JPH0692636B2 - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JPH0692636B2
JPH0692636B2 JP13452087A JP13452087A JPH0692636B2 JP H0692636 B2 JPH0692636 B2 JP H0692636B2 JP 13452087 A JP13452087 A JP 13452087A JP 13452087 A JP13452087 A JP 13452087A JP H0692636 B2 JPH0692636 B2 JP H0692636B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アースシールドをプラズマクリーニング用電
極に兼用できるようにした対向電極形のプラズマCVD装
置に関するものである。
[従来の技術] 平行平板型に代表される対向電極形のプラズマCVD装置
は、第3図に示すように、チャンバ1内で基板2と電極
3とを対向配置して構成されるとともに、電極3の背面
に該電極3を遮蔽するアースシールド4を配置する場合
が多い。このアースシールド4は、絶縁材5を挟んで電
極3と絶縁され、かつコネクタ部6でアース7に確実に
接続されて、電極3とチャンバ1との間の放電を防止し
プラズマPaを基板−電極間に閉じ込める役割を果すもの
である(なお第3図において、8は基板背面に設置した
ヒータを、9はマッチングボックス10を介し電極3に高
周波を印加するRF電源を示している)。
しかし、上記のアースシールド4を配した場合でも、成
膜中、チャンバ1の内面にある程度のプラズマ粒子が回
り付いて付着、堆積することは避けられず、それ故チャ
ンバ1の内面から定期的に付着物(例えばa-Siやpoly-S
i等)を除去することが必要とされる。
一方、チャンバ1内を浄化するための有力でかつ簡便な
る手段として、エッチングを利用したプラズマクリーニ
ングが知られる。すなわち、この方法はチャンバ1内に
CF4、NF3等のエッチングガスを導入し、電極3とチャン
バ1等の間でプラズマ放電させ、付着物をエッチングに
より除去するようにしたものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、電極背面に前記アースシールド4を配したも
のでは、その際のプラズマ生成領域もやはりシールド4
の遮蔽を受けるため、プラズマの回り込みにくい場所、
即ちシールド4の背面側に当るチャンバ内壁1aや底部1b
などに付着、堆積した付着物は容易に除去されない。
そのため、エッチング効果の波及し難い場所についた付
着物は、一旦チャンバ1内を大気に解放してから内壁1a
等を物理的な手段で磨いたり、あるいは部品を取外して
酸洗するなど、別個にクリーニング作業を行なうことが
余儀無くされる。
しかし乍ら、かかる浄化手段を採ると、クリーニング作
業に手間が掛るばかりでなく、チャンバ1内をその都度
大気に解放しなければならないので、装置の稼働働効率
が悪くなってしまう。
本発明は、このような問題点を解消するため、チャンバ
内を大気に戻すことなく、プラズマクリーニングによっ
てチャンバ内に付着した付着物を隈無く除去できるよう
に改善したプラズマCVD装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明が上記の目的達成のために採る手段は、アースシ
ールドを有する対向電極形のプラズマCVD装置におい
て、前記アースシールドをアースと絶縁可能に設けると
ともに、高周波電源を該アースシールドと電極とに接続
切換可能に設けるようにした点にある。
[作用] このように構成したものであると、チャンバ内をプラズ
マクリーニングするに際しては、そのアースシールドを
アースと絶縁し、高周波電源をCVD用電極から該アース
シールドに接続を切換えるようにすればよい。すると、
高周波が印加されるアースシールドがプラズマクリーニ
ング用電極の役目を果して、該シールドと対面するチャ
ンバ内面との間で放電しプラズマを生成する。
このように本装置では、アースシールドをクリーニング
電極に兼用することで、CVD時とクリーニング(エッチ
ング)時とでチャンバ内でのプラズマ生成領域を大きく
変更することができ、クリーニング時には必要なシール
ド背面側のチャンバ内壁や底部等に付着した付着物をエ
ッチングにより効果的に除去することができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図と第2図は、本発明に係る平行平板型のプラズマ
CVD装置の概要を、第3図の従来例と対比して図示した
もので、第1図にCVD使用状態を、第2図にクリーニン
グ使用状態を示している。ここに、装置の基本構成に係
る各部符号は、従来例のものと共通して用いられる。即
ち、1はチャンバ、2は基板、3は(CVD用)電極、4
はアースシールド、7はアース、8は基板ヒータ、9は
RF(高周波)電源、10はマッチングボックスをそれぞれ
示す。なお、電極3にはそれ自身の内部からガスを吹き
出す方式のもの等、種々の構造、形態のものが利用でき
る。
しかして、この装置の改変された要部の構成について説
明すると、まずアースシールド4は、アース7との確実
な接続状態から該アース7との確実な絶縁状態に切換可
能に設けられている。このようなアース7との絶縁を可
能にするため、アースシールド4は、次のように設けら
れている。
すなわち、背面側を遮蔽するようにして電極3の周りに
配設される筒状のアースシールド4は、内周に絶縁材5a
を、外周に絶縁材5bを挟んで電極3とチャンバ1の底部
から突設したガイド筒11との間にスライド可能に嵌合さ
れ、大気側からチャンバ1内に向けて所定のストローク
で昇降可能に設置されている。そして、チャンバ1内で
その中途部外周に断面L形をなす環状のアースコンタク
ト6aを突設している一方で、このアースコンタクト6aの
外周に対面する位置のチャンバ底部1bにアース7に導通
されるアースコンタクト6bを設置している。かくして、
アースシールド4がその下降位置にあるときは、第1図
