JP3152128B2 - フィルム種別の判別方法 - Google Patents

フィルム種別の判別方法

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JP3152128B2 JP27773795A JP27773795A JP3152128B2 JP 3152128 B2 JP3152128 B2 JP 3152128B2 JP 27773795 A JP27773795 A JP 27773795A JP 27773795 A JP27773795 A JP 27773795A JP 3152128 B2 JP3152128 B2 JP 3152128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新形式のフィル
ムカートリッジのフィルムが現像済であるか未現像であ
るかをチェックするフィルム種別の判別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムを収納するカートリッジとして
従来フィルムの端末を少し出した状態で使用する蝸牛形
のいわゆるパトローネと呼ばれるものが一般的である。
しかし、かかる従来のものは使用時に種々問題があり、
近年これに代わる新形式のカートリッジが、米国特許第
5,347,334号明細書あるいは第5,031,8
52号明細書などで提案されている。
【0003】この新形式のフィルムカートリッジは、外
観形状はやはり蝸牛形であるが、カートリッジケースは
小型化され、2つ割り形式が採用され、必要に応じてス
プールに巻かれたフィルムをケースを開放して取出自在
とされている。そして未露光の生フィルムの収納は勿
論、写真撮影後に現像、焼付処理をした後もネガフィル
ムをこのカートリッジに保管できるように考慮されてい
る。
【0004】フィルムは写真撮影に使用する前にはフィ
ルム全体がカートリッジ内に収納され、フィルム繰出し
用の出口は完全に開閉自在の蓋で閉じられ、写真撮影時
に蓋を開放してスプールを回転させスプールによる繰出
力(スラスト)でフィルム先端がカートリッジ出口から
繰り出される。
【0005】フィルム後端はスプールの巻芯に設けられ
たスリット内に突出する係止爪にフィルム後端の穴を係
止させ確実にフィルムをスプールに固定している。又、
スプールのフランジにはフィルム繰出しのための縁材が
設けられ、フランジとケース内壁との間にフィルムが未
露光、露光済、現像済などの表示や二重露光の防止のた
めのバーコード表示などのための円弧状のディスク板な
どが設けられている。
【0006】上述した新形式のフィルムカートリッジM
について図15、図16を参照して簡単に説明する。こ
のフィルムカートリッジMは、先に述べた米国特許第
5,347,334号明細書などにより公知のものであ
り詳細な構成は原文を参照されたい。
【0007】フィルムカートリッジMは、図15に示す
ように、蝸牛形のカートリッジケース100内にフィル
ム巻取用のスプール101を内蔵したものから成り、ケ
ース100は図示のように2つ割りの半部分を閉じ、フ
ィルム出口には開閉扉102が設けられている点が従来
のパトローネと異なっている。スプール101と開閉扉
102の片側端には回転軸が設けられ、それぞれの回転
軸を回転させるための動力を伝達する動力軸端を連結す
るための溝穴103、104が設けられている。
【0008】さらに、上記と同じ片側端にはスプール1
01のフランジの外側に扇形のインジケータ板105が
設けられ、このインジケータ板105の扇形部分がどこ
に位置しているかによってフィルムの状態を示すa〜d
の表示孔がケース端板106に穿設されている。表示孔
aは未露光(未撮影)、bはフィルムを部分的に使用し
た未露光、cは露光済(未現像)、dは現像済の状態を
表す。インジケータ板105の白色の扇形部分で上記い
ずれかの状態を確認できる。
【0009】図15の(b)に示すように、スプール1
01のスプール軸101bに巻かれたフィルムFは、全
長を巻込んだ状態でフィルムケースのフィルム出口を開
閉扉102で閉じて遮光され、露光時(撮影時)は開閉
扉102を開きスプール101を回転させるとフィルム
Fはその回転だけで外部へ繰り出される。
【0010】フィルムFをスプール101に巻取る際に
は、図16の(b)に示すように、フィルムFの終端を
スプール軸101bのスリット107内に挿入し終端付
近の穴hを係合爪108に引掛けた状態で巻く。フィル
ム全長がスプール101に巻取られると、フィルム始端
の切欠き部109がスプールのフランジ101cのスカ
ートに掛かって止められる。
【0011】上述したフィルムカートリッジを前提とし
て、このようなカートリッジに収納されているフィルム
を現像、焼付処理する場合、このフィルムカートリッジ
から繰り出されるフィルムを現像装置や焼付処理装置に
直接送り込むとそのままではフィルム後端をスプールか
ら切離しができないためフィルムの最後で送りが停止さ
れ現像処理を効率的に自動処理できない。従って、現像
処理を停止させることなく効率的に行なう1つの方法と
して予め中間カートリッジを作りこれにフィルムを一旦
巻替えるということが行なわれる。
