JPH07302526A - キートップ板 - Google Patents

キートップ板

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JPH07302526A
JPH07302526A JP6114632A JP11463294A JPH07302526A JP H07302526 A JPH07302526 A JP H07302526A JP 6114632 A JP6114632 A JP 6114632A JP 11463294 A JP11463294 A JP 11463294A JP H07302526 A JPH07302526 A JP H07302526A
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Yasutoshi Kako
泰俊 加来
Akio Kai
明夫 海
Atsushi Hari
篤志 播
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2217/00Facilitation of operation; Human engineering
    • H01H2217/028Facilitation of operation; Human engineering on planes with different or alterable inclination, e.g. convex plane
    • H01H2217/03Concave plane
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2217/00Facilitation of operation; Human engineering
    • H01H2217/042Higher keytops
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/044Injection moulding
    • H01H2229/047Preformed layer in mould

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外装ケースの表面が異なる2方向に湾曲する
ように形成されていても、これに容易に対応できるハー
ドキータイプのキートップ板を提供すること。 【構成】 樹脂フイルムからなるフイルム板11を具備
する。フイルム板11の面の直交する2方向G,Hに向
かってそれぞれ7個と3個のキートップ13を取り付け
る。キートップ板10の方向Hに向かう3個のキートッ
プ13の内、中央のキートップ13のフイルム板11か
らの高さL2を両側のキートップ13のフイルム板11
からの高さL1よりも高くする。外装ケースの表面形状
が直交する2方向G,Hに向かって湾曲していても、キ
ートップ板10は一方向Gのみに向かって湾曲せしめる
だけで良い。他方向Hについては、各キートップ13の
高さL1,L2を変化せしめることによってその湾曲形状
に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の押釦スイッチ用
のキートップを1枚のフイルム板上に設けたキートップ
板に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、1枚の樹脂製フイルム板上に多数の
キートップを形成したキートップ板が利用されている。
図7はこの種の従来のキートップ板の使用例を示す分解
斜視図である。
【0003】同図に示すようにこのキートップ板80は
その上に外装ケース90を取り付け、その下に硬質基板
95を取り付けて使用される。ここでキートップ板80
は可撓性を有するフイルム板81の中に、多数のキート
ップ83を取り付けて構成されている。このキートップ
83はフイルム板81にモールド樹脂を成型することに
よって形成されている。
【0004】外装ケース90は硬質の合成樹脂板で、前
記キートップ板80の各キートップ83に対向する位置
に貫通孔91を設けて構成されている。また硬質基板9
5はその上面の前記各キートップ83に対向する位置に
金属ドーム状の可動接点97を設けて構成されている。
【0005】そしてこれら外装ケース90とキートップ
板80と基板95を重ね合わせるが、このときキートッ
プ板80と基板95にそれぞれ設けた貫通孔85,99
に外装ケース90の下面に設けた突起(図示せず)を挿
入し、その先端を基板95の下面側で熱かしめする。こ
れによってこれら各部材は一体化される。
【0006】そして外装ケース90の貫通孔91から露
出するキートップ83を指で押圧すれば、キートップ8
3下面に設けた押圧部(図示せず)が可動接点97を押
圧してこれをオンする。
【0007】なおキートップ板80は可撓性があるの
で、たとえ外装ケース90が1方向に向かって凸又は凹
状に湾曲していてもこれに容易に対応して同様に湾曲で
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年電子機器
