JPH0521946Y2 - - Google Patents

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JPH0521946Y2
JPH0521946Y2 JP1987068751U JP6875187U JPH0521946Y2 JP H0521946 Y2 JPH0521946 Y2 JP H0521946Y2 JP 1987068751 U JP1987068751 U JP 1987068751U JP 6875187 U JP6875187 U JP 6875187U JP H0521946 Y2 JPH0521946 Y2 JP H0521946Y2
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capacitor
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contact plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、それぞれ同軸ケーブルを用いる回線
と宅内配線との間に設置される保安器の構造に関
する。
本考案は、有線テレビジヨン用の保安器として
利用するに適する。
〔従来の技術〕
例えば有線テレビジヨン放送(CATV)用の
宅内保安器は、実公昭59−8424号公報によるもの
などが知られている。
これは回線側の同軸構造の入力端子と、宅内側
の同軸構造の出力端子とを備え、それぞれの内部
導体相互間には保安回路(ヒユーズ等)と第一の
コンデンサとが直列に接続され、また出力端子側
の外部導体と接地導体との間には第二のコンデン
サが接続される回路構成となつている。これは、
出力端子側に接続される宅内のテレビジヨン受像
装置の接地に商用電源の一端が接続された装置が
あるために不可欠の構造である。このコンデンサ
には高周波数特性のよいセラミツク型のコンデン
サが使用される。これらのコンデンサには従来リ
ード線より接続される形式のものを用いている。
しかし、このようなコンデンサのリード線には
微少のインダクタンスがあり、接地導体との間に
小さい電圧が発生し、これが雑音の原因となる。
これは、テレビジヨンの画面を乱す。ことに付近
に高圧線が設置されている場合などその環境に強
電界の発生する場所では、これによる画面の乱れ
が多い。近年CATVの使用周波数が高くなり
VHF帯およびUHF帯に使用されるようになり、
この傾向が強くなる欠点があつた。
この欠点を解決するものとして、リング状の誘
電体コンデンサを用い、これを接地導体と出力端
子の電極との間に挟着させた構造が提案されてい
る(実開昭55−91276号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この取付け構造は誘電体素子を接地導
体に載置し、出力端子の電極の接触板との間でサ
ンドイツチ状にするにすぎないため、強度が十分
でなく、また誘電体素子の電極にはがれが生ずる
問題があつた。
本考案は、この欠点を解決して、十分な強度を
持つてリング状コンデンサの電極にはがれが生じ
なく、しかも雑音が少なく、強電界のある環境に
設置しても高い周波数帯でもテレビジヨン画面の
乱れを起こすことが少ない保安器を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、同軸型の入力端子と、同軸型の出力
端子と、上記入力端子および出力端子の各中心導
体が保安回路および第一のコンデンサを介して相
互に接続され、上記入力端子の外部導体が接地導
体に接続され、上記出力端子の外部導体と上記接
地導体との間に第二のコンデンサが接続された保
安器において、上記第二のコンデンサは、その中
空部に同軸構造が貫通する形状に配置されたリン
グ状のコンデンサであり、上記第二のコンデンサ
は、リング状の絶縁体により形式された保持輪が
内接され、上記出力端子の外部導体の平行な2辺
が形成する廻り止め部が嵌まり込む中空部が設け
られ上記接地導体上に載置された円板状の第一の
接触板と、上記出力端子の外部導体に接続される
円板状の第二の接触板とに挟持され、上記出力端
子の外部導体に取付けられるナツトにより上記第
二の接触板を上記第二のコンデンサに圧接する構
造であることを特徴とする。
〔作用〕
接地導体に接続するリング状の第二のコンデン
サは接地導体上の第一の接触板と出力端子の外部
導体に接続される第二の接触板とによつて挟まれ
る。また第二のコンデンサの内周には絶縁体の保
持輪が内接される。これにより、第二のコンデン
サの取付けには十分な強度を持たせることがで
き、また第二のコンデンサの電極にはがれが生ず
ることはなく電気的な接触が十分となる。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案一実施例のシールドキヤツプ1
を取外した状態の斜視図であり、第2図は上記実
施例の回路図を示す。
第1図において、図外の接地線が接続された接
地端子2aを備えたシールド基板2には、この底
