JP2002217278A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JP2002217278A
JP2002217278A JP2001005722A JP2001005722A JP2002217278A JP 2002217278 A JP2002217278 A JP 2002217278A JP 2001005722 A JP2001005722 A JP 2001005722A JP 2001005722 A JP2001005722 A JP 2001005722A JP 2002217278 A JP2002217278 A JP 2002217278A
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switching element
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voltage
bias
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JP2001005722A
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Hitoshi Sakamoto
仁志 坂本
Ryuichi Matsuda
竜一 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト、高効率で半導体ウェーハに対す
る高周波バイアスの印加と加熱の双方を行うこと。 【解決手段】 半導体ウェーハが載置されるバイアス電
極/ヒータ部10と、バイアス電極/ヒータ部10に埋
設された電線12と、半導体ウェーハに対して高周波バ
イアスを印加するための高周波電圧を電線12へ供給す
る交流電源と、半導体ウェーハを加熱するための直流電
圧を電線12へ供給する直流電源と、直流電圧の供給と
高周波電圧の供給とを所定時間をおいて交互にスイッチ
ング制御する制御回路とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アモルファスシリ
コン太陽電池、薄膜トランジスタ、光センサ等の各種半
導体デバイスの膜形成に用いられるプラズマCVD(Ch
emical Vapor Deposition)装置に関するものであり、
特に、半導体ウェーハに対する高周波バイアスの印加と
加熱の双方を低コスト、高効率で行うことができるプラ
ズマCVD装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイスの製造工程で
は、プラズマ気相励起を利用して半導体ウェーハに絶縁
膜等の薄膜を形成するためのプラズマCVD装置が用い
られている。このプラズマCVD装置は、薄膜を構成す
る元素からなる原料ガスを半導体ウェーハ上に供給し、
気相または半導体ウェーハ表面での化学反応により所望
の薄膜を形成させる装置である。ガス分子を励起させる
には、プラズマ放電が用いられる。
【0003】プラズマCVD装置は、反応容器と、反応
容器内に設けられ、原料ガスを放出するためのノズル
と、高周波電源に接続され、反応容器内に電界を発生さ
せるRF電極と、半導体ウェーハに対して高周波バイア
スを印加する機能および加熱する機能を備えたバイアス
電極/ヒータ部と、回転水平磁場を発生させる磁場コイ
ルとから概略構成されている。
【0004】ここで、上述したバイアス電極/ヒータ部
について、図11および図12を参照して説明する。図
11は、従来のプラズマCVD装置におけるバイアス電
極部1の構成を示す図である。図12は、従来のプラズ
マCVD装置におけるバイアス電極/ヒータ部4の構成
を示す図である。
【0005】図11に示したバイアス電極部1は、半導
体ウェーハ(図示略)が載置される円盤部材2と、円盤
部材2内部に埋設されたバイアス電極3とから構成され
ている。バイアス電極3は、半導体ウェーハの成膜時に
おける成膜速度や埋め込み特性を向上させるために、当
該半導体ウェーハに高周波バイアス(400kHz〜1
3.56MHz)を印加するためのものである。このバ
イアス電極3には、交流電源(図示略)が接続されてい
る。
【0006】ここで、バイアス電極3に高周波バイアス
が印加されているため、バイアス電極3の付近に導電性
材料が存在すると、当該導電性材料に発生する渦電流に
よる渦電流損が生じ、効率が低下する。従って、プロセ
ス条件の一つとして半導体ウェーハを加熱する場合に
は、上記渦電流損を低減させるために、バイアス電極3
に引き込み電圧が印加され、半導体ウェーハの表面にイ
オンを衝突させ加熱するというイオン衝撃法が用いられ
る。
【0007】また、従来のプラズマCVD装置では、上
記渦電流損を低減させる場合には、バイアス電極部1に
代えて、図12に示した構成のバイアス電極/ヒータ部
4が用いられる。このバイアス電極/ヒータ部4は、半
導体ウェーハ(図示略)が載置される円盤部材5と、円
盤部材5の上層部に埋設されたバイアス電極6と、円盤