の中には外装ケースのキートップを取り付ける部分の表
面形状を2方向に向かって凸又は凹状に湾曲させたも
の、即ち3次元的な湾曲形状を有するものが登場してい
る。
【0009】図5はこのような電子機器の一例にかかる
携帯電話機100を示す斜視図である。また図6は図5
に示す携帯電話機100のキートップ83部分の概略断
面図であり、同図(a)は図5に示すC方向の断面図、
同図(b)は図5に示すD方向の断面図である。
【0010】両図に示すようにこの携帯電話機100の
外装ケース103の表面には、プッシュホンダイヤル用
等の多数のキートップ83が露出している。
【0011】そしてこの外装ケース103のキートップ
83を取り付けた部分は横方向(C方向)に向かって凸
状に湾曲しており、また縦方向(D方向)に向かって凹
状に湾曲している。
【0012】そしてこの外装ケース103の形状に添う
ようにその裏面に図7に示す構造のキートップ板80を
取り付けようとすると、該キートップ板80も図8に示
すように、C方向に向かっては凸状に湾曲し、D方向
(C方向と直交する方向)に向かっては凹状に湾曲する
ようにしなければならない。
【0013】しかしながらこのようにキートップ板80
のフイルム板81を湾曲することは不可能である。何故
ならC方向とD方向に同時に湾曲させようとすると、図
8に示す2辺aとbは伸びなければならず、一方その中
央部dは縮まなければならなくなるからである。フイル
ム板81は伸ばしたり縮めたりすることができない。
【0014】一方この問題を解決するためには、前記キ
ートップ板80全体をラバーで構成すれば良い。キート
ップ板80としてラバーを用いれば、これを図8に示す
ように湾曲することが可能となる。
【0015】しかしながらキートップ板80としてラバ
ーを用いた場合は、そのキートップ83部分もラバーで
構成することとなるが、このキートップ83は軟らか
く、いわゆるハードキーにならず、その押圧感覚が悪い
という問題点があった。またキートップ板80のコスト
が高くなるという問題点もあった。
【0016】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、たとえ外装ケースの表面が異なる2方
向に湾曲するように形成されていても、これに容易に対
応できるハードキータイプのキートップ板を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、可撓性を有する樹脂フイルムからなるフイ
ルム板を具備し、該フイルム板の面の少なくとも異なる
2方向に向かってそれぞれ複数個ずつのキートップを取
り付け、且ついずれか一方の方向に向かって湾曲された
状態で他の部材に取り付けられる構造の押釦スイッチの
キートップ板において、前記キートップ板の湾曲されな
い方向に向かう複数個のキートップの内、少なくとも1
個のキートップのフイルム板からの高さを、他のキート
ップのフイルム板からの高さよりも高く或いは低くし
た。
【0018】また本発明は、可撓性を有する樹脂フイル
ムからなるフイルム板を具備し、該フイルム板の面の少
なくとも異なる2方向に向かってそれぞれ複数個ずつの
キートップを取り付け、且ついずれか一方の方向に向か
って湾曲された状態で他の部材に取り付けられる構造の
押釦スイッチのキートップ板において、前記キートップ
板の所定位置を、該キートップ板を複数の部分に分割す
るように1本以上の連結部を残して切り欠き、該連結部
の部分を境にしてキートップ板を折り曲げた。
【0019】また本発明は、可撓性を有する樹脂フイル
ムからなるフイルム板を具備し、該フイルム板の面の少
なくとも異なる2方向に向かってそれぞれ複数個ずつの
キートップを取り付け、且ついずれか一方の方向に向か
って湾曲された状態で他の部材に取り付けられる構造の
押釦スイッチのキートップ板において、前記各キートッ
プの下面から突出する各押圧部のフイルム板からの高さ
を、該キートップ板を湾曲させた状態で各押圧部下面の
位置がほぼ同一平面上に位置するようにその高さを異な
らせしめた。
【0020】
【作用】このキートップ板を取り付ける外装ケースの表
面形状が、異なる2方向に向かって湾曲または折り曲げ
られていても、キートップ板は一方の方向のみに向かっ
て湾曲せしめるだけで良い。他方の方向については、各
キートップの高さを変化することによってその湾曲形状
に対応するか、または連結部の部分で折り曲げることに
よって対応する。
【0021】またキートップの各押圧部のフイルム板か
らの高さを異ならせることで、このキートップ板の下に
配置する基板を平面状にできる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の第1実施例にかかるキート
ップ板10を示す図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)は同図(a)のE−E断面図、同図(c)は同図
(a)のF−F断面図である。
【0023】同図に示すようにこのキートップ板10
は、可撓性を有する熱可塑性の合成樹脂フイルム(例え
ばポリエチレンテレフタレート,ポリエチレンナフタレ
