JPH07283143A - 基板保持具及び成膜/エッチング装置 - Google Patents
基板保持具及び成膜/エッチング装置Info
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- JPH07283143A JPH07283143A JP6068794A JP6879494A JPH07283143A JP H07283143 A JPH07283143 A JP H07283143A JP 6068794 A JP6068794 A JP 6068794A JP 6879494 A JP6879494 A JP 6879494A JP H07283143 A JPH07283143 A JP H07283143A
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- H01L21/67005—Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/67011—Apparatus for manufacture or treatment
- H01L21/67098—Apparatus for thermal treatment
- H01L21/67103—Apparatus for thermal treatment mainly by conduction
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/44—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
- C23C16/458—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for supporting substrates in the reaction chamber
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- C23C16/4583—Rigid and flat substrates, e.g. plates or discs the substrate being supported substantially horizontally
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C23C16/50—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges
- C23C16/505—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using radio frequency discharges
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、反応ガスを用い、基板加熱して、
絶縁膜等を成膜し、又はエッチングを行う成膜/エッチ
ング装置に関し、基板加熱のための電力消費を減らし、
かつ基板温度の変化を短時間に行えるとともに、スルー
プットの低下を防止し、かつ保守のための手間やコスト
を低減することが可能な成膜/エッチング装置を提供す
る。 【構成】 チャンバ7aにより外部と仕切られた、処理
ガスにより基板20を処理する処理室7内に、電圧を印
加して処理すべき基板を静電的に吸引する電極と、保持
された基板を加熱する加熱手段とが共通の基体に形成さ
れてなる基板保持具12を備えたことを含む。
絶縁膜等を成膜し、又はエッチングを行う成膜/エッチ
ング装置に関し、基板加熱のための電力消費を減らし、
かつ基板温度の変化を短時間に行えるとともに、スルー
プットの低下を防止し、かつ保守のための手間やコスト
を低減することが可能な成膜/エッチング装置を提供す
る。 【構成】 チャンバ7aにより外部と仕切られた、処理
ガスにより基板20を処理する処理室7内に、電圧を印
加して処理すべき基板を静電的に吸引する電極と、保持
された基板を加熱する加熱手段とが共通の基体に形成さ
れてなる基板保持具12を備えたことを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板保持具及び成膜/
エッチング装置に関し、更に詳しく言えば、反応ガスを
用い、基板加熱して、絶縁膜等を成膜し、又はエッチン
グを行う成膜/エッチング装置及び処理すべき基板を保
持する基板保持具に関する。
エッチング装置に関し、更に詳しく言えば、反応ガスを
用い、基板加熱して、絶縁膜等を成膜し、又はエッチン
グを行う成膜/エッチング装置及び処理すべき基板を保
持する基板保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD装置は、半導体装置の製造におい
て、SiO2膜,PSG 膜,BSG 膜,BPSG膜,Si3N4 膜,非晶
質Si膜,多結晶Si膜,W膜,Mo膜,WSi2膜,MoSi2 膜,
Al膜等を形成する場合に有用な成膜装置である。従来例
のCVD装置を、反応ガスを活性化する手段により分類
すると、主なものに、 熱CVD装置 光CVD装置 プラズマCVD装置 がある。
て、SiO2膜,PSG 膜,BSG 膜,BPSG膜,Si3N4 膜,非晶
質Si膜,多結晶Si膜,W膜,Mo膜,WSi2膜,MoSi2 膜,
Al膜等を形成する場合に有用な成膜装置である。従来例
のCVD装置を、反応ガスを活性化する手段により分類
すると、主なものに、 熱CVD装置 光CVD装置 プラズマCVD装置 がある。
【0003】熱CVD装置は、反応ガスを加熱すること
により反応ガスに熱エネルギを与えて反応ガスを活性化
する加熱手段を有しており、使用する圧力により低圧,
常圧に分類される。また、基板温度により低温,高温に
分類され、更に、加熱手段により抵抗加熱,誘導加熱,
ランプ加熱に分類される。また、加熱手段の設置場所に
よりホットウオール型,コールドウオール型に分類され
る。
により反応ガスに熱エネルギを与えて反応ガスを活性化
する加熱手段を有しており、使用する圧力により低圧,
常圧に分類される。また、基板温度により低温,高温に
分類され、更に、加熱手段により抵抗加熱,誘導加熱,
ランプ加熱に分類される。また、加熱手段の設置場所に
よりホットウオール型,コールドウオール型に分類され
る。
【0004】また、光CVD装置は、反応ガスに紫外線
を照射することにより反応ガスにエネルギを与えて反応
ガスを活性化する光照射手段を有しており、低圧又は高
圧下、かつ低温で膜形成が可能である。更に、プラズマ
CVD装置は、交流電力や磁場を用いて反応ガスを直接
的に又は間接的に活性化するプラズマ生成手段を用いて
おり、一般に低圧,かつ低温で行われる。プラズマ生成
手段により、高周波電力の放射により直接的に反応ガス
を活性化する平行平板型,高周波電力及び磁場により電
子にエネルギを与え、該電子により反応ガスを間接的に
活性化するECR型に分類される。
を照射することにより反応ガスにエネルギを与えて反応
ガスを活性化する光照射手段を有しており、低圧又は高
圧下、かつ低温で膜形成が可能である。更に、プラズマ
CVD装置は、交流電力や磁場を用いて反応ガスを直接
的に又は間接的に活性化するプラズマ生成手段を用いて
おり、一般に低圧,かつ低温で行われる。プラズマ生成
手段により、高周波電力の放射により直接的に反応ガス
を活性化する平行平板型,高周波電力及び磁場により電
子にエネルギを与え、該電子により反応ガスを間接的に
活性化するECR型に分類される。
【0005】また、エッチング装置、特にドライエッチ
ング装置は、SiO2膜,PSG 膜,BSG膜,BPSG膜,Si3N4
膜,非晶質Si膜,多結晶Si膜,W膜,Mo膜,WSi2膜,Mo
Si2膜,Al膜等を精度良くエッチングする場合に有用な
半導体装置の製造装置であり、上記CVD装置とほぼ同
様に分類される。上記CVD装置及びエッチング装置に
おいて、処理すべき基板を固定する基板保持具にはメカ
ニカルチャック,真空チャック又は静電チャックが設け
られている。
ング装置は、SiO2膜,PSG 膜,BSG膜,BPSG膜,Si3N4
膜,非晶質Si膜,多結晶Si膜,W膜,Mo膜,WSi2膜,Mo
Si2膜,Al膜等を精度良くエッチングする場合に有用な
半導体装置の製造装置であり、上記CVD装置とほぼ同
様に分類される。上記CVD装置及びエッチング装置に
おいて、処理すべき基板を固定する基板保持具にはメカ
ニカルチャック,真空チャック又は静電チャックが設け
られている。
【0006】また、上記の半導体装置の製造装置におい
て、特にコールドウオール型は基板周辺部のみ加熱して
いるので、反応が基板周辺部で起こり、反応生成物が反
応室の内壁に付着しにくいという利点がある。加熱手段
は基板保持具の下方にRF電極等を介して設けられてい
る。
