JPH0815367B2 - 通信用保安器 - Google Patents
通信用保安器Info
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- JPH0815367B2 JPH0815367B2 JP62319542A JP31954287A JPH0815367B2 JP H0815367 B2 JPH0815367 B2 JP H0815367B2 JP 62319542 A JP62319542 A JP 62319542A JP 31954287 A JP31954287 A JP 31954287A JP H0815367 B2 JPH0815367 B2 JP H0815367B2
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- annular
- cylindrical external
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はCATV保安器等、屋外線より到来する雷サージ
や高圧混触からテレビ受像機等の屋内装置を保護するた
めに用いられる通信用保安器に関する。
や高圧混触からテレビ受像機等の屋内装置を保護するた
めに用いられる通信用保安器に関する。
従来技術 上記CATV保安器はテレビ信号送信用同軸ケーブルの屋
内引込口に設置し、屋外線から到来する雷サージ等の異
常電圧・電流を遮断し、テレビ受像機等の屋内装置を保
護するためと、挿入損失特性を改善しテレビ信号等をロ
ス少なく伝達することを目的として使用されており、そ
の一例として実公昭59−第8424号が示される。
内引込口に設置し、屋外線から到来する雷サージ等の異
常電圧・電流を遮断し、テレビ受像機等の屋内装置を保
護するためと、挿入損失特性を改善しテレビ信号等をロ
ス少なく伝達することを目的として使用されており、そ
の一例として実公昭59−第8424号が示される。
上記保安器は第1図に示すように保安器ケースを形成
する接地用ベース3に外線側同軸ケーブル接続用の入力
コネクタ1と、内線側同軸ケーブル接続用の出力コネク
タ2とを装備し、入力コネクタ1の内部端子(外線側同
軸ケーブルの内部導体と接続する端子)1aと接地用ベー
ス3間に避雷素子4又は4′を挿入して上記外線より到
来した雷サージ等の異常電流・電圧を大地へ放流すると
共に、入出力コネクタ1,2の内部端子1a,2aをコンデンサ
C1を介し接続して直流ノイズを阻止するようにし、更に
入力コネクタ1の筒状外部端子1b(外線側同軸ケーブル
の外部導体と接続する端子)を接地用ベース3に対し導
通付けし、上記出力コネクタ2の筒状外部端子2b(内線
側同軸ケーブルの外部導体と接続する端子)を接地用ベ
ース3に対し浮かし付け(絶縁取付け)して直流的に遮
断する構成とすると共に、同筒状外部端子2bと接地用ベ
ース3間を筒状外部端子2b周囲において等間隔配置した
数個のコンデンサC2乃至C4で接続しテレビ信号等の高周
波結合を良好に行わせるようにしたものである。
する接地用ベース3に外線側同軸ケーブル接続用の入力
コネクタ1と、内線側同軸ケーブル接続用の出力コネク
タ2とを装備し、入力コネクタ1の内部端子(外線側同
軸ケーブルの内部導体と接続する端子)1aと接地用ベー
ス3間に避雷素子4又は4′を挿入して上記外線より到
来した雷サージ等の異常電流・電圧を大地へ放流すると
共に、入出力コネクタ1,2の内部端子1a,2aをコンデンサ
C1を介し接続して直流ノイズを阻止するようにし、更に
入力コネクタ1の筒状外部端子1b(外線側同軸ケーブル
の外部導体と接続する端子)を接地用ベース3に対し導
通付けし、上記出力コネクタ2の筒状外部端子2b(内線
側同軸ケーブルの外部導体と接続する端子)を接地用ベ
ース3に対し浮かし付け(絶縁取付け)して直流的に遮
断する構成とすると共に、同筒状外部端子2bと接地用ベ
ース3間を筒状外部端子2b周囲において等間隔配置した
数個のコンデンサC2乃至C4で接続しテレビ信号等の高周
波結合を良好に行わせるようにしたものである。
発明が解決しようとする問題点 而して近年有線テレビの高精度化、電子機器の急速な
