JPH07268308A - ポリエステル系接着剤 - Google Patents

ポリエステル系接着剤

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JPH07268308A
JPH07268308A JP6123494A JP6123494A JPH07268308A JP H07268308 A JPH07268308 A JP H07268308A JP 6123494 A JP6123494 A JP 6123494A JP 6123494 A JP6123494 A JP 6123494A JP H07268308 A JPH07268308 A JP H07268308A
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JP
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polyester
molecular weight
glycol
acid
polyester resin
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JP6123494A
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Takahiro Hatsutori
貴洋 服部
Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックフィルム、金属箔やガラスの接
着やポリエチレン、ポリプロピレンの押し出しラミネー
ションのアンカーコート剤として、接着性、耐湿性、耐
熱性及び保存性に優れた接着剤を提供する。 【構成】 炭素数10以下の炭化水素置換基を有するエ
チレングリコールを全ジオール成分の70モル%以上と
テレフタル酸を全酸成分の75モル%以上を含み、ポリ
アルキレンエーテルグリコールを全ポリエステル樹脂重
量の5〜60重量%有するポリエステル樹脂を主成分と
するポリエステル系接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックフィルムや
金属箔との接着性に優れたポリエステル系接着剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレートに代表される芳香族ポリエステル樹
脂は機械的強度、耐熱性、耐薬品性等が優れるため種々
の分野で使用されているが、接着剤としては結晶性が高
い、融点が高い等の欠点があるため実用的でない。この
ため、一種以上の二塩基酸成分やグリコールをこれらに
共重合した共重合ポリエステルが接着剤用途で実用化さ
れているが、これらは結晶性を低下させたり、結晶性を
無くすことにより溶剤溶解性を付与したり、融点を下げ
ることにより耐熱性の乏しい被着体にも熱溶着できるよ
うにする等である。共重合ポリエステルはプラスチック
フィルム、金属箔やガラスの接着やポリエチレン、ポリ
プロピレンの押し出しラミネーションのアンカーコート
剤として、有機溶剤に溶解して主にポリイソシアネート
化合物を硬化剤とする方法で用いられている。これらの
用途には二塩基酸成分に脂肪族二塩基酸を併用した共重
合ポリエステルやポリウレタン樹脂が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の接着
剤は耐加水分解性や熱的特性が不十分であるため、接着
物の耐湿性や耐熱性が悪かったり、保存時に接着剤の性
能が経時的に低下したりする。また、共重合ポリエステ
ルの酸成分としてテレフタル酸を使用した場合、有機溶
剤溶解品として保存した場合、沈澱や白濁の発生や流動
性の悪化等がおこることがある。本発明は、プラスチッ
クフィルム、金属箔やガラスの接着やポリエチレン、ポ
リプロピレンの押し出しラミネーションのアンカーコー
ト剤として、(イ)接着性、耐湿性、耐熱性に優れ、か
つ、(ロ)保存性に優れる接着剤を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、酸成分としてテレフタル酸残基を全
酸成分の75モル%以上含み、一般式(1)で現わされ
るグリコールを全ジオール成分の70モル%以上含み、
分子量500〜5000のポリアルキレンエーテルポリ
オールを樹脂重量の5〜60重量%含み、分子量が10
000〜80000のポリエステル樹脂を主体とするポ
リエステル系接着剤である。 一般式(1):HOCHR−CH2 OH (R:炭素数10以下の炭化水素基)
【0005】本発明で使用される共重合ポリエステル樹
脂は、一般式(1)で現わされる置換基を有するエチレ
ングリコールとテレフタル酸から得られる成分とポリア
ルキレンエーテルグリコールを主たる繰り返し単位とす
る。この繰り返し単位は凝集力が高い成分と可撓性に富
む成分からなり、接着性、耐湿性、耐熱性が得られる。
【0006】本発明で使用される共重合ポリエステル樹
脂の二塩基酸成分としては、テレフタル酸以外にイソフ
タル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸、2,6
−ナフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、
2,2’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデ
カンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジ
カルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が挙げられる。
【0007】テレフタル酸の割合が75モル%未満では
接着剤の凝集力が低下し、機械的強度、耐熱性が悪化す
る。
【0008】グリコール成分としては、一般式(1)で
現わされる置換基を有するエチレングリコールを全ジオ
ール成分の70モル%以上、望ましくは75モル%以上
である。分子量500〜5000のポリアルキレンエー