て、特にコールドウオール型は基板周辺部のみ加熱して
いるので、反応が基板周辺部で起こり、反応生成物が反
応室の内壁に付着しにくいという利点がある。加熱手段
は基板保持具の下方にRF電極等を介して設けられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コールドウオ
ール型の場合、RF電極等を介して基板保持具上の基板
を加熱しているので、RF電極等の熱容量のため一度保
持した基板温度が変動しにくいという利点はあるが、基
板を加熱するために大電力を消費する。また、基板温度
を変化させたい場合に、短時間に対応できず、変化させ
るべき温度に基板温度が安定するまでに長時間を要す
る。
ール型の場合、RF電極等を介して基板保持具上の基板
を加熱しているので、RF電極等の熱容量のため一度保
持した基板温度が変動しにくいという利点はあるが、基
板を加熱するために大電力を消費する。また、基板温度
を変化させたい場合に、短時間に対応できず、変化させ
るべき温度に基板温度が安定するまでに長時間を要す
る。
【0008】更に、上記成膜装置及びエッチング装置で
は、多かれ少なかれ反応生成物が生じるため、反応室の
内壁に付着し、パーティクル等の発生原因となる。従っ
て、定期的にこれらの反応生成物を除去する必要がある
が、そのために、スループットが低下し、多大の手間や
コストが掛かる。本発明は、係る従来例の課題に鑑みて
創作されたものであり、基板加熱のための電力消費を減
らし、かつ基板温度の変化を短時間に行えるとともに、
スループットの低下を防止し、かつ保守のための手間や
コストを低減することが可能な成膜/エッチング装置及
び処理すべき基板を保持する基板保持具を提供すること
を目的とする。
は、多かれ少なかれ反応生成物が生じるため、反応室の
内壁に付着し、パーティクル等の発生原因となる。従っ
て、定期的にこれらの反応生成物を除去する必要がある
が、そのために、スループットが低下し、多大の手間や
コストが掛かる。本発明は、係る従来例の課題に鑑みて
創作されたものであり、基板加熱のための電力消費を減
らし、かつ基板温度の変化を短時間に行えるとともに、
スループットの低下を防止し、かつ保守のための手間や
コストを低減することが可能な成膜/エッチング装置及
び処理すべき基板を保持する基板保持具を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、電
圧を印加して処理すべき基板を静電的に吸引する電極
と、保持された前記基板を加熱する加熱手段とが共通の
基体に形成されてなることを特徴とする基板保持具によ
って達成され、第2に、チャンバにより外部と仕切られ
た、処理ガスにより前記基板を処理する処理室内に第1
の発明に記載の基板保持具を備えた成膜/エッチング装
置によって達成され、第3に、前記処理室は、前記チャ
ンバと前記基板保持具との間に介在して反応生成物の付
着から前記チャンバの内壁を保護する保護壁を有するこ
とを特徴とする第2の発明に記載の成膜/エッチング装
置によって達成され、第4に、前記保護壁は取り外し可
能となっていることを特徴とする第3の発明に記載の成
膜/エッチング装置によって達成され、第5に、前記保
護壁は上部保護壁と下部保護壁に分離され、前記上部保
護壁及び前記下部保護壁は互いに重なった状態でそれぞ
れ上下に移動させることが可能となっていることを特徴
とする第3又は第4の発明に記載の成膜/エッチング装
置によって達成され、第6に、前記保護壁の表面に凹凸
が形成されていることを特徴とする第3,第4又は第5
の発明に記載の成膜/エッチング装置によって達成さ
れ、第7に、前記チャンバを上方に移動させ、かつ上方
に移動させた前記チャンバを元の位置に引き下ろす上下
移動手段を有することを特徴とする第2,第3,第4,
第5又は第6の発明に記載の成膜/エッチング装置によ
って達成され、第8に、処理ガスにより基板を処理する
処理室と、処理すべき前記基板を保持する基板保持具と
を有し、前記処理室は、外部と前記処理室内とを仕切る
チャンバと、前記チャンバと前記基板保持具との間に介
在して反応生成物の付着から前記チャンバの内壁を保護
する保護壁とを有することを特徴とする成膜/エッチン
グ装置によって達成され、第9に、前記保護壁は取り外
し可能となっていることを特徴とする第8の発明に記載
の成膜/エッチング装置によって達成され、第10に、
前記保護壁は上部保護壁と下部保護壁に分離され、前記
上部保護壁及び前記下部保護壁は互いに重なった状態で
それぞれ上下に移動させることが可能となっていること
を特徴とする第8又は第9の発明に記載の成膜/エッチ
ング装置によって達成され、第11に、前記保護壁の表
面に凹凸が形成されていることを特徴とする第8,第9
又は第10の発明に記載の成膜/エッチング装置によっ
て達成され、第12に、前記チャンバを上方に移動さ
せ、かつ上方に移動させた前記チャンバを元の位置に引
き下ろす上下移動手段を有することを特徴とする第8,
第9,第10又は第11の発明に記載の成膜/エッチン
グ装置によって達成され、第13に、前記上下移動手段
は、軸の周りを螺旋状に周回する歯が形成され、前記外
側チャンバ又は前記チャンバを支持する支持軸と、前記
支持軸が挿通される穴の内壁に形成された螺旋状に周回
する歯により前記支持軸の歯とかみ合わされて前記支持
軸を支持する支持基体と、前記支持軸を回動させる駆動
手段とを有することを特徴とする第7又は第12の発明
に記載の成膜/エッチング装置によって達成され、第1
4に、前記基板保持具は、前記処理ガスを活性化し、又
は保持された前記基板をバイアスする交流電気信号を印
加する電極上に設けられていることを特徴とする第2,
第3,第4,第5,第6,第7,第8,第9,第10,
第11,第12又は第13の発明に記載の成膜/エッチ
ング装置によって達成され、第15に、前記成膜/エッ
チング装置はヘリコンモードのプラズマを用いるCVD
装置であることを特徴とする第2,第3,第4,第5,
第6,第7,第8,第9,第10,第11,第12,第
13又は第14の発明に記載の成膜/エッチング装置に
よって達成される。
圧を印加して処理すべき基板を静電的に吸引する電極
と、保持された前記基板を加熱する加熱手段とが共通の
基体に形成されてなることを特徴とする基板保持具によ
って達成され、第2に、チャンバにより外部と仕切られ
た、処理ガスにより前記基板を処理する処理室内に第1
の発明に記載の基板保持具を備えた成膜/エッチング装
置によって達成され、第3に、前記処理室は、前記チャ
ンバと前記基板保持具との間に介在して反応生成物の付
着から前記チャンバの内壁を保護する保護壁を有するこ
とを特徴とする第2の発明に記載の成膜/エッチング装
置によって達成され、第4に、前記保護壁は取り外し可
能となっていることを特徴とする第3の発明に記載の成
膜/エッチング装置によって達成され、第5に、前記保
護壁は上部保護壁と下部保護壁に分離され、前記上部保
護壁及び前記下部保護壁は互いに重なった状態でそれぞ
れ上下に移動させることが可能となっていることを特徴
とする第3又は第4の発明に記載の成膜/エッチング装
置によって達成され、第6に、前記保護壁の表面に凹凸
が形成されていることを特徴とする第3,第4又は第5
の発明に記載の成膜/エッチング装置によって達成さ
れ、第7に、前記チャンバを上方に移動させ、かつ上方
に移動させた前記チャンバを元の位置に引き下ろす上下
移動手段を有することを特徴とする第2,第3,第4,
第5又は第6の発明に記載の成膜/エッチング装置によ
って達成され、第8に、処理ガスにより基板を処理する
処理室と、処理すべき前記基板を保持する基板保持具と
を有し、前記処理室は、外部と前記処理室内とを仕切る
チャンバと、前記チャンバと前記基板保持具との間に介
在して反応生成物の付着から前記チャンバの内壁を保護
する保護壁とを有することを特徴とする成膜/エッチン
グ装置によって達成され、第9に、前記保護壁は取り外
し可能となっていることを特徴とする第8の発明に記載
の成膜/エッチング装置によって達成され、第10に、
前記保護壁は上部保護壁と下部保護壁に分離され、前記
上部保護壁及び前記下部保護壁は互いに重なった状態で
それぞれ上下に移動させることが可能となっていること
を特徴とする第8又は第9の発明に記載の成膜/エッチ
ング装置によって達成され、第11に、前記保護壁の表
面に凹凸が形成されていることを特徴とする第8,第9
又は第10の発明に記載の成膜/エッチング装置によっ
て達成され、第12に、前記チャンバを上方に移動さ
せ、かつ上方に移動させた前記チャンバを元の位置に引
き下ろす上下移動手段を有することを特徴とする第8,
第9,第10又は第11の発明に記載の成膜/エッチン
グ装置によって達成され、第13に、前記上下移動手段
は、軸の周りを螺旋状に周回する歯が形成され、前記外
側チャンバ又は前記チャンバを支持する支持軸と、前記
