JP2541375Y2 - 高電圧コンデンサ - Google Patents

高電圧コンデンサ

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JP2541375Y2
JP2541375Y2 JP1990070690U JP7069090U JP2541375Y2 JP 2541375 Y2 JP2541375 Y2 JP 2541375Y2 JP 1990070690 U JP1990070690 U JP 1990070690U JP 7069090 U JP7069090 U JP 7069090U JP 2541375 Y2 JP2541375 Y2 JP 2541375Y2
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JP
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ground plate
insulating
insulating cover
electrode
partition plate
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昭一 岩谷
勲 藤原
照男 田口
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高圧貫通型磁器コンデンサ等の高電圧コン
デンサに関するものである。
〔従来の技術〕
高電圧コンデンサは、電子レンジのマグネトロン管等
のフィルタコンデンサとして使用される。
ここで、従来の高圧貫通型磁器コンデンサの一例を第
4図乃至第6図をもとに説明すると、高圧貫通型磁器コ
ンデンサは貫通孔1,1と表電極2,2と裏電極3とを有する
磁器誘電体4、窓51を備えた接地板5、電極金具6,6、
タブ7,7をカシメ圧着により固着した中心導体8,8、シリ
コーンチューブ9,9、絶縁ケース10及び絶縁カバー11と
を備えてなり、前記シリコーンチューブ9,9を前記中心
導体8,8に挿入被着し、接地板5の外周側に絶縁ケース1
0を挿入嵌合し、その後接地板5の内周側には絶縁カバ
ー11を挿入嵌合し(第5図)、上記各部材を絶縁樹脂モ
ールド12,13により一体固化(第4図)して構成されて
いる。
ところで、前記絶縁カバー11内周側上方部には、第4
図および第6図に示すように平板状の仕切板111がその
対向周壁内周面間(絶縁カバー11の短径方向に対向する
対向内周面間)に架設されている。
すなわち、従来のこの種コンデンサにあっては、磁器
誘電体4の外形を略小判形とし、これに対応して絶縁ケ
ース10,絶縁カバー11の外形および接地板5と絶縁ケー
ス10,絶縁カバー11との嵌合部を略小判形とすると共
に、絶縁カバー11の嵌合部短径(これは第5図および第
6図の寸法dに相当する)を接地板5の嵌合部短径より
大きくして組立の際絶縁カバー11が接地板5から抜け落
ちないようにきつく嵌合する必要がある。しかし、きつ
く嵌合すると嵌合の際絶縁カバー11の前記対向周壁中央
部が接地板5に生じる応力により圧縮変形して断面まゆ
型となり注入樹脂が該嵌合部の隙間から洩れたり、絶縁
カバー11が接地板5から抜け落ちてしまう不具合があ
り、前記仕切板111を設けることで、この不具合を排除
していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記形体の絶縁カバー11では仕切板11
1により前記対向周壁中央部の圧縮強度が向上したため
挿入嵌合に無理が生じ、接地板5への嵌合に大きな力を
要するだけでなく、接地板5の下端部が第5図矢印A,A
の向きに拡開変形し、該変形に伴って絶縁ケース10下端
部を同図矢印B,Bの向きに拡開する力が生じて絶縁ケー
ス10が割れてしまうトラブルが発生し易くなるという問
題点があった。絶縁ケース10は不飽和ポリエステル等の
樹脂からなり、伸びや弾性率が小さく、無理に嵌合する
と割れ易い。
また、この種コンデンサでは、接地板5の周縁部をわ
ずかに上に凸にわん曲させて、マグネトロン管に取付け
る際のフィルターボックスへの密着性を良好にしてある
が、接地板5下端部が上記のように拡開変形するため接
地板5とフィルターボックスとの密着部に隙間が生じて
電波漏れが発生する問題点があった。
本考案は、前記仕切板を弯曲蛇腹形体のものとし、絶
縁カバーを接地板に嵌合する際に接地板に生じる応力を
前記仕切板の弾性変形によるばね作用で吸収することに
より上記従来の問題点を解決したものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては上述の目的を達成するため、表電極
及び裏電極を備えた磁器誘電体の貫通孔に、シリコーン
チューブを挿入被着したタブ付中心導体を挿通し、前記
表電極を電極金具を介して前記中心導体上方部に導通せ
