JPS5943717Y2 - 貫通形コンデンサ - Google Patents

貫通形コンデンサ

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JPS5943717Y2
JPS5943717Y2 JP1974083782U JP8378274U JPS5943717Y2 JP S5943717 Y2 JPS5943717 Y2 JP S5943717Y2 JP 1974083782 U JP1974083782 U JP 1974083782U JP 8378274 U JP8378274 U JP 8378274U JP S5943717 Y2 JPS5943717 Y2 JP S5943717Y2
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JP
Japan
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electrode
electrode layer
capacitor
lead wires
dielectric
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JP1974083782U
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JPS5112945U (ja
Inventor
明一 原田
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貫通形コンデンサの改良に関する。
従来の貫通形コンテ/すの構造としては、第1図及び第
2図に示すようなものがある。
まず、リード線を2本有するものの場合は、円筒状の2
個の誘電体11.12の夫々の一端部面に導電性の接触
体13.14を接着し、夫々の誘電体中心部に夫々1本
づつリード線15.16が貫通して配置され、接触体1
3.14とリード線とは夫々接続されてなる。
また、誘電体11.12の他端部面には共通の導電性の
電極体17が接着されこれと、上記接触体13.14と
の間にコンデンサが形成される。
そして、これらは、絶縁物18によって固められている
このような貫通形コンデンサは、第3図に示すごとく、
マグネトロン装置のフィラメント入力回路などに用いら
れている。
すなわちこのコンデンサは、マグネトロン31に一体に
取りつけられたシャーシもしくはシールド箱の内にとり
つけられ、上記リード線15,16がフィラメント接続
線15a、16aとして用いられる。
また、上記電極体17はシールド箱32に接続固定され
マグネトロン31の陽極外壁とともに、接地電位にされ
る。
マグネトロン装置では、一般に陽極を接地電位としこれ
に対して、フィラメントを負の高電位にして、動作させ
しめる。
このため、上記誘電体11.12をはさんで形成される
コンデンサlla、12aには、直接上記高電圧が印加
される。
このため貫通形コンデンサはこの高電圧に十分耐えうる
耐電圧特性を備えなければならず、従来構造では夫々の
誘電体11.12によって必要な静電容量をうるととも
に、十分な耐電圧を得るに必然的に、誘電体と接触体並
びに電極体との接触面積、すなわち誘電体の径を犬とし
、且つ誘電体の長さを犬としなければならない。
そして、高価な誘電体を2個独立に使用する構造のため
にコンデンサ全体の価格も高価であった。
また、誘電体11.12と絶縁物18との熱膨張係数が
一般には異なることから、モールド後において誘電体1
1.12と絶縁物18との間に隙間が生じ、耐電圧特性
の低下をきたす等の欠点があった。
本考案は、上記したような従来構造のもつ種々の問題点
を解決し、且つ新規な構造の貫通形コンデンサを提供す
るものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
第4図、第5図及び第6図に示す貫通形コンデンサは、
次の構造をなしている。
すなわち誘電体例えば、チタン酸バリウムを楕円円筒状
に形成し、楕円の焦点を軸心とし、かつ中央部がくびれ
た貫通孔62を設けた誘電体41は、その詳細を第7図
に示したようにその=端部面61上に、貫通孔62を2
分するように、ある幅たとえば1rIrIn程度の間隔
をおいて、第1の電極層63a 、63bを形成させて
いる。
すなわち、第1の電極層63a。63bの両者間は電気
的には絶縁された状態にある。
この第1の電極層63a 、63bはたとえば金属の蒸
着や導電性物質の塗布などによって形成される。
また、前記間隔は耐圧、コンデンサの容量等により適宜
選べばよい。
この分離された第1の電極層63a 、63bにはそれ
ぞれ接触体42a。
42bをたとえばはんだ付は等により接着しである。
また第4図に示す接触体42a 、42bの中央部分に
はそれぞれリード線47a、47bが、接触体42a、
42bを電気的接触を有して貫通し、第6図に示すよう
に誘電体410貫通孔62を貫通している。
さらに、リード線47a 、47bには、上記接触体4
2a 、42bと接続している部分を除いた他の部分に
軟質の絶縁被覆体49を被せである。
誘電体41の他端部面64上には第2の電極層65が、
たとえば金属の蒸着や導電性物質の塗布などによって形
成される。
そして、この第2の電極層65には固定用の取付板を有
する電極体46が、たとえばはんだ付は等により接着し
である。
なお、この第2の電極層65端面の全面を覆った構成で
ある。
さらに、リード線47a、47bは電極体46及び第2
の電極層65の端部に対して、非接触状態すなわち、十
分な電気的絶縁耐力を有して貫通して成る。
そして、さらにこれら全体を50で示した如く絶縁物に
よって、覆い固め、リード線47a、47bの両端子お
よび電極体46の端子部分を露出しである。
このような構造の本考案貫通形コンテ/すは、次のよう
な電気回路への使用に好適し、すぐれた作用効果を奏す
る。
すなわち、例えば第8図に示すようにマグネトロン71
の陰極端子側から不要マイクロ波の漏洩を防止するため
