JPH0729620Y2 - 高圧貫通型磁器コンデンサ - Google Patents
高圧貫通型磁器コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0729620Y2 JPH0729620Y2 JP1989081481U JP8148189U JPH0729620Y2 JP H0729620 Y2 JPH0729620 Y2 JP H0729620Y2 JP 1989081481 U JP1989081481 U JP 1989081481U JP 8148189 U JP8148189 U JP 8148189U JP H0729620 Y2 JPH0729620 Y2 JP H0729620Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- attached
- capacitor
- type porcelain
- high voltage
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高圧貫通型磁器コンデンサに関するものであ
る。
る。
高圧貫通型磁器コンデンサは、電子レンジのマグネトロ
ン管等のフィルタコンデンサとして使用される。
ン管等のフィルタコンデンサとして使用される。
ここで、従来の高圧貫通型磁器コンデンサの一例を第4
図の分解説明図と第5図の組立縦断面図をもとに説明す
ると、高圧貫通型磁器コンデンサは、貫通孔22,23と表
電極24,25及び裏電極26を備えた磁器誘電体21、窓271を
備えた接地板27、電極金具32,33、そして、タブ38,39付
中心導体30,31、シリコーンチューブ28,29と絶縁ケース
36、絶縁カバー37からなり、上記各部材を第5図に示す
ように組立て、シリコーンチューブ28,29を前記中心導
体30,31に挿入被着し、接地板27の外周側に絶縁ケース3
6を、内周側には絶縁カバー37を嵌合し、絶縁ケース36
内および絶縁カバー37内にそれぞれ樹脂34,35を充填し
て各ケース36,37と一体化し、また、この樹脂34,35によ
り各部材を一体固化していた。
図の分解説明図と第5図の組立縦断面図をもとに説明す
ると、高圧貫通型磁器コンデンサは、貫通孔22,23と表
電極24,25及び裏電極26を備えた磁器誘電体21、窓271を
備えた接地板27、電極金具32,33、そして、タブ38,39付
中心導体30,31、シリコーンチューブ28,29と絶縁ケース
36、絶縁カバー37からなり、上記各部材を第5図に示す
ように組立て、シリコーンチューブ28,29を前記中心導
体30,31に挿入被着し、接地板27の外周側に絶縁ケース3
6を、内周側には絶縁カバー37を嵌合し、絶縁ケース36
内および絶縁カバー37内にそれぞれ樹脂34,35を充填し
て各ケース36,37と一体化し、また、この樹脂34,35によ
り各部材を一体固化していた。
前記絶縁ケース36は、高圧貫通型磁器コンデンサの構造
上、肉薄のものにする必要があるが、この従来のコンデ
ンサでは絶縁ケース36は不飽和ポリエステル,メラミン
樹脂等の熱硬化性樹脂を成形したものであるため脆く、
取扱い中に割れや欠損が生じ易いという欠点があった。
上、肉薄のものにする必要があるが、この従来のコンデ
ンサでは絶縁ケース36は不飽和ポリエステル,メラミン
樹脂等の熱硬化性樹脂を成形したものであるため脆く、
取扱い中に割れや欠損が生じ易いという欠点があった。
本考案のコンデンサは、前記絶縁ケースを省略して前記
欠点を回避すると共に、絶縁性の保証及び電取法上の沿
面距離を満足するためにタブ付端子の圧着端子部に絶縁
スリーブを被着することにより上記問題点を解決したも
のである。
欠点を回避すると共に、絶縁性の保証及び電取法上の沿
面距離を満足するためにタブ付端子の圧着端子部に絶縁
スリーブを被着することにより上記問題点を解決したも
のである。
本考案は、磁器誘電体1の貫通孔2,3に挿通されるタブ
付中心導体10,11にシリコーンチューブ8,9を被着し、全
体を絶縁樹脂14,15で一体固化形成した高圧貫通型磁器
コンデンサにおいて、 前記タブ付中心導体10,11のタブ付端子18,19の圧着端子
部およびタブ18,19の一部を覆う絶縁スリーブ161,162
を前記圧着端子部およびタブ18,19に被着し、該スリー
ブ161,162の上方端を絶縁樹脂モールド14の上表面より
露出させて全体を絶縁樹脂モールド14で一体固化したこ
とを特徴とする高圧貫通型磁器コンデンサである。
付中心導体10,11にシリコーンチューブ8,9を被着し、全
体を絶縁樹脂14,15で一体固化形成した高圧貫通型磁器
コンデンサにおいて、 前記タブ付中心導体10,11のタブ付端子18,19の圧着端子
部およびタブ18,19の一部を覆う絶縁スリーブ161,162
