JPH0551574A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH0551574A
JPH0551574A JP23733491A JP23733491A JPH0551574A JP H0551574 A JPH0551574 A JP H0551574A JP 23733491 A JP23733491 A JP 23733491A JP 23733491 A JP23733491 A JP 23733491A JP H0551574 A JPH0551574 A JP H0551574A
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良三 紺野
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誠治 前田
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彰 池田
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伝治郎 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラミネート基材に強い接着強度を得ることがで
き、食品包装材料として、レトルト後の積み重ね時にお
ける不本意による折り曲げが原因の外観劣化を防止する
ことが可能になったり、更に対内容物性として酸性度の
高い食品や油性食品を内容物充填した場合においても、
経時的な接着強度の低下やピンホールの発生がなく、長
期間にわたって強い接着強度を維持できる接着剤組成物
を提供する。 【構成】ポリエステルポリウレタンポリオール10〜9
0重量%と分子末端にカルボキシル基を含有するポリエ
ステル樹脂10〜90重量%よりなる混合物、オルトリ
ン酸またはそのエステル化合物および有機イソシアネー
ト化合物さらに要すればシランカップリング剤を含有し
てなる接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプラスチックフ
ィルムあるいは金属箔とプラスチックフィルムを複合ラ
ミネートするための食品包装材用ウレタン系接着剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品包装材料としてアルミニウム
箔などの金属箔とポリエチレン、ポリプロピレン、塩化
ビニール、ポリエステル、ナイロンなどのプラスチック
フィルムを多層ラミネートして複合フィルム化したもの
が使用されてきた。これらのプラスチックフィルムおよ
び金属箔を張り合わせる接着剤としては、ポリエステル
ポリオールとポリイソシアネート化合物を組み合わせた
ものが知られている。
【0003】しかし、このような接着剤は、ボイル、レ
トルトの高温殺菌処理を必要とする場合、レトルト後の
積み重ねなどの作業時において、不本意の折り曲げで部
分的に接着不良が発生し、外観不良の状態になったり、
あるいは耐内容物性における耐酸性、耐熱水性および内
容物や基材によっては経時的な性能面の劣化が問題にな
ることがあった。
【0004】例えば、ポリエステルあるいはナイロンフ
ィルム/アルミニウム箔/未 延伸ポリプロピレンフィ
ルムからなる一般的な複合フィルムで作成した袋に内容
物として食酢、しょう油、ソースのような酸性度の高い
食品あるいは油性食品あるいはこれらの混合物を含む食
品を充填してレトルト処理を施すと、レトルト直後から
経時にわたって、接着強度の低下あるいはアルミニウム
箔にピンホールを発生させる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ラミネート
基材に強い接着強度を得ることができ、食品包装材料と
して、レトルト後の積み重ね時における不本意による折
り曲げが原因の外観劣化を防止することが可能になった
り、更に対内容物性として酸性度の高い食品や油性食品
を内容物充填した場合においても、経時的な接着強度の
低下やピンホールの発生がなく、長期間にわたって強い
接着強度を維持できる接着剤組成物を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リエステルポリウレタンポリオール、分子末端にカルボ
キシル基を含有するポリエステル樹脂、オルトリン酸又
はそのエステル化合物および有機イソシアネート化合物
を含有してなる接着剤組成物に関する。
【0007】本発明に用いられるポリエステルポリウレ
タンポリオールは、末端に水酸基を含有するポリエステ
ルポリオールと有機ジイソシアネートを、NCO/OH
の比が0.5〜0.95になるように配合し、反応させ
て得られる。NCO/OHの比が0.5以下では、レト
ルト後の折り曲げによる接着不良で外観が悪くなり、
0.95以上では、合成上未反応のイソシアネートが残
り易すく、性能面で問題を残す。
【0008】ここで使用される末端に水酸基を含有する
ポリエステルポリオールは、多塩基酸又はそのエステル
化合物と多価アルコールを反応して得られるもので分子
量が800〜10000、好ましくは1000〜700
0が用いられる。分子量が800以下では、凝集力が小
さく接着強度が、不十分であり、10000以上では合
成上、有機ジイソシアネート化合 物との反応でNC
O/OHの比を大きくしにくいという問題がある。
【0009】多塩基酸およびそのエステル化合物として
