JPH07299386A - 空気清浄器及び粒子状物質濃度検出器 - Google Patents

空気清浄器及び粒子状物質濃度検出器

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JPH07299386A
JPH07299386A JP9672694A JP9672694A JPH07299386A JP H07299386 A JPH07299386 A JP H07299386A JP 9672694 A JP9672694 A JP 9672694A JP 9672694 A JP9672694 A JP 9672694A JP H07299386 A JPH07299386 A JP H07299386A
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current
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JP9672694A
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Daisuke Hara
大輔 原
Yoshiyuki Sera
欣之 瀬良
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉塵濃度検出器の出力から正確にファン制御
を行うとともに、正確な粉塵濃度の表示及びアース極板
洗浄時期の表示を行う空気清浄器を得る。 【構成】 集塵部21に流れる放電電流の電流値を変換
手段22により検出し、基準値設定手段23に設定され
ている所定時間前の電流値と比較手段25において比較
し、この比較結果に基づいて粉塵濃度表示手段26によ
る粉塵濃度の表示及びファン28の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両内や室内等の空気
を清浄することに用いられる空気清浄器及び空気中の粒
子状物質の濃度を検出する粒子状物質濃度検出器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、室内の空気を清浄化する空気清
浄器としては、電気集塵機構と機械的フィルタ機構との
組み合わせを用いたものが知られており、これらの集塵
機構への空気の流入は、送風ファンによって行われてい
る。これらの空気清浄機においては、室内の空気の汚染
度合いが高くなったときは、送風ファンの回転数を上げ
て集塵機構への空気流入量を増大させ、清浄化処理を迅
速に行わせることが好ましい。
【0003】従来、このような目的に沿うものとして、
特開昭60−174441号公報には、空気の汚染度す
なわち粉塵濃度を検知する汚染度検知機能と制御回路と
を備え、空気清浄機運転後部屋の汚染度が一定レベル以
下になった場合には空気清浄機の運転を自動的に停止
し、部屋の汚染度が一定レベル以上になった場合には清
浄機を再運転することが記載されている。また、一般に
空気清浄器に用いられる粉塵濃度検出器には電気的測定
方法が用いられている。
【0004】図8は例えば、特開昭56−92451号
公報に記載された従来の粉塵濃度検出器を示す説明構成
図である。この図において、粉塵濃度検出器は汚染空気
通路1、ファン4、高圧電源5、検出電流増幅回路1
1、及び直流電流計10にて構成されている。粒子状物
質を含む汚染空気はファン4により通路1内を矢印方向
に通過する。通路1内では、高圧電源5による3〜5k
Vの電圧値が一定の高電圧が、放電極3と接地極2の間
に印加され、コロナ電界が生起せしめられる。このコロ
ナ電界内に粒子状物質を含む汚染空気が流入してくる
と、コロナ電界内における空間電界効果により、コロナ
電界内の電気的インピーダンスが大きくなり、接地極2
に流れるイオン電流i1が粒子状物質の濃度に対応し
て、粒子状物質を含まない場合のイオン電流より減少す
る。
【0005】この粉塵濃度検出器は、このコロナ電流の
減少を直流電流計10で検出して粒子状物質濃度、即ち
汚染度を測定しようとするものであり、検出イオン電流
i1を増幅手段11により増幅した後、直流電流計10
に送っている。また、増幅手段11は次のように構成及
び動作する。接地極2よりの検出イオン電流i1をV2調
整用抵抗(抵抗値R1)6に流し、検出イオン電流iZを
iZ=kVZの特性を有する抵抗(抵抗値Z)7に分流さ
せ、検出イオン電流の減少を大きくし、直流増幅器入力
調整用抵抗(抵抗値R2)8の両端電圧を直流増器9に
て増幅し直流電流計10に入力する。そして、この直流
電流計10の目盛が粉塵濃度を示すこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の粉