普及等、使用環境の多様化から有線テレビが外部からの
飛込み電波等、電磁気的周囲環境に影響を受け易く、且
つ逆に自から発生する不用電波等で他の機器を妨害し易
い傾向となり、これに応じより高度のノイズ対策が叫ば
れるに至っている。
普及等、使用環境の多様化から有線テレビが外部からの
飛込み電波等、電磁気的周囲環境に影響を受け易く、且
つ逆に自から発生する不用電波等で他の機器を妨害し易
い傾向となり、これに応じより高度のノイズ対策が叫ば
れるに至っている。
然るに上記従前の保安器は雷サージ等の異常電圧・電
流の除去性能は満足するが、上記した外部からの飛込み
電波に対する耐ノイズ特性(イミュニティ特性)及び自
ら出す妨害電波を防止するノイズ発生防止特性(漏洩電
界特性)に関する対応が不充分であり、早急なる改善が
叫ばれているものである。
流の除去性能は満足するが、上記した外部からの飛込み
電波に対する耐ノイズ特性(イミュニティ特性)及び自
ら出す妨害電波を防止するノイズ発生防止特性(漏洩電
界特性)に関する対応が不充分であり、早急なる改善が
叫ばれているものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記のCATV共聴設備機器用の保安器等におけ
る上記問題点を解決すべく提供されたものであり、その
手段として、前記の如く接地用ベースに外線側同軸ケー
ブル接続用の入力コネクタを導通付けすると共に、内線
側同軸ケーブル接続用の出力コネクタを浮かし付けする
場合に、該浮かし付けされた出力コネクタの筒状外部端
子に、絶縁板の表裏面に電極層を環状に施した環状コン
デンサを外挿して円筒状外部端子の周囲を同環状コンデ
ンサで包囲し、該環状コンデンサの表面の環状電極を上
記筒状外部端子に螺合したナットを介し同外部端子周面
において導通させると共に、同環状コンデンサの裏面の
環状電極を上記接地用ベースに対し上記筒状外部端子周
囲において導通させるように設置して、上記浮かし付け
された出力コネクタの周囲を実質的に殆ど間断のない無
数のコンデンサで包囲したと同様の状態を形成し、更に
上記出力コネクタの筒状外部端子を絶縁フードの中心に
圧入貫装し、該絶縁フードの端部を該筒状外部端子の外
周面とその取付孔の内周面との間に形成された環状絶縁
間隔内に嵌合して筒状外部端子の外周面と取付孔の内周
面及び環状コンデンサの内径側の環状絶縁層との間に環
状絶縁体を形成し、前記ノイズ対策としたものである。
る上記問題点を解決すべく提供されたものであり、その
手段として、前記の如く接地用ベースに外線側同軸ケー
ブル接続用の入力コネクタを導通付けすると共に、内線
側同軸ケーブル接続用の出力コネクタを浮かし付けする
場合に、該浮かし付けされた出力コネクタの筒状外部端
子に、絶縁板の表裏面に電極層を環状に施した環状コン
デンサを外挿して円筒状外部端子の周囲を同環状コンデ
ンサで包囲し、該環状コンデンサの表面の環状電極を上
記筒状外部端子に螺合したナットを介し同外部端子周面
において導通させると共に、同環状コンデンサの裏面の
環状電極を上記接地用ベースに対し上記筒状外部端子周
囲において導通させるように設置して、上記浮かし付け
された出力コネクタの周囲を実質的に殆ど間断のない無
数のコンデンサで包囲したと同様の状態を形成し、更に
上記出力コネクタの筒状外部端子を絶縁フードの中心に
圧入貫装し、該絶縁フードの端部を該筒状外部端子の外
周面とその取付孔の内周面との間に形成された環状絶縁
間隔内に嵌合して筒状外部端子の外周面と取付孔の内周
面及び環状コンデンサの内径側の環状絶縁層との間に環
状絶縁体を形成し、前記ノイズ対策としたものである。
作用 本発明においては上記の如く表裏面に電極層を環状に
施した環状コンデンサを出力コネクタの筒状外部端子に
外挿して表面側環状電極と同筒状外部端子との環状導通
状態を形成すると共に、環状コンデンサの裏面側環状電
極を接地用ベースに据付けて同接地用ベースとの環状導
通状態を形成することにより、浮かし付けされた出力コ
ネクタの周囲において無数のバイパス用コンデンサで間
隙なく包囲したと同様の状態を一個の環状コンデンサの
配置によって形成でき、該コンデンサの配置により出力
コネクタにおけるインピーダンス不整合を確実に解消し
