JP4411356B1 - イオン検出装置及びそれを備えたイオン発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度にイオンを検出することが可能なイオン検出装置及びイオン発生装置を提供する。
【解決手段】回路基板上に形成した略矩形の捕集電極66を包囲するコの字状の保護電極69を、インピーダンス変換器を形成する演算増幅器IC1の出力端子に接続して捕集電極66の電位と略同電位とし、保護電極69が長手方向の一辺に有する欠落部を、マイナスのイオンを検出されるべき空気が通流する方向に向ける。また、捕集電極66を抵抗R4でDC5Vにプルアップし、捕集電極66から保護抵抗R1を経て非反転入力68に至る導体パターンを、保護電極69の導体パターンで包囲する。
【選択図】図6

Description

本発明は、空気中のイオンを検出するイオン検出装置、及び該イオン検出装置を備えるイオン発生装置に関する。
近年、空気中の水分子を正(プラス)及び/又は負(マイナス)のイオンで帯電させることにより、居住空間内の空気を清浄化する技術が盛んに用いられている。例えば、空気清浄機をはじめとするイオン発生装置では、内部の通風路の途中に正及び負のイオンを発生させるイオン発生器を配設し、発生させたイオンを空気と共に外部の空間へ放出するようにしている。
清浄空気中の水分子を帯電させているイオンは、居住空間において浮遊粒子を不活性化させ、浮遊細菌を死滅させると共に臭気成分を変性させるため、居住空間全体の空気が清浄化される。
標準的なイオン発生器は、針電極と対向電極との間、又は放電電極と誘電電極との間に高電圧交流の駆動電圧を印加することにより、コロナ放電を発生させて正及び負のイオンを発生させる。
一方、イオン発生器の稼動が長期にわたることで、コロナ放電に伴うスパッタ蒸発によって放電電極が損耗した場合、又は化学物質、塵埃等の異物が放電電極に累積的に付着した場合、イオンの発生量が減少することが避けられない。この場合、イオン発生器の保守が必要であることを使用者に報知するため、空気中のイオンを検出する必要がある。
これに対し、例えば特許文献1では、空気中のイオンを集電する電極を備えてイオンを検出するイオンセンサが開示されている。
特開2004−3885号公報
しかしながら、従来のイオンセンサ又はイオン検出装置では、空気中のイオンを集電又は捕集する電極を保持する部材の絶縁度がイオンを検出する精度に大きな影響を与えるため、埃等の汚れが付着した場合又はイオンを検出されるべき空気が高湿度の場合に、前記部材の絶縁度が低下してイオンの検出が不正確になるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、埃等の汚れ又は湿度の影響を受けることを抑止して高精度にイオンを検出することが可能なイオン検出装置及びイオン発生装置を提供することにある。
本発明に係るイオン検出装置は、空気中のイオンを捕集する捕集電極の電位を計測する計測部を有し、該計測部が計測した電位に基づいてイオンを検出するイオン検出装置において、前記捕集電極はインピーダンス変換器の非反転入力端子に接続されると共に、前記捕集電極を囲繞しており、前記捕集電極の電位と略同電位となるように前記インピーダンス変換器の出力端子に接続された保護電極を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、保護電極が捕集電極を囲繞するようにしてあるため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、埃等の汚れ又は周囲の空気中の湿気によって絶縁度が低下した部分を伝導し、保護電極の包囲の外側に移動することを抑止する。
そして、本発明にあっては、保護電極を計測部のインピーダンス変換器の出力端子に接続して捕集電極の電位と略同電位としてあるため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、保護電極の包囲の内側を伝導して保護電極に移動することを抑止する。
本発明に係るイオン検出装置は、前記保護電極は、イオンを検出されるべき空気が前記捕集電極へ通流する部分に電極の欠落部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、保護電極の一部に欠落部を有するため、該欠落部を、イオンを検出されるべき空気が通流する方向に向けたときは、検出されるべきでない空気中のイオンが、捕集電極に捕集されることを抑止しつつ、検出されるべきイオンが、保護電極に捕集されることを抑止する。従って、目的とするイオンを検出する精度が向上する。
本発明に係るイオン検出装置は、前記計測部は、前記捕集電極及び前記インピーダンス変換器の間に接続された回路素子を有し、前記保護電極は、前記回路素子の両端子を囲繞してあることを特徴とする。