塵濃度検出器は、汚染空気の通路に高電圧を印加してコ
ロナ電界を生起せしめ、汚染空気中の粒子状物質の濃度
によるイオン電流の変化を直接、または増幅して直流電
流計で読み取り、粒子状物質の濃度による空気汚染度を
直流電流計の指示目盛の変化により表示、または算出す
るようにするものであるが、このイオン電流は全てが帯
電汚染粒子に基づくものではなく、回路には実際には漏
れ電流や暗電流が流れており、この漏れ電流や暗電流
は、空気中の温度等の環境条件によりかなり変動する。
また、接地極にイオン化された粒子状物質が集塵されイ
オン電流が低下することがあった。かくして、空気中の
粉塵濃度を正確に測定することは困難であった。よっ
て、従来の空気清浄器は不正確な粉塵濃度により送風フ
ァンを制御することとなっていた。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、粉塵濃度検出器の出力から正確にフ
ァン制御を行い、正確な粉塵濃度及びアース極板洗浄時
期を算出可能な空気清浄器及び正確な粉塵濃度を検出す
る粒子状物質濃度検出器を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気清浄
器は空気流路内の空気を流動させるファンと、空気流路
内に一対の電極を有してこの一対の電極間に所定の電圧
を印加してこの一対の電極間の電流値を検出する電流値
検出部と、電流値の所定時間内の変化量を算出する電流
変化量算出部と、電流変化量に基づいてファンを制御す
る制御部とを設けたものである。
【0009】また、空気流路内の空気を流動させるファ
ンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電極
間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に粒
子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電極
間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値の所定時
間内の変化量を算出する電流変化量算出部と、電流変化
量に基づいてファンを制御する制御部とを設けたもので
ある。
【0010】さらに、空気流路内の空気を流動させるフ
ァンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電
極間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に
粒子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電
極間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値と所定
値とを比較して電極の清掃時期を決定する清掃時期決定
部とを設けたものである。
【0011】また、空気流路内の空気を流動させるファ
ンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電極
間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に粒
子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電極
間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値の所定時
間内の変化量を算出する電流変化量算出部と、電流変化
量に基づいてファンを制御する制御部と、電流値と所定
値とを比較して上記電極の清掃時期を決定する清掃時期
決定部とを設けたものである。
【0012】この発明に係る粒子状物質濃度検出器は一
対の電極を有してこの一対の電極間に電圧を印加する電
極部と、一対の電極間の電流値を検出する電流値検出器
と、電流値の所定時間内の変化量を算出する電流変化量
算出部と、電流変化量に基づいて一対の電極間の粒子状
物質の濃度を算出する粒子状物質濃度算出部とを設けた
ものである。
【0013】
【作用】この発明に係る空気清浄器は空気流路内の空気
を流動させるファンと、空気流路内に一対の電極を有し
てこの一対の電極間に所定の電圧を印加してこの一対の
電極間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値の所
定時間内の変化量を算出する電流変化量算出部と、電流
変化量に基づいてファンを制御する制御部とを設けたも
のであるので、所定の電圧を印加した一対の電極間の電