を前記圧着端子部およびタブ18,19に被着し、該スリー
ブ161,162の上方端を絶縁樹脂モールド14の上表面より
露出させて全体を絶縁樹脂モールド14で一体固化したこ
とを特徴とする高圧貫通型磁器コンデンサである。
タブ付端子の圧着端子部に絶縁スリーブを被着すると共
に、該スリーブの上方端を絶縁樹脂モールドの上表面よ
り露出させたことにより電気用品取扱法上の沿面距離を
稼ぐことができ、また絶縁ケースを省略したから構造が
簡単になるうえ、絶縁ケースの割れ等の心配は全くない
ものである。
に、該スリーブの上方端を絶縁樹脂モールドの上表面よ
り露出させたことにより電気用品取扱法上の沿面距離を
稼ぐことができ、また絶縁ケースを省略したから構造が
簡単になるうえ、絶縁ケースの割れ等の心配は全くない
ものである。
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、このコン
デンサの全体構造は第1図,第2図に示すとおりで上記
従来例とほぼ同様であり、第3図に示すようにタブ付中
心導体10,11のタブ付端子18,19の圧着端子部およびタブ
18,19の一部を覆う絶縁スリーブ161,162を圧着端子部
およびタブ18,19に被着し、該スリーブ161,162の上方
端を絶縁樹脂モールド14の上表面より露出させて全体を
絶縁樹脂モールド14で一体固化し、さらに従来例におけ
る絶縁ケースを省略したものであって、他の部分の構造
は第4図,第5図のものと変わるところがない。
デンサの全体構造は第1図,第2図に示すとおりで上記
従来例とほぼ同様であり、第3図に示すようにタブ付中
心導体10,11のタブ付端子18,19の圧着端子部およびタブ
18,19の一部を覆う絶縁スリーブ161,162を圧着端子部
およびタブ18,19に被着し、該スリーブ161,162の上方
端を絶縁樹脂モールド14の上表面より露出させて全体を
絶縁樹脂モールド14で一体固化し、さらに従来例におけ
る絶縁ケースを省略したものであって、他の部分の構造
は第4図,第5図のものと変わるところがない。
すなわち二つの貫通孔2,3を備えた磁器誘電体1の片面
に表電極4,5を配設し、一方その反対の対向面に裏電極
6を配設し、これら電極4,5,6に前記貫通孔2,3に対応し
て孔部を設け、そして該裏電極6を中央部に窓71を開口
した接地板7に接合導通させ、タブ付端子18,19をカシ
メ加工によりその上端に取り付けた中心導体10,11を表
電極4,5に接合導通される電極金具12,13を介して表電極
4,5、磁器誘電体1、裏電極6及び接地板7の窓71の順
に貫通させ、前記タブ付端子18,19の圧着端子部にそれ
ぞれ絶縁スリーブ161,162を挿入被着し、前記中心導体
10,11に絶縁及び耐圧のためのシリコーンチューブ8,9を
挿入被着し、さらに接地板7の外周側には円筒状の注型
用ケース20を、その内周側には絶縁カバー17をそれぞれ
嵌合し(第3図を参照)、これら注型用ケース20,絶縁
カバー17の内部にエポキシ樹脂などの絶縁樹脂モールド
14,15をそれぞれ注入して一体固化し、その後前記注型
用ケース20を取外して絶縁樹脂モールド14を露出せし
め、絶縁スリーブ161,162の上方端を絶縁樹脂モールド
14の上表面より露出させたものである。
に表電極4,5を配設し、一方その反対の対向面に裏電極
6を配設し、これら電極4,5,6に前記貫通孔2,3に対応し
て孔部を設け、そして該裏電極6を中央部に窓71を開口
した接地板7に接合導通させ、タブ付端子18,19をカシ
メ加工によりその上端に取り付けた中心導体10,11を表
電極4,5に接合導通される電極金具12,13を介して表電極
4,5、磁器誘電体1、裏電極6及び接地板7の窓71の順
に貫通させ、前記タブ付端子18,19の圧着端子部にそれ
ぞれ絶縁スリーブ161,162を挿入被着し、前記中心導体
10,11に絶縁及び耐圧のためのシリコーンチューブ8,9を
挿入被着し、さらに接地板7の外周側には円筒状の注型
用ケース20を、その内周側には絶縁カバー17をそれぞれ
嵌合し(第3図を参照)、これら注型用ケース20,絶縁
カバー17の内部にエポキシ樹脂などの絶縁樹脂モールド
14,15をそれぞれ注入して一体固化し、その後前記注型
用ケース20を取外して絶縁樹脂モールド14を露出せし
め、絶縁スリーブ161,162の上方端を絶縁樹脂モールド
14の上表面より露出させたものである。
本考案のコンデンサでは、絶縁ケースを省略し、タブ付
端子の圧着端子部に絶縁スリーブを被着すると共に、該
スリーブの上方端を絶縁樹脂モールドの上表面より露出
させたことにより、従来のように絶縁ケースを使用しな
いから取扱中に絶縁ケースの割れが生じることは全くな
く、また絶縁性については絶縁スリーブの使用により保
証され、さらに露出部により充分な沿面距離を稼ぐこと
もできるし、構造簡単で安価に生産しうるものである。
