JPH07292319A - 薬品缶内面塗装用塗料組成物 - Google Patents
薬品缶内面塗装用塗料組成物Info
- Publication number
- JPH07292319A JPH07292319A JP6090084A JP9008494A JPH07292319A JP H07292319 A JPH07292319 A JP H07292319A JP 6090084 A JP6090084 A JP 6090084A JP 9008494 A JP9008494 A JP 9008494A JP H07292319 A JPH07292319 A JP H07292319A
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- JP
- Japan
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- resin
- coating
- chemical
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 密着性、折り曲げ加工性、高温での薬品耐性
及びポットライフに優れた薬品缶内面塗装用塗料組成物
を提供する。 【構成】 対数粘度が0.1dl/g以上で酸価が50
〜400当量/106であるポリアミドイミド樹脂を含
有する樹脂溶液に、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、多官能イソシアネート化合物あるいはブロ
ックイソシアネート化合物などの硬化剤を配合した薬品
缶内面塗装用塗料組成物。
及びポットライフに優れた薬品缶内面塗装用塗料組成物
を提供する。 【構成】 対数粘度が0.1dl/g以上で酸価が50
〜400当量/106であるポリアミドイミド樹脂を含
有する樹脂溶液に、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、多官能イソシアネート化合物あるいはブロ
ックイソシアネート化合物などの硬化剤を配合した薬品
缶内面塗装用塗料組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬品缶内面塗装用塗料組
成物に関する。更に詳しくは密着性、折り曲げ加工性な
どの製缶性、耐衝撃性及び高温での薬品耐性に優れた塗
布塗膜を提供する薬品缶内面塗装用塗料組成物に関す
る。
成物に関する。更に詳しくは密着性、折り曲げ加工性な
どの製缶性、耐衝撃性及び高温での薬品耐性に優れた塗
布塗膜を提供する薬品缶内面塗装用塗料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薬品缶内面塗装用の樹脂としてポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂などが用いられている。しかし、ポ
リエステル樹脂あるいはアクリル樹脂は、薬品耐性が不
十分なため缶内に保存する内容物が制限されるという問
題がある。エポキシ樹脂、メラミン樹脂あるいはフェノ
ール樹脂は、折り曲げ加工性や耐衝撃性が悪いうえポッ
トライフが短いといった問題がある。
テル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂などが用いられている。しかし、ポ
リエステル樹脂あるいはアクリル樹脂は、薬品耐性が不
十分なため缶内に保存する内容物が制限されるという問
題がある。エポキシ樹脂、メラミン樹脂あるいはフェノ
ール樹脂は、折り曲げ加工性や耐衝撃性が悪いうえポッ
トライフが短いといった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決するものであり、その目的は、密
着性、折り曲げ加工性などの製缶性、耐衝撃性および高
温での薬品耐性に優れた塗布塗膜を提供し得、かつポッ
トライフの長いという特徴を有する薬品缶内面塗装用塗
料組成物を提供することにある。
な従来の問題点を解決するものであり、その目的は、密
着性、折り曲げ加工性などの製缶性、耐衝撃性および高
温での薬品耐性に優れた塗布塗膜を提供し得、かつポッ
トライフの長いという特徴を有する薬品缶内面塗装用塗
料組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ある特定の対数粘
度、酸価を有するポリアミドイミド樹脂、および該樹脂
を溶解する有機溶媒を含有する薬品缶内面塗装用塗料組
成物が密着性、折り曲げ加工性、耐衝撃性及び高温での
薬品耐性に優れ、かつポットライフの長い塗布塗膜を提
供しうることを見いだし、本発明に至った。
を解決するために鋭意検討した結果、ある特定の対数粘
度、酸価を有するポリアミドイミド樹脂、および該樹脂
を溶解する有機溶媒を含有する薬品缶内面塗装用塗料組
成物が密着性、折り曲げ加工性、耐衝撃性及び高温での
薬品耐性に優れ、かつポットライフの長い塗布塗膜を提
供しうることを見いだし、本発明に至った。
【0005】本発明は、薬品缶内面塗装用塗料組成物で
あって、ポリアミドイミド樹脂、該樹脂を溶解する有機
溶媒、および硬化剤を含有し、該ポリアミドイミド樹脂
の対数粘度が0.1dl/g以上で酸価が50〜400
当量/106gである。好適な態様として、上記ポリア
ミドイミド樹脂は、その構成単位として、トリメリット
酸残基およびアルキレングリコールビスアンヒドロトリ
メリテート残基を含有する。
あって、ポリアミドイミド樹脂、該樹脂を溶解する有機
溶媒、および硬化剤を含有し、該ポリアミドイミド樹脂
の対数粘度が0.1dl/g以上で酸価が50〜400
当量/106gである。好適な態様として、上記ポリア