【0012】このような中間カートリッジ又はこれに相
当する巻取部へフィルムを巻取るためのフィルム巻出し
装置が特開平5−232633号公報により公知であ
る。この巻出し装置は、フィルムカートリッジ収納部と
フィルム巻取部とを所定距離置いて設け、それらの間に
フィルム送りローラとフィルムガイドが設置され、フィ
ルムカートリッジと送りローラにそれぞれ別々の駆動モ
ータが取り付けられている。
【0013】フィルム先端の送りはフィルムカートリッ
ジ用モータによりカートリッジ内のスプールを回転駆動
して送り出し、フィルム先端が送りローラに達すると送
りローラ用のモータによりフィルムを巻取部へ送る。フ
ィルム後端まで送ると各モータは停止するが、モータ停
止後もスプールとフィルムカートリッジ用モータとの間
に設けたフライホイールの慣性力によりスプールが少し
だけフィルム繰出し方向に回転を続ける。
【0014】このため、フィルム後端がスプールに対し
て位置がずれ、これによってフィルム後端の穴がスプー
ルの係止爪から外れる。その後再び送りローラのモータ
を駆動してフィルムが送りローラから外れるまで送ると
巻取部に巻取られたフィルムを巻取装置から外すことが
できる。
【0015】同様な装置は、特開平6−130633号
公報にも開示されているが、この公報の「写真フィルム
の係止装置及び分離装置」の分離装置ではリリース板を
カートリッジケースのフィルム出口から挿入してスプー
ル軸のスリット内の係止爪に係合しているフィルム後端
部を係止爪から外すようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した新
形式のフィルムカートリッジは、フィルムを自動給送で
きる形式として開発されており、従来のようにフィルム
先端がわずかにパトローネからはみ出した状態で使用す
ることを前提とするものではなく、前述したように使用
開始時に露光済であれ未露光であれフィルムの全長がカ
ートリッジ内に収められている。従って、フィルム先端
の繰出しはスプールを回転させることによって行なうの
が前提である。
【0017】このようなフィルムカートリッジ内のフィ
ルムが現像済なのか未現像であるかは外部から直接目で
確認することができないから、前述したフィルムカート
リッジの端壁に設けられているインジケータ板による表
示を確認するか、又は同じく端壁に設けられている現像
済又は未現像のいずれかを表す爪(爪有りは未現像、爪
無しは現像済を意味し、以下IPI検出用爪、又は略し
て単に爪という)の有無によるしかない。
【0018】しかしながら、写真フィルムの画像は、未
現像であるのを誤って現像済として処理した場合、顧客
に対しとり返しの効かない重要なものである点から、上
記インジケータや爪の有無に全面的に依存してフィルム
の現像や焼付露光などのその後のフィルム処理を行なう
ことは非常に危険であり、フィルムがカートリッジから
繰り出される前にさらに重ねて慎重にフィルムの現像済
か未現像かをチェックするのが望ましい。
【0019】しかし、新形式のフィルムカートリッジ
は、新しい形式のものであるだけに、従来はこのような
慎重な扱いがフィルム処理機に対して行なわれておら
ず、絶対確実にその後のフィルム処理が行なえるように
するにはフィルム処理機におけるフィルム処理の開始前
にフィルムの現像済、未現像の種別を判別する必要があ
る。
【0020】この発明は、かかる新形式のフィルムカー
トリッジの採用に伴って発生したフィルム種別を新たに
判別する必要性に留意して、フィルムの現像や焼付処理
を行なう前に爪の有無の検出だけでなくフィルム種別を
直接検出する方法との併用で確実にフィルム種別を判別
することができるフィルム種別の判別方法を提供するに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、ケース壁に設けられた爪の有無で
フィルム現像済か未現像かのフィルム種別を表示する形
式のフィルムカートリッジから爪の有無を検出し、少し
繰り出されたフィルムからセンサによりフィルムの現像
済又は未現像を検出し、両検出結果の一致、不一致によ
りフィルム種別を判別することから成るフィルム種別の
判別方法としたのである。
【0022】新形式のフィルムカートリッジは、フィル
ムが現像済であれ未現像であれフィルムの全長をカート
リッジ内に巻込んで保管する形式であるため、外観から
は収納されているフィルムが現像済なのか未現像である
のかを直接判別することができない。このため、カート
リッジ端壁にはフィルムが未露光、半露光、露光済、現
像済の状態を表すインジケータや、現像済が未現像かの
種別を表す爪が設けられている(爪有りは未現像、爪無
しは現像済)。
【0023】しかし、このような表示を全面的に信頼し
てフィルムのその後の処理である現像、又は焼付処理を
行なうのは、特に爪の有無は人手で行なわれるため、危
険である。そこで現像、又は焼付、あるいはフィルム巻
替え処理などの後処理を行なう直前にフィルム種別を判
別するのが望ましく、上記判別方法はこのような処理を
スムースに安全、確実に実施することができるようにす
るために必須のものである。
【0024】上記判別方法では、フィルムカートリッジ