は、周知の原料を使用できる。具体的には、イソフタル
酸、テレフタル酸、無水フタル酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、コハク酸、グルタル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸およびそのエステル化合物で
あり、これらを単独あるいは2種以上で使用できる。
【0010】多価アルコールの具体例としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、トリメチロールプロパン、グリセ
リンなどがあり、これらを単独あるいは2種以上で使用
できる。
【0011】有機ジイソシアネートとしては、周知の原
料を使用できる。具体的にには、2,4−トリレンジイ
ソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフ
タレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネートなどが
あり、これちを単独あるいは2種以上で使用できる。
【0012】本発明で用いられるポリエステルポリウレ
タンポリオールの分子量は1000〜100000、好
ましくは5000〜20000である。分子量が100
0未満では、凝集力が小さく接着強度が不十分であり、
100000以上では反応上、未反応のイソシアネート
化合物が残り易く、合成が難しい。
【0013】本発明で使用される分子末端にカルボキシ
ル基を含有するポリエステル樹脂は、分子末端に2個以
上の水酸基を含有するポリエステル樹脂と無水芳香族多
価カルボン酸と反応させて得られる。分子末端に2個以
上の水酸基を含有するポリエステル樹脂は、多塩基酸又
はそのエステル化合物と多価アルコールの反応によって
得られる。多塩基酸又はそのエステル化合物および多価
アルコールは、前述のものが使用できる。無水芳香族多
価カルボン酸としては、無水フタル酸、無水トリメリッ
ト酸、無水ピロメリット酸がある。無水化していない芳
香族多価カルボン酸を使用すると反応物が加水分解を受
け、分子量が低下する場合がある。
【0014】分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂の分子量は1000〜100000、好
ましくは3000〜10000が使用される。1000
以下では、凝集力が小さく接着強度が不十分であり、1
00000以上では、合成上、末端に無水芳香族多価カ
ルボン酸を反応させることは難しく、ゲル化する可能性
もある。
【0015】分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂と無水芳香族多価カルボン酸の反応は、
無水カルボン酸の開環反応によるエステル化反応が主反
応となるように反応温度を220°C以下に制御する必
要がある。両者の反応割合は、分子末端に2個以上の水
酸基を含有するポリエステル樹脂の分子末端の水酸基の
50〜90%を消費する量の無水芳香族多価カルボン酸
を使用する。ここで、〔%〕とは末端水酸基の個数を基
準にしたものである。上記数値が50%以下の場合、耐
内容物性の向上が十分でない。90%以上であると、反
応上未反応物が残り易く、樹脂中に懸濁状態の形で入
り、最終的にラミネート物の接着強度などの物性に悪影
響を及ぼすので好ましくない。
【0016】また、分子末端に2個以上の水酸基を含有
するポリエステル樹脂に、無水脂肪族多価カルボン酸を
反応させると、同様に末端にカルボキシル基を導入でき
るが、このようなポリエステル樹脂は耐内容物性の向上
が認められなかった。ポリエステル樹脂の合成の際、多
価カルボン酸と多価アルコールから一段階で末端にカル
ボキシル基を含有するものが得ることが可能である。し
かし、ポリエステル樹脂のカルボン酸原料として芳香族
系のカルボン酸のみを選択することは、ポリエステル樹
脂の物性をコントロールする上での問題が多い。特に、
3価あるいは4価の多価カルボン酸はポリエステル樹脂
に分岐をもたらす結果、ゲル化しやすく多量に使用でき
ない。また、芳香族多価カルボン酸は昇華性があるので
合成の際、これらの昇華物が反応釜や脱水装置内に付着
し、製造上困難をきたす。
【0017】本発明では、予め所望の物性が得られるよ
うに合成した分子末端に2個以上の水酸基を含有するポ
リエステル樹脂を出発原料として末端にカルボキシル基
を導入したものであり、上記のような問題が除去され
る。
【0018】本発明で、使用されるポリエステルポリウ
レタンポリオールは、分子末端にカルボキシル基を含有
するポリエステル樹脂100重量部に対して、10〜9
00重量部の割合で混合できる。好ましくは、30〜4
00重量部である。10重量部以下であるとレトルト後
の外観劣化が生じ、900重量部以上では耐内容物性に
おいて経時的な接着強度の低下が生じる。
【0019】また、これらの混合樹脂にエポキシ樹脂又
はシランカップリング剤を単独あるいはそれらを混合し
て添加することができる。エポキシ樹脂の添加量として
は、これらの混合樹脂100重量部に対して、0〜20
重量部が好ましい。エポキシ樹脂としては、ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、例えばエピコート1001、10
02、1004、1007(シェル社製)、イソフタル
酸グリシジルエステルなどのグリシジル系エポキシ化合