本発明にあっては、捕集電極及びインピーダンス変換器の間に、回路素子、例えばインピーダンス変換器を保護するための抵抗を有し、保護電極が、前記回路素子の両端子と、該両端子に接続されている部分とを囲繞する。
これにより、静電気等による高電圧がインピーダンス変換器に直接印加されることを防止する。また、捕集電極からインピーダンス変換器に至る部分が保護電極で包囲されるため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、前記部分から保護電極の包囲の外側に移動することを抑止する。
本発明に係るイオン検出装置は、前記計測部は、前記捕集電極をプラスの所定電位にプルアップする抵抗を有しており、マイナスのイオンを捕集する捕集電極の電位を計測するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、捕集電極をプラスの所定電位に抵抗でプルアップしてあるため、捕集電極がマイナスのイオンを捕集した場合に捕集電極の電位が有意に低下する。
これにより、マイナスのイオンが検出される。従って、例えば、電極にシリコン等の異物が付着して発生量が低下し易いマイナスのイオン発生部について、イオンの発生量の異常を検出することができる。
本発明に係るイオン検出装置は、前記計測部が一面に配されている回路基板を備え、前記捕集電極は、前記回路基板の他面に配してあり、前記保護電極は、前記計測部を囲繞するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、回路基板の一面に計測部を、他面に捕集電極を配し、保護電極が計測部を囲繞するため、捕集電極及び計測部が最短で接続されて、電荷の不要な移動が抑制されると共にイオン検出装置全体が小型化される。また、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、回路基板の周縁部を越えて計測部に移動することを抑止する。
本発明に係るイオン発生装置は、本発明に係るイオン検出装置と、イオンを発生させるイオン発生器と、前記イオン検出装置がイオンを検出した結果に基づいて警告を発する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、イオン発生器が発生させたイオンをイオン検出装置が検出した結果に基づいて、使用者に警告を発する。
これにより、イオンの発生量が低下した場合に使用者へ報知し、イオン発生部の清掃又はイオン発生器の交換を促す。
本発明に係るイオン発生装置は、前記捕集電極は、前記イオン発生器に近接させて配設してあり、前記イオン発生器は、昇圧変圧器を有し、該昇圧変圧器から漏洩する磁束が前記捕集電極と鎖交する割合が抑制される方向に向けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、捕集電極をイオン発生器に近接させて配設してあるため、イオンが高感度に検出される。
また、イオン発生器を、イオンを発生させる高電圧を得るための昇圧変圧器から漏洩する磁束が、捕集電極と最小限に鎖交する方向に向けてあり、捕集電極に生じる誘導電流が前記磁束を打ち消すことを抑止しているため、前記高電圧が安定化される。
本発明に係るイオン発生装置は、前記イオン検出装置は、前記昇圧変圧器から漏洩する磁束が前記保護電極に囲繞された部分と鎖交する割合が抑制される方向に向けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、イオン検出装置を、イオン発生器の昇圧変圧器から漏洩する磁束が、保護電極に包囲された部分と最小限に鎖交する方向に向けてあり、保護電極に生じる誘導電流が前記磁束を打ち消すことを抑止しているため、前記高電圧が安定化される。
本発明によれば、保護電極が捕集電極を囲繞しているため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、埃等の汚れ又は周囲の空気中の湿気によって絶縁度が低下した部分を伝導し、保護電極の包囲の外側に移動することが抑止される。従って、高精度にイオンを検出することが可能となる。
以下、本発明に係るイオン検出装置をイオン発生装置に適用した実施の形態について詳述する。図1は本発明に係るイオン発生装置の構成を示す縦断正面図、図2はイオン発生装置の構成を示す縦断側面図、図3はイオン発生器6aの構成を示す縦断側面図である。他のイオン発生器6b,6c,6dの構成については、イオン発生器6aと同様である。
図中1はハウジングであり、ハウジング1は、下部に吸込口11,11を夫々有して離隔し対向する両側壁1a,1b、及び中央部に二つの嵌合孔12,12を有する天壁1cを備える。ハウジング1内の下部には、回転軸方向の両側に出力軸21,21を有するモータ2が配され、該モータ2の出力軸21,21の夫々には、二つのケーシング4,4に回転自在に収容された二つの羽根車3,3が装着されている。