支持軸が挿通される穴の内壁に形成された螺旋状に周回
する歯により前記支持軸の歯とかみ合わされて前記支持
軸を支持する支持基体と、前記支持軸を回動させる駆動
手段とを有することを特徴とする第7又は第12の発明
に記載の成膜/エッチング装置によって達成され、第1
4に、前記基板保持具は、前記処理ガスを活性化し、又
は保持された前記基板をバイアスする交流電気信号を印
加する電極上に設けられていることを特徴とする第2,
第3,第4,第5,第6,第7,第8,第9,第10,
第11,第12又は第13の発明に記載の成膜/エッチ
ング装置によって達成され、第15に、前記成膜/エッ
チング装置はヘリコンモードのプラズマを用いるCVD
装置であることを特徴とする第2,第3,第4,第5,
第6,第7,第8,第9,第10,第11,第12,第
13又は第14の発明に記載の成膜/エッチング装置に
よって達成される。
【0010】
【作 用】本発明に係る基板保持具においては、静電チ
ャックの電極と加熱手段が共通の基体に形成されてい
る。従って、保持された基板と加熱手段との間には基板
保持具の基体乃至は静電チャックの電極が介在するのみ
である。基板保持具の基体乃至は静電チャックの電極の
熱容量は小さいため、基板加熱のための電力消費を減ら
すことができ、かつ基板温度を短時間に変化させ、安定
させることができる。
ャックの電極と加熱手段が共通の基体に形成されてい
る。従って、保持された基板と加熱手段との間には基板
保持具の基体乃至は静電チャックの電極が介在するのみ
である。基板保持具の基体乃至は静電チャックの電極の
熱容量は小さいため、基板加熱のための電力消費を減ら
すことができ、かつ基板温度を短時間に変化させ、安定
させることができる。
【0011】また、基板を固定するため静電チャックを
用いているので、真空チャックと異なり、減圧中で基板
処理を行う場合でも使える。更に、メカニカルチャック
では基板を爪状のもので固定する際に基板が破損した
り、保持跡が基板表面に残ったりするが、静電チャック
を用いているので、これらを防止することができる。ま
た、メカニカルチャックと比較して基板の着脱が容易で
ある。
用いているので、真空チャックと異なり、減圧中で基板
処理を行う場合でも使える。更に、メカニカルチャック
では基板を爪状のもので固定する際に基板が破損した
り、保持跡が基板表面に残ったりするが、静電チャック
を用いているので、これらを防止することができる。ま
た、メカニカルチャックと比較して基板の着脱が容易で
ある。
【0012】本発明に係る成膜/エッチング装置によれ
ば、上記基板保持具を備えているので、減圧中で基板処
理を行うことができ、基板の着脱が容易である。また、
省電力化やスループットの向上を図ることができる。ま
た、処理室はチャンバと保護壁の二重構造となってお
り、保護壁は、チャンバと分離して取り外すことが可能
である。必要により、取り替えることができる。
ば、上記基板保持具を備えているので、減圧中で基板処
理を行うことができ、基板の着脱が容易である。また、
省電力化やスループットの向上を図ることができる。ま
た、処理室はチャンバと保護壁の二重構造となってお
り、保護壁は、チャンバと分離して取り外すことが可能
である。必要により、取り替えることができる。
【0013】従って、保護壁の内壁に反応生成物が付着
した場合、処理室内を大気圧に戻した後、リフト等上下
移動手段によりチャンバを上部に移動等して保護壁を取
り出す。取り出した保護壁は洗浄して保護壁の内壁に付
着した反応生成物を除去する。更に、取り出した保護壁
の代わりに別の保護壁をセットすることにより、先の保
護壁の洗浄中に処理室内で処理を続行することができ
る。
した場合、処理室内を大気圧に戻した後、リフト等上下
移動手段によりチャンバを上部に移動等して保護壁を取
り出す。取り出した保護壁は洗浄して保護壁の内壁に付
着した反応生成物を除去する。更に、取り出した保護壁
の代わりに別の保護壁をセットすることにより、先の保
護壁の洗浄中に処理室内で処理を続行することができ
る。
【0014】また、保護壁の表面に凹凸が形成されるこ
とにより、保護壁への反応生成物の接触面積を大きくし
て付着強度を高め、取り替えまでの間に保護壁に付着す
る反応生成物が剥離するのを防止することができる。更
に、保護壁を上部保護壁と下部保護壁に分離し、それぞ
れ上下に移動させることが可能とすることにより、基板
保持具を上下させて基板上方に設置されたガス導入具と
基板との間で適当な間隔を保持することができる。
とにより、保護壁への反応生成物の接触面積を大きくし
て付着強度を高め、取り替えまでの間に保護壁に付着す
る反応生成物が剥離するのを防止することができる。更
に、保護壁を上部保護壁と下部保護壁に分離し、それぞ
れ上下に移動させることが可能とすることにより、基板
保持具を上下させて基板上方に設置されたガス導入具と
基板との間で適当な間隔を保持することができる。
【0015】これにより、処理室内部の清浄化のために
長時間にわたって装置を停止させる必要はなく、スルー
プットの向上を図り、かつ保守のための手間やコストを
低減することができる。
長時間にわたって装置を停止させる必要はなく、スルー
プットの向上を図り、かつ保守のための手間やコストを
低減することができる。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明をする。 (1)本発明の実施例に係る成膜/エッチング装置につ
いての説明 (A)本発明の実施例に係るCVD装置についての説明 図1は、本発明の実施例に係るCVD装置の全体の構成
について示す側面図である。本実施例ではヘリコンモー
ドのプラズマを用いるCVD装置について例示する。
について説明をする。 (1)本発明の実施例に係る成膜/エッチング装置につ
いての説明 (A)本発明の実施例に係るCVD装置についての説明 図1は、本発明の実施例に係るCVD装置の全体の構成
について示す側面図である。本実施例ではヘリコンモー
ドのプラズマを用いるCVD装置について例示する。
【0017】図1において、1は直径15cm×長さ2
5cmの円筒状の石英からなるプラズマ生成室で、第1
の反応ガス導入管8から導入された第1の反応ガス、例
えばAr+O2 ガスを活性化する。そして、第1の反応
ガス導入管8はプラズマ生成室1の上部に接続されてい
る。なお、第1の反応ガス導入管8のガス噴出口がプラ
ズマ生成室1の中央部にくるように第1の反応ガス導入
管8を配置してプラズマ生成室1内に反応ガスを導入し
てもよい。
5cmの円筒状の石英からなるプラズマ生成室で、第1
の反応ガス導入管8から導入された第1の反応ガス、例
えばAr+O2 ガスを活性化する。そして、第1の反応
ガス導入管8はプラズマ生成室1の上部に接続されてい
る。なお、第1の反応ガス導入管8のガス噴出口がプラ
ズマ生成室1の中央部にくるように第1の反応ガス導入
管8を配置してプラズマ生成室1内に反応ガスを導入し
てもよい。
【0018】2はプラズマ生成室1の周囲に取り付けら
れた外部アンテナである。2つの輪状の導線が所定の間
隔をおいて円筒状のプラズマ生成室1の上部と下部の周
辺部を周回している。2つの輪状の導線の間隔はヘリコ
ン波の波数、即ちプラズマ密度を調整するために重要で
ある。この外部アンテナ2の形状の一例を図2に示す。
この場合、2つの輪状の導線にそれぞれ逆の方向にRF
電流が流れるようになっており、零モードのヘリコン波
が形成される。なお、外部アンテナの形状を変えること
により、高次モードのヘリコン波の形成も可能である。
れた外部アンテナである。2つの輪状の導線が所定の間
隔をおいて円筒状のプラズマ生成室1の上部と下部の周
辺部を周回している。2つの輪状の導線の間隔はヘリコ
ン波の波数、即ちプラズマ密度を調整するために重要で
ある。この外部アンテナ2の形状の一例を図2に示す。
この場合、2つの輪状の導線にそれぞれ逆の方向にRF
電流が流れるようになっており、零モードのヘリコン波
が形成される。なお、外部アンテナの形状を変えること
により、高次モードのヘリコン波の形成も可能である。
【0019】3は外部アンテナ2に接続されたマッチン
グネットワーク、4は周波数13.56MHzのRF電力をマッ
チングネットワーク3を介して外部アンテナ2に供給す
るRF電源である。RF電力はプラズマ生成のエネルギ
源となる。5はプラズマ生成室1の周囲に設けられた円
筒状の内側ソースソレノイド、6は内側ソースソレノイ
ド5の周囲に設けられた円筒状の外側ソースソレノイド
で、内側ソースソレノイド5及び外側ソースソレノイド
6は、プラズマ生成室1内に軸方向に磁場を形成する。
このような磁場はヘリコン波を形成し、かつプラズマ密
度を調整するために必要とされる。
グネットワーク、4は周波数13.56MHzのRF電力をマッ
チングネットワーク3を介して外部アンテナ2に供給す
るRF電源である。RF電力はプラズマ生成のエネルギ