部材5の下層部に埋設された電熱線7と、円盤部材5に
埋設されバイアス電極6と電熱線7との間を静電遮蔽す
る静電遮蔽板8とから構成されている。
【0008】バイアス電極6は、バイアス電極3と同様
にして、半導体ウェーハの成膜時における成膜速度や埋
め込み特性を向上させるために、当該半導体ウェーハに
高周波バイアス(400kHz〜13.56MHz)を
印加するためのものである。このバイアス電極6には、
交流電源(図示略)が接続されている。電熱線7は、半
導体ウェーハをジュール熱により加熱するヒータとして
用いられている。この電熱線7には、直流電源(図示
略)が接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、従来のプラズマCVD装置における加熱方法とし
てのイオン衝撃法(図11参照)は、渦電流損を低減さ
せることができるという利点を有しているが、半導体ウ
ェーハ表面の損傷が激しくなるという欠点を有している
ため、有効な方法とは言えない。
【0010】一方、図12に示した静電遮蔽板8を用い
る方法では、電熱線7で発生する渦電流損を低減させる
ことができるが、静電遮蔽板8自体が導電性材料である
ため、静電遮蔽板8に渦電流が発生するため、結局、渦
電流損を効果的に低減させることが難しいという問題が
あった。また、従来では、静電遮蔽板8を設けなければ
ならないため、コストが高くつくという問題もあった。
【0011】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
低コスト、高効率で半導体ウェーハに対する高周波バイ
アスの印加と加熱の双方を行うことができるプラズマC
VD装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、半導体ウェーハが載置さ
れる載置部材と、前記載置部材に設けられた導電体と、
前記半導体ウェーハに対して高周波バイアスを印加する
ための高周波電圧を前記導電体へ供給する交流電源と、
前記半導体ウェーハを加熱するための直流電圧を前記導
電体へ供給する直流電源と、前記直流電圧の供給と前記
高周波電圧の供給とを所定時間をおいて交互にスイッチ
ングするスイッチング手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】この発明によれば、加熱機能と高周波バイ
アス印加機能とを一つの導電体で兼用させ、直流電圧供
給と高周波電圧供給とを交互に切り替えるようにしたの
で、従来のように静電遮蔽板を設ける必要が無いためコ
ストを安価にすることができるとともに、渦電流損の低
減に伴い効率を高めることができる。
【0014】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のプラズマCVD装置において、前記導電体は、
前記載置部材に分散的に複数設けられていることを特徴
とする。
【0015】この発明によれば、複数の導電体を分散的
に設けて、複数系統の加熱および高周波バイアス印加を
行うようにしたので、半導体ウェーハに対して均一な加
熱および高周波バイアス印加を行うことができる。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、半導体ウ
ェーハが載置される載置部材と、前記載置部材に設けら
れたバイアス電極と、前記半導体ウェーハに対して高周
波バイアスを印加するための高周波電圧を前記バイアス
電極へ供給する交流電源と、前記載置部材に設けられた
電熱線と、半導体ウェーハを加熱するための直流電圧を
前記電熱線へ供給する直流電源と、前記直流電圧の供給
と前記高周波電圧の供給とを所定時間をおいて交互にス
イッチングするスイッチング手段とを備えたことを特徴
とする。
【0017】この発明によれば、電熱線への直流電圧供
給とバイアス電極への高周波電圧供給とを交互に切り替
えるようにしたので、渦電流損の低減に伴い効率を高め
ることができる。
【0018】また、この発明によれば、電熱線とバイア
ス電極とを別設としたので、それぞれの用途に適合した
材料、構造、パターンを選択することができるため、さ
らに高効率化、高性能化を図ることができる。
【0019】また、請求項4にかかる発明は、半導体ウ
ェーハが載置され、第1の部材と第2の部材とが着脱可
能に構成されてなる載置部材と、前記第1の部材に設け
られたバイアス電極と、前記半導体ウェーハに対して高
周波バイアスを印加するための高周波電圧を前記バイア
ス電極へ供給する交流電源と、前記第2の部材に設けら
れた電熱線と、半導体ウェーハを加熱するための直流電
圧を前記電熱線へ供給する直流電源と、前記直流電圧の
供給と前記高周波電圧の供給とを所定時間およびデュー
ティー比で交互にスイッチングするスイッチング手段と
を備えたことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、第1の部材と第2の部
材とを着脱可能に構成したので、特に熱により劣化し易
い第2の部材のみをメンテナンス交換することができる
