JPH1039556A - 画像記録装置および画像記録装置の記録媒体種別判別方法 - Google Patents

画像記録装置および画像記録装置の記録媒体種別判別方法

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JPH1039556A
JPH1039556A JP8190185A JP19018596A JPH1039556A JP H1039556 A JPH1039556 A JP H1039556A JP 8190185 A JP8190185 A JP 8190185A JP 19018596 A JP19018596 A JP 19018596A JP H1039556 A JPH1039556 A JP H1039556A
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JP8190185A
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Jun Yamaguchi
純 山口
Takashi Nonaka
隆 野中
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Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/009Detecting type of paper, e.g. by automatic reading of a code that is printed on a paper package or on a paper roll or by sensing the grade of translucency of the paper

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で給送される記録媒体の種別を容
易に判別することである。 【解決手段】 受光センサ203により検知された検知
データに基づいてCPU100が第2の光量特性データ
を演算し、該演算された前記第2の光量特性データとメ
モリ207に記憶された前記第1の光量特性データとを
比較して給送中の記録媒体種別を判別する構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給送される記録媒
体の光学特性を演算処理して記録媒体の種別を判別可能
な画像記録装置および画像記録装置の記録媒体種別識別
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像記録装置において、
記録媒体の識別は、記録媒体の印字面側に発光素子およ
び受光素子が配置される光学センサを給送路上に設け、
記録媒体からの反射光を読み取ることにより行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような問題点があった。
【0004】上記のように反射光のみで記録媒体の識別
を行うため、記録媒体の表面が滑らかであるか粗いかと
いうデータしか得られなかった。そのため記録媒体の種
類が増えた場合、対応することができなかった。
【0005】また、反射角に対し出力が大きく影響する
ためセンサの取り付け精度及び記録媒体の変位により識
別結果が左右されることがあった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第7の発明
の目的は、通過溝を備える遮蔽部材を介して発光部から
の光を給送される記録媒体に投射して得られる透過光量
を検知して演算処理して記録媒体の種別を判別すること
により、安定に、かつ多種類の記録媒体を識別しながら
最適な画像記録を行える画像記録装置および画像記録装
置の記録媒体種別判別方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、給送される記録媒体に光を投射する発光手段と、前
記発光手段から発光される光の一部を通過させる通過溝
を備える遮蔽手段と、前記通過溝を通過して前記記録媒
体を透過した光の光量を検知する検知手段と、給送可能
な記録媒体の第1の光量特性データを記録媒体毎に記憶
する記憶手段と、前記検知手段により検知された検知デ
ータに基づいて第2の光量特性データを演算する演算手
段と、前記演算手段により演算された前記第2の光量特
性データと前記記憶手段に記憶された前記第1の光量特
性データとを比較して給送中の記録媒体種別を判別する
判別手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、入力される画
像情報に対して所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段から出力される出力データに基づいて
記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記判別手段が
判別した前記記録媒体種別に応じて前記画像処理手段の
画像処理および前記記録媒体の搬送を制御する制御手段
とを設けたものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記記憶手段
は、前記検知手段が検知可能な光量レベルが所定値を越
える範囲に属する第1の光量特性データを記録媒体毎に
記憶するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、給送される記
録媒体に光を投射する発光手段と、前記発光手段から発
光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手段
と、前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過した光の
光量を検知する第1の検知手段と、前記第1の検知手段
の近傍に通過溝を透過した光の光量を検知する第2の検
知手段と、前記第2の検知手段が検知する記録媒体毎の
光量データを記憶する記憶手段と、前記第1の検知手段
が検知する前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過し
た光の光量が所定光量となるまで前記発光手段から発光
される光量を調整する調整手段と、前記第1の検知手段
が前記所定光量を検知した場合に、前記第2の検知手段
が検知している光量データと前記記憶手段に記憶される
第2の光量データとを比較して給送中の記録媒体種別を