の端壁に設けられている爪の有無による検出とセンサに
よる検出の検出結果が一致したときに、原則としてその
検出結果が正しいものと判別してフィルムの現像済又は
未現像を判別しようとするものである。
【0025】この方法を実施する際には、前記爪の有無
による検出とセンサによる検出として、爪無しのときは
フィルムの有無を検出する可視光センサと赤外光センサ
により現像済フィルムを検出すると現像済と判別し、爪
有りのときは赤外光センサにより未現像フィルムを検出
すると未現像と判別するのが好ましい。センサによる検
出をする前に、一応爪の有無による検出し、爪無しのと
きは可視光センサと赤外光センサにより、爪有りのとき
は赤外光センサにより検出してそれぞれの検出結果の一
致、不一致により判別するのである。爪の有無の検出は
あくまで一応の推定である。
【0026】なお、前記爪無しのとき可視光センサと赤
外光センサで未現像フィルムを検出すると未現像と判別
するようにしている。この場合は、赤外光センサによる
検出を重視している。爪無しが検出された場合、フィル
ムは未現像であるのに誤って爪が折られたという可能性
があり、この場合は赤外光センサの検出結果を重視する
のである。
【0027】しかし、前記爪有りのとき赤外光センサに
より現像済を検出すると判別不能と判断するのが好まし
い。爪有りの検出は、現像済なのに爪を折り忘れるとい
う可能性が低く、爪無しの場合より比較的信頼性が高
い。にも拘らず、赤外光センサによる検出と不一致の結
果となった場合は、赤外光センサ自身が誤動作としてい
る可能性があり、判別不能とするのが安全である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1はフィルム種別を判別
する制御ユニットの全体概略ブロック図である。なお、
符号については後でこの実施形態のフィルム種別判別方
法を適用する第2実施形態と共通の部材については同じ
符号を用いる。
【0029】この実施形態の制御ユニットは、爪の有無
による判断とフィルムの検出センサとフィルム種別の検
出センサによるフィルム種別の判断を重ねることにより
確実にフィルム種別を判定できるようにしたものであ
る。
【0030】フィルムカートリッジMは、無端ベルト3
0をスラストモータ31とプーリ32を介して回転駆動
し、もう一方のプーリ33を介して回転軸34を回転さ
せてフィルムFが繰り出される。スプール軸103の上
端側も適宜手段で支持され、開閉扉102には手動又は
モータ駆動の開閉軸が挿入されフィルム繰り出しのため
に開閉扉102が開かれた後フィルム繰り出しが行なわ
れる。
【0031】なお、図示省略しているが、この実施形態
ではフィルムカートリッジ内のフィルムが万一未現像で
ある場合に露光するのを防止するために完全遮光された
スペース内にフィルムカートリッジMが支持されている
ものとする。
【0032】17a、17a′の上、下2対のセンサ
は、手前側の17aが赤外光LED(発酵ダイオー
ド)、反対側の17a′が赤外光用フォトセンサ(フォ
トトランジスタ)である。17b、17b′の上下2対
のセンサは、手前側の17bが可視光LED、17b′
が可視光用フォトセンサである。
【0033】51はフィルムカートリッジMが所定場所
に挿入支持されたことを検出するカートリッジ検出セン
サ(スイッチ)、48は爪eの有無を検出するセンサで
あり、突起44を有するレバー41の他端に係合してい
る。又、上記各センサの信号は全て制御回路50へ送ら
れ、この制御回路50からの指令によってスラストモー
タ31の駆動や赤外光LED、可視光LEDの点灯が制
御される。
【0034】上記構成のフィルムの判別制御ユニットに
より次のようにしてフィルムが現像済か未現像かの種別
の判別を行なう。図2にフィルム種別の判別方法を示し
ており、以下ではこれを参照して説明する。
【0035】動作開始後まずステップS1 でカートリッ
ジ検出センサ51からの信号によりカートリッジの検出
が行なわれる。動作を確実に行なうためである。ステッ
プS2 ではIPI検出(フィルム種別検出用の爪の有無
によりフィルムが爪無しのときは現像済、爪有りのとき
は未現像であることを検出すること)が爪検出センサ4
8からの信号により行なわれる。
【0036】これは、フィルムが現像済であるか、未現
像であるかを判定する手段としてIPI検出と赤外光セ
ンサのいずれでも可能であるが、いずれか一方のみでは
その判定結果に対する信頼度が低いため、一応IPI検
出を先に行なって次の赤外光センサによる判断と重ねて
判断することにより判断結果の信頼性を向上させるため
である。
【0037】上記IPI検出の結果がYES(爪有り)
のときは、一方フィルム未現像であるとしてステップS
3 でカートリッジ判定レジスタに未現像の情報を書き込
み、ステップS4 でスラストモータ31を駆動してフィ
ルムの繰り出しを行なう。
【0038】フィルムが少しの長さ繰り出されたとき
に、ステップS5 で赤外光センサ17a′によるフィル
ム種別の判定が行なわれ、フィルム種別の判定結果が未
現像のときは、爪有りの判定と一致するから、フィルム
の種別を未現像と判断し、そのままフィルムの繰り出し
