JPH07292251A - 熱伝導性シリコーンゴム組成物 - Google Patents

熱伝導性シリコーンゴム組成物

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JPH07292251A
JPH07292251A JP7066668A JP6666895A JPH07292251A JP H07292251 A JPH07292251 A JP H07292251A JP 7066668 A JP7066668 A JP 7066668A JP 6666895 A JP6666895 A JP 6666895A JP H07292251 A JPH07292251 A JP H07292251A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導性及び電気絶縁性に優れたシリコーン
ゴム組成物を提供すること。 【構成】 少なくとも、オルガノポリシロキサン及び充
填剤からなる架橋可能な熱伝導性シリコーンゴム組成物
であって、前記充填剤が、表面を疎水化した酸化マグネ
シウムであると共に、前記組成物中におけるその含有率
が、30〜70体積%であることを特徴とする熱伝導性
シリコーンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーンゴム組成物に
関し、特に、優れた熱伝導性と電気絶縁性を有し、熱を
発生する素子類を各種の電子又は電気機器に保持固定す
る際に用いる、放熱及び絶縁材料として好適なシリコー
ンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来技術】近年、電子、電気機器のマイクロ化、高密
度化に伴い、これらの機器に組み込まれる、パワートラ
ンジスタ、サイリスタ、整流器、トランス等の素子類に
おける放熱の問題が大きくクローズアップされている。
従来から、上記したような熱を発生する各種の素子類を
使用する場合には、放熱器を取り付けるとか、金属製シ
ャーシに固定するなどしてその放熱が行われている。ま
た、一般に電子、電気素子類と放熱体とを直接接触させ
ることは、各種機器の設計上又は安全性の点から好まし
くないので、上記素子類は電気絶縁材を介して放熱器又
はシャーシに固定されている。
【0003】上記電気絶縁材としては、従来、有機ゴム
やプラスチックなどの有機材料からなるもの、又は、磁
器、ガラス繊維、雲母などの無機材料からなるものが知
られている。しかしながら、前者は電気絶縁性の点で満
足することができても熱伝導性の点で劣り、後者は熱伝
導性は良いものの、硬くてもろいためにその加工性に劣
る上、その表面状態が悪いので、発熱体及び放熱体の表
面に密接させることが困難であるという問題があり、い
ずれの場合も、熱伝導性と電気絶縁性に優れた電気絶縁
材として、充分満足できるものではなかった。
【0004】一方、無機充填剤として金属酸化物の酸化
アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウムが近年使
用されるようになり、熱伝導性が向上している。しかし
ながら、酸化アルミニウムはある程度の熱伝導性が出る
ものの、まだ不十分であり、また、窒化ホウ素及び窒化
アルミニウムは、性能は良いもののコストが高い等の欠
点を有している。
【0005】また特開平5−239358号公報には、
特定の水酸化マグネシウムを1,100〜1,600℃
で焼成して得られる酸化マグネシウムを配合した熱伝導
性シリコーンゴム組成物が開示されているが、吸湿性が
あること及び吸湿した結果強アルカリ性を示すこと等の
理由から、シリコーンゴムの熱伝導用充填材として用い
た場合には、高温高湿下ではシリコーンゴムのクラッキ
ングが起こり、シリコーンゴム成形体がボロボロになる
という現象がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、酸化マグネシウムに関する上記の欠点を解決すべく
鋭意検討した結果、酸化マグネシウムの表面を疎水化す
ることにより、良好な結果を得ることができるというこ
とを見出し本発明に到達した。従って本発明の第1の目
的は、熱伝導性及び電気絶縁性に優れたシリコーンゴム
組成物を提供することにある。本発明の第2の目的は、
安価であると共に表面状態も良好で、放熱性絶縁材料と