ミドイミド樹脂は、その構成単位として、トリメリット
酸残基およびアルキレングリコールビスアンヒドロトリ
メリテート残基を含有する。
【0006】さらに好適な態様として、上記硬化剤はエ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、多官能イ
ソシアネート化合物およびブロックイソシアネート化合
物からなる群から選択される。
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、多官能イ
ソシアネート化合物およびブロックイソシアネート化合
物からなる群から選択される。
【0007】これらのことにより、本発明の薬品缶内面
塗装用塗料組成物は前記目的を達成し得る。
塗装用塗料組成物は前記目的を達成し得る。
【0008】以下に本発明について詳細に説明する。
【0009】本発明の組成物に使用するポリアミドイミ
ド樹脂としては、対数粘度が0.1dl/g以上で酸価
が50〜400当量/106gであるものであればいず
れをも使用し得る。本発明組成物に使用するポリアミド
イミド樹脂の対数粘度は、折り曲げ加工性、耐衝撃性、
薬品耐性の点から0.1dl/g以上であることが好ま
しい。さらに好ましくは、0.2dl/g以上である。
0.1dl/gより少ないと折り曲げ加工性、耐衝撃
性、薬品耐性が不十分となる。また酸価は硬化性、架橋
密度とポットライフとのバランスから50当量/106
〜400当量/106gの範囲、より好ましくは100
当量/106〜300当量/106gの範囲である。50
当量/106gより少ない場合は硬化が不十分となり薬
品耐性が十分改良されず、400当量/106gより多
くなると硬化剤を配合したときのポットライフが短くな
る。なお、ここでいう対数粘度は0.5gのポリアミド
イミド樹脂を100mlのN−メチル−2−ピロリドン
に溶解し、25℃でウベローデ粘度管を用いて測定し得
る。また、酸価は電位差測定法で測定し得る。
ド樹脂としては、対数粘度が0.1dl/g以上で酸価
が50〜400当量/106gであるものであればいず
れをも使用し得る。本発明組成物に使用するポリアミド
イミド樹脂の対数粘度は、折り曲げ加工性、耐衝撃性、
薬品耐性の点から0.1dl/g以上であることが好ま
しい。さらに好ましくは、0.2dl/g以上である。
0.1dl/gより少ないと折り曲げ加工性、耐衝撃
性、薬品耐性が不十分となる。また酸価は硬化性、架橋
密度とポットライフとのバランスから50当量/106
〜400当量/106gの範囲、より好ましくは100
当量/106〜300当量/106gの範囲である。50
当量/106gより少ない場合は硬化が不十分となり薬
品耐性が十分改良されず、400当量/106gより多
くなると硬化剤を配合したときのポットライフが短くな
る。なお、ここでいう対数粘度は0.5gのポリアミド
イミド樹脂を100mlのN−メチル−2−ピロリドン
に溶解し、25℃でウベローデ粘度管を用いて測定し得
る。また、酸価は電位差測定法で測定し得る。
【0010】本発明の組成物に使用するポリアミドイミ
ド樹脂は、好適には構成単位としてトリメリット酸残基
を含有し得るが、さらに溶剤に対する溶解性、重合性等
を付与するためにアルキレングリコールビスアンヒドロ
キシトリメリテート残基を含有し得る。該残基を導入す
るための酸成分として、エチレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、プロピレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、ブタンジオールビスアンヒドロト
リメリテート、ヘキサメチレングリコールビスアンヒド
ロトリメリテート、ポリエチレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、ポリプロピレングリコールビスア
ンヒドロトリメリテート、あるいはこれらの混合物が用
いられ得る。
ド樹脂は、好適には構成単位としてトリメリット酸残基
を含有し得るが、さらに溶剤に対する溶解性、重合性等
を付与するためにアルキレングリコールビスアンヒドロ
キシトリメリテート残基を含有し得る。該残基を導入す
るための酸成分として、エチレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、プロピレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、ブタンジオールビスアンヒドロト
リメリテート、ヘキサメチレングリコールビスアンヒド
ロトリメリテート、ポリエチレングリコールビスアンヒ
ドロトリメリテート、ポリプロピレングリコールビスア
ンヒドロトリメリテート、あるいはこれらの混合物が用
いられ得る。
【0011】さらに溶剤に対する溶解性、重合性等を付
与するために他の酸成分が用いられ得る。そのような酸
成分として、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリ
デカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、
5−tert−ブチル−1,3−ベンゼンジカルボン
酸、テレフタル酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカ
ルボン酸、ジフェニルメタン−2,4−ジカルボン酸、
ジフェニルメタン−3,4−ジカルボン酸、ジフェニル
メタン−3,3’−ジカルボン酸、1,2−ジフェニル
エタン−4,4’−カルボン酸、1,2−ジフェニルエ
タン−2,4−ジカルボン酸、1,2−ジフェニルエタ
