JP2519511Y2 - 高電圧コンデンサ - Google Patents
高電圧コンデンサInfo
- Publication number
- JP2519511Y2 JP2519511Y2 JP4402590U JP4402590U JP2519511Y2 JP 2519511 Y2 JP2519511 Y2 JP 2519511Y2 JP 4402590 U JP4402590 U JP 4402590U JP 4402590 U JP4402590 U JP 4402590U JP 2519511 Y2 JP2519511 Y2 JP 2519511Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tab
- capacitor
- voltage
- bent
- high voltage
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高圧貫通型磁器コンデンサ等の高電圧コン
デンサのリセプタクルに接続するタブに関するものであ
る。
デンサのリセプタクルに接続するタブに関するものであ
る。
高電圧コンデンサは、電子レンジのマグネトロン管等
のフィルタコンデンサとして使用される。
のフィルタコンデンサとして使用される。
ここで、従来の高圧貫通型磁器コンデンサの一例を第
５図の正面断面図をもとに説明すると、高圧貫通型磁器
コンデンサ貫通孔1,1と表電極2,2と裏電極３とを備えた
磁器誘電体4,窓５1を備えた接地板５、電極金具6,6、第
６図に示すように平板状のタブ7,7をカシメ圧着により
固着した中心導体8,8、シリコーンチューブ9,9、絶縁ケ
ース10及び絶縁カバー11からなり、前記シリコーンチュ
ーブ9,9を前記中心導体8,8に挿入被着し、接地板５の外
周側に絶縁ケース10を、内周側には絶縁カバー11をそれ
ぞれ挿入嵌合し、上記各部材を絶縁樹脂モールド12,13
により一体固化して構成されている。
５図の正面断面図をもとに説明すると、高圧貫通型磁器
コンデンサ貫通孔1,1と表電極2,2と裏電極３とを備えた
磁器誘電体4,窓５1を備えた接地板５、電極金具6,6、第
６図に示すように平板状のタブ7,7をカシメ圧着により
固着した中心導体8,8、シリコーンチューブ9,9、絶縁ケ
ース10及び絶縁カバー11からなり、前記シリコーンチュ
ーブ9,9を前記中心導体8,8に挿入被着し、接地板５の外
周側に絶縁ケース10を、内周側には絶縁カバー11をそれ
ぞれ挿入嵌合し、上記各部材を絶縁樹脂モールド12,13
により一体固化して構成されている。
このようなコンデンサの電源への接続は、通常、前記
タブ7,7にリセプタクル（図示せず）を挿入して行われ
るが、リセプタクルにタブ面と平行の力（接地板５に対
し垂直方向の力）を加えてこれをタブ７に挿入した場合
には問題は生じないものの、第５図において矢印ａのよ
うにタブ面に対し斜め方向から力が加わると、第５図中
２点鎖線で示すようにタブ７が絶縁樹脂モールド12から
突出している部分のうち該樹脂モールド12の注型樹脂面
121近傍部分から左右方向に曲がり易く、挿入されたリ
セプタクル同士が接触してマグネトロン管が発振不良に
陥る等の問題点があった。
タブ7,7にリセプタクル（図示せず）を挿入して行われ
るが、リセプタクルにタブ面と平行の力（接地板５に対
し垂直方向の力）を加えてこれをタブ７に挿入した場合
には問題は生じないものの、第５図において矢印ａのよ
うにタブ面に対し斜め方向から力が加わると、第５図中
２点鎖線で示すようにタブ７が絶縁樹脂モールド12から
突出している部分のうち該樹脂モールド12の注型樹脂面
121近傍部分から左右方向に曲がり易く、挿入されたリ
セプタクル同士が接触してマグネトロン管が発振不良に
陥る等の問題点があった。
本考案は、タブ本体の下半部両側端を一方向に折曲し
て耐屈曲強度を向上させることにより上記問題点を解決
したものである。
て耐屈曲強度を向上させることにより上記問題点を解決
したものである。
本考案は、磁器誘電体の貫通孔に挿通されるタブ付中
心導体にシリコーンチューブを被着し、全体を絶縁樹脂
モールドで一体固化形成した高電圧磁器コンデンサにお
いて、前記タブ本体の下半部両側端で注型樹脂面近傍部
を一方向に折曲したことを特徴とする高電圧コンデンサ
である。
心導体にシリコーンチューブを被着し、全体を絶縁樹脂
モールドで一体固化形成した高電圧磁器コンデンサにお
いて、前記タブ本体の下半部両側端で注型樹脂面近傍部
を一方向に折曲したことを特徴とする高電圧コンデンサ
である。
タブの注型樹脂面近傍部に折曲部を形成して耐屈曲強
度を高くしたから、タブに対し斜め方向の力をリセプタ
クルに加えてこれをタブに挿入することがあっても、上
記したタブの曲がりは生じないものである。
度を高くしたから、タブに対し斜め方向の力をリセプタ
クルに加えてこれをタブに挿入することがあっても、上
記したタブの曲がりは生じないものである。
本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、この
コンデンサの全体構造は第５図に示す従来例とほぼ同様
であり、第６図のタブ７を第１図乃至第３図に示すよう
に、タブ本体の下半部両側端で絶縁樹脂モールド12の注
型樹脂面121の近傍部を一方向に折曲７1,71した形体と
したものである。
コンデンサの全体構造は第５図に示す従来例とほぼ同様
であり、第６図のタブ７を第１図乃至第３図に示すよう
に、タブ本体の下半部両側端で絶縁樹脂モールド12の注
型樹脂面121の近傍部を一方向に折曲７1,71した形体と
したものである。
すなわち、予め折曲部７1,71を形成したタブ７を中心