て懸案となっていた前記飛込電波に対するイミュニティ
特性及び自らの妨害電波の発生を防止する漏洩電界特性
の著しい向上、改善を図ることができ、ノイズの影響を
受けず、且つノイズを出さないという前記電磁気的使用
環境に応えるノイズ対策を簡単な構成で実効あるものに
改善することができる。
施した環状コンデンサを出力コネクタの筒状外部端子に
外挿して表面側環状電極と同筒状外部端子との環状導通
状態を形成すると共に、環状コンデンサの裏面側環状電
極を接地用ベースに据付けて同接地用ベースとの環状導
通状態を形成することにより、浮かし付けされた出力コ
ネクタの周囲において無数のバイパス用コンデンサで間
隙なく包囲したと同様の状態を一個の環状コンデンサの
配置によって形成でき、該コンデンサの配置により出力
コネクタにおけるインピーダンス不整合を確実に解消し
て懸案となっていた前記飛込電波に対するイミュニティ
特性及び自らの妨害電波の発生を防止する漏洩電界特性
の著しい向上、改善を図ることができ、ノイズの影響を
受けず、且つノイズを出さないという前記電磁気的使用
環境に応えるノイズ対策を簡単な構成で実効あるものに
改善することができる。
更に上記出力コネクタの筒状外部端子を圧入貫装した
絶縁フードの端部を出力コネクタの筒状外部端子の周面
とその取付孔の内周面との間に形成された環状絶縁間隔
内に嵌合して筒状外部端子の外周面と取付孔の内周面及
び環状コンデンサの内径側の環状絶縁層との間に環状絶
縁体を形成する構成としたので、上記環状絶縁体と環状
絶縁層との相乗作用で環状コンデンサの環状電極層と出
力コネクタの筒状外部端子間の絶縁瑕疵及び漏れ電路
(沿面放電)の形成を確実に防止し、上記環状コンデン
サを上記配置で設けた所期の目的を遺憾なく発揮させる
ことができる。
絶縁フードの端部を出力コネクタの筒状外部端子の周面
とその取付孔の内周面との間に形成された環状絶縁間隔
内に嵌合して筒状外部端子の外周面と取付孔の内周面及
び環状コンデンサの内径側の環状絶縁層との間に環状絶
縁体を形成する構成としたので、上記環状絶縁体と環状
絶縁層との相乗作用で環状コンデンサの環状電極層と出
力コネクタの筒状外部端子間の絶縁瑕疵及び漏れ電路
(沿面放電)の形成を確実に防止し、上記環状コンデン
サを上記配置で設けた所期の目的を遺憾なく発揮させる
ことができる。
実施例 以下本発明の実施例を第2図以降の図面に基いて詳述
する。
する。
保安器ケースは取付板3aを有する接地用ベース3とこ
れに嵌合されるカバー5とから成り、接地用ベース3に
外線側同軸ケーブル接続用の入力コネクタ1と内線側
(機器側)同軸ケーブル接続用の出力コネクタ2とを装
備する。
れに嵌合されるカバー5とから成り、接地用ベース3に
外線側同軸ケーブル接続用の入力コネクタ1と内線側
(機器側)同軸ケーブル接続用の出力コネクタ2とを装
備する。
上記入力コネクタ1と出力コネクタ2は夫々同軸ケー
ブルの内部導体と接続する内部端子1a,2aと、該内部端
子1a,2aを中心にこれを包囲する如く配置された同軸ケ
ーブルの外部導体接続用の筒状外部端子1b,2bとを備え
る。
ブルの内部導体と接続する内部端子1a,2aと、該内部端
子1a,2aを中心にこれを包囲する如く配置された同軸ケ
ーブルの外部導体接続用の筒状外部端子1b,2bとを備え
る。
筒状外部端子1b,2bは外周面に雄ねじを有し、筒内部
を満す絶縁材を保有し、該絶縁材に上記内部端子1a,2a
を植装して外部端子の中心に配置し、一端を筒状外部端
子1b,2bの端面より突出させる。上記内外端子の組立体
を絶縁フード6,7の中心に圧入貫装し、筒状外部端子の
中程に該絶縁フード6,7を固装する。
を満す絶縁材を保有し、該絶縁材に上記内部端子1a,2a
を植装して外部端子の中心に配置し、一端を筒状外部端
子1b,2bの端面より突出させる。上記内外端子の組立体
を絶縁フード6,7の中心に圧入貫装し、筒状外部端子の
中程に該絶縁フード6,7を固装する。
上記入力コネクタ1は接地用ベース3のコネクタ取付
孔に貫挿し、絶縁フード6を同ベース下面に当て、同ベ
ース上面側から筒状外部端子1bに螺合したナット8を以
って同ベース上面へ締付け、ナット8及びその座金9と
絶縁フード6間に接地用ベース3を強固に挟着する。上
