JPH05267226A - ドライエッチング装置およびドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング装置およびドライエッチング方法

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JPH05267226A
JPH05267226A JP4065742A JP6574292A JPH05267226A JP H05267226 A JPH05267226 A JP H05267226A JP 4065742 A JP4065742 A JP 4065742A JP 6574292 A JP6574292 A JP 6574292A JP H05267226 A JPH05267226 A JP H05267226A
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Kosei Kumihashi
孝生 組橋
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和典 辻本
Shinichi Taji
新一 田地
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ポンプの排気速度を2000 l/s以上と
し、排気系のコンダクタンスを2000 l/s以上と
することにより実効排気速度を1300 l/sとし、
ガスの滞在時間が100ms以下にし、ガス滞在時間と
同程度の応答速度のガス流量コントローラを設ける。 【効果】タイムモジュレーションエッチングにおいて側
壁形状を平坦にすることができる。またタイムモジュレ
ーション,マルチステップ,静電吸着の着脱等のガス切
り替えに要する時間を短縮してスループットが向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライエッチング装置お
よびドライエッチング方法に関し、特に、高異方性,高
速エッチングを高スループットで行なうのに好適なドラ
イエッチング装置およびドライエッチング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のドライエッチング装置は異方性加
工を行うために、エッチングガスを切り換えてエッチン
グを行っていた。例えば、特開昭61−61423 号や特開昭
63−65628 号公報では第1の工程で異方性エッチングを
し、第2の工程で側壁保護膜を形成し、第3の工程で等
方性エッチングと、各々の工程でガスを切り換えてエッ
チングをする。また特開昭60−50923 号や特開平2−105
413 号公報では数秒間隔でエッチング性ガスとデポジシ
ョン性ガスを切り換える、タイムモジュレーションエッ
チングにより異方性加工を実現する。また特開平2−270
320 号公報では低温エッチングでの温度制御性を向上し
て異方性を上げるために、静電吸着によりウェハを固定
する。静電吸着でウェハを固定したり、固定したウェハ
をはずすためにはプラズマによる放電が必要であり、精
度良くエッチングをするためには不活性ガスにガスを切
り換えてから放電する方がよい。以上のように異方性エ
ッチングを行うときにはガスの切り換えが必須になって
いる。
【0003】ガスの切り換えを効率よく行うためには、
排気能力が高い方がよい。従来のドライエッチング装置
の排気系の構成はポンプ容量が1000 l/s、排気
系のコンダクタンスが200〜1000 l/sであ
り、装置全体の実効排気速度は100〜500 l/s
であった。また従来のドライエッチング装置の容積は2
00〜300 lであった。
【0004】排気能力の一つの目安は、ガスが流入して
から排気されるまで容器内に滞在する時間である。この
ガス滞在時間は、 ガス滞在時間=装置の容積/実効排気速度 …(1) で求められる。従来の装置ではガス滞在時間が0.4〜
3s であった。ガス切り替えに要する時間はガス滞在
時間よりも長くなるので、従来のドライエッチング装置
およびドライエッチング方法ではこのガスの切り替えに
1s以上必要だった。
【0005】ガス滞在時間が25msと短いドライエッ
チング装置がジャーナル オブ バキューム サイエン
ティフィック テクノロジー B8(1990)118
5頁(J. Vac. Sci. Technol. B8 (1990)p. 1
185)に報告されている。この装置は電極間の体積が
2l程度であり、装置の実効排気速度は80 l/s程度
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ガス切り換え時には、
切り換え前後のガス混合によるエッチング特性劣化を抑
えるために、容器内のガスを排出しなければならない。
ガス切り換え時には排出するガスの分圧減少に伴い、実
効的な排気効率が落ちる。そのため排出に要する時間は
ガスの滞在時間の数倍になる。