源となる。5はプラズマ生成室1の周囲に設けられた円
筒状の内側ソースソレノイド、6は内側ソースソレノイ
ド5の周囲に設けられた円筒状の外側ソースソレノイド
で、内側ソースソレノイド5及び外側ソースソレノイド
6は、プラズマ生成室1内に軸方向に磁場を形成する。
このような磁場はヘリコン波を形成し、かつプラズマ密
度を調整するために必要とされる。
【0020】以上がヘリコンモードの高密度(1012cm-3
以上)のプラズマ生成のために必要なプラズマ生成室1
及びその周辺部の装置構成であるが、特に、RF電力,
磁場及び上記外部アンテナ2の2つの輪状の導線の間隔
がプラズマ生成のために重要なパラメータとなる。7は
プラズマ生成室1の下流に連接されている内径30cm
×長さ22.5cmの円筒状のチャンバ7aと伸縮自在のベ
ローズ72とシール部7cとにより外部と仕切られた成
膜室(処理室)である。
以上)のプラズマ生成のために必要なプラズマ生成室1
及びその周辺部の装置構成であるが、特に、RF電力,
磁場及び上記外部アンテナ2の2つの輪状の導線の間隔
がプラズマ生成のために重要なパラメータとなる。7は
プラズマ生成室1の下流に連接されている内径30cm
×長さ22.5cmの円筒状のチャンバ7aと伸縮自在のベ
ローズ72とシール部7cとにより外部と仕切られた成
膜室(処理室)である。
【0021】成膜室7内にはプラズマ生成室1で発生し
た第1の反応ガスからなるヘリコンモードのプラズマが
供給されるとともに、第2の反応ガス導入管9から第2
の反応ガス、例えば、SiH4ガスが成膜室7内に導入され
る。第2の反応ガス導入管9は、直径約20cmのリン
グ状の石英パイプからなるガス放出部9aを有し、石英
パイプにはウエハ20上に反応ガスを放出する複数のガ
ス放出孔が形成されている。第2の反応ガス導入管9は
ウエハ20上に所定の距離をおいて配置されている。
た第1の反応ガスからなるヘリコンモードのプラズマが
供給されるとともに、第2の反応ガス導入管9から第2
の反応ガス、例えば、SiH4ガスが成膜室7内に導入され
る。第2の反応ガス導入管9は、直径約20cmのリン
グ状の石英パイプからなるガス放出部9aを有し、石英
パイプにはウエハ20上に反応ガスを放出する複数のガ
ス放出孔が形成されている。第2の反応ガス導入管9は
ウエハ20上に所定の距離をおいて配置されている。
【0022】また、成膜室7はチャンバ7aと保護壁7
bの二重構造になっている。詳細な構成については下記
で説明する。10は成膜室7の周囲に設けられた円筒状
の永久磁石からなるチャンバソレノイドで、適当な磁場
が成膜室7に印加できるようになっている。これによ
り、プラズマ生成室1からプラズマを成膜室7に導き、
流れてくるプラズマの形状を調整する。
bの二重構造になっている。詳細な構成については下記
で説明する。10は成膜室7の周囲に設けられた円筒状
の永久磁石からなるチャンバソレノイドで、適当な磁場
が成膜室7に印加できるようになっている。これによ
り、プラズマ生成室1からプラズマを成膜室7に導き、
流れてくるプラズマの形状を調整する。
【0023】11は不要な反応ガスを排出するととも
に、プラズマ生成室1及び成膜室7を減圧するために排
気装置が接続される排気口であり、成膜室7に設けられ
ている。12は成膜室7の下部に設けられたウエハ20
を載置するウエハ保持具(基板保持具)で、電圧を印加
して静電的にウエハ20を固定する静電チャックとウエ
ハ20を加熱するヒータとが共通の絶縁性基体に内蔵さ
れている。また、上下移動機構12aにより上下に移動す
るようになっている。ウエハ保持具12の詳細な構成に
ついては下記で説明する。
に、プラズマ生成室1及び成膜室7を減圧するために排
気装置が接続される排気口であり、成膜室7に設けられ
ている。12は成膜室7の下部に設けられたウエハ20
を載置するウエハ保持具(基板保持具)で、電圧を印加
して静電的にウエハ20を固定する静電チャックとウエ
ハ20を加熱するヒータとが共通の絶縁性基体に内蔵さ
れている。また、上下移動機構12aにより上下に移動す
るようになっている。ウエハ保持具12の詳細な構成に
ついては下記で説明する。
【0024】次に、ウエハ保持具12の上下移動機構部
12aについて図4を参照しながら説明する。図4におい
て、41はベアリングサポート42を介して支持板12b
を支持するボールネジで、ボールネジ41には軸の周り
を螺旋状に周回する歯が形成されている。また、43は
固定板12cに設けられたボールナットで、ボールネジ4
1が挿通される穴の内壁に形成された螺旋状に周回する
歯により、ボールネジ41の歯とかみ合わされてボール
ネジ41を支持する。ボールネジ41を回転させること
によりボールネジ41が上下する。
12aについて図4を参照しながら説明する。図4におい
て、41はベアリングサポート42を介して支持板12b
を支持するボールネジで、ボールネジ41には軸の周り
を螺旋状に周回する歯が形成されている。また、43は
固定板12cに設けられたボールナットで、ボールネジ4
1が挿通される穴の内壁に形成された螺旋状に周回する
歯により、ボールネジ41の歯とかみ合わされてボール
ネジ41を支持する。ボールネジ41を回転させること
によりボールネジ41が上下する。
【0025】44はヘリカルカップリング45を介して
ボールネジ41に接続する5相のステッピングモータで
ある。ヘリカルカップリング45は2つのヘリカルギア
によりステッピングモータ44の回転力をボールネジ4
1に伝える。ステッピングモータ44によりボールネジ
41を回転させ、支持板12b及びRF電極15を介して
ウエハ保持具12を上下移動させる。このとき、チャン
バ7aとシール部7cの間に設けられたベローズ72が
伸縮して、成膜室7内は減圧状態が保持される。
ボールネジ41に接続する5相のステッピングモータで
ある。ヘリカルカップリング45は2つのヘリカルギア
によりステッピングモータ44の回転力をボールネジ4
1に伝える。ステッピングモータ44によりボールネジ
41を回転させ、支持板12b及びRF電極15を介して
ウエハ保持具12を上下移動させる。このとき、チャン
バ7aとシール部7cの間に設けられたベローズ72が
伸縮して、成膜室7内は減圧状態が保持される。
【0026】15はウエハ保持具12の下部にウエハ保
持具12と接して設けられたRF電極で、周波数13.56M
Hz又は100 kHzの電力を供給するRF電源14がマッ
チングネットワーク13を介して接続されている。ウエ
ハ20に周波数13.56MHz又は100 kHzの電力を印加す
ることにより、ウエハ20に負の自己バイアス直流電圧
が印加され、形成される膜の密度,応力等膜質を最適化
する。
持具12と接して設けられたRF電極で、周波数13.56M
Hz又は100 kHzの電力を供給するRF電源14がマッ
チングネットワーク13を介して接続されている。ウエ
ハ20に周波数13.56MHz又は100 kHzの電力を印加す
ることにより、ウエハ20に負の自己バイアス直流電圧
が印加され、形成される膜の密度,応力等膜質を最適化
する。
【0027】16はウエハリフトピンで、上下移動手段
16aによりRF電極13及びウエハ保持具12の貫通孔
を介して移動し、ウエハ20を押し上げて、ウエハ保持
具12の載置面からウエハ20を引き離す。そして、引
き離されたウエハ20は不図示のウエハ搬送具等により
保持されてウエハ搬入/搬出口17から取り出される。
16aによりRF電極13及びウエハ保持具12の貫通孔
を介して移動し、ウエハ20を押し上げて、ウエハ保持
具12の載置面からウエハ20を引き離す。そして、引
き離されたウエハ20は不図示のウエハ搬送具等により
保持されてウエハ搬入/搬出口17から取り出される。
【0028】18は排気口11のフランジ11aを支持
し、フランジ11aを介して成膜室7のチャンバ7aを上
方に移動させ、上方に移動したチャンバ7aを元の位置
に引き下ろすチャンバリフト(上下移動手段)である。
なお、図面上、チャンバリフト18は片側しか記載され
ていないが、通常、チャンバ7aをバランス良く支持す
るため他の側にも設けられる。詳細な構成については下
記で説明する。
し、フランジ11aを介して成膜室7のチャンバ7aを上
方に移動させ、上方に移動したチャンバ7aを元の位置
に引き下ろすチャンバリフト(上下移動手段)である。
なお、図面上、チャンバリフト18は片側しか記載され
ていないが、通常、チャンバ7aをバランス良く支持す
るため他の側にも設けられる。詳細な構成については下
記で説明する。
【0029】50はチャンバリフト18及びCVD装置
が設置された床である。本発明の実施例に係るCVD装
置によれば、ヒータと静電チャックを内蔵するウエハ保
持具12を備えているので、減圧中でウエハ20上に成
膜することができ、ウエハ20の着脱が容易である。ま
た、省電力化やスループットの向上を図ることができ
る。