判別する判別手段とを有するものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、給送される記
録媒体に光を投射する発光手段と、前記発光手段から発
光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手段
と、前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過した光の
光量を検知する検知手段と、前記発光手段から発光され
る光量を調整する調整手段と、前記検知手段が検知する
前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過した光の光量
が所定光量となるまでに必要な第1の調整量を記録媒体
毎に記憶する記憶手段と、前記調整手段が調整した第2
の調整量と前記記憶手段に記憶された前記第1の調整量
とを比較して給送中の記録媒体種別を判別する判別手段
とを有するものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記調整手段
は、前記発光手段に印加する電圧値を加減するための抵
抗値を調整するものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、給送される記
録媒体に光を投射する発光手段と、前記発光手段から発
光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手段
と、前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過した光の
光量を検知する検知手段と、給送可能な記録媒体の第1
の光量特性データを記録媒体毎に記憶する記憶手段とを
備える画像記録装置の記録媒体種別判別方法において、
前記検知手段により検知された検知データに基づいて第
2の光量特性データを演算する演算工程と、該演算され
た前記第2の光量特性データと前記記憶手段に記憶され
た前記第1の光量特性データとを比較して給送中の記録
媒体種別を判別する判別工程とを有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、添付図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明を適用可能な構成をディジ
タル・カラー複写機の構成を説明する概略斜視図であ
り、図示しないコンピュータと通信可能に接続される。
【0016】このディジタル・カラー複写機10は、大
別して2つの要素から構成されている。すなわち、第1
の大別要素として、上方に位置するカラー・イメージ・
スキャナ部(以下、「リーダ部」と略す)12がある。
このリーダ部12は原稿画像をカラーで読み取り、カラ
ー・ディジタル画像信号を出力している。なお、このリ
ーダ部12内には、ディジタル・カラー画像データの各
種の画像処理を行うとともに、外部装置とのインタフェ
ース等の処理機能を有するコントローラ部14が内蔵さ
れている。
【0017】また、第2の大別要素としてプリンタ部2
0があり、このプリンタ部20はリーダ部12の下方に
位置し、該リーダ部12のコントローラ部14より出力
されるカラー・ディジタル画像信号を記録媒体に記録し
ている。
【0018】リーダ部12は、原稿押え板16の下の図
示しない原稿台上に下向きに置かれた、立体状又はシー
ト状若しくは大判サイズのシート状の原稿等の各種形
状,サイズの原稿より画像情報を読み取るための機構も
内蔵している。また、リーダ部12の上面には、コント
ローラ部14に接続された操作部18が設けられてい
る。この操作部18は、複写機としての各種情報や動作
指示等を入力するためのものである。さらに、コントロ
ーラ部14は、操作部18を介して入力された情報に応
じて、リーダ部12やプリンタ部20に対する動作指示
を行うよう構成されている。そして、複雑な編集処理等
を行う必要のある場合には、原稿押え板16に代えてデ
ィジタイザ等を取り付け、これをコントローラ部14に
接続することにより、より高度な画像処理が可能にな
る。
【0019】一方、プリンタ部20において、32は給
紙カセットで、カット紙を収納する。38は給紙部カバ
ーで、ロール紙を収納する給紙部のカバーである。ま
た、36は手指し口であり、66はプリンタ部20にお
いて記録された記録媒体の排紙トレイである。
【0020】なお、本実施形態のプリンタ部20におい
ては、特開昭54−59936号公報に記載されたよう
な熱エネルギーを用いたインクジェット記録方式の記録
ヘッドを使用したフル・カラーのインク・ジェット・プ
リンタが用いられている。なお、上述した2つの大別要
素は互いに分離可能であり、接続ケーブルを延長するこ
とによって互いに離れた場所に設定することも可能であ
る。
【0021】リーダ部12は、GPIB,SCSI等の
I/Fのポートを持ち、I/Fケーブルを介して図示し
ないコンピュータと接続されている。
【0022】図2は、図1に示したディジタル・カラー
複写機10の内部構成を概略的に示す側断面図である。
【0023】(リーダ部)まず、複写機10のリーダ部
12の構成を説明する。
【0024】リーダ部12においては、露光ランプ2
2,レンズ24,およびフルカラーでライン・イメージ
の読み取りが可能なイメージ・センサ26(本実施形態
ではCCDラインセンサを採用)によって原稿台ガラス
28上に置かれた原稿の画像、プロジェクタによる投影
像、またはシート送り機構30によるシート状原稿の画
像が読み取られる。次に、このようにしてリーダ部12
で読み取られた画像情報に対する各種の画像処理を、該
リーダ部12およびコントローラ部14で行い、この
後、読み取り,画像処理された情報はプリンタ部20に
送られ、ここで記録媒体に記録されることになる。
【0025】(プリンタ部)次に、プリンタ部20にお
いて、記録媒体は小型定型サイズ(本実施形態ではA4
判〜A3判サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセ
ット32と、大型サイズ(本実施形態ではA2判〜A1
判サイズまで)の記録を行うためのロール紙34より選
択的に供給される。また、給紙はコントローラ部14か
らのプリント開始指示によって開始され、以下の経路で
まず給紙第1ローラ44位置まで給送される。なお、本
実施形態においては、給紙部カバー38に沿って記録媒
体を手指し口36より記録媒体を1枚ずつ手で入れるこ
とにより行う手指し給紙(装置外部よりの給紙)をも可
能にしている。