流値の変化量に基づいてファンを制御するものである。
【0014】また、空気流路内の空気を流動させるファ
ンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電極
間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に粒
子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電極
間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値の所定時
間内の変化量を算出する電流変化量算出部と、電流変化
量に基づいてファンを制御する制御部とを設けたもので
あるので、一対の電極間に所定の電圧を印加して粒子状
物質を吸着する粒子状物質吸着部の一対の電極間の電流
値の変化量に基づいてファンを制御するものである。
【0015】さらに、空気流路内の空気を流動させるフ
ァンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電
極間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に
粒子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電
極間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値と所定
値とを比較して電極の清掃時期を決定する清掃時期決定
部とを設けたものであるので、一対の電極間に所定の電
圧を印加して粒子状物質を吸着する粒子状物質吸着部の
一対の電極間の電流値と所定値とに基づいて電極の清掃
時期を決定するものである。
【0016】また、空気流路内の空気を流動させるファ
ンと、空気流路内に一対の電極を有してこの一対の電極
間に電圧を印加してこの一対の電極のいずれか一方に粒
子状物質を吸着させる粒子状物質吸着部と、一対の電極
間の電流値を検出する電流値検出部と、電流値の所定時
間内の変化量を算出する電流変化量算出部と、電流変化
量に基づいてファンを制御する制御部と、電流値と所定
値とを比較して上記電極の清掃時期を決定する清掃時期
決定部とを設けたものであるので、一対の電極間に所定
の電圧を印加して粒子状物質を吸着する粒子状物質吸着
部の一対の電極間の電流値の変化量に基づいてファンを
制御し、一対の電極間の電流値と所定値とに基づいて電
極の清掃時期を決定するものである。
【0017】この発明に係る粒子状物質検出器は一対の
電極を有してこの一対の電極間に電圧を印加する電極部
と、一対の電極間の電流値を検出する電流値検出器と、
電流値の所定時間内の変化量を算出する電流変化量算出
部と、電流変化量に基づいて一対の電極間の粒子状物質
の濃度を算出する粒子状物質濃度算出部とを設けたもの
であるので、一対の電極間の電流値の所定時間内の変化
量に基づいて粒子状物質の濃度を算出するものである。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示すブロック図
である。この図において、21は約6キロボルトの高電
圧を出力する高圧電源と、この高圧電源に接続された放
電極板とアース極板とによってなる集塵部、この集塵部
21の放電極板とアース極板とはそれぞれ複数枚の金属
製の平板により構成され、各々の平板は互い違いに向か
い合っている。22は集塵部21の放電極板やアース極
板に流れる電流である放電電流の電流値を10秒ごとに
直流電流計により検出して、この直流電流計のアナログ
出力を演算処理のためにアナログ−デジタル変換(以下
A/D変換)する変換手段、23は変換手段22の出力
である放電電流値のデジタル値を基準値として10秒間
記憶し、10秒後に新たな放電電流のデジタル値を新た
な基準値として記憶するマイコンのRAM等により構成
される基準値設定手段、24は比較手段25(後述)に
出力する所定値を記憶しているマイコンのROM等によ
り構成される記憶手段、この記憶手段24の所定値は放
電電流のデジタル値や放電極板とアース極板との表面面
積等から求められ、アース極板を洗浄する時期を決定す
るために使われる。25は基準値設定手段23に記憶さ
れている基準値と変換手段22の出力との変化量、すな
わち10秒間における放電電流値の変化量、を算出して
出力し、又変換手段22の出力と記憶手段24に記憶さ
れている所定値との変化量を正と負とのどちらであるか
を比較結果として出力する比較手段、26は比較手段2
5で算出された変化量を粉塵濃度に変換してレベルメー
タ等によって表示する粉塵濃度表示手段、27は比較手
