JPH0237237Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0237237Y2 JPH0237237Y2 JP6179783U JP6179783U JPH0237237Y2 JP H0237237 Y2 JPH0237237 Y2 JP H0237237Y2 JP 6179783 U JP6179783 U JP 6179783U JP 6179783 U JP6179783 U JP 6179783U JP H0237237 Y2 JPH0237237 Y2 JP H0237237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- outer metal
- cylindrical dielectric
- composite element
- metal case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 54
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 44
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 7
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 4
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はアンテナと例えば受信機との間に接続
する避雷装置に関する。
する避雷装置に関する。
従来技術
雷による異常衝撃電圧波を阻止するために、ア
ンテナと受信機との間に接続する従来の避雷装置
は、一般にアンテナブロツク又は避雷用回路ブロ
ツクと呼ばれ、第1図に示す如く構成されてい
る。この従来の避雷装置は、アンテナコネクタ1
と、第1の外被金属ケース2と、第2の外被金属
ケース3と、送信又は受信機接続用同軸ケーブル
4と、第1の避雷用複合素子5と、第2の避雷用
複合素子6とから成る。次に、各部を更に詳しく
説明する。コネクタ1は接続用心電極7と、これ
を囲む絶縁体8と、外側金具9とを有する。第1
の外被金属ケース2はコネクタ1の外側金具9に
電気的及び機械的に結合されている。第2の外被
金属ケース3は第1の外被金属ケース2に電気的
及び機械的に結合されている。同軸ケーブル4は
心線10と絶縁体11を介して心線10を囲む金
属製外被線12と絶縁被覆13とから成る。第1
の避雷用複合素子5は第2図の第1のコンデンサ
C1と第1の抵抗R1と放電間隙Gとを共通の誘電
体磁器基板に設けたものであり、これ等の一方の
リード線はコネクタ1の心電極7に接続され他方
のリード線は同軸ケーブル4の心線10とに接続
されている。第2の避雷用複合素子6は第2図の
第2のコンデンサC2と第2の抵抗R2とを共通の
誘電体磁器基板14に設けたものであり、これ等
の一方の端子電極は第2の外被金属ケース3に電
気的に接続され、他方の端子電極は接続金具15
を通して同軸ケーブル4の金属外被線12に接続
されている。尚、第2の避雷用複合素子6は中心
に貫通孔を有する円板に形成され、この貫通孔に
ロート状の接続金具15が挿通されている。ま
た、複合素子6は絶縁性合成樹脂16で第2の外
被金属ケース3で固着されている。
ンテナと受信機との間に接続する従来の避雷装置
は、一般にアンテナブロツク又は避雷用回路ブロ
ツクと呼ばれ、第1図に示す如く構成されてい
る。この従来の避雷装置は、アンテナコネクタ1
と、第1の外被金属ケース2と、第2の外被金属
ケース3と、送信又は受信機接続用同軸ケーブル
4と、第1の避雷用複合素子5と、第2の避雷用
複合素子6とから成る。次に、各部を更に詳しく
説明する。コネクタ1は接続用心電極7と、これ
を囲む絶縁体8と、外側金具9とを有する。第1
の外被金属ケース2はコネクタ1の外側金具9に
電気的及び機械的に結合されている。第2の外被
金属ケース3は第1の外被金属ケース2に電気的
及び機械的に結合されている。同軸ケーブル4は
心線10と絶縁体11を介して心線10を囲む金
属製外被線12と絶縁被覆13とから成る。第1
の避雷用複合素子5は第2図の第1のコンデンサ
C1と第1の抵抗R1と放電間隙Gとを共通の誘電
体磁器基板に設けたものであり、これ等の一方の
リード線はコネクタ1の心電極7に接続され他方