ため、長期的なトータルコストを低減することができ
る。
【0021】また、請求項5にかかる発明は、請求項1
〜4のいずれか一つに記載のプラズマCVD装置におい
て、スイッチングに関する前記所定時間およびデューテ
ィー比を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、スイッチングに関する
所定時間およびデューティ比を調整するようにしたの
で、加熱および高周波バイアスに関するパワー制御を精
密かつ柔軟に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かるプラズマCVD装置の実施の形態1〜5について詳
細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明にかかる
実施の形態1におけるバイアス電極/ヒータ部10の構
成を示す図である。このバイアス電極/ヒータ部10
は、図11に示したバイアス電極部1に対応するもので
あり、前述したプラズマCVD装置を構成するものであ
る。
【0025】同図に示したバイアス電極/ヒータ部10
は、半導体ウェーハ(図示略)が載置される円盤部材1
1と、円盤部材11内部に埋設された電線12とから構
成されている。円盤部材11は、アルミナ、窒化アルミ
ニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を母材として構成さ
れている。
【0026】電線12は、タングステン、モリブデン、
タンタル等の高融点金属がパターン化されてなる。この
電線12は、前述したバイアス電極および電熱線の双方
の機能を兼ね備えている。すなわち、電線12は、半導
体ウェーハ(図示略)に対して、高周波バイアス(40
0kHz〜13.56MHz)を印加する機能と、加熱
する機能とを担っている。なお、電線12は、一般的な
加熱特性を有するものであれば、そのパターンおよび厚
みはどのようなものであっても構わない。
【0027】図2は、実施の形態1の電気的構成を示す
図である。この図において、図1の各部に対応する部分
には同一の符号を付ける。同図に示した直流電源13
は、直流側スイッチング素子14を介して電線12に接
続されており、電線12を電熱線として機能させるため
の直流電圧を供給する。交流電源15は、整合器16お
よび交流側スイッチング素子17を介して、電線12に
接続されており、電線12をバイアス電極として機能さ
せるための高周波電圧を供給する。
【0028】制御回路18は、直流側制御信号S1およ
び交流側制御信号S2により、直流側スイッチング素子
14、交流側スイッチング素子17をON/OFF制御
するための回路である。図3は、直流側制御信号S1お
よび交流側制御信号S2を示す図である。この図からわ
かるように、直流側制御信号S1と交流側制御信号S2
とは、反転関係にある。
【0029】すなわち、直流側制御信号S1がONの場
合には、交流側制御信号S2がOFFとされ、逆に、直
流側制御信号S1がOFFの場合には、交流側制御信号
S2がONとされる。ここで、直流側制御信号S1がO
Nである場合には、直流側スイッチング素子14がON
(閉)とされ、直流側制御信号S1がOFFである場合
には、直流側スイッチング素子14がOFF(開)とさ
れる。一方、交流側制御信号S2がONである場合に
は、交流側スイッチング素子17がON(閉)とされ、
交流側制御信号S2がOFFである場合には、交流側ス
イッチング素子17がOFF(開)とされる。
【0030】上記構成において、図3に示した時刻t1
〜t2 までの間では、直流側制御信号S1がON、交流
側制御信号S2がOFFとされ、直流側スイッチング素
子14がON(閉)、交流側スイッチング素子17がO
FF(開)とされる。従って、電線12には、直流電源
13から直流電圧が直流側スイッチング素子14を介し
て供給され、ジュール熱により円盤部材11に載置され
た半導体ウェーハが加熱される。
【0031】つぎの時刻t2 〜t3 までの間では、信号
が反転し、直流側制御信号S1がOFF、交流側制御信
号S2がONとされ、直流側スイッチング素子14がO
FF(開)、交流側スイッチング素子17がON(閉)
とされる。従って、電線12には、交流電源15から高
周波電圧が整合器16および交流側スイッチング素子1
7を介して供給され、円盤部材11に載置された半導体
ウェーハに高周波バイアスが印加される。以後、直流側
スイッチング素子14と交流側スイッチング素子17と
が交互にON/OFF制御されることにより、半導体ウ
ェーハに対する加熱と高周波バイアス印加とが交互に繰
り返される。
【0032】なお、図3に示した直流側制御信号S1お
よび交流側制御信号S2のスイッチング周波数およびデ
ューティ比は、加熱および高周波バイアスに関するパワ
ーを制御するためのパラメータであり、半導体ウェーハ
の大きさやプラズマCVD装置の容量等に応じて、任意
に調整される。