段25から出力される変化量に比例した回転数により運
転するようにファン28(後述)を制御する制御手段、
28は空気を集塵部21への吸い込む、ステッピングモ
ータと羽根により構成されたファン、29は比較手段2
5から出力される比較結果が負であればアース極板洗浄
時期であることを警告ランプ等により表示するアース極
板洗浄時期表示手段である。
【0019】次に動作について述べる。集塵部21に流
れる放電電流は変換手段22によってA/D変換され、
基準値設定手段23に入力される。基準値設定手段23
は、変換手段22の出力を基準値として設定し、記憶す
る。一定時間後に比較手段25に基準値設定手段23に
記憶されている基準値と変換手段22の出力とが入力さ
れ、比較される。ここで、変換手段22の出力が基準値
より小さい時は粉塵濃度が下がっているものと判断し、
変換手段22の出力が基準値より大きい時は粉塵濃度が
上がっているものと判断する。この判断結果が粉塵濃度
表示手段26と制御手段27とに出力され、粉塵濃度表
示手段26では粉塵濃度の表示を上げ下げし、制御手段
27ではファン28の回転速度を上げ下げすることとな
る。そして、変換手段22の出力を新たな基準値として
基準位置設定手段23により設定され記憶されることと
なる。このことにより、空気中の粉塵濃度が大きい際に
はファン28の回転速度を上げて空気の吸い込み量を増
加させ、ファン28の騒音を上げても空気清浄器の周囲
の空気をより強く清浄することとなり、空気中の粉塵濃
度が小さい際にはファン28の回転速度を下げて空気の
吸い込み量を減少させ、ファン28の騒音を下げて空気
清浄器の周囲の空気をより弱く清浄することとなる。よ
って、適切なファン28の回転数及び空気の吸い込み量
により空気清浄器を動作することができる。
【0020】また、記憶手段24には、アース極板洗浄
時期として適切な所定値を記憶しているので、この記憶
手段24の出力と変換手段22の出力とを比較手段25
によって比較し、変換手段22の出力が記憶手段24に
記憶されている値より小さくなると、比較手段25から
アース極板洗浄時期表示手段29に信号が送られ、アー
ス極板洗浄時期であることを表示する。この表示を確認
することにより使用者はアース極板の洗浄時期を知るこ
とができるので、アース極板を適切な時期に洗浄し、集
塵部21の集塵能力を元に戻すことができる。
【0021】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す説明図である。この図において、31は約6キロボル
トの電圧を発生する高圧電源、32は集塵部であり、3
2aは高圧電源31と接続された放電極板、32bはア
ース極板である。33は放電電流を測る電流計、34は
A/D変換するA/D変換器、35はA/D変換器34
から入力される入力回路、36は様々な演算を行うCP
U、37はアース極板洗浄時期検出用の値ΔIsとファ
ン回転数制御用の値ΔIrとを記憶しているROMであ
り、38は粉塵濃度表示駆動部54に対する出力値と、
ファン制御部53に対する出力値とを演算する際に使用
する基準値Imと、アース極板清浄時期表示駆動回路5
6に対する出力値を演算する際に使用する基準値Inと
を随時記憶しているRAMであり、39はCPU36で
演算した結果を出力する出力回路である。
【0022】これらの入力回路35とCPU36とRO
M37とRAM38と出力回路39とにより演算部52
が構成される。また、抵抗40,41とトランジスタ4
2とによりファン43を制御するファン制御部53が構
成され、ラッチIC44と抵抗46により粉塵濃度表示
駆動部54が構成され、発光ダイオード45a、45
b、45cにより構成される粉塵濃度表示部55により
表示される。アース極板洗浄時期表示駆動回路56は、
抵抗47,48,51とトランジスタ49により構成さ
れ、アース極板洗浄表示部50に設けられている発光ダ
イオードを発光させる。
【0023】図3はこの発明の実施例2における外観を
示す部分断面図である。この図において、矢印Aのよう
に吸い込み口61より吸い込まれた空気は矢印Bのよう
に吹き出し口62から吹き出される。ケース63の中に
は図示しない集塵電極32が設けられていて、この集塵
電極32は複数枚の平板で構成され、向かい合う各々の
平板は高圧電源1の一定の高電圧出力(約6kV)とア
ースとが交互に接続され集塵を行う。また、ケース63
の中にはファン43が設けられていて、空気の吸い込
み、吹き出しを行う。このケース63の周囲はカバー6
4と空気の通過が可能な網状カバー65によって包まれ
ている。また、アース極板洗浄時期表示部50と粉塵濃