して好適なシリコーンゴム組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、少なくとも、オルガノポリシロキサン及び充填剤か
らなる架橋可能な熱伝導性シリコーンゴム組成物であっ
て、前記充填剤が、表面を疎水化した酸化マグネシウム
であると共に、前記組成物中におけるその含有率が、3
0〜70体積%であることを特徴とする熱伝導性シリコ
ーンゴム組成物によって達成された。
【0008】本発明の架橋可能な熱伝導性シリコーンゴ
ム組成物には、ラジカル硬化タイプ、付加硬化タイプ及
び縮合硬化タイプのものがある。ラジカル硬化タイプの
熱伝導性シリコーンゴム組成物は、(A)成分として平
均組成式が下記化5で表されるオルガノポリシロキサン
を含有すると共に、(B)成分として有機過酸化物の触
媒量を含有する硬化性組成物であることが好ましい。
【化5】 但し、化5中のR1 は、置換又は非置換の一価炭化水素
基又は水酸基を表わし、aは1.85〜2.10の数で
ある。
【0009】上記化5で示されるオルガノポリシロキサ
ンはシリコーンゴムの主原料として公知のものであり、
実質的に線状構造のジオルガノポリシロキサンである。
しかしながら、式中のaが1.85〜2.10の範囲に
ある限り三官能のシロキサン単位が導入されてもよい
し、また分子鎖末端は、ジメチルビニルシリル等のビニ
ルジオルガノシリル基、トリメチルシリル、トリビニル
シリル等のトリオルガノシリル基、ジメチルヒドロキシ
シリル等のヒドロキシジオルガノシリル基等、いずれの
構造でも良いが、比較的機械強度に優れたゴム弾性体と
するためには、25℃で1,000センチストークス以
上、好ましくは5,000センチトークス以上、より好
ましくは、100,000〜10,000,000セン
チストークスの粘度を示すような重合度を有するもので
あることが望ましい。
【0010】R1 の具体例としては、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、ブチル基、2−エチルブチル基、
オクチル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、ヘキ
セニル基等のアルケニル基、シクロヘキシル基、シクロ
ペンチル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル
基、キシリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニル
エチル基等のアラルキル基、又はこれらの炭化水素基の
水素原子が部分的にハロゲン原子、シアノ基等で置換さ
れた3,3,3−トリフロロプロピル基や2−シアノエ
チル基等が挙げられる。本発明においては、上記R1
示される全一価炭化水素基のうち、少なくとも50モル
%がメチル基で、0〜10モル%特に0.001〜0.
5モル%がビニル基であることが好ましい。
【0011】前記(A)成分と共に使用される有機過酸
化物〔(B)成分〕は、シリコーンゴムにおいて通常使
用している公知のものの中から適宜選択して使用するこ
とができる。このような有機過酸化物の具体例として
は、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジク
ロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクミルパー
オキサイド、2,5−ジメチルビス(2,5−tert
−ブチル−パーオキシ)ヘキサン、ジ−tert−ブチ
ルパーオキサイド、tert−ブチルパーベンゾエート
等が挙げられる。これらは(A)成分のオルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して0.1〜5重量部である
ことが好ましい。
【0012】次に、付加硬化タイプの熱伝導性シリコー
ンゴム組成物は、(C)珪素原子に結合したアルケニル
基を一分子中に2個以上有するオルガノポリシロキサン
を100重量部、(D)珪素原子に結合した水素原子を
一分子中に2個以上有するオルガノハイドロジェンポリ
シロキサン(架橋剤)を(C)成分中のアルケニル基1
個に対しSiH基を0.6〜10個供給する量、及び
(E)白金又は白金化合物を含有するシリコーン組成物
であることが好ましい。
【0013】上記の、珪素原子に結合したアルケニル基
を一分子中に2個以上有するオルガノポリシロキサン
〔(C)成分〕は、25℃における粘度が500〜20
0,000cst であることが好ましく、特に1,000