【0033】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、加熱機能と高周波バイアス印加機能とを一つの電線
12で兼用させ、直流電圧供給と高周波電圧供給とを交
互に切り替えるようにしたので、従来のように静電遮蔽
板を設ける必要が無いためコストを安価にすることがで
きるとともに、渦電流損の低減に伴い効率を高めること
ができる。
【0034】また、実施の形態1によれば、直流側制御
信号S1および交流側制御信号S2のスイッチング周波
数およびデューティ比を調整することにより、加熱およ
び高周波バイアスに関するパワー制御を精密かつ柔軟に
行うことができる。
【0035】(実施の形態2)さて、前述した実施の形
態1では、図1に示した電線12に加熱機能と高周波バ
イアス印加機能とを兼用させた例について説明したが、
別の構成例として電熱線とバイアス電極とを別設し、渦
電流損の低減に伴う効率を高めるようにしてもよい。以
下では、この場合を実施の形態2として説明する。
【0036】図4は、本発明にかかる実施の形態2にお
けるバイアス電極/ヒータ部20の構成を示す図であ
る。同図に示したバイアス電極/ヒータ部20は、半導
体ウェーハ(図示略)が載置される円盤部材21と、円
盤部材21の下層部に埋設された電熱線22と、円盤部
材21の上層部に埋設されたバイアス電極23とから構
成されている。円盤部材21は、円盤部材11(図1参
照)と同一の母材から構成されている。
【0037】電熱線22は、タングステン、モリブデ
ン、タンタル等の高融点金属がパターン化されてなり、
ジュール熱により半導体ウェーハを加熱する機能を備え
ている。なお、電熱線22は、一般的な加熱特性を有す
るものであれば、そのパータンおよび厚みはどのような
ものであっても構わない。バイアス電極23は、半導体
ウェーハ(図示略)に対して、高周波バイアス(400
kHz〜13.56MHz)を印加する機能を備えてい
る。
【0038】図5は、実施の形態2の電気的構成を示す
図である。この図において、図2の各部に対応する部分
には同一の符号を付ける。なお、同図に示した電熱線3
4およびバイアス電極32は、後述する実施の形態3で
説明する。交流電源15は、整合器16および交流側ス
イッチング素子17を介して、バイアス電極23に接続
されており、高周波電圧を供給する。
【0039】上記構成において、図3に示した時刻t1
〜t2 までの間では、直流側制御信号S1がON、交流
側制御信号S2がOFFとされ、直流側スイッチング素
子14がON(閉)、交流側スイッチング素子17がO
FF(開)とされる。従って、電熱線22には、直流電
源13から直流電圧が直流側スイッチング素子14を介
して供給され、ジュール熱により円盤部材21に載置さ
れた半導体ウェーハが加熱される。このとき、バイアス
電極23に高周波電圧が供給されていないため、電熱線
22には、従来のような渦電流損が発生しない。
【0040】つぎの時刻t2 〜t3 までの間では、信号
が反転し、直流側制御信号S1がOFF、交流側制御信
号S2がONとされ、直流側スイッチング素子14がO
FF(開)、交流側スイッチング素子17がON(閉)
とされる。従って、バイアス電極23には、交流電源1
5から高周波電圧が整合器16および交流側スイッチン
グ素子17を介して供給され、円盤部材21に載置され
た半導体ウェーハに高周波バイアスが印加される。以
後、直流側スイッチング素子14と交流側スイッチング
素子17とが交互にON/OFF制御されることによ
り、半導体ウェーハに対する加熱と高周波バイアス印加
とが交互に繰り返される。
【0041】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、電熱線22への直流電圧供給とバイアス電極23へ
の高周波電圧供給とを交互に切り替えるようにしたの
で、渦電流損の低減に伴い効率を高めることができる。
【0042】また、実施の形態2によれば、電熱線22
とバイアス電極23とを別設としたので、それぞれの用
途に適合した材料、構造、パターンを選択することがで
きるため、さらに高効率化、高性能化を図ることができ
る。
【0043】(実施の形態3)さて、前述した実施の形
態2では、図4に示したように一つの円盤部材21にバ
イアス電極23および電熱線22を設けた例について説
明したが、二つの部材のそれぞれにバイアス電極、電熱
線を設けるようにしてもよい。以下では、この場合を実
施の形態3として説明する。
【0044】図6は、本発明にかかる実施の形態3にお
けるバイアス電極/ヒータ部30の構成を示す図であ
る。同図に示したバイアス電極/ヒータ部30は、円盤
状のバイアスユニット31と、円盤状のヒータユニット
33とから構成されている。このバイアス電極/ヒータ
部30には、半導体ウェーハ(図示略)が載置される。
【0045】バイアスユニット31は、円盤部材11
(図1参照)と同一の母材から構成されている。このバ
イアスユニット31には、バイアス電極32が埋設され
ている。バイアス電極32は、半導体ウェーハ(図示
略)に対して、高周波バイアス(400kHz〜13.