【0007】従来のドライエッチング装置では滞在時間
は0.4〜3s 程度あった。すなわち、ガス切り換えに
は1秒以上の時間を要する。そのためにタイムモジュレ
ーションエッチングではエッチングステップ・デポジシ
ョンステップともに1ステップは数秒のステップ時間に
なる。
【0008】上述のような従来技術では、ステップ時間
が数秒間になると、エッチングステップ中のサイドエッ
チングにより、側壁に段差構造が生じる、ガスの切り替
えに時間がかかるために、エッチングのスループットが
落ちる、エッチング装置に試料観察手段を設けてエッチ
ング中に形状観察するためにはガスを止めて圧力を下げ
なければならなかったので、形状観察をしながらエッチ
ングを行なうとスループットが落ちる、などの問題があ
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ドラ
イエッチング装置の排気系の構成をポンプの排気速度を
2500 l/s、望ましくは4000 l/sにし、
排気系のコンダクタンス2000 l/s、望ましくは
3000 l/sとし、装置全体の実効排気速度を13
00 l/s以上にした。
【0010】また、従来のドライエッチング装置の容積
を、ガスの滞在時間が100ms以下になるように設計
した。すなわち、 実効排気速度×100ms …(2) の値よりも容積を小さくした。
【0011】また少なくとも一つのガス導入系を設け、
そこに設けるガス流量コントローラとして、一定流量を
保持できる最短時間が50ms以下のものを用いた。ま
たガス流量コントローラ,放電手段,排気速度を制御す
る手段を一括制御器で制御するようにした。また試料を
観察する手段を設けた。
【0012】
【作用】エッチング中にガスAのエッチングからガスB
のエッチングに切り換える時には、ガスAを十分排出し
てからガスBのエッチングを行わないと、切り換え前後
のガスが混合してエッチング特性が劣化する。
【0013】ガス停止から排出終了までの間に圧力は図
2のように変化する。十分長い時間排気すれば到達真空
度まで圧力は下がる。しかし、それではスループットが
極端に悪くなるので、実用上は、95%程度ガス排出が
終了する時点で次のガスを導入する。
【0014】ガス停止から排出終了時までの圧力変化
は、圧力をP、実効排気速度をS、装置の容積をVとす
ると、 dP/dt=−SP/V …(3) の微分方程式に従う。図2に示したようにガス停止時間
をt=0として上式を解くと、ガス圧力が排出後圧力に
なるまでの時間(排出時間)は、 排出時間=(V/S)ln(排出前圧力/排出後圧力) …(4) ここで(V/S)はガスの滞在時間であるから、 排出時間=滞在時間×ln(排出前圧力/排出後圧力) …(5) となる。
【0015】容器外に排出したガスの割合と、ln(排
出前圧力/排出後圧力)との関係を図4に示した。ガス
を停止してからガスの滞在時間だけ排気しても、全体の
60%のガスしか排出されない。例えば、ガスの95%
を排出するときには、ln(排出前圧力/排出後圧力)
は4である。すなわち、滞在時間の4倍の時間排気しな
ければ、ガスの95%を排出できない。
【0016】従来のドライエッチング装置では滞在時間
が1s程度なので、排出時間は数秒必要だった。本発明
では実効排気速度を1300 l/sとし、滞在時間が
100ms以下になるようにしたために、排出時間を従来
の1/10程度短くできた。その結果、ガス切り換え時
間を短縮してスループットを向上できた。
【0017】また、ガス流量コントローラが一定流量を
保持できる最短時間を50ms以下にしたために、ガス
の切り替え時間が短くなり、かつガス導入をパルス状に
行なうことができるようになった。その結果、タイムモ
ジュレーションエッチングなどのガス切り替えを頻繁に
行なうエッチングで、1ステップの時間を100ms以
下にできるようになった。エッチング速度が1200n
m/min のエッチングで1ステップの時間を例えば10
msとすると、1ステップのエッチング量は0.2nm
と、1原子層程度になる。すなわち、ガス導入およびガ
ス切り替え時間を短くしてパルス状にガスを導入できる
ようになったために、数原子層程度の制御が可能なエッ
チングを行なうことができるようになった。
【0018】さらに、ガス流量コントローラとともに放
電手段,排気速度を変える手段を一括制御するので、高
精度のエッチングを高スループットで行なえるようにな
った。
【0019】さらに、試料を観察手段を設けたために、
エッチング形状をモニタしながら高精度エッチングを行
なうことができる。その際、ガス停止・圧力低下に要す
る時間を100ms以下にできたために、スループット
を落すことなくエッチングができるようになった。
【0020】
【実施例】
〈実施例1〉本発明によるドライエッチング装置の一実
施例を図1に示す。この装置では、真空処理室1にエッ
チングガスを導入し、マイクロ波発生器2において2.
