JPS633220Y2 - - Google Patents

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JPS633220Y2
JPS633220Y2 JP16194882U JP16194882U JPS633220Y2 JP S633220 Y2 JPS633220 Y2 JP S633220Y2 JP 16194882 U JP16194882 U JP 16194882U JP 16194882 U JP16194882 U JP 16194882U JP S633220 Y2 JPS633220 Y2 JP S633220Y2
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resonator
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outer conductor
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conductive thin
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は筒状の誘電体を使用した誘電体同軸共
振器のアース構造に関する。
従来技術 誘電体同軸共振器、例えば第1図に示す1/4波
長同軸TEM共振器1は、内導体2と外導体3と
の間に酸化チタン系のセラミツク誘電体等の誘電
体4が存在してなり、より具体的には、肉厚の厚
いパイプ状の誘電体4の内壁面および外壁面に、
高周波導電性に優れ、かつ誘電体4との密着性が
よい、例えば銀ペーストを焼き付けて内導体2お
よび外導体3とする。内導体2の内部は空洞であ
り、そこには同様のセラミツク等からなり、誘電
体4より長い軸長の中心棒5が嵌入・固定してあ
り、棒5の一端側6は共振器1の開放端面7から
突出しており、内導体2から延長された電極膜8
で被覆してある。9は内導体2、外導体3を短絡
する電極である。
第2図は別の共振器11の要部のみを示す図
で、中心棒5を使わない場合を示し、このときは
任意形状の端子電極12を内導体2で囲まれた孔
内に嵌入させ、導電性接着剤で固定し、内導体2
と接続する。一方、21,22はチツプ状コンデ
ンサで、共振器11を他部品、たとえば別の共振
器やコネクタ等に容量結合するときに用いる。す
なわち、端子電極12の上部を適当形状にして、
コンデンサ21,22の一方電極23,24を接
続する一方、コンデンサ21,22の他方電極2
5,26にリード線27,28の一端を接続し、
リード線27,28の他端はたとえば別の共振器
やコネクタ等に接続している。
第3図は、上記したような共振器、特に第2図
で示したものを用いて構成したフイルタ30であ
る。
第2図と同一部分には同一番号を付して示して
いる。
40はケースである。ケース40は導体たとえ
ばジユラルミンからなる直方体に断面半円状の溝
51,52,53,54を若干の間隔をおいて並
列に形成したものである。また、溝51と52、
溝52と53、溝53と54とにわたつて断面半
円状の溝61,62,63を形成したものであ
る。さらに、溝51とケース40外とにわたつて
溝71、溝54とケース40外とにわたつて溝7
2が形成してある。溝71,61,62,63,
72は一直線上にある。このようなケース40で
以下に述べるような構成をとつた上でいま一つ
の、ケース40と同様構造のケース41をかぶせ
て製品が完成する。いわば、第4図に示すよう
に、ケース40は長方形状のケースを縦断面にて
二つ割りした一方のケースにあたることになる。
溝51,52,53,54内には共振器11がそ
れぞれ半分嵌入され、その外導体3がケース40
に電気的に導通して固定されている。この固定
は、たとえば導電性接着剤を用いたり、ネジ止め
によつて行なう。81は入力用同軸コネクタで溝
71に半分嵌入されており、82は出力用同軸コ
ネクタで、溝72に半分嵌入されている。いずれ
のコネクタ81,82共従来公知の方法でケー
ス、40,41に固定される。入力用同軸コネク
タ81の中心端子と、第一段目の共振器11のコ
ンデンサ21がリード線91で接続されている。
第1段目の共振器11のコンデンサ22と第2段
目の共振器11のコンデンサ21とが、溝61を
通してリード線92で接続されている。第2段目
の共振器11のコンデンサ22と第3段目の共振
器11のコンデンサ21とが、溝62を通してリ
ード線93で接続されている。第3段目の共振器
11のコンデンサ22と第4段目の共振器11の
コンデンサ21とが、溝63を通してリード線9
4で接続されている。第4段目の共振器11のコ