56MHz)を印加する機能を備えている。
【0046】一方、ヒータユニット33には、電熱線3
4が埋設されており、バイアス電極/ヒータ部30から
の着脱が可能とされている。電熱線34は、タングステ
ン、モリブデン、タンタル等の高融点金属がパターン化
されてなり、ジュール熱により半導体ウェーハを加熱す
る機能を備えている。なお、電熱線34は、一般的な加
熱特性を有するものであれば、そのパータンおよび厚み
はどのようなものであっても構わない。
【0047】図5は、実施の形態3の電気的構成を示す
図である。実施の形態3では、バイアス電極23に代え
てバイアス電極32、電熱線22に代えて電熱線34が
用いられる。なお、実施の形態3の動作については、前
述した実施の形態2の動作と同様であるため、その説明
を省略する。
【0048】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、ヒータユニット33を着脱可能としたので、特に熱
により劣化し易いヒータユニット33のみをメンテナン
ス交換することができるため、長期的なトータルコスト
を低減することができる。
【0049】(実施の形態4)さて、前述した実施の形
態1では、図1に示したバイアス電極/ヒータ部10に
一つの電線12を設けた例について説明したが、半導体
ウェーハに対する均一加熱および高周波バイアス印加を
実現するために、バイアス電極/ヒータ部に複数の電線
を分散して設けるようにしてもよい。以下では、この場
合を実施の形態4として説明する。
【0050】図7は、本発明にかかる実施の形態4にお
けるバイアス電極/ヒータ部40の構成を示す図であ
る。このバイアス電極/ヒータ部40は、図11に示し
たバイアス電極部1に対応するものであり、前述したプ
ラズマCVD装置を構成するものである。
【0051】同図に示したバイアス電極/ヒータ部40
は、半導体ウェーハ(図示略)が載置される円盤部材4
1と、円盤部材41内部に並列的に埋設された第1の電
線42および第2の電線43とから構成されている。円
盤部材41は、円盤部材11(図1参照)と同一の母材
から構成されている。
【0052】第1の電線42および第2の電線43は、
タングステン、モリブデン、タンタル等の高融点金属が
パターン化されてなる。これらの第1の電線42および
第2の電線43は、前述したバイアス電極および電熱線
の双方の機能を兼ね備えている。
【0053】すなわち、第1の電線42および第2の電
線43は、半導体ウェーハ(図示略)に対して、高周波
バイアス(400kHz〜13.56MHz)を印加す
る機能と、加熱する機能とを担っている。なお、第1の
電線42および第2の電線43は、一般的な加熱特性を
有するものであれば、そのパータンおよび厚みはどのよ
うなものであっても構わない。
【0054】図8は、実施の形態4の電気的構成を示す
図である。この図において、図7の各部に対応する部分
には同一の符号を付ける。同図に示した第1の直流電源
44は、第1の直流側スイッチング素子45を介して第
1の電線42に接続されており、第1の電線42を電熱
線として機能させるための直流電圧を供給する。
【0055】交流電源46は、整合器47、第1のブロ
ッキングコンデンサ48および第1の交流側スイッチン
グ素子49を介して、第1の電線42に接続されてお
り、第1の電線42をバイアス電極として機能させるた
めの高周波電圧を供給する。また、交流電源46は、整
合器47、第2のブロッキングコンデンサ53、第2の
交流側スイッチング素子54を介して、第2の電線43
に接続されており、第2の電線43をバイアス電極とし
て機能させるための高周波電圧を供給する。
【0056】第1の制御回路50は、第1の直流側制御
信号S3および第1の交流側制御信号S4により、第1
の直流側スイッチング素子45および第1の交流側スイ
ッチング素子49をON/OFF制御するための回路で
ある。図9に示したように、第1の直流側制御信号S3
と第1の交流側制御信号S4とは、反転関係にある。
【0057】すなわち、第1の直流側制御信号S3がO
Nの場合には、第1の交流側制御信号S4がOFFとさ
れ、逆に、第1の直流側制御信号S3がOFFの場合に
は、第1の交流側制御信号S4がONとされる。ここで
第1の直流側制御信号S3がONである場合には、第1
の直流側スイッチング素子45がON(閉)とされ、第
1の直流側制御信号S3がOFFである場合には、第1
の直流側スイッチング素子45がOFF(開)とされ
る。
【0058】一方、第1の交流側制御信号S4がONで
ある場合には、第1の交流側スイッチング素子49がO
N(閉)とされ、第1の交流側制御信号S4がOFFで
ある場合には、第1の交流側スイッチング素子49がO
FF(開)とされる。
【0059】第2の直流電源51は、第2の直流側スイ
ッチング素子52を介して第2の電線43に接続されて
おり、第2の電線43を電熱線として機能させるための
直流電圧を供給する。
【0060】第2の制御回路55は、第2の直流側制御
信号S5および第2の交流側制御信号S6により、第2
の直流側スイッチング素子52および第2の交流側スイ
ッチング素子54をON/OFF制御するための回路で
ある。図9に示したように、第2の直流側制御信号S5
と第2の交流側制御信号S6とは、反転関係にある。
【0061】すなわち、第2の直流側制御信号S5がO
Nの場合には、第2の交流側制御信号S6がOFFとさ