45GHzの高周波を発生させ、この高周波を導波管3
により放電部4に輸送してガスプラズマ5を発生させ
る。高効率放電のために磁場発生用のソレノイドコイル
6を放電部周囲に配置し、875ガウスの磁場による電
子サイクロトロン共鳴(Electron Cyclotron Resonanc
e:ECRともいう)を用いて高密度プラズマを発生さ
せた。放電部4には試料台7があり、この上にウェハ8
を設置してガスプラズマ5によりエッチング処理をす
る。
【0021】エッチングガスは、ガス導入口9から放電
部4,真空処理室1を経て排気管10から排気ポンプ1
1により真空処理室1外へ排出される。この際、コンダ
クタンスバルブ12により、排気速度を変えることがで
きる。
【0022】ウェハを設置する試料台7には冷却機構1
6を備え、ウェハを0℃以下に冷却することができる。
さらにRF電源17により400kHzから13.56M
HzのRFバイアスを印加できる。
【0023】真空処理室1にはヒータ18を設けて、真
空処理室1を50℃以上に加熱するベーキング処理がで
きるようにした。その結果、真空処理室1の壁面の残留
ガス成分や、比較的蒸気圧の低い反応生成物の堆積物な
どを除去して、到達圧力を0.5μtorr 以下と、従来の
1/10以下にできた。そのためエッチング動作圧力を
0.5mtorr と低圧力エッチングを行っても不純物ガス
成分を1/1000以下に抑えたクリーンなエッチング
をすることができる。
【0024】排気ポンプ11には排気速度2000 l
/sのターボ分子ポンプ2台を用い、総排気速度を40
00 l/sにして放電部4の中心軸に対して対称に配
置した。ガスの通路である放電部4,真空処理室1,排
気管10およびコンダクタンスバルブ12の総排気コン
ダクタンスが4000 l/sとなるように設計した。
実効排気速度は、 1/実効排気速度=1/ポンプの排気速度+1/総排気コンダクタンス …(6) で求めることができ、本実施例では実効排気速度は20
00 l/sである。また真空処理室1内のガスの滞在
時間が50msecとなるように、放電部4,真空処理室
1,排気管10の総容積を100lと小さく設計した。
その結果、排出時間を短縮でき、例えば95%排出に要
する時間で200ms程度になった。従来の装置は95
%排出に1〜6s程度かかっていたのに比べると、排出
時間を1/5〜1/30に短縮できた。そのためにガス
切り替えに要する時間を短くなり、エッチングのスルー
プットが向上した。
【0025】処理ガスはガス流量コントローラ13a,
b,cを通しガス配管14a,b,cを経て、ガス導入
口9からメッシュ状に小孔の開いたバッファ室15を通
して放電部へ導入するようした。バッファ室15を設け
たことと、メッシュ状の小孔によりガス開口面積を広く
したことにより、ガス導入時のガス流速を音速の1/3
以下とし、かつ均一な流れにできた。また各々のガス配
管14a,b,cから放電部4にガスを導入するとき
に、2個所以上のガス導入口9を放電部中心軸に対して
対称に配置した。このことにより、ガスプラズマ5中の
ガス分布の片寄りを抑えることができる。
【0026】処理ガスを切り替えて放電部4に流すため
に、複数個のガス流量コントローラ13およびガス配管
14を設けた。各々の配管系には異なる種類のガス源を
つないだ。もちろん配管系にガス混合装置を取り付け
て、混合ガスを流せるようにしてもよい。
【0027】本実施例では三つの配管系を設置した。配
管系のガス流量コントローラ13a,b,cが一定流量
を保持できる最短時間は、ガスの排出時間と同程度のも
のを用いた。その結果、排出完了とともに直ちにガス種
を交換することができるようになった。ガス流量コント
ローラ13が一定流量を保持できる最短時間をガスの排
出時間と同程度にする効果について、例えば、ガス流量
コントローラ13aと13bを用いて、ガスAとガスB
を交互に切り替えて放電部4に流す場合について述べ
る。
【0028】ガス流量コントローラ13が一定流量を保
持できる最短時間が200msであれば、図5のような
タイミングでパルス状にガスを流すことが可能である。
もし、ガス流量コントローラ13が一定流量を保持でき
る最短時間が1s程度と遅ければ、流量コントロールを
1s以下で切り替えることができないので、図6(a)
のようにパルスの長さおよび間隔を1s以下にすること
ができない。もし、ガス流量コントローラ13aが一定
流量を保持できる最短時間200msで、ガス流量コン
トローラ13bが一定流量を保持できる最短時間1sと
性能が異なるものを用いると、図6(b)に示すよう
に、ガスAは十分排出されているのに、ガスBを流すこ
とができず、未動作時間が生じてしまう。