物がある。なかでもビスフェノール型エポキシ樹脂が好
ましい。
【0020】本発明に用いられるオルトリン酸又はその
エステル化合物としては、例えばオルトリン酸、オルト
リン酸モノメチル、オルトリン酸モノエチル、オルトリ
ン酸モノ−2−エチルヘキシルなどがある。その添加割
合は、ポリエステルポリウレタンポリオールと分子末端
にカルボキシル基を含有するポリエステル樹脂の混合物
100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは
0.05〜1重量部である。0.01重量部以下では、
耐内容物性の経時における接着強度の低下があり、5重
量部以上では、添加してもそれ以上の性能の向上は認め
られない。
【0021】本発明の有機イソシアネート化合物として
は低分子量イソシアネート化合物、低分子量イソシアネ
ートと水もしくは多価アルコールとを反応させて得られ
るポリウレタンイソシアネートおよび低分子量イソシア
ネートの二量体ないし三量体である低重合物がある。低
分子イソシアネートしては、例えば、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、フェニレンジイソシアネート、2,4
−あるいは2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン−4,4−ジイソシアネート、3,3−ジメ
チル−4,4−ビフェニレンジイソシアネート、ジシク
ロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネートおよびこれらの混合物が挙げられ
る。多価アルコールとしては、例えば、本発明で用いら
れるポリエステルポリウレタンポリオールを製造する前
段階のポリエステルポリオールの原料として前記したも
のが挙げられる。
【0022】ポリエステルポリウレタンポリオールと分
子末端にカルボキシル基を含有するポリエステル樹脂の
混合物と、有機イソシアネート化合物は、該当混合物中
の水酸基とカルボキシル基の合計に対して、有機イソシ
アネート化合物中のイソシアネート基が当量比にして
1.0〜5.0になるように配合される。
【0023】本発明に用いられるシランカップリング剤
としては、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシランなどのビニル基を有するトリアルコキ
シシラン、3ーアミノプロピルトリエトキシシラン、N
ー(2ーアミノエチル)3ーアミノプロピルトリメトキ
シシランなどのアミノ基を有するトリアルコキシシラ
ン、3ーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2
ー(3,4ーエポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシランなどのグリシジル基を有するトリアルコキシ
シランがある。その添加割合は、ポリエステルポリウレ
タンポリオールと分子末端にカルボキシル基を含有する
ポリエステル樹脂の混合物100重量部に対して0.1
〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。0.
1重量部以下では、耐内容物性の経時における接着強度
の低下があり、5重量以上では添加してもそれ以上の性
能の向上は認められない。
【0024】本発明の接着剤組成物を用いて、多層複合
フィルムをつくるには、通常用いられている方法、例え
ば、ドライラミネーターによって接着剤を一方の基材の
片面に塗布し、溶剤を揮散させた後、他方のラミネート
基剤と貼り合わせ、常温もしくは加温下に硬化させれば
良い。ラミネート基材表面に施される接着剤の量は1〜
10g/平方メートル程度である。
【0025】
【実施例】以下、実施例について説明する。例中、
〔部〕とあるのは〔重量部〕をしめす。 (1)ポリエステルポリウレタンポリオールIの製造 イソフタル酸 380部、アジピン酸 350部、エチ
レングリコール 180部、ネオペンチルグリコール
350部を反応缶に仕込み、窒素気流下で攪拌しながら
160〜220°Cに加熱し、エステル化反応を4時間
おこない、更に反応缶を徐々に150mmHgまで減圧
した。酸価が2以下で減圧反応を停止し、分子量400
0の前段階のポリエステルポリオールを得た。得られた
ポリエステルポリオール500部にイソホロンジイソシ
アネート15.5部(NCO/OHの比が0.56)を
徐々に加え、100〜150°Cで加熱反応する。6時
間反応後に、分子量12000のポリエステルポリウレ
タンポリオールを得た。得られたポリエステルポリウレ
タンポリオール500部に酢酸エチル500部を加え溶
解する。この得られた固形分50%の樹脂溶液を、ポリ
エステルポリウレタンポリオールIとする。
【0026】(2)ポリエステルポリウレタンポリオー
ルIIの製造 イソフタル酸 300部、セバシン酸 420部、ネオ
ペンチルグリコール210部、1,6−ヘキサンジオー
ル 280部を反応缶に仕込み、窒素気流下で攪拌しな
がら180〜220°Cに加熱し、エステル化反応を4
時間おこない、更に反応缶内を徐々に150mmHgま
で減圧した。酸価が2以下で減圧反応を停止し、分子量
3000の前段階のポリエステルポリオールを得た。得
られたポリエステルポリオール500部にイソホロンジ
イソシアネート 29.5部(NCO/OHの比が0.
8)を徐々に加え、100〜150°Cで加熱反応す
る。6時間反応後に分子量18000のポリエステルポ
リウレタンポリオールを得、その500部を酢酸エチル
500部で溶解し、固形分50%の樹脂を得た。これ
を、ポリエステルポリウレタンポリオールIIとする。
【0027】(3)ポリエステルポリオールIの製造 比較としてイソホロンジシソシアネートを除いた以外
は、ポリエステルポリウレタンポリウレタンIの製造と
同じ方法で、分子量6000の固形分50%のポリエス
テルポリオールを得た。これを、ポリエステルポリオー
ルIとする。
【0028】(4)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂Iの製造前段階の分子末端に2個以
上の水酸基を含有するポリエステル樹脂(A)の製造 ジメチルテレフタレート 480部、エチレングリコー
ル 536部、ネオペンチルグリコール 680部およ
び触媒としてテトラブチルオルソチタネート0.28部
を反応缶に仕込み、窒素気流下で攪拌しながら160〜
220°Cに加熱してエステル交換反応をおこなった。
約4時間で理論量の95%のメタノールが留出した。次
に、この反応缶にイソフタル酸 412部、アジピン酸
726部を仕込み、180〜240°Cでエステル化
反応をおこなった。酸価が10以下になったところで反
応缶を徐々に減圧し、1mmHg以下、240°Cで2
時間重合させ、酸価0.5、水酸基価16.0、分子量
7000の両末端に水酸基を含有するポリエステル樹脂
(A)を得た。
【0029】ポリエステル樹脂(A)500部に対して
無水トリメリット酸 22部を加え、180°Cで2時
間反応させた。液体クロマトグラフを用いて反応缶中の
未反応の無水トリメリット酸が存在しないことを確認し
た後、取り出した。得られた樹脂は、ポリエステル樹脂
(A)の末端水酸基の約80%が無水トリメリット酸と
反応したものであり、酸価23、水酸基価3.2であっ
た。得られた樹脂500部を酢酸エチル500部で溶解
し、固形分50%の樹脂溶液にしたものを、分子末端に
カルボキシル基を含有するポリエステル樹脂Iとする。
【0030】(5)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂IIの製 造 前段階の分子末端の2個以上の水酸基を含有するポリエ
ステル樹脂(B)の製造イソフタル酸 320部、アジ
ピン酸 210部、エチレングリコール 120部、ネ
オペンチルグリコール 200部、1,6−ヘキサンジ
オール 90部を反応缶に仕込み、窒素気流下にて攪拌
しながら、 160〜220°Cに加熱し、エステル化
反応を約5時間おこなった。更に反応缶を徐々に1mm
Hgまで減圧し、240°Cで2時間重合させ、両末端
に水酸基を含有するポリエステル樹脂(B)を得た。得
られた樹脂(B)の水酸基価は28.0、酸価は0.
5、分子量は4000であった。ポリエステル樹脂
(B)500部に対して無水トリメリット酸 28.8
部を加え、180°Cで2時間反応させた。得られた樹
脂は、ポリエステル樹脂(B)の末端水酸基の60%を
消費させたもので、酸価は7.2、水酸基価は4.5で
あった。得られた樹脂500部に対して酢酸エチル50
0部を加えて溶解し、固形分50%の樹脂溶液を得た。
これを、分子末端にカルボキシル基を含有するポリエス
テル樹脂IIとする。
【0031】(6)分子末端にカルボキシル基を含有す
るポリエステル樹脂IIIの製造 比較として前記ポリエステル樹脂(A)500部に対し
て、無水トリメリット酸を8.2部加えた。これは、ポ
リエステル樹脂(A)の水酸の30%が消費されたのに
相当する。同操作により、酸価が1.2、水酸基価が1
1.2の樹脂を得、これを酢酸エチルで固形分50%に
したものを、分子末端にカルボキシル基を含有するポリ
エステル樹脂IIIとする。
【0032】ポリエステルポリウレタンポリオールI〜
III、分子末端にカルボ キシル基を含有する樹脂
I〜III、オルトリン酸、又はオルトリン酸モノエチ
ルおよびポリイソシアネート化合物であるコロネートH
L(日本ポリウレタン株式会社製商品名 固形分75%
酢酸エチル溶液)を、表1のように配合し、接着剤N
O.1〜NO.10を調合した。
【0033】
【表1】
【0034】接着剤NO.1〜NO.10を用いて、ナ
イロンフィルム/アルミニウム箔/未延伸ポリプロピレ
ンフィルムの複合ラミネート材をつくり、性能試験をお
こなった。試験法は次のとおりである
【0035】はくり試験 被着体:ナイロンフィルム(厚み15ミクロン)、アル
ミニウム箔(み9ミクロン)、未延伸ポリプロピレン
(厚み70ミクロン) 接着剤塗布量:4〜5g/平方メートル 硬化条件:40℃ 4日間 試験試料:表1に記載の各接着剤組成物をまずナイロン
フィルムに、ドライラミネーターによって塗布し、溶剤
を揮散させた後、アルミニウム箔面の表面に合わせた。
アルミニウム箔の他の面にもドライラミネーターにより
同じ接着組成物を塗布した後、溶剤を揮散させ、接着剤
面を未延伸ポリプロピレンフィルムに合わせた。その
後、接着剤組成物を硬化させた。上記試験試料を200
mm×25mmの大きさに切断した。これらの試験片を
用いてASTM D1876ー61の試験法に準じて引
っ張り試験機によって荷重速度300mm/分でT型は
くり試験をおこなった。未延伸ポリプロピレンフィルム
とアルミニウム箔との間のはくり強度(Kg/25mm
巾)を10ケの試験片の平均値で示した。
【0036】耐熱、耐食品性試験 ナイロンフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/
未延伸ポリリプロピレンフィルムの多層構造体を有する
袋を、はくり試験で用いた試験試料と同じ方法で作製し
た。この袋に、3%酢酸とサラダ油とトマトケチャップ
を重量比で1対1対1に混合したスープを充填した。
この袋を135°C、30分間熱水殺菌処理(レトルト
処理)した後、アルミニウム箔とポリプロピレンフィル
ム間のはくり強度および60°C、2週間保存後のはく
り強度を測定した。試験は、各々10袋についておこな
った。
【0037】レトルト後の折り曲げ試験 前記の耐熱、耐食品性試験においてレトルト後、試験片
のナイロンフィルム側が表および裏になるように各々2
つに折り曲げる。折り曲げた部分を90度角のポリエチ
レン製構造物の角に強く押し当て、往復10回しごいた
後、肉眼で折り曲げた部分のはくりの有無、アルミニウ
ム箔のピンホールの有無を観察した。
【0038】結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように本発明による接着
剤組成物(NO.1、NO.2、NO.3、NO.4、
NO.5、NO.6)は、いずれもレトルト後の耐折り
曲げ性が優れ、又レトルト後の長期保存に対して接着強
度の低下およびアルミニウム箔のピンホールも認められ
なかった。これに対して、カルボキシル基を含有しない
ポリエステル樹脂およびオルトリン酸又はこのエステル
化合物を使用していない比較品(NO.8、NO.9、
NO.10)は、いずれもレトルト直後は接着強度は低
下していないが、長期保存後の接着強度は強度低下が顕
著であった。又、ポリエステルポリウレタンポリオール
の代わりにウレタン化していないポリエステルポリオー
ルを使用した比較品(NO.7)は、長期保存後の接着
強度の低下は認められなかったが、耐折り曲げ性でナイ
ロンフィルムとアルミニウム箔の間に部分的なはくり状
態が認められた。
【0041】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、ラミネート基
材に強い接着強度を得ることができ、食品包装材料とし
て、レトルト後の積み重ね時における不本意による折り
曲げが原因の外観劣化を防止することが可能になった
り、更に対内容物性として酸性度の高い食品や油性食品
を内容物充填した場合においても、経時的な接着強度の
低下やピンホールの発生がなく、長期間にわたって強い
接着強度を維持できるものである。
フロントページの続き (72)発明者 山口 伝治郎 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルポリウレタンポリオール1
    0〜90重量%と分子末端にカルボキシル基を含有する
    ポリエステル樹脂10〜90重量%よりなる混合物、オ
    ルトリン酸またはそのエステル化合物および有機イソシ
    アネート化合物を含有してなる接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 シランカップリング剤を配合してなる請
    求項1記載の接着剤組成物。
JP23733491A 1991-08-23 1991-08-23 接着剤組成物 Expired - Lifetime JP2848047B2 (ja)

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