れ、逆に、第2の直流側制御信号S5がOFFの場合に
は、第2の交流側制御信号S6がONとされる。ここで
第2の直流側制御信号S5がONである場合には、第2
の直流側スイッチング素子52がON(閉)とされ、第
2の直流側制御信号S5がOFFである場合には、第2
の直流側スイッチング素子52がOFF(開)とされ
る。
【0062】一方、第2の交流側制御信号S6がONで
ある場合には、第2の交流側スイッチング素子54がO
N(閉)とされ、第2の交流側制御信号S6がOFFで
ある場合には、第2の交流側スイッチング素子54がO
FF(開)とされる。
【0063】上記構成において、図9に示した時刻t1
〜t2 までの間では、第1の直流側制御信号S3および
第2の直流側制御信号S5がON、第1の交流側制御信
号S4および第2の交流側制御信号S6がOFFとさ
れ、第1の直流側スイッチング素子45および第2の直
流側スイッチング素子52がON(閉)、第1の交流側
スイッチング素子49および第2の交流側スイッチング
素子54がOFF(開)とされる。
【0064】従って、第1の電線42および第2の電線
43には、第1の直流電源44および第2の直流電源5
1から直流電圧が第1の直流側スイッチング素子45お
よび第2の直流側スイッチング素子52を介して供給さ
れ、二系統のジュール熱により円盤部材41に載置され
た半導体ウェーハが加熱される。
【0065】つぎの時刻t2 〜t3 までの間では、信号
が反転し、第1の直流側制御信号S3および第2の直流
側制御信号S5がOFF、第1の交流側制御信号S4お
よび第2の交流側制御信号S6がONとされ、第1の直
流側スイッチング素子45および第2の直流側スイッチ
ング素子52がOFF(開)、第1の交流側スイッチン
グ素子49および第2の交流側スイッチング素子54が
ON(閉)とされる。
【0066】従って、第1の電線42には、交流電源4
6から高周波電圧が整合器47、第1のブロッキングコ
ンデンサ48、第1の交流側スイッチング素子49を介
して供給される。同時に、第2の電線43にも、交流電
源46から高周波電圧が整合器47、第2のブロッキン
グコンデンサ53、第2の交流側スイッチング素子54
を介して供給される。これにより、円盤部材41に載置
された半導体ウェーハには、二系統の高周波バイアスが
印加される。
【0067】以後、第1の直流側スイッチング素子45
および第2の直流側スイッチング素子52と第1の交流
側スイッチング素子49および第2の交流側スイッチン
グ素子54とが交互にON/OFF制御されることによ
り、半導体ウェーハに対する加熱と高周波バイアス印加
とが交互に繰り返される。
【0068】なお、図9に示した第1の直流側制御信号
S3および第2の直流側制御信号S5、ならびに第1の
交流側制御信号S4および第2の交流側制御信号S6の
スイッチング周波数およびデューティ比は、加熱および
高周波バイアスに関するパワーを制御するためのパラメ
ータであり、半導体ウェーハの大きさやプラズマCVD
装置の容量等に応じて、任意に調整される。
【0069】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、複数(=2)の第1の電線42および第2の電線4
3という複数系統(=2)の加熱および高周波バイアス
印加を行うようにしたので、半導体ウェーハに対して均
一な加熱および高周波バイアス印加を行うことができ
る。
【0070】(実施の形態5)さて、前述した実施の形
態4では、図8に示した二系統の第1の電線42および
第2の電線43にそれぞれ対応させて二つの第1の直流
電源44および第2の直流電源51を設けた例について
説明したが、共用の直流電源を設けるようにしてもよ
い。以下では、この場合を実施の形態5として説明す
る。
【0071】図10は、本発明にかかる実施の形態5の
電気的構成を示す図である。この図において、図8の各
部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図に示し
た共用直流電源60は、第2の直流側スイッチング素子
62および第1の直流側スイッチング素子61を介して
第1の電線42および第2の電線43に接続されてお
り、第1の電線42および第2の電線43を電熱線とし
て機能させるための直流電圧を供給する。
【0072】交流電源46は、整合器47、第1のブロ
ッキングコンデンサ48および第1の交流側スイッチン
グ素子64を介して、第1の電線42に接続されてお
り、第1の電線42をバイアス電極として機能させるた
めの高周波電圧を供給する。また、交流電源46は、整
合器47、第2のブロッキングコンデンサ53、第2の
交流側スイッチング素子65を介して、第2の電線43
に接続されており、第2の電線43をバイアス電極とし
て機能させるための高周波電圧を供給する。
【0073】第1の制御回路63は、第1の直流側制御
信号S3および第2の直流側制御信号S5(図9参
照)、第1の直流側スイッチング素子61および第2の
直流側スイッチング素子62をON/OFF制御するた
めの回路である。
【0074】ここで、第1の直流側制御信号S3および
第2の直流側制御信号S5がONである場合には、第1
の直流側スイッチング素子61および第2の直流側スイ
ッチング素子62がON(閉)とされる。また、第1の
直流側制御信号S3および第2の直流側制御信号S5が