【0029】一定流量を保持できる最短時間が排出時間
と同程度のガス流量コントローラを用いれば、本発明の
効果である、排出時間の短縮を最大限に生かすことがで
きる。もちろんガス配管系の数を多く設置して、未動作
時間等の時間を短縮することができる。しかし、その場
合はパルス的にガスを流すことができないため、デジタ
ルエッチング等のパルスエッチング固有の効果は期待で
きなくなる。
【0030】本発明ではガス滞在時間を10ms以下に
し、応答時間が10ms以下のピエゾバルブをガス導入
コントローラに使うことにより、通常のエッチング動作
圧力で10ラングミュア以下のガス露出もできるように
なった。ここで1ラングミュアとは固体表面へのガス露
出量を示す単位であり、1s×1μtorrで定義され
る量である。1μtorrのガス雰囲気下では1sで固体表
面1層分の原子数と同程度のガス粒子が入射するので、
ガス露出量が1ラングミュアであるということは、固体
表面一層分と同程度のガス粒子が入射することを意味す
る。ガス露出量を10ラングミュア以下にできるという
ことは、1回のパルス状ガス導入でガス粒子を試料へ表
面10原子層分以下の量に制御して入射させることがで
きることを意味する。例えば動作圧力1mtorrでは10
msで10ラングミュアに相当する。従来のドライエッ
チング装置ではガス滞在時間が1s程度であったので、
このように短い時間のパルスで圧力制御できなかった。
またガス導入コントローラが一定流量を保持できる最短
時間が1s程度であったので、10msという短いパル
ス時間のガス導入ができなかった。
【0031】本発明では、パルスガス導入により、エッ
チングガスを一原子層以下の精度で試料表面に導入でき
るようになったので、高精度のエッチングができるよう
になった。もちろん動作圧力に応じて、ガス導入コント
ローラに必要な一定流量を保持できる最短時間は異な
る。また、必要な一定流量を保持できる最短時間が得ら
れれば、他の種類のガス導入コントローラを用いてもよ
い。
【0032】ガス流量コントローラ13a,b,cのガ
ス流量及びガス流入のタイミングは、ガス切り替え制御
器22により制御できるようにした。ガス流入のタイミ
ングをさらに制御するには、ガス配管14中にストップ
バルブを設けて、その開閉もガス切り替え制御器22で
制御できるようにしてもよい。
【0033】ガス切り替え制御器22を一括制御器23
につなぎ、一括制御器23からの制御信号によりガス切
り替え制御器22の動作タイミングを制御できるように
した。さらに一括制御器23をマイクロ波発生器2,R
F電源17、およびコンダクタンスバルブ12ともつな
いで、これらの動作条件・動作タイミングを一括制御で
きるようにした。このようにガス切り替え制御器22、
および一括制御器23を取り付けることにより、ガス切
り替えを効率よく行うことができる。さらにマイクロ波
やRFバイアス等も同時に制御できるので、タイムモジ
ュレーションエッチングやマルチステップエッチングを
高スループット・高精度に行うことができる。
【0034】一括制御器23に記憶手段を取り付け、コ
ンダクタンスバルブ12の開度と実効排気速度との関係
を記憶しておけば、排出時間を求めることができる。圧
力制御のためにコンダクタンスバルブ13を制御しなが
らガスを切り替えるときに、あらかじめ記憶した排出時
間を用いることにより、ガス切り替えを高精度に行うこ
とができる。例えば、図3のようにガス切り替え時にガ
ス流を中断しないと圧力変化により排出終了をモニタす
ることができない。排出時間があらかじめわかっていれ
ば、その間だけμ波を停止するなどをして、ガス混合の
影響を抑えることができる。
【0035】〈実施例2〉従来のタイムモジュレーショ
ンエッチングでは1ステップの時間が長かったために、
エッチングステップ中にサイドエッチングが生じる。こ
のサイドエッチングを抑えるためにデポ膜形成を行なっ
ているが、サイドエッチングとデポジションが交互に生
じて、側壁に段差がついてしまった。この段差上に容量
膜等を成長させると、膜厚が不均一になる、リーク電流
が大きい等の問題が生じる。そこで本実施例では、側壁
に段差を生じさせない、ガス導入に超高速パルスを用い
たタイムモジュレーションエッチングについて説明す
る。本実施例ではガス導入を100ms以下、望ましく
は10ms程度の超高速パルスで行なうことにより、側
壁が垂直でかつ平坦なタイムモジュレーションエッチン
グが可能になった。
【0036】ガス導入を止めてからガスを95%排出す
るには、作用の節で述べたように、ガス滞在時間の4倍
の時間がかかる。ガス導入を10msのパルスでも可能
にするためには、ガス滞在時間はその1/4の2.5m