羽根車3,3の上方には、夫々の回転により発生する気流を個別に上方へ通流させる筒部としての二つのダクト5,5が夫々配設されている。ダクト5,5の夫々は、二つのイオン発生部61,62を夫々有するイオン発生器6a,6c、6b,6dを下部に有し、嵌合孔12,12に取外しを可能に配置された風向体7,7を備える。イオン発生器6a,6bの上方には、発生したイオンを捕集する捕集電極66及び該捕集電極66の電位を計測する計測部67が配されている。尚、モータ2と、羽根車3,3と、ケーシング4,4とが送風機を構成する。
ハウジング1は、更に、平面視矩形をなす底壁1dと、該底壁1dの前後の二辺に連なる前壁1e及び後壁1fとを備え、略直方体をなしている。両側壁1a,1b下部の吸込口11,11には、羽根車3,3が吸込口11,11から吸込む空気を通過させ、該空気中の異物を除去して清浄空気にするフィルタ8,8が取り付けられている。天壁1cの嵌合孔12,12はその長手方向が前後となる長方形をなし、前側の内面が鉛直に対して前方へ傾斜し、後側の内面が鉛直に対して後方へ傾斜している。また、ハウジング1は上下方向の途中で上分体と下分体とに分断され、下分体にケーシング4,4が装着され、上分体にダクト5,5が装着されている。
羽根車3,3は、外縁に対し回転中心側が回転方向へ変位する複数の羽根3aを有する多翼羽根車、換言すると円筒形状をなすシロッコファンであり、一端に軸受板を有し、該軸受板の中心に開設されている軸孔にモータ2の出力軸21,21が取り付けられ、他端の開口から中心部の空洞へ吸込んだ空気を外周部の羽根3a間から放出するように構成されている。
ケーシング4,4は、羽根車3,3の回転により発生する気流を羽根車3,3の回転方向へ誘導し、気流の速度を増すための円弧形誘導壁41,41、及び該円弧形誘導壁41,41の一部から円弧形誘導壁41,41の接線方向の一方へ上向きに開放された吹出口42,42を有する。吹出口42,42は円弧形誘導壁41,41の一部から円弧形誘導壁41,41の接線方向の一方へ、且つ鉛直に対して斜め方向へ突出する角筒形状をなしている。
また、ケーシング4,4は、深皿形をなし、円弧形誘導壁41,41及び吹出口42,42用の開放部を有するケーシング本体4a,4aと、羽根車3,3の前記開口と対応する箇所が開放されており、ケーシング本体4a,4aの開放側を閉塞する蓋板4b,4bとを備え、ケーシング本体4a,4a夫々の対向側が仕切り用の連結壁43にて一体に連結されている。また、蓋板4b,4bの開放部とフィルタ8,8との間に、複数の通気孔を有する通気板9,9が設けられている。
連結壁43のモータ2と対応する箇所は一方のケーシング本体4a側へ窪む凹所を有し、該凹所の縁部に深皿状の支持板44が取り付けられ、凹所及び支持板44の中央部間にゴム板45,45を介してモータ2を挾着保持し、凹所及び支持板44の中央部に開設されている軸孔に出力軸21,21が挿通され、出力軸21,21に羽根車3,3を取り付けてある。また、連結壁43の上端はケーシング4,4よりも上方へ延出されている。
ダクト5,5は、その下端が吹出口42,42に連なり、その上端が嵌合孔12,12に連なり、上下方向の途中が絞られている角筒形の筒部からなる。また、ダクト5,5は、吹出口42,42から円弧形誘導面41,41の接線方向の一方に沿って配された前壁5a,5a、及び吹出口42,42からほぼ鉛直に配された後壁5b,5bを有する。前壁5a,5a及び後壁5b,5bには、ほぼ鉛直に配された二つの側壁5c,5c、5d,5dが連なっており、吹出口42,42から吹き出された空気を、前壁5a,5a及び側壁5c,5c、5d,5dに沿って層流とし、鉛直に沿わせて通流させるように構成されている。
前壁5a,5aにはイオン発生部61,62に対応する貫通孔が開設されており、該貫通孔にイオン発生器6a,6b,6c,6dが嵌込みにより取り付けられ、後壁5b,5bにはモータ2、イオン発生器6a,6b,6c,6d、計測部67及び電源線に接続されている回路基板10と、該回路基板10を被覆するカバー20とが取り付けられている。
また、ダクト5,5は上下方向の途中でダクト上分体51とダクト下分体52とに分断されている。ダクト下分体52は角筒形をなし、横方向の中央が連結壁43にて仕切られている。ダクト上分体51は、横方向に離隔して並置される角筒部51a,51aの下部が連結部51bにて一体に連なっており、連結部51b及び連結壁43にて仕切られている。また、ダクト上分体51の上端には、外部から指等の異物が挿入されるのを防ぐための防護網30,30を配してある。
風向体7,7は、前後方向の断面形状が逆台形をなす角枠部71,71、及び該角枠部71,71内に前後方向へ離隔して並置され、鉛直に対して前後方向一方へ傾斜する複数の風向板72,72を有し、等形状に形成されている。角枠部71,71の前後の壁は鉛直に対して前後方向へ傾斜している。