【0026】プリンタ部20に装着された給紙カセット
32よりの記録媒体給紙の場合には、給紙カセット32
の記録媒体カセット面給紙端部上面には、給紙カセット
32よりカット紙を1枚ずつ取り出すためのピック・ア
ップ・ローラ40が配設されている。このため、ピック
・アップ・ローラ40を回転駆動することにより給紙カ
セット32にセットされた最上部の記録媒体が取り出さ
れ、カット紙送りローラ42に送られ、さらにそのロー
ラ42により給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0027】一方、ロール紙34の場合には、ロール紙
給紙ローラ46により連続して送り出され、このロール
紙はカッタ48により定型長にカットされ、上述した給
紙第1ローラ44位置まで搬送される。
【0028】同様に、給紙が手指し口36よりの手指し
給紙である場合には、手指しされた記録媒体は手指しロ
ーラ50によって給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0029】ここで、ピック・アップ・ローラ40,カ
ット紙送りローラ42,ロール紙給紙ローラ46,給紙
第1ローラ44,手指しローラ50は、不図示の給紙モ
ータ(本実施形態ではDCサーボ・モータを使用してい
る)により駆動され、それぞれのローラに付帯した電磁
クラッチにより、随時、回転駆動のオン・オフ制御が行
えるように構成されている。
【0030】このようにして上述の給紙経路のいずれか
より選択給紙された記録媒体は、給紙第1ローラ44の
位置まで給送される。なお、記録媒体の斜行(スキュ
ー)を取り除くため、この給紙に際しては、記録媒体に
所定量の紙ループを形成した後、給紙第1ローラ44を
オンして回転駆動し、次に給紙第2ローラ45に記録媒
体が搬送されることになる。
【0031】次に、給紙第3ローラ52は、バッファ量
検知センサ54により、プラテン74への記録媒体の給
紙タイミングを調整する。58は走査キャリッジで、記
録(インクジェット)ヘッド56を搭載し、走査モータ
62によりキャリッジ・レール60上を主走査方向に往
復移動し記録媒体に印字処理する。64は紙送りローラ
で走査キャリッジ58の復路の走査時に所定量だけ記録
媒体を副走査方向に搬送する。印字終了後、記録媒体は
排紙トレイ66に排紙される。
【0032】また、給紙第1ローラ44と給紙第2ロー
ラ45との間には、本実施形態に特徴的な記録媒体識別
部209が配置されている。ここで記録体識別部209
について図3を、またその処理について図4を参照して
説明する。
【0033】図3は、本発明の第1実施形態を示す画像
記録装置の記録媒体検出機構を示す要部斜視図であり、
図2に示した記録媒体識別部209の詳細に対応する。
図4は、図3に示した記録媒体識別部209の制御構成
を説明するブロック図である。
【0034】図3において、記録媒体200のある面の
近傍に検知用の光源として光源201を配置する。前記
光源201から記録媒体200に垂線をおろし、前記垂
線上で光源201と記録媒体200の間にスリット穴を
設けた遮蔽板202を配置する。また、前記垂線上で記
録媒体200を介し光源201とは逆側に、例えばフォ
トトランジスタで構成される受光センサ203を配置す
る。
【0035】光源201から照射された光は遮蔽板20
2により遮られた部分を除き記録媒体200に到達す
る。まず、ここで第1の屈折を行った光は、記録媒体2
00の内部に進み記録媒体200の密度,厚さおよび色
に応じ減衰される。その後、受光センサ203側の記録
媒体200の表面で屈折を行い一部の光が受光センサ2
03に至る。ここで受光センサ203は走査キャリッジ
58の保持部204に保持され、印字開始前に走査キャ
リッジ58とともに記録媒体上を走査するが、その際に
ある一定間隔毎(例えば走査キャリッジ58を駆動させ
るためのステッピングモータの1パルス毎)に受光セン
サ203の出力を、図4に示すA/D変換器205によ
りディジタル信号に変換しサンプリングする。このサン
プリングデータは、図5に示すように受光センサ203
がスリット穴の鉛直上にきたとき最大値をとり、そこか
ら遠ざかるに従い出力が下がるような分布特性を示す。
この分布特性は記録媒体の厚さ,色,密度,屈折率など
により異なる。なお、図5は、図3に示した受光センサ
出力特性を示す図であり、縦軸は受光センサ出力を示
し、横軸はスキャン方向を示す。
【0036】サンプリングされた値は、A/D変換器2
05によりディジタル信号に変換されメインCPU(C
PU)100に入力される。なお、106はメイン画像
処理部で、所定の画像処理を行う。102はプリンタ制
御CPUで、プリンタ部20の各部を総括的に制御す
る。また、207はメモリで、メインCPU100が実
行する制御プログラムおよび所定のデータを格納する。
【0037】以下、本実施形態と第1,第2の発明の各
手段との対応及びその作用について図3等を参照して説
明する。
【0038】第1の発明は、給送される記録媒体に光を
投射する発光手段(光源201)と、前記発光手段から
発光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手
段(遮蔽板202)と、前記通過溝を通過して前記記録
媒体を透過した光の光量を検知する検知手段(受光セン
サ203)と、給送可能な記録媒体の第1の光量特性デ
ータを記録媒体毎に記憶する記憶手段(メモリ207)
と、前記検知手段により検知された検知データに基づい
て第2の光量特性データを演算する演算手段(CPU1
00)と、前記演算手段により演算された前記第2の光
量特性データと前記記憶手段に記憶された前記第1の光
量特性データとを比較して給送中の記録媒体種別を判別
する判別手段(CPU100がメモリ207に記憶され
る制御プログラムを実行して判別処理する)とを有し、
受光センサ203により検知された検知データに基づい
てCPU100が第2の光量特性データを演算し、該演
算された前記第2の光量特性データとメモリ207に記
憶された前記第1の光量特性データとを比較して給送中
の記録媒体種別を判別するので、通過溝により明暗部が
強調されて直進する光が記録媒体を直交するように露光
するため、記録媒体の種別を判別するに最適な光量分布
を反射光に影響されることなく確実に検出して、給送中
の記録媒体の種別を容易に判別することができる。
【0039】第2の発明は、CPU100が判別した前
記記録媒体種別に応じて前記画像処理手段(メイン画像
処理部106)の画像処理および前記記録媒体の搬送を