OFFである場合には、第1の直流側スイッチング素子
61および第2の直流側スイッチング素子62がOFF
(開)とされる。
【0075】第2の制御回路66は、第1の交流側制御
信号S4および第2の交流側制御信号S6(図9参照)
により、第1の交流側スイッチング素子64および第2
の交流側スイッチング素子65をON/OFF制御する
ための回路である。
【0076】ここで、第1の交流側制御信号S4および
第2の交流側制御信号S6がONである場合には、第1
の交流側スイッチング素子64および第2の交流側スイ
ッチング素子65がON(閉)とされる。また、第1の
交流側制御信号S4および第2の交流側制御信号S6が
OFFである場合には、第1の交流側スイッチング素子
64および第2の交流側スイッチング素子65がOFF
(開)とされる。
【0077】上記構成において、図9に示した時刻t1
〜t2 までの間では、第1の直流側制御信号S3および
第2の直流側制御信号S5がON、第1の交流側制御信
号S4および第2の交流側制御信号S6がOFFとさ
れ、第1の直流側スイッチング素子61および第2の直
流側スイッチング素子62がON(閉)、第1の交流側
スイッチング素子64および第2の交流側スイッチング
素子65がOFF(開)とされる。
【0078】従って、第1の電線42および第2の電線
43には、共用直流電源60から直流電圧が第1の直流
側スイッチング素子61および第2の直流側スイッチン
グ素子62を介して供給され、二系統のジュール熱によ
り円盤部材41に載置された半導体ウェーハが加熱され
る。
【0079】つぎの時刻t2 〜t3 までの間では、信号
が反転し、第1の直流側制御信号S3および第2の直流
側制御信号S5がOFF、第1の交流側制御信号S4お
よび第2の交流側制御信号S6がONとされ、第1の直
流側スイッチング素子61および第2の直流側スイッチ
ング素子62がOFF(開)、第1の交流側スイッチン
グ素子64および第2の交流側スイッチング素子65が
ON(閉)とされる。
【0080】従って、第1の電線42には、交流電源4
6から高周波電圧が整合器47、第1のブロッキングコ
ンデンサ48、第1の交流側スイッチング素子64を介
して供給される。同時に、第2の電線43にも、交流電
源46から高周波電圧が整合器47、第2のブロッキン
グコンデンサ53、第2の交流側スイッチング素子65
を介して供給される。これにより、円盤部材41に載置
された半導体ウェーハには、二系統の高周波バイアスが
印加される。
【0081】以後、第1の直流側スイッチング素子61
および第2の直流側スイッチング素子62と第1の交流
側スイッチング素子64および第2の交流側スイッチン
グ素子65とが交互にON/OFF制御されることによ
り、半導体ウェーハに対する加熱と高周波バイアス印加
とが交互に繰り返される。
【0082】以上説明したように、実施の形態5によれ
ば、複数(=2)の第1の電線42および第2の電線4
3に対して、加熱用の直流電圧を一つの共用直流電源で
供給するようにしたので、コストを削減することができ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明よれば、加熱機能と高周波バイアス印加機能とを一
つの導電体で兼用させ、直流電圧供給と高周波電圧供給
とを交互に切り替えるようにしたので、従来のように静
電遮蔽板を設ける必要が無いためコストを安価にするこ
とができるとともに、渦電流損の低減に伴い効率を高め
ることができるという効果を奏する。
【0084】また、請求項2にかかる発明によれば、複
数の導電体を分散的に設けて、複数系統の加熱および高
周波バイアス印加を行うようにしたので、半導体ウェー
ハに対して均一な加熱および高周波バイアス印加を行う
ことができるという効果を奏する。
【0085】また、請求項3にかかる発明によれば、電
熱線への直流電圧供給とバイアス電極への高周波電圧供
給とを交互に切り替えるようにしたので、渦電流損の低
減に伴い効率を高めることができるという効果を奏す
る。
【0086】また、この請求項3にかかる発明によれ
ば、電熱線とバイアス電極とを別設としたので、それぞ
れの用途に適合した材料、構造、パターンを選択するこ
とができるため、さらに高効率化、高性能化を図ること
ができるという効果を奏する。
【0087】また、請求項4にかかる発明によれば、第
1の部材と第2の部材とを着脱可能に構成したので、特
に熱により劣化し易い第2の部材のみをメンテナンス交
換することができるため、長期的なトータルコストを低
減することができるという効果を奏する。
【0088】また、請求項5にかかる発明によれば、ス
イッチングに関する所定時間およびデューティ比を調整
するようにしたので、加熱および高周波バイアスに関す
るパワー制御を精密かつ柔軟に行うことができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1におけるバイアス
電極/ヒータ部10の構成を示す図である。
【図2】同実施の形態1の電気的構成を示す図である。
【図3】同実施の形態1〜3で用いられる直流側制御信
号S1および交流側制御信号S2を示す図である。
【図4】本発明にかかる実施の形態2におけるバイアス
電極/ヒータ部20の構成を示す図である。
【図5】同実施の形態2および3の電気的構成を示す図
である。
【図6】本発明にかかる実施の形態3におけるバイアス