イオン発生器6a,6b,6c,6dの夫々は、略直方体のケース60に収納されており、羽根車3,3の回転により発生する空気の通流方向と略直交する方向へ離隔した二つのイオン発生部61,62を備える。イオン発生部61,62の夫々は、電極基板63に配されており、尖鋭状をなす放電電極61a,62a、及び該放電電極61a,62aを囲繞する誘導電極61b,62bを有し、高電圧を印加された放電電極61a,62aがコロナ放電を発生する。これにより、一方のイオン発生部61がプラスのイオンを、他方のイオン発生部62がマイナスのイオンを夫々発生させるように構成されている。
電極基板63には、トランジスタ、抵抗等の回路素子が配された回路基板64が対向しており、該回路基板64は、マイナスのイオン発生部62と対向する側に、前記高電圧を発生させる昇圧トランス65を有している。昇圧トランス65の巻線の巻方向は、該巻線から漏洩する磁束が、イオン発生部62の近傍においてイオン発生部61,62の並設方向と略平行になるようにしてある(図3に破線で示す)。電極基板63と回路基板64との間、及び昇圧トランス65の周囲には、合成樹脂を充填してある。
イオン発生器6a,6b、及びイオン発生器6c,6dの夫々2つは、マイナスのイオン発生部62同士を向かい合わせ、前記通流方向と略直交する方向に隣り合わせて組をなすようにしてあり、夫々の組を、前記通流方向に離隔して並置してある。イオン発生器6a,6b,6c,6d夫々のイオン発生部61,62は、前記貫通孔からダクト5,5内に臨んでいる。
捕集電極66は、イオンを捕集する略矩形の板状電極からなり、イオン発生器6a,6b夫々のイオン発生部62,62が発生させたマイナスのイオンを重点的に検出するために、イオン発生部62,62の直近に配して電極面をダクト5,5内に露出させてある。そして、捕集電極66の電極面は、イオン発生器6a,6bが隣り合う方向(即ちイオン発生部61,62の並設方向)と略平行となるようにしてある。これにより、昇圧トランス65,65から漏洩する磁束がイオン発生部62,62と対向する部分において捕集電極66の電極面と略平行となるため、捕集電極66と最小限に鎖交することになる。
上述のとおり構成されたイオン発生装置は、居住室内に据えられる。送風機のモータ2の駆動により、羽根車3,3が回転し、室内の空気が両側の吸込口11,11から二つのケーシング4,4内へ吸込まれ、吸込まれた空気中の塵埃等の異物はフィルタ8,8により除去される。この際、ケーシング4,4内に吸込まれた空気は、羽根車3,3周りの円弧形誘導壁42,42により層流となり、この層流の空気が円弧形誘導壁41,41に沿って吹出口42,42へ通流し、該吹出口42,42からダクト5,5内へ吹き出される。
図4は、イオン検出装置及びイオン発生装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。制御系の中枢となるのはCPU81であり、CPU81は、プログラム等の情報を記憶するROM82、一時的に発生した情報を記憶するRAM83、及び時間を計時するためのタイマ84と互いにバス接続されている。CPU81は、ROM82に予め格納されている制御プログラムに従って入出力、演算等の処理を実行する。
CPU81には、更に、イオン発生装置の風量を変更する操作を受け付けるための操作部85と、警告、運転状態等の情報を表示するLEDからなる表示部86と、羽根車3,3が装着されたモータ2を駆動するための送風機駆動回路87と、捕集電極66の電位を計測する計測部67が計測したアナログの電圧をデジタルの電圧に変換して取り込むためのA/D変換回路89とがバス接続されている。尚、捕集電極66、計測部67、A/D変換回路89、CPU81、ROM82、RAM83、及びタイマ84がイオン検出装置を構成する。
CPU81にバス接続された出力インタフェース88,88,88,88夫々の出力側は、イオン発生器駆動回路91,91,91,91の制御入力PC1,PC2,PC3,PC4に接続されている。イオン発生器駆動回路91,91,91,91夫々の出力の一端は、陰極がイオン発生器6a,6b,6c,6d夫々の接地入力G1,G2,G3,G4、及び接地電位に接続された12Vの直流電源E1の陽極に接続されており、他端は、イオン発生器6a,6b,6c,6dの電源入力V1,V2,V3,V4に接続されている。
上述した構成において、タイマ84が所定時間を計時する都度、CPU81が、出力インタフェース88,88,88,88を介して、イオン発生器駆動回路91,91,91,91の制御入力PC1,PC2,PC3,PC4のオン/オフを反転させる。これにより、イオン発生器駆動回路91,91,91,91の夫々が、イオン発生器6a,6b,6c,6dの電源入力V1,V2,V3,V4と、直流電源E1の陽極との接続を所定時間毎に接/断する。