ート等)からなるフイルム板11を具備し、該フイルム
板11の面の縦方向Gと横方向Hに向かってそれぞれ複
数個ずつのキートップ13を取り付けて構成されてい
る。
【0024】ここで各キートップ13は、フイルム板1
1を上方向に向かって湾曲せしめると同時に該湾曲部1
2の下面側凹部内にモールド樹脂15を充填固化せしめ
ることによって該湾曲部12とモールド樹脂15を直接
溶着一体化せしめることによって構成されている。
【0025】ここで図9はフイルム板11にキートップ
13を形成する具体的方法を説明するための要部概略側
断面図である。同図に示すように、フイルム板11を上
金型200と下金型250の間に挟み込む。ここで上金
型200にはキートップ13を形成するための凹部20
1が設けられており、また下金型250にはキートップ
13の押圧部16を形成するための凹部251が設けら
れている。また下金型250の凹部251には、ピンゲ
ート253が設けられている。
【0026】そしてピンゲート253から高温・高圧に
て熱可塑性の溶融モールド樹脂(例えばポリカーボネー
ト樹脂)を圧入すれば、フイルム板11の凹部201に
位置する部分が熱と圧力で引き延ばされながら押し上げ
られて変形し、点線で示すように凹部201の内面に密
着して湾曲部12が形成され、同時に該凹部201と凹
部251内に溶融樹脂が充填される。
【0027】ところでこのように樹脂フイルムを高温・
高圧状態で引き延ばしながらこれに高温高圧のモールド
樹脂を触れさせれば、該樹脂フイルムとモールド樹脂は
何らの接着剤を用いなくても両者は一体に強固に融着さ
れることが本発明者の各種実験によって見出されてい
る。
【0028】従って前記フイルム板11の湾曲部12と
圧入されたモールド樹脂15とは何らの接着剤なしに強
固に融着され、剥がれることはない。
【0029】そして上下金型200,250を取り外せ
ば、図1に示すキートップ板10が完成する。
【0030】ところで図1(c)に示すように、本発明
にかかるキートップ板10の横方向Hに向かう各キート
ップ13の内、中央のキートップ13は、両側のキート
ップ13のフイルム板11からの高さL1よりもその高
さL2を高く構成している。
【0031】一方キートップ板10の縦方向Gに向かう
各キートップ13の高さは各列において、それぞれ同一
の高さとされている。つまり左側の列の各キートップ1
3と右側の列の各キートップ13の高さはいずれもL1
で同一とされ、中央の列の各キートップ13の高さはL
2で同一とされている。
【0032】またキートップ13下面の押圧部16の高
さは、同図(b)に示すように、各キートップ13の縦
方向Gに向かって、それぞれフイルム板11からの高さ
が異ならされている。一方該押圧部16の高さは、同図
(c)に示すように、横方向Hに向かっては同一とされ
ている。
【0033】次に図2は外装ケース20の裏面側に前記
キートップ板10と基板30を取り付けた状態を示す図
であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)
のK−K断面図、同図(c)は同図(a)のL−L断面
図である。
【0034】同図に示すように、外装ケース20の表面
は横方向Hには凸状に湾曲しており、同時に縦方向Gに
は凹状に湾曲している。そしてこの外装ケース20の前
記各キートップ13に対向する位置には多数の貫通孔2
1が設けられており、一方その下面側からは4本の突起
23が突出されている。
【0035】次に基板30は平板状の硬質基板上に多数
のスイッチ接点31を設けて構成されている。各スイッ
チ接点31は前記各キートップ13の押圧部16に対向
する位置に設けられており、該各スイッチ接点31の上
には金属ドーム状の可動接点33が貼り付けられてい
る。
【0036】そしてこれらを組み立てるには、まず外装
ケース20の裏面側にキートップ板10を密着するよう
に取り付ける。このとき外装ケース20の突起23をキ
ートップ板10に設けた孔17(図1(a)参照)に挿
入する。この状態で各キートップ13は外装ケース20
の各貫通孔21から表面に露出する。
【0037】次にキートップ板10の裏面側に、矩形状
の枠状スペーサ25を取り付け、さらにその裏面側に基
板30を取り付ける。このとき外装ケース20の突起2
3を基板30に設けた孔35(図2(b)参照)に挿入
してその先端を熱かしめし、これによってこれら各部材
を一体に固定する。これによってキートップ板10の外
周は枠状スペーサ25によって外装ケース20の裏面に
押し付けられるので、該キートップ板10は外装ケース
20の裏面に密着する。また各押圧部16は各可動接点
33上に当接又は接近する。そして各キートップ13を
押圧すれば、その押圧部16が可動接点33を反転させ
ると共に、その下のスイッチ接点31をオンする。
【0038】ところでこのとき、キートップ板10を構
成するフイルム板11は縦方向Gには凹状に湾曲してい
るが、横方向Hには湾曲しておらず直線状である。即ち
フイルム板11の湾曲は1方向のみに向かって行われて
いるのでその湾曲は容易に行える。
【0039】一方横方向Hにはフイルム板11は湾曲し