記によって入力コネクタ1の筒状外部端子1bをナット8
及び座金9を介し接地用ベース3と導通状態とする。
孔に貫挿し、絶縁フード6を同ベース下面に当て、同ベ
ース上面側から筒状外部端子1bに螺合したナット8を以
って同ベース上面へ締付け、ナット8及びその座金9と
絶縁フード6間に接地用ベース3を強固に挟着する。上
記によって入力コネクタ1の筒状外部端子1bをナット8
及び座金9を介し接地用ベース3と導通状態とする。
これに対し上記出力コネクタ2はその筒状外部端子2b
を接地用ベース3に対し浮かし付け(絶縁付け)し、該
浮かし付けした筒状外部端子2bに環状コンデンサ10を外
挿し周囲を同環状コンデンサ10で包囲する。
を接地用ベース3に対し浮かし付け(絶縁付け)し、該
浮かし付けした筒状外部端子2bに環状コンデンサ10を外
挿し周囲を同環状コンデンサ10で包囲する。
4は一端を入力コネクタ1の中心導体1aに接続し他端
を接地用ベース3にアースした避雷器、C1は入力コネク
タ1と出力コネクタ2の両内部端子1a,2a間に挿入した
直流ノイズ阻止用コンデンサ、4′は上記避雷器4を補
完するこれと並列挿入したチョークコイルである。上記
避雷器4又はチョークコイル4′等を避雷素子と呼称す
る。
を接地用ベース3にアースした避雷器、C1は入力コネク
タ1と出力コネクタ2の両内部端子1a,2a間に挿入した
直流ノイズ阻止用コンデンサ、4′は上記避雷器4を補
完するこれと並列挿入したチョークコイルである。上記
避雷器4又はチョークコイル4′等を避雷素子と呼称す
る。
上記環状コデンサ10は円盤状の絶縁板10aの表裏面に
同心円となるように電極層10bを環状に施し、更に該環
状電極層10bの内径円部と外径円部に環状絶縁層10cを施
した積層コンデンサであり、その中心部に取付孔10dを
設け、リング状にした構成を有する。上記絶縁板10aと
してはセラミック等の誘電体を用い、環状電極層10bと
しては銀ろう等を用い、絶縁板10aの表裏面に焼付等に
て固着する。又環状絶縁層10cは高絶縁物を用い例えば
ガラスを絶縁板10aの表裏面に焼付等にて固着する。該
環状絶縁層10cは沿面放電を防止するためのもので、上
記のように内輪と外輪の環状絶縁層10c,10c間に環状電
極層10bを配置する。
同心円となるように電極層10bを環状に施し、更に該環
状電極層10bの内径円部と外径円部に環状絶縁層10cを施
した積層コンデンサであり、その中心部に取付孔10dを
設け、リング状にした構成を有する。上記絶縁板10aと
してはセラミック等の誘電体を用い、環状電極層10bと
しては銀ろう等を用い、絶縁板10aの表裏面に焼付等に
て固着する。又環状絶縁層10cは高絶縁物を用い例えば
ガラスを絶縁板10aの表裏面に焼付等にて固着する。該
環状絶縁層10cは沿面放電を防止するためのもので、上
記のように内輪と外輪の環状絶縁層10c,10c間に環状電
極層10bを配置する。
而して、上記出力コネクタ2の筒状外部端子2bをその
外周面と接地用ベース3のコネクタ取付孔11の内周面と
の間に環状絶縁間隔を存して貫装し、絶縁フード7の端
部を該絶縁間隔に嵌合して筒状外部端子2bの周面と取付
孔11の内周面及び上記環状絶縁層10cとの間に環状絶縁
体14を形成すると共に、該環状絶縁体14の端面を上記環
状コンデンサ10の内輪側の環状絶縁層10cと対向させ、
絶縁フード7の底面を接地用ベース3の下面(取付孔11
の周縁)に当接させ貫挿位置を設定する。
外周面と接地用ベース3のコネクタ取付孔11の内周面と
の間に環状絶縁間隔を存して貫装し、絶縁フード7の端
部を該絶縁間隔に嵌合して筒状外部端子2bの周面と取付
孔11の内周面及び上記環状絶縁層10cとの間に環状絶縁
体14を形成すると共に、該環状絶縁体14の端面を上記環
状コンデンサ10の内輪側の環状絶縁層10cと対向させ、
絶縁フード7の底面を接地用ベース3の下面(取付孔11
の周縁)に当接させ貫挿位置を設定する。
斯くして筒状外部端子2bを接地用ベース3から上方へ
突出して接地用ベース3に対し絶縁配置した状態を形成
する。
突出して接地用ベース3に対し絶縁配置した状態を形成
する。
上記の如くした筒状外部端子2bに前記環状コンデンサ