図5は、出力インタフェース88,88,88,88の夫々から制御入力PC1,PC2,PC3,PC4へ入力される駆動信号のタイミングチャートである。制御信号PC1,PC2に入力される駆動信号は、デューティ50%で交互に1秒オン/1秒オフを繰り返し、制御入力PC1,PC4、及び制御入力PC2,PC3の夫々2つに入力される駆動信号は、同位相でオン/オフを繰り返すようにしてある。これにより、イオン発生器駆動回路91,91、91,91の夫々は、イオン発生器6a,6d、6b,6cへの電源供給を1秒おきに交互に接/断する。従ってイオン発生器6a,6dと、イオン発生器6b,6cとが1秒おきに交互に駆動される。
図6は、イオン検出装置の制御系を除く構成を示す回路図である。イオン検出装置は、後述する回路基板の部品側(表面)及び検出側(裏面)に夫々配された計測部67及び捕集電極66を備える。
計測部67は、捕集電極66を5Vの直流電源にプルアップする抵抗R4を有し、抵抗R4の両端子は、コンデンサC1と並列接続されている。捕集電極66は、計測部67の保護抵抗R1を介して、反転入力及び出力の間に抵抗R2が接続された演算増幅器IC1の非反転入力68に接続されている。
演算増幅器IC1の出力は、接地電位に接続されたコンデンサC2及びC4の夫々と直列接続された抵抗R3及びR5に接続されている。コンデンサC2及び抵抗R3の接続点は、保護電極69に接続されており、コンデンサC4及び抵抗R5の接続点は、コネクタCN5の出力端子に接続されている。コネクタCN5は、イオン検出装置が計測した電位をA/D変換回路89に与えるためのものである。保護電極69は、捕集電極66の一部を除く周囲を包囲すると共に、保護抵抗R1及び該保護抵抗R1の両端子に夫々接続された部分を包囲するようにしてある。
上述した回路において、捕集電極66にマイナスのイオンが捕集された場合、マイナスのイオンが有する負の電荷が、捕集電極66と接続されたコンデンサC1を充電するため、コンデンサC1及び保護抵抗R1の接続点の電位が低下し、低下した電位が、保護抵抗R1を介して演算増幅器IC1の非反転入力68に与えられる。一方、演算増幅器IC1は、出力が反転入力に帰還されて増幅度1のインピーダンス変換器を形成しており、前記出力の電位は、非反転入力68に与えられた電位と同電位となる。この電位は、接地電位に対するアナログの電圧値として、抵抗R5を介しコネクタCN5の出力端子から出力される。
また、演算増幅器IC1の出力インピーダンスは、抵抗R3の抵抗値に比して十分小さい値となっており、保護電極69は、捕集電極66をプルアップする抵抗R4(1GΩ)の1/10万の抵抗値を有する抵抗R3(10kΩ)を介して捕集電極66と同電位に保たれることになる。従って、捕集電極66に捕集されたイオンが有する電荷は、捕集電極66から演算増幅器IC1に至る間に回路基板の表面を伝導して保護電極69の包囲の外側に移動することが抑止される。
尚、保護抵抗R1は、抵抗に限定されるものではなく、例えば保護以外の目的で、抵抗、コイル等の回路素子の直並列回路を有するようにしてもよい。
図7は、イオン検出装置の回路基板の導体パターンを示す平面図である。図7(a)は、回路素子が実装される表面の導体パターンを示し、図7(b)は、捕集電極66及び保護電極69が形成された裏面の導体パターンを示す。捕集電極66は、スルーホール66a,66bにより、表面の導体パターンと電気的に接続されており、前記導体パターンには、保護抵抗R1、抵抗R4及びコンデンサC1夫々の一端子が取着されるようになっている。
裏面の捕集電極66を包囲する保護電極69は、略矩形の回路基板の長手方向の一辺に欠落部を有して平面視略コの字状をなしており、スルーホール69a,69bによって、表面の回路素子の周囲を包囲する保護電極69と電気的に接続されている。表面の保護電極69は、また、前記導体パターンと、保護抵抗R1及び非反転入力68を接続する導体パターンとを包囲している。
上述した導体パターン及び保護抵抗R1を包囲する保護電極69がなす平面は、捕集電極66がなす平面と略平行であるため、昇圧トランス65から漏洩する磁束が前記保護電極69と最小限に鎖交することになる。
図8は、イオン発生器6a(又は6b,6c,6d)の放電回数に対するマイナスのイオン濃度を示すグラフである。図中横軸は単位時間当たりの放電回数(回/秒)であり、縦軸は、イオンが空気と共に放出される風向体7の上面から25cm上方に離隔された位置におけるマイナスのイオン濃度(万個/cm3 )を表す。標準の放電回数である480回/秒のときのイオン濃度は、約180万個/cm3 であり、放電回数を例えば35回としたときのイオン濃度は、180万個/cm3 の1/2を少し超える程度の値が確保される。ここでは、仮に上記35回を、イオンありと検出されるべきイオン濃度の下限値に対応する放電回数と設定する。
図9は、イオン発生器6a(又は6b,6c,6d)の放電回数に対し、イオン検出装置が放電の前後で計測した電位の変化量を示すグラフである。図中横軸は単位時間当たりの放電回数(回/秒)であり、縦軸は、コネクタCN5の出力端子の電位変化量(V)を表す。また、破線は、周囲温度/湿度が26℃/48%のときの電位変化量であり、実線は、40℃/90%のときの電位変化量である。