制御するので、記録媒体の種別に最適な画像処理および
紙送り処理が可能となる。
【0040】以下、記録媒体識別のための処理について
図6を参照して説明する。
【0041】図6は、本発明に係る画像記録装置におけ
る記録媒体識別処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0042】先ず、ステップ(1)であらかじめメモリ
207に記憶されていた記録媒体nの光量分布データM
mn(mは図5におけるサンプリングNoに対応)から
A/D変換後のサンプリングされた光量分布データXm
を引き、引いた値をTmnとする。そして、ステップ
(2)でTmnをm=0から最終サンプリングポイント
m=mまで足し合わせ、その総和値をΣTmnとする。
【0043】次に、ステップ(3)でΣTmnの値を図
示しないRAMに書き込み、ステップ(4)でN種の記
録媒体すべてについて上記の演算を行ったか否かを判断
し、Noの場合はステップ(1)に戻り、Yesの場合
はステップ(5)へ進み、ΣTm1からΣTmNのうち
最小の値を演算し、最小の値を示したn番目の記録媒体
と装置本体に給紙された記録媒体とは同一であると識別
して、処理を終了する。
【0044】このようにして識別された記録媒体に最適
な画像処理および紙送りを後述する図8に示すメイン画
像処理部106およびプリンタ制御CPU102により
行う。
【0045】以下、本実施形態と第7の発明の各工程と
の対応及びその作用について図6を参照して説明する。
【0046】第7の発明は、給送される記録媒体に光を
投射する発光手段(光源201)と、前記発光手段から
発光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手
段(遮蔽板202)と、前記通過溝を通過して前記記録
媒体を透過した光の光量を検知する検知手段(受光セン
サ203)と、給送可能な記録媒体の第1の光量特性デ
ータを記録媒体毎に記憶する記憶手段(メモリ207)
とを備える画像記録装置の記録媒体種別判別方法におい
て、受光センサ203により検知された検知データに基
づいて第2の光量特性データを演算する演算工程(図6
のステップ(1)〜(4))と、該演算された前記第2
の光量特性データとメモリ207に記憶された前記第1
の光量特性データとを比較して給送中の記録媒体種別を
判別する判別工程(図6のステップ(5))とを実行す
るので、通過溝により明暗部が強調されて直進する光が
記録媒体を直交するように露光するため、記録媒体の種
別を判別するに最適な光量分布を反射光に影響されるこ
となく確実に検出して、給送中の記録媒体の種別を容易
に判別することができる。
【0047】なお、給紙第2ローラ45と給紙第3ロー
ラ52との間には、記録ヘッド56の上側に配設された
紙送りローラ64と、下側に配設された給紙第3ローラ
52との間で正確な紙送り動作を行うために、記録媒体
を所定量たるませてバッファを作るように構成されてい
る。そして、このバッファには、記録媒体のたるみ量と
してのバッファ量を検出するためのバッファ量検知セン
サ54が配設されている。このように記録媒体の搬送経
路中に、常にバッファを作ることにより、特に大判サイ
ズの記録媒体を搬送する場合の紙送りローラ64および
給紙第3ローラ52にかかる負荷を低減することがで
き、正確な紙送り動作が可能になる。
【0048】以上のように記録媒体の搬送システムが構
成されたプリンタ部20において、記録ヘッド56によ
るプリントの際には、記録ヘッド56が装着されている
走査キャリッジ58がキャリッジ・レール60上を走査
モータ62により図面の表裏方向に往復に動かして、記
録媒体の主走査方向への走査が行われるように構成され
ている。そして、往路の走査では、記録ヘッド56によ
り記録媒体上に画像がプリントされ、復路の走査では、
紙送りローラ64により記録媒体を所定量だけ送る副走
査方向の送り動作が行われる。ここで、この副走査方向
への送り量は、後述する定移動量として定義されてお
り、ここでは、記録ヘッド56の副走査方向の幅に想到
する長さ、すなわち、図示していないが、プラテン74
の記録ヘッド56に対向する面部分にわたって形成され
て吸引口の配設幅に相当する長さに設定されている。こ
の吸引口は、記録媒体をプラテン74に密着させた状態
にするためのものである。また、この復路の走査時にお
ける走査モータ62による記録媒体の搬送駆動制御にお
いては、バッファ量検知センサ54を介して記録媒体の
バッファ量を検知しながら、常に記録媒体が所定のバッ
ファ量を有するように制御されている。そして、こうし
てプリントされた記録媒体は排紙トレイ66に排出さ
れ、上述した一連のプリント動作を完了する。
【0049】次に、図7を参照して走査キャリッジ58
周辺の構成について詳細に説明する。
【0050】図7は、図2に示した走査キャリッジ58
周辺の構成を説明する要部斜視図である。
【0051】図7において、68は記録媒体を副走査方
向に沿って紙送りするための駆動源としての紙送りモー
タである。この紙送りモータ68は、その回転量を任意
に設定・変更できるものであり、紙送りローラ64およ
び給紙第3ローラ用クラッチ70を介して給紙第3ロー
ラ52を駆動するように構成されている。また、前述し
た走査モータ62は、走査キャリッジ58を走査ベルト
72を介して矢印のA,Bで示す主走査方向に沿って往
復走査させるための駆動源である。
【0052】なお、本実施形態では、任意の送り量での
正確な紙送り制御が必要なことから、紙送りモータ68
と走査モータ62にパルス・モータが使用されている。
また、本実施形態においては、プラテン74の下端に対
向した位置に不図示の紙押え部材が配設されており、走
査キャリッジ58の走査中に該紙押え部材をプラテン7
4に固定することにより記録媒体の移動等が発生しない
よう制御されている。
【0053】ここで、記録媒体が給紙第3ローラ52に
到達すると、給紙第3ローラ用クラッチ70および紙送
りモータ68がそれぞれオンされ、記録媒体の先端は一
対の紙送りローラ64に挟持されるまで、プラテン74
上を搬送される。そして、搬送された記録媒体は、プラ
テン74上に設けられた紙探知センサ76によってプラ
テン74を通過して搬送されたことを検知される。この
センサ情報は位置制御,ジャム制御等に利用される。こ
うして記録媒体の先端が紙送りローラ64に到達する
と、給紙第3ローラ用クラッチ70,紙送りローラ68
がそれぞれオフされ、次にプラテン74の内側空間は、
不図示の吸引モータの起動により負圧となされ、吸引動