10をその取付孔10dを以って外挿し前記包囲状態を形成
する。又該外挿にて環状コンデンサ10から筒状外部端子
2bの上端を突出させ、該突出端へナット12を螺合し、該
ナット12下面を直接環状電極層10bに密着させるか、又
はナット12の座金13下面を密着させるように締付け環状
コンデンサ10及び出力コネクタ2を共締めして両者を接
地用ベース3に一体に組立固定する。ナット12は出力コ
ネクタ2を接地用ベース3に取付けるための既設のもの
で、出力コネクタ取付けに際し、上記環状コンデンサ10
を座金のようにして締付けるのみで上記組立てがなされ
る。
10をその取付孔10dを以って外挿し前記包囲状態を形成
する。又該外挿にて環状コンデンサ10から筒状外部端子
2bの上端を突出させ、該突出端へナット12を螺合し、該
ナット12下面を直接環状電極層10bに密着させるか、又
はナット12の座金13下面を密着させるように締付け環状
コンデンサ10及び出力コネクタ2を共締めして両者を接
地用ベース3に一体に組立固定する。ナット12は出力コ
ネクタ2を接地用ベース3に取付けるための既設のもの
で、出力コネクタ取付けに際し、上記環状コンデンサ10
を座金のようにして締付けるのみで上記組立てがなされ
る。
上記によって環状コンデンサ10の表面側環状電極層10
bと出力コネクタ2の筒状外部端子2bとをナット12,座金
13及びその螺合面を介し同外部端子周面において導通状
態とする(筒状外部端子2bの周面に部分的に切欠部があ
っても良い)と共に、同コンデンサ10の裏面側環状電極
層10bの下面を接地用ベース3の上面に対しナット12に
より押え付けて密着させ筒状外部端子周囲において導通
状態とする。
bと出力コネクタ2の筒状外部端子2bとをナット12,座金
13及びその螺合面を介し同外部端子周面において導通状
態とする(筒状外部端子2bの周面に部分的に切欠部があ
っても良い)と共に、同コンデンサ10の裏面側環状電極
層10bの下面を接地用ベース3の上面に対しナット12に
より押え付けて密着させ筒状外部端子周囲において導通
状態とする。
尚、環状コンデンサ10は真円形でない場合、或は欠円
リング状のものも使用できる。
リング状のものも使用できる。
発明の効果 本発明は上記によってCATV保安器等の通信用保安器の
本来の機能であるサージ電圧の除去機能等を達成しなが
ら、同時に浮かし付けした出力コネクタの筒状外部端子
に前記の如く環状コンデンサを外挿し前記導通状態を形
成することにより、在来保安器の懸案となっていた電磁
気的使用環境におけるイミュニティ特性及び漏洩電界特
性の著しい向上、改善を達成することができる。
本来の機能であるサージ電圧の除去機能等を達成しなが
ら、同時に浮かし付けした出力コネクタの筒状外部端子
に前記の如く環状コンデンサを外挿し前記導通状態を形
成することにより、在来保安器の懸案となっていた電磁
気的使用環境におけるイミュニティ特性及び漏洩電界特
性の著しい向上、改善を達成することができる。
即ち、浮かし付けした出力コネクタの周囲を同コネク
タの接地用ベース貫装構造を利用して前記薄平板状の環
状コンデンサを外挿し、前記の如き導通状態を形成する
ことにより、出力コネクタの筒状外部端子の周囲におい
て、同外部端子と接地用ベース間に無数のコンデンサを
間断なく配置したと同様の状態を容易に形成でき、該環
状コンデンサの配置により出力コネクタにおけるインピ
ーダンス不整合を確実に解消して外部からの飛込電波
(外部交・直流ノイズ)によるCATVの障害を効果的に防
止して高質画面を保証すると共に、自らの妨害電波(内
部交・直流ノイズ)の発生を確実に防止し外部機器への
妨害を適正に防止することができる。
タの接地用ベース貫装構造を利用して前記薄平板状の環
状コンデンサを外挿し、前記の如き導通状態を形成する
ことにより、出力コネクタの筒状外部端子の周囲におい
て、同外部端子と接地用ベース間に無数のコンデンサを
間断なく配置したと同様の状態を容易に形成でき、該環
状コンデンサの配置により出力コネクタにおけるインピ
ーダンス不整合を確実に解消して外部からの飛込電波
(外部交・直流ノイズ)によるCATVの障害を効果的に防
止して高質画面を保証すると共に、自らの妨害電波(内
