JPH07219195A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH07219195A
JPH07219195A JP6009868A JP986894A JPH07219195A JP H07219195 A JPH07219195 A JP H07219195A JP 6009868 A JP6009868 A JP 6009868A JP 986894 A JP986894 A JP 986894A JP H07219195 A JPH07219195 A JP H07219195A
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JP
Japan
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film
cartridge
image
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processing
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JP6009868A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ozawa
良夫 小沢
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム現像前に撮影したサイズを把握する
ことができる写真処理装置を得る。 【構成】 カートリッジ28が装着部32に装着され、
蓋18が閉止されると、モータ54が作動してカートリ
ッジ28内のフィルム48が引き出される。ローラ5
8、60間では、磁気ヘッド64によってフィルム48
の磁気記録層に記録された磁気情報を読取る。この磁気
情報は、フィルム長さ(何枚撮りか)、未現像/現像
済、各画像コマ毎の撮影サイズであり、この情報を読取
ることによって、フィルム現像長さ、必要な処理、各画
像コマのプリントサイズ並びにプリント数が把握でき、
制御装置22では、得られた情報から1本のフィルムの
処理に必要な料金が演算され、表示部26に表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに情報記録エ
リアを設け、該情報記録エリアに各画像コマの撮影サイ
ズが記録されたフィルムを現像処理し、顕像化された画
像を印画紙へ焼付処理する写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
撮影済のフィルムと所定の料金を投入することによっ
て、自動的に現像、焼付処理を行う自動現像サービス機
が提案されている(特開平3−72349号公報参
照)。
【0003】この装置によれば、店頭や道端に飲料水の
自動販売機の如く設置するのみで、依頼者は時間等を気
にすることなく、自由に同時プリント等を依頼すること
が可能となる。
【0004】ところが、上記従来の自動現像サービス機
においては、標準サイズの焼付処理のみが考慮されてお
り、パノラマ撮影されたものについては処理できないこ
とになる。近年では、標準サイズ、パノラマサイズの
他、ハイビジョンサイズ等、様々な撮影サイズが存在
し、なおかつ、これらは1本のフィルムの混在すること
もある。
【0005】このため、現像後のフィルムの画像コマを
濃度検出器等によって検出し、その結果から画像コマサ
イズを判別したり、処理装置内のマスク等を可変とする
といった改良を行うことにより、上記様々な撮影サイズ
が混在するフィルムにも対応できるようになる。
【0006】しかしながら、フィルム現像前において
は、撮影サイズが不明であるため、仮に自動現像サービ
ス機に適用したとしても、料金が全く不明となり、最初
に内金を払い、同時プリント等の返却時に差額を支払う
(或いは返却する)といった、料金の支払いが2度手間
となる。
【0007】また、装置内のストック数が限られるた
め、料金の後払いを実施すると、依頼したことを忘れる
依頼者増え、効率良く作業が行えないという問題があ
る。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、フィルム現像
前に撮影したサイズを把握することができる写真処理装
置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フィルムに情報記録エリアを設け、該情報記録エリ
アに各画像コマの撮影サイズが記録されたフィルムを現