が設置された床である。本発明の実施例に係るCVD装
置によれば、ヒータと静電チャックを内蔵するウエハ保
持具12を備えているので、減圧中でウエハ20上に成
膜することができ、ウエハ20の着脱が容易である。ま
た、省電力化やスループットの向上を図ることができ
る。
【0030】(B)本発明の実施例に係るウエハ保持具
の詳細についての説明 図3(a)は本発明の実施例に係るウエハ保持具12の
詳細について示す図である。上の図は、下の平面図に於
けるA−A線断面図である。図3(a)において、21
は円板状のアルミナセラミック又はSiCからなる基
体、22は基体21の上層部に面状に埋め込まれた静電
チャック用の電極で、電極22の材料としてタングステ
ン(W),モリブデン(Mo)又は白金(Pt)を用い
ることが出来る。23は電極22の下に電極22と電気
的に分離されて基体21に埋め込まれたヒータコイル
(加熱手段)、24は電極22に接続されたリード25
をウエハ保持具12の下方から取り出すために基体21
に設けられたビアホール、26a,26bはヒータコイル2
3に接続されたリード27a,27bをウエハ保持具12の
下方から取り出すために基体21に設けられたビアホー
ルである。
の詳細についての説明 図3(a)は本発明の実施例に係るウエハ保持具12の
詳細について示す図である。上の図は、下の平面図に於
けるA−A線断面図である。図3(a)において、21
は円板状のアルミナセラミック又はSiCからなる基
体、22は基体21の上層部に面状に埋め込まれた静電
チャック用の電極で、電極22の材料としてタングステ
ン(W),モリブデン(Mo)又は白金(Pt)を用い
ることが出来る。23は電極22の下に電極22と電気
的に分離されて基体21に埋め込まれたヒータコイル
(加熱手段)、24は電極22に接続されたリード25
をウエハ保持具12の下方から取り出すために基体21
に設けられたビアホール、26a,26bはヒータコイル2
3に接続されたリード27a,27bをウエハ保持具12の
下方から取り出すために基体21に設けられたビアホー
ルである。
【0031】静電チャックの電極22の構成は、例え
ば、図3(a)に示すように、1つの電極からなる単極
タイプと、図3(b)に示すように、相互に分離された
2つの電極からなる双極タイプがある。図3(b)にお
いて、上の図は下の平面図に於けるB−B線断面図であ
る。図中、図3(a)と同じ符号で示すものは図3
(a)と同じものを示し、その他の符号24a,24bはそ
れぞれ静電チャックの電極22a,22bに接続されたリー
ド25a,25bをウエハ保持具12の下方から取り出すた
めに基体21に設けられたビアホールである。
ば、図3(a)に示すように、1つの電極からなる単極
タイプと、図3(b)に示すように、相互に分離された
2つの電極からなる双極タイプがある。図3(b)にお
いて、上の図は下の平面図に於けるB−B線断面図であ
る。図中、図3(a)と同じ符号で示すものは図3
(a)と同じものを示し、その他の符号24a,24bはそ
れぞれ静電チャックの電極22a,22bに接続されたリー
ド25a,25bをウエハ保持具12の下方から取り出すた
めに基体21に設けられたビアホールである。
【0032】次に、図3(a)に示す単極タイプの電極
を有する静電チャックとヒータの動作について説明す
る。まず、成膜すべきウエハ20をウエハ保持具12の
載置面に載せる。続いて、上下移動機構部12aを作動さ
せてRF電極15を上に移動し、ウエハ保持具12と第
2の反応ガス導入管9のガス放出部9aとの間を適当な
間隔に保持する。
を有する静電チャックとヒータの動作について説明す
る。まず、成膜すべきウエハ20をウエハ保持具12の
載置面に載せる。続いて、上下移動機構部12aを作動さ
せてRF電極15を上に移動し、ウエハ保持具12と第
2の反応ガス導入管9のガス放出部9aとの間を適当な
間隔に保持する。
【0033】続いて、リード25を介して静電チャック
の電極22に、例えば直流電圧750Vを印加する。こ
れにより、静電チャックの電極22に正の電荷が供給さ
れるため、静電誘導により、ウエハ20には負の電荷が
誘起される。この結果、ウエハ20はクーロン引力によ
り、電極22に吸引され、固定される。また、リード27
a,27bを介してヒータコイル23に、例えば電圧成分
が220V程度の交流電力を印加する。その電力の供給
により、ヒータコイル23が発熱し、基体21中を熱伝
導により伝導してウエハ20が加熱される。
の電極22に、例えば直流電圧750Vを印加する。こ
れにより、静電チャックの電極22に正の電荷が供給さ
れるため、静電誘導により、ウエハ20には負の電荷が
誘起される。この結果、ウエハ20はクーロン引力によ
り、電極22に吸引され、固定される。また、リード27
a,27bを介してヒータコイル23に、例えば電圧成分
が220V程度の交流電力を印加する。その電力の供給
により、ヒータコイル23が発熱し、基体21中を熱伝
導により伝導してウエハ20が加熱される。
【0034】例えば、室温から温度450℃まで昇温
し、安定するまでに2時間程度を要し、450℃から室
温まで降温するのに1時間程度を要する。従来に比較し
て大幅に昇温時間が短縮される。温度が安定したら、成
膜を開始する。その後、成膜が終了し、ウエハ20を取
り出す場合には、ヒータコイル23への電力供給はその
ままにし、静電チャックへの電圧の印加を停止して、静
電吸着を解除した後、ウエハリフトピン16により上部
にウエハ20を押し上げる。これにより、ウエハ20は
ウエハ保持具12から引き離されるので、ウエハ搬送具
等によりウエハ20を保持し、ウエハ搬入/搬出口17
から搬出する。必要により、ヒータコイル23への電力
供給を停止してもよい。
し、安定するまでに2時間程度を要し、450℃から室
温まで降温するのに1時間程度を要する。従来に比較し
て大幅に昇温時間が短縮される。温度が安定したら、成
膜を開始する。その後、成膜が終了し、ウエハ20を取
り出す場合には、ヒータコイル23への電力供給はその
ままにし、静電チャックへの電圧の印加を停止して、静
電吸着を解除した後、ウエハリフトピン16により上部
にウエハ20を押し上げる。これにより、ウエハ20は
ウエハ保持具12から引き離されるので、ウエハ搬送具
等によりウエハ20を保持し、ウエハ搬入/搬出口17
から搬出する。必要により、ヒータコイル23への電力
供給を停止してもよい。
【0035】以上のように、本発明の実施例に係るウエ
ハ保持具においては、静電チャックの電極22とヒータ
コイル23が絶縁体内に埋め込まれているので、ウエハ
20とヒータコイル23とはウエハ保持具12のセラミ
ック乃至は静電チャック用の電極22を介するのみであ
る。セラミックや静電チャック用の電極22の熱容量は
小さいため、ウエハ20の加熱のための電力消費を減ら
すことができ、かつウエハ20の温度を短時間に変化さ
せ、安定させることができる。
ハ保持具においては、静電チャックの電極22とヒータ
コイル23が絶縁体内に埋め込まれているので、ウエハ
20とヒータコイル23とはウエハ保持具12のセラミ
ック乃至は静電チャック用の電極22を介するのみであ
る。セラミックや静電チャック用の電極22の熱容量は
小さいため、ウエハ20の加熱のための電力消費を減ら
すことができ、かつウエハ20の温度を短時間に変化さ
せ、安定させることができる。
【0036】また、静電チャックを用いているので、真
空チャックと異なり、減圧中でウエハ20上に成膜する
場合でも使える。更に、メカニカルチャックではウエハ
を爪状のもので固定する際にウエハが破損したり、保持
跡がウエハ表面に残ったりするが、静電チャックを用い
ているので、これらを防止することができる。また、メ
カニカルチャックと比較してウエハ20の着脱が容易で
ある。
空チャックと異なり、減圧中でウエハ20上に成膜する
場合でも使える。更に、メカニカルチャックではウエハ
を爪状のもので固定する際にウエハが破損したり、保持
跡がウエハ表面に残ったりするが、静電チャックを用い
ているので、これらを防止することができる。また、メ
カニカルチャックと比較してウエハ20の着脱が容易で
ある。
【0037】(C)本発明の実施例に係る成膜室の詳細
についての説明 図1において、成膜室7は、石英又はアルミニウム等の
金属からなるチャンバ7aにより外部と仕切られてお
り、成膜室7内を減圧することが可能である。即ち、成
膜室7の下部にウエハ保持具12を載置するRF電極1
5が設けられており、RF電極15と一体的に形成され
た鉤状のシール部15aとチャンバ7aの下部に形成され
たシール部7cとが絶縁物を介して接合されることによ
り、成膜室7は密封される。更に、チャンバ7aとシー
ル部7cとの間には伸縮自在のベローズ72が設けられ
ている。これにより、ウエハ保持具12を上下させた場
合でも、ベローズ72が伸縮し、成膜室7内を減圧状態