s 以下にする必要がある。そこで本実施例では、装置
構成は、実施例1と同様、図1に示した構成になってい
るが、真空処理室1の体積は10lとし、ポンプの排気
速度を10000 l/s、総排気コンダクタンスを1
0000 l/sとした。実効排気速度は5000l/s、
ガス滞在時間2msである。
【0037】ガス導入に超高速パルスを用いたタイムモ
ジュレーションエッチングの一実施例として、Cl2
スプラズマにより原子層レベルのエッチングをし、O2
ガスプラズマにより原子層レベルの側壁保護膜を形成す
るSiのトレンチエッチングについて説明する。
【0038】本実施例で用いた試料は図11(a)に示
すように、Si基板25上にSiO2マスク24をパター
ニングしたものを用いた。パターン幅は0.1μm、S
iO2マスク24の厚さは500nmである。
【0039】タイムモジュレーションエッチングの第1
ステップは、Cl2 ガスプラズマによるSiエッチング
である。エッチング時の圧力は0.5mtorr とした。こ
の時のガス流量は200sccmと、高真空・高排気速度エ
ッチングの条件とした。μ波パワー500W、RFバイ
アスは2MHzで20W、ウエハ温度は10℃とした。
この時のSiのエッチング速度は1400nm/min 、
SiO2 とのエッチング選択比(Si/SiO2 )は5
0であった。ただしエッチング開始直後にはSi表面に
はごく薄い酸化膜26が存在する。この膜はRFバイア
スをかけないとほとんどエッチングされないが、RFバ
イアスを2MHzで20W印加する本条件でのエッチン
グ速度は1割程度の減少のみだった。
【0040】ウエハ温度が10℃の時には、Cl2 ガス
プラズマによるSiエッチングではサイドエッチングが
起きてしまう。しかし、サイドエッチングの速度に比べ
れば垂直方向のエッチング速度は十分大きいので、Si
数原子層分のエッチング中にはサイドエッチングはほと
んど入らない。Si1原子層の厚さは0.2nm 程度で
あるから、10msの時間だけエッチングすれば、図1
1(b)のようにSi1原子層分だけエッチングするこ
とができる。
【0041】ここでガス流量コントローラ13によりC
2 ガスを止め、O2 ガスを流す。Cl2 ガスは8ms
後には95%排出される。Cl2 ガスを止める前にμ波
を止めれば放電は止まり、1原子層分だけのエッチング
のみが進む。この時にμ波を止めなくとも8ms後には
圧力低下で放電は止まるので、μ波を停止する必要はな
い。ただし、O2 ガスを流す前にCl2 ガスを十分排出
しなければならない。
【0042】次のステップはO2 ガスプラズマによる処
理で、表面にはごく薄い酸化膜26が形成される(図1
1(c))。この時の放電条件は、圧力0.5mtorr ,
ガス流量200sccm,μ波パワー500Wとした。側壁
表面の酸化膜26はサイドエッチングを抑える。その厚
さは数原子層分でよいので、処理時間は10msから1
00ms程度でよい。ただしこの処理時にRFバイアス
を印加すると酸素イオンが高いエネルギで底面に入射
し、酸化状態の進んだ厚い酸化膜が底面に形成されてし
まう。そのためエッチング反応が阻害されてしまう。O
2 ガスプラズマ処理ではRFバイアスをゼロにするのが
よい。
【0043】O2 ガスプラズマ処理後には、O2 ガス導
入を停止し、Cl2 ガスを流す。8ms後にはO2 ガス
の95%が排出されて、次のステップに進むことができ
る。以上のステップが本実施例の一周期である。
【0044】次のステップは上でも述べたCl2 ガスプ
ラズマによるSi1原子層分のエッチングである。この
時に図11(d)に示すように側壁の酸化膜26が側壁
保護膜になる。あらたにエッチングされた部分は原子層
程度のエッチング量なので、サイドエッチングは入らな
い。
【0045】以上のステップを繰り返すことにより、側
壁には薄い酸化膜が形成されて、サイドエッチングを抑
える。またCl2 ガスプラズマによるエッチング1ステ
ップでのエッチング量をSi原子層1層分としたために
エッチングステップでもサイドエッチングが入らない。
以上の効果により、サイドエッチングが入らず、かつ側
壁が平坦なトレンチエッチングをすることができた。S
iO2 マスク24に対する選択比は50、エッチングス
テップ中のエッチング速度は1200nm/min ,1μ
m深さのトレンチを3分のエッチングで行なうことがで
きた。
【0046】本実施例ではエッチング1ステップにおけ
るエッチング量を原子層1層分程度に制御するために、
ガスパルス幅を10ms程度に制御した。1ステップの
エッチング量は原子層10層分程度まで増やしてもサイ
ドエッチングは高々1〜2層分ぐらいしか入らない。そ