ていないが、その分横方向Hに並ぶキートップ13の高
さをその中央の列のもののみが高くなるように(高さL
2)構成しており、これによって外装ケース20の横方
向Hへの凸状の湾曲表面に対応することができる。
【0040】次に図3は本発明の第2実施例にかかるキ
ートップ板40を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は同図(a)のM−M断面図、同図(c)は
同図(a)のN−N断面図である。
【0041】同図に示すようにこのキートップ板40
は、前記キートップ板10と同様に、可撓性を有する熱
可塑性の合成樹脂フイルムからなるフイルム板41を具
備し、該フイルム板41の面の縦方向Gと横方向Hに向
かってそれぞれ複数個ずつのキートップ43を取り付け
て構成されている。そして各キートップ43は、前記キ
ートップ13と同様に、フイルム板41を上方向に向か
って湾曲せしめると同時に該フイルム板41の湾曲部4
2の下面側にモールド樹脂45を充填固化せしめること
によって該湾曲部42とモールド樹脂45を直接溶着一
体化せしめることによって構成されている。なおモール
ド樹脂45の下面には押圧部46が設けられている。
【0042】このキートップ板40において前記キート
ップ板10と相違する点は、いずれのキートップ43の
フイルム板41からの高さL3も同一とした点と、その
ほぼ中央位置に1本の連結部49を残して切り欠いた点
である。なお押圧部46の長さは必要に応じてキートッ
プ43毎に異なっている。
【0043】次に図4は外装ケース50の裏面側に前記
キートップ板40と基板60を取り付けた状態を示す図
であり、同図(a)は図3に示すM−M部分の切断部に
相当する側断面図、同図(b)は図3に示すN−N部分
の切断部に相当する側断面図、同図(c)は図3に示す
O−O部分の切断部に相当する側断面図である。
【0044】同図(b),(c)に示すように外装ケー
ス50は、図3に示す横方向Hに向かって湾曲してい
る。この湾曲面は外装ケース50の上下全体にわたって
いる。
【0045】一方同図(a)に示すようにこの外装ケー
ス50は、図3に示す縦方向Gに向かって直線状に形成
されており、その略中央位置Pにおいて折り曲げられて
いる。なおこの折り曲げられた位置Pは、前記キートッ
プ板40の連結部49に対向する位置にある。また外装
ケース50の各キートップ43に対向する位置には、貫
通孔51が設けられている。
【0046】基板60は平板状であり、それぞれキート
ップ板40の各押圧部46に対向する位置に可動接点6
3付きのスイッチ接点61が設けられている。
【0047】そしてこのキートップ板40を外装ケース
50の下面側に配置し、その下に枠状スペーサ55を介
して基板60を固定する(固定手段は図示せず)。キー
トップ板40は枠状スペーサ55によってその外周が外
装ケース50の下面に押し付けられ、該外装ケース50
の下面に密着するように固定される。この状態で各キー
トップ43は外装ケース50の各貫通孔51から表面に
露出する。
【0048】このときキートップ板40はその全体が横
方向Hに向かって凸状に湾曲した状態で位置P部分で縦
方向Gに向かって折り曲げられているが、該折り曲げら
れる位置Pは連結部49のみによって連結されているの
で、たとえキートップ板40全体が横方向Hに湾曲して
いても、その折り曲げが容易に行える。つまり一方の方
向に湾曲し、他方の方向に折り曲げられた表面形状の外
装ケースに容易に対応できる。
【0049】なおこの実施例においては連結部49部分
でキートップ板40を2つに折り曲げる例を示したが、
該連結部49を複数箇所に設けてキートップ板40を複
数箇所で折り曲げてもよい。また一箇所に設ける連結部
49の数を1本でなく複数本としても良い。
【0050】また上記第1,第2実施例においては、キ
ートップ板を一方の方向に湾曲し、且つ該湾曲する方向
とは直交する方向に湾曲又は折り曲げる例を示したが、
該湾曲したり折り曲げる方向を直交方向以外の他の方向
としても良い。
【0051】上記第1実施例(第2実施例でも同様)で
はフイルム板11にキートップ13を取り付ける構造と
して、フイルム板11を上方向に向かって湾曲せしめる
と同時に該フイルム板11の湾曲部12内にモールド樹
脂を充填固化せしめることによってフイルム板11とモ
ールド樹脂15を直接溶着せしめる例を示したが、フイ
ルム板11の材料や、モールド樹脂15の材料や、他の
モールド樹脂15の成型条件によっては、両者の接着強
度が強くない場合がある。このような場合は、両者間に
接着剤層を介在させて接着すれば良い。接着剤層の材質
は、塩化ビニール樹脂,ポリエステル樹脂等のホットメ
ルト型接着剤でも良いし、ウレタン樹脂,エポキシ樹脂
等の熱硬化型接着剤でもよい。
【0052】このようにフイルム板11に何ら貫通孔を
設けずにキートップ13を設ければ、このキートップ板
10に防水効果を持たせることができ、好適である。
【0053】なお本発明は上記構造のキートップ板に限
定されるものではなく、例えばフイルム板に貫通孔を設
け、該貫通孔を介してその上下にモールド樹脂を充填
し、これによってキートップを形成しても良い。またフ