に保持することが出来る。
についての説明 図1において、成膜室7は、石英又はアルミニウム等の
金属からなるチャンバ7aにより外部と仕切られてお
り、成膜室7内を減圧することが可能である。即ち、成
膜室7の下部にウエハ保持具12を載置するRF電極1
5が設けられており、RF電極15と一体的に形成され
た鉤状のシール部15aとチャンバ7aの下部に形成され
たシール部7cとが絶縁物を介して接合されることによ
り、成膜室7は密封される。更に、チャンバ7aとシー
ル部7cとの間には伸縮自在のベローズ72が設けられ
ている。これにより、ウエハ保持具12を上下させた場
合でも、ベローズ72が伸縮し、成膜室7内を減圧状態
に保持することが出来る。
【0038】また、チャンバ7aの内壁に沿って筒状の
保護壁7bが設けられている。筒の上部はプラズマ生成
室1に連通し、筒の下部はチャンバ7aのシール部7c
に載っている。保護壁7bの材料として石英を用いる
が、反応ガスとしてエッチングガスを用いる場合、耐エ
ッチング性に優れたアルミナを用いることができる。更
に、保護壁7bはチャンバ7aと分離して取り外すこと
が可能である。必要な場合、新しい保護壁と取り替える
ことができる。また、保護壁7bは上部保護壁71aと下
部保護壁71bに分離され、異なる直径の石英等で形成さ
れている。例えば、上部保護壁71aの外径は下部保護壁
71bの内径よりも小さくなっており、ウエハ保持具12
を最大に下げた状態で僅かに重複する部分が生じ、かつ
この重複部分が重なるようにセットされている。これに
より、RF電極15とともにウエハ保持具12を上下移
動させる際に、RF電極15の動きに伴って重なった状
態で上下移動する。更に、上部保護壁71aはチャンバ7
aに掛止されており、チャンバ7aを上下に移動させる
際にその動きに伴って上下に移動する。また、保護壁7
bにはチャンバ7aの第2の反応ガス導入管9の挿入
口,排気口11及びウエハ搬入/搬出口17に対応する
箇所に開口が設けられている。
保護壁7bが設けられている。筒の上部はプラズマ生成
室1に連通し、筒の下部はチャンバ7aのシール部7c
に載っている。保護壁7bの材料として石英を用いる
が、反応ガスとしてエッチングガスを用いる場合、耐エ
ッチング性に優れたアルミナを用いることができる。更
に、保護壁7bはチャンバ7aと分離して取り外すこと
が可能である。必要な場合、新しい保護壁と取り替える
ことができる。また、保護壁7bは上部保護壁71aと下
部保護壁71bに分離され、異なる直径の石英等で形成さ
れている。例えば、上部保護壁71aの外径は下部保護壁
71bの内径よりも小さくなっており、ウエハ保持具12
を最大に下げた状態で僅かに重複する部分が生じ、かつ
この重複部分が重なるようにセットされている。これに
より、RF電極15とともにウエハ保持具12を上下移
動させる際に、RF電極15の動きに伴って重なった状
態で上下移動する。更に、上部保護壁71aはチャンバ7
aに掛止されており、チャンバ7aを上下に移動させる
際にその動きに伴って上下に移動する。また、保護壁7
bにはチャンバ7aの第2の反応ガス導入管9の挿入
口,排気口11及びウエハ搬入/搬出口17に対応する
箇所に開口が設けられている。
【0039】この保護壁7bは反応ガスの反応により生
成された反応生成物がチャンバ7aの内壁に付着するの
を防止する。即ち、反応生成物は保護壁7bの内壁に付
着することになる。上記の保護壁7bを洗浄する場合、
成膜室7内を大気圧に戻し、第2の反応ガス導入管9を
取り外した後、図5に示すように、チャンバリフト18
によりチャンバ7aを上部に移動し、上部保護壁71a及
び下部保護壁71bを取り出す。取り出した上部保護壁71
a及び下部保護壁71bは洗浄し、上部保護壁71a及び下
部保護壁71bの内壁に付着した反応生成物を除去する。
成された反応生成物がチャンバ7aの内壁に付着するの
を防止する。即ち、反応生成物は保護壁7bの内壁に付
着することになる。上記の保護壁7bを洗浄する場合、
成膜室7内を大気圧に戻し、第2の反応ガス導入管9を
取り外した後、図5に示すように、チャンバリフト18
によりチャンバ7aを上部に移動し、上部保護壁71a及
び下部保護壁71bを取り出す。取り出した上部保護壁71
a及び下部保護壁71bは洗浄し、上部保護壁71a及び下
部保護壁71bの内壁に付着した反応生成物を除去する。
【0040】取り出した保護壁7bの代わりに別の保護
壁をセットすることにより、CVD装置内で更に成膜を
続行することができる。これにより、成膜室7内部の清
浄化のために長時間にわたってCVD装置を停止させる
必要はなく、スループットを維持し、かつ保守のための
手間やコストを低減することが出来る。なお、場合によ
り、保護壁71a,71bを取り出すことなく、成膜室7内
にエッチングガスを導入して反応生成物をエッチング
し、除去する、in−situクリーニングを行うこと
も可能である。従って、エッチングによりチャンバ7a
が傷むのを防止することができる。また、チャンバ7a
の周囲に加熱手段を設け、エッチング中に保護壁71a,
71bを加熱することにより、エッチングをより促進さ
せ、in−situクリーニングの効果を上げることも
可能である。
壁をセットすることにより、CVD装置内で更に成膜を
続行することができる。これにより、成膜室7内部の清
浄化のために長時間にわたってCVD装置を停止させる
必要はなく、スループットを維持し、かつ保守のための
手間やコストを低減することが出来る。なお、場合によ
り、保護壁71a,71bを取り出すことなく、成膜室7内
にエッチングガスを導入して反応生成物をエッチング
し、除去する、in−situクリーニングを行うこと
も可能である。従って、エッチングによりチャンバ7a
が傷むのを防止することができる。また、チャンバ7a
の周囲に加熱手段を設け、エッチング中に保護壁71a,
71bを加熱することにより、エッチングをより促進さ
せ、in−situクリーニングの効果を上げることも
可能である。
【0041】また、取り替えまでの間に保護壁71a,71
bの表面に付着した反応生成物が剥がれないように、保
護壁71a,71bへの反応生成物の付着強度を高めるた
め、保護壁71a,71bの表面に凹凸を形成して反応生成
物の接触面積を大きくしてもよい。更に、実施例では、
保護壁7bとして上部保護壁71a及び下部保護壁71bに
分離したものを用いているが、ウエハ保持具12を上下
に移動させなくてもよい様な場合、又はRF電極15の
上下移動を伴わずにウエハ保持具12単独で上下移動可
能な場合には、図6に示すように、保護壁7bとして一
体的に形成されたものを用いてもよい。
bの表面に付着した反応生成物が剥がれないように、保
護壁71a,71bへの反応生成物の付着強度を高めるた
め、保護壁71a,71bの表面に凹凸を形成して反応生成
物の接触面積を大きくしてもよい。更に、実施例では、
保護壁7bとして上部保護壁71a及び下部保護壁71bに
分離したものを用いているが、ウエハ保持具12を上下
に移動させなくてもよい様な場合、又はRF電極15の
上下移動を伴わずにウエハ保持具12単独で上下移動可
能な場合には、図6に示すように、保護壁7bとして一
体的に形成されたものを用いてもよい。
【0042】(D)本発明の実施例に係るチャンバリフ
トの詳細についての説明 図4は本発明の実施例に係るチャンバリフトの詳細につ
いて示す側面図である。図4において、31はベアリン
グサポート32を介して排気口11のフランジ11aを支
持するボールネジ(支持軸)で、ボールネジ31には軸
の周りを螺旋状に周回する歯が形成されている。また、
33はチャンバ7aのシール部7cに取りつけられたボ
ールナット(支持基体)で、ボールネジ31が挿通され
る穴の内壁に形成された螺旋状に周回する歯により、ボ
ールネジ31の歯とかみ合わされてボールネジ31を支
持する。ボールネジ31を回転させることによりボール
ネジ31が上下する。
トの詳細についての説明 図4は本発明の実施例に係るチャンバリフトの詳細につ
いて示す側面図である。図4において、31はベアリン
グサポート32を介して排気口11のフランジ11aを支
持するボールネジ(支持軸)で、ボールネジ31には軸
の周りを螺旋状に周回する歯が形成されている。また、
33はチャンバ7aのシール部7cに取りつけられたボ
ールナット(支持基体)で、ボールネジ31が挿通され
る穴の内壁に形成された螺旋状に周回する歯により、ボ
ールネジ31の歯とかみ合わされてボールネジ31を支
持する。ボールネジ31を回転させることによりボール
ネジ31が上下する。
【0043】34はヘリカルカップリング35を介して
ボールネジ31に接続する5相のステッピングモータ
(駆動手段)である。ヘリカルカップリング35は2つ
のヘリカルギアが噛み合わさってステッピングモータ3
4の回転力をボールネジ31に伝える。ステッピングモ