のリード線は同軸ケーブル4の心線10とに接続
されている。第2の避雷用複合素子6は第2図の
第2のコンデンサC2と第2の抵抗R2とを共通の
誘電体磁器基板14に設けたものであり、これ等
の一方の端子電極は第2の外被金属ケース3に電
気的に接続され、他方の端子電極は接続金具15
を通して同軸ケーブル4の金属外被線12に接続
されている。尚、第2の避雷用複合素子6は中心
に貫通孔を有する円板に形成され、この貫通孔に
ロート状の接続金具15が挿通されている。ま
た、複合素子6は絶縁性合成樹脂16で第2の外
被金属ケース3で固着されている。
第1図に示す避電装置は、第2図に示す等価回
路を有してアンテナ17と送信又は受信機との間
に接続され、アンテナ17から入り込む異常衝撃
電圧波を吸収する。
路を有してアンテナ17と送信又は受信機との間
に接続され、アンテナ17から入り込む異常衝撃
電圧波を吸収する。
しかし、板状に形成された第2の避雷用複合素
子5を第2の外被金属ケース2と接続金具15と
の間に樹脂16で埋設する構成であるために、樹
脂16、ケース3、磁器基板14等の熱膨張係数
の差から、熱サイクル及び熱シヨツクによつて誘
電体磁器基板14にストレスが加わり、クラツク
やコンデンサ電極下部のエグレ等が発生する恐れ
があつた。また、誘電体磁器基板14が接続金具
15を介して同軸ケーブル4を支えている構造で
あるので、同軸ケーブル4の動きによつて誘電体
磁器基板14にストレスが加わり破損し易く且つ
製作工程が複雑であつた。又、第1の避雷用複合
素子5も円板状であり且つ左方向に張り出した状
態に配設されるので、大型になるという欠点があ
つた。
子5を第2の外被金属ケース2と接続金具15と
の間に樹脂16で埋設する構成であるために、樹
脂16、ケース3、磁器基板14等の熱膨張係数
の差から、熱サイクル及び熱シヨツクによつて誘
電体磁器基板14にストレスが加わり、クラツク
やコンデンサ電極下部のエグレ等が発生する恐れ
があつた。また、誘電体磁器基板14が接続金具
15を介して同軸ケーブル4を支えている構造で
あるので、同軸ケーブル4の動きによつて誘電体
磁器基板14にストレスが加わり破損し易く且つ
製作工程が複雑であつた。又、第1の避雷用複合
素子5も円板状であり且つ左方向に張り出した状
態に配設されるので、大型になるという欠点があ
つた。
考案の目的
そこで、本考案の目的は、避雷用複合素子に対
するストレスを軽減することが可能であり且つ製
造が容易であるアンテナ回路の避雷装置を提供す
ることにある。
するストレスを軽減することが可能であり且つ製
造が容易であるアンテナ回路の避雷装置を提供す
ることにある。
考案の構成
上記目的を達成するための本考案は、理解を容
易にするために実施例を示す図面の符号を参照し
て説明すると、アンテナ回路を接続するための心
電極7と該心電極7を絶縁体8を介して囲む外側
金具9とを有するアンテナコネクタ1と、前記ア
ンテナコネクタ1の前記外側金具9に接続された
第1の外被金属ケース2と、前記第1の外被金属
ケース2に絶縁体20を介して結合された第2の
外被金属ケース3と、心線10と該心線10を絶
縁体11を介して囲む金属製外被線12とを有
し、前記外被線12が前記第2の外被金属ケース
3に結合されている機器接続用同軸ケーブル4
と、互いに並列接続された少なくともコンデンサ
C1と抵抗R1とを含んで前記アンテナコネクタ1
の前記心電極7と前記同軸ケーブル4の前記心線
10との間に接続され且つ前記第1及び第2の外
被金属ケース2,3の内部に配置されている第1
の避雷用複合素子5と、円筒型誘電体37、該円
筒型誘電体37の少なくとも内周面の一部に設け
られた内部電極38、前記内部電極38に対向す
るように前記円筒型誘電体37の少なくとも外周
面の一部に設けられた外部電極39、前記内部電
極38と前記外部電極39との間に設けられた抵
抗体40、前記内部電極38に結合された第1の
端子部材27、及び前記外部電極39に結合され
た第2の端子部材28を有し、前記第1の端子部
材27が前記第1の外被金属ケース2に接続さ
れ、前記第2の端子部材24が前記第2の外被金
属ケース3に接続され、且つ前記第1及び第2の
外被金属ケース2,3の内部に配置されている第
2の避雷用複合素子6と、から成るアンテナ回路
の避雷装置に係わるものである。
易にするために実施例を示す図面の符号を参照し
て説明すると、アンテナ回路を接続するための心