ン−3,4−ジカルボン酸、1,2−ジフェニルエタン
−3,3’−ジカルボン酸、2,2’−ビス(4−カル
ボキシフェニル)プロパン、2−(2−カルボキシフェ
ニル)−2−(4−カルボキシフェニル)プロパン、2
−(3−カルボキシフェニル)2−(4−カルボキシフ
ェニル)プロパン、ジフェニルエーテル−4,4’−ジ
カルボン酸、ジフェニルエーテル−2,4−ジカルボン
酸、ジフェニルエーテル−3,4−ジカルボン酸、ジフ
ェニルーテル−3,3’−ジカルボン酸、ジフェニルス
ルホン−4、4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン
−2,4−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,4
−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,3’−ジカ
ルボン酸、ベンゾフェノン−4,4’−ジカルボン酸、
ベンゾフェノン−2,4−ジカルボン酸、ベンゾフェノ
ン−3,4−ジカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3’
−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ビ
ス[(4−カルボキシ)フタルイミド]−4,4’−ジ
フェニルエーテル、ビス[(4−カルボキシ)フタルイ
ミド]−α、α’−メタキシレンなどの芳香族ジカルボ
ン酸、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、ナフタレ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、ブタン−1,2,
3,4−テトラカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−3,3’,4,4’−テトラカルボン
酸、ビフェニル−3,3’,4,4’−テトラカルボン
酸、ビフェニル−2,2’,3,3’−テトラカルボン
酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸、
ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸、ナフ
タレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸およびこれ
らの二酸無水物などが用いられ得る。
与するために他の酸成分が用いられ得る。そのような酸
成分として、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリ
デカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、
5−tert−ブチル−1,3−ベンゼンジカルボン
酸、テレフタル酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカ
ルボン酸、ジフェニルメタン−2,4−ジカルボン酸、
ジフェニルメタン−3,4−ジカルボン酸、ジフェニル
メタン−3,3’−ジカルボン酸、1,2−ジフェニル
エタン−4,4’−カルボン酸、1,2−ジフェニルエ
タン−2,4−ジカルボン酸、1,2−ジフェニルエタ
ン−3,4−ジカルボン酸、1,2−ジフェニルエタン
−3,3’−ジカルボン酸、2,2’−ビス(4−カル
ボキシフェニル)プロパン、2−(2−カルボキシフェ
ニル)−2−(4−カルボキシフェニル)プロパン、2
−(3−カルボキシフェニル)2−(4−カルボキシフ
ェニル)プロパン、ジフェニルエーテル−4,4’−ジ
カルボン酸、ジフェニルエーテル−2,4−ジカルボン
酸、ジフェニルエーテル−3,4−ジカルボン酸、ジフ
ェニルーテル−3,3’−ジカルボン酸、ジフェニルス
ルホン−4、4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン
−2,4−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,4
−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−3,3’−ジカ
ルボン酸、ベンゾフェノン−4,4’−ジカルボン酸、
ベンゾフェノン−2,4−ジカルボン酸、ベンゾフェノ
ン−3,4−ジカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3’
−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ビ
ス[(4−カルボキシ)フタルイミド]−4,4’−ジ
フェニルエーテル、ビス[(4−カルボキシ)フタルイ
ミド]−α、α’−メタキシレンなどの芳香族ジカルボ
ン酸、ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、ナフタレ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、ブタン−1,2,
3,4−テトラカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノン−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−3,3’,4,4’−テトラカルボン
酸、ビフェニル−3,3’,4,4’−テトラカルボン
酸、ビフェニル−2,2’,3,3’−テトラカルボン
酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸、
ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸、ナフ
タレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸およびこれ
らの二酸無水物などが用いられ得る。
【0012】アルキレングリコールビスアンヒドロトリ
メリテート残基は、酸成分のうち10モル%以上で樹脂
の溶解性、耐熱性、薬品耐性を向上する効果を発揮し
得、さらに35モル%以上使用すると、樹脂をアミド系
以外の溶剤に可溶化させるまでに溶解性を向上させる効
果を有する。
メリテート残基は、酸成分のうち10モル%以上で樹脂
の溶解性、耐熱性、薬品耐性を向上する効果を発揮し
得、さらに35モル%以上使用すると、樹脂をアミド系
以外の溶剤に可溶化させるまでに溶解性を向上させる効
果を有する。
【0013】本発明の組成物に使用するポリアミドイミ
ド樹脂は、ジイソシアネート法や酸クロリド法など公知
の方法で製造し得るが、重合性、コストの点からジイソ
シアネート法で得ることが好ましい。
ド樹脂は、ジイソシアネート法や酸クロリド法など公知
の方法で製造し得るが、重合性、コストの点からジイソ
シアネート法で得ることが好ましい。
【0014】酸成分と反応して本発明の組成物に使用す
るポリアミドイミド樹脂を構成するイソアネート成分ま
たはアミン成分としては以下のものが用いられ得る。
るポリアミドイミド樹脂を構成するイソアネート成分ま
たはアミン成分としては以下のものが用いられ得る。
【0015】例えばイソシアネートとしては、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、ナフタレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルジイソ
シアネート、および下記に示すアミン成分から合成され
たジイソシアネート、あるいはこれらの混合物が用いら
れ得る。
−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、ナフタレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルジイソ
シアネート、および下記に示すアミン成分から合成され
たジイソシアネート、あるいはこれらの混合物が用いら
れ得る。
【0016】アミン成分としては、例えばm−フェニレ
ンジアミン、p−フェニレンジアミン、オキシジアニリ
ン、メチレンジアニリン、ヘキサフルオロイソプロピリ
デンジアニリン、ジアミノ−m−キシレン、ジアミノ−
p−キシレン、1,4−ナフタレンジアミン、1,5−
ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、
2,7−ナフタレンジアミン、2,2’−ビス(4−ア
ミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−アミノ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニル
エーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、
3,4−ジアミノビフェニル、4,4−ジアミノベンゾ
フェノイ、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、イソホロンジアミン、3,4−ジアミノジフェ
ニルエーテル、イソプロピリデンジアニリン、3,3’
−ジアミノゼンゾフェノン、ジシクロヘキシル−4,
4’−ジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、o−トリジン、2,4−トリレンジアミン、1,3
−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス
(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2’−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホ
ン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ス
ルホン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、2,2’−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフ
ェニルスルフィド、あるいはこれらの混合物が用いられ
得る。
ンジアミン、p−フェニレンジアミン、オキシジアニリ
ン、メチレンジアニリン、ヘキサフルオロイソプロピリ
デンジアニリン、ジアミノ−m−キシレン、ジアミノ−
p−キシレン、1,4−ナフタレンジアミン、1,5−
ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、
2,7−ナフタレンジアミン、2,2’−ビス(4−ア
ミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−アミノ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニル
エーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、
3,4−ジアミノビフェニル、4,4−ジアミノベンゾ
フェノイ、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、イソホロンジアミン、3,4−ジアミノジフェ