図9のグラフの横軸に、図8で仮に設定した放電回数(35回)をとった場合、周囲温度/湿度が26℃/48%及び40℃/90%のときの電位変化量は、夫々3.3V及び0.8Vと読み取れる。ここで、上述した40℃/90%が、イオンを検出すべき環境のワーストケースであるとし、電位変化量が前記0.8Vを更に4割程度下回る0.5Vに減少するまで、イオンありと検出するものとする。
図10は、イオン発生器6a,6b,6c,6dを駆動させるCPU81の処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、ROM82に予め格納されている制御プログラムに従って随時実行され、処理が終了する都度、再び実行されるようにしてある。
尚、オン/オフのフェーズを示すFLG1の内容は、RAM83に記憶されるものとする。
CPU81は、タイマ84に1秒の計時を開始させる(ステップS11)。尚、計時させる時間は1秒に限定されるものではなく、例えば0.5秒、1.5秒等の時間であってもよい。その後、CPU81は、タイマ84が計時を終了したか否かを判定する(ステップS12)。計時を終了していないと判定した場合(ステップS12:NO)、CPU81は、タイマ84が計時を終了するまで待機する。計時を終了したと判定した場合(ステップS12:YES)、CPU81は、FLG1がセットされているか否かを判定する(ステップS13)。
FLG1がセットされていると判定した場合(ステップS13:YES)、CPU81は、FLG1をクリアして(ステップS14)反転させる。その後、CPU81は、一の出力インタフェース88の出力をオフさせてイオン発生器駆動回路91の制御入力PC1をオフさせる(ステップS15)。同様に、CPU81は、制御入力PC2をオンさせ(ステップS16)、制御入力PC3をオンさせる(ステップS17)と共に、制御入力PC4をオフさせて(ステップS18)処理を終了する。
ステップS13でFLG1がセットされていないと判定した場合(ステップS13:NO)、CPU81は、FLG1をセットする(ステップS19)。その後、CPU81は、一の出力インタフェース88の出力をオンさせてイオン発生器駆動回路91の制御入力PC1をオンさせる(ステップS20)。同様に、CPU81は、制御入力PC2をオフさせ(ステップS21)、制御入力PC3をオフさせる(ステップS22)と共に、制御入力PC4をオンさせて(ステップS23)処理を終了する。
図11は、マイナスのイオンを検出した結果に基づいて警告を発するCPU81の処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、ROM82に予め格納されている制御プログラムに従い、上述した図10の処理を停止させて周期的に(例えば10分周期で)実行される。尚、実行の周期は10分に限定されるものではなく、任意の時間とすることができる。また、検出電圧値1〜4はRAM83に記憶するものとする。
CPU81は、イオンの検出に先立ち、イオン発生器6a,6b,6c,6dの駆動を停止させるために、制御入力PC1,PC2,PC3,PC4を全てオフとする(ステップS31)。その後、CPU81は、タイマ84に5秒の計時を開始させ(ステップS32)、タイマ84が計時を終了したか否かを判定する(ステップS33)。尚、このときの5秒は、捕集電極66の電位が抵抗R4で十分にプルアップされるまで待機する時間であり、5秒に限定されるものではない。計時を終了していないと判定した場合(ステップS33:NO)、CPU81は、タイマ84が計時を終了するまで待機する。
計時を終了したと判定した場合(ステップS33:YES)、CPU81は、A/D変換回路89を介して計測部67が計測した電位を検出電圧値1として取り込む(ステップS34)。そして、イオン発生器6aを駆動させるために出力I/F88を介して制御入力PC1をオンする(ステップS35)。次いで、CPU81は、タイマ84に5秒の計時を開始させ(ステップS36)、タイマ84が計時を終了したか否かを判定する(ステップS37)。尚、このときの5秒は、捕集電極66の電位が定常値に達するまで待機する時間であり、5秒に限定されるものではない。
計時を終了していないと判定した場合(ステップS37:NO)、CPU81は、タイマ84が計時を終了するまで待機する。計時を終了したと判定した場合(ステップS37:YES)、CPU81は、A/D変換回路89を介して計測部67が計測した電位を検出電圧値2として取り込み(ステップS38)、出力I/F88を介して制御入力PC1をオフする(ステップS39)。
上述したステップS32からステップS39までの処理は、イオン発生器6aが発生させたイオンによる捕集電極66の電位の変化を記憶するための処理であり、イオン発生の前後で計測された電位は、夫々検出電圧値1,検出電圧値2として取り込まれ、RAM83に記憶される。