電極7と該心電極7を絶縁体8を介して囲む外側
金具9とを有するアンテナコネクタ1と、前記ア
ンテナコネクタ1の前記外側金具9に接続された
第1の外被金属ケース2と、前記第1の外被金属
ケース2に絶縁体20を介して結合された第2の
外被金属ケース3と、心線10と該心線10を絶
縁体11を介して囲む金属製外被線12とを有
し、前記外被線12が前記第2の外被金属ケース
3に結合されている機器接続用同軸ケーブル4
と、互いに並列接続された少なくともコンデンサ
C1と抵抗R1とを含んで前記アンテナコネクタ1
の前記心電極7と前記同軸ケーブル4の前記心線
10との間に接続され且つ前記第1及び第2の外
被金属ケース2,3の内部に配置されている第1
の避雷用複合素子5と、円筒型誘電体37、該円
筒型誘電体37の少なくとも内周面の一部に設け
られた内部電極38、前記内部電極38に対向す
るように前記円筒型誘電体37の少なくとも外周
面の一部に設けられた外部電極39、前記内部電
極38と前記外部電極39との間に設けられた抵
抗体40、前記内部電極38に結合された第1の
端子部材27、及び前記外部電極39に結合され
た第2の端子部材28を有し、前記第1の端子部
材27が前記第1の外被金属ケース2に接続さ
れ、前記第2の端子部材24が前記第2の外被金
属ケース3に接続され、且つ前記第1及び第2の
外被金属ケース2,3の内部に配置されている第
2の避雷用複合素子6と、から成るアンテナ回路
の避雷装置に係わるものである。
考案の作用効果
上記考案によれば次の作用効果が得られる。
(イ) 第1及び第2の外被金属ケース2,3を絶縁
体20で分離し、第2の避雷用複合素子6を円
筒型素子とし、第2の避雷用複合素子6の第1
の端子部材27を第1の外被金属ケース2に接
続し、第2の端子部材28を第2の外被金属ケ
ース3に接続した構成であるので、第2の避雷
用複合素子6が同軸ケーブル4を支持すること
が不要になり且つ樹脂に埋設することも不要に
なる。従つて、第2の避雷用複合素子6に対す
るストレスを大幅に低減することが出来る。
体20で分離し、第2の避雷用複合素子6を円
筒型素子とし、第2の避雷用複合素子6の第1
の端子部材27を第1の外被金属ケース2に接
続し、第2の端子部材28を第2の外被金属ケ
ース3に接続した構成であるので、第2の避雷
用複合素子6が同軸ケーブル4を支持すること
が不要になり且つ樹脂に埋設することも不要に
なる。従つて、第2の避雷用複合素子6に対す
るストレスを大幅に低減することが出来る。
(ロ) 第2の避雷用複合素子6の取付構造及び工程
が簡略化される。
が簡略化される。
(ハ) 第2の避雷用複合素子6が円筒型であるの
で、ケース2,3の小型化が可能になる。
で、ケース2,3の小型化が可能になる。
実施例
次に、第3図〜第6図に示す本考案の実施例に
係わる避電装置について述べる。但し、第3図で
符号1〜13で示す部分は第1図で同一符号で示
す部分と実質的に同一であるので、その説明を省
く。
係わる避電装置について述べる。但し、第3図で
符号1〜13で示す部分は第1図で同一符号で示
す部分と実質的に同一であるので、その説明を省
く。
第3図に於いては、第1及び第2の外被金属ケ
ース2,3が上下に溝21,22を有する樹脂環
から成る絶縁体20によつて電気的に分離されて
いる。絶縁体20の一方の溝21には第1の外被
金属ケース2の端が嵌合接着され、他方の溝22
には第2の外被金属ケース3の端が嵌合接着さ
れ、両ケース2,3が機械的に一体化されてい
る。第2の外被金属ケース3の下端には径の小さ
い円筒部3aが設けられ、この円筒部3aがカシ
メ金具3bによつて同軸ケーブル4の外被線12
に結合されている。
ース2,3が上下に溝21,22を有する樹脂環
から成る絶縁体20によつて電気的に分離されて
いる。絶縁体20の一方の溝21には第1の外被
金属ケース2の端が嵌合接着され、他方の溝22
には第2の外被金属ケース3の端が嵌合接着さ
れ、両ケース2,3が機械的に一体化されてい
る。第2の外被金属ケース3の下端には径の小さ
い円筒部3aが設けられ、この円筒部3aがカシ
メ金具3bによつて同軸ケーブル4の外被線12
に結合されている。
第1の避雷用複合素子5は、第1及び第2の端
子キヤツプ23,24を有する円筒型複合素子で
あり、第1の端子キヤツプ23はコネクタ1の心
電極7に半田25で電気的及び機械的に結合さ
れ、第2の端子キヤツプ24は同軸ケーブル4の