に、取り付けられたシールド箱72に第4図に示す上記
貫通コンデンサの電極体46をとりつけ電気的に接続し
、リード線47a。
47bを、第8図のフィラメント接続線41c。
47dとして用い、フィラメント加熱用トランス73に
接続する。
マグネトロン71の上記シールド箱72は陽極とともに
接地電位に保たれ、高圧トランス74によって得られる
高電圧の負側か、フィラメント接続線47c 、47d
に供給されてこれがシールド箱T2に対して、負の高電
圧に保持される。
したがって、これらクイ2メント接続a47c、47d
とシールド箱72との間は高い絶縁耐力を必要とする。
そして、接続線47c、47dと7一ルド箱72との間
に接続されたコンデンサ75.76は、第4図・〜第1
図に示したように、それぞれ第1の電極層63a、63
bと第2の電極層65とで形成される静電容量である。
そして、コンデンサ77は第1の電極層63a、63b
間で形成される静電容量と第1の電極層63aと第2の
電極層65および第1の電極層63bと第2の電極層6
5とで形成される直列静電容量との和である。
ところでこの種のマグ坏トロン装置では、フィラメント
接続線間に印加される電圧、すなわちフィラメント電圧
はわずか数ボルトであり、したがって第4図に示したリ
ード線47a、47b間の耐電圧はこれに見合って、こ
れらリート憲と電極体46との間の耐電圧に比し、はる
かに低くてよいのである。
さらに、前述したようにリード線47a。47b間の静
電容量は、第1の電極層63a。
63b間で形成される静電容量と、第1の電極層63a
と第2の電極層65および第2の電極層65と第1の電
極層63bで形成される直列静電容量との和となる。
したがって、リード線間の高周波インピーダンスを下げ
、マイクロ波の漏洩阻止作用に対して、十分な効果をあ
られすのでこの種の回路には一層有効である。
なお、第4図に示すようにリード線に被覆せられた軟質
の絶縁被覆体49は、電気的絶縁作用とともに、この貫
通形コンデンサの使用においてこれを囲み固められた樹
脂50の熱膨張、収縮を吸収緩和し、樹脂50に亀裂な
どの破壊が生ずるのを防止する作用を兼ねている。
また、第9図は本考案の貫通形コンデンサの他の実施例
を示す第1図に相当する部分の図で、第7図と同じ部分
には同一記号を付しである。
第9図においては貫通孔が楕円を呈している。
ここで、上述の例では貫通形コンテンプをマグネトロン
の出力回路に用いたことからリード線が2本の場合をの
べたが、これに限らず使用する設備、装置等の回路構成
により所望の複数本のリード線とこのリード線に対応し
て、誘電体の貫通孔を細長く大きくし、第1の電極層と
接触体とを適当数構成すれば形成することができる。
また、本考案に対して誘電体の形状は、実施例のような
楕円に限定されるものではなく、必要により任意の形状
が採用できることはあきらかである。
また、接触体および電極体の構造も実施例に限定されな
いことはもちろんである。
さらに第2の電極層の形状も種々の変形が可能である。
このように、本考案の貫通形コンデンサは、複数本のリ
ード線間に印加される電圧が低く、これらのリード線と
対向電極体との間に印加される電圧が高い電気回路への
使用に極めて好適である。
しかも、これらの複数本のリード線と電極体との間に挿
入される誘電体は、1個でよくしたがって、小形化され
且つ経済的となる等積々の効果を奏する。
なお、誘電体41の貫通孔62と、2つの接触体(第7
図および第9図では点線で示している)λ とでできる隙間66の最大対角長tは、t≦77Fとす
れば、波長λ以上の漏洩電波量に対して、阻止できる構
造にすることができる。
なお、マグネトロンの場合は、10GHzまで漏洩防止
を保障する必要があるので、たとえばε=4の材質の誘
電体を使用するときは、t≦3.8franとするのが
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の貫通形コンデンサの構造を示す縦断面図
、第2図は第1図のI−Iにおける横断面図、第3図は
その使用回路、第4図は本考案の貫通形コンデンサの一
実施例を示す縦断面図、第5図は第4図の■−■におけ
る横断面図、第6図は第4図の■−■における横断面図
、第7図および第9図は本考案の貫通形コンデンサに用
いられる誘電体部分の例を示す斜視図、第8図は本考案
の貫通形コンデンサのその使用回路例を示す図である。 41・・・・・・誘電体、42a、42b・・−・・・
接触体、46・・・・・・電極体、47a、47b・・
・・・・リード線、62・・・・・・貫通孔、75・〜
77・・・・・・コンテンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の貫通孔を有する筒状の誘電体の一方の端面には互
    いに分離して被着された複数の第1の電極層が形成され
    、かつ、第1の電極層に対向する他方の端面のほぼ全面
    に第2の電極層が被着形成されたコンデンサ素体と、前
    記第1の電極層に接触する各接触体を介して接続され、
    前記貫通孔を貫通して外側へ引出すとともに、少なくと
    も一部を軟質の絶縁物で被覆された複数本のリード線と
    、前記第2の電極層に接続されるとともに、前記コンデ
    ンサ素体を支持する電極体と、前記各リード線の外部回
    路への接続部分および前記電極体のシャーシなどとの取
    付部を除いてほぼ全体をモールドした樹脂被覆からなる
    貫通形コンデンサ。
JP1974083782U 1974-07-17 1974-07-17 貫通形コンデンサ Expired JPS5943717Y2 (ja)

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JPS5112945U JPS5112945U (ja) 1976-01-30
JPS5943717Y2 true JPS5943717Y2 (ja) 1984-12-26

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