〜100,000cst の範囲にあることが好ましい。ア
ルケニル基の具体例としては、ビニル基、アリル基、1
−メチル−2−プロペニル基、ヘキセニル基、γ−(メ
タ)アクリロキシプロピル基等の炭素原子数2〜8のア
ルケニル基が挙げられるが、本発明においては、特にビ
ニル基が好ましい。
【0014】上記(C)成分のオルガノポリシロキサン
は、アルケニル基以外の有機基として、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル
基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、β−フェニ
ルエチル基等のアラルキル基、又はこれらの基の水素原
子の一部若しくは全部をハロゲン原子等で置換したクロ
ロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基など
の置換又は非置換の、炭素原子数1〜10、好ましくは
炭素原子数1〜8の一価の炭化水素基を含んでいてもよ
い。
【0015】この様なオルガノポリシロキサンの具体例
としては、下記化6に示される化合物を挙げることがで
きる。
【化6】 但し、化6中のeは2又は3、c、f及びhは正の整
数、d、g及びiは0又は正の整数であり、c+d、f
+g、h+iはそれぞれ2,000以下の正の整数であ
る。(C)成分のオルガノポリシロキサンの構造は、直
鎖状でも一部分岐した構造でもよく、また、単独で用い
ても、2種以上を混合して用いても良い。
【0016】本発明で使用するハイドロジェンポリシロ
キサン〔(D)成分〕は、前記オルガノポリシロキサン
〔(C)成分〕の架橋剤として作用する。上記オルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンの構造は、直鎖状、分岐
状、及び環状の何れであってもよく、これらの混合物で
あっても良い。このようなオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの具体例としては、下記化7及び化8並びに
化9に示される化合物等が挙げられる。
【0017】
【化7】 但し、化7中、j、k、l、m、p、q及びsは0また
は正の整数、rは2以上の整数であり、分子中の珪素原
子数は、通常、400以下である。
【化8】
【化9】 但し、化9中のR7 は、水素原子、メチル基、プロピル
基、またはトリメチルシロキシ基を表す。
【0018】(D)成分であるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの使用量は、前記(C)成分であるオル
ガノポリシロキサンに含まれるアルケニル基の合計量に
対し、珪素原子に結合した水素原子が0.6〜10モル
倍となる量であることが好ましく、特に1.0〜6.0
モル倍となる量であることが好ましい。また、本発明で
使用する白金又は白金系化合物〔(E)成分〕は付加反
応用触媒であり、硬化促進剤として作用する。
【0019】その具体例としては、白金黒、アルミナ、
シリカなどの担体に固体白金を担持させたもの、塩化白
金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフ
ィンとの錯体、白金とビニルシロキサンとの錯体等を挙
げることができる。これらの触媒の使用にあたっては、
それが固体触媒であるときには、分散性をよくするため
に細かく砕いたり、その担体を、粒径が小さく且つ比表
面積が大きいものとすることが好ましい。また、塩化白
金酸又は塩化白金酸とオレフィンとの錯体については、
これらをアルコール、ケトン、エーテル若しくは炭化水
素系などの溶剤に溶解して使用することが望ましい。
【0020】これらの触媒の使用量は、所望とする硬化
速度を得るための所謂触媒量であるが、経済的見地、或
いは良好な硬化物を得る見地から、次のような割合で使
用することが好ましい。即ち、アルコール変性又はシロ
キサン変性塩化白金酸などのようにシロキサン成分と相
溶するものについては、前記(C)成分及び(D)成分
の合計量に対して0.1〜100ppm(白金換算)、
また白金黒等の固体触媒については、20〜500pp
m(白金換算)の範囲とすることが好ましい。
【0021】次に、縮合硬化タイプの熱伝導性シリコー
ンゴムは、(F)下記化10で示される分子鎖末端水酸
基封鎖ジオルガノポリシロキサンを100重量部及び