導体８にカシメ圧着により固着すると共に、この中心導
体８にシリコーンチューブ９を挿入被着し、接地板５の
外周側に絶縁ケース10を、内周側に絶縁カバー11をそれ
ぞれ挿入嵌合し、これら絶縁ケース10,絶縁カバー11の
内部にエポキシ樹脂などの絶縁樹脂モールド12,13をそ
れぞれ注入して一体固化したものであり、絶縁樹脂モー
ルド12については、その注型樹脂面121が前記タブ７の
折曲部７1,71に位置するように注入したものである。
導体８にカシメ圧着により固着すると共に、この中心導
体８にシリコーンチューブ９を挿入被着し、接地板５の
外周側に絶縁ケース10を、内周側に絶縁カバー11をそれ
ぞれ挿入嵌合し、これら絶縁ケース10,絶縁カバー11の
内部にエポキシ樹脂などの絶縁樹脂モールド12,13をそ
れぞれ注入して一体固化したものであり、絶縁樹脂モー
ルド12については、その注型樹脂面121が前記タブ７の
折曲部７1,71に位置するように注入したものである。
しかして、前記タブ７では、従来タブの曲がりが生じ
易い注型樹脂面121の近傍部に耐屈曲強度の高い前記折
曲部７1,71が位置しているので、タブ７に対し斜めの方
向に力が加わることがあっても、これに曲がりが生じる
ことは少ないものである。
易い注型樹脂面121の近傍部に耐屈曲強度の高い前記折
曲部７1,71が位置しているので、タブ７に対し斜めの方
向に力が加わることがあっても、これに曲がりが生じる
ことは少ないものである。
本考案の高電圧コンデンサでは、タブ本体の下半部両
側端で注型樹脂面近傍部を一方向に折曲したから、タブ
の注型樹脂面近傍部分の断面係数が大となり曲がること
がなくなるので、上記したマグネトロン管の発振不良等
のトラブルは的確に防止でき、しかも前記折曲部の形成
という簡単な加工で達成できるものである。
側端で注型樹脂面近傍部を一方向に折曲したから、タブ
の注型樹脂面近傍部分の断面係数が大となり曲がること
がなくなるので、上記したマグネトロン管の発振不良等
のトラブルは的確に防止でき、しかも前記折曲部の形成
という簡単な加工で達成できるものである。
第１図乃至第４図は本考案の実施例を示し、第１図はタ
ブ付中心導体の正面図、第２図はその右側面図、第３図
はその斜視図、第４図はこのタブ付中心導体を設けた高
圧貫通型磁器コンデンサの側面断面図、第５図及び第６
図は従来例を示し、第５図は高圧貫通型磁器コンデンサ
の正面断面図、第６図はタブ付中心導体の正面図であ
る。 １……貫通孔、２……表電極、３……裏電極、４……磁
器誘電体、５……接地板、５1……窓、６……電極金
具、７……タブ、７1……折曲部、８……中心導体、９
……シリコーンチューブ、10……絶縁ケース、11……絶
縁カバー、12,13……絶縁樹脂モールド、121……注型樹
脂面。
ブ付中心導体の正面図、第２図はその右側面図、第３図
はその斜視図、第４図はこのタブ付中心導体を設けた高
圧貫通型磁器コンデンサの側面断面図、第５図及び第６
図は従来例を示し、第５図は高圧貫通型磁器コンデンサ
の正面断面図、第６図はタブ付中心導体の正面図であ
る。 １……貫通孔、２……表電極、３……裏電極、４……磁
器誘電体、５……接地板、５1……窓、６……電極金
具、７……タブ、７1……折曲部、８……中心導体、９
……シリコーンチューブ、10……絶縁ケース、11……絶
縁カバー、12,13……絶縁樹脂モールド、121……注型樹
脂面。
Claims (1)
- 【請求項１】磁器誘電体の貫通孔に挿通されるタブ付中
心導体にシリコーンチューブを被着し、全体を絶縁樹脂
モールドで一体固化形成した高電圧磁器コンデンサにお
いて、前記タブ本体の下半部両側端で注型樹脂面近傍部
を一方向に折曲したことを特徴とする高電圧コンデン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4402590U JP2519511Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | 高電圧コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4402590U JP2519511Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | 高電圧コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH044730U JPH044730U (ja) | 1992-01-16 |
| JP2519511Y2 true JP2519511Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=31556954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4402590U Expired - Lifetime JP2519511Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 | 高電圧コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519511Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-26 JP JP4402590U patent/JP2519511Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH044730U (ja) | 1992-01-16 |
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