心線10に半田26で電気的及び機械的に結合さ
れている。
子キヤツプ23,24を有する円筒型複合素子で
あり、第1の端子キヤツプ23はコネクタ1の心
電極7に半田25で電気的及び機械的に結合さ
れ、第2の端子キヤツプ24は同軸ケーブル4の
心線10に半田26で電気的及び機械的に結合さ
れている。
第2の避雷用複合素子6も、第1及び第2の端
子部材としての端子キヤツプ27,28を有する
円筒型複合素子であり、第1の端子キヤツプ27
は第1の外被金属ケース2に半田29で電気的及
び機械的に結合され、第2の端子キヤツプ28は
第2の外被金属ケース3に半田30で電気的及び
機械的に結合されている。
子部材としての端子キヤツプ27,28を有する
円筒型複合素子であり、第1の端子キヤツプ27
は第1の外被金属ケース2に半田29で電気的及
び機械的に結合され、第2の端子キヤツプ28は
第2の外被金属ケース3に半田30で電気的及び
機械的に結合されている。
第1及び第2の外被金属ケース2,3から成る
容器本体18は、第4図に示す如く絶縁性の蓋1
9を有する。従つて、第3図に示す如き組立は、
蓋19を外した状態でなし、最後に蓋19を装着
して開口を閉塞する。
容器本体18は、第4図に示す如く絶縁性の蓋1
9を有する。従つて、第3図に示す如き組立は、
蓋19を外した状態でなし、最後に蓋19を装着
して開口を閉塞する。
第1の避雷用複合素子5は、第5図に示す如
く、円筒型磁器誘電体31と、この誘電体31の
内周面の一部と外周面の一部とに連続的に設けら
れた内部電極32と、この内部電極32に対向す
るように誘電体31の外周面の一部に設けられ且
つ放電間隙33が生じるように内周面まで延在さ
せた外部電極34と、誘電体31の外周面に於け
る内部電極32と外部電極34との分離領域に設
けられ且つ各電極32,34に電気的に接続され
た抵抗体35と、誘電体31の一端を覆うように
内部電極32に結合された第1の端子キヤツプ2
3と、誘電体31の他端を覆うように外部電極3
4に結合された第2の端子キヤツプ24と、第1
及び第2の端子キヤツプ23,24間を被覆する
絶縁被覆層36とから成る。尚、内部電極32と
誘電体31と外部電極34とによつて第2図の第
1のコンデンサC1が構成され、抵抗体35によ
つて第2図の第1の抵抗R1が構成され、間隙3
3によつて第2図の放電間隙Gが構成されてい
る。
く、円筒型磁器誘電体31と、この誘電体31の
内周面の一部と外周面の一部とに連続的に設けら
れた内部電極32と、この内部電極32に対向す
るように誘電体31の外周面の一部に設けられ且
つ放電間隙33が生じるように内周面まで延在さ
せた外部電極34と、誘電体31の外周面に於け
る内部電極32と外部電極34との分離領域に設
けられ且つ各電極32,34に電気的に接続され
た抵抗体35と、誘電体31の一端を覆うように
内部電極32に結合された第1の端子キヤツプ2
3と、誘電体31の他端を覆うように外部電極3
4に結合された第2の端子キヤツプ24と、第1
及び第2の端子キヤツプ23,24間を被覆する
絶縁被覆層36とから成る。尚、内部電極32と
誘電体31と外部電極34とによつて第2図の第
1のコンデンサC1が構成され、抵抗体35によ
つて第2図の第1の抵抗R1が構成され、間隙3
3によつて第2図の放電間隙Gが構成されてい
る。
第2の避雷用複合素子6は、第6図に示す如
く、第1の避雷用複合素子5と同様に構成され
た、円筒型磁器誘電体37と、内部電極38と、
外部電極39と、抵抗体40と、絶縁被覆層41
と、第1及び第2の端子キヤツプ27,28とを
有し、更に、誘電体37の内周面に於ける内部電
極38と外部電極39との間の放電間隙を消滅さ
せるための絶縁層42を有する。要するに、第6
図の素子6は第5図の素子5に絶縁層42を付加
したものである。この第2の避雷用複合素子6に
於いては、内部電極38と誘電体37と外部電極
39とによつて第2図の第2のコンデンサC2が
構成され、抵抗体40で第2図の第2の抵抗R2
が構成されている。
く、第1の避雷用複合素子5と同様に構成され
た、円筒型磁器誘電体37と、内部電極38と、
外部電極39と、抵抗体40と、絶縁被覆層41
と、第1及び第2の端子キヤツプ27,28とを
有し、更に、誘電体37の内周面に於ける内部電
極38と外部電極39との間の放電間隙を消滅さ
せるための絶縁層42を有する。要するに、第6
