、演出の出力有りと判断されたときは、図9のステップS20以降の処理に進む。一方、演出の出力無しと判断されたときは、図9のステップS25以降の処理に進む。
図9のステップS20では、演出出力制御手段75は、選択された演出パターンに、スタートスイッチ41がオンされたときの演出が定められているか否かを判断するとともに、定められていると判断したときは、その内容に従い、演出を出力するように制御する。ここでの演出は、演出パターンに応じて異なり、演出がある場合とない場合とがあり、また、演出がある場合は、バックランプ33、スピーカ34、又は画像表示装置35のうちいずれを用いるか、さらにはどのような内容の演出を出力するかが異なるものである。
次に、ステップS21に進み、遊技制御手段60は、ストップスイッチ42からの入力信号を検知し続ける。そしてこの入力信号を検知したときは、ステップS22に進み、演出出力制御手段75は、選択された演出パターンに、ストップスイッチ42がオンされたときの演出が定められているか否かを判断するとともに、定められていると判断したときは、その内容に従い、演出を出力するように制御する。
なお、最初のストップスイッチ42がオンされたときにのみ演出がある場合、2番目のストップスイッチ42がオンされたときにのみ演出がある場合、及び最初と2番目のストップスイッチ42がオンされたときの双方に演出がある場合がある。さらに、最初と2番目のストップスイッチ42がオンされたときの双方に演出がある場合は、同一の演出である場合と、異なる演出である場合がある。
次のステップS23では、遊技制御手段60は、全てのストップスイッチ42がオンされたか否かを判断し、全てのストップスイッチ42がオンされていないと判断したときは、ステップS21に戻る。また、全てのストップスイッチ42がオンされたと判断したときは、ステップS24に進む。ステップS24では、選択された演出パターンに、全てのリール31の停止時における演出が定められているか否かを判断するとともに、定められていると判断したときは、その内容に従い、演出を出力するように制御する。そして、ステップS27に進む。
これに対し、図8のステップS19で演出の出力無しと判断されたときは、選択された演出パターンに、スタートスイッチ41がオンされたときの演出が定められている場合であってもその演出を出力することなく、ステップS25に進む。そして、遊技制御手段60は、ストップスイッチ42からの入力信号を検知し続ける。この入力信号を検知したときは、ステップS26に進み、遊技制御手段60は、全てのストップスイッチ42がオンされたか否かを判断する。全てのストップスイッチ42がオンされていないと判断したときは、ステップS25に戻る。また、全てのストップスイッチ42がオンされたと判断したときは、ステップS27に進む。ステップS25〜S26の処理により、選択された演出パターンに、ストップスイッチ42がオンされたときの演出が定められている場合であってもその演出は出力されない。
ステップS27では、入賞処理手段64の入賞判別手段は、有効ラインに停止した図柄の組合せが、いずれかの役の図柄の組合せと一致するか否か、すなわちいずれかの役が入賞したか否かを判別する。入賞有りと判別されたときは、ステップS28に進み、入賞処理手段64の払出し手段は、入賞した役に応じて、メダルの払出し等の処理を行い、ステップS29に進む。一方、ステップS27において役の入賞無しと判別されたときは、ステップS28の処理を行うことなくステップS29に進む。
ステップS29では、遊技制御手段60は、遊技実績の更新を行う。すなわち、遊技回数カウント手段72のカウント結果に基づいて遊技回数を更新するとともに、小役の当選があった場合は入賞の有無に応じて入賞率を演算し、その入賞率を更新する。また、BBゲーム中であるときは、BBゲームでの獲得枚数をカウントし、その値を更新する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、遊技実績のうち、遊技回数に対応する複数の演出データテーブル73を設けた。しかし、これに限らず、1つの演出パターン記憶手段のみを設け、この演出パターン記憶手段に、全ての演出パターンをまとめて記憶しておくようにしても良い。
そして、演出パターン選択手段74は、演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンのうち、遊技実績記憶手段71に記憶された遊技回数に基づき、いずれかの演出パターンを抽選によって選択するようにしても良い。例えば、特定の遊技回数に対応する演出パターンを予め定めておき、特定の遊技回数に対応する演出パターンを選択するときは、その定められた演出パターンの中からいずれかの演出パターンを抽選によって選択するようにすれば良い。