を続行する(S6 )。但し、図示省略しているが、この
場合必要であればフィルム種別が未現像であるという判
断結果を表示するとよい。
【0039】ステップS5 における判定でNO、即ちフ
ィルム種別が現像済であるとの判定がされたときは、フ
ィルムの繰り出しを中止するように制御指令を出力す
る。これは、IPI検出による爪の判定と、赤外光セン
サ17a′による判定が異なるためである。一般的には
赤外光センサによるフィルム種別の判定の方が信頼度が
高く、上記のようにIPI検出結果と異なる判断のとき
は赤外光センサによる判定結果を重視する方法もあり得
る。
【0040】しかし、IPI検出では一応未現像の結果
が出ているから、万一これが正しいときはフィルムは未
現像で赤外光センサが故障している又は誤動作の可能性
もあり、IPIの検出結果が未現像であることを尊重す
るとフィルム繰り出しを中止するのが安全策である。
【0041】一方、ステップS2 におけるIPI検出の
結果NO(爪無し)のときは、別の判定ルートへ進み、
ステップSS3 においてカートリッジ判定レジスタを現
像済と書き込み、ステップSS4 で可視光LED17b
を点灯させた後、ステップSS5 でスラストモータを駆
動してフィルム繰り出しを開始する。
【0042】なお、赤外光LEDは常時点灯されている
ものとする。
【0043】フィルムが少し繰り出しされるとまずステ
ップSS6 で可視光センサ17b′によりフィルムの有
無を検知し、フィルムが検知されると次にステップSS
7 で赤外光センサ17a′によりフィルムの有無を検知
し、フィルムが検知されると次にステップSS7 で赤外
光センサ17a′によりフィルム種別を検出する。この
検出結果がNO、即ちフィルムは現像済のときはIPI
検出で爪無しの判断結果と一致するからフィルム種別は
現像済と判断し、そのままフィルム繰り出しを続行させ
る(S6 )。
【0044】しかし、ステップSS7 でフィルム種別の
検出結果がYES、即ち未現像との検出結果のときは、
IPI検出で爪無しの判断結果と異なることになるが、
この場合は赤外光センサ17a′による判断を尊重して
判断結果は未現像として、ステップSS8 へ進み可視光
LED17bを消灯し、ステップSS9 でカートリッジ
判定レジスタの記録を未現像と書き直した後、フィルム
の繰り出しを続行させる(S6 )。
【0045】この場合は、赤外光センサ17a′による
検出結果をIPI検出結果より重視しているが、爪無し
の判断結果の方が信頼性が経験上低いからである。
【0046】以上が第1実施形態のフィルム種別判定方
法であるが、次にこの判定方法を実際のフィルム処理装
置としてフィルムカートリッジから中間カートリッジへ
フィルムを巻替えるフィルム巻替装置において実施した
第2実施形態を図3以下の図面を参照して説明する。
【0047】なお、フィルム巻替装置はフィルムカート
リッジ内のフィルムを直接現像装置あるいは写真焼付処
理装置などに送り込むように繰り出すと、フィルムの最
終端がフィルムカートリッジのスプールの突起に固定係
止されているため、最終端をスプール突起から外す作業
で現像装置などへのフィルムの送り込みが中段され、効
率が低下するのを防止するように予め中間カートリッジ
にフィルムを巻替えするための装置である。
【0048】図3はフィルム巻替装置の外観斜視図、図
4は蓋板部分のみを外した断面を含む平面図、図5は中
間底板上に設けられた機械部分を示す断面平面図であ
る。図3に示すように、本体ケース1の前半部分上面に
蓋板2が設けられており、蓋板2を開くとフィルムカー
トリッジの収納部3と中間カートリッジの巻取部4とが
所定距離隔てて設けられ、その間にフィルムガイド5が
設けられている。
【0049】蓋板2は、図6に示すように表蓋板2aと
裏蓋板2bにより2重に形成されており、その間につま
み6aを有するつまみ板6が開口7の幅の分だけ移動自
在に挿置されている。つまみ板6の裏側には、つまみ6
aを図4の状態に引くと蓋板2が本体ケース1の開口8
に対して閉じたままロックするための係合片6bが取付
けられている。蓋板2は図4の支持点9を中心に開閉ア
ーム10により開閉自在である。
【0050】蓋板2の裏面には、後で説明するように、
中間カートリッジNの肩部を移動しないように保持する
係止片11、12が裏蓋板2bの開口2cを貫通して突
出するように設けられている。又、つまみ板6の裏面に
は中間カートリッジNのフィルム入口の蓋を開閉するた
めのピン13が同じく貫通、突出している。
【0051】つまみ板6は、図4に示すように、2つの
長孔6cにピン14を係合させ、長孔6cの距離の範囲
で実線と二点鎖線で示す前後位置間を移動できる。つま
み板6の右側端にはフィルムカートリッジM(図7参
照)の開閉扉を開閉するための歯車機構15が設けられ
ている。この歯車機構15はラック15a、ピニオン1
5b、小歯車15cから成る。
【0052】さらに、裏蓋板2には略三角形状の固定板
16が設けてあり、つまみ板6の右端の突片6dが複数
の三角溝のいずれかに係合してつまみ板6の移動を段階
的に抑制している。なお、図4中の1aは表示ランプで
ある。
【0053】図3に示すように、フィルムカートリッジ