(G)一分子中に、珪素に結合した加水分解可能な基を
少なくとも3個有するシラン又はシロキサンを0.5〜
30重量部を含有する組成物であることが好ましい。
【0022】
【化10】 但し、化10中のR2 及びR3 は、同種又は異種の非置
換又は置換の一価炭化水素基を表わし、nは10以上の
整数である。上記のジオルガノポリシロキサン〔(F)
成分〕は、分子鎖末端が水酸基で封鎖された、シリコー
ンゴムの原料として公知のものの中から適宜選択するこ
とができる。
【0023】R2 及びR3 の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基などのアリール基、シクロヘキシル基などのシクロア
ルキル基、又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原
子の一部または全部を、ハロゲン原子、シアノ基などで
置換した3,3−3トリフロロプロピル基、2−シアノ
エチル基等が挙げられるが、これらの中でも特にメチル
基が好ましい。また、(F)成分の粘度は、100〜
1,000,000cstの範囲であることが好まし
く、特に3,000〜50,000cstの範囲である
ことが好ましい。
【0024】粘度が100cst以下では物理的強度の
優れた硬化弾性体を得ることができず、1,000,0
00cst以上では組成物の粘度が高すぎて使用時の作
業性が悪くなる。また、(F)成分であるジオルガノポ
リシロキサンは実質的に線状構造のものであるが、少量
の範囲であれば、三次元構造のシロキサンが導入されて
いても良い。
【0025】本発明で使用するシラン又はシロキサン
〔(G)成分〕は、上記した(F)成分であるジオルガ
ノポリシロキサンと常温で反応してこれを硬化させる硬
化剤として作用するものであり、下記化11で表される
オルガノシランまたはその部分加水分解物である。
【化11】 但し、化11中のR8 は、前記したR2 及びR3 と同様
の非置換又は置換一価炭化水素基、Xはアシルオキシ
基、アルコキシ基、ケトオキシム基、アルケニルオキシ
基、アミノ基、アミノオキシ基、アミド基などから選択
される加水分解可能な基、tは3又は4である。
【0026】(G)成分のシラン又はシロキサンの具体
例としては、下記化12及び化13に示される化合物が
挙げられる。
【化12】
【化13】 これらは単独で用いることも混合して用いることもでき
る。
【0027】(G)成分の添加量は、上記した(F)成
分100重量部に対して0.5〜30重量部の範囲とす
ることが好ましいが、特に2〜15重量部の範囲である
ことが好ましい。0.5重量部以下では、湿気の存在下
における架橋硬化反応が不十分となり、30重量部以上
とすると硬化物が硬くなりすぎる。本発明においては、
必要に応じて、(F)成分と(G)成分との反応を促進
させる触媒を更に用いても良い。
【0028】このような触媒の具体例として、鉛−2−
エチルオクトエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ブチル錫トリ−2−エチルヘキソエ
ート、鉄−2−エチルヘキソエート、コバルト−2−エ
チルヘキソエート、マンガン−2−エチルヘキソエー
ト、亜鉛−2−エチルヘキソエート、カプリル酸第一
錫、ナフテン酸錫、オレイン酸錫、ブチル酸錫、ナフテ
ン酸チタン、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、ス
テアリン酸亜鉛などの有機カルボン酸の金属塩;
【0029】テトラブチルチタネート、テトラ−2−エ
チルヘキシルチタネート、トリエタノールアミンチタネ
ート、テトラ(イソプロペニルオキシ)チタネートなど
の有機チタン酸エステル;オルガノシロキシチタン、β
−カルボニルチタンなどの有機チタン化合物;アルコキ
シアルミニウム化合物;3−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−(トリメトキシシリルプロピル)エチレ
ンジアミンなどのアミノアルキル基置換アルコキシシラ
ン、ヘキシルアミン、リン酸ドデシルアミンなどのアミ
ン化合物及びその塩;
【0030】ベンジルトリエチルアンモニウムアセテー
トなどの第四級アンモニウム塩;酢酸カリウム、酢酸ナ
トリウム、蓚酸リチウムなどのアルカリ金属の低級脂肪
酸;ジメチルヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシ
ルアミンなどのジアルキルヒドロキシルアミン;テトラ
メチルグアニジルプロピルトリメトキシシランなどのグ
アニジン化合物が挙げられる。
【0031】以上の様に、本発明の架橋可能な熱伝導性
シリコーンゴムの硬化タイプとして、ラジカル硬化タイ
プ、付加硬化タイプ及び縮合硬化タイプについて説明し
たが、これらには、補強のためにフェームドシリカ、湿
式シリカ、処理シリカに代表される補強性充填剤、ま
た、炭酸カルシウム、重質シリカ、石英粉に代表される
非補強性充填剤や各種の顔料、更には酸化鉄、酸化セリ
ウムに代表される耐熱添加剤や各種の接着助剤或いは難
燃性付与剤等を本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物
の特性を妨げない範囲で、適宜添加することができる。
尚、充填剤は、シラン、有機酸等で表面処理されていて
も良い。
【0032】次に、本発明のシリコーンゴム組成物に、
熱伝導性という機能的特徴を付与する充填剤である、酸
化マグネシウムについて詳述する。本発明で使用する酸
化マグネシウムは、表面が疎水化されていることが必要
である。酸化マグネシウム表面の疎水化には、シラン、
シロキサン、或いはシラザンを用いることができる。し
かしながら、高分子のシロキサンレジン類で酸化マグネ
シウム表面をコーティングした場合には熱伝導性を低下
させるおそれがあるので、一般的には、シランあるいは
その部分加水分解物である低分子のシロキサン(重合度
が8以下)を用いて処理することが好ましい。
【0033】この場合に用いるシランとしては、アルコ
キシシランやクロルシランを挙げることができるが、特
に下記化14で表されるアルコキシシランを用いること
が好ましい。
【化14】 但し、化14中のR4 は飽和又は不飽和の非置換若しく
は置換一価炭化水素基、R5 はメチル基又はエチル基を
表わし、bは0又は1である。
【0034】酸化マグネシウムの疎水化処理に使用され
るシランの具体例としては、下記化15に示す化合物等
が挙げられる。
【化15】 また、下記化16で表されるシラザンを用いることもで
きる。
【化16】 但し、化16中のR6 はメチル基又はエチル基、若しく
はフェニル基を表す。
【0035】上記シラザンの具体例としては、下記化1
7に示す化合物等が挙げられる。
【化17】 上記のシラン、シロキサン及びシラザンによる疎水化
は、公知の処理によって行うことができ、シランやシラ
ザン等を気相で処理する乾式法、又は、トルエン、キシ
レン、ヘキサン等の溶液中で処理する湿式法が、作業性
の点から好ましい。
【0036】疎水化処理における表面処理をより確実に
進めるために、酸化マグネシウムの粉体に水分子を吸着
させる工程、即ち、酸化マグネシウム粉体自身に吸湿さ
せた後処理することが望ましい。疎水化された酸化マグ
ネシウムの充填量は、30〜70体積%であることが必
要であり、特に40〜60体積%であることが好まし
い。熱伝導性シリコーン組成物全体の70体積%を越え
ると、作業性が悪い上、組成物がバサバサした感じにな
り、また30体積%より少ないと熱伝導性の効果が少な
い。
【0037】本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物
は、上記したオルガノポリシロキサンに、表面を疎水化
した酸化マグネシウムの所定量を、ロール、ニーダー又
は、バンバリーミキサーで、また液状の添加物がある場
合には、品川式遊星攪拌機(プラネタリーミキサー)、
バタフライミキサー等の、通常シリコーンゴム組成物の
混練に使用されている混合機を使用して、均一に混合す
ることにより得ることができる。
【0038】また、上記の様にして調製した本発明の組
成物を使用して成形品を得るにあたっては、該組成物を
加圧成形法、押出成形法、カレンダー成形法、又はキャ
スティング成形法等の成形法を採用して所望の形状に成
形するか、或いは、ガラスクロス等の支持体に該組成物
を塗布し、次いで架橋方式に応じた方法で硬化させれば
良い。
【0039】
【発明の効果】本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物
は、安価で熱伝導性の良好な酸化マグネシウムを含有し
ているので、熱伝導性が良好で安価な電気絶縁性材料で
ある。また、使用される酸化マグネシウムの表面が疎水
化されているので、高温多湿条件下における保存安定性
も良好である。