ンデンサ22と出力用同軸コネクタ82の中心端
子とがリード線95で接続されている。
以上に一例として述べたフイルタ構造からも明
らかなように、従来、第5図に示すように、共振
器11の外導体3は導電性接着剤100を用いて
ケース40,41にアースするとともに両者を固
着するか、あるいは、第6図に示すように、共振
器11の外導体3とケース40,41との間に銅
製の金属アミ110を介装するとともに、上記金
属アミ110に接着剤を含ませて共振器11の外
導体3をケース40,41にアースするとともに
両者を固着していた。
ところで、上記のようにして共振器11の外導
体3をケース40,41に固着すると、共振器1
1の線膨張係数がケース40,41や接着剤の線
膨張係数と大きく相違しているため、急激な温度
変化により、外導体3が剥離する問題があつた。
また、作業が面倒だし、硬化まで時間がかかり、
コストアツプの要因となつていた。
考案の目的 本考案は従来の誘電体同軸共振器のアース構造
における上記問題を解消すべくなされたものであ
つて、金属製薄板の一部を切り起して形成したリ
ード状のバネ片を有する導電性薄板バネのバネ片
を誘電体同軸共振器の外導体に圧接させることに
より、導電性薄板バネのバネ片に温度変化による
各部材間の位置ズレを吸収し、外導体等の剥離が
発生しないようにするとともに、作業を簡単にし
てコストダウンを図ることを目的としている。
実施例 以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
第7図aおよび第7図bにおいて、11は第2
図に示す1/4波長同軸TEM共振器、40,41は
該1/4波長同軸TEM共振器11の取付部材として
のケース、120は上記1/4波長同軸TEM共振器
11の外導体3を上記取付部材41に導通させる
導電性薄板バネである。
ケース40は、上記1/4波長同軸TEM共振器1
1の外径の1/2よりもやや大きな曲率半径を有す
る内壁面が円弧状の凹溝40aを有する。
一方、導電性薄板バネ120は、第8図に示す
ように、バネ性を有する四角形状の金属製薄板1
21の一辺を切り起して、先端部がほぼ円弧状に
湾曲したリード状の多数のバネ片122,12
2,122,……を形成したものである。
上記導電性薄板バネ120は、バネ片122,
122,……をケース40の上記凹溝40a上に
位置させて上記ケース40の上に載置し、その上
に1/4波長同軸TEM共振器11を配して、いま一
つのケース41を被せ、該ケース41を上記ケー
ス40に、例えば図示しないネジ等により固定し
ている。このとき、上記ケース41と1/4波長同
軸共振器11との間にも、上記と同様の導電性薄
板バネ(図示せず。)を介装することが好ましい。
上記のようにして1/4波長同軸TEM共振器11
をケース40に取り付けることにより、導電性薄
板バネ120のバネ片122,122,……が1/
4波長同軸TEM共振器11の外導体3、特に開放
端寄りに圧接するとともに、導電性薄板バネ12
0はケース40の凹溝40aの内壁面40bに圧
接する。
従つて、1/4波長同軸TEM共振器11の上記外
導体3は、導電性薄板バネ120を通して、上記
ケース40に導通する。
上記のようにすれば、温度変化等により、1/4
波長同軸TEM共振器11およびケース40,4
1の寸法が熱膨張等によつて変化しても、この寸
法の変化は導電性薄板バネ120に吸収され、1/
4波長同軸TEM共振器11の外導体3が剥離する
ことはない。
また、1/4波長同軸TEM共振器11の外導体3
とケース40,41との導通は、導電性薄板バネ
120を間にして、上記1/4波長同軸TEM共振器
11をケース40,41に取り付けるだけで、容
易に得ることができる。
上記実施例において、ケース40,41は、例
えば第9図に示すように、凹溝40aを有しない
平板状の取付板123を使用し、該取付板123
に1/4波長同軸TEM共振器11を金属バンド12
4とネジ125により取り付けるようにしてもよ
い。
この場合、導電性薄板バネ120のバネ片12
2,122,……は、そのバネ力により、1/4波
長同軸TEM共振器11の外導体3に圧接する。
また、誘電体4の両端面が開放端となつた1/2
波長のものでは、上記導電性薄板バネ120に代
えて、第10図に示すように、両端部に夫々バネ
片122,122,……を形成した円筒形状を有
するもの、あるいは、上記の1/2波長のものを複
数個固定する場合は、ケース40に設けられる凹
溝40aに合わせて、第11図に示すように、予
め円弧状に湾曲させたもの、等を使用することも
できる。
一方、第12図に示すように、2個の1/2波長
の誘電体同軸共振器11a,11bをコンデンサ
Cにより同軸に結合したものでは、上記誘電体同