作が開始される。このような吸引動作により、記録媒体
はプラテン74上に密着させられることになる。この
時、同時に上述した紙押え部材も記録媒体をプラテン7
4に固定する。
【0054】ここで、記録媒体への画像プリント動作に
先立って、走査キャリッジ58はホーム・ポジション・
センサ78が配設された位置まで移動され、次に矢印A
の方向に沿って往路走査が行われる。この往路走査にお
いて、所定の位置よりシアン“C”,マゼンタ“M”,
イエロー“Y”,ブラック“K”のそれぞれのインクを
適宜記録ヘッド56より吐出して、画像の記録(プリン
ト)が行われる。そして、主走査方向への所定の長さ分
の画像記録動作を終了すると、走査モータ62の回転方
向を逆転して走査キャリッジ58を逆方向に、すなわ
ち、矢印Bで示す方向に移動させて復路走査を開始す
る。この時、走査モータ62は、走査キャリッジ58が
ホーム・ポジション・センサ78の配設位置に戻るまで
逆転駆動される。
【0055】また、この復路走査の間、紙送りモータ6
8を駆動させて紙送りローラ64を回転駆動することに
より、矢印Cで示す記録ヘッド56で記録した副走査方
向への長さ分(記録ヘッド56の幅分)だけの紙送り動
作が行われる。
【0056】なお、本実施形態においては、この紙送り
量、すなわち副走査方向への移動量は、上述した記録ヘ
ッド56の幅分の定移動量のみが設定されるわけではな
く、最終ライン幅により規定される片移動量に設定され
る場合がある。
【0057】本実施形態では、記録ヘッド56はインク
・ジェット・ノズルであり、合計256本のノズルが
Y,M,C,Kの各色についてアセンブリされている。
1スキャンにおいて印字する色は任意に選択可能であ
る。
【0058】一方、走査キャリッジ58がホーム・ポジ
ション・センサ78で規定されるホーム・ポジションに
停止すると、記録ヘッド56の回復動作が行われる。こ
の回復動作は、安定した記録動作を行うための処理であ
り、記録ヘッド56のノズル内に残留しているインクの
粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを防止するため
の処理である。この処理では、給紙時間,装置内温度,
吐出時間等のあらかじめプログラムされた条件に従っ
て、記録ヘッド56の各ノズルへの加圧動作を行い、各
ノズルからインクの空吐出動作を行う。
【0059】以上説明の動作を繰り返すことにより、記
録媒体上の全面に渡り所望の画像記録が行われることに
なる。
【0060】次に、本実施形態のディジタル・カラー複
写機10における制御システムの画像信号の処理および
制御について、図8を参照して説明する。
【0061】図8は、本発明に係る画像記録装置の制御
構成を説明するブロック図である。
【0062】図8において、100は装置全体の制御を
司るメインCPUであり、メインCPU100には、プ
リンタの制御動作を司るプリンタ制御CPU102、読
み取り制御動作を司るリーダ制御CPU104、画像表
示動作を処理するメイン画像処理部106、操作者によ
る入力部としての操作部108、外部機器(図示しない
コンピュータ)との画像および情報のやり取りを行うた
めの図示しないI/F部123、I/Fを介して送られ
てくる画像を蓄える図示しない画像メモリ部が接続され
ている。
【0063】ここで、プリンタ制御CPU102とリー
ダ制御CPU104は、それぞれプリンタ部20,リー
ダ部12の動作制御を行うもので、メインCPU100
とはマスタとスレーブの関係に設定されている。
【0064】上述したメイン画像処理部106は、マス
キング,黒抽出,2値化,γ補正等の画像処理を行う。
また、プリンタ制御CPU102とメイン画像処理部1
06には同期メモリ110が接続されている。この同期
メモリ110は、入力動作の時間バラツキの吸収および
前述した記録ヘッド56の機構上の並びによる遅延補正
を行うためのものである。そして、この同期メモリ11
0の出力は記録ヘッド56に接続されている。プリンタ
制御CPU102はプリンタ部20の入力駆動の制御を
行うプリンタ部駆動系114に接続されている。
【0065】また、リーダ制御部CPU104はシェー
ディング補正,色補正,Y補正等の読み取り系で必要な
補正処理を行う入力系画像処理部116と、リーダ部1
2の入力駆動の制御を行うリーダ部駆動系118とに接
続されている。さらに、入力系画像処理部116にはC
CDラインセンサ26が接続されており、この入力系画
像処理部116はメイン画像処理部106に接続されて
いる。
【0066】ここで、リーダ部12はメインCPU10
0,リーダ制御CPU106,メイン画像処理部10
6,操作部108,入力系画像処理部116,リーダ部
駆動系118並びに、イメージセンサとしてのCCDラ
インセンサ26とから構成されている。
【0067】また、プリンタ部20は、プリンタ制御C
PU102,同期メモリ110,記録ヘッド56並びに
プリンタ部駆動系114とから構成されている。同期メ
モリ110は入力動作の時間ばらつきの吸収、および前
述した記録ヘッド56の機構上の並びによる遅延補正を
行うためのものである。同期メモリ110は1バンド分
の画像を蓄えることができ、蓄えられた画像は色毎に随
時読み出しが可能である。読み出して印字する色の選択
はプリンタ制御CPU102によって行われる。
【0068】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
検知した記録媒体の光量分布のサンプリング点毎の多値
データをメモリ207内にあらかじめ記憶した各記録媒
体の光量分布の多値データとの比較を行うことにより記
録媒体の識別を行ったが、第2実施形態は図9に示すよ
うにある一定のスレッショルド電圧を設定し、サンプリ
ングした電圧値が、そのスレッショルド電圧よりも高い
範囲を検出し、メモリ207にあらかじめ記憶していた
各記録媒体のスレッショルド電圧よりも高い範囲のデー
タとの比較を行うことにより、記録媒体の識別を行うよ
うに構成してもよい。
【0069】図9は、本発明の第2実施形態を示す画像
記録装置における記録媒体種別判定処理を説明するため
の特性図であり、図4に示した受光センサ203からの
出力を示す特性に対応し、メモリ207に記憶される各
記録媒体のスレッショルド電圧により記録媒体A〜Cを
識別する状態を示す。なお、図9において、縦軸は受光
センサ出力を示し、横軸はスリット鉛直上からの距離を
示す。
【0070】この方式では、直線な範囲の値だけをメモ
リ207に記憶させておけば良いので、例えば256点