図の素子6は第5図の素子5に絶縁層42を付加
したものである。この第2の避雷用複合素子6に
於いては、内部電極38と誘電体37と外部電極
39とによつて第2図の第2のコンデンサC2が
構成され、抵抗体40で第2図の第2の抵抗R2
が構成されている。
上述から明らかな如く本実施例の避雷装置には
次の利点がある。
次の利点がある。
(A) 一対の金属ケース2,3が絶縁体20で分離
され、円筒型の複合素子5の一方の端子キヤツ
プ27を一方の金属ケース2に接続し、他方の
端子キヤツプ28を他方の金属ケース3に接続
する構成であるので、熱サイクル、熱シヨツク
等によつて複合素子6に加わるストレスが大幅
に少なくなる。又、複合素子6は同軸ケーブル
4を支持する必要がないので、これによるスト
レスも無くなる。
され、円筒型の複合素子5の一方の端子キヤツ
プ27を一方の金属ケース2に接続し、他方の
端子キヤツプ28を他方の金属ケース3に接続
する構成であるので、熱サイクル、熱シヨツク
等によつて複合素子6に加わるストレスが大幅
に少なくなる。又、複合素子6は同軸ケーブル
4を支持する必要がないので、これによるスト
レスも無くなる。
(B) 第1の避雷用複合素子5はコネクタ1及び同
軸ケーブル4の中心線上に配置され、これに平
行に第2の避雷用複合素子6が配置されている
ので、ケース2,3の横方向(半径方向)の小
型化が可能になる。
軸ケーブル4の中心線上に配置され、これに平
行に第2の避雷用複合素子6が配置されている
ので、ケース2,3の横方向(半径方向)の小
型化が可能になる。
(C) 第1の避雷用複合素子5の放電間隙33が円
筒型誘電体31の内部に設けられているので、
火花を内部に封じ込めることが可能になる。
筒型誘電体31の内部に設けられているので、
火花を内部に封じ込めることが可能になる。
(D) 複合素子6を樹脂によつて埋設すること等が
不要になり、半田29,30で接着するのみで
よいから、複合素子6の取付構造及び工程が簡
略化される。又、製造の自動化が容易になる。
不要になり、半田29,30で接着するのみで
よいから、複合素子6の取付構造及び工程が簡
略化される。又、製造の自動化が容易になる。
(E) 第1及び第2の避雷用複合素子5,6は、絶
縁層42の有無のみの差であるので、部品のコ
ストの低減が可能になる。
縁層42の有無のみの差であるので、部品のコ
ストの低減が可能になる。
変形例
本考案は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
く、例えば次の変形が可能なものである。
(a) 第7図に示す如く、第1の避雷用複合素子5
に於ける放電間隙33を内部電極32と第2の
端子キヤツプ24との間に生じさせてもよい。
に於ける放電間隙33を内部電極32と第2の
端子キヤツプ24との間に生じさせてもよい。
(b) 第8図に示す如く、一対の金属ケース2,3
とを重ね合せるように形成し、この間に絶縁体
20を配してもよい。
とを重ね合せるように形成し、この間に絶縁体
20を配してもよい。
(c) 第9図に示す如く、第4図に於ける蓋19に
相当するものに、配線導体43,44,45,
46を設け、ここに第1及び第2の避雷用複合
素子5,6を半田で結合し、導体43をケース
2に接続し、導体44をケース3に接続しても
よい。
相当するものに、配線導体43,44,45,
46を設け、ここに第1及び第2の避雷用複合
素子5,6を半田で結合し、導体43をケース
2に接続し、導体44をケース3に接続しても
よい。
(d) 第4図に示す容器本体18の両面に開放し、
左側面も蓋で閉塞するようにしてもよい。
左側面も蓋で閉塞するようにしてもよい。
(e) 端子キヤツプ27,28の形状及びケース
2,3に対する取付構造を種々変形しても差支
えない。
2,3に対する取付構造を種々変形しても差支
えない。
(f) コネクタ1とケース2との間、ケース3とケ
ーブル4との間に結合金具を配してもよい。
ーブル4との間に結合金具を配してもよい。
第1図は従来の避雷装置を示す断面図、第2図
は第1図及び第3図の避雷装置の等価回路図、第
3図は本考案の実施例に係わる避電装置を示す断
面図、第4図は第3図の避雷装置の蓋を取り外し
た状態の側面図、第5図は第3図の第1の避雷用
複合素子の拡大断面図、第6図は第3図の第2の
避電用複合素子の拡大断面図、第7図は変形例の
第1の避雷用複合素子の一部を示す断面図、第8