ニルエーテル、イソプロピリデンジアニリン、3,3’
−ジアミノゼンゾフェノン、ジシクロヘキシル−4,
4’−ジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、o−トリジン、2,4−トリレンジアミン、1,3
−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス
(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2’−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホ
ン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ス
ルホン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、2,2’−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフ
ェニルスルフィド、あるいはこれらの混合物が用いられ
得る。
【0017】これらのイソシアネート成分またはアミン
成分の中では薬品耐性、折り曲げ加工性およびコストの
点からジフェニルメタンジイソシアネートが最も好まし
い。さらに溶解性や折り曲げ加工性を改善する場合は、
脂肪族や脂環族のジアミンまたは脂肪族や脂環族ジイソ
シアネートをジフェニルメタンジイソシアネートに対し
て好ましくは5モル%以上70モル%以下、さらに好ま
しくは10モル%以上50モル%以下の範囲で用い得
る。
成分の中では薬品耐性、折り曲げ加工性およびコストの
点からジフェニルメタンジイソシアネートが最も好まし
い。さらに溶解性や折り曲げ加工性を改善する場合は、
脂肪族や脂環族のジアミンまたは脂肪族や脂環族ジイソ
シアネートをジフェニルメタンジイソシアネートに対し
て好ましくは5モル%以上70モル%以下、さらに好ま
しくは10モル%以上50モル%以下の範囲で用い得
る。
【0018】ポリアミドイミド樹脂の重合に使用し得る
有機溶剤として、溶解性、重合速度、および到達重合度
の点からN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルアセト
アミド、ジメチルホルムアミドなどのアミド系溶剤、ジ
メチルスルホオキシド、スルホランなどのイオウ系溶
剤、ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロ系溶剤、
ジグライム、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
剤、シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケト
ン系溶剤、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニ
トリル系溶剤、γ-ブチロラクトンやテトラメチルウレ
アなど比較的誘導率の高い溶剤が好ましい。溶剤は単独
または混合して用い得る。また、キシレン、トルエンな
どの比較的誘電率の低い溶剤をこれに混合して用い得
る。
有機溶剤として、溶解性、重合速度、および到達重合度
の点からN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルアセト
アミド、ジメチルホルムアミドなどのアミド系溶剤、ジ
メチルスルホオキシド、スルホランなどのイオウ系溶
剤、ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロ系溶剤、
ジグライム、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶
剤、シクロヘキサノン、メチルエチルケトンなどのケト
ン系溶剤、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニ
トリル系溶剤、γ-ブチロラクトンやテトラメチルウレ
アなど比較的誘導率の高い溶剤が好ましい。溶剤は単独
または混合して用い得る。また、キシレン、トルエンな
どの比較的誘電率の低い溶剤をこれに混合して用い得
る。
【0019】ポリアミドイミド樹脂の重合反応温度は、
通常50〜200℃が好ましく、より好ましくは80〜
180℃であり、反応を促進するために3級アミン類、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、コバルト、スズ、亜
鉛などの金属、半金属化合物が添加され得る。
通常50〜200℃が好ましく、より好ましくは80〜
180℃であり、反応を促進するために3級アミン類、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、コバルト、スズ、亜
鉛などの金属、半金属化合物が添加され得る。
【0020】本発明の組成物に使用するポリアミドイミ
ド樹脂を溶解する有機溶剤としては、重合反応に使用す
る溶剤がそのまま用いられ得るが硬化剤や他の添加剤を
配合するときには、これを溶解し得る他の溶剤が混合さ
れ得る。また、重合したポリアミドイミド溶液から得ら
れる再沈澱したポリマーを他の溶剤に再溶解して用い得
る。この場合、再溶解に用いる溶剤は作業性、取扱の容
易さからγ-ブチロラクトン、シクロヘキサノン、テト
ラヒドロフランなどのアミド系溶剤以外の溶剤が好まし
い。
ド樹脂を溶解する有機溶剤としては、重合反応に使用す
る溶剤がそのまま用いられ得るが硬化剤や他の添加剤を
配合するときには、これを溶解し得る他の溶剤が混合さ