Mと中間カートリッジNの軸間距離は後で説明する理由
から最小距離に設定されており、その間に最小長さのフ
ィルムガイド5が設けられている。このフィルムガイド
5には、図から分かるように送りローラは一切設けられ
ていない。
【0054】フィルムガイド5は、固定ガイド部材5a
と回転自在なガイド部材5bから成り、蓋板2を閉じる
時の押圧力を図示省略の機構により回転ガイド部材5b
へ伝達し図示のように閉じた状態で両部材間の空隙スペ
ース5c内にフィルムを送りその上下端でフィルムFを
ガイドする。17aは赤外線センサ、17bはLED形
のフィルムセンサである。
【0055】18は中間カートリッジNの蓋板開閉用の
挟持ピラーであり、その詳細は図7に示している。挟持
ピラー18は、2つのフォーク部を有する板をL字状に
折り、一方のフォーク部の柱体1a上部の深溝19aが
前述したピン13を受入れるようにしている。
【0056】なお、中間カートリッジNの下端は上記挟
持ピラー18の折曲った底板18aで保持しているので
はなく、図示省略のカートリッジ収容部下端の部材で支
持している。挟持ピラー18と柱体19の間に中間カー
トリッジNのフィルム入口の蓋板n、n′が挟持され、
つまみ6aを押してピン13を移動させると、その押圧
力で蓋板n′が押し開かれフィルムFが受入れ可能の状
態となる。p、p′はカートリッジMの固定側ケース端
の保持点である。
【0057】又、前述した歯車機構15の小歯車15c
の出力軸は、図示のようにフィルムカートリッジMの蓋
板cを開閉する回転軸bに係合させ、つまみ6aを移動
する力を回転力に変換して蓋板cを開閉するようにして
いる。
【0058】図5に示すように、さらにフィルムガイド
5にフィルムカートリッジM内のスプールからフィルム
繰出し時のフィルム終端を切離すためのツール20が挿
入できるようにリリースガイド21が設けられている。
リリースガイド21は円弧状に形成され、ツール20の
先端をフィルムガイド5の始端より若干手前位置からフ
ィルムガイド5のフィルム入口端に略平行にフィルムカ
ートリッジM内に挿入してフィルム端をスプールから切
離しできるようにするために設けられている。
【0059】リリースガイド21の円弧の半径は上記の
ツール20の先端がフィルムカートリッジM内に挿入さ
れる際にフィルム裏面と接触しかつフィルムカートリッ
ジMのフィルム出口から内側のスプールに巻かれたフィ
ルムの引出し部付近に対し接線方向に挿入されるように
する円弧のうち最小径になるようにリリースアーム22
の半径を設定する。22pはリリースアーム22の回転
中心である。
【0060】なお、ツール20はリリースアーム22と
の接続端がピン23と図示省略のばね機構でリリースア
ーム22に対して着脱自在に設けられている。保守点検
時にツール20を取替え容易とするためである。
【0061】リリースアーム22は回転中心22pを中
心に回転するが、その回転移動は所定角度の範囲内で揺
動する。リリースアームはその中央付近のピン24で偏
心アーム25に係合し、偏心アーム25はピン26で歯
車27に回転自在に取付けられている。
【0062】歯車27にはもう1つの歯車28が係合
し、歯車28と同軸状のプーリ29にベルト30が掛け
られており、このベルト30はモータ31の出力プーリ
32により回転駆動される。ベルト30は、フィルムカ
ートリッジMのスプールを回転駆動する回転軸34に同
軸状に設けたプーリ33にも係合しており、これにより
フィルムカートリッジMからフィルムFを繰出すことが
できる。
【0063】一方、繰り出されたフィルムを巻替える中
間カートリッジNの巻取部4側では、中間カートリッジ
Nに回転力を与える回転軸35が設けられており、この
回転軸35と同軸状のプーリ36にベルト37が掛け回
され、回転軸35の反対側位置に設けたモータ39の出
力プーリ38でベルト39を回転駆動する。
【0064】上述した回転駆動系の詳細は、図8の斜視
図に示されており、上記説明を参照すれば駆動系がより
一層明確に理解されるであろう。
【0065】又、以上が実施形態のフィルム巻替装置の
基本構成であり、以下ではその基本作用を説明する。
【0066】上記フィルム巻替装置の蓋板2を開いた状
態でまずフィルムカートリッジMと中間カートリッジN
を収納部3と巻取部4にそれぞれ挿入し、蓋板2を閉じ
ると共に前述したようにつまみ6aを引いてつまみ板6
の係合片6bにより蓋板2をロックする。
【0067】蓋板2を閉じる動作は同時にフィルムガイ
ド5に伝達され、その片側の開閉自在なガイド部材5b
を閉じて図6の通常状態とする。又、蓋板2を閉じるこ
とによってその裏面の係止片11、12により中間カー
トリッジNを安定保持する。さらに、上記つまみ板6の
移動は、図7に示す力伝達機構によりフィルムカートリ
ッジM、中間カートリッジNへ伝達され、それぞれの扉
c、nを開く。
【0068】以上がフィルム巻替装置の巻替動作開始ま
での準備作業であり、その後巻替動作が開始される。巻
替動作が始まると最初少しだけフィルムカートリッジM
からフィルムが繰り出される。繰り出されたフィルムに
対して赤外線センサ17aを照射してフィルムが未現像
か現像済であるかについてチェックが行なわれる。