しめると共に、前記裏電極を接地板に導通せしめ、該接
地板の外周側に絶縁ケースを、内周側上方部に仕切板を
架設した絶縁カバーをそれぞれ挿入嵌合し、これら各部
材を絶縁樹脂モールドで一体固化形成したものにおい
て、前記絶縁カバーの仕切板をS字形に湾曲又は蛇腹状
に湾曲形成するようにしている。
〔作用〕
絶縁カバーを接地板に嵌合する際、前記仕切板が嵌合
応力に対応して圧縮弾性変形し、これを吸収するので、
絶縁カバーが接地板に円滑,的確に嵌合されると共に、
前記接地板の拡開変形,絶縁ケースの割れ等のトラブル
が防止される。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明す
ると、このコンデンサの全体構造は第4図に示す従来例
とほぼ同様であり、第1図および第2図に示すように、
絶縁カバー11の仕切板111をS字状に形成したものであ
る。
第3図は、絶縁カバー11を接地板1に挿入嵌合した際
の前記仕切板111の変形状態を示すものである。なお、
仕切板111の湾曲形状は蛇腹状に形成することもでき
る。
すなわち 表電極2,2と裏電極3,3とを有する磁器誘電
体4の貫通孔1,1に、シリコーンチューブ9,9を挿入被着
したタブ7付き中心導体8,8を挿通し、前記表電極2,2を
電極金具6,6を介して前記中心導体8,8上方部に導通せし
めると共に、裏電極3,3を接地板5に導通せしめ、該接
地板5の外周側には不飽和ポリエステル樹脂よりなる絶
縁ケース10を、接地板5の内周側には絶縁カバー11をそ
れぞれ挿入嵌合し、これら絶縁ケース10,絶縁カバー11
の内部にエポキシ樹脂などの絶縁樹脂モールド(図示せ
ず)を注入して一体固化したものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、接地板の外周側に絶縁
ケースを、内周側上方部に仕切板を架設した絶縁カバー
をそれぞれ挿入嵌合した構造の高電圧コンデンサにおい
て、仕切板をS字形に湾曲又は蛇腹状に湾曲形成したの
で、該絶縁カバーを接地板に挿入嵌合する際の嵌合応力
は前記仕切板の弾性変形により吸収されるので、該挿入
嵌合が円滑,的確に行われ、樹脂漏れがなく、絶縁ケー
スが割れる心配も解消され、また接地板外縁部が拡開変
形しないのでマグネトロン管への組付けに際して電波漏
れが発生しなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例に係るもので、第1
図は高圧貫通型磁器コンデンサの組立要領を示す斜視
図、第2図は絶縁カバーの平面図、第3図は該絶縁カバ
ーを接地板に挿入嵌合した際の変形状態を示す説明図、
第4図乃至第6図は従来例に係るもので、第4図は高圧
貫通型磁器コンデンサの正面断面図、第5図はその組立
説明図、第6図は絶縁カバーの斜視図である。 1……貫通孔、2……表電極、3……裏電極、4……磁
器誘電体、5……接地板、51……窓、6……電極金具、
7……タブ、8……中心導体、9……シリコーンチュー
ブ、10……絶縁ケース、11……絶縁カバー、111……仕
切板、12,13……絶縁樹脂モールド。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表電極及び裏電極を備えた磁器誘電体の貫
    通孔に、シリコーンチューブを挿入被着したタブ付中心
    導体を挿通し、前記表電極を電極金具を介して前記中心
    導体上方部に導通せしめると共に、前記裏電極を接地板
    に導通せしめ、該接地板の外周側に絶縁ケースを、内周
    側上方部に仕切板を架設した絶縁カバーをそれぞれ挿入
    嵌合し、これら各部材を絶縁樹脂モールドで一体固化形
    成した高電圧コンデンサにおいて、前記絶縁カバーの仕
    切板をS字形に湾曲又は蛇腹状に湾曲形成したことを特
    徴とする高電圧コンデンサ。
JP1990070690U 1990-07-04 1990-07-04 高電圧コンデンサ Expired - Lifetime JP2541375Y2 (ja)

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JPH0430722U JPH0430722U (ja) 1992-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52121635U (ja) * 1976-03-12 1977-09-16
JPS6144828U (ja) * 1984-08-24 1986-03-25 ティーディーケイ株式会社 貫通形コンデンサ

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JPH0430722U (ja) 1992-03-12

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