【0040】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。尚、添
加量を示す「部」は「重量部」を示す。また、各例中に
おける熱抵抗及び熱伝導率は下記のようにして調べたも
のである。
【0041】(1)熱抵抗の測定;試験体としてのシー
トをパワートランジスター(2SD217 TO−3
型)と放熱器(YWA−L120型)の間に固定した
後、10Vの電圧を印加し、3Aの電流を流して熱抵抗
を測定した。 (2)熱伝導率の測定;真空理工製DYNATECH装
置を使用し、ASTM F−433に準じて測定した。 また、酸化マグネシウム表面の疎水化は下記参考例1〜
3に示す方法によって行った。
【0042】参考例1.3リットルのセパラブルフラス
コ内に、平均粒径1μmの酸化マグネシクム(パイロキ
スマ5301;協和化学工業株式会社製の商品名)50
0gを入れ、攪拌しながらスチームを通し、520gの
吸湿酸化マグネシウムを得た。次にセパラブルフラスコ
を130℃に加熱し、フラスコ壁面にヘキサメチルジシ
ラザン175gを滴下して還流下で30分間反応させ、
570gの疎水化された酸化マグネシウムを得た。得ら
れた酸化マグネシウムを水に入れると水に浮くことか
ら、表面が疎水化されていることが確認できた。
【0043】参考例2.3リットルのセパラブルフラス
コ内に、参考例1で使用したものと同じ酸化マグネシウ
ムを500g入れ、攪拌しながらスチームを通し、51
8gの吸湿酸化マグネシウムを得た。次に、セパラブル
フラスコを130℃に加熱し、フラスコ壁面にビニルト
リメトキシシラン50gを滴下して還流下で1時間反応
させ、520gの疎水化酸化マグネシウムを得た。得ら
れた酸化マグネシウムを水に入れると水に浮くことか
ら、表面が疎水化されていることが確認できた。
【0044】参考例3.2リットルのセパラブルフラス
コ内に、参考例1で使用したものと同じ酸化マグネシウ
ム500gとトルエン1,000gを入れ、スラリー状
にした後、ビニルトリメトキシシラン80gを滴下し
た。次いで、85℃にて1時間攪拌した後、トルエンを
溜去して疎水化酸化マグネシウム530gを得た。得ら
れた酸化マグネシウムを水に入れると水に浮くことか
ら、表面が疎水化されていることが確認できた。
【0045】実施例1.珪素原子に結合する有機基がメ
チル基及びビニル基で、これら全有機基中のビニル基の
量が0.2モル%である、分子鎖両末端がジメチルビニ
ルシリル基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン生ゴ
ム(粘度約1,500,000cst)100部、参考
例1で得た表面を疎水化した酸化マグネシウム200
部、2,4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド含有シ
リコーンオイルペースト(2,4−ジクロルベンゾイル
パーオキサイド50重量%含有)2部を2本ロールを用
いて均一に混練した。次いで、得られた混練物を、所定
の金型を用いて、150℃、50kg/cm2 で10分
間加熱加圧した。
【0046】更に、200℃で1時間ポストキュアー
し、厚さ0.5mmのシートを得た。また、ASTM−
F433の熱伝導率測定用として、直径50mm×厚さ
9mmの円板を同じ条件で得た。得られたシート及び円
板(以下成形物とする)中の酸化マグネシウムは35体
積%であった。次に、これらの成形物を用いて、前述し
た方法により熱抵抗及び熱伝導率を測定したところ下記
表1に示す結果を得た。
【0047】
【表1】
【0048】実施例2.表面を疎水化した酸化マグネシ
ウムの量を400部に増量した他は、実施例1と全く同
様にして、厚さ0.5mmのシート及び直径50mm×
厚さ9mmの円板を得た。得られた成形物中の酸化マグ
ネシウムは52体積%であった。次に、これらの成形物
を用い、実施例1と同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測
定し、前記表1に示す結果を得た。更に、JIS−C−
2123による厚さ2mmのシートの初期特性、及び8
0℃95%RHの高温多湿条件下で14日間放置した後
の特性を測定したところ、下記表2に示す様に大きな変
化は見られなかった。
【0049】
【表2】
【0050】比較例1.酸化マグネシウムの代わりに焼
成アルミナ(A−15:龍森株式会社製の商品名)を同
量使用した他は、実施例1と全く同様にして、厚さ0.