のように、両コンタクト6a、6bが密着して、アースシー
ルド4はアース7との確実な接続状態に保持されるもの
となる。他方、アースシールド4がその上昇位置にある
ときは、第2図のように、コンタクト6aがコンタクト6b
と完全に離反する位置に浮上して、アース7との確実な
絶縁状態に保持されることになる。
また、電極3にマッチングボックス10を介して給電する
RF電源9は、必要に応じて電極3に切換えてアースシー
ルド4に高周波を印加することができるように、両者に
対して接続切換可能に設けられている。すなわち、電極
3とアースシールド4の大気側の突出端とにそれぞれ給
電端子12a、12bを設け、これにマッチングボックス10の
出力端子13をスイッチ14を介して択一的に接続するよう
にしている。
このように構成したプラズマCVD装置は、以下のような
作動の下に基板2への薄膜形成とチャンバ1内のクリー
ニングとが実行される。
まず、第1図のCVD時においては、アースシールド4が
確実にアースされた状態で電極3に高周波が印加され、
この電極3と対向する基板2との間の閉じ込められた領
域にプラズマPaを生成し、従来装置と同様にして基板2
上に膜形成して行くものとなる。
次いで、第2図のクリーニング時においては、アースシ
ールド4をチャンバ1内で上昇位置にセットしアース7
と絶縁状態に保持するとともに、チャンバ1内に前述し
たエッチングガスを導入してからスイッチ13をCVD用電
極3の端子12aからアースシールド4の端子12bに切換
え、該シールド4に高周波を印加する。すると、アース
シールド4がプラズマクリーニング用電極の役目を果
し、対面するチャンバ内壁1aやチャンバ底部1bとの間で
プラズマPbを生成し、従前ではプラズマクリーニングが
困難であったチャンバ内面の当該部分やアースシールド
4の外面に付着した付着物をエッチングにより効率よく
除去することができる。
以上の如く、本発明に係るプラズマCVD装置では、CVD用
電極の背面を遮蔽するアースシールドをプラズマクリー
ニング用電極に兼用したことで、チャンバ内におけるプ
ラズマ生成領域を大きく変更することが可能となり、こ
れに伴いプラズマクリーニングによりチャンバ内から付
着物を効率良くエッチングして除去することができる。
これ故、クリーニング作業の毎にチャンバを大気に解放
しなければならなかった不都合が一挙に解消されるもの
となる。
なお、本発明を実施する上で、アースシールドをアース
と絶縁可能に設けるための機構や、高周波電源をアース
シールドとCVD用電極との間で接続切換可能にするため
の機構については、勿論上記実施例で示したものは一例
に過ぎず、その他適宜構成を採用することができる。
また、本発明を適用するプラズマCVD装置は平行平板型
のものに限らず、アースシールドを有する対向電極形の
もの一般に利用可能である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明のプラズマCVD装置ではアースシー
ルドをCVD電極と別異のプラズマ生成領域を形成するプ
ラズマクリーニング用電極に兼用するものとしたため、
シールド背面のチャンバ内面やシールド外面に付着した
付着物もプラズマクリーニングにより効果的に除去する
ことができて、クリーニングの都度チャンバ内を大気に
解放しなくともよいのが特徴である。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の一実施例を示すプラズマCVD
装置の概略断面図であって、第1図はCVD作動状態を第
2図はプラズマクリーニングの作動状態を示している。
第3図は従来例を示すプラズマCVD装置の概略断面図で
ある。 1……チャンバ、2……基板 3……CVD電極、4……アースシールド 5a、5b……絶縁材、7……アース 6a、6b……アースコンタンクト 9……RF電源、14……スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバ内で、基板とアースシールドで背
    面を遮蔽した電極とを対向配置してなる対向電極形のプ
    ラズマCVD装置において、前記アースシールドをアース
    と絶縁可能に設けるとともに、高周波電源を該アースシ
    ールドと前記電極とに接続切換可能に設けたことを特徴
    とするプラズマCVD装置。
JP13452087A 1987-05-28 1987-05-28 プラズマcvd装置 Expired - Lifetime JPH0692636B2 (ja)

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JP13452087A JPH0692636B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 プラズマcvd装置

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JP13452087A JPH0692636B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 プラズマcvd装置

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JPS63297568A JPS63297568A (ja) 1988-12-05
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EP0441368B1 (en) * 1990-02-09 1996-05-08 Applied Materials, Inc. Method and device for removing excess material from a sputtering chamber
JP2720420B2 (ja) * 1994-04-06 1998-03-04 キヤノン販売株式会社 成膜/エッチング装置

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