れ得る。また、重合したポリアミドイミド溶液から得ら
れる再沈澱したポリマーを他の溶剤に再溶解して用い得
る。この場合、再溶解に用いる溶剤は作業性、取扱の容
易さからγ-ブチロラクトン、シクロヘキサノン、テト
ラヒドロフランなどのアミド系溶剤以外の溶剤が好まし
い。
【0021】本発明の組成物に使用するポリアミドイミ
ド樹脂は各種の薬品に耐え得るが、さらに該ポリアミド
イミド樹脂が耐アルカリ性、耐フェノール性、N−メチ
ル−2−ピロリドンのようなアミド系溶剤に対する耐溶
剤性を有するようするために硬化剤が用いられ得る。本
発明の組成物に使用される硬化剤としては、架橋密度が
高くそのもの自身が薬品に強いものが好ましく、そのよ
うなものとしてエポキシ樹脂、フェノール樹脂、多官能
イソシアネート化合物、メラミン樹脂、あるいはこれら
の混合物をあげることができる。
ド樹脂は各種の薬品に耐え得るが、さらに該ポリアミド
イミド樹脂が耐アルカリ性、耐フェノール性、N−メチ
ル−2−ピロリドンのようなアミド系溶剤に対する耐溶
剤性を有するようするために硬化剤が用いられ得る。本
発明の組成物に使用される硬化剤としては、架橋密度が
高くそのもの自身が薬品に強いものが好ましく、そのよ
うなものとしてエポキシ樹脂、フェノール樹脂、多官能
イソシアネート化合物、メラミン樹脂、あるいはこれら
の混合物をあげることができる。
【0022】上記硬化剤の、ポリアミドイミド樹脂に対
する添加量は特に制限されないが、薬品耐性、耐衝撃
性、折り曲げ加工性およびポットライフとのバランスの
点から、通常ポリアミドイミド樹脂固形分100重量部
に対して1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部で
ある。
する添加量は特に制限されないが、薬品耐性、耐衝撃
性、折り曲げ加工性およびポットライフとのバランスの
点から、通常ポリアミドイミド樹脂固形分100重量部
に対して1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部で
ある。
【0023】上記硬化剤を含有するポリアミドイミド樹
脂溶液のポットライフを改良するために、硬化剤として
ブロックイソシアネートを使用し得る。ブロックイソシ
アネート化合物としては、トリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートの環状3量体、イソホロンジイソシアネー
トの3量体、ジフェニルメタンジイソシアネートのオリ
ゴマー、ジシクロヘキシル−4,4’−ジイソシアネー
トのオリゴマーなどをフェノールあるいはケントオキシ
ムでブロックしたもの、あるいはこれらの混合物が使用
され得る。
脂溶液のポットライフを改良するために、硬化剤として
ブロックイソシアネートを使用し得る。ブロックイソシ
アネート化合物としては、トリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートの環状3量体、イソホロンジイソシアネー
トの3量体、ジフェニルメタンジイソシアネートのオリ
ゴマー、ジシクロヘキシル−4,4’−ジイソシアネー
トのオリゴマーなどをフェノールあるいはケントオキシ
ムでブロックしたもの、あるいはこれらの混合物が使用
され得る。
【0024】上記ブロックイソシアネートのポリアミド
イミド樹脂に対する添加量は、ポリアミドイミド樹脂固
形分100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは
5〜30重量部である。
イミド樹脂に対する添加量は、ポリアミドイミド樹脂固
形分100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは
5〜30重量部である。
【0025】本発明の薬品缶内面塗装用塗料組成物には
上記ポリアミドイミド樹脂、有機溶剤および硬化剤の他
に、目的に応じてさらに染料や顔料、無機粒子、界面活
性剤、帯電防止剤、レベリング剤、消泡剤なども添加し
得る。
上記ポリアミドイミド樹脂、有機溶剤および硬化剤の他
に、目的に応じてさらに染料や顔料、無機粒子、界面活
性剤、帯電防止剤、レベリング剤、消泡剤なども添加し
得る。
【0026】以上により、密着性、折り曲げ加工性など
の製缶性、耐衝撃性および高温での薬品耐性に優れた塗
布塗膜を提供し得、かつポットライフの長い薬品缶内面
塗装用塗料組成物が得られる。
の製缶性、耐衝撃性および高温での薬品耐性に優れた塗
布塗膜を提供し得、かつポットライフの長い薬品缶内面
塗装用塗料組成物が得られる。
【0027】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために以下に
実施例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例に
よってなんら制限されるものではない。
実施例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例に
よってなんら制限されるものではない。
【0028】なお、本実施例中の測定は以下の方法で行
った。
った。
【0029】1、対数粘度:0.5gのポリアミドイミ
ド樹脂を100mlのN−メチル−2−ピロリドンに溶
解し、25℃でウベローデ粘度管を用いて測定した。
ド樹脂を100mlのN−メチル−2−ピロリドンに溶
解し、25℃でウベローデ粘度管を用いて測定した。
【0030】2、酸価:電位差測定法で測定した。
【0031】3、溶液粘度:フォードカップ#4を用い
て測定した。
て測定した。
【0032】4、折り曲げ性:厚みが0.3mmのアル