5mmのシート及び直径50mm×厚さ9mmの円板を
得た。得られた成型物中に含有される焼成アルミナは3
4体積%であった。次に、得られた成形物を用い、実施
例1と同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測定し、前記表
1に示す結果を得た。
【0051】比較例2.酸化マグネシウムの代わりに焼
成アルミナ(A−15:龍森株式会社製の商品名)を同
量用いた他は、実施例2と全く同様にして、厚さ0.5
mmのシート及び直径50mm×厚さ9mmの円板を得
た。得られた成型物中に含有される焼成アルミナは51
体積%であった。次に、得られた成形物を用い、実施例
1と同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測定し、前記表1
に示す結果を得た。
【0052】比較例3.表面を疎水化した酸化マグネシ
ウムの代わりに、未処理の酸化マグネシウム(パイロキ
スマ5301:協和化学工業株式会社製の商品名)を同
量使用した他は、実施例2と全く同様にして、厚さ0.
5mmのシート及び直径50mm×厚さ9mmの円板を
得た。得られた成型物中に含有される未処理酸化マグネ
シウムは、52体積%であった。次に、得られた成形物
を用い、実施例1と同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測
定し、前記表1に示す結果を得た。更に、JIS−C−
2123による厚さ2mmのシートの初期特性、及び8
0℃、95%RHの高温多湿条件下で14日間放置した
後の特性を測定したところ、上記表2に示す様に、14
日間放置した後のゴムシートはボロボロになった。
【0053】実施例3.両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、25℃における粘度が30,000cs
のジメチルシロキサン100部に、参考例2で得た、表
面が疎水化された酸化マグネシウム300部、塩化白金
酸の2−エチルヘキシルアルコール溶液(白金量で2重
量%含有)0.4部及びエチニルヘキシルアルコール
(制御剤)0.01部を混合した後、平均組成式が下記
化18で表されるハイドロジェンポリシロキサン(架橋
剤)を2.2部加え、良く混合した。
【化18】
【0054】次いで、ロールを用いて均一に混練した
後、得られた混練物を所定の金型を用いて120℃、5
0kg/cm2 で10分間加熱加圧した。更に、200
℃で1時間ポストキュアーし、厚さ0.5mmのシート
を得た。また、ASTM−F433の熱伝導率測定用と
して、直径50mm×厚さ9mmの円板を、同じ条件で
得た。得られた組成物中の酸化マグネシウムは45体積
%であった。次に、これらの成形物を用い、実施例1と
同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測定し、前記表1に示
す結果を得た。
【0055】比較例4.表面疎水化処理をした酸化マグ
ネシウムの代わりに、同量の未処理の酸化アルミニウム
(アルミナAL−24:昭和電工株式会社製の商品名)
を用いた他は実施例3と全く同様にして、厚さ0.5m
mのシート及び直径50mm×厚さ9mmの円板を得
た。得られた成型物中に含有される未処理の酸化アルミ
ニウムは、43体積%であった。次に、これらの成形物
を用い、実施例1と同様にして熱抵抗及び熱伝導率を測
定し、前記表1に示す結果を得た。
【0056】実施例4.両末端が水酸基で封鎖された2
5℃の粘度が20,000csのジメチルポリシロキサ
ンオイル100部に、参考例3で表面処理をした酸化マ
グネシウム200部を混合した後、γ−グリシジルプロ
ピルトリメトキシシラン0.5部、ビニルトリプロペニ
ルシラン8部及び接着助剤としてγ−アミノプロピルト
リエトキシシラン1部を加えて減圧混合し、接着組成物
を得た。この組成物をASTM−F433に準拠し、直
径50mm×厚さ9mmの円板を得た後、25℃55%
RHの雰囲気下で10日間かけて硬化させた。硬化後の
熱伝導性を測定し、下記表3に示す結果を得た。
【0057】