テルポリオールを樹脂分の5〜60重量%含有するポリ
アルキレンエーテルポリオールは、望ましくは分子量が
800〜2000で含有量は15〜40重量%である。
【0009】一般式(1)で現わされるグリコールが7
0モル%未満では、有機溶剤溶解品の保存性が悪くな
り、ポリアルキレンエーテルグリコールが1モル%未満
では接着性が不十分である。
【0010】一般式(1)で現わされるグリコールとし
ては、置換基として炭素数10以下の炭化水素基(脂肪
族基、脂環族基、芳香族基を含む)を有するものであ
り、具体的には、1,2−プロピレングリコール、1,
2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,
2−ヘキサンジオール、1−フェニルエチレングリコー
ル、1−ベンジルエチレングリコール等が挙げられ、
1,2−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオー
ルが好ましい。
【0011】一般式(1)以外のグリコールとしては、
エチレングリコール、1,3−プロパンジオ−ル、1,
4−ブタンジオ−ル、2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサン
ジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ−
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ−
ル、シクロヘキサンジメタノ−ル、ジメチロールトリシ
クロデカン、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付
加物およびプロピレンオキサイド付加物、水素化ビスフ
ェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物およびプロピレ
ンオキサイド付加物等が挙げられ、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、2−メチル−1,3−プム
パンジオールが望ましい。
【0012】また、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール等の3官能以上のポリオール
を全グリコール成分の5モル%以下、好ましくは2モル
%以下共重合してもよい。
【0013】分子量500〜5000のポリアルキレン
エーテルポリオールとしては、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリプロピレンオキサイド、ポリテトラメチレング
リコール等のポリエーテルあるいはこれらのポリエーテ
ルの共重合物が挙げられ、ポリプロピレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイドの末端に更にエチレンオキサ
イドを付加したもの、ポリテトラメチレングリコールが
好ましい。
【0014】ポリアルキレンエーテルポリオールの分子
量は、500〜5000のものを用いる。分子量が50
0未満では芳香族ポリエステルセグメントとの相溶性が
よくなり、樹脂の凝集力が低下し接着力が低くなる。ま
た分子量が5000を超えると芳香族ポリエステルセグ
メントとの相溶性が悪くなり、均一な溶液が得られな
い。ポリアルキレンエーテルグリコールは樹脂分の5〜
60重量%含有する。5重量%以下では可撓性に乏し
く、接着力が弱く、60重量%を超えると、樹脂の機械
的強度が低下し接着力が低くなる。
【0015】ポリアルキレンエーテルポリオールは、プ
ロピレングリコール、エチレングリコール等のグリコー
ルを開始剤としたものだけでなく、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の3官能以
上のポリオール化合物を開始剤としたものであってもよ
い。
【0016】本発明で用いる共重合ポリエステル樹脂
は、分子量が10000〜80000の範囲である。分
子量が10000未満では樹脂の凝集力が弱く、また樹
脂の物性が劣り、80000を超えると溶液粘度が高く
なり、作業性が悪化する。
【0017】本発明で用いる接着剤は、共重合ポリエス
テルと反応する架橋剤を混合して用いることができる。
架橋剤としては、ポリイソシアネート化合物、ポリエス
テルの末端イソシアネート変性品、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂、尿素樹脂、酸無水物等があり、特にこれらの
中でポリイソシアネート化合物、ポリエステルの末端イ
ソシアネート変性品が好ましい。
【0018】本発明の接着剤は、プラスチックフィル
ム、金属箔やガラスの接着やポリエチレン、ポリプロピ
レンの押し出しラミネーションのアンカーコート剤とし
て好ましいだけでなく、木材、紙、プラスチックシート
との接着にも有用である。プラスチックとしては、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリカーボネート等が挙げられ、金
属としてはアルミニウム、鉄、銅、錫等が挙げられる。
【0019】本発明の接着剤には、必要に応じて炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸
化クロム、二酸化ケイ素、酸化チタン等の無機顔料、カ
ーボンブラック、酸化スズ、ジオクチルスルホナトリウ
ムサクシネート、エチルナフタレンスルホン酸ソーダ、
ジラウリルサクシネート等の帯電防止剤、ヒンダードフ
ェノール系、ヒンダードアミン系安定剤等を添加しても
よい。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に例示す
る。実施例中に単に部とあるのは重量部を示す。 ポリエステル樹脂(A)の合成:ジメチルテレフタレー
ト388部、1,2−プロピレングリコール258部、
エチレングリコール36部、トリメチロールプロパン
2.7部、チバガイギー社製酸化防止剤「イルガノック
ス−1330」0.5部、テトラブチルチタネート0.