れゆえエッチングステップを100ms程度にしても同
様な効果がある。O2 ガスプラズマによる酸化処理も1
00ms程度までなら、酸化膜による底面のエッチング
の阻害はエッチング速度が数割減少する程度である。つ
まり、ガスパルス幅を100ms程度でも本実施例と同
様の効果がある。この場合はガス滞在時間を20ms程
度に装置設計ができるので、排気速度の小さなポンプを
用いることができる。
【0047】従来はSiトレンチエッチングにCl2
2の混合ガスを用いていた。この従来の方法では反応
生成物がO2 と反応して酸化物がデポ物としてウエハ上
に堆積した。このデポ物は側壁保護膜として作用して、
異方性エッチングを可能とする。しかしこのデポ物はパ
ターン幅の減少やパーティクル汚染の原因にもなってい
た。本実施例では1ステップのエッチング量が数原子
層であること、反応生成物にO2 が作用しないために
デポ物の形成が抑えられることとの二つの作用により、
デポ物の影響が生じない。
【0048】本実施例ではCl2 ガスとO2 ガスによる
Siトレンチエッチングについて説明したが、poly−S
iのゲートエッチングなどにも効果がある。またガスの
組合せもエッチング性のガスと膜形成をする(デポジシ
ョン性)ガスとの組合せであれば、同様の効果がある。
【0049】〈実施例3〉本発明のドライエッチング方
法の一実施例として、タイムモジュレーションエッチン
グについて説明する。
【0050】タイムモジュレーションエッチングは、エ
ッチング性ガスとデポジション性ガスを交互に切り替え
てエッチング処理を行う。その結果、マイクロローディ
ング効果を抑えることができる。
【0051】従来のタイムモジュレーションエッチング
のタイムチャートを図8に示した。この例は特開平2−1
05413 号公報の一実施例である。この例ではエッチング
ガスとデポジションガスを交互に切り替えてエッチング
する。デポジションガスを流すのは、ウェハ上にデポジ
ションを起こすのが目的である。しかし、ガス切り替え
直後はエッチングガスが残留しているので、切り替え直
後にμ波放電を起こすとエッチングガスの影響が出て、
デポジションでなくエッチングが起きたりする問題が生
じる。例えば、エッチング用ガスとしてSF6ガスを用
い、デポジション用ガスとしてCCl4ガスを用いて多
結晶Siをエッチングするときには、デポジション用ガ
ス中に5%以上のエッチング用ガスが含まれていると、
タイムモジュレーションエッチングの特性が劣化する。
そのため、エッチング用ガスの95%を排出してからデ
ポジションを行わなければならない。
【0052】図4に示したように、95%のガスを排出
するためにはガスの滞在時間の4倍の時間を要する。従
来のドライエッチング装置では、ガスの滞在時間は1.
5s程度であった。そのため排出時間は少なくとも6s
必要であった。図8に示した例では、9s間μ波放電を
停止している。
【0053】本発明では実効排気速度を2000 l/
sと大きくし、ガス滞在時間は50msと短くしたの
で、排出時間を短くすることができた。その効果を図7
に示した。
【0054】従来のドライエッチング装置ではガスの滞
在時間は1秒程度もしくはそれ以上であったので、95
%排気を行うには数秒程度の排出時間を要した。これに
対し本発明では滞在時間を100ms以下にしたので、
排出時間は0.2s 程度、もしくはそれ以下にすること
ができた。図中には従来のドライエッチング装置の一実
施例として特開平2−105413 号公報の性能と、本実施例
の性能を示してある。この例では排出時間を1/100
に短縮できた。
【0055】本発明によるタイムモジュレーションの一
実施例のタイムチャートを図9に示す。従来はデポジシ
ョンガスを流してから9s間μ波放電を停止していたの
に対し、本実施例では排出時間を0.2s 程度にできた
ので、μ波放電停止期間は0.2s 程度でよいことにな
る。そこで拡大図に示したように、エッチングガスとデ
ポジションガスの切り替え時に0.2sの時間間隔をお
いた。この間にガスは容器外に急速に排気されるので、
μ波を停止しなくても短時間(0.2s程度)でガス放電
は止まる。一つのエッチングステップは3sであるか
ら、μ波を停止せずにガス排気により放電を止めても影
響はほとんどない。μ波発生装置をオン・オフした直後
は電源系などが不安定なので、μ波を停止しなければ、
その不安定によるエッチング特性の劣化を防ぐことがで
きる。
【0056】以上のように従来9s放電を止めていた時
間を0.2s まで短縮できた。従来は4サイクルに52
sかかっていたが、本実施例は16sと、エッチングの
トータル時間は70%短縮できた。本実施例では多結晶