ータ34によりボールネジ31を回転させ、排気口11
のフランジ11aを介して成膜室7のチャンバ7aを上下
移動させる。
ボールネジ31に接続する5相のステッピングモータ
(駆動手段)である。ヘリカルカップリング35は2つ
のヘリカルギアが噛み合わさってステッピングモータ3
4の回転力をボールネジ31に伝える。ステッピングモ
ータ34によりボールネジ31を回転させ、排気口11
のフランジ11aを介して成膜室7のチャンバ7aを上下
移動させる。
【0044】特に、保護壁7bを取り替えるために、重
いチャンバ7aを開閉するときに用いる。なお、上記の
実施例では、CVD装置に本発明を適用しているが、エ
ッチング装置にも本発明を適用可能である。また、ウエ
ハ保持具12はウエハ20をバイアスするためのRF電
極15上に載置されているが、反応ガスを活性化するた
めの対向するRF電極のうち一つのRF電極上に設けら
れてもよい。 (2)本発明の実施例に係るCVD装置を用いた成膜方
法についての説明 次に、上記のCVD装置の動作について図1を参照しな
がら簡単に説明する。
いチャンバ7aを開閉するときに用いる。なお、上記の
実施例では、CVD装置に本発明を適用しているが、エ
ッチング装置にも本発明を適用可能である。また、ウエ
ハ保持具12はウエハ20をバイアスするためのRF電
極15上に載置されているが、反応ガスを活性化するた
めの対向するRF電極のうち一つのRF電極上に設けら
れてもよい。 (2)本発明の実施例に係るCVD装置を用いた成膜方
法についての説明 次に、上記のCVD装置の動作について図1を参照しな
がら簡単に説明する。
【0045】まず、ウエハ(基板)20をウエハ保持具
12に載置し、静電チャックにより静電的に固定した
後、成膜室7内を減圧する。更に、必要により、ウエハ
保持具12に内蔵されたヒータコイル23に電力を印加
してウエハ20を加熱し、200〜500℃程度の温度
に保持する。また、RF電極15に周波数13.56MHz又は
100 kHzの電力を供給し、ウエハ保持具12を介して
ウエハ20に負の自己バイアス直流電圧を印加する。こ
れにより、形成される膜の密度,応力等膜質を最適化す
る。
12に載置し、静電チャックにより静電的に固定した
後、成膜室7内を減圧する。更に、必要により、ウエハ
保持具12に内蔵されたヒータコイル23に電力を印加
してウエハ20を加熱し、200〜500℃程度の温度
に保持する。また、RF電極15に周波数13.56MHz又は
100 kHzの電力を供給し、ウエハ保持具12を介して
ウエハ20に負の自己バイアス直流電圧を印加する。こ
れにより、形成される膜の密度,応力等膜質を最適化す
る。
【0046】続いて、減圧されたプラズマ生成室1に酸
素(O2 )ガス又はO2 +Ar混合ガスを導入する。ま
た、マッチングネットワーク3を介してRF電源4によ
り周波数13.56MHzの電力を外部アンテナ2に供給する。
これにより、外部アンテナ2の2つの輪状の導線にそれ
ぞれ逆の方向にプラズマ生成室1を周回するRF電流を
流し、電磁波を放射する。更に、内側ソースソレノイド
5及び外側ソースソレノイド6に電流を供給して軸方向
の磁場を発生させる。
素(O2 )ガス又はO2 +Ar混合ガスを導入する。ま
た、マッチングネットワーク3を介してRF電源4によ
り周波数13.56MHzの電力を外部アンテナ2に供給する。
これにより、外部アンテナ2の2つの輪状の導線にそれ
ぞれ逆の方向にプラズマ生成室1を周回するRF電流を
流し、電磁波を放射する。更に、内側ソースソレノイド
5及び外側ソースソレノイド6に電流を供給して軸方向
の磁場を発生させる。
【0047】以上により、ヘリコン波が励起されて、プ
ラズマ生成室1内の酸素ガスが活性化し、ヘリコンモー
ドの高密度(1012cm-3以上)のプラズマが生成される。
生成されたプラズマは磁場により減圧された下流の成膜
室7に移動し、ウエハ20上に供給されているSiH4ガス
を活性化する。これにより、活性化したSiH4ガスと酸素
プラズマとが反応してシリコン酸化膜がウエハ20上に
堆積する。
ラズマ生成室1内の酸素ガスが活性化し、ヘリコンモー
ドの高密度(1012cm-3以上)のプラズマが生成される。
生成されたプラズマは磁場により減圧された下流の成膜
室7に移動し、ウエハ20上に供給されているSiH4ガス
を活性化する。これにより、活性化したSiH4ガスと酸素
プラズマとが反応してシリコン酸化膜がウエハ20上に
堆積する。
【0048】上記のCVD装置によれば、RF電源4等
が接続された外部アンテナ2が設けられ、周波数13.56
MHzのRF電力を供給することにより、プラズマが生
成される。従って、ECR法の場合に必要な導波管等の
設備が不要であり、装置構成が簡単になる。また、EC
R法の場合の周波数2.45GHz よりも低い周波数を用いる
ことができるので、高周波電力の発生が容易である。
が接続された外部アンテナ2が設けられ、周波数13.56
MHzのRF電力を供給することにより、プラズマが生
成される。従って、ECR法の場合に必要な導波管等の
設備が不要であり、装置構成が簡単になる。また、EC
R法の場合の周波数2.45GHz よりも低い周波数を用いる
ことができるので、高周波電力の発生が容易である。
【0049】また、酸素ガスを導入する第1の反応ガス
導入管8とSiH4ガスを導入する第2の反応ガス導入管9
とを分離しているので、供給途中での反応ガス同士の反
応が抑制され、パーティクルの発生が低減する。但し、
場合により全てのガスが第1の反応ガス導入管8から導
入されてもよい。
導入管8とSiH4ガスを導入する第2の反応ガス導入管9
とを分離しているので、供給途中での反応ガス同士の反
応が抑制され、パーティクルの発生が低減する。但し、
場合により全てのガスが第1の反応ガス導入管8から導
入されてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る基板
保持具においては、静電チャックの電極と加熱手段が共
通の基体に形成されている。また、成膜/エッチング装
置においては、この基板保持具を備えている。従って、
保持された基板と加熱手段との間には、基板保持具の基
体乃至は静電チャックの電極が介在するのみであり、こ
のため、基板加熱のための電力消費を減らすことがで
き、かつ基板温度の変化を短時間に行うことができる。
保持具においては、静電チャックの電極と加熱手段が共
通の基体に形成されている。また、成膜/エッチング装
置においては、この基板保持具を備えている。従って、
保持された基板と加熱手段との間には、基板保持具の基
体乃至は静電チャックの電極が介在するのみであり、こ
のため、基板加熱のための電力消費を減らすことがで
き、かつ基板温度の変化を短時間に行うことができる。
【0051】また、処理室はチャンバと保護壁の二重構
造となっており、保護壁はチャンバと分離して取り外す
ことができ、取り替えが可能となっている。従って、処
理室の内壁に反応生成物が付着した場合、チャンバを取
り除いて保護壁を取り出し、保護壁を洗浄してその内壁
から反応生成物を除去する。この場合、取り出した保護
壁の代わりに別の保護壁をセットすることにより、先の
保護壁の洗浄中に製造装置内で処理を続行することがで
きる。これにより、処理室内部の清浄化のために長時間
にわたって装置を停止させる必要はなく、スループット
を維持し、かつ保守のための手間やコストを低減するこ
とができる。
造となっており、保護壁はチャンバと分離して取り外す
ことができ、取り替えが可能となっている。従って、処
理室の内壁に反応生成物が付着した場合、チャンバを取
り除いて保護壁を取り出し、保護壁を洗浄してその内壁
から反応生成物を除去する。この場合、取り出した保護
壁の代わりに別の保護壁をセットすることにより、先の
保護壁の洗浄中に製造装置内で処理を続行することがで
きる。これにより、処理室内部の清浄化のために長時間
にわたって装置を停止させる必要はなく、スループット
を維持し、かつ保守のための手間やコストを低減するこ
とができる。
【図1】本発明の実施例に係るヘリコンモードのプラズ
マを用いたCVD装置の全体の構成を示す側面図であ
る。
マを用いたCVD装置の全体の構成を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係るヘリコンモードのプラズ
マを用いたCVD装置における外部アンテナの詳細な構
成について示す斜視図である。
マを用いたCVD装置における外部アンテナの詳細な構
成について示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るウエハ保持具の詳細につ
いて示す断面図である。
いて示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るチャンバリフト及びウエ
ハ保持具の上下移動機構部の詳細な構成について示す側