電極/ヒータ部30の構成を示す図である。
【図7】本発明にかかる実施の形態4におけるバイアス
電極/ヒータ部40の構成を示す図である。
【図8】同実施の形態4における電気的構成を示す図で
ある。
【図9】同実施の形態4および5で用いられる第1の直
流側制御信号S3、第1の交流側制御信号S4、第2の
直流側制御信号S5および第2の交流側制御信号S6を
示す図である。
【図10】本発明にかかる実施の形態5の電気的構成を
示す図である。
【図11】従来のプラズマCVD装置におけるバイアス
電極部1の構成を示す図である。
【図12】従来のプラズマCVD装置におけるバイアス
電極/ヒータ部4の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 バイアス電極/ヒータ部 11 円盤部材 12 電線 13 直流電源 15 交流電源 18 制御回路 20 バイアス電極/ヒータ部 21 円盤部材 22 電熱線 23 バイアス電極 30 バイアス電極/ヒータ部 31 バイアスユニット 32 バイアス電極 33 ヒータユニット 34 電熱線 40 バイアス電極/ヒータ部 41 円盤部材 42 第1の電線 43 第2の電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 FA01 JA11 JA16 KA20 KA24 KA41 LA15 LA16 LA18 5F031 CA02 HA18 HA19 HA37 MA28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハが載置される載置部材
    と、 前記載置部材に設けられた導電体と、 前記半導体ウェーハに対して高周波バイアスを印加する
    ための高周波電圧を前記導電体へ供給する交流電源と、 前記半導体ウェーハを加熱するための直流電圧を前記導
    電体へ供給する直流電源と、 前記直流電圧の供給と前記高周波電圧の供給とを所定時
    間をおいて交互にスイッチングするスイッチング手段
    と、 を備えたことを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 【請求項2】 前記導電体は、前記載置部材に分散的に
    複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマCVD装置。
  3. 【請求項3】 半導体ウェーハが載置される載置部材
    と、 前記載置部材に設けられたバイアス電極と、 前記半導体ウェーハに対して高周波バイアスを印加する
    ための高周波電圧を前記バイアス電極へ供給する交流電
    源と、 前記載置部材に設けられた電熱線と、 半導体ウェーハを加熱するための直流電圧を前記電熱線
    へ供給する直流電源と、 前記直流電圧の供給と前記高周波電圧の供給とを所定時
    間をおいて交互にスイッチングするスイッチング手段
    と、 を備えたことを特徴とするプラズマCVD装置。
  4. 【請求項4】 半導体ウェーハが載置され、第1の部材
    と第2の部材とが着脱可能に構成されてなる載置部材
    と、 前記第1の部材に設けられたバイアス電極と、 前記半導体ウェーハに対して高周波バイアスを印加する
    ための高周波電圧を前記バイアス電極へ供給する交流電
    源と、 前記第2の部材に設けられた電熱線と、 半導体ウェーハを加熱するための直流電圧を前記電熱線
    へ供給する直流電源と、 前記直流電圧の供給と前記高周波電圧の供給とを所定時
    間およびデューティー比で交互にスイッチングするスイ
    ッチング手段と、 を備えたことを特徴とするプラズマCVD装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチングに関する前記所定時間
    およびデューティー比を調整する調整手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のプラ
    ズマCVD装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007142301A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Tokyo Seimitsu Co Ltd プローバ
JP2022500862A (ja) * 2018-09-17 2022-01-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials, Incorporated 高温rfヒータペデスタル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022500862A (ja) * 2018-09-17 2022-01-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials, Incorporated 高温rfヒータペデスタル
JP7345543B2 (ja) 2018-09-17 2023-09-15 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 高温rfヒータペデスタル

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