Siエッチングについて説明したが、タイムモジュレー
トエッチングが有効なエッチング材料すべてに同様な効
果がある。
【0057】本実施例では放電が停止するのは4s中
0.2s と短いので、放電による加熱のために従来例よ
りもウェハ温度が高くなるという問題がある。しかし、
ウェハを試料台に固定する手段として静電吸着を用いれ
ば、冷却効率が上がり、実用上は問題なくなる。もちろ
んサイクル間の無放電時間を伸ばして、ウェハ温度が上
がらないようにしてもよい。
【0058】〈実施例4〉本発明のドライエッチング方
法の他の一実施例であるマルチステップエッチングにつ
いて説明する。
【0059】マルチステップエッチングとは、一回のエ
ッチング中にガスを切り替えるエッチングである。例え
ば、1ステップ目に異方性エッチング用のガスを流し、
2ステップ目にデポジション性のガスにより側壁保護を
し、3ステップ目には等方的なエッチングガスにより段
差上のエッチング残りを取り除く。
【0060】静電吸着を用いてウェハを固定する場合に
も、ガスの切り替えを行う。ウェハを試料台に静電吸着
させる時、及び静電吸着からはずすときには、ウェハに
電荷をためたり放出させたりしなければならない。この
電荷の移動を行う一方法は、ウェハ上方でプラズマを発
生させることである。
【0061】ウェハを試料台に静電吸着させるときに
は、まだウェハと試料台の密着性は悪い。そのため熱伝
導が悪く、ウェハ温度はプラズマからの熱で上昇する。
それゆえ静電吸着させるためにエッチング性ガスのプラ
ズマを用いると、サイドエッチング等が入ったりする。
また静電吸着をはずすときにエッチング性ガスのプラズ
マを用いると、オーバーエッチングが進みすぎる等の問
題が生じる。そのため静電吸着の着脱時には、不活性ガ
スプラズマを用いることが望ましい。
【0062】静電吸着を用いて3ステップのマルチステ
ップエッチングを行うときには、ガスの切り替えを4回
行うことになる。従来のドライエッチングでは1回のガ
ス切り替えのために、6s程度の排出時間が必要だっ
た。つまりウェハ1枚あたり24sが、ガス切り替えに
伴うガス排出に必要だった。ウェハ1枚あたりのエッチ
ング時間は30s程度であり、ガスの切り替えにエッチ
ングと同じ程度を要していた。
【0063】本実施例ではガス排出時間を0.2s 以下
にしたために、1回のガス切り替え時間を0.2s 以下
にすることができた。その結果、ウェハ1枚あたりでガ
ス切り替えを0.8s でできるようになった。トータル
のエッチング時間は従来の54sから31sと43%短
縮でき、スループットが向上した。
【0064】〈実施例5〉本発明によるドライエッチン
グ方法の一実施例について説明する。本実施例はエッチ
ング中にエッチング形状等を観察を同時に行うものであ
る。エッチング形状は従来、エッチング終了後に電子顕
微鏡を用いて観察していた。エッチング装置に電子顕微
鏡を取り付ければ、エッチング中にも形状観察ができ
る。しかし電子顕微鏡観察はプラズマを止め、かつ圧力
を10μtorr以下、望ましくは1μtorr以下にしなけれ
ばならない。エッチング圧力が1mtorrの時に、ガスを
止めて1μtorrまで排出するのに要する時間は、排出前
後の圧力比が1000であるから、図10に示すよう
に、ガス滞在時間の7倍程度の時間がかかる。従来のド
ライエッチング装置ではガス滞在時間は1s程度なの
で、ガス排出には10s程度かかる。そのためエッチン
グ中に電子顕微鏡観察を行うと、ガス排出の時間だけス
ループットが悪くなる。
【0065】本実施例ではガス滞在時間を50msとし
たので、電子顕微鏡観察のためのガス排出時間は0.4
s 以下になる。このように本実施例ではガス排出に要
する時間を短縮したために、エッチング中の電子顕微鏡
観察によるスループットの低下を最小限に抑えることが
できた。その結果、エッチング形状やエッチング残りを
モニタしながらエッチングを行うことができるために、
高精度のエッチングができるようになった。
【0066】本発明の効果はエッチング中の電子顕微鏡
観察のほか、高真空下で行う表面分析等の観察を行いな
がらエッチングするときにも、同様の効果がある。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、超高速ガスパルスを用
いたタイムモジュレーションエッチングにより、異方性
が高く、かつ側壁形状が平坦なエッチングを行なうこと
ができる。また、本発明によれば、ガスの切り替えに要
する時間を従来の1/100以下にすることができるの
で、タイムモジュレートエッチングマルチステップエッ
チングなど、高異方性エッチングを高スループットで行
うことができる。本発明によれば、高真空を必要とする