その後、CPU81は、ステップS42からステップS49までの処理を実行して、イオン発生器6bが発生させたイオンによる捕集電極66の電位の変化を記憶する。この場合、イオン発生の前後で計測された電位は、夫々検出電圧値3,検出電圧値4として取り込まれ、RAM83に記憶される。また、ステップS45,ステップS49の夫々では、制御入力PC2をオン,オフさせる。
その他、ステップS42からステップS48までの処理は、夫々ステップS32からステップS38までの処理と同一であるため、説明を省略する。
次いで、CPU81は、検出電圧値1から検出電圧値2を減算して(ステップS51)、算出した値が0.5V以下であるか否かを判定する(ステップS52)。0.5V以下であると判定した場合(ステップS52:YES)、CPU81は、マイナスイオンの検出レベルが閾値以下となった旨を報知するために表示部86の青ランプを消灯させる(ステップS53)と共に、警告を示す赤ランプを点灯させて(ステップS54)処理を終了する。
ステップS52で0.5V以下でないと判定した場合(ステップS52:NO)、CPU81は、検出電圧値3から検出電圧値4を減算して(ステップS55)、算出した値が0.5V以下であるか否かを判定する(ステップS56)。0.5V以下であると判定した場合(ステップS56:YES)、CPU81は、異常を報知するために処理をステップS53に戻す。0.5V以下でないと判定した場合(ステップS56:NO)、CPU81は処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、保護電極が捕集電極を包囲するようにしてあるため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、埃等の汚れ又は周囲の空気中の湿気によって絶縁度が低下した部分を伝導し、保護電極の包囲の外側に移動することを抑止する。
従って、高精度にイオンを検出することが可能となる。
また、回路基板上に形成された略矩形の捕集電極を包囲するコの字状の保護電極が長手方向の一辺に有する欠落部を、マイナスのイオンを検出されるべき空気が通流する方向に向けてあるため、プラスのイオンが、捕集電極に捕集されることを抑止しつつ、マイナスのイオンが、保護電極に捕集されることを抑止する。
従って、イオンを検出する精度を向上させることが可能となる。
更にまた、インピーダンス変換器を形成する演算増幅器の出力端子に保護電極を接続して捕集電極の電位と略同電位としてあるため、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が、保護電極の包囲の内側を伝導して保護電極に移動することを抑止する。
従って、イオンを検出する精度を向上させることが可能となる。
更にまた、捕集電極及び演算増幅器の間に保護抵抗を有し、保護電極の導体パターンが、保護抵抗の両端子と、該両端子に接続されている導体パターンとを包囲する。
従って、静電気等による高電圧が演算増幅器に直接印加されることを防止することが可能となる。また、捕集電極から保護抵抗を経て非反転入力に至る導体パターンが保護電極で包囲されるため、イオンを検出する精度を向上させることが可能となる。
更にまた、捕集電極をDC5Vに抵抗でプルアップしてあるため、捕集電極がマイナスのイオンを捕集した場合に捕集電極の電位が低下してマイナスのイオンが検出される。
従って、例えば、電極にシリコン等の異物が付着して発生量が低下し易いマイナスのイオン発生部について、イオンの発生量の異常を検出することが可能となる。
更にまた、回路基板の表面に計測部を、裏面に捕集電極を配し、保護電極が計測部を包囲する。
従って、捕集電極及び計測部が最短で接続されて、電荷の不要な移動が抑制されると共にイオン検出装置全体を小型化することが可能となる。また、捕集電極に捕集されたイオンが有する電荷が計測部に移動することを抑止するため、イオンを検出する精度を向上させることが可能となる。
更にまた、イオン発生器が発生させたイオンを検出した結果に基づいて、表示部のLEDにより使用者に警告を発する。
従って、イオンの発生量が低下した場合に使用者へ報知し、イオン発生部の清掃又はイオン発生器の交換を促すことが可能となる。
更にまた、捕集電極をイオン発生器に近接させて配設してあり、イオン発生器を、昇圧トランスから漏洩する磁束が捕集電極と最小限に鎖交する方向に向けてある。
従って、イオンを高感度に検出することが可能になると共に、昇圧トランスが昇圧する高電圧を安定化することが可能となる。
更にまた、イオン検出装置を、イオン発生器の昇圧トランスから漏洩する磁束が、保護電極の導体パターンに包囲された部分と最小限に鎖交する方向に向けてある。
従って、昇圧トランスが昇圧する高電圧を安定化することが可能となる。