068部をオートクレーブに仕込み、170〜200℃
で5時間エステル交換反応を実施し、数平均分子量12
00の2官能ポリプロピレングリコールを160部仕込
み次いで反応系を20分かけて5mmHgまで減圧し、
この間250℃まで昇温した。更に0.1mmHg、2
50℃で重縮合反応を60分間行った。得られたポリエ
ステルの数平均分子量はテトラヒドロフラン(THF)
溶液でのゲル浸透クロマトグラフィーによる分析では2
1000であった。酸価は18当量/106 gであっ
た。また,得られたポリエステル樹脂のNMRによる組
成分析の結果を表1に示す。このポリエステル樹脂を酢
酸エチルに固形分濃度が50%になるように70℃で溶
解して、保存テストを実施した。
【0021】ポリエステル樹脂(B)〜(P)の合成:
ジメチルテレフタレート388部、1,2−ブチレング
リコール288部、エチレングリコール32部、1,4
−シクロヘキサンジメタノール40部、チバガイギー社
製酸化防止剤「イルガノックス−1330」0.5部、
テトラブチルチタネート0.068部をオートクレーブ
に仕込み、180〜200℃で5時間エステル交換反応
を実施したのち数平均分子量2000の3官能プロピレ
ングリコール160部を仕込み次いで反応系を20分か
けて5mmHgまで減圧し、この間250℃まで昇温し
た。更に0.1mmHg、250℃で重縮合反応を60
分間行った。得られたポリエステルの数平均分子量はT
HF溶液でのゲル浸透クロマトグラフィーによる分析で
は29000であり、酸価は7当量/106 gであっ
た。また,得られたポリエステル樹脂のNMRによる組
成分析の結果を表1に示す。
【0022】このポリエステル樹脂を酢酸エチルに固形
分濃度が50%になるように70℃で溶解して保存テス
トを実施した。ポリエステル樹脂(A)、(B)と同様
な方法により、表1に記載した共重合ポリエステル樹脂
(C)〜(L)を得た。ポリエステル(F)はポリエス
テル(C)に無水トリメリット酸を窒素雰囲気中、21
0℃で30分間付加反応させることにより酸価を高め
た。比較ポリエステル(H)はプロピレングリコール
が、比較ポリエステル(K)と(L)はポリプロピレン
グリコールが本発明の範囲外であり、比較ポリエステル
(I)と(J)はポリエステル(A)のプロピレングリ
コールをネオペンチルグリコール、2−メチル−1,3
−プロパンジオールに変えたものである。比較ポリエス
テル(M)はテレフタル酸の割合が本発明の範囲外であ
る。これらの比較ポリエステルは表2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1及び表2中の略号は下記の化合物を表
わす。 TPA :テレフタル酸 IPA :イソフタル酸 AA :アジピン酸 PG :1,2−プロピレングリコール 1,2−BG :1,2−ブチレングリコール EG :エチレングリコール NPG :ネオペンチルグリコール MPG :2−メチル−1,3−プロパンジオ
ール CHDM :1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル TMP :トリメチロールプロパン PPG(2-1200) :2官能、分子量1200のポリプロ
ピレングリコール PPG(3-2000) :3官能、分子量2000のポリプロ
ピレングリコール PPG-PEG(2-1500) :2官能、分子量1200のPPG の末端に
エチレンオキサイドを付加した分子量1500の共重合
ポリエーテル PTMG(2-1000) :2官能、分子量1000のポリテト
ラメチレングリコー 保存性は1週間4℃に放置して、外観と流動性を観察し
た。 ○;沈澱、浮遊物なしかつ流動性良好。 ×;沈澱、浮遊物あり、あるいは流動性不良。 グリコールの種類や組成比が本発明の範囲外である比較
ポリエステル(H)、(I)、(J)は保存性が悪い。
【0026】実施例1 ポリエステル樹脂(A)の酢酸エチル溶液とポリイソシ
アネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネート
L)を固形分比で100部対15部になるように混合
し、厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムにグラビアロールにより乾燥後の厚みで3μ
mになるように塗布し、80℃で1分間熱風乾燥した。
この塗布面と50μmの未延伸ポリプロピレンフィルム