端子の圧着端子部に絶縁スリーブを被着すると共に、該
スリーブの上方端を絶縁樹脂モールドの上表面より露出
させたことにより、従来のように絶縁ケースを使用しな
いから取扱中に絶縁ケースの割れが生じることは全くな
く、また絶縁性については絶縁スリーブの使用により保
証され、さらに露出部により充分な沿面距離を稼ぐこと
もできるし、構造簡単で安価に生産しうるものである。
第1図乃至第3図は本考案の実施例に係るもので、第1
図は正面断面図、第2図は側面断面図、第3図は絶縁ス
リーブをタブ付端子の圧着端子部に被着する組立説明
図、第4図は従来例の分解説明図、第5図はその組立縦
断面図である。 1…磁器誘電体、2,3…貫通孔、4,5…表電極、6…裏電
極、7…接地板、8,9…シリコーンチューブ、10,11…中
心導体、12,13…電極金具、14,15…絶縁樹脂モールド、
161,162…絶縁スリーブ、17…絶縁カバー、18,19…タ
ブ付端子、20…注型用ケース。
図は正面断面図、第2図は側面断面図、第3図は絶縁ス
リーブをタブ付端子の圧着端子部に被着する組立説明
図、第4図は従来例の分解説明図、第5図はその組立縦
断面図である。 1…磁器誘電体、2,3…貫通孔、4,5…表電極、6…裏電
極、7…接地板、8,9…シリコーンチューブ、10,11…中
心導体、12,13…電極金具、14,15…絶縁樹脂モールド、
161,162…絶縁スリーブ、17…絶縁カバー、18,19…タ
ブ付端子、20…注型用ケース。
Claims (1)
- 【請求項1】磁器誘電体1の貫通孔2,3に挿通されるタ
ブ付中心導体10,11にシリコーンチューブ8,9を被着し、
全体を絶縁樹脂14,15で一体固化形成した高圧貫通型磁
器コンデンサにおいて、 前記タブ付中心導体10,11のタブ付端子18,19の圧着端子
部およびタブ18,19の一部を覆う絶縁スリーブ161,162
を前記圧着端子部およびタブ18,19に被着し、該スリー
ブ161,162の上方端を絶縁樹脂モールド14の上表面より
露出させて全体を絶縁樹脂モールド14で一体固化したこ
とを特徴とする高圧貫通型磁器コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989081481U JPH0729620Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 高圧貫通型磁器コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989081481U JPH0729620Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 高圧貫通型磁器コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321838U JPH0321838U (ja) | 1991-03-05 |
JPH0729620Y2 true JPH0729620Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31627465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989081481U Expired - Lifetime JPH0729620Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 高圧貫通型磁器コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729620Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4136149B2 (ja) * | 1999-01-19 | 2008-08-20 | ニチコン株式会社 | 乾式金属化フィルムコンデンサ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5167353U (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-27 | ||
JPS62168629U (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-26 |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP1989081481U patent/JPH0729620Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321838U (ja) | 1991-03-05 |
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