面でそれぞれ同軸ケーブルの外部導体に接続され
ている入力端子3と出力端子4とが設けられる。
入力端子3および出力端子4のそれぞれの外部導
体と内部導体との間はそれぞれ絶縁体3c,4c
により絶縁されている。外部導体3bは接地導体
5に接続され、保安回路基板6には、第一のコン
デンサC1、インダクタンスL、ヒユーズFおよ
びコンデンサC3が配置されている。
ここで本考案の特徴とするところは、第二のコ
ンデンサC2はその一面が接地導体5に金属円板
である下面接触板7aを介して面接触し、その他
面が金属円板である上面接触板7bにより出力端
子の外部導体4bにナツト4dおよびワツシヤ4
eにより接続締めつけられ、さらにコンデンサ
C2は出力端子4を貫通する中空形状であること
にある。
すなわち第二のコンデンサC2は第3図に示す
外部斜視図のように、セラミツク材料を中空部を
有するリング状に形成し、本体の両側面を金属メ
ツキにより導体aとその内外辺部に絶縁被覆bを
施したものである。
出力端子の要部を分解した分解図を第4図に示
す。本図においてシールド基板2に載置された接
地導体5は下方より出力端子4が挿入され、外部
絶縁体の上部に突起し、かつ平行な2辺を形成す
る廻り止め部4Fを備えた絶縁体4gは接地導体
5の廻り止め形状の中空部より上方に突き出る。
この部分に下面接触板7a、第二のコンデンサ
C2と保持輪8、上面接触板7bがそれぞれ順に
挿入され、ワツシヤ4eおよびナツト4dにより
締め付けられる。ここで保持輪8は第二のコンデ
ンサC2の出力端子と外部導体4bとの電気的接
触を防ぐもので、プラスチツクの絶縁体により形
成されたものである。第二のコンデンサC2と上
面および下面の接触板との接触を確実に行うた
め、第5図および第6図に示すようにそれぞれの
接触板には上方または下方に突き出した環状の突
起部eが設けられ、これが第3図に示すセラミツ
クコンデンサの導体面aに接触するようになつて
いる。
このように第二のコンデンサは出力端子の外部
導体および接地導体とリード線や半田接続によら
ないで接続できるので、浮遊インダクタンスを可
及的に少なくするとともに、組み立ての際の作業
工数を少なくすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、第二のコ
ンデンサを十分な強度で保持することができ、第
二のコンデンサの電極にはがれが生ずることのな
い優れた保安器を提供できる。これにより浮遊イ
ンダクタンスを極めて小さくし、強電界強度の地
域においても雑音によるテレビジヨン画面の影響
を極力少なくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部分解斜視図。
第2図は上記実施例の回路図。第3図は上記実施
例の第二のコンデンサ斜視図。第4図は出力端子
の要部分解図。第5図は第4図の−視の断面
図。第6図は第4図の−形の断面図。 1……シールドキヤツプ、2……シールド基
板、2a……接地端子、3……入力端子、3a,
4a……内部導体、3b,4b……外部導体、3
c,4c,4g……絶縁体、4……出力端子、4
d……ナツト、4e……ワツシヤ、4F……廻り
止め部、5……接地導体、6……保安回路基板、
7a……下面接触板、7b……上面接触板、8…
…保持輪、C1,C2,C3……コンデンサ、F……
ヒユーズ、L……インダクタンス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 同軸型の入力端子と、 同軸型の出力端子と、 上記入力端子および出力端子の各中心導体が保
    安回路および第一のコンデンサを介して相互に接
    続され、 上記入力端子の外部導体が接地導体に接続さ
    れ、 上記出力端子の外部導体と上記接地導体との間
    に第二のコンデンサが接続された 保安器において、 上記第二のコンデンサC2は、その中空部に同
    軸構造が貫通する形状に配置されたリング状のコ
    ンデンサであり、 上記第二のコンデンサはC2、 リング状の絶縁体により形成された保持輪8が
    内接され、 上記出力端子4の外部導体の平行な2辺が形成
    する廻り止め部4Fが嵌まり込む中空部が設けら
    れ上記接地導体上に載置された円板状の第一の接
    触板7aと、上記出力端子の外部導体に接続され
    る円板状の第二の接触板7bとに挟持され、 上記出力端子の外部導体に取付けられるナツト
    4dにより上記第二の接触板7bを上記第二のコ
    ンデンサC2に圧接する 構造である ことを特徴とする保安器。
JP1987068751U 1987-05-08 1987-05-08 Expired - Lifetime JPH0521946Y2 (ja)

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JPS63179742U JPS63179742U (ja) 1988-11-21
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