ミ板に膜厚が約5μになるように塗装、乾燥後、同じア
ルミ板を挟んで塗膜面が外側になるように折り曲げたと
きにクラックが発生しないアルミ板の枚数とし、3枚以
下を合格とした。
ミ板に膜厚が約5μになるように塗装、乾燥後、同じア
ルミ板を挟んで塗膜面が外側になるように折り曲げたと
きにクラックが発生しないアルミ板の枚数とし、3枚以
下を合格とした。
【0033】5、薬品耐性:膜厚が約5μに塗装、乾燥
したアルミ板を各種薬品中に40℃で1時間浸漬した後
の外観の変化を観察した。
したアルミ板を各種薬品中に40℃で1時間浸漬した後
の外観の変化を観察した。
【0034】6、密着性:上記塗装されたアルミ板を碁
盤目法で測定し、90%以上を合格とした。
盤目法で測定し、90%以上を合格とした。
【0035】(実施例1)反応容器にトリメリット酸無
水物を1モル、ジフェニルメタンジイソシアネートを1
モル、N-メチル-2-ピロリドンを830g仕込、攪拌し
ながら約30分で120℃まで昇温した。120℃で3
時間攪拌した後、反応を停止した。得られたポリマーの
対数粘度は0.24dl/g、酸価は215当量/10
6gであった。この重合溶液100重量部にエピコート
154(フェノールノボラック型エポキシ樹脂:油化シ
ェルエポキシ社製)を5重量部、BYK−358(レベ
リング剤:ビックケミー社製)を0.5重量部加えキシ
レンで希釈して溶液粘度が96秒の塗料を調製した。得
られた塗料を厚さが0.3mmのアルミ板に膜厚が5μ
になるように塗布して、230℃で10分乾燥した。こ
の塗膜の密着性100/100、折り曲げ性は1Tで、
5%の塩酸水溶液、5%のNaOH水溶液、トリクロル
エタン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−ピロリ
ドン等の薬品に浸漬しても外観の変化は見られなかっ
た。
水物を1モル、ジフェニルメタンジイソシアネートを1
モル、N-メチル-2-ピロリドンを830g仕込、攪拌し
ながら約30分で120℃まで昇温した。120℃で3
時間攪拌した後、反応を停止した。得られたポリマーの
対数粘度は0.24dl/g、酸価は215当量/10
6gであった。この重合溶液100重量部にエピコート
154(フェノールノボラック型エポキシ樹脂:油化シ
ェルエポキシ社製)を5重量部、BYK−358(レベ
リング剤:ビックケミー社製)を0.5重量部加えキシ
レンで希釈して溶液粘度が96秒の塗料を調製した。得
られた塗料を厚さが0.3mmのアルミ板に膜厚が5μ
になるように塗布して、230℃で10分乾燥した。こ
の塗膜の密着性100/100、折り曲げ性は1Tで、
5%の塩酸水溶液、5%のNaOH水溶液、トリクロル
エタン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−ピロリ
ドン等の薬品に浸漬しても外観の変化は見られなかっ
た。
【0036】(実施例2)反応容器にトリメリット酸無
水物を0.5モル、エチレングリコールビスアンヒドロ
トリメリテートを0.5モル、γ-ブチロラクトンを1
100g仕込み、攪拌しながら約30分で150℃まで
昇温した。150℃で3時間反応した後反応を停止し
た。得られたポリマーの対数粘度は0.32dl/g酸
価が185当量/106gであった。この重合溶液10
0重量部にエピコート154を5重量部、BYK−35
8を0.5重量部加え、シクロヘキサノンで希釈して溶
液粘度が118秒の塗料を調製した。実施例1と同じ方
法でアルミ板に塗布、乾燥した塗膜の密着性は100/
100、折り曲げ性はOTで、5%の塩酸水溶液、5%
のNaOH水溶液、トリクロルエタン、メチルエチルケ
トン、N−メチル−2−ピロリドン等の薬品に浸漬して
も外観の変化は見られなかった。
水物を0.5モル、エチレングリコールビスアンヒドロ
トリメリテートを0.5モル、γ-ブチロラクトンを1
100g仕込み、攪拌しながら約30分で150℃まで
昇温した。150℃で3時間反応した後反応を停止し
た。得られたポリマーの対数粘度は0.32dl/g酸
価が185当量/106gであった。この重合溶液10
0重量部にエピコート154を5重量部、BYK−35
8を0.5重量部加え、シクロヘキサノンで希釈して溶
液粘度が118秒の塗料を調製した。実施例1と同じ方
法でアルミ板に塗布、乾燥した塗膜の密着性は100/
100、折り曲げ性はOTで、5%の塩酸水溶液、5%
のNaOH水溶液、トリクロルエタン、メチルエチルケ
トン、N−メチル−2−ピロリドン等の薬品に浸漬して
も外観の変化は見られなかった。
【0037】(実施例3)実施例1で合成した重合溶液
100重量部にタケネートB815N(ブロックイソシ
アネート:武田薬品工業製)を10重量部、BYK−3
58を0.5重量部加え、キシレンで希釈して溶液粘度
が103秒の塗料を調製した。実施例1と同じ方法でア
ルミ板に塗布、乾燥した塗膜の密着性は100/10
0、折り曲げ性はOTで、5%の塩酸水溶液、5%のN
aOH水溶液、トリクロルエタン、メチルエチルケト
ン、N−メチル−2−ピロリドン等の溶剤に浸漬しても
外観の変化は見られなかった。
100重量部にタケネートB815N(ブロックイソシ
アネート:武田薬品工業製)を10重量部、BYK−3
58を0.5重量部加え、キシレンで希釈して溶液粘度
が103秒の塗料を調製した。実施例1と同じ方法でア
ルミ板に塗布、乾燥した塗膜の密着性は100/10
0、折り曲げ性はOTで、5%の塩酸水溶液、5%のN
aOH水溶液、トリクロルエタン、メチルエチルケト
ン、N−メチル−2−ピロリドン等の溶剤に浸漬しても
外観の変化は見られなかった。
【0038】(比較例1)トリメリット酸無水物を1.