尚、本実施の形態1にあっては、制御入力PC1と制御入力PC2とを順次オン,オフさせて捕集電極の電位を計測しているが、これに限定するものではなく、例えば制御入力PC1及び制御入力PC4と、制御入力PC2及び制御入力PC3とを順次オン,オフさせるようにしてもよい。
また、捕集電極をDC5Vに抵抗でプルアップしてマイナスのイオンを検出しているが、これに限定するものではなく、接地電位に抵抗でプルダウンしてプラスのイオンを検出するようにしてもよい。この場合は、捕集電極をプラスのイオン発生部に近接させて配設し、図11のステップS51及びステップS55では、算出した値の符号を反転させればよい。
更にまた、警告として表示部の赤ランプを点灯させているが、これに限定するものではなく、ブザーを備えて警告音を発するようにしてもよく、また、音声合成回路及びスピーカを備えて警告音声を発するようにしてもよい。
更にまた、保護電極は、捕集電極及び計測部を包囲しているが、これに限定するものではなく、例えばダクトの静電気を除去するために、捕集電極の近傍の部分を保護電極に接続するようにしてもよい。
本発明に係るイオン発生装置の構成を示す縦断正面図である。 イオン発生装置の構成を示す縦断側面図である。 イオン発生器の構成を示す縦断側面図である。 イオン検出装置及びイオン発生装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 出力インタフェースの夫々から制御入力へ入力される駆動信号のタイミングチャートである。 イオン検出装置の制御系を除く構成を示す回路図である。 イオン検出装置の回路基板の導体パターンを示す平面図である。 イオン発生器の放電回数に対するマイナスのイオン濃度を示すグラフである。 イオン発生器の放電回数に対し、イオン検出装置が放電の前後で計測した電位の変化量を示すグラフである。 イオン発生器を駆動させるCPUの処理手順を示すフローチャートである。 マイナスのイオンを検出した結果に基づいて警告を発するCPUの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ハウジング
2 モータ
3 羽根車
4 ケーシング
5 ダクト
51a 角筒部
51b 連結部
6a,6b,6c,6d イオン発生器
61,62 イオン発生部
65 昇圧トランス(昇圧変圧器)
66 捕集電極
67 計測部
69 保護電極
86 表示部(警告を発する手段)
IC1 演算増幅器(インピーダンス変換器)
R1 保護抵抗(回路素子)
R4 抵抗(プルアップする抵抗)

Claims (8)

  1. 空気中のイオンを捕集する捕集電極の電位を計測する計測部を有し、該計測部が計測した電位に基づいてイオンを検出するイオン検出装置において、
    前記捕集電極はインピーダンス変換器の非反転入力端子に接続されると共に、
    前記捕集電極を囲繞しており、前記捕集電極の電位と略同電位となるように前記インピーダンス変換器の出力端子に接続された保護電極を備えること
    を特徴とするイオン検出装置。
  2. 前記保護電極は、イオンを検出されるべき空気が前記捕集電極へ通流する部分に電極の欠落部を有することを特徴とする請求項1に記載のイオン検出装置。
  3. 前記計測部は、前記捕集電極及び前記インピーダンス変換器の間に接続された回路素子を有し、
    前記保護電極は、前記回路素子の両端子を囲繞してあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のイオン検出装置。
  4. 前記計測部は、前記捕集電極をプラスの所定電位にプルアップする抵抗を有しており、マイナスのイオンを捕集する捕集電極の電位を計測するようにしてあることを特徴とする請求項1からまでの何れか1項に記載のイオン検出装置。
  5. 前記計測部が一面に配されている回路基板を備え、
    前記捕集電極は、前記回路基板の他面に配してあり、
    前記保護電極は、前記計測部を囲繞するように構成してあること
    を特徴とする請求項1からまでの何れか1項に記載のイオン検出装置。
  6. 請求項1からまでの何れか1項に記載のイオン検出装置と、
    イオンを発生させるイオン発生器と、
    前記イオン検出装置がイオンを検出した結果に基づいて警告を発する手段と
    を備えることを特徴とするイオン発生装置。
  7. 前記捕集電極は、前記イオン発生器に近接させて配設してあり、
    前記イオン発生器は、昇圧変圧器を有し、該昇圧変圧器から漏洩する磁束が前記捕集電極と鎖交する割合が抑制される方向に向けてあること
    を特徴とする請求項に記載のイオン発生装置。
  8. 前記イオン検出装置は、前記昇圧変圧器から漏洩する磁束が前記保護電極に囲繞された部分と鎖交する割合が抑制される方向に向けてあることを特徴とする請求項に記載のイオン発生装置。
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