分析を行いながらのエッチングを高スループットで行う
ことができるため、エッチング制御を高精度に行うこと
ができる。さらに、本発明の効果は前述のエッチング装
置に限らず、例えば、RIE,マグネトロン型RIE,
ヘリコン共振型RIE等のほかの装置についても、同様
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるドライエッチング装置
の断面図。
【図2】ガス切り替え時のタイムチャート。
【図3】ガス切り替えのタイムチャート。
【図4】排出ガスの割合と、圧力比の自然対数との関係
を示した特性図。
【図5】ガス切り替えのタイムチャート。
【図6】ガス切り替えのタイムチャート。
【図7】ガス滞在時間と排出時間との関係を示したタイ
ムチャート。
【図8】従来のタイムモジュレートエッチングのタイム
チャート。
【図9】本発明によるタイムモジュレーションエッチン
グのタイムチャート。
【図10】排出前後の圧力比とその自然対数との関係を
示した説明図。
【図11】超高速ガスパルスタイムモジュレーションエ
ッチングの一実施例の工程図。
【符号の説明】
1…真空処理室、2…マイクロ波発生器、3…導波管、
4…放電部、5…ガスプラズマ、6…ソレノイドコイ
ル、7…試料台、8…ウェハ、9…ガス導入口、10…
排気管、11…排気ポンプ、12…コンダクタンスバル
ブ、13a,b,c…ガス流量コントローラ、14a,
b,c…ガス配管、15…バッファ室、16…冷却機
構、17…RF電源、18…ヒータ、19…バタフライ
バルブ、20…ガスの流れ、21…マイクロ波導入窓。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空処理室内に処理ガスを導入する少なく
    とも一つの手段を有し、前記処理ガス導入手段に少なく
    とも一つのガス流量調整手段を設け、ガスを前記真空処
    理室外に排気する手段、排気コンダクタンスを可変にし
    て排気速度を変える手段を有し、高周波放電またはマイ
    クロ波放電手段を有し、前記放電手段により発生させた
    ガスプラズマを用いて前記真空処理室内に設置した試料
    を処理するドライエッチング装置において、前記排気手
    段に実効総排気速度が1300 l/s以上になる排気
    ポンプを用い、前記処理ガスの真空処理室内滞在時間を
    100ms以下にし、前記ガス流量調整手段と前記排気
    速度を変える手段と前記放電手段の動作とを制御する手
    段を有し、前記ガス流量調整手段が一定流量を保持でき
    る最短時間を50ms以下、かつガス露出量を10ラン
    グミュア以下にすることを特徴とするドライエッチング
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、少なくとも1種のガス
    を所定の時間間隔で周期的にかつ間欠的に流れるよう制
    御するドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】真空処理室内に処理ガスを導入する少なく
    とも一つの手段を有し、前記処理ガス導入手段に少なく
    とも一つのガス流量調整手段を設け、ガスを前記真空処
    理室外に排気する手段、排気コンダクタンスを可変にし
    て排気速度を変える手段を有し、高周波放電またはマイ
    クロ波放電手段を有し、前記放電手段により発生させた
    ガスプラズマを用いて前記真空処理室内に設置した試料
    を処理するドライエッチング方法において、少なくとも
    1種のガスを所定の時間間隔で周期的にかつ間欠的に流
    れるように制御し、エッチングステップと膜形成ステッ
    プの繰返しを行ない、エッチングステップ時のエッチン
    グ量を該試料の10原子層以下とすることを特徴とする
    ドライエッチング方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記試料の観察手段を
    有するドライエッチング装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または4において、前記ガス
    流量調整手段が一定流量を保持する最短時間が10ms
    以下であるドライエッチング方法。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記ガス流量調整手段
    としてピエゾバルブを用いるドライエッチング装置。
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