部交・直流ノイズ)の発生を確実に防止し外部機器への
妨害を適正に防止することができる。
又環状コンデンサは上記の如く出力コネクタの接地用
ベース貫装構造を利用してこれに外挿しコネクタ取付用
のナットを利用し締付けするのみで適正なる環状配置と
所定の導通状態が容易に形成でき、組立が簡便に行える
利点がある。
ベース貫装構造を利用してこれに外挿しコネクタ取付用
のナットを利用し締付けするのみで適正なる環状配置と
所定の導通状態が容易に形成でき、組立が簡便に行える
利点がある。
又環状コンデンサは薄平型にして無数のコンデンサを
配したと同様の効果が得られるので、リードを持った複
数個のボタン形コンデンサの個々を出力コネクタの周囲
においてハンダ付けする従来例に比べ、構造が著しく簡
素となるばかりか、薄形化と省スペースが図れ、信頼性
も向上し、加えてコストダウンも図れる等の多くの利点
がある。
配したと同様の効果が得られるので、リードを持った複
数個のボタン形コンデンサの個々を出力コネクタの周囲
においてハンダ付けする従来例に比べ、構造が著しく簡
素となるばかりか、薄形化と省スペースが図れ、信頼性
も向上し、加えてコストダウンも図れる等の多くの利点
がある。
更に出力コネクタの筒状外部端子を圧挿した絶縁フー
ドの端部を筒状外部端子の外周面とその取付孔の内周面
との間に形成された環状絶縁間隔内に嵌合して筒状外部
端子の外周面と取付孔の内周面及び環状コンデンサの内
径側の環状絶縁層との間に環状絶縁体を形成する構成と
したので、環状コンデンサの環状電極層と出力コネクタ
の筒状外部端子間の絶縁瑕疵及び漏れ電路(沿面放電)
の形成を確実に防止し、上記環状コンデンサを設置した
所期の目的を遺憾なく発揮させることができるものであ
る。
ドの端部を筒状外部端子の外周面とその取付孔の内周面
との間に形成された環状絶縁間隔内に嵌合して筒状外部
端子の外周面と取付孔の内周面及び環状コンデンサの内
径側の環状絶縁層との間に環状絶縁体を形成する構成と
したので、環状コンデンサの環状電極層と出力コネクタ
の筒状外部端子間の絶縁瑕疵及び漏れ電路(沿面放電)
の形成を確実に防止し、上記環状コンデンサを設置した
所期の目的を遺憾なく発揮させることができるものであ
る。
第1図は従来のCATV保安器の回路図、第2図は本発明の
実施例を示すCATV保安器の回路及び機構図、第3図は同
保安器における入・出力コネクタ及び環状コンデンサ配
置状態を示す接地用ベース平面図、第4図は同部分断面
図、第5図は接地用ベース及びこれに取付ける出力コネ
クタ及び環状コンデンサを一部切欠して示す分解斜視
図、第6図は同組立図、第7図は避雷素子等を接続した
状態を以って示す保安器平面図、第8図は同側面図であ
る。 1……外線側同軸ケーブル接続用入力コネクタ、1a……
同内部端子、1b……同筒状外部端子、2……内線側同軸
ケーブル接続用出力コネクタ、2a……同内部端子、2b…
…同筒状外部端子、3……接地用ベース、7……絶縁フ
ード、10……環状コンデンサ、10b……環状電極層、12
……共締め用ナット、14……環状絶縁体。
実施例を示すCATV保安器の回路及び機構図、第3図は同
保安器における入・出力コネクタ及び環状コンデンサ配
置状態を示す接地用ベース平面図、第4図は同部分断面
図、第5図は接地用ベース及びこれに取付ける出力コネ
クタ及び環状コンデンサを一部切欠して示す分解斜視
図、第6図は同組立図、第7図は避雷素子等を接続した
状態を以って示す保安器平面図、第8図は同側面図であ
る。 1……外線側同軸ケーブル接続用入力コネクタ、1a……
同内部端子、1b……同筒状外部端子、2……内線側同軸
ケーブル接続用出力コネクタ、2a……同内部端子、2b…
…同筒状外部端子、3……接地用ベース、7……絶縁フ
ード、10……環状コンデンサ、10b……環状電極層、12
……共締め用ナット、14……環状絶縁体。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−194527(JP,A) 実開 昭55−91276(JP,U) 実開 昭63−182636(JP,U) 実開 昭63−179742(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】接地用ベースと該接地用ベースに嵌合され