【0069】このフィルム巻替装置で巻替対象としてい
るフィルムは、現像済のものを主として巻替えするが、
未現像のものも巻替え可能としている。但し、未現像の
ものは可視光線を照射すると露光されている画像コマが
損なわれるため、まず赤外線照射により未現像かどうか
をチェックするのである。
【0070】フィルムが現像済である場合は、モータ3
1が再起動してフィルムが再び繰り出され巻替え開始さ
れる。フィルムが繰り出されフィルムガイド5内を案内
されて中間カートリッジNに先端が達しそのスプールに
ある程度巻込まれると、もう一方のモータ39の駆動力
によりフィルムを引張るようにして中間カートリッジN
へ巻替えが行なわれる。
【0071】中間カートリッジN側のモータ39により
巻替え中フィルムカートリッジM側のモータ31も同一
方向に回転してフィルムを繰り出す側へ送っているが、
巻取側のモータ39によるフィルムの送り速度の方が少
し繰り出し側より早くして巻替えられる。この場合、フ
ィルムカートリッジ側の回転軸34には、図示省略して
いるが、一方クラッチが設けられており反対方向の回転
に対してフリーとなるような機構によって上記速度差に
よるフィルム送りのずれを吸収している。
【0072】フィルムが送られて端末が近くなると、端
末から一定距離の位置には図示省略しているが、エンド
マークの小孔が設けられており、このエンドマークを赤
外線センサ17a、フィルムセンサ17bにより確認す
ると、その検出信号によりフィルムカートリッジ側のモ
ータ31が逆転する。
【0073】このモータ31の逆転によりツール20が
起動し、円弧状のツールガイド21中を進んでその先端
がフィルムガイド5を通りフィルムカートリッジMの扉
から挿入され、その先端がスプールに達するのとフィル
ム後端がスプール端に現れるタイミングが同時となるよ
うにエンドマークの位置及びフィルムの送り速度、ツー
ルの移動速度が設定されており、これにより上記ツール
20によりフィルム後端がスプールから外される。上記
作動の変化を図9に示す。
【0074】フィルム後端がフィルムカートリッジMの
スプールから外れてもさらにフィルムは巻取られ、端末
が少しフィルムガイド5に掛かったまま程度の状態で巻
替えを停止する。
【0075】次に、図8〜図14に基づいてこの実施形
態のフィルム巻替装置の詳細な構成、作用について説明
する。
【0076】まず、フィルムカートリッジMのスプール
を回転する駆動部のモータ31の動力を共用して駆動さ
れるツール20への回転伝達機構について、以下図5と
図10〜図12を参照して説明する。
【0077】前述のように、フィルムカートリッジMの
スプールからモータ31を正転(図5中の矢印方向)さ
せてフィルムFを繰り出すが、このフィルムカートリッ
ジMのスプールへ回転を伝達する回転軸34には、図1
0に示すように、ベルト30の回転力をプーリ33を介
して回転軸34に伝達する軸系の間に一方向クラッチ3
4aが設けられている。
【0078】又、回転軸34の中間付近にももう1つの
一方向クラッチ34bが設けられており、この一方向ク
ラッチ34bは外輪が収納部3の下端部3xに固定さ
れ、回転軸34が正転方向には自由に回転し逆回転は阻
止する方向の一方向クラッチである。これに対して、前
記一方向クラッチ34aはベルト30の正方向の回転は
回転軸34に伝達し、反対方向には自由に回転できるも
のである。
【0079】上記のような2つの一方向クラッチ34
a、34bによってモータ31の回転力をフィルムカー
トリッジMへ伝達し、正転方向にスプール101を回転
させてフィルムFを繰り出すが、前述のようにフィルム
Fの繰り出しの終り近くでエンドマークを検出するとそ
の瞬間から、モータ31は逆転を始める。
【0080】この逆方向の回転はベルト30を介して歯
車29に伝達され、一方クラッチ29aを介して回転軸
29bが回転し、従ってピニオン28、歯車27が回転
する。この歯車27の回転は図10の矢印(点線)方向
であり、歯車27が回転すると偏心点のピン26が回転
し、これによりアーム25がリリースアーム22を押
し、リリースアーム22がピン22pを中心に反時計方
向に回転する。
【0081】リリースアーム22が回転すると、その先
端に設けられた円弧状のツール20がリリースガイド2
1内を円弧運動してツール20の先端がフィルムガイド
5aからフィルムカートリッジMの開口を通り内部へ挿
入される(図示省略)。
【0082】挿入されたツール20先端でフィルムカー
トリッジMのスプールからフィルムを切り離すことにつ
いては前述した通りである。
【0083】ツール20の先端がフィルムFをスプール
から切り離した後、歯車29がさらに同じ方向に回転す
るとアーム25は今度はリリースアーム22を回転方向
に引張り、ツール20を引き戻すように移動して図5に
示す元の位置に戻って停止する。結局、ツール20とリ
リースアーム22は歯車27の回転をアーム25により
揺動運動に変換して動力を伝達される。
【0084】なお、前述したフィルムカートリッジMの
スプールを回転駆動する回転軸34に2つの一方向クラ
ッチ34a、34bを組込んだのは、上述したモータ3
1の逆回転の瞬間に、それまでは正転方向に動力を伝達