度表示部55とは、カバー64をかぶせた状態で確認で
きるようにカバー64に窓があいている。
【0024】図4は実施例2における処理の流れを示す
フローチャートであり、図5は横軸が分単位の時間tで
あり、縦軸が放電電流の値Iである放電電流の波形図で
ある。図6は横軸が時間単位の時間Tであり、縦軸が放
電電流Iである放電電流の波形図である。これらの図を
用いて動作について説明する。図4中のS1で集塵電極
32に発生した放電電流Iを電流計33で測定し、A/
D変換器34で放電電流IのA/D変換を行う。S2で
この時のA/D変換された放電電流Iを基準値Imとし
てRAM38に設定する。また、同様にS3でこの時の
放電電流Iを基準値InとしてRAM38に設定する。
ここで、基準値Inを最初の放電電流Iにより設定した
後はアース極板を洗浄する際に基準値Inをリセットす
るまでは同じ値であるものとする。
【0025】次にS4でt秒後に集塵電極32に発生し
た放電電流Itを電流計33で測定し、A/D変換器3
4で放電電流ItのA/D変換を行う。S5で、S2で
設定した基準値ImとA/D変換された放電電流Itとの
差をCPU36で演算しΔImとする。ここで、△Imは
図5に示されるように△t間の放電電流Iの変化量Im
−Itとなる。S6で放電電流Itを新しい基準値Imと
して設定するので、基準値Imは随時更新していくこと
になる。S7で、S5で演算されたΔImを出力回路3
9から粉塵濃度表示駆動部54へ出力し、粉塵濃度駆動
部54はΔImに合わせて粉塵濃度表示部55を制御す
る。S8で基準値Inと放電電流Itとの差の絶対値ΔI
nをCPU36で演算する。S9でΔInとROM37に
記憶されているアース極板洗浄時期検出用の値ΔIsと
をCPU36で比較する。ここで、図5に示すようにア
ース極板32bに粉塵が溜まり、放電電流Iが減少して
いくと、△Inが大きくなっていくので、ΔInがΔIs
より大きければアース極板洗浄時期であるのでS10へ
進み、ΔInがΔIsより小さければアース極板洗浄時期
ではないのでS11へ進む。
【0026】S10では、出力回路39からアース極板
洗浄時期表示駆動回路56へ動作信号が送られ、アース
極板洗浄表示部50が発光する。S11では、ΔImと
ROM37に記憶されているファン回転数制御用の値Δ
IrとをCPU36で比較し、ΔIrがΔImより小さけ
ればS12へ進み、ΔIrがΔImより大きければS13
へ進む。S12ではファン43をより高速に回転させ、
S13ではファン43をより低速に回転させる。
【0027】実施例3.図7は実施例3を示すフローチ
ャートである。この図7のように、実施例3において
は、粉塵濃度出力とファン回転数制御のみを行うことと
するので、必要な機能のみを選んで装置を構成すること
も可能である。
【0028】また、上記各実施例において集塵フィルタ
を設けて、アース極板洗浄時期を集塵フィルタ取り替え
時期として表示し、使用者にフィルタ取り替え時期を知
らせることも可能である。
【0029】さらに、上記各実施例において、粉塵が多
い際には高圧電源の電圧値を変化させて、集塵部による
集塵の量を上げて、より効率的に集塵する事も可能であ
る。
【0030】また、上記各実施例において電圧値と電流
値から一対の電極間の抵抗値を求めて、この抵抗値に基
づいて粉塵濃度の検出やアース極板洗浄時期の算出やフ
ァン制御をおこなうことも可能である。
【0031】
【発明の効果】この発明に係る空気清浄器は、所定の電
圧を印加した一対の電極間の電流値の変化量に基づいて
ファンを制御するものであるので、簡単な構成で適切に
ファンを制御することができる。
【0032】また、一対の電極間に所定の電圧を印加し
て粒子状物質を吸着する粒子状物質除去部の一対の電極
間の電流値の変化量に基づいてファンを制御するもので
あるので、簡単な構成で、より適切にファンを制御する
ことができる。
【0033】さらに、一対の電極間に所定の電圧を印加
して粒子状物質を吸着する粒子状物質除去部の一対の電
極間の電流値と所定値とに基づいて電極の清掃時期を決
定するものであるので、簡単な構成で適切に電極を清掃
することができ、安定して粒子状物質を除去することが
できる。
【0034】また、一対の電極間に所定の電圧を印加し
て粒子状物質を吸着する粒子状物質除去部の一対の電極
間の電流値の変化量に基づいてファンを制御し、一対の
電極間の電流値と所定値とに基づいて電極の清掃時期を
決定するものであるので、簡単な構成で適切に電極と清
掃することができ、安定してファンを制御することがで
きるとともに安定して粒子状物質を除去することができ
る。
【0035】この発明に係る粒子状物質検出器は一対の