のサンプリングを行う場合には(記録媒体の種類の数)
*8bitの記憶容量で済むので、コストを押えること
ができる。また、識別速度も上がることになる。
【0071】以下、本実施形態と第3の発明の各手段と
の対応及びその作用について説明する。
【0072】第3の発明は、前記記憶手段(メモリ20
7)は、前記検知手段(受光センサ203)が検知可能
な光量レベルが所定値を越える範囲に属する第1の光量
特性データを記録媒体毎に記憶するので、記憶する光量
特性データ量が少なくなるため、メモリコストを下げる
ことができるとともに、判別処理時間を短縮してスルー
プットを向上できる。
【0073】〔第3実施形態〕上記第1,第2実施形態
では光源201の光量を一定にした上で、受光センサ2
03の出力を検出することで記録媒体の識別を行う場合
について説明したが、受光センサ203の出力が一定に
なるように光量の調整を行い、その際の別の受光センサ
203の出力を検知することにより記録媒体の識別を行
うように構成してもよい。以下、その実施形態について
説明する。
【0074】図10は、本発明の第3実施形態を示す画
像記録装置の記録媒体識別機構を示す要部概略図であ
り、図3と同一のものには同一の符号を付してある。以
下、構成および動作について説明する。
【0075】本実施形態においては、図10に示すよう
に、記録媒体200のある面の近傍に検知用の光源とし
てドライバ201Aを介して駆動される光源201を配
置する。前記光源201から記録媒体200に垂線をお
ろし、前記垂線上で光源201と記録媒体200の間に
遮蔽板202を配置する。また、記録媒体200を介し
光源201とは逆側で前記垂線上に例えばフォトトラン
ジスタで構成される受光センサ211と、その近傍に同
様にフォトランジスタで構成される受光センサ212を
配置する。光源201から照射された光は遮蔽板202
により遮られた部分を除き記録媒体200に到達する。
まず、ここで第1の屈折を行った光は、記録媒体200
の内部に進み記録媒体200の密度,厚さおよび色に応
じ減衰される。その後、受光素子側の記録媒体200の
表面で屈折を行い一部の光が受光センサ211,受光セ
ンサ212に至る。
【0076】ここで、光源201の光量調整を図11に
示す回路を用いて行う。
【0077】図11は、図10に示した光源201の光
量調整回路の一例を示すブロック図である。
【0078】図11において、電源213により電圧が
印加され、その電圧を光源201と可変抵抗器214に
より分圧する。前記可変抵抗器214にはメインCPU
100がバスで接続されており、メインCPU100の
ポートを制御することにより、抵抗値を可変できる構成
になっている。
【0079】このように構成された回路において、記録
媒体を識別する際には受光センサ211の出力値があら
かじめ定めておいた一定値になるまで、メインCPU1
00により光源201の光量を変化させる。
【0080】その時の受光センサ212の出力値は記録
媒体の厚さ,色,密度,屈折率などにより異なるので、
検出した受光センサ212の出力値と、あらかじめメモ
リ207に記憶させていた各記録媒体の受光センサ21
2の出力値と、あらかじめメモリ207に記憶させてい
た各記録媒体の受光センサ212の出力値とを比較する
ことにより、記録媒体の種別を判別することができる。
【0081】このようにして識別された記録媒体に最適
な画像処理および紙送りを図4に示したメイン画像処理
部106およびプリンタ制御CPU102により上述同
様に行う。
【0082】以下、本実施形態と第4の発明の各手段と
の対応及びその作用について図10等を参照して説明す
る。
【0083】第4の発明は、給送される記録媒体に光を
投射する発光手段(光源201)と、前記発光手段から
発光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手
段(遮蔽板202)と、前記通過溝を通過して前記記録
媒体を透過した光の光量を検知する第1の検知手段(受
光センサ211)と、前記第1の検知手段の近傍に通過
溝を透過した光の光量を検知する第2の検知手段(受光
センサ212)と、前記第2の検知手段が検知する記録
媒体毎の光量データを記憶する記憶手段(メモリ20
7)と、前記第1の検知手段が検知する前記通過溝を通
過して前記記録媒体を透過した光の光量が所定光量とな
るまで前記発光手段から発光される光量を調整する調整
手段(CPU100が光源201に印加する駆動電流を
ドライバ201Aを介して調整する)と、前記第1の検
知手段が前記所定光量を検知した場合に、前記第2の検
知手段が検知している光量データと前記記憶手段に記憶
される第2の光量データとを比較して給送中の記録媒体
種別を判別する判別手段(CPU100がメモリ207
に記憶された制御プログラムを実行して判別処理する)
とを有し、CPU100が受光センサ211が検知する
前記通過溝を通過して前記記録媒体を透過した光の光量
が所定光量となるまで光源201から発光される光量を
調整したら、受光センサ212が検知している光量デー
タとメモリ207に記憶される第2の光量データとを比
較して給送中の記録媒体種別を判別するので、記録媒体
の種別判定に必要な光量データを減らしても、精度よく
記録媒体の種別を判別することができる。
【0084】〔第4実施形態〕上記第3実施形態では、
受光センサ211の出力値があらかじめ定めておいた一
定値になるまで、メインCPU100により光源201
の光量を変化させる場合について説明したが、受光セン
サ212の出力が一定になるように、光量の調整を行
い、光源201に流れる電流もしくは端子間電圧、また
は光量調整を行うための可変抵抗器の抵抗値を検知する
ことにより記録媒体の識別を行うように構成していもよ
い。以下、その実施形態について図10,図11を参照
して説明する。
【0085】図10に示すように、記録媒体200のあ
る面の近傍に検知用の光源としてドライバ201Aを介
して駆動される光源201を配置する。前記光源201
から記録媒体200に垂線をおろし、前記垂線上で光源
201と記録媒体200の間に遮蔽板202を配置す
る。また記録媒体200を介し光源201とは逆側で前
記垂直上に受光センサとして受光センサ211もしくは
その近傍に受光センサ212のどちらか1つを配置す
る。光源201から照射された光は遮蔽板202により
遮られた部分を除き記録媒体200に到達する。
【0086】まず、ここで第1の屈折を行った光は、記
録媒体200の内部に進み記録媒体200の密度,厚さ
および色に応じ減衰される。その後、受光素子側の記録
媒体200の表面で屈折を行い一部の光が受光センサ2
11もしくは受光センサ212に至る。ここで光源20
1の光量調整を図11に示すような回路を用いて行う。
【0087】図11において、電源213により電圧が
印加され、その電圧を光源201と可変抵抗器214に
より分圧する。前記可変抵抗器214にはメインCPU
100がバスで接続されており、メインCPU100の
ポートを制御することにより、抵抗値を可変できる構成
になっている。記録媒体を識別する際には受光センサ2
11もしくは受光センサ212の出力値があらかじめ定
めておいた一定値になるまで、メインCPU100によ
り光源201の光量を変化させる。そのときの光源20
1の光量は記録媒体の厚さ,色,密度,屈折率などによ
り異なる。
【0088】この光量を間接的に検出するためにここで
は可変抵抗器214の抵抗値を求める。この抵抗値はメ
インCPU100のポートにバス接続し、制御されてい
るので、前記受光センサ211または受光センサ212
の出力がある一定値になったときのポートの値と、あら
かじめメモリ207に記憶させていた各記録媒体のポー
トの値を比較しもっとも値の近いものを給紙された記録
媒体の種類と判断し、記録媒体の種別を判別することが
できる。
【0089】このようにして識別された記録媒体に最適
な画像処理および紙送りを図4に示したメイン画像処理
部106およびプリンタ制御CPU102により上述同
様に行う。
【0090】以下、本実施形態と第5,第6の発明の各
手段との対応及びその作用について図10等を参照して
説明する。
【0091】第5の発明は、給送される記録媒体に光を
投射する発光手段(光源201)と、前記発光手段から
発光される光の一部を通過させる通過溝を備える遮蔽手
段(遮蔽板202)と、前記通過溝を通過して前記記録
媒体を透過した光の光量を検知する検知手段(受光セン
サ211または受光センサ212)と、前記発光手段か
ら発光される光量を調整する調整手段(CPU100が
光源201に印加する駆動電流を調整する)と、前記検
知手段が検知する前記通過溝を通過して前記記録媒体を
透過した光の光量が所定光量となるまでに必要な第1の
調整量を記録媒体毎に記憶する記憶手段(メモリ20
7)と、前記調整手段が調整した第2の調整量と前記記
憶手段に記憶された前記第1の調整量とを比較して給送
中の記録媒体種別を判別する判別手段(CPU100が
メモリ207に記憶された制御プログラムを実行して判
別処理する)とを有し、CPU100が調整した第2の
調整量とメモリ207に記憶された前記第1の調整量と
を比較して判別手段が給送中の記録媒体種別を判別する
ので、光量を調整するための間接的な制御情報に基づい
て記録媒体の種別を確実に判別することができる。
【0092】第6の発明は、前記調整手段(CPU10
0)は、前記発光手段に印加する電圧値を加減するため
の抵抗値(可変抵抗器214の抵抗値)を調整するの
で、光量制御のための可変可能な抵抗値に基づいて記録
媒体の種別を確実に判別することができる。
【0093】〔他の実施形態〕上述実施形態では、本発
明をディジタル・カラー複写機に応用したが、本発明は
これに限定されず記録媒体を扱う装置全般に適用でき
る。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、検知手段により検知された検知データ
に基づいて演算手段が第2の光量特性データを演算し、
該演算された前記第2の光量特性データと前記記憶手段
に記憶された前記第1の光量特性データとを比較して判
別手段が給送中の記録媒体種別を判別するので、通過溝
により明暗部が強調されて直進する光が記録媒体を直交
するように露光するため、記録媒体の種別を判別するに
最適な光量分布を反射光に影響されることなく確実に検
出して、給送中の記録媒体の種別を容易に判別すること
ができる。
【0095】第2の発明によれば、前記判別手段が判別
した前記記録媒体種別に応じて制御手段が前記画像処理
手段の画像処理および前記記録媒体の搬送を制御するの
で、記録媒体の種別に最適な画像処理および紙送り処理
が可能となる。
【0096】第3の発明によれば、前記記憶手段は、前
記検知手段が検知可能な光量レベルが所定値を越える範
囲に属する第1の光量特性データを記録媒体毎に記憶す
るので、記憶する光量特性データ量が少なくなるため、
メモリコストを下げることができるとともに、判別処理
時間を短縮してスループットを向上できる。
【0097】第4の発明によれば、調整手段が前記第1
の検知手段が検知する前記通過溝を通過して前記記録媒
体を透過した光の光量が所定光量となるまで前記発光手
段から発光される光量を調整したら、前記第2の検知手
段が検知している光量データと前記記憶手段に記憶され
る第2の光量データとを比較して判別手段が給送中の記
録媒体種別を判別するので、記録媒体の種別判定に必要
な光量データを減らしても、精度よく記録媒体の種別を
判別することができる。
【0098】第5の発明によれば、前記調整手段が調整
した第2の調整量と前記記憶手段に記憶された前記第1
の調整量とを比較して判別手段が給送中の記録媒体種別
を判別するので、光量を調整するための間接的な制御情
報に基づいて記録媒体の種別を確実に判別することがで
きる。
【0099】第6の発明によれば、前記調整手段は、前
記発光手段に印加する電圧値を加減するための抵抗値を
調整するので、光量制御のための可変可能な抵抗値に基
づいて記録媒体の種別を確実に判別することができる。
【0100】第7の発明によれば、前記検知手段により
検知された検知データに基づいて第2の光量特性データ
を演算し、該演算された前記第2の光量特性データと前
記記憶手段に記憶された前記第1の光量特性データとを
比較して給送中の記録媒体種別を判別するので、通過溝
により明暗部が強調されて直進する光が記録媒体を直交
するように露光するため、記録媒体の種別を判別するに
最適な光量分布を反射光に影響されることなく確実に検
出して、給送中の記録媒体の種別を容易に判別すること
ができる。
【0101】従って、従来のような光源と受光部との取
り付け位置精度の要求から解放され、簡単な構成で給送
される記録媒体の種別を容易に判別して、判別された記
録媒体に最良の画像記録を行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な構成をディジタル・カラー
複写機の構成を説明する概略斜視図である。
【図2】図1に示したディジタル・カラー複写機の内部
構成を概略的に示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す画像記録装置の記
録媒体検出機構を示す要部斜視図である。
【図4】図3に示した記録媒体識別部の制御構成を説明
するブロック図である。
【図5】図3に示した受光センサ出力特性を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る画像記録装置における記録媒体識
別処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図2に示した走査キャリッジ周辺の構成を説明
する要部斜視図である。
【図8】本発明に係る画像記録装置の制御構成を説明す
るブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す画像記録装置にお
ける記録媒体種別判定処理を説明するための特性図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態を示す画像記録装置の
記録媒体識別機構を示す要部概略図である。
【図11】図10に示した光源の光量調整回路の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
100 メインCPU(CPU) 200 記録媒体 201 光源 202 遮蔽板 203 受光センサ 204 保持部 207 メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給送される記録媒体に光を投射する発光
    手段と、前記発光手段から発光される光の一部を通過さ
    せる通過溝を備える遮蔽手段と、前記通過溝を通過して
    前記記録媒体を透過した光の光量を検知する検知手段
    と、給送可能な記録媒体の第1の光量特性データを記録
    媒体毎に記憶する記憶手段と、前記検知手段により検知
    された検知データに基づいて第2の光量特性データを演
    算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記
    第2の光量特性データと前記記憶手段に記憶された前記
    第1の光量特性データとを比較して給送中の記録媒体種
    別を判別する判別手段とを有することを特徴とする画像
    記録装置。
  2. 【請求項2】 入力される画像情報に対して所定の画像
    処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段から出力
    される出力データに基づいて記録媒体に画像を記録する
    記録手段と、前記判別手段が判別した前記記録媒体種別
    に応じて前記画像処理手段の画像処理および前記記録媒
    体の搬送を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
    する請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記検知手段が検知可
    能な光量レベルが所定値を越える範囲に属する第1の光
    量特性データを記録媒体毎に記憶することを特徴とする
    請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 給送される記録媒体に光を投射する発光
    手段と、前記発光手段から発光される光の一部を通過さ
    せる通過溝を備える遮蔽手段と、前記通過溝を通過して
    前記記録媒体を透過した光の光量を検知する第1の検知
    手段と、前記第1の検知手段の近傍に通過溝を透過した
    光の光量を検知する第2の検知手段と、前記第2の検知
    手段が検知する記録媒体毎の光量データを記憶する記憶
    手段と、前記第1の検知手段が検知する前記通過溝を通
    過して前記記録媒体を透過した光の光量が所定光量とな
    るまで前記発光手段から発光される光量を調整する調整
    手段と、前記第1の検知手段が前記所定光量を検知した
    場合に、前記第2の検知手段が検知している光量データ
    と前記記憶手段に記憶される第2の光量データとを比較
    して給送中の記録媒体種別を判別する判別手段とを有す
    る画像記録装置。
  5. 【請求項5】 給送される記録媒体に光を投射する発光
    手段と、前記発光手段から発光される光の一部を通過さ
    せる通過溝を備える遮蔽手段と、前記通過溝を通過して
    前記記録媒体を透過した光の光量を検知する検知手段
    と、前記発光手段から発光される光量を調整する調整手
    段と、前記検知手段が検知する前記通過溝を通過して前
    記記録媒体を透過した光の光量が所定光量となるまでに
    必要な第1の調整量を記録媒体毎に記憶する記憶手段
    と、前記調整手段が調整した第2の調整量と前記記憶手
    段に記憶された前記第1の調整量とを比較して給送中の
    記録媒体種別を判別する判別手段とを有する画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は、前記発光手段に印加す
    る電圧値を加減するための抵抗値を調整することを特徴
    とする請求項5記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 給送される記録媒体に光を投射する発光
    手段と、前記発光手段から発光される光の一部を通過さ
    せる通過溝を備える遮蔽手段と、前記通過溝を通過して
    前記記録媒体を透過した光の光量を検知する検知手段
    と、給送可能な記録媒体の第1の光量特性データを記録
    媒体毎に記憶する記憶手段とを備える画像記録装置の記
    録媒体種別判別方法において、前記検知手段により検知
    された検知データに基づいて第2の光量特性データを演
    算する演算工程と、該演算された前記第2の光量特性デ
    ータと前記記憶手段に記憶された前記第1の光量特性デ
    ータとを比較して給送中の記録媒体種別を判別する判別
    工程とを有する画像記録装置の記録媒体種別判別方法。
JP8190185A 1996-07-19 1996-07-19 画像記録装置および画像記録装置の記録媒体種別判別方法 Pending JPH1039556A (ja)

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