【表3】 尚、得られた組成物中の酸化マグネシウムは33体積%
であった。
【0058】比較例5.酸化マグネシウムの代わりに同
量の酸化アルミニウム(アドマファインアルミナAO−
40R:アドマテックス株式会社製の商品名)を用いた
他は、実施例4と全く同様にして直径50mm×厚さ9
mmの円板を得た後、同条件で硬化させた。硬化後の熱
伝導性を測定し、前記表3に示す結果を得た。尚、得ら
れた組成物中の酸化アルミニウムは、33体積%であっ
た。以上の結果は本発明の有効性を実証するものであ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、オルガノポリシロキサン及
    び充填剤からなる架橋可能な熱伝導性シリコーンゴム組
    成物であって、前記充填剤が、表面を疎水化した酸化マ
    グネシウムであると共に、前記組成物中におけるその含
    有率が、30〜70体積%であることを特徴とする熱伝
    導性シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 熱伝導性シリコーンゴム組成物が、オル
    ガノポリシロキサンとして下記化1で表されるオルガノ
    ポリシロキサンを含有すると共に、有機過酸化物を触媒
    量含有するラジカル硬化タイプである、請求項1に記載
    された熱伝導性シリコーンゴム組成物; 【化1】 但し、化1中、R1 は置換又は非置換の一価炭化水素基
    又は水酸基を表わし、aは1.85〜2.10の数であ
    る。
  3. 【請求項3】 オルガノポリシロキサンとして、珪素原
    子に結合したアルケニル基を一分子中に2個以上有する
    オルガノポリシロキサンを含有すると共に、架橋剤とし
    て珪素原子に結合した水素原子を一分子中に2個以上有
    するオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び触媒量
    の白金又は白金化合物を含有する付加硬化タイプの熱伝
    導性シリコーンゴム組成物であって、前記オルガノハイ
    ドロジェンポリシロキサンの含有量が、前記珪素原子に
    結合したアルケニル基を一分子中に2個以上有するオル
    ガノポリシロキサン中のアルケニル基1個に対して、S
    iH基を0.6〜10個供給する量である、請求項1に
    記載された熱伝導性シリコーンゴム組成物。
  4. 【請求項4】 熱伝導性シリコーンゴム組成物が、オル
    ガノポリシロキサンとして下記化2で表される分子鎖末
    端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサンを100重量部
    を含有する共に、一分子中に珪素原子に結合した加水分
    解可能な基を少なくとも3個有するシラン及び/又はシ
    ロキサンを0.5〜30重量部含有する縮合硬化タイプ
    である、請求項1に記載の熱伝導性シリコーンゴム組成
    物; 【化2】 但し、化2中、R2 及びR3 は同種又は異種の非置換又
    は置換の一価炭化水素基を表わし、nは10以上の整数
    である。
  5. 【請求項5】 表面を疎水化した酸化マグネシウムが、
    下記化3で示される化合物又はその部分加水分解物で表
    される化合物を用いて疎水化された酸化マグネシウムで
    ある、請求項1〜4の何れかの項に記載の熱伝導性シリ
    コーンゴム組成物; 【化3】 但し、化3中、R4 は置換若しくは非置換一価炭化水素
    基、R5 はメチル基又はエチル基であり、bは0又は1
    である。
  6. 【請求項6】 表面を疎水化した酸化マグネシウムが下
    記化4で示されるシラザンで疎水化された酸化マグネシ
    ウムである、請求項1〜4の何れかの項に記載の熱伝導
    性シリコーンゴム組成物; 【化4】 但し、化4中、R6 はメチル基又はエチル基、若しくは
    フェニル基を表す。
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