するために作動していた一方向クラッチ34aが十分動
力伝達部材が切れずに逆方向の動力を回転軸34に伝達
すると、フィルムカートリッジMからフィルムを送り出
す方向に進んでいたフィルムに損傷を与える危険性が万
一発生することを考慮して挿入したのである。
【0085】次に、上述したフィルム切離用ツール20
の回転機構の動きを利用してフィルムカートリッジMの
フィルムが現像済であるに拘らず、これを表現するフィ
ルムカートリッジの爪e(図12(a)参照)が折られ
ていない場合に確実に爪eを折るための爪折機構につい
て説明する。
【0086】前述したようにフィルムカートリッジMの
ケース端板106には現像済の表示を示す表示孔dが設
けられている。しかし、これは目視によって確認できる
ようにしているのであり、この巻替装置では現像済であ
るかどうかは別途赤外線センサ17aによって検出する
ようにしている。
【0087】従って、フィルムカートリッジMをこの巻
替装置に挿入してフィルムを中間カートリッジNに巻替
える際に、フィルム自体は既に現像済であるに拘らずこ
れを表す爪eは折られていない場合がある。図11、図
12に示す爪折機構はこのような場合に爪を機械的に確
実に折ることにより、その後の種々の処理の際に誤動作
を防止するものである。
【0088】図5に破線で上記爪折機構の概略が表示さ
れ、図11、図12に詳細図が示されている。
【0089】図示のように、爪折機構40は爪折レバー
41とその先端に設けた爪折突起44と基端側に設けた
ローラ45を押圧する板ばね46とから成る。爪折レバ
ー41はヒンジ42を中心に回転し、てこの作用で爪折
突起44をフィルムカートリッジMの爪eに当接させて
爪折りする。47は支持部材である。
【0090】爪折レバー41は常に弾性ばね43で水平
状態となるように付勢されており、爪eを有するフィル
ムカートリッジMが収納部3に挿入されると、その押込
力で図12の(a)のように傾いた状態となる。この状
態では爪折レバー41の端のローラ45が図5のリリー
スアーム22の停止状態での板ばね46の傾斜端部に当
接する。
【0091】従って、前述したようにリリースアーム2
2が回転を始めると上記板ばね46の傾斜端部がローラ
45を押し下げ、その結果爪折レバー41を水平状態に
回転させる。このため、爪折レバー41の先端の突起4
4が上昇してフィルムカートリッジMの爪eを押し上げ
て爪eが折り曲げられる。
【0092】フィルムカートリッジMの爪eが巻替装置
に挿入される前に既に何らかの手段で折られている場合
は、フィルムカートリッジMを巻替装置に挿入されても
爪折レバーは突起44が爪eの折られた凹所に挿入され
るため爪折レバー41が傾くことがなく、この場合弾性
ばね43が爪折レバー41を水平状態に保持する。
【0093】こうして、爪折レバー41はリリースアー
ム22の動きに連動して作動して爪折り動作を行なう
が、このとき爪折レバー41の動作はセンサー48によ
って検出される。
【0094】以上の如く詳細に説明したフィルム巻替装
置において、その動作を制御するマイクロコンピュータ
による制御ユニットに対し、前述したフィルム種別の判
別方法を適用してフィルム種別を判別した上でフィルム
を繰出しする制御が行なわれる。
【0095】全体の制御動作については前述の説明で概
略説明したから、ここでは図13のブロック図と図14
のフローチャートにより第1実施態様の判別方法の適用
についてのみ説明する。
【0096】図13はセンサ入力と制御回路50と駆動
部との関係をブロック図で示している。カートリッジ検
出器51、中間カートリッジ検出器52、スライドレバ
ー検出器53、IPI検出器48、ツール待機位置検出
器54、ツール挿入位置検出器55、強制スタートSW
56については図5に点線で位置を示している。
【0097】上記各検出器51〜56の検出信号は入力
バッファ57を介して制御回路50へ送られ、制御信号
が出力バッファ58を介してモータ駆動回路59へ送ら
れ、各モータ31、39が駆動される。
【0098】又、赤外光LED17a、可視光LED1
7bは出力バッファ60、61により点灯される。な
お、赤外光LED17aは常時作動している。受光セン
サである赤外光センサ17a′、可視光センサ17b′
は入力アンプ62、63を介してその検出信号をマイク
ロコンピュータによる制御回路50に送る。L1 〜L3
はエラーランプである。
【0099】以上の制御ユニットにおいて、ツール待機
位置検出器54、ツール挿入位置検出器55はフィルム
種別の判別方法に直接関係ないが参考として示してい
る。
【0100】上記の制御ユニットによりフィルム種別を
判別する際に、図14のフローチャートで示した作用は
基本的には図2の場合と同じであるが、巻替装置に適用
した場合に関連して若干追加される動作についてのみ説
明する。
【0101】即ち、ステップS2 のIPI検出の前にス
テップS0 でスライドレバー検出、ステップS1 ′で中
間カートリッジ検出が追加されている。又、ステップS
2 のIPI検出の結果爪無し(NO)の場合、ステップ
SS2 で強制スタートSWを押すことにより次の動作を
することとしている。これは、IPI検出結果は現像済
であっても実際には未現像のフィルムが混合している可
能性があり、その場合を予想して強制スタートSWを押
すことにより表示ランプの点灯を注目させるためであ
る。
【0102】さらに、ステップS6 で巻き替え動作続行
とし、その後ステップS7 で爪折り動作をさせた後動作
終了をしている点で若干異なっている。これは巻替装置
特有の動作として必要だからである。
【0103】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よるフィルム種別の判別方法は、フィルムカートリッジ
の爪の有無の検出とフィルムからセンサで検出した現像
済又は未現像の検出結果との一致、不一致によりフィル
ム種別を判別する方法としたから、フィルム処理をする
前に確実にフィルム種別を判別することにより次のフィ
ルム処理を安全、確実に実施できるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のフィルム種別判別方法を実施す
るユニットの全体概略図ブロック図
【図2】同上の作用の説明をするフローチャート
【図3】第2実施形態の判別方法を実施するためのフィ
ルム巻替装置の外観斜視図
【図4】蓋板を開いた状態の平面図
【図5】フィルム巻替装置の内部機構を示す平面図
【図6】図4の矢視VI−VIから見た断面図
【図7】つまみ板によるカートリッジ扉の開閉機構斜視
【図8】駆動装置の全体概略斜視図
【図9】フィルム端末をツールでスプールから切離す動
作の説明図
【図10】フィルムカートリッジ下部の回転伝達機構の
断面図
【図11】図5の矢視XI−XIで断面した部分断面図
【図12】同上の作用の説明図
【図13】第2実施形態のセンサ入力と制御回路と駆動
部との関係を示すブロック図
【図14】第2実施形態でフィルム種別の判別方法を適
用した作用のフローチャート
【図15】フィルムカートリッジの(a)外観斜視図、
(b)断面図
【図16】同上の(a)縦断面図、(b)内部機構の説
明図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 蓋板 3 収納部 4 巻取部 5 フィルムガイド 6 つまみ板 7 開口 8 開口 9 支持点 10 開閉アーム 11 係止片 12 係止片 13 ピン 14 ピン 15 歯車機構 16 固定板 17a 赤外線センサ 17b フィルムセンサ 18 挟持ピラー 19 柱体 20 ツール 21 リリースガイド 22 リリースアーム 23 ピン 24 ピン 25 偏心アーム 26 ピン 27 歯車 28 歯車 29 プーリ 30 ベルト 31 モータ 32 出力プーリ 33 プーリ 34 回転軸 35 回転軸 36 プーリ 37 ベルト 38 出力プーリ 39 モータ 40 爪折機構 41 爪折レバー 42 ヒンジ 43 弾性ばね 44 爪折突起 45 ローラ 46 板ばね 47 支持部材 48 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03D 3/00 GAP G03D 3/00 GAPJ (56)参考文献 特開 平4−116641(JP,A) 特開 平7−199329(JP,A) 特開 平7−219147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 571 G03C 3/00 530 G03C 3/00 572 G03C 3/00 GAP

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース壁に設けられた爪の有無でフィル
    ム現像済か未現像かのフィルム種別を表示する形式のフ
    ィルムカートリッジから爪の有無を検出し、少し繰り出
    されたフィルムからセンサによりフィルムの現像済又は
    未現像を検出し、両検出結果の一致、不一致によりフィ
    ルム種別を判別することから成るフィルム種別の判別方
    法。
  2. 【請求項2】 前記爪の有無による検出とセンサによる
    検出として、爪無しのときはフィルムの有無を検出する
    可視光センサと赤外光センサにより現像済フィルムを検
    出すると現像済と判別し、爪有りのときは赤外光センサ
    により未現像フィルムを検出すると未現像と判別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフィルム種別の判別方
    法。
  3. 【請求項3】 前記爪無しのとき可視光センサと赤外光
    センサで未現像フィルムを検出すると未現像と判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム種別の判別
    方法。
  4. 【請求項4】 前記爪有りのとき赤外光センサにより現
    像済フィルムを検出すると判別不能と判断することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のフィルム種別の判別方
    法。
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