電極間の電流値の所定時間内の変化量に基づいて粒子状
物質の濃度を算出するものであるので、簡単な構成で正
確に粒子状物質の濃度を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施例2を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施例2における外観を示す部分
断面図である。
【図4】 この発明の実施例2における処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例2における放電電流の波形
図である。
【図6】 この発明の実施例2における放電電流の波形
図である。
【図7】 この発明の実施例3における処理の流れを示
すフローチャートである。
【図8】 従来の粉塵濃度検出器を示す説明構成図であ
る。
【符号の説明】
1…汚染空気通路、2…接地極、3…放電極、4…ファ
ン、5…高圧電源、10…直流電流計、21…集塵部、
22…変換手段、23…基準値設定手段、24…記憶手
段、25…比較手段、26…粉塵濃度表示手段、27…
制御手段、28…ファン、29…アース極板洗浄時期表
示手段、31…高圧電源、32…集塵部、33…電流
計、36…CPU、37…ROM、38…RAM、43
…ファン、50…アース極板洗浄表示部、52…演算
部、53…ファン制御部、55…粉塵濃度表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流路内の空気を流動させるファン、 上記空気流路内に配置された一対の電極間に所定の電圧
    を印加し、この一対の電極間の電流値を検出する電流値
    検出部、 上記電流値の所定時間内の変化量を算出する電流変化量
    算出部及び上記電流変化量に基づいて上記ファンを制御
    する制御部を備えた空気清浄器。
  2. 【請求項2】 空気流路内の空気を流動させるファン、 上記空気流路内に配置された一対の電極間に電圧を印加
    し、この一対の電極のいずれか一方に空気中の粒子状物
    質を吸着させる粒子状物質吸着部、 上記一対の電極間の電流値を検出する電流値検出部、 上記電流値の所定時間内の変化量を算出する電流変化量
    算出部及び上記電流変化量に基づいて上記ファンを制御
    する制御部を備えた空気清浄器。
  3. 【請求項3】 空気流路内の空気を流動させるファン、 上記空気流路内に配置された一対の電極間に電圧を印加
    し、この一対の電極のいずれか一方に空気中の粒子状物
    質を吸着させる粒子状物質吸着部、 上記一対の電極間の電流値を検出する電流値検出部及び
    上記電流値と所定値とを比較し、上記電極の清掃時期を
    決定する清掃時期決定部を備えた空気清浄器。
  4. 【請求項4】 空気流路内の空気を流動させるファン、 上記空気流路内に配置された一対の電極間に電圧を印加
    してこの一対の電極のいずれか一方に粒子状物質を吸着
    させる粒子状物質吸着部、 上記一対の電極間の電流値を検出する電流値検出部、 上記電流値の所定時間内の変化量を算出する電流変化量
    算出部、 上記電流変化量に基づいて上記ファンを制御する制御部
    及び上記電流値と所定値とを比較し、上記電極の清掃時
    期を決定する清掃時期決定部を備えた空気清浄器。
  5. 【請求項5】 一対の電極を有しこの一対の電極間に電
    圧を印加する電極部、上記一対の電極間の電流値を検出
    する電流値検出器、上記電流値の所定時間内の変化量を
    算出する電流変化量算出部及び上記電流変化量に基づい
    て上記一対の電極間の粒子状物質の濃度を算出する粒子
    状物質濃度算出部を備えた粒子状物質濃度検出器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013252477A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd 電気集塵装置用の電源制御装置及び方法
JPWO2016031304A1 (ja) * 2014-08-26 2017-04-27 シャープ株式会社 空気清浄機
JP2018134642A (ja) * 2018-06-06 2018-08-30 住友金属鉱山エンジニアリング株式会社 電気集塵装置用の電源制御装置及び方法
CN114076399A (zh) * 2021-10-18 2022-02-22 珠海格力电器股份有限公司 空气净化器调速方法、存储介质、控制设备及空气净化器

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