軸共振器11a,11bの各開放端部に対応する
位置に夫々バネ片122,122……を形成した
導電性薄板バネ120を使用することもできる。
なお、以上の実施例において、バネ片122,
122,……は、第13図に示すように、金属製
薄板121の表裏に切り起されていてもよく、ま
た、バネ片122,122,……に代えて、第1
4図に示すように、金属製薄板121に多数の切
起し突起122′,122′,……を設けるように
してもよい。
考案の効果 以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、誘電体同軸共振器と取付部材との間に金
製薄板の一部を切り起して形成した多数のバネ片
を有する導電性薄板バネを位置させて、共振器の
外導体と取付部材との導通を得るようにしたか
ら、良好にして確実なアースが得られるようにな
り、誘電体同軸共振器の取付部材への取付けも簡
単化されコストも大巾に削減することができる。
また、本考案においては、誘電体同軸共振器や
取付部材の熱膨張等による寸法変化は導電性薄板
バネに吸収され、外導体の剥離を防止することが
できる。
さらに、導電性薄板バネには多数のバネ片が設
けられてこれらバネ片が誘電体同軸共振器の外導
体に圧接しており、誘電体同軸共振器の外導体か
ら取付部材へ大きなアース電流を流すことがで
き、誘電体同軸共振器の特性が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は1/4波長同軸TEM共振器の一例の断面
図、第2図はいま一つの1/4波長同軸TEM共振器
の要部を示す断面図、第3図は本考案の一実施例
に適用されるフイルタの内部説明図、第4図は第
3図のフイルタの上面図、第5図および第6図は
夫々第3図のA−B線断面図で従来構造を示す。
第7図aおよび第7図bは夫々本考案一実施例の
横断面図および縦断面図、第8図は第7図aおよ
び第7図b構造に使用される導電性薄板バネの斜
視図、第9図は第7図aおよび第7図bの実施例
の変形例の横断面図、第10図、第11図および
第12図は夫々導電性薄板バネの変形例の斜視
図、第13図および第14図は夫々導電性薄板バ
ネのバネ片の変形例の斜視図である。 2……内導体、3……外導体、11……1/4波
長同軸TEM共振器、11a,11b……1/2波長
同軸TEM共振器、40,41……ケース、12
0……導電性薄板バネ、122……バネ片、12
2′……切起し突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の誘電体の内周面および外周面に夫々内導
    体および外導体を形成した誘電体同軸共振器を導
    電性の取付部材にアースする構造であつて、バネ
    性を有する金属製薄板の一部を切り起した切起し
    片からなる複数のバネ片を有する導電性薄板バネ
    を上記取付部材と誘電体同軸共振器の外導体との
    間に位置させることにより、上記外導体と取付部
    材とを導電性薄板バネを通して相互に導通させる
    ようにしたことを特徴とする誘電体同軸共振器の
    アース構造。
JP16194882U 1982-10-25 1982-10-25 誘電体同軸共振器のア−ス構造 Granted JPS5967002U (ja)

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JP16194882U JPS5967002U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 誘電体同軸共振器のア−ス構造

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JPS5967002U JPS5967002U (ja) 1984-05-07
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JPS59171401U (ja) * 1983-05-02 1984-11-16 株式会社村田製作所 誘電体同軸共振器の固定、接続構造
JPH075683Y2 (ja) * 1988-04-09 1995-02-08 ティーディーケイ株式会社 誘電体フィルタ
JPH0767041B2 (ja) * 1990-07-25 1995-07-19 太陽誘電株式会社 誘電体フィルタ

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JPS5967002U (ja) 1984-05-07

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