イルム板のキートップを設けた部分の周囲を例えばC字
状に切り欠いて、キートップの上下動作を容易としても
良い。
【0054】要は可撓性を有する樹脂フイルムからなる
フイルム板の面の少なくとも異なる2方向(直交する方
向でなくても良い)に向かってそれぞれ複数個ずつのキ
ートップを取り付けた構造のキートップ板であれば、ど
のような構造のものでも良いのである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるキートップ板によれば、たとえ外装ケースの表面が
2方向に湾曲したり折り曲げられたりしていても、これ
に容易に対応してハードキータイプの各キートップを外
装ケースの貫通孔から表面に露出できるという優れた効
果を有する。
【0056】またキートップの各押圧部のフイルム板か
らの高さを異ならせたので、このキートップ板の下に配
置する基板を平面状にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるキートップ板10
を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同
図(a)のE−E断面図、同図(c)は同図(a)のF
−F断面図である。
【図2】外装ケース20の裏面側にキートップ板10と
基板30を取り付けた状態を示す図であり、同図(a)
は平面図、同図(b)は同図(a)のK−K断面図、同
図(c)は同図(a)のL−L断面図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかるキートップ板40
を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同
図(a)のM−M断面図、同図(c)は同図(a)のN
−N断面図である。
【図4】外装ケース50の裏面側にキートップ板40と
基板60を取り付けた状態を示す図であり、同図(a)
は図3に示すM−M部分の切断部に相当する側断面図、
同図(b)は図3に示すN−N部分の切断部に相当する
側断面図、同図(c)は図3に示すO−O部分の切断部
に相当する側断面図である。
【図5】携帯電話機100を示す斜視図である。
【図6】図5に示す携帯電話機100のキートップ83
部分の概略断面図であり、同図(a)は図5に示すC方
向の断面図、同図(b)は図5に示すD方向の断面図で
ある。
【図7】従来のキートップ板の使用例を示す分解斜視図
である。
【図8】キートップ板80を直交する2方向に湾曲させ
た状態を示す斜視図である。
【図9】フイルム板11にキートップ13を形成する具
体的方法を説明するための要部概略側断面図である。
【符号の説明】 10,40 キートップ板 11,41 フイルム板 12,42 湾曲部 13,43 キートップ 15,45 モールド樹脂 49 連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるフ
    イルム板を具備し、該フイルム板の面の少なくとも異な
    る2方向に向かってそれぞれ複数個ずつのキートップを
    取り付け、且ついずれか一方の方向に向かって湾曲され
    た状態で他の部材に取り付けられる構造の押釦スイッチ
    のキートップ板において、 前記キートップ板の湾曲されない方向に向かう複数個の
    キートップの内、少なくとも1個のキートップのフイル
    ム板からの高さが、他のキートップのフイルム板からの
    高さよりも高く或いは低くせしめられていることを特徴
    とするキートップ板。
  2. 【請求項2】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるフ
    イルム板を具備し、該フイルム板の面の少なくとも異な
    る2方向に向かってそれぞれ複数個ずつのキートップを
    取り付け、且ついずれか一方の方向に向かって湾曲され
    た状態で他の部材に取り付けられる構造の押釦スイッチ
    のキートップ板において、 前記キートップ板の所定位置を、該キートップ板を複数
    の部分に分割するように1本以上の連結部を残して切り
    欠き、該連結部の部分を境にして折り曲げたことを特徴
    とするキートップ板。
  3. 【請求項3】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるフ
    イルム板を具備し、該フイルム板の面の少なくとも異な
    る2方向に向かってそれぞれ複数個ずつのキートップを
    取り付け、且ついずれか一方の方向に向かって湾曲され
    た状態で他の部材に取り付けられる構造の押釦スイッチ
    のキートップ板において、 前記各キートップの下面から突出する各押圧部のフイル
    ム板からの高さは、該キートップ板を湾曲させた状態で
    各押圧部下面の位置がほぼ同一平面上に位置するように
    その高さを異ならせしめていることを特徴とするキート
    ップ板。
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