JP2538693Y2 - 複合部品 - Google Patents

複合部品

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JP2538693Y2
JP2538693Y2 JP1990108632U JP10863290U JP2538693Y2 JP 2538693 Y2 JP2538693 Y2 JP 2538693Y2 JP 1990108632 U JP1990108632 U JP 1990108632U JP 10863290 U JP10863290 U JP 10863290U JP 2538693 Y2 JP2538693 Y2 JP 2538693Y2
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JP
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resistor
capacitance
inductance
dielectric substrate
composite component
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JP1990108632U
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幸夫 坂本
敏己 金子
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、VTRや電話機等の高周波機器におけるノイ
ズを除去する複合部品に関する。
従来の技術と課題 複合部品であるノイズフィルタは、一般に、インダク
タンスLとキャパシタンスCとを組み合わせてLC回路を
構成しているが、これらインダクタンスLとキャパシタ
ンスCとが共振をして信号波形を歪ませたり、あるいは
歪波形の成分が2次輻射の発生を招く場合があった。
そこで、本考案の課題は、信号波形の歪や2次輻射の
発生を抑えるべく、インダクタンスLとキャパシタンス
Cとが共振しにくい複合部品を提供することにある。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本考案に係る複合部品
は、誘電体基板の表面に、該誘電体基板を挟んで交差す
る蛇行状及び渦巻き状のいずれかの形状を有した抵抗体
とアース電極とを設けると共に、前記誘電体基板の両端
部にそれぞれ信号電極を設け、該信号電極間を前記抵抗
体にて電気的に接続し、前記抵抗体と誘電体基板とアー
ス電極とでキャパシタンスCのコンデンサを形成し、前
記キャパシタンスCと前記抵抗体が有する抵抗Rとイン
ダクタンスLとでLCR回路を構成したことを特徴とす
る。
作用 以上の構成の複合部品において、蛇行状及び渦巻き状
のいずれかの形状を有した抵抗体自身が有するインダク
タンスLと抵抗R、アース電極及び誘電体基板とで形成
されたコンデンサのキャパシタンスCとでノイズを除去
するフィルタとして機能する。そして、抵抗Rによって
インダクタンスLとキャパシタンスCとの共振が抑えら
れる。
実施例 以下、本考案に係る複合部品の実施例を添付図面を参
照して説明する。以下の実施例において、同じ部品、部
分には同じ符号を付した。
[第1実施例、第1図〜第4図] 第1図〜第3図に示すように、PZTやBaTiO3のセラミ
ックス材等からなる誘電体基板1の上面中央部には、帯
状の抵抗体2を設けている。この抵抗体2の形成は、例
えば、カーボンペースト等をスクリーン印刷の手段にて
基板1に塗布することにより、厚膜形成してもよいし、
W,Ni-Cr合金等でスパッタリングや蒸着等の手段にて基
板1表面に薄膜形成してもよい。抵抗体2の抵抗値は、
通常、数10Ω〜数10KΩの範囲内で設定される。
一方、基板1の下面には、抵抗体Rと交差するように
広面積のアース電極3が設けられ、この一部は基板1の
側面にまで延在している。アース電極3はAg,Pt-Pd等の
ペーストをスクリーン印刷の手段にて基板1に塗布する
ことにより設けられる。さらに、基板1の両端部には、
信号電極6,7が設けられ、それぞれ抵抗体2の端部と電
気的に接続している。
第4図は、こうして得られた複合部品の等価電気回路
図である。この等価電気回路図において、抵抗体2は、
抵抗Rと抵抗体2自身が有するインダクタンスLとの直
列回路として表わされる。さらに、抵抗体2は、アース
電極3と共に容量電極としても機能し、抵抗体2、アー
ス電極3及び基板1とでコンデンサ(キャパシタンス
C)を形成している。従って、この複合部品は、抵抗体
2自身が有するインダクタンスLと前記コンデンサのキ
ャパシタンスCとでノイズを除去するフィルタとして機
能する。そして、周波数が高くなればなる程、インダク
タンスLの値はより大きくなるので、輻射の原因となる
高周波ノイズを除去することができる。一方、信号の周
波数はそれに比べて低いため、インダクタンスLのイン
ピーダンスは殆ど無視できる値となり、波形の歪の原因
となるキャパシタンスCとの共振が抑えられ、波形の歪
を抑えることができる。また、信号の周波数が高くなっ
た場合はインダクタンス成分を小さくすればよく、第1
図に示す構造のように抵抗体2自身のインダクタンスL
が小さいものが適している。以上のように、抵抗体2
(抵抗R,インダクタンスL)とコンデンサ(キャパシタ
ンスC)とを組み合わせることにより信号波形の歪や2
次輻射を発生することなく、ノイズを除去できる複合部
品が得られる。
[第2実施例、第5図及び第6図] 本実施例の複合部品は、抵抗体の抵抗値を第1実施例
の複合部品より大きくするため、誘電体基板1の上面に
蛇行状の抵抗体10を設けたものである。この複合部品の
等価電気回路は第4図に示したものと同様の構成とな
る。
[第3実施例、第7図及び第8図] 第7図及び第8図に示す複合部品は、抵抗体のインダ
クタンスLの値を大きくするために、誘電体基板1の上
面に渦巻き状の抵抗体12を設けたものである。抵抗体12
の渦の中央部から渦の外へ延在するポリイミド材13に
て、抵抗体12の引き出し部分と渦形成部分との絶縁が行
われている。この複合部品の等価電気回路は第4図に示
したものと同様の構成となる。
[他の実施例] なお、本考案に係る複合部品は、前記実施例に限定す
るものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形するこ
とができる。誘電体基板の表面に設けた抵抗体をポリイ
ミド等の絶縁膜にて被覆すれば外部からの衝撃や湿度等
の影響から保護されるので部品の信頼性がアップする。
また、抵抗体の形状は前記実施例に限定されるもので
はなく、他の形状であってもよい。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、抵抗
体と誘電体基板とアース電極とでキャパシタンスCのコ
ンデンサを形成し、このキャパシタンスCと蛇行状及び
渦巻き状のいずれかの形状を有した抵抗体が形成する抵
抗RとインダクタンスLとでLCR回路を構成したため、
インダクタンスLとキャパシタンスCとの共振が抑えら
れ、信号波形の歪や2次輻射の発生を伴うことなくノイ
ズを除去できる複合部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る複合部品の第1実施
例を示すもので、第1図は平面図、第2図は右側面図、
第3図は底面図、第4図は等価電気回路図である。第5
図及び第6図はそれぞれ本考案に係る複合部品の第2実
施例を示す平面図及び底面図である。第7図及び第8図
はそれぞれ本考案に係る複合部品の第3実施例を示す平
面図及び底面図である。 1……誘電体基板、2……抵抗体、3……アース電極、
10,12……抵抗体、R……抵抗、L……インダクタン
ス、C……キャパシタンス。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体基板の表面に、該誘電体基板を挟ん
    で交差する蛇行状及び渦巻き状のいずれかの形状を有し
    た抵抗体とアース電極とを設けると共に、前記誘電体基
    板の両端部にそれぞれ信号電極を設け、該信号電極間を
    前記抵抗体にて電気的に接続し、前記抵抗体と誘電体基
    板とアース電極とでキャパシタンスCのコンデンサを形
    成し、前記キャパシタンスCと前記抵抗体が有する抵抗
    RとインダクタンスLとでLCR回路を構成したことを特
    徴とする複合部品。
JP1990108632U 1990-10-16 1990-10-16 複合部品 Expired - Lifetime JP2538693Y2 (ja)

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