のコロナ処理面を80℃のロールで圧着し、40℃で1
日エージングした。得られたラミネートフィルムの剥離
強度、60℃の温水中に10日浸漬後の剥離強度、ボイ
ル処理適性を調べた。結果を表3に示す。 実施例2〜8、比較例1〜8 表3に記載した接着剤を用いること以外は、実施例1と
同様にしてポリエチレンテレフタレートフィルムとポリ
プロピレンフィルムからのラミネートフィルムを得た。
実施例1と同様に評価した。結果を表3及び表4に示
す。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】表3及び表4中の測定法等は以下の方法に
よった。 剥離強度測定条件:測定温度20℃、引張り速度200
mm/分で東洋ボールドウィン社製テンシロンにて測
定。 ボイル適性:ラミネートフィルムを三方シーラーにて内
系が130mmと160mmのパウチを作製し、これに
水300ccと空気100ccを入れ、シール層を融着
させ密封。この試料3個をを30分間煮沸処理した。 ○:破袋なし △:1あるいは2個破袋 ×:3個とも破袋 硬化剤:コロネートL(日本ポリウレタン社製 芳香族
ポリイソシアネート)ミリオネートMR(日本ポリウレ
タン社製 芳香族ポリイソシアネート)
【0030】実施例9 ポリエステル樹脂(A)の酢酸エチル溶液とポリイソシ
アネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネート
L)を固形分比で100部対30部になるように混合
し、厚み12μmの二軸延伸ポリナイロンフィルムにグ
ラビアロールにより乾燥後の厚みで0.1μmになるよ
うに塗布し80℃で1分間熱風乾燥した。この塗布面上
にポリエチレンを押し出した。押し出し温度310℃、
ポリエチレンの厚みは30μmであった。40℃で1日
エージング後、得られたラミネートフィルムの剥離強
度、60℃の温水中に10日浸漬後の剥離強度を実施例
1と同様にして測定した。結果を表5に示す。
【0031】実施例10 ポリエステル樹脂(A)の50%酢酸エチル溶液とポリ
イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネ
ートL)を固形分比で100部対50部になるように混
合し、70℃で5時間反応させ末端基にイソシアネート
基を有する樹脂(ポリエステル(A)−NCOと略す)
溶液を得た。実施例9のコロネートLの代わりに、この
イソシアネート末端ポリエステルを硬化剤として用い、
実施例9と同様にしてポリエチレンを押し出した。40
℃で1日エージング後、得られたラミネートフィルムの
剥離強度、60℃の温水中に10日浸漬後の剥離強度を
実施例1と同様にして測定した。結果を表3に示す。
【0032】実施例11〜12、比較例10〜14 表4に記載した接着剤を用いること以外は、実施例9と
同様にしてポリナイロンフィルム上にポリエチレンを押
し出したラミネートフィルムを得た。実施例9と同様に
評価した。結果を表5に示す。
【0033】
【表5】
【0034】
【発明の効果】実施例,比較例から明らかなように本発
明の接着剤により得られる接着物は接着性が優れるだけ
でなく、耐水性、耐加水分解性、溶液での保存性も優れ
ている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸成分としてテレフタル酸残基を全酸成
    分の75モル%以上含み、一般式(1)で現わされるグ
    リコールを全ジオール成分の70モル%以上含み、分子
    量500〜5000のポリアルキレンエーテルポリオー
    ルをポリエステル樹脂重量の5〜60重量%含み、分子
    量が10000〜80000のポリエステル樹脂を主体
    とするポリエステル系接着剤。 一般式(1):HOCHR−CH2 OH (R:炭素数10以下の炭化水素基)
  2. 【請求項2】 ポリアルキレンエーテルポリオールが、
    分子量800〜2000で、かつ、そのポリエステル樹
    脂中の含有量が15〜40重量%である請求項1のポリ
    エステル系接着剤。
JP6123494A 1994-03-30 1994-03-30 ポリエステル系接着剤 Pending JPH07268308A (ja)

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JP3032983B2 (ja) ポリウレタン組成物