図は変形例の金属ケースの一部を示す断面図、第
9図は変形例の複合素子の取付構造を示す平面図
である。 1……アンテナコネクタ、2……第1の外被金
属ケース、3……第2の外被金属ケース、4……
同軸ケーブル、5……第1の避雷用複合素子、6
……第2の避雷用複合素子、7……心電極、8…
…絶縁体、9……外側金具、10……心線、11
……絶縁体、12……金属製外被線、20……絶
縁体、23……第1の端子キヤツプ、24……第
2の端子キヤツプ、27……第1の端子キヤツプ
(第1の端子部材)、28……第2の端子キヤツプ
(第2の端子部材)、31……円筒型磁器誘電体、
32……内部電極、33……間隙、34……外部
電極、35……抵抗体、36……絶縁被覆層、3
7……円筒型磁器誘電体、38……内部電極、3
9……外部電極、40……抵抗体、41……絶縁
被覆層、42……絶縁層。
は第1図及び第3図の避雷装置の等価回路図、第
3図は本考案の実施例に係わる避電装置を示す断
面図、第4図は第3図の避雷装置の蓋を取り外し
た状態の側面図、第5図は第3図の第1の避雷用
複合素子の拡大断面図、第6図は第3図の第2の
避電用複合素子の拡大断面図、第7図は変形例の
第1の避雷用複合素子の一部を示す断面図、第8
図は変形例の金属ケースの一部を示す断面図、第
9図は変形例の複合素子の取付構造を示す平面図
である。 1……アンテナコネクタ、2……第1の外被金
属ケース、3……第2の外被金属ケース、4……
同軸ケーブル、5……第1の避雷用複合素子、6
……第2の避雷用複合素子、7……心電極、8…
…絶縁体、9……外側金具、10……心線、11
……絶縁体、12……金属製外被線、20……絶
縁体、23……第1の端子キヤツプ、24……第
2の端子キヤツプ、27……第1の端子キヤツプ
(第1の端子部材)、28……第2の端子キヤツプ
(第2の端子部材)、31……円筒型磁器誘電体、
32……内部電極、33……間隙、34……外部
電極、35……抵抗体、36……絶縁被覆層、3
7……円筒型磁器誘電体、38……内部電極、3
9……外部電極、40……抵抗体、41……絶縁
被覆層、42……絶縁層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アンテナ回路を接続するための心電極7と該
心電極7を絶縁体8を介して囲む外側金具9と
を有するアンテナコネクタ1と、 前記アンテナコネクタ1の前記外側金具9に
接続された第1の外被金属ケース2と、 前記第1の外被金属ケース2に絶縁体20を
介して結合された第2の外被金属ケース3と、 心線10と該心線10を絶縁体11を介して
囲む金属製外被線12とを有し、前記外被線1
2が前記第2の外被金属ケース3に結合されて
いる機器接続用同軸ケーブル4と、 互いに並列接続された少なくともコンデンサ
C1と抵抗R1とを含んで前記アンテナコネクタ
1の前記心電極7と前記同軸ケーブル4の前記
心線10との間に接続され且つ前記第1及び第
2の外被金属ケース2,3の内部に配置されて
いる第1の避雷用複合素子5と、 円筒型誘電体37、該円筒型誘電体37の少
なくとも内周面の一部に設けられた内部電極3
8、前記内部電極38に対向するように前記円
筒型誘電体37の少なくとも外周面の一部に設
けられた外部電極39、前記内部電極38と前
記外部電極39との間に設けられた抵抗体4
0、前記内部電極38に結合された第1の端子
部材27、及び前記外部電極39に結合された
第2の端子部材28を有し、前記第1の端子部
材27が前記第1の外被金属ケース2に接続さ
れ、前記第2の端子部材24が前記第2の外被
金属ケース3に接続され、且つ前記第1及び第
2の外被金属ケース2,3の内部に配置されて
いる第2の避雷用複合素子6と、 から成るアンテナ回路の避雷装置。 (2) 前記第1の避雷用複合素子5は、 円筒型誘電体31と、 該円筒型誘電体31の少なくとも内周面の一
部と一方の端面と外周面の一部とに連続的に設
けられた内部電極32と、 少なくとも前記内部電極32に対向する部分
を有するように前記円筒型誘電体31の少なく
とも外周面の一部に設けられ且つ前記内部電極
32から分離されている外部電極34と、 前記円筒型誘電体31の外周面に於ける前記
内部電極32と前記外部電極34との分離領域
を接続するように設けられた抵抗体35と、 前記円筒型誘電体31の一端を覆うように配
され且つ前記内部電極32に電気的及び機械的