5モルにした以外は、実施例1と同じ方法でポリアミド
イミドを合成した。得られたポリマーの対数粘度は、
0.12dl/g、酸価は、426当量/106であっ
た。この重合溶液100重量部にエピコート154を5
重量部、BYK−358を0.5重量部加えて塗料を調
製した。実施例1と同じ方法でアルミ板に塗布、乾燥し
た塗膜の密着性は100/100、折り曲げ性は5T
で、5%のNaOH水溶液で膨潤した。
5モルにした以外は、実施例1と同じ方法でポリアミド
イミドを合成した。得られたポリマーの対数粘度は、
0.12dl/g、酸価は、426当量/106であっ
た。この重合溶液100重量部にエピコート154を5
重量部、BYK−358を0.5重量部加えて塗料を調
製した。実施例1と同じ方法でアルミ板に塗布、乾燥し
た塗膜の密着性は100/100、折り曲げ性は5T
で、5%のNaOH水溶液で膨潤した。
【0039】
【発明の効果】本発明の薬品缶内面塗装用塗料組成物
は、このように従来の薬品缶内面塗装用塗料と比較し
て、密着性、折り曲げ加工性、耐衝撃性及び高温での薬
品耐性に優れ、かつポットライフの長い薬品缶内面塗装
用塗料を提供することができる。
は、このように従来の薬品缶内面塗装用塗料と比較し
て、密着性、折り曲げ加工性、耐衝撃性及び高温での薬
品耐性に優れ、かつポットライフの長い薬品缶内面塗装
用塗料を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリアミドイミド樹脂、該樹脂を溶解す
る有機溶媒、および硬化剤を含有する薬品缶内面塗装用
塗料組成物であって、該ポリアミドイミド樹脂の対数粘
度が0.1dl/g以上で酸価が50〜400当量/1
06gである薬品缶内面塗装用塗料組成物。 - 【請求項2】 前記ポリアミドイミド樹脂が、その構成
単位としてトリメリット酸残基およびアルキレングリコ
ールビスアンヒドロトリメリテート残基を含有する請求
項1に記載の薬品缶内面塗装用塗料組成物。 - 【請求項3】 前記硬化剤としてエポキシ樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂および多官能イソシアネート化
合物からなる群から選択される少なくとも1種類を含有
する請求項1または2に記載の薬品缶内面塗装用塗料組
成物。 - 【請求項4】 前記硬化剤が少なくとも1種類のブロッ
クイソシアネート化合物である請求項1または2に記載
の薬品缶内面塗装用塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6090084A JPH07292319A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 薬品缶内面塗装用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6090084A JPH07292319A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 薬品缶内面塗装用塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07292319A true JPH07292319A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13988663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6090084A Pending JPH07292319A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 薬品缶内面塗装用塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07292319A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103961A (ja) * | 1998-09-28 | 2000-04-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 耐熱性樹脂組成物、塗料及びアルミニウム基材 |
JP2000303020A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Toyobo Co Ltd | 缶内面塗料およびその製造方法 |
JP2003056588A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-26 | Koyo Seiko Co Ltd | 結合部材 |
JP2005179575A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | 熱硬化性ポリイミド樹脂組成物およびその硬化物 |
JP2007291334A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-11-08 | Hitachi Chem Co Ltd | ポリアミドイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂組成物、塗料、缶又はチューブ内面コーティング用塗料及びこの塗料を用いた缶又はチューブ |
JP2008285660A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-27 | Hitachi Chem Co Ltd | ポリアミドイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂組成物及び塗料組成物 |
WO2010041644A1 (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | 東洋紡績株式会社 | ポリアミドイミド樹脂、該樹脂を用いた接着剤組成物、該接着剤組成物を用いたプリント回路基板用インク、カバーレイフィルム、接着剤シート及びプリント回路基板 |
WO2010122743A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | 株式会社日本触媒 | ジイモニウム色素含有組成物の保存方法又は移送方法 |
JP2016204532A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 住鉱潤滑剤株式会社 | ポリアミドイミド塗料組成物及びその塗布方法、並びにポリアミドイミド被膜 |
CN110698952A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-01-17 | 安徽恒磁磁电有限公司 | 一种灰色酚醛改性环氧涂料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP6090084A patent/JPH07292319A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103961A (ja) * | 1998-09-28 | 2000-04-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 耐熱性樹脂組成物、塗料及びアルミニウム基材 |
JP2000303020A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Toyobo Co Ltd | 缶内面塗料およびその製造方法 |
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JP2005179575A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | 熱硬化性ポリイミド樹脂組成物およびその硬化物 |
JP4552109B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2010-09-29 | Dic株式会社 | 熱硬化性ポリイミド樹脂組成物およびその硬化物 |
JP2007291334A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-11-08 | Hitachi Chem Co Ltd | ポリアミドイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂組成物、塗料、缶又はチューブ内面コーティング用塗料及びこの塗料を用いた缶又はチューブ |
JP2008285660A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-27 | Hitachi Chem Co Ltd | ポリアミドイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂組成物及び塗料組成物 |
WO2010041644A1 (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | 東洋紡績株式会社 | ポリアミドイミド樹脂、該樹脂を用いた接着剤組成物、該接着剤組成物を用いたプリント回路基板用インク、カバーレイフィルム、接着剤シート及びプリント回路基板 |
WO2010122743A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | 株式会社日本触媒 | ジイモニウム色素含有組成物の保存方法又は移送方法 |
JP2016204532A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 住鉱潤滑剤株式会社 | ポリアミドイミド塗料組成物及びその塗布方法、並びにポリアミドイミド被膜 |
CN110698952A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-01-17 | 安徽恒磁磁电有限公司 | 一种灰色酚醛改性环氧涂料及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030617 |