面図である。
ハ保持具の上下移動機構部の詳細な構成について示す側
面図である。
【図5】本発明の実施例に係る保護壁の取り外し方につ
いて示す側面図である。
いて示す側面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る保護壁について示す
側面図である。
側面図である。
1 プラズマ生成室、 2 外部アンテナ、 3,13 マッチングネットワーク、 4,14 RF電源、 5 内側ソースソレノイド、 6 外側ソースソレノイド、 7 成膜室(処理室)、 7a チャンバ、 7b 保護壁、 7c,15a シール部、 8 第1の反応ガス導入管、 9 第2の反応ガス導入管、 9a ガス放出部、 10 チャンバソレノイド、 11 排気口、 11a フランジ、 12 ウエハ保持具(基板保持具)、 12a 上下移動機構部、 15 RF電極、 16 ウエハリフトピン、 17 ウエハ搬入/搬出口、 18 チャンバリフト(上下移動手段)、 20 ウエハ(基板)、 21 基体、 22,22a,22b 電極、 23 ヒータコイル(加熱手段)、 24,24a,24b,26a,26b,27a,27b ビアホー
ル、 25,25a,25b,27a,27b リード、 31,41 ボールネジ(支持軸)、 32,42 ベアリングサポート、 33,43 ボールナット(支持基体)、 34,44 ステッピングモータ(駆動手段)、 35,45 ヘリカルカップリング、 50 床、 71a 上部保護壁、 71b 下部保護壁、 72 ベローズ。
ル、 25,25a,25b,27a,27b リード、 31,41 ボールネジ(支持軸)、 32,42 ベアリングサポート、 33,43 ボールナット(支持基体)、 34,44 ステッピングモータ(駆動手段)、 35,45 ヘリカルカップリング、 50 床、 71a 上部保護壁、 71b 下部保護壁、 72 ベローズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 浩一 東京都港区港南2−13−29株式会社半導体 プロセス研究所内 (72)発明者 西本 裕子 東京都港区港南2−13−29株式会社半導体 プロセス研究所内
Claims (15)
- 【請求項1】 電圧を印加して処理すべき基板を静電的
に吸引する電極と、保持された前記基板を加熱する加熱
手段とが共通の基体に形成されてなることを特徴とする
基板保持具。 - 【請求項2】 チャンバにより外部と仕切られた、処理
ガスにより前記基板を処理する処理室内に請求項1記載
の基板保持具を備えた成膜/エッチング装置。 - 【請求項3】 前記処理室は、前記チャンバと前記基板
保持具との間に介在して反応生成物の付着から前記チャ
ンバの内壁を保護する保護壁を有することを特徴とする
請求項2記載の成膜/エッチング装置。 - 【請求項4】 前記保護壁は取り外し可能となっている
ことを特徴とする請求項3記載の成膜/エッチング装
置。 - 【請求項5】 前記保護壁は上部保護壁と下部保護壁に
分離され、前記上部保護壁及び前記下部保護壁は互いに
重なった状態でそれぞれ上下に移動させることが可能と
なっていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載
の成膜/エッチング装置。 - 【請求項6】 前記保護壁の表面に凹凸が形成されてい
ることを特徴とする請求項3,請求項4又は請求項5記
載の成膜/エッチング装置。 - 【請求項7】 前記チャンバを上方に移動させ、かつ上
方に移動させた前記チャンバを元の位置に引き下ろす上
下移動手段を有することを特徴とする請求項2,請求項
3,請求項4,請求項5又は請求項6記載の成膜/エッ
チング装置。 - 【請求項8】 処理ガスにより基板を処理する処理室
と、処理すべき前記基板を保持する基板保持具とを有
し、 前記処理室は、外部と前記処理室内とを仕切るチャンバ
と、前記チャンバと前記基板保持具との間に介在して反
応生成物の付着から前記チャンバの内壁を保護する保護
壁とを有することを特徴とする成膜/エッチング装置。 - 【請求項9】 前記保護壁は取り外し可能となっている
ことを特徴とする請求項8記載の成膜/エッチング装
置。 - 【請求項10】 前記保護壁は上部保護壁と下部保護壁
に分離され、前記上部保護壁及び前記下部保護壁は互い
に重なった状態でそれぞれ上下に移動させることが可能
となっていることを特徴とする請求項8又は請求項9記
載の成膜/エッチング装置。 - 【請求項11】 前記保護壁の表面に凹凸が形成されて
いることを特徴とする請求項8,請求項9又は請求項1
0記載の成膜/エッチング装置。 - 【請求項12】 前記チャンバを上方に移動させ、かつ
上方に移動させた前記チャンバを元の位置に引き下ろす
上下移動手段を有することを特徴とする請求項8,請求
項9,請求項10又は請求項11記載の成膜/エッチン
グ装置。 - 【請求項13】 前記上下移動手段は、軸の周りを螺旋
状に周回する歯が形成され、前記チャンバを支持する支
持軸と、前記支持軸が挿通される穴の内壁に形成された
螺旋状に周回する歯により前記支持軸の歯とかみ合わさ
れて前記支持軸を支持する支持基体と、前記支持軸を回
動させる駆動手段とを有することを特徴とする請求項7
又請求項12記載の成膜/エッチング装置。 - 【請求項14】 前記基板保持具は、前記処理ガスを活
性化し、又は保持された前記基板をバイアスする交流電
気信号を印加する電極上に設けられていることを特徴と
する請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項
6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10,請求
項11,請求項12又は請求項13記載の成膜/エッチ
ング装置。 - 【請求項15】 前記成膜/エッチング装置はヘリコン
モードのプラズマを用いるCVD装置であることを特徴
とする請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求
項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10,請
求項11,請求項12,請求項13又は請求項14記載
の成膜/エッチング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068794A JP2720420B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 成膜/エッチング装置 |
US08/416,006 US5858100A (en) | 1994-04-06 | 1995-04-04 | Substrate holder and reaction apparatus |
DE69529585T DE69529585D1 (de) | 1994-04-06 | 1995-04-05 | Substrathalter und Reaktionsvorrichtung |
EP95302288A EP0676793B1 (en) | 1994-04-06 | 1995-04-05 | Substrate holder and reaction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068794A JP2720420B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 成膜/エッチング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07283143A true JPH07283143A (ja) | 1995-10-27 |
JP2720420B2 JP2720420B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13383992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068794A Expired - Lifetime JP2720420B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 成膜/エッチング装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5858100A (ja) |
EP (1) | EP0676793B1 (ja) |
JP (1) | JP2720420B2 (ja) |
DE (1) | DE69529585D1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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