像処理し、顕像化された画像を印画紙へ焼付処理する写
真処理装置であって、現像前にフィルムをカートリッジ
から引き出し所定の搬送路に沿って搬送させる搬送手段
と、前記搬送路途中における前記情報記録エリアに対応
して配設され、情報記録エリアの情報を読取る情報読取
手段と、を有している。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記情報記録エ
リア又はフィルムカートリッジにフィルム長さ情報が記
録されていることを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記情報読取手段で得られた撮影
サイズと各サイズ毎の撮影コマ数及びフィルム長さとに
基づいて、該フィルムの現像代並びにプリント代を演算
する処理料金演算手段を有することを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明は、搬送手段によってカ
ートリッジからフィルムを引き出して、所定の搬送路に
従って搬送させる。フィルムは現像前であるため、当然
暗箱内での搬送である。
【0013】この搬送路途中に情報読取手段を設ける。
例えば、フィルムに設けられた情報記録エリアが磁気記
録層であれば、この情報読取手段は磁気ヘッドである。
【0014】ここで、フィルムの搬送中に情報読取手段
で情報記録エリアに記録された画像コマの撮影サイズを
読取る。この読み取られた情報に基づいて、写真処理装
置内の例えば、マスク開口や焼付倍率等を変更する順番
を予め予測できるため、処理効率が向上する。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、情報記録
エリア又はフィルムカートリッジにフィルム長さが記録
されていれば、事前に現像料金を算定することができ
る。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、情報読取
手段で得られた撮影サイズの数をそれぞれのサイズ毎に
カウントし、かつフィルム長さを認識することによっ
て、同時プリントの正確な料金をフィルム現像前に認識
することができる。
【0017】
【実施例】図1には、本発明に係る写真処理装置の第1
実施例である自動DPサービス機10の外観が示されて
いる。
【0018】箱型のケーシング12の前面上部には、自
動DPサービス機10である旨を報知する案内板14が
取付けられている。この案内板14の左側下方には、カ
ートリッジ装填部16が配設されている。このカートリ
ッジ装填部16は、通常は蓋18によって閉止されてい
る。蓋18は駆動部20を介して制御装置22(共に図
4参照)に接続されており、同時プリント等を依頼する
依頼者がケーシング12の前面中央に位置する受付開始
スイッチ24を操作することによって、この蓋18が開
放するようになっている。このとき、受付開始スイッチ
24の下方に位置する表示部26には、「新規依頼:受
付開始スイッチを押して下さい。受取:預かり伝票を挿
入して下さい。」というメッセージが表示されてい
る。
【0019】蓋18が開放されると、カートリッジ28
の形状にくり抜かれた凹部30が形成された装着部32
が露出し、カートリッジ28の凹部30への装着可能状
態とすることができる。このとき、表示部26には、
「蓋を閉じて下さい。」というメッセージが表示され
るようになっている。
【0020】このため、依頼者はこのメッセージに従
って蓋18を閉止することによって、装置の稼働が開始
するようになっている。
【0021】装置の稼働には、プレ稼働と本稼働とがあ
り、まず、プレ稼働が開始される。すなわち、依頼内容
が現像のみであるか、同時プリントであるかを選択さ
せ、この選択に従って現像料金及び/又はプリント代を
演算する。
【0022】依頼内容が現像のみであるか、同時プリン
トであるかは、表示部26のメッセージ(「1:現像
のみ 2:同時プリント」)に従って、テンキー34に
よって操作させ、さらにメッセージ(「1:OK
2:NG」)によって再確認した後、装置内の料金演算
処理部36での演算処理が開始されるようになっている
(後述)。
【0023】料金演算処理部36での演算が終了する
と、表示部26にメッセージ(「仕上がり完了時間は
△△時□□分頃、料金は○×○×円です。」)が表示さ
れ、依頼者はこのメッセージに従って、料金投入部3
8から紙幣又はコインによって料金を投入し、テンキー
34内の投入完了を示す所定のキーを操作することによ