るカバーとにより保安器ケースを形成し、上記接地用ベ
ースに設けた各取付孔に外線側同軸ケーブル接続用の入
力コネクタと内線側同軸ケーブル接続用の出力コネクタ
とを夫々貫挿し、該入力コネクタと出力コネクタには同
軸ケーブルの内部導体接続用の内部端子と、該内部端子
とは相互に絶縁され該内部端子を包囲する如く配置され
た同軸ケーブルの外部導体接続用の筒状外部端子とを夫
々具有させ、上記入力コネクタの筒状外部端子を上記接
地用ベースに導通して取付けると共に、上記出力コネク
タの筒状外部端子を上記接地用ベースに対し絶縁して取
付け、上記入力コネクタの上記内部端子と出力コネクタ
の上記内部端子間に一端を上記接地用ベースに対して接
地した避雷素子を接続すると共に、入力コネクタの内部
端子と出力コネクタの内部端子間に直流ノイズ阻止用の
コンデンサを接続した通信用保安器において、絶縁板の
表裏面に電極層を環状に施すと共に、該環状電極層の内
径円部と外径円部に沿い環状絶縁層を施した環状コンデ
ンサを上記出力コネクタの筒状外部端子に外挿して該環
状コンデンサを出力コネクタの筒状外部端子に螺合した
ナットにより接地用ベースに締付け、同筒状外部端子の
周囲を同環状コンデンサで包囲し、該環状コンデンサ表
面の環状電極層を上記筒状外部端子に対し上記ナットを
介し同外部端子外周面において導通させると共に、同環
状コンデンサ裏面の環状電極層を上記接地用ベースに対
し上記筒状外部端子周囲において導通させるように接地
し、更に上記出力コネクタの筒状外部端子を圧入貫装し
た絶縁フードの端部を筒状外部端子の外周面と上記取付
孔の内周面との間に形成された環状絶縁間隔内に嵌合し
て筒状外部端子の外周面と取付孔の内周面及び上記環状
コンデンサの内径側の環状絶縁層との間に環状絶縁体を
形成したことを特徴とする通信用保安器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62319542A JPH0815367B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 通信用保安器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62319542A JPH0815367B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 通信用保安器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01160321A JPH01160321A (ja) | 1989-06-23 |
JPH0815367B2 true JPH0815367B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=18111413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62319542A Expired - Fee Related JPH0815367B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 通信用保安器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815367B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591276U (ja) * | 1978-12-19 | 1980-06-24 | ||
JPH0521946Y2 (ja) * | 1987-05-08 | 1993-06-04 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP62319542A patent/JPH0815367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01160321A (ja) | 1989-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |