JPH07264470A - フィルム位置決め方法及び装置 - Google Patents

フィルム位置決め方法及び装置

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JPH07264470A
JPH07264470A JP7025193A JP2519395A JPH07264470A JP H07264470 A JPH07264470 A JP H07264470A JP 7025193 A JP7025193 A JP 7025193A JP 2519395 A JP2519395 A JP 2519395A JP H07264470 A JPH07264470 A JP H07264470A
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JP
Japan
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filmstrip
film
perforation
scan
scanning
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Pending
Application number
JP7025193A
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English (en)
Inventor
Robert W Easterly
ダブリュ イースタリー ロバート
Webster D Ross
ダニエル ロス ウェブスター
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムストリップの後尾端のパーフォレー
ションを追跡し、パーフォレーション番号と予備走査ラ
イン番号との関係を示すテーブルに誤りが導入されるこ
とを防止するための簡単なシステムを提供する。 【構成】 パーフォレーションセンサ組立84及び86
が左右のフィルムストリップ駆動ローラ組立62及び6
4を基準にして配設されている。駆動ローラ組立62及
び64はフィルムストリップ開口部枠38内のフィルム
ストリップ走査ゲート開口部36の両側に配設されてい
る。フィルムストリップ開口部枠38は走査ゲート枠の
他方の構成要素の片方に配設されている。駆動ローラ組
立62及び64は、運び台30に対して軸が垂直になる
ように、同運び台に取り付けられており、運び台30に
支持されたステップ駆動モータにより駆動されるタイミ
ングベルトにより回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム走査装置等に
おけるフィルムストリップの移送と位置整合に関し、と
くに、フィルム走査ゲートの片側に備えた一対の離間し
たフィルムスプロケット穴センサ又はパーフォレーショ
ンセンサ(perf)を使用したフィルムストリップ位
置の検出と制御に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ画像をディジタルデータに変換
することは、画像の記憶、操作、伝送及び表示又は印刷
などの様々な応用分野において、広く行われてきてい
る。たとえば、KODAKフォトCDシステムのよう
に、写真媒体で取り込んだ画像を、ディジタルデータに
変換して、コンパクトディスクに記憶して、ビデオ画像
として読み出して表示したり、あるいは、様々なカラー
印刷装置を使用して再現する。写真画像を、ディジタル
ラインデータからなる画像フレームの集合に変換するに
は、フィルム画像フレームを、フィルム走査部を通過さ
せ、一般的に集光空洞共振器(light integ
rating cavity)又は集光器(light
integrator)によって発生した一様な拡散
照明を有する線形光ビームで、各々の走査線を照明す
る。
【0003】画像フレームの照明された走査線を通過し
た光は、一般的に、線形CCD(電荷結合素子)アレイ
に設けたレンズ系によって焦点調節を行なう。このCC
Dアレイは、一般的に、ディジタル化して記憶した各々
の画像画素につき三原色光強度信号を発生する画像検出
器である。各々の走査線のディジタル化信号値を、ビデ
オ記録及び表示のための標準形式に変換し、コンパクト
ディスク又は磁気記録メディアに記憶するか、あるいは
カラーレーザ印刷装置などで再現することができる。こ
のようなフィルム走査装置は、様々な形態をとる。フィ
ルム画像フレームディジタル化の様々な共通の局面、と
くに、ライン照明及び線形CCDアレイ方式のディジタ
イザについては、共通譲渡された米国特許第5,15
5,596号に詳細に説明されている。
【0004】写真ネガフィルムストリップ画像フレーム
のライン走査を行なうには、正確なフィルム移送機構を
備えて、フィルムストリップを走査ゲート内に送り込
み、そこで画像フレームを走査開口部に整合させて平坦
に保持する必要がある。一般的に、線形CCDアレイと
走査光ビームは静止しているので、光ビームはフィルム
ストリップの画像フレームの1本の線を照明し、そし
て、1本の線のディジタル化したデータを記憶する。フ
ィルムストリップ画像フレームが入っている走査ゲート
は、ステップモータによって、画像フレーム全体がディ
ジタル化されるまで、ライン単位で増分的に移動又は並
進する。画像フレーム全体がディジタル化されると、新
しい画像フレームが位置付けられて平坦に保持され、走
査とディジタル化が行なわれる。フォトCD変換のため
の、上記のような走査及びディジタル化システムは、本
出願の出願人が販売しているKODAK PIW Mo
del2400 Photo−CD走査システムで実施
されている。
【0005】上記のフィルム走査装置では、走査面は垂
直に保持され、走査装置の静止構成要素は水平に保持さ
れている。操作者は、ネガフィルムストリップを、左側
から、フィルムトラック兼駆動機構に通じるスロット内
へ導き入れる。画像フレームはフィルムストリップ走査
ゲート内に位置付けられ、押し付けられて固定される。
ベルト駆動のローラ組立により、フィルムストリップが
フィルムストリップ走査ゲート内を給送され、上記の静
止構成要素を通過する。これが第一のパス、つまり予備
走査であり、操作者が表示装置上で観察できるビデオ表
示を行えればよいだけの低い解像度で、画像フレームが
走査される。
【0006】線形CCDアレイから出力された各々の画
像フレームの予備走査されたラインデータは、ディジタ
ル化されて外部コンピュータに送られる。外部コンピュ
ータは、画像フレーム境界のライン走査番号を判定し、
走査ラインデータを解析して、画像濃度及びカラーバラ
ンス補正係数を求める。求められた補正係数及び境界ラ
イン走査番号は、走査装置のコンピュータへ送り返さ
れ、高解像度の主走査に使用される。
【0007】また、走査及びディジタル化した画像画素
の予備走査されたラインデータは、表示装置にも表示さ
れ、操作者の観察に供される。操作者は、画面を見なが
ら、表示されたカラーバランス又はトーンとカラー表示
装置の強度とを、満足のゆくまでさらに調整する。調整
が完了すると、その画像フレームの調整結果が記憶され
る。画像の向きもディジタル化データと共に記憶される
ので、CDプレーヤーにおいては、画像データを90度
回転して、撮影された画像と同じ方位で、ビデオ画像と
して表示することができる。
【0008】上記の第一のパスで各々の画像フレームを
走査すると、垂直に向いたフィルムストリップの走査済
み画像フレームが、静止巻取り室に給送される。この巻
取り室は、走査装置内に備えられ、一時的にフィルムス
トリップを保持し、フィルムストリップに干渉する可能
性のある他の装置からフィルムストリップを保護してい
る。
【0009】すべての画像フレームの走査が完了する
と、フィルムストリップの後尾端が、逆方向に、1フレ
ームずつ、フィルムストリップ走査ゲートへ給送され
る。そして、フィルムストリップ画像フレームが押さえ
つけられ、並進装置が画像フレームを走査開始位置へ並
進させ、そして各々の画像フレームを走査部内を並進さ
せる。そして、画像フレームが高解像度で走査され、画
像が、低解像度で得たデータに関連するデータの1つの
フィールドとしてディジタル化される。後続する画像フ
レームが走査ゲートへ給送されると、フィルムストリッ
プは、それが挿入されたのと同じスロットから送り戻さ
れ、すべてのフレームの走査が完了したとき、操作者に
よって取り出される。したがって、次回に走査すべきフ
ィルムストリップは、今回走査したフィルムストリップ
が完全に取り出されてから給送されることになる。
【0010】上記のModel 2400 Photo
−CD走査装置では、直角位相(quadratur
e)型のパーフォレーションセンサを使用して、おおま
かな位置データを得ている。駆動ステップモータを、半
ステップにつき0.002インチ(0.0004cm)
並進させ、検出されたパーフォレーション間を補間し
て、細かな位置データを得ている。直角位相型パーフォ
レーションセンサは、フィルムのパーフォレーションが
占有する通路内のフィルムストリップの動きの方向に並
列に設けられた一対の光学的エッジ検出器からなる。こ
れらの一対の検出器は、連続するパーフォレーションの
前端間の距離の倍数だけ互いに離間している。各々の検
出器が出力する検出信号は、パーフォレーションに欠陥
がない限り、互いに90度移相している。パーフォレー
ションの欠陥とは、たとえば、破損したエッジ、あるい
は接合テープで部分的又は全体的に覆われた縁、あるい
はベルト又はローラ駆動装置内でのフィルムストリップ
の詰まりや滑りなどである。
【0011】図1は、フィルム移送路14と整合させ
て、走査開口部12の左側に設けた直角位相型センサ1
0の配置の概略ブロック図である。センサ10は、IS
O規格の35mmスプロケット穴、つまり、画像フレー
ム長さ(38mm)につき8個のスプロケット穴を考慮
して配設されている。各スプロケット穴は互いに4.7
5mm離間しており、そして各スプロケット穴の幅は
2.75mmである。センサ10は、スプロケット穴の
エッジを検出するエッジ検出器11及び13を含む。こ
れらの検出器は、互いに10.50mm離間しており、
各スプロケット穴エッジの検出を90度移相させて、9
0度移相した一対の矩形波検出信号を発生するようにな
っている。
【0012】駆動ベルト16が、フィルムストリップの
エッジ(図示しない)に、ニップ(nip)の部分で係
合し、モータ19に制御されて、フィルムストリップを
右側へ移送して、低解像度の走査が行なわれる。各々の
画像フレームが予備走査されて巻取り室へ給送される
と、フィルムストリップ画像フレームの後端が、走査開
口部12の右側に来る。
【0013】フィルムストリップ画像フレームが予備走
査されると、パーフォレーションセンサ10から、パー
フォレーションエッジ検出信号が、走査装置のコンピュ
ータ17へ送られる。走査装置のコンピュータ17は、
パーフォレーションエッジ検出信号の数を記憶し、ステ
ップモータの指令信号からライン番号を補間することに
より検出した各パーフォレーションエッジから得た予備
走査ライン番号の記録を開始する。パーフォレーション
番号と予備走査ライン番号の関係を示すテーブル(表)
が、走査装置のコンピュータ内で作成される。つぎに、
予備走査画像データが、外部コンピュータのフレームラ
イン検出アルゴリズムによって解析され、フレーム境界
が識別される。そして、外部コンピュータは、各々のフ
レーム境界の位置を、予備走査ライン番号の形で、フィ
ルム走査装置のコンピュータに伝送する。
【0014】さらに、走査装置のコンピュータ17は、
最後に検出したパーフォレーションの番号を判定する。
最後の検出においては、フィルムストリップの後尾端
が、パーフォレーションセンサ10の右側へ進む(その
結果、パーフォレーションセンサからは何も出力されな
くなる)。走査装置のコンピュータ17は、ステップモ
ータの半ステップパルス信号を供給すると共にそれを計
数し、そして、このパルス信号を複数計数したところ
で、前回検出したパーフォレーション信号又は発生した
擬似パーフォレーション出力信号から、擬似パーフォレ
ーション出力信号を発生する。擬似パーフォレーション
出力信号は、ステップモータ19がネガフィルムストリ
ップの最後の画像フレームを走査開口部12を通過させ
るとき、計数される。ステップモータ19は、24個の
擬似パーフォレーションを計数した時点で停止する。そ
のとき、フィルムストリップの後尾端は、走査開口部1
2のちょうど右側に来る。距離とスプロケット穴数は、
パーフォレーションセンサ10から走査開口部12の中
心点までの距離と、駆動ベルト16の右端の下のフィル
ムストリップの後尾端の名目上の休止位置とによって決
まる。この時点でも、最後の画像フレームに対して、擬
似パーフォレーション番号と予備走査ライン番号の関係
を示すテーブルが記憶される。
【0015】しかし、ライン走査番号が適切に離間した
擬似パーフォレーション信号を、最後に検出したフィル
ムストリップパーフォレーションから生成することは、
多くの場合困難である。処理中及び初期焼付け中は、何
本ものフィルムロールを全部伸ばした状態で、端と端で
接合している。焼付け終了後、顧客から注文されたフィ
ルムロールは、画像フレーム境界で4、5個の画像フレ
ームからなるフィルムストリップに切断して、印画と一
緒に梱包するのに便利なようにしている。フィルムスト
リップの切断端においては、切断端からの最初の未接触
のスプロケット穴の位置が、フィルムストリップ毎に著
しく異なる。
【0016】図2及び図3は、上記のようなフィルムス
トリップ20の後尾端における、切断端18から最も近
いスプロケット穴22までの距離の違いの例を示す。ま
た、図4から図7に示されるように、切断端のスプロケ
ット穴の1つ又は2つが、接合テープによって完全に又
は部分的に覆われている。図2及び図3において、擬似
パーフォレーション信号は、最後のスプロケット穴22
の検出後、正しい時間に発生しなければならない。その
他のすべての場合、擬似パーフォレーション信号の発生
は遅すぎる可能性があり、主走査中に、当該フィルムス
トリップに対するパーフォレーション番号と予備走査ラ
イン番号の関係を示すテーブルのすべてが廃棄されてし
まう。
【0017】すべての画像フレームの予備走査が終了す
ると、駆動ベルト16の走行方向が逆転し、フィルムス
トリップが左側に駆動され、各々の画像フレームが、走
査開口部12へ給送され、高解像度の主走査が行なわれ
る。制御装置は、各々の画像フレームに対する、事前に
記録されたパーフォレーションと予備走査ライン番号と
の関係を示すテーブルを使用して、画像フレームの右端
に最も近いパーフォレーションを識別する。駆動ベルト
16により、フィルムストリップが、識別されたパーフ
ォレーションまで給送され、そして、ステップモータが
段階的に駆動さされて、パーフォレーションとパーフォ
レーションの間を補間して、フレームのエッジに到達す
る。そして、フィルムストリップ画像フレームは、フィ
ルムストリップ走査ゲートに押し付けられて固定され、
フィルムストリップ走査ゲートが走査部内を並進する
と、主走査が開始される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】単一のパーフォレーシ
ョンセンサを、走査開口部の1つの側で使用すると、ネ
ガフィルムストリップの少なくとも最後の3つの画像フ
レームに対して、開ループ制御系が形成される。さら
に、4枚分の画像フレームの長さのネガフィルムストリ
ップの場合、最後の3枚の画像フレームは、後尾端がパ
ーフォレーションセンサの後ろを通る状態で予備走査さ
れる。2番目の画像フレームから4番目の画像フレーム
の予備走査中にフィルムの滑りや詰まりが発生すると、
それがパーフォレーションの破損と混同される可能性が
あり、フィルムストリップがパーフォレーションセンサ
に到達して主走査されるまで、滑りや詰まりが検出でき
ないことになる。その結果、滑りが発生した場合、4番
目の画像フレームが主走査のために位置合せされたと
き、このシステムは異常な状態に陥る。画像フレームの
位置合せに問題が発生すると、最初の3回の画像フレー
ム主走査は放棄しなければならなくなる。
【0019】パーフォレーションセンサを1つしか使用
しないことから発生するもう一つの問題は、フィルムの
滑りとパーフォレーションの欠陥(つまり、破損パーフ
ォレーション)とを区別できないことである。さらに、
図2から図7に示すように、後尾端のフィルムエッジの
形態が多数あるため、実際のパーフォレーション番号か
ら擬似パーフォレーション番号への移行が不正確になっ
てしまう。
【0020】したがって、本発明の目的は、フィルムス
トリップの後尾端のパーフォレーションを追跡し、パー
フォレーション番号と予備走査ライン番号との関係を示
すテーブルに誤りが導入されることを防止するための簡
単なシステムを提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、フィルムのパーフォ
レーションの欠陥とフィルムストリップ後尾端の異常に
反応しないパーフォレーション検出及び計数システムを
提供することである。
【0022】本発明のさらに他の目的は、フィルムスト
リップ並進機構におけるフィルムストリップの滑り及び
詰まりと、フィルムストリップスプロケット穴の欠陥と
を検出して区別する方法である。
【0023】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の上記
及びその他の目的は、長いフィルムストリップの画像フ
レームの位置決めを制御する装置であって、前記画像フ
レームの予備走査及び主走査ラインデータの集合を得る
ためフィルムライン走査装置の走査部のフィルム走査ゲ
ート開口部に関して、前記フィルムストリップの先頭端
及び後尾端間に1つ又は1つ以上の画像フレームを持つ
と共に、前記フィルムストリップの長手方向に一連のパ
ーフォレーションを持ち、予備走査動作においては、前
記フィルムストリップを、前記走査ゲートを通して、順
方向に給送し、主走査動作においては、前記フィルムス
トリップを逆方向に給送して、画像フレームを、前記走
査ゲート開口部に整合させて位置決めするフィルムスト
リップ駆動アセンブリと、前記フィルムストリップ駆動
アセンブリに結合され、ステップ駆動パルスにより順方
向及び逆方向に動作可能なステップ駆動モータと、ステ
ップ駆動パルスを供給し、前記ステップモータを前記順
方向に動作させて、前記フィルム走査装置が前記予備走
査ラインデータを得るとき、前記フィルムストリップの
画像フレームを前記走査ゲート通して給送するのに十分
な所定のステップ駆動パルスだけ、前記フィルムストリ
ップを前記順方向に給送すると共に、前記フィルムスト
リップの後尾端を前記フィルムストリップ駆動アセンブ
リと所定の関係となるように位置決めする順方向駆動手
段と、フィルムトラック内を給送される前記フィルムス
トリップのパーフォレーションに整合させて前記フィル
ムトラックに位置決めされ、前記フィルムストリップの
先頭端が前記順方向において前記走査ゲートに給送され
るときに、ハイ及びロー状態のパルスからなる第一のパ
ーフォレーションパルス列を生成する第一のパーフォレ
ーションセンサと、フィルムトラック内を給送される前
記フィルムストリップのパーフォレーションに整合させ
て前記フィルムトラックに位置決めされ、前記フィルム
ストリップの先頭端が前記順方向において前記走査ゲー
トを通過して給送されるときに、ハイ及びロー状態のパ
ルスからなる第二のパーフォレーションパルス列を生成
する第二のパーフォレーションセンサとからなることを
特徴とする装置により実現される。
【0024】本発明の一つの局面によれば、予備走査動
作において、各々のパーフォレーションセンサパルス列
とステップ駆動パルスに対応する予備走査位置データを
展開し、主走査を行なうために画像フレームを正確に位
置決めするための装置が使用される。高解像度の主走査
の動作中、フィルムストリップの画像フレームは、ステ
ップモータの逆駆動により、走査ゲート内に位置決めさ
れる。この位置決め動作は、第一及び第二のパーフォレ
ーション状態変化を計数し、計数したパーフォレーショ
ン状態の遷移を第一及び第二の予備走査アレイと比較す
る一方で、境界走査ライン数を使用した大まかな位置整
合及び細かな位置整合工程において行なわれる。開始主
走査半ステップ数が、第一及び第二の予備走査アレイに
おける境界走査ライン数からのライン走査数アレイを基
準として得られた半ステップ数と比較され、状態遷移数
+1を計数する。モータは、パーフォレーションセンサ
の少なくとも1つにより検出された状態遷移が、上記で
得られた状態遷移数+1に一致するまで、大まかな位置
整合において主走査方向に駆動される。上記の状態遷移
+1に一致する半ステップ数が記憶される。つぎに、細
かい位置整合において、モータは、予備走査方向に、上
記の+1遷移半ステップ数と半ステップ数との差に対応
する半ステップ数だけ、駆動される。上記の処理が繰り
返され、各々の画像フレームが、フィルムストリップ走
査ゲートに位置付けられる。
【0025】本発明の他の局面によれば、フィルムスト
リップの詰まりと滑りが、第一及び第二のパーフォレー
ションセンサパルス列に基づいて検出される。半ステッ
プ数とパーフォレーション予備走査アレイを、予備走査
アレイとして蓄積する動作中、パーフォレーション状態
遷移が、遷移間の半ステップ数の変化と比較される。パ
ーフォレーションの状態が、両方の予備走査アレイの半
ステップ数の最大変化を超えて持続する場合、フィルム
ストリップが詰まったことを示す。フィルムストリップ
の給送が停止し、操作者は詰まったフィルムストリップ
を手で取り出す。
【0026】予備走査と主走査の間において、第一及び
第二予備走査アレイのパーフォレーション状態の継続時
間が、正常なパーフォレーション状態継続時間に対応す
る半ステップ数の他の最大変化と比較され、異常なパー
フォレーション状態継続時間が検出される。滑りは、異
常なパーフォレーション状態継続時間が、第一及び第二
予備走査アレイ内に、ほぼ同一の半ステップ数で存在す
るときに検出される。操作者は、フィルムストリップを
排出して検査し、問題がなければ再装填して予備走査を
繰り返す。パーフォレーションの破損の検出は、異常な
パーフォレーション状態継続時間が、第一の予備走査ア
レイ内に、第一の半ステップ数で存在し、そして第二の
予備走査アレイ内に、破損したパーフォレーションを第
二のパーフォレーションセンサへ給送するのに必要な半
ステップ数に対応する量だけ異なる数で存在するとき、
行なわれる。このようにして、パーフォレーションの破
損が滑りから区別されるので、主走査を続行することが
できる。
【0027】
【実施例】本発明は、前記引用の共通譲渡同時係属出願
に記載されている様々な特徴を備えたネガフィルムスト
リップ及びスライドの走査装置で実施される。走査装置
のコンピュータを含むスライド及びフィルムストリップ
移送システムが、米国出願番号201,282号に記載
されている。同出願においては、ネガフィルムストリッ
プ走査ゲートとスライド走査ゲートが、走査ゲートの枠
上に一列に取り付けられており、走査部においてどちら
のゲートを前又は後ろに配設してもよい。図9から図1
1は、米国出願番号201,282号に開示されたもの
であり、本発明によるパーフォレーションセンサとアル
ゴリズムを実現したフィルムストリップ走査装置の構成
要素を概念的に示している。図12及び図13は、パー
フォレーションセンサの構造を、ネガフィルムストリッ
プクランプ及び走査ゲートに関して示している。ネガフ
ィルムストリップ予備走査及び主走査中の、本発明によ
るパーフォレーションセンサの動作様態を、図14から
図22に示す。
【0028】図8は、フィルム操作マイクロ制御装置3
00と、以下に説明するモータ及びセンサとの相互接続
を表わすシステム電気・機械ブロック図である。マイク
ロ制御装置300は、以下に説明するアルゴリズムに従
って、パーフォレーション検出パルス列PERF_A及
びPERF_Bと、半ステップモータ駆動パルス、そし
てRS−232インタフェースを介してフィルム走査マ
イクロ制御装置350(図9から図11に図示)から送
られてくる走査ライン番号とを処理する。本発明の目的
からみて、走査装置のコンピュータは、フィルムストリ
ップの操作を制御するためのフィルム操作マイクロ制御
装置300と、走査部及び運び台の様々な動作と、DX
コードセンサ又はLIBC読取り装置の動作を処理する
潜像バーコード(LIBC)又はDX制御ボード400
とを制御するためのフィルム走査マイクロ制御装置35
0とを含むと述べるだけで十分であろう。フィルム操作
マイクロ制御装置と様々なモータ(M)及びセンサ
(S)との間で、図8に示される様々な信号がやりとり
される。これらの信号については、上記動作に関してこ
れらの信号が果たす役割の範囲内で、以下に説明する。
【0029】操作装置のコンピュータは、フィルム走査
マイクロ制御装置350に接続されているSCSIイン
タフェースを介して、外部コンピュータに接続されてい
る。操作者は、走査すべき画像フレーム数など、フィル
ムストリップに関する情報を、外部コンピュータのキー
ボードから入力できる。また、操作者は、個々のスライ
ドを走査するための走査コマンドを入力することもでき
る。操作者は、予備走査の結果を、表示装置上でビデオ
表示画像として見ながら、カラーバランス、濃度、情景
回転などを入力したり、どの画像を主走査すべきか、あ
るいはフィルムストリップを排出すべきかを判断するこ
とができる。
【0030】図8に示すフィルム操作マイクロ制御装置
300は、様々なセンサSからの検出信号及び状態信号
に応答して、フィルムストリップ操作装置のステップ駆
動モータMに対するモータ制御信号を出力するソフトウ
ェアの下で動作するマイクロコンピュータを含む。フィ
ルム操作マイクロ制御装置300は、フィルムストリッ
プの先端が入ってきたことを示すフィルム装填センサの
出力に応答し、モータ駆動コマンドをPTR駆動モータ
に与える。フィルムストリップは、PTRローラ組立に
より、プレDX(Pre−DX)フィルムストリップ端
検出器内を移送される。この時点で、フィルム操作マイ
クロ制御装置300は、LIBC制御ボード400に対
して、バーコードの読取りを行わせることができる。
【0031】LIBC制御ボード400は、フィルムス
トリップがLIBC読取りアセンブリ(DXコードセン
サ)に入ってきたとき、フィルム操作マイクロ制御装置
300からコマンドを受信して、LIBC読取りを開始
する。LIBC読取り値は、LIBC制御ボードにより
復号化され、DXデータとしてフィルム操作マイクロ制
御装置300へ送信される。復号化されたDXデータ
は、RS−232インタフェースを介してフィルム走査
マイクロ制御装置350へ転送され、そこからさらに外
部コンピュータへ転送される。
【0032】フィルムストリップは、フィルムストリッ
プクランプ兼走査ゲートへ給送される。フィルムストリ
ップクランプ兼走査ゲートにおいては、左右のフィルム
ストリップ駆動ローラアセンブリが、フィルム駆動両方
向ステップモータMに結合されている。フィルム操作マ
イクロ制御装置300は、ステップ駆動パルスを供給し
て、フィルムストリップを前後方向に給送することによ
り、予備走査及び主走査動作中に、フィルムストリップ
を走査部へ送り込み、走査部から取り出し、あるいは走
査部を通過させる。
【0033】さらに、フィルム操作マイクロ制御装置3
00は、PERF_A及びPERF_Bパルス列を、そ
れぞれ左右のパーフォレーションセンサSから受信す
る。フィルムストリップクランプ兼走査ゲートは、フィ
ルムストリップ画像フレームを走査部に押さえ付けて固
定するようにしたフィルムクランプ駆動モータMも含
み、フィルムクランプ定位置信号Sを受信して、フィル
ムクランプを開放してフィルムストリップがフィルムス
トリップ走査ゲートを確実に通過するようにする。
【0034】走査ゲート枠及び集光器の位置に関する情
報と、スライド及びフィルムストリップ走査の状態に関
する情報も、フィルム走査マイクロ制御装置350から
RS−232インタフェースを介してフィルム操作マイ
クロ制御装置300へ送られ、主走査動作中に、次のフ
ィルムストリップ駆動動作を促す。
【0035】予備走査及び主走査データは、両方ともS
CSIインタフェースを介して、外部コンピュータへ転
送される。予備走査データは、フレームライン検出アル
ゴリズム(FLDA)によって解析され、フィルムスト
リップのすべての画像の位置が、予備走査ライン番号に
関して判断される。
【0036】図9から図11に示されるように、フィル
ム走査マイクロ制御装置350は、三色CCD線形アレ
イに結合され、ライン走査クロック信号をこの三色CC
D線形アレイに供給し、電荷信号を駆動する。予備走査
動作中、ライン走査数が計算され、予備走査ライン番号
が、RS−232インタフェースを介して、フィルム操
作マイクロ制御装置300へ転送されて、以下に説明す
るように、位置データを展開する。
【0037】以下、図9から図11に示すフィルムスト
リップ走査のためのフィルム操作動作について説明す
る。図9に操作装置のハウジング101を部分的に示
す。121はスライド入出力スロット、141はフィル
ムストリップ入力スロット、161はフィルムストリッ
プ出力スロットを示す。操作者は、フィルムの種類及び
他の情報をキーボードから入力する。そして、必要に応
じて、フィルム走査マイクロ制御装置350は、ハウジ
ング内の走査ゲート281又は221を所定の位置に位
置付けて、スライド又はフィルムストリップを受け取
り、走査を開始する。走査が完了すると、スライドはス
ライド走査ゲート281からスライド入出力スロット1
21へ戻され、手動で取り出される。フィルムストリッ
プはフィルムストリップ出口スロット161から排出さ
れる。
【0038】図9から図11には、静止フィルム走査部
を形成する、上下のクランプ要素76、78の間のフィ
ルム走査面130、走査レンズ系132、そして三色C
CD線形アレイ134が示される。フィルム走査部は、
光伝導バー44を通じて線形光ビームをフィルム走査面
に当てるための集光器アセンブリ40を含んでいるの
で、フィルムストリップ又はスライド走査ゲートによっ
てフィルム走査面に位置付けられたフィルム画像フレー
ムにより、光ビームはその色と強度が変調される。光感
応CCD要素のCCD線形アレイ134は、変調された
線形光ビームを、フィルム走査マイクロ制御装置350
の制御のもとで、ライン走査電気信号に変換する。走査
レンズ系132は、予備走査及び主走査動作においてフ
ィルム画像が画像走査面130を給送されるとき、光の
変調されたラインを、走査アレイ134に対して合焦す
る。この焦点合わせは、必要に応じて、自動焦点システ
ムを使用して、高精度の焦点合わせを行ってもよい。
【0039】長い走査ゲート枠201の主要構成要素の
各々、つまり、フィルムストリップクランプ兼走査ゲー
ト221、巻取り室241、進路転換器261、そして
スライド走査ゲート281は、それぞれブロックで示さ
れている。枠201は、左側のリミットセンサ138に
隣接したフィルムストリップ走査位置にある。集光器の
ハウジング42と光伝導バー44は、ネガフィルムスト
リップを画像面130で走査するための走査位置に位置
している。
【0040】図9に示されるように、すでに走査された
フィルムストリップ120は、出口シュート15を伝わ
って、フィルムストリップ出口スロット161から出
る。同時に、次に走査すべきフィルムストリップ122
が、PTRアセンブリ50内のPRTローラ53から5
6により給送される。この給送に先立ち、すでに走査さ
れたフィルムストリップ120の後尾端が、左側のパー
フォレーションセンサアセンブリ84(図12)の左側
を通過するまで、駆動ローラアセンブリ62、64(図
12)によって移送される。フィルム操作マイクロ制御
装置300は、左側のパーフォレーションセンサのフォ
トダイオード92の最後に検出されたパーフォレーショ
ン検出パルスに応答し、所定の数のステップ駆動パルス
を、駆動ローラアセンブリ62、64のステップモータ
に供給し、フィルムストリップが完全に排出されるよう
にする。
【0041】フィルムストリップ122の存在は、フィ
ルム装填センサ(図9から図11には図示しない)によ
って検出される。検出されると、フィルム操作マイクロ
制御装置300が、すでに走査されたフィルムストリッ
プ120がフィルムストリップ走査ゲートから出たかど
うかを判断する。その判断は、フィルムストリップ12
0の後尾端を検出し、所定数のステップパルスを、前述
したように逆方向に動作しているフィルムストリップ駆
動モータアセンブリに供給することにより行なう。そし
て、フィルム操作マイクロ制御装置300は、ステップ
駆動パルスを、PTR駆動モータ57と、駆動ローラア
センブリ62、64のステップ駆動モータに対して、逆
方向に回転するように供給し、そしてフィルムクランプ
部材78を下げる(あるいはフィルムクランプ部材78
の降下を確認する)。フィルムストリップ122は、P
TR駆動ローラによって駆動されて、上記とは別のセン
サ(図示しない)を通過する。このセンサにより、LI
BC読取り器の制御装置400(図8)は、LIBCの
読取りを開始することができる。
【0042】図8に示されるように、フィルムストリッ
プ122は、その予備走査先端がひれ板(フリッパ:f
lipper)100をその上側の定位置から押し下
げ、駆動ローラ66及び68間の間隙に進入し、左側の
パーフォレーションセンサを構成するLED88とフォ
トダイオード92に接近するまで給送される。最初の予
備走査先端スプロケット穴が、左側のパーフォレーショ
ンセンサのフォトダイオード92に到達すると、その結
果として発生したパーフォレーション信号が、フィルム
ストリップ操作マイクロ制御装置300に印加される。
信号が印加されると、フィルムストリップ操作マイクロ
制御装置300は、PTRローラアセンブリ50の駆動
モータに対するステップ駆動パルスの供給を停止する。
【0043】図9に示されるように、左側の駆動ローラ
66及び68と右側の駆動ローラ70及び72が反時計
方向に回転し続け、フィルムストリップ122を右側に
給送するので、先端が巻取り室241の空洞に進入す
る。画像フレームの比較的高速な予備走査中、駆動ロー
ラアセンブリ62、64はネガフィルムストリップ12
2を引き続き右側に給送する。そのとき、フィルムクラ
ンプ部材78とプレート76とは互いに離脱している。
【0044】フィルムストリップ122の予備走査先端
が、左側のパーフォレーションセンサアセンブリ84に
よって検出されて、PERF_Aパルス列が発生する
と、先端検出信号がフィルム走査マイクロ制御装置35
0へ伝達される。CCDアレイ134によるライン走査
が実行可能になり、最初の画像フレームが走査部に進入
する前に、予備走査動作が開始される。フィルムストリ
ップ122が、巻取り室241に連続して給送されてい
る間、各々の画像フレームの予備走査データが、三色C
CD線形アレイ134により収集される。
【0045】左側のパーフォレーションセンサのフォト
ダイオード92によって発生したパルス列は、フィルム
ストリップ122の予備走査後尾端が、いつ駆動ローラ
70及び72の間に位置付けられ、駆動ローラステップ
モータが停止するかを決定するために使用される。フィ
ルム操作マイクロ制御装置300から駆動ローラステッ
プモータへ供給された半ステップパルスは、左側のフォ
トダイオード92のパーフォレーションパルスが停止し
た後、所定数のステップ駆動モータ半ステップパルス分
だけ停止する。フィルムストリップの給送は、フィルム
ストリップ122が、主走査中に、ローラ70及び72
によって、逆方向に駆動される位置に来るように後尾端
を位置付けて、停止させることが望ましい。
【0046】図11は、フィルムストリップ122が逆
方向に動いて、各々の画像フレームをフィルムストリッ
プクランプ兼走査ゲート221に位置付けて、主走査を
行なう場合を示す。予備走査においては、画像フレーム
は、画像フレームがフィルム走査面130を通過して右
側に給送されつつ、左から右へ走査される。主走査にお
いては、フィルムストリップ122の動く方向は、右か
ら左へと逆転するので、予備走査フィルムストリップ後
尾端は、主走査フィルムストリップ先端になる。進路転
換器261のひれ板100は、自身の重みで上に動いて
フィルム排出位置に来ているので、フィルムストリップ
122は逆方向に排出することができる。主走査された
フィルムストリップ122が、ひれ板100の下面と下
側フィルムガイド128の前面によって形成されるスロ
ットを通過して、主走査先端を先にして、シュート15
の中へ下方に排出される。主走査先端の下方排出が継続
し、そして、フィルムストリップ122が、1回に1画
像フレームずつ、フィルムストリップ出力スロット16
1を通過して排出される。
【0047】主走査中、フィルムストリップ122は、
駆動ローラ66から72の逆駆動により、1回に1フレ
ームずつ、フィルムストリップ走査開口部へ給送され
る。これらの駆動ローラは、フィルム操作マイクロ制御
装置300によって制御される。フィルム操作マイクロ
制御装置300は、画像フレームを正確に位置付けるた
めの、前回記憶した第一と第二のパーフォレーション番
号と予備走査ライン番号の関係を示すテーブルを使用し
て、この制御を行なう。駆動ローラモータが停止し、そ
して、フィルムクランプの可動枠部材78が、フィルム
走査マイクロ制御装置350からのパルスによるフィル
ムクランプ駆動モータ(図示しない)の付勢により、係
合する。運び台駆動モータ(図示しない)が、フィルム
走査マイクロ制御装置350からのパルスにより付勢さ
れ、主走査動作中、フィルムストリップ走査ゲート22
(図13)を、左から右へ並進させて、走査部を通過さ
せ、高解像度のライン走査画像データが生成される。
【0048】自動焦点動作は、最初のフィルムストリッ
プ画像フレームを、主走査位置に位置付けた状態で行な
う。押さえ付けて固定した画像フレームを、焦点駆動モ
ータを動作させて焦点の全範囲にわたり焦点を調節しな
がら、ライン走査する。ライン走査した画像データが外
部コンピュータに転送され、解析されて最適な焦点が求
められる。求められた最適焦点位置が、走査マイクロ制
御装置に転送され、同じフィルムストリップの今後の走
査に備えて、焦点が設定される。
【0049】以上、説明したように、主走査において
は、駆動ローラ66及び68と70及び72が停止し、
運び台駆動モータがフィルム走査マイクロ制御装置35
0によって駆動されて、長い走査ゲート枠20全体を、
画像フレームの幅だけ、走査部内で移動する。すべての
画像フレームの主走査が完了すると、運び台が左に並進
して、主走査位置の開始点へ戻る。駆動ローラ66から
72が付勢され、フィルムストリップ122を逆方向給
送して、次の画像フレームをフィルムストリップ走査ゲ
ートに位置付けて、主走査が行なわれる。
【0050】主走査の開始と同時に、操作者は、次のフ
ィルムストリップ画像フレームをフィルムストリップ入
力スロット141に挿入できることを知らされる。図1
1に示されるように、次のフィルムストリップ142が
挿入され、PTRアセンブリ50によって定位置に設定
され、そして、走査済みフィルムストリップ122が図
9で説明したように完全に排出された時点で、給送され
る。
【0051】フィルム走査装置の上記の局面の実際の機
械的構成は、米国出願番号201,282号にさらに詳
しい説明がある。図12及び13は、上記パーフォレー
ションセンサの機械的構成を示す。
【0052】図12及び13は、走査ゲート221内の
パーフォレーションセンサアセンブリ84及び86の位
置を、左右のフィルムストリップ駆動ローラアセンブリ
62及び64を基準にして示している。駆動ローラアセ
ンブリ62及び64は、フィルムストリップ開口部枠3
8内のフィルムストリップ走査ゲート開口部36の両側
に配設されている。フィルムストリップ開口部枠38
は、走査ゲート枠201の他方の構成要素の片方に配設
されている。図12では、左上のフィルムストリップ駆
動ローラ66だけが見えており、左下の駆動ローラ68
の対応するローラ面に対して間隙を形成するように離間
した一対の柔軟なローラ面で構成されているのがわか
る。駆動ローラアセンブリ62及び64は、運び台30
に対して軸が垂直になるように、同運び台に取り付けら
れており、運び台30に支持されたステップ駆動モータ
(図示しない)により駆動されるタイミングベルト(図
示しない)により回転する。
【0053】図13は、とくに上記引用の米国特許出願
第167,643号に開示されているプレート及び可動
クランプ要素と、左側のパーフォレーションセンサアセ
ンブリ84に対応する左側の印刷回路板とを取り外し
て、パーフォレーションセンサアセンブリ84及び86
を簡略に示している。左側のフォトダイオード92は、
通常は左側の印刷回路板に支持されているが、左側のL
ED(図9から図11のLED88)からの光が投射さ
れるゲート開口部枠38の開口部の上に位置しており、
外から見えるようになっている。フィルムトラックの上
下のLED及びフォトダイオードの取付け位置は、図9
から図11の概念図とは逆になっていることに注意しな
ければならない。
【0054】右側のパーフォレーションセンサ組立86
は、ゲート開口部枠38内のLED90の上でフォトダ
イオード94を支持している右側の印刷回路板98を含
んでいる。図13は、右側のパーフォレーションセンサ
組立86を、図12の線A−Aで切断した断面で示した
ものである。図13に示されるように、右側のLED9
0は、ゲート開口部枠38の開口部に挿入され、フィル
ムトラック28内のフィルムストリップ20のパーフォ
レーション22の走行路における枠38の狭い開口部9
6を通して、光を投射するようになっている。フィルム
ストリップ22の反対側では、右側のフォトダイオード
94が、右側の印刷回路板98上に位置している。この
印刷回路板は、フレキシブルケーブルにより、フィルム
操作マイクロ制御装置へのインターフェースに結合され
ている。左側のパーフォレーションセンサアセンブリ8
4も、同様な構成になっている。
【0055】ここで、予備走査の動作の説明を再び行な
う。画像フレームデータの予備走査は、フィルム走査マ
イクロ制御装置350により設定された583ライン/
秒のライン走査速度で行なわれる。各々の予備走査ライ
ンは、ライン走査番号を与えられる。このライン走査番
号は、フィルム操作マイクロ制御装置300へ転送され
る。フィルム操作マイクロ制御装置300は、フィルム
ストリップローラ駆動モータ半ステップパルスを、21
02/秒の速度で供給する。半ステップパルスは、ライ
ン走査とは非同期に生成される。したがって、約3.6
個の半ステップパルスが、1回のライン走査で発生す
る。このようして、フィルムが、各走査ラインにつき、
0.18mm給送される。
【0056】予備走査の動作中、左右のパーフォレーシ
ョンセンサのフォトダイオード92及び94は、フィル
ム操作マイクロ制御装置300へ送られる左右のPER
F_A及びPERF_Bパルス列を発生する。予備走査
方向において、左側のパルス列が、右側のパルス列よ
り、フィルムストリップのパーフォレーション番号だけ
先行する。このパーフォレーション番号は、図14から
図17に示されるフォトダイオード92及と94との間
の距離の範囲内である。反対に、フィルムストリップが
逆方向に給送されているとき、つまり、主走査されてい
るときは、右側のパルス列が左側のパルス列に先行す
る。
【0057】第一及び第二のパーフォレーション検出パ
ルス列のパルスは、隣接するスプロケット穴の前縁間の
間隔が4.75mmだとすると、予備走査ライン又は半
ステップモータ駆動パルスより低い周期で繰り返され
る。各々のパルスは、フィルム又はスプロケット穴パー
フォレーションが存在しなければ、ハイレベルであり、
ローレベルをはさんで離間する。
【0058】予備走査の動作が開始されると、フィルム
操作マイクロ制御装置300は、駆動ローラ組立のステ
ップパルス(半ステップパルスとも呼ばれる)に相関す
る位置データを、予備走査ライン番号及び左右のパーフ
ォレーションセンサのパルス列と共に記憶するためのア
ルゴリズムの実行を開始する。フィルム操作マイクロ制
御装置300は、予備走査_a_アレイ(PS−A−A
RRAY)と予備走査_b_アレイ(PS−B−ARR
AY)において、各々の駆動モータ半ステップで、各々
のパーフォレーションセンサに対して別々にパーフォレ
ーションセンサの状態を記憶する。同時に、以下に詳細
に説明するように、駆動モータ半ステップパルスを、上
記以外のアレイにおける予備走査ライン番号に相関させ
る。
【0059】主走査において、粗い再位置決めと細かい
再位置決めを行い、以下に説明するように、アレイデー
タを使用することにより、各々の画像フレームを、フィ
ルムストリップ走査ゲートの走査開口部の中心に位置決
めする。
【0060】図14から図17は、2つのパーフォレー
ションセンサのフォトダイオード92及び94により発
生したPERF_A及びPERF_Bパルス列の波形を
示す。つまり、「正常」、「滑り」、「欠陥パーフォレ
ーション」、そして「詰まり」を表わす波形を示す。図
18から図22は、フィルム操作マイクロ制御装置30
0の様々な動作を説明する流れ図であり、予備走査_a
_アレイ[]及び予備走査_b_アレイ[]を展開し、そし
て図15から17に示される波形によって示される障害
状態を判断するためのものである。
【0061】前述したように、そして図14から図17
に示されるように、PERF_Aパルス列は、予備走査
給送方向において、左右のパーフォレーションセンサ組
立84及び86間の距離に対応するパルス数だけ、PE
RF_Bパルス列に先行する。同様に、PERF_Bパ
ルス列は、フィルムストリップを逆方向に給送して画像
フレームを主走査するとき、PERF_Aパルスに先行
する。PERF_A及びPERF_Bパルス列の立上り
エッジは、図14から図17に示すように位相が外れて
いるか、あるいは同相になっている。各々のパルスの立
上りエッジは、パーフォレーション開口の前縁が、LE
D及びフォトダイオードの間を通過するとき、生成され
る。
【0062】図14から図17に示されるパルスは概念
的なものであることに注意しなければならない。ハイ状
態のパルスの幅とロー状態のパルスの幅は、実際は等し
くない。なぜなら、ANSIフィルムパーフォレーショ
ン規格では、パーフォレーションの開口の幅と、開口間
の距離とは異なるからである。また、実際は、PERF
_Bパルス列は、PERF_Aパルス列よりも、パルス
数が少ないことに注意すべきである。なぜなら、フィル
ムストリップの給送は、フィルムストリップの後尾端が
右側のローラ組立の間隙内にある状態で、停止するから
である。
【0063】予備走査モードで、フィルムストリップの
給送が正常に行なわれると、図14に示す、規則的に離
間したPERF_A及びPERF_Bパルス列が発生す
る。各々のパルス列は、一定の周期を表わす等しく離間
したパルスと、等しいパルス幅を持つ。規則的な離間と
パルス幅は、予備走査_a_アレイ[]と予備走査_b
_アレイ[]に表わされている。このパターンに基づ
き、フィルム操作マイクロ制御装置300は、フィルム
ストリップが、予備走査動作において、正しく完全に給
送されたと判断し、主走査動作に進む。
【0064】滑りが発生すると、フィルムストリップの
給送が遅くなり、図15の滑り点SPで示すように、パ
ルス周期とパルス幅に一時的に同時に影響を与える。こ
の滑りは、予備走査_a_アレイ[]及び予備走査_b
_アレイ[]データのうち、両方のアレイに共通な予備
走査ライン番号に反映される。療法のアレイにおける上
記の関係は、フィルム操作マイクロ制御装置300によ
り検出して、滑りとして分類し、操作者にその旨の警報
することができる。滑りが発生したフィルムストリップ
は排出して、再度装填して走査することができる。同一
のフィルムストリップまたは異なるフィルムストリップ
で滑りが再発する場合は、PTR又はローラ駆動組立及
びモータの点検をする必要があるであろう。
【0065】隣接する複数のパーフォレーションの破損
が、1つの大きなパーフォレーションとして検出される
と、この破損パーフォレーションは後で右側のパーフォ
レーションフォトダイオード94により検出されるの
で、PERF_A及びPERF_Bパルス列が、異なる
時間において、幅広い出力パルスWPA及びWPBを呈
示する。したがって、幅広い出力パルスWPA及びWP
Bは、フォトダイオード92及び94間の距離だけ、互
いに位相が外れている。フィルム操作マイクロ制御装置
300は、幅広い出力パルスWPA及びWPBの発生
を、パーフォレーションセンサ間の距離に関して異なっ
ている予備走査_a_アレイ[]及び予備走査_b_ア
レイ[]の両方における予備走査ライン番号において、
検出することができる。この距離の差を計算し、基準の
差と比較することにより、フィルム操作マイクロ制御装
置300は、予備走査データに誤りがないことを判断
し、主走査の動作を完了する。
【0066】詰まりが発生すると、フィルム移送は突然
停止し、図17の詰まり点JPで示されるように、PE
RF_A及びPERF_Bパルス列を同時に終了する。
詰まりが発生すると、パーフォレーションセンサの出力
が、JPで示すようにハイ又はローのいずれかになり、
そしてJPは、予備走査_a_アレイ[]及び予備走査
_b_アレイ[]における半ステップパルス数と同じパ
ルス数で発生する。フィルム操作マイクロ制御装置30
0は、この関係を上記と同じ方法で検出することができ
る。操作者は、装置のカバーを開き、詰まったフィルム
ストリップを手で取り出し、そして詰まりが再発するよ
うであれば、点検を行なう。
【0067】つぎに、予備走査_a_アレイ[]及び予
備走査_b_アレイ[]を求める方法について説明す
る。図18は、予備走査において、位置データをこれら
のアレイに記憶するための工程を示す。この時点では、
予備走査すべきフィルムストリップは、図9を参照して
説明したように、最初のパーフォレーションセンサまで
給送される。あらかじめ位置付けられたフィルムストリ
ップをPTR及びフィルム駆動ローラ組立のステップモ
ータにより給送する指令により、予備走査が開始され
る。工程302において、予備走査指令START R
RESCANを受信すると、現在のフィルム駆動半ステ
ップ数(CFHSC)と現在の画像予備走査数(IPS
C)が、それぞれ工程304と306において、ゼロに
設定される。工程308では、図19に示される予備走
査ライン割込みルーチンが動作可能状態になる。
【0068】工程310(図19)において、予備走査
ライン割込みルーチンが動作すると、フィルム走査マイ
クロ制御装置350で生成された各々の予備走査ライン
が、IPSCを増分し、そして、工程312に示すよう
に、CFHSCを予備走査_テーブル[]アレイに記憶
する。そして、工程314において、予備走査ライン割
込みルーチンは終了する。予備走査ライン割込みは、他
の割込みとは非同期的に発生するので、割込みの処理
は、CFHSC及びPERF状態が図18に示されるよ
うに処理されている間、継続して行なわれる。
【0069】フィルムストリップ全体の予備走査中に得
られた予備走査画像データは、外部コンピュータに転送
され、画像フレームの解析が行なわれ、他の解析結果と
共に、隣接する画像フレームの境界とフィルムストリッ
プの後縁とでIPSC番号が検出されることに注意しな
ければならない。画像フレームの境界とフィルムストリ
ップの後縁は、一様な画素走査ラインデータから容易に
検出できる。このようにして、画像フレーム境界のIP
SC番号とフィルムストリップ後縁のIPSC番号が識
別され、それぞれ、前者は主走査に使用され、後者は予
備走査の終了に使用される。
【0070】再び図18に戻ると、後縁の検出状態が、
判断工程316で判定される。後縁が検出されている場
合、工程318で予備走査の動作が停止する。最初、フ
ィルムストリップの予備走査はまだ行われていないの
で、後縁検出結果は否である。後縁が検出されていない
場合、工程320及び322で、予備走査_a_アレイ
[]及び予備走査_b_アレイ[]が修正される。つぎ
に、フィルム駆動ステップモータの半ステップパルスが
生成され、そして、工程324で、CFHSCが増分さ
れる。
【0071】後縁検出が、工程316で再び判定され、
上記の工程が繰り返され、半ステップパルスの生成と共
にCFHSCが増分され、予備走査ラインが割込みとし
て生成されると共にIPSCが増分され、そして上記の
3種類のアレイが満たされる。各々のモータの段階にお
いて、フィルム操作マイクロ制御装置300は、PER
F_A及びPERF_Bパルスのレベルを、予備走査_
a_アレイ[]及び予備走査_b_アレイ[]に記録す
る。各々の予備走査ライン割込みにおいて、フィルム操
作マイクロ制御装置300は、フィルム駆動モータステ
ップ数を、ips_アレイ[ IPSC]に記録する。
【0072】図20及び図21の工程に続き、高解像度
の主走査を行なう画像フレームの位置整合が行なわれ
る。大まかな位置整合が、最も近いパーフォレーション
に対して行なわれる。つぎに、細かい位置整合が、モー
タ工程を使用して、最も近いパーフォレーションから行
なわれる。
【0073】工程330で各々の画像フレームに対する
フィルム位置決めが行なわれると、画像フレーム境界の
予備走査(PS)ライン番号が、工程331において、
PSLINE TO GO TOとして指定される。判
定工程332において、PS LINE TO GO
TOが、予備走査で記録された最大PSラインと比較さ
れる。PS LINE TO GO TOのほうが大き
ければ、システム障害が発生したことになる。PS L
INE TO GO TOが範囲外であるというエラー
が工程333で報告され、工程334でフィルム位置決
め動作が終了する。
【0074】PS LINE TO GO TOが範囲
内であれば、大まかな位置整合動作が以下に説明するよ
うに進行する。フィルム操作マイクロ制御装置300
は、工程320のモータ工程と予備走査ラインとの関係
を示すアレイ(ips_アレイ[IPSC])を使用し
て、予備走査画像フレームデータの解析を通じて外部コ
ンピュータによって当該画像フレーム境界予備走査(P
S)ラインが求められた工程に、時間的に対応するモー
タを見つける。
【0075】つぎに、パーフォレーションとモータ工程
との関係を示すアレイ(予備走査_a_アレイ[]及び
予備走査_b_アレイ[])が、現在のモータ工程(C
FHSC)から所望のモータ工程(FHSC TO G
O TO)へと走査され、工程336において、パーフ
ォレーションA及びBセンサの両方につき、遷移が計数
される。工程337において、予備走査遷移数TN_A
及びTN_Bが1だけ増分され、大まかな位置整合が、
走査ゲート開口部内のフィルム画像フレーム境界及び位
置を飛び越して、細かい位置整合が行えるようにする。
【0076】さて、図21では、工程339で、大まか
な位置整合と細かな位置整合が、ステップ駆動モータを
逆回転に切り換えること、そして、パーフォレーション
センサの信号状態を判定工程339及び340で監視し
ながら、半ステップパルスを印加すること、とにより開
始される。各々のPERF_A及びPERF_Bパルス
の各々の検出された状態遷移において、主走査遷移数
が、それぞれ計数工程341及び342において、増分
される。主走査PERF_A及びPERF_B遷移数
が、それぞれ判定工程343及び344において、増分
した予備走査遷移数TN_A+1及びTN_B+1と比
較される。
【0077】逆方向のフィルムストリップの動きは、主
走査PERF_A及びPERF_B遷移数の少なくとも
1つが、判定工程343及び344で求められた増分予
備走査遷移数TN_A+1及びTN_B+1と等しくな
るまで続けられる。そして、工程345において、フィ
ルム駆動半ステップパルスが停止する。
【0078】細かな位置整合は以下に説明するように進
行する。工程346で、パーフォレーションとモータス
テップの関係を示すアレイ(予備走査_a_アレイ[]
及び予備走査_b_アレイ[])を検査して、現在のパ
ーフォレーション遷移から所望のモータ半ステップ数ま
での半ステップ数を判定する。工程347において、フ
ィルム給送モータが、求められた半ステップ数だけ順方
向に駆動され、現在のステップ数が所望のステップ数に
更新される。
【0079】走査部を通過する走査ゲート枠が、焦点調
節及び主走査のためにどのように並進するかは、米国出
願番号201,282号に詳細に説明されている。図2
0及び図21に示されている方法が、フィルムストリッ
プの各々の画像フレームにつき、フィルム操作マイクロ
制御装置300によって実行され、主走査が行なわれ
る。
【0080】走査ゲート枠のいずれかの側にパーフォレ
ーションセンサを位置付けることにより、画像フレーム
の位置整合を行なうための上記方法が実現される。フィ
ルムストリップは、主走査における再位置決め中、両方
のセンサから離れることは絶対になく、そして、これら
のセンサにより、予備走査アレイを展開して、この再位
置決めに使用することができる。主走査位置整合の精度
は、図2から図7に示されるフィルムストリップ先頭端
の整形には影響されない。また、パーフォレーションセ
ンサ及び予備走査アレイは、以下に説明するように、障
害検出も可能にする。
【0081】予備走査の動作中の滑りの検出は、滑りに
よる画像の歪みや、それが外部コンピュータのフレーム
ライン検出アルゴリズムに及ぼす悪影響などの面から、
きわめて重大である。滑りとパーフォレーションの欠陥
との違いは、予備走査_a_アレイ[]におけるパーフ
ォレーションの状態遷移と、予備走査_b_アレイ[]
におけるそれとを比較することで判明する。滑りと詰ま
りは、アレイ内に整列した状態で現われるが、無視でき
るパーフォレーションの欠陥は、図15から図17を参
照して前述したように、センサの離間により相殺された
ように見える。
【0082】前述したパーフォレーションの幅及び間隔
と、そしてフィルム駆動ローラ組立のステップモータに
印加された半ステップパルスに対応したフィルムストリ
ップの動く距離とにより、約93個の半ステップパルス
が、1個のパーフォレーションの幅に対して生成され
る。予備走査_a_アレイ[]のCFHSCの一連の約
95個の半ステップパルスがハイ状態を呈し、そして同
じ一連のパルスが、実際上パーフォレーションの約16
個分である左右のパーフォレーションセンサの距離に対
応する異なるCFHSCにおいて、予備走査_b_アレ
イ[]に現われる場合は、フィルムストリップの滑りや
詰まりではなく、パーフォレーションが破損しているこ
とを示す。このようにして、パーフォレーションの破損
が滑りから区別される。滑りの場合、95個を超える半
ステップパルスからなる、パーフォレーションの破損の
場合より長いハイ状態のパルス列が、同一のCFHSC
において、予備走査_a_アレイ[]及び予備走査_b
_アレイ[]に発生する。
【0083】図22に示される滑り検出方法は、図18
の工程318において、予備走査の終了と同時に開始さ
れ、図20及び図21の主走査位置決め方法の開始前に
完了する。工程354において、INDEX_Aが初期
化され、上記方法の工程において検査中のCFHSCを
追跡する。
【0084】工程356において、予備走査_a_アレ
イの終わりが判定され、そして、それが検出された場
合、滑り検出ルーチンが工程358で終了し、処理は図
20の工程330へ戻る。検出されなかった場合、アレ
イ内の次のパーフォレーションへのハイ状態の遷移が、
工程360で検出される。ハイ状態の長さは、工程36
2で連続するハイ状態のCFHSCを計数することによ
り判定できる。工程364で、計数値が95と比較さ
れ、95未満であれば(つまり、滑りやパーフォレーシ
ョンの破損が検出されない)、滑り検出ルーチンは工程
356へ戻り、工程356から工程364の処理を繰り
返す。予備走査_a_アレイ全体にわたり、何も検出さ
れなければ、滑り検出ルーチンは工程358で終了す
る。
【0085】工程364で、長い計数値が検出された場
合、工程366で予備走査_b_アレイが検査され、同
じパーフォレーションが右側のパーフォレーションセン
サを通過したところ、つまり、この場合、左側のパーフ
ォレーションセンサから約16個のパーフォレーション
だけ離間したところで、同一のパターンが検出できるか
どうかが判定される。このようにして、約93x16=
1488だけ給送されたCFHSCに対する予備走査_
b_アレイの状態値が検査され、そのパーフォレーショ
ンの開始が検出される。そして、工程368において、
そのパーフォレーションに対応する一連のハイ状態のC
FHSCの数が判定され、判定された数と95が工程3
70において比較される。判定された数が95を超える
場合、破損パーフォレーションによってデータに異常が
発生したことが判定され、そして、上述したように、上
記ルーチンが工程356へ戻り、処理を繰り返す。
【0086】工程368で判定された数が95を超えな
い場合、工程374において、予備走査_b_アレ
イ[]が、同じINDEX_Aで検査され、パーフォレ
ーションの破損を示す最も近い次のハイ状態遷移の位置
が突きとめられる。工程376で、ハイ状態のCSHS
Cが計数され、工程378で計数値が95と比較され
る。計数値が95未満のとき、予備走査_a_アレ
イ[]の状態データに誤りが発生したとみなされ、そし
て上記ルーチンは工程356へ戻る。
【0087】上記計数値が95を超える場合、工程38
0において、滑りの発生が確認され、そして、工程35
8において、滑り検出が終了する。操作者は、滑りが発
生した旨の警報を受け、フィルムストリップが排出され
る。前述したように、フィルム操作装置、とくに駆動ロ
ーラアセンブリが故障していないかぎり、フィルムスト
リップは、再び装填して再走査を行なうことができる。
【0088】フィルムストリップの詰まりは、新規のフ
ィルムストリップ移送過程と予備走査フィルム給送動作
におけるいくつかの箇所で発生する可能性がある。フィ
ルムストリップは、次の状態の一つが発生したとき、詰
まったとみなされる。つまり、(1)PTRとフィルム
ストリップ駆動ローラモータの両方又は一方が、動作し
ているが、フィルムストリップの先頭端又はパーフォレ
ーションが、所定数の半ステップ駆動パルスの間に検出
されない。(2)両方のパーフォレーションセンサのパ
ルスが、所定数の半ステップの範囲内で、所定回数だ
け、ハイとローの間を往復する。(3)両方のパーフォ
レーションセンサのパルスの状態が、他の所定数の半ス
テップパルスにわたり長くなった。
【0089】予備走査フィルムストリップ給送中、フィ
ルムストリップの先頭端がpre_DXセンサ(図8)
によって検出された後では、フィルムストリップが左側
のパーフォレーションセンサに向かって給送される過程
で、詰まりが発生する可能性がある。この詰まり状態
は、フィルムストリップの先頭端が、最初のパーフォレ
ーションセンサによって、他の所定数のPTRモータ駆
動パルスの範囲内で検出されない場合に、検出される。
同様に、詰まりは、フィルムストリップの先頭端が左右
のパーフォレーションセンサの間にあるとき、発生する
可能性がある。このとき発生した詰まり状態は、フィル
ムストリップの先頭端が、左側のパーフォレーションセ
ンサによる先頭端の検出から他の所定数のフィルムスト
リップ駆動モータ半ステップパルスの範囲内で、右側の
パーフォレーションセンサに検出されない場合に、検出
される。上記のいずれかの詰まり状態が、上記の方法に
よって検出されると、フィルムストリップ給送駆動パル
スが停止し、操作者はフィルムストリップを手で取り出
すように警報される。
【0090】フィルムストリップの先頭端が左側のパー
フォレーションセンサに検出されるまでに、予備走査_
a_アレイ[]及び予備走査_b_アレイ[]はすでに
満たされている。フィルムストリップの先頭端が、二番
目のパーフォレーションセンサの範囲内で検出された後
で、詰まりが発生した場合、上記の(2)又は(3)の
状態が発生し、その状態は、上記の(2)又は(3)で
説明したアレイのパーフォレーション状態に基づいて検
出される。このような場合、図18の方法を使用して、
詰まり状態を検出する。上記(3)の状態の場合、予備
走査_a_アレイ[]及び予備走査_b_アレイ[]の
パーフォレーション状態データにより、工程370及び
380が満足する。
【0091】主走査の動作中、フィルムストリップの詰
まりは、片方又は両方のパーフォレーションセンサのパ
ルス状態において、上記(2)又は(3)の状態を示
す。個別のパーフォレーションセンサパルス状態数と、
主走査モータ駆動半ステップ数とを、主走査動作に係わ
るアルゴリズムにより、それぞれ所定の数に相関させ
る。フィルムストリップがパーフォレーションセンサの
1つを通過しているときに、フィルムストリップの詰ま
りが検出されると、フィルムストリップ駆動半ステップ
パルスが終了し、操作者は詰まりの発生について警報を
受け、詰まったフィルムストリップを手で取り出す。
【0092】フィルムストリップ走査開口部の両側の第
一と第二のパーフォレーションセンサの取り付け間隔
は、2.8インチ(63mm)にするか、あるいはパー
フォレーション16個分の3.0インチ(76mm)未
満(つまり、画像フレーム2個未満)にする。この間隔
により、フィルムストリップの画像フレームを正確に再
位置決めして主走査を行なうことが可能になると共に、
上記の異常状態のすべてを検出及び判別することができ
る。予備走査及び主走査フィルムストリップ駆動動作の
制御と異常状態検出とのための特定の動作アルゴリズム
は、上記の機能及び結果を達成できれば、本出願に開示
されているアルゴリズム以外のものであってもよい。
【0093】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明の精神から逸脱しないかぎり、様々な変
更及び変形を加えることが可能なことは明らかだと思
う。したがって、そのような変更及び変形は、本発明の
範囲内であるかぎり、本出願の請求項に含まれるものと
する。
【0094】
【発明の効果】上述したように、一対の非直角位相型パ
ーフォレーションセンサを、互いに比較できるパルス列
を発生する2画像フレーム分の長さより小さく離間して
配設するようにした。一対のセンサの片方は、フィルム
ストリップが予備走査終了時に休止したとき、フィルム
ストリップの後尾端が検出領域内に来るように位置させ
て、フィルムストリップの後尾端の異常を不感知状態に
して、擬似パーフォレーション信号の発生を不要にす
る。つぎに、各々のセンサが発生したパーフォレーショ
ン検出パルス列を互いに比較して、フィルムの滑りと詰
まりを区別すると共に、それらを破損又は刻み目が付い
たスプロケット穴パーフォレーションからも区別するよ
うにしたので、いずれの場合においても、適切な処置を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Model 2400フィルム走査装置のフ
ィルムストリップ駆動装置及び走査開口部に対する、直
角位相型パーフォレーションセンサの配置を示す概念図
である。
【図2】 切断したネガフィルムストリップの「正常
な」後尾縁を示す図である。
【図3】 切断したネガフィルムストリップの「整形し
た」後尾縁を示す図である。
【図4】 切断したネガフィルムストリップの「接合し
た」後尾縁を示す図である。
【図5】 切断したネガフィルムストリップの「接合し
て整形した」後尾縁を示す図である。
【図6】 切断したネガフィルムストリップの「接合し
た」後尾縁を示す図であり、パーフォレーションが部分
的に覆われている。
【図7】 切断したネガフィルムストリップの「接合し
て整形した」後尾縁を示す図であり、パーフォレーショ
ンが部分的に覆われている。
【図8】 フィルム操作マイクロ制御装置とフィルム操
作装置の構成要素との相互接続を示す概念図である。
【図9】 フィルム走査装置の構成要素を示す概念図で
あり、とくに、すでに装填して走査したフィルムストリ
ップが排出状態にあるとき、次のフィルムストリップが
フィルムストリップクランプ兼走査ゲートに装填されて
いる状態を示す。
【図10】 画像フレームが走査部で予備走査されてス
プロケット穴が検出されてとき、図9において装填され
たフィルムストリップが巻取り室へ連続給送される状態
を示す概念図である。
【図11】 図10で巻取り室へ給送されたフィルムス
トリップを、1回に1画像ずつ引き出して、画像フレー
ムを主走査するために位置決めし、そしてフィルムスト
リップを出力スロットに向けて排出する状態を示す概念
図である。
【図12】 本発明によるネガフィルムストリップ走査
ゲートの両側に配設したパーフォレーションセンサを示
す、フィルム走査装置の特定の構成要素の斜視図であ
る。
【図13】 図12のパーフォレーションセンサの1つ
の断面図であり、センサ構成要素の配置を示す。
【図14】 2つのパーフォレーションセンサによって
生成された2つのスプロケット穴検出パルス列の波形図
であり、正常なパーフォレーションを示す。
【図15】 2つのパーフォレーションセンサによって
生成された2つのスプロケット穴検出パルス列の波形図
あり、滑ったパーフォレーションを示す。
【図16】 2つのパーフォレーションセンサによって
生成された2つのスプロケット穴検出パルス列の波形図
であり、欠陥を持つパーフォレーションを示す。
【図17】 2つのパーフォレーションセンサによって
生成された2つのスプロケット穴検出パルス列の波形図
であり、詰まったパーフォレーションを示す。
【図18】 予備走査の動作中に、予備走査フィルムス
トリップのパーフォレーション番号および半ステップモ
ータ駆動パルス数をアレイとして記憶するための工程を
示す流れ図である。
【図19】 予備走査の動作中に、半ステップモータ駆
動パルス数に基づき予備走査ライン番号をアレイとして
記憶するための割込みルーチンの流れ図である。
【図20】 図18及び図19のアレイを使用した主走
査において画像フレームの位置決めをするための、フィ
ルムストリップ位置決め工程の流れ図である。
【図21】 図18及び図19のアレイを使用した主走
査において画像フレームの位置決めをするための、フィ
ルムストリップ位置決め工程の流れ図である。
【図22】 図18のアレイの滑り検出の流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 直角位相型パーフォレーションセンサ、12 走
査開口部、11,13スプロケット穴縁検出器、14
フィルム移送路、15 出口シュート、16駆動ベル
ト、17 走査装置のコンピュータ、18 切断した後
尾縁、19フィルムストリップ駆動モータ、20 フィ
ルムストリップ、22 スプロケット穴、24 接合テ
ープ、28 フィルムトラック、30 運び台、36
フィルムストリップ走査開口部、38 開口部枠、40
集光器組立、42 集光器ハウジング、44 光伝導
バー、50 粒子移送ローラ(PTR)組立、53,5
4 PTR上側駆動ローラ、55,56 PTR下側駆
動ローラ、60 内部枠、62 左側フィルムストリッ
プ駆動ローラ組立、64 右側フィルムストリップ駆動
ローラ組立、66,68、70,72 ローラ、74
駆動ベルト、76 着脱式上側開口部形成プレート、7
8 可動下側開口部形成枠部材、80位置センサ、82
ドエルピン、84,86 左右パーフォレーションセ
ンサ組立、88,90 LED、92,94 フォトダ
イオード、96 狭い開口部、98 右側印刷回路板、
100 ひれ板、102 ひれ板軸、104,106支
持具、110 LIBC読取り器組立、112 LE
D、114 印刷回路板、116 線形CCDアレイ、
118 開口部プレート、120 先行フィルムストリ
ップ、121 スライド入出力スロット、122 次の
フィルムストリップ、126 上側フィルムガイド、1
28 下側フィルムガイド、130 フィルム走査面、
132 走査レンズ系、134 三色CCD線形アレ
イ、138位置センサ、141 フィルムストリップ入
力スロット、142 次のフィルムストリップ、161
フィルムストリップ出力スロット、201 長い走査
ゲート枠、221 ネガフィルムストリップクランプ兼
走査ゲート、241 フィルムストリップ巻取り室、2
61 フィルムストリップ進路転換器、281 スライ
ド走査ゲート、300 フィルム操作マイクロ制御装
置、302〜347 処理工程、350 フィルム走査
マイクロ制御装置、352〜380 処理工程、400
DC又はLIBC制御装置ボード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長いフィルムストリップの画像フレーム
    の位置決めを制御する装置であって、前記画像フレーム
    の予備走査及び主走査ラインデータの集合を得るためフ
    ィルムライン走査装置の走査部のフィルム走査ゲート開
    口部に対して、前記フィルムストリップの先頭端及び後
    尾端間に1つ又は1つ以上の画像フレームを持つと共
    に、前記フィルムストリップの長手方向に一連のパーフ
    ォレーションを持ち、 予備走査動作においては、前記フィルムストリップを、
    前記走査ゲートを通して、順方向に給送し、主走査動作
    においては、前記フィルムストリップを逆方向に給送し
    て、画像フレームを、前記走査ゲート開口部に整合させ
    て位置決めするフィルムストリップ駆動アセンブリと、 前記フィルムストリップ駆動アセンブリに結合され、ス
    テップ駆動パルスにより順方向及び逆方向に動作可能な
    ステップ駆動モータと、 ステップ駆動パルスを供給し、前記ステップモータを前
    記順方向に動作させて、前記フィルム走査装置が前記予
    備走査ラインデータを得るとき、前記フィルムストリッ
    プの画像フレームを前記走査ゲートを通して給送するの
    に十分な所定のステップ駆動パルスだけ、前記フィルム
    ストリップを前記順方向に給送すると共に、前記フィル
    ムストリップの後尾端を、前記フィルムストリップ駆動
    アセンブリと所定の関係となるように位置決めする順方
    向駆動手段と、 フィルムトラック内を給送される前記フィルムストリッ
    プのパーフォレーションに整合させて前記フィルムトラ
    ックに位置決めされ、前記フィルムストリップの先頭端
    が前記順方向において前記走査ゲートに給送されるとき
    に、ハイ及びロー状態のパルスからなる第一のパーフォ
    レーションパルス列を生成する第一のパーフォレーショ
    ンセンサと、 フィルムトラック内を給送される前記フィルムストリッ
    プのパーフォレーションに整合させて前記フィルムトラ
    ックに位置決めされ、前記フィルムストリップの先頭端
    が前記順方向において前記走査ゲートを通過して給送さ
    れるときに、ハイ及びロー状態のパルスからなる第二の
    パーフォレーションパルス列を生成する第二のパーフォ
    レーションセンサと、 からなることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記ステップ駆動パルスを供給し、前記ステップ駆動モ
    ータを、前記順方向に対して逆方向に動作させて、前記
    フィルムストリップを前記逆方向に給送し、前記走査ゲ
    ート内の各々の画像フレームを前記開口部に整合させて
    位置付ける逆方向駆動手段と、 前記フィルム走査装置を、前記走査開口部内の前記画像
    フレームの前記主走査動作において動作させて、前記主
    走査ラインデータの集合を得るための手段と、 からなることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 長いフィルムストリップの画像フレーム
    の位置決めを制御する方法であって、前記画像フレーム
    の予備走査及び主走査ラインデータの集合を得るためフ
    ィルムライン走査装置の走査部のフィルム走査ゲート開
    口部に対して、前記フィルムストリップの先頭端及び後
    尾端間に1つ又は1つ以上の画像フレームを持つと共
    に、前記フィルムストリップの長手方向に一連のパーフ
    ォレーションを持ち、 前記フィルムストリップを、順方向に、フィルムトラッ
    クに従って、前記走査ゲートを通過させて、1回に1ス
    テップずつ、前記フィルムストリップの全画像フレーム
    を給送するのに十分なステップ数だけ段階的に給送する
    工程と、 前記フィルム走査装置を、1回に1予備走査ラインだけ
    動作させて、前記予備走査ラインデータを得る工程と、 前記フィルムトラック内の第一の位置における前記フィ
    ルムストリップのパーフォレーションを検出し、そし
    て、前記フィルムストリップの先頭端が前記順方向に前
    記走査ゲートへ給送されているときに、ハイ及びロー状
    態のパルスからなる第一のパーフォレーションパルス列
    を生成する工程と、 前記フィルムトラック内の第二の位置における前記フィ
    ルムストリップのパーフォレーションを検出し、そし
    て、前記フィルムストリップの先頭端が前記順方向に前
    記走査ゲートを通過して給送されているときに、ハイ及
    びロー状態のパルスからなる第二のパーフォレーション
    パルス列を生成する工程と、 前記給送ステップに基づき、前記第一及び第二のパルス
    列のハイ及びロー状態を記憶する工程と、そして、 前記記憶したパルス列の位置を前記給送ステップと比較
    し、前記フィルムストリップ給送工程で検出された障害
    を、パーフォレーションの破損と区別する工程と、 からなることを特徴とする方法。
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