また、演出パターン記憶手段に全ての演出パターンをまとめて記憶しておく場合には、各演出パターンに、遊技回数に応じて選択される割合を定めておくことも可能である。例えば、演出パターンA1〜A7、B1〜B7、及びC1〜C7の全てを演出パターン記憶手段に記憶しておくとともに、各演出パターンごとに、遊技回数に応じて選択される確率を定めておくようにしても良い。
(2)本実施形態では、遊技実績書込み手段94を設けたが、例えば遊技実績読取り手段93のみを設け、遊技実績書込み手段94を設けないようにしても良い。この場合は、複数の遊技実績を記録した外部記録媒体Cを設けておき、遊技者の希望に応じて、いずれかの遊技実績を記録した外部遊技媒体Cを遊技者に提供すれば良い。
(3)外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1がICメモリからなる場合において、接触型ICメモリであるときは、本実施形態のように外部記録媒体出入れ口91を設け、外部記録媒体処理装置90の内部に外部記録媒体Cを取り込んだ後に、遊技実績記録部C1に記録された遊技実績を読み取るようにした。
これに対し、遊技実績記録部C1が非接触型ICメモリからなるものであっても良い。
この場合は、外部記録媒体処理装置90に遊技実績の送受信部を設け、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1から送信された遊技実績を受信する。さらに、遊技の終了時に操作される操作スイッチが遊技者により操作されたときは、外部記録媒体処理装置90の送受信部から、更新後の遊技実績のデータを外部記録媒体Cに送信し、外部記録媒体Cの遊技実績記録部C1の遊技実績を更新するようにしても良い。このようにすれば、外部記録媒体出入れ口91は不要である。
(4)本実施形態では、遊技実績記憶手段71は、その遊技者の過去の累積遊技回数、BBの入賞回数、当選小役の入賞率、及びBBゲームでの獲得枚数を記憶するようにした。しかし、これに限らず、1又は複数種類のどのような遊技実績を記憶しても良い。また、いずれの遊技実績に基づいて演出パターンを選択するようにしても良い。さらに、いずれの遊技実績に基づいて演出を行うか否かを判断するようにしても良い。
10 スロットマシン
21 メダル投入口
22 メダルセンサ
23 ベットスイッチ
31 リール
32 モータ
33 バックランプ
34 スピーカ
35 画像表示装置
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 リール停止制御手段
63 停止位置決定テーブル
64 入賞処理手段
71 遊技実績記憶手段
72 遊技回数カウント手段
73 演出データテーブル(演出パターン記憶手段)
73a 第1演出データテーブル
73b 第2演出データテーブル
73c 第3演出データテーブル
73d 第4演出データテーブル
73e 第5演出データテーブル
73f 第6演出データテーブル
73g 第7演出データテーブル
73h 第8演出データテーブル
73i 第9演出データテーブル
73j 第10演出データテーブル
73k 第11演出データテーブル
74 演出パターン選択手段
74a 遊技回数レベル判断手段
74b 演出データテーブル選択手段
75 演出出力制御手段
76 演出実行判断手段
76a 遊技レベル判断手段
77 演出出力中止手段
90 外部記録媒体処理装置
91 外部記録媒体出入れ口
92 外部記録媒体検知手段
93 遊技実績読取り手段
94 遊技実績書込み手段
95 外部記録媒体排出手段
C 外部記録媒体
C1 遊技実績記録部

Claims (1)

  1. 外部記録媒体に記録された遊技実績を読み取る遊技実績読取り手段と、
    前記遊技実績読取り手段で読み取った遊技実績を記憶するとともに、遊技中における遊技者の入力操作に基づいて、記憶した遊技実績を更新していく遊技実績記憶手段と、
    演出内容を定めた複数種類の演出パターンを記憶した演出パターン記憶手段と、
    前記演出パターン記憶手段に記憶された演出パターンの中から、いずれかの演出パターンを抽選によって選択する演出パターン選択手段と、
    前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出出力制御手段と、
    前記遊技実績記憶手段に記憶された遊技実績に基づいて、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンによる演出を出力するか否かを判断する演出実行判断手段と、
    前記演出実行判断手段により演出を出力しないと判断されたときは、選択された演出パターンによる演出の出力を中止する演出出力中止手段と
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
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