に結合された第1の端子キヤツプ23と、 前記円筒型誘電体31の他端を覆うように配
され且つ前記外部電極34に電気的及び機械的
に結合された第2の端子キヤツプ24と、 から成り、前記円筒型誘電体31の内周面に於
ける前記内部電極32と前記外部電極34又は
前記第2の端子キヤツプ28との分離領域が所
定値以上の電圧で放電を開始する間隙33とさ
れているものである実用新案登録請求の範囲第
1項記載のアンテナ回路の避雷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6179783U JPS59167443U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | アンテナ回路の避雷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6179783U JPS59167443U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | アンテナ回路の避雷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59167443U JPS59167443U (ja) | 1984-11-09 |
JPH0237237Y2 true JPH0237237Y2 (ja) | 1990-10-09 |
Family
ID=30192012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6179783U Granted JPS59167443U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | アンテナ回路の避雷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59167443U (ja) |
-
1983
- 1983-04-25 JP JP6179783U patent/JPS59167443U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59167443U (ja) | 1984-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4193106A (en) | Monolithic ceramic capacitor with fuse link | |
US3541478A (en) | Electrical filter body construction having deposited outer surface | |
CA1274590A (en) | Passive electric component | |
JPH0237237Y2 (ja) | ||
US5043836A (en) | Noise proof capacitor unit for a vehicular generator | |
JPH04129185A (ja) | ノイズ防止コネクタ | |
KR100206376B1 (ko) | 광대역 관통형 콘덴서 | |
JP2580628Y2 (ja) | 高電圧コンデンサ及びマグネトロン | |
JPH0543537Y2 (ja) | ||
JPH017966Y2 (ja) | ||
JPH0729620Y2 (ja) | 高圧貫通型磁器コンデンサ | |
JPH021857Y2 (ja) | ||
JPS5919427Y2 (ja) | 複合型サ−ジ吸収器 | |
JPS5926543Y2 (ja) | アンテナ接栓端子 | |
JPH0314835Y2 (ja) | ||
JPH0210767Y2 (ja) | ||
JPH0521946Y2 (ja) | ||
JPS6119512Y2 (ja) | ||
JP2985757B2 (ja) | 貫通型セラミックコンデンサの組立方法 | |
JPH0314834Y2 (ja) | ||
JPH0219955Y2 (ja) | ||
JPS5930510Y2 (ja) | 円筒形磁器コンデンサ | |
KR830000034Y1 (ko) | 커패시터 부착된 시일드 케이스(shield case) | |
JPH0229715Y2 (ja) | ||
JPS5930523Y2 (ja) | 複合貫通形コンデンサ |