って、次の処理が実行されるようになっている。このと
き、メッセージ上にキャンセル可能な表示をしておいて
もよい。また、おつりがある場合には、返却口40から
返却されるようになっている。
【0024】規定の料金が投入されると、メッセージ
(「4ケタの暗証番号を入力して下さい。」)が表示さ
れるようになっている。依頼者がこのメッセージに従っ
て、テンキー34から依頼者特有の暗証番号を入力する
ことによって、料金演算処理部36では、カード状の預
かり伝票42が発行され、所定時間メッセージ(「あ
りがとうございました。」)が表示されるようになって
いる。
【0025】この預かり伝票42には、受付時間、仕上
がり予定時間、依頼内容(現像のみ/同時プリント)が
プリントされ、さらに磁気層が設けられている。
【0026】この預かり伝票42の発行と同時に本稼働
であるDP処理部44が稼働を開始することになる。但
し、受付が多い場合には待機状態となる。DP処理部4
4については、後述する。
【0027】受付開始スイッチ24と表示部26との間
には、カード挿入口46が設けられている。ここで、依
頼者が時間を見計らって戻り、前述の「新規依頼:受付
開始スイッチを押して下さい。受取:預かり伝票を挿入
して下さい。」のメッセージ表示に従い、預かり伝票4
2をカード挿入口46へ挿入すると、預かり伝票42の
磁気層に記録された暗証番号を読取り、表示部26にメ
ッセージ(「暗証番号を入力して下さい。」)が表示
され、依頼者がテンキー34から暗証番号を入力するこ
とによって、この暗証番号に対応するフィルム48及び
印画紙50(図3参照)が取出口52へ送り出されるよ
うになっている。
【0028】(料金演算処理部36)図4に示される如
く、カートリッジ28が装着部32に装填されると、モ
ータ54の駆動で回転する回転軸56がスプール軸に連
結されるようになっている。このため、モータ54が駆
動されると、スプール軸が回転し、カートリッジ28内
のフィルム48が順次引き出され、2対のローラ58、
60に挟持されるようになっている。2対のローラ5
8、60の下流側には、巻取リール62が配設されてお
り、引き出されたフィルム48は順次この巻取リール6
2に巻き取られていくことになる。
【0029】前記2対のローラ58、60間には、制御
装置22に接続された磁気ヘッド(読取ヘッド)64が
配設されている。磁気ヘッド64は、フィルム48に設
けられた磁気記録層に対応されている。この磁気記録層
には、フィルム長さ(何枚撮りか)、未現像/現像済、
各画像コマ毎の撮影サイズ(標準、パノラマ、ハイビジ
ョン等)の情報が磁気記録されており、この情報を読取
ることによって、フィルム現像長さ、必要な処理、各画
像コマのプリントサイズ並びにプリント数が把握できる
ようになっている。
【0030】制御装置22では、得られた情報から1本
のフィルムの処理に必要な料金が演算されるようになっ
ている。例えば、24枚撮りのフィルムの中に標準サイ
ズが15コマ、パノラマサイズが8コマ、未撮影コマが
1コマあったとすると、24枚撮りフィルムの現像代+
標準サイズのプリント単価×15+パノラマサイズのプ
リント単価×8が演算され、前記表示部26に表示され
るようになっている。
【0031】また、制御装置22では、料金投入部38
から投入された金額を演算し、規定料金との比較を行う
ようになっている。この比較によって、おつりが必要な
場合には、その差額を返却口40へ送り出すようになっ
ている。
【0032】凹部30と上流側のローラ対58との間に
はカッタ66が配設されており、依頼者が規定の料金を
支払った段階でフィルム48の後端部が切断されるよう
になっている。なお、フィルム48とカートリッジ28
との分離は、製造段階でフィルム48の後端がカートリ
ッジ28のスプール軸から取外しできる構造としておけ
ば、カッタ66を用いる必要はない。
【0033】また、この料金演算処理部36では、受取
にきた依頼者が入力した暗証番号と依頼時に入力した暗
証番号との照合を行い、該当するフィルム48及び印画
紙50を指示する役目も有している。
【0034】(DP処理部)まず、巻取リール62に巻
き取られたフィルム48は、その後端部が2対のローラ
58、60に挟持された状態で前述のように切断されて
いる。ここで、カッタ66と上流側のローラ対58との
間には1辺の軸に回転する移動ガイド板68が配設され
ており、フィルム48が切断(或いはカートリッジ28
から取り外)され、所定量搬送されるとこのガイド板6
8が初期位置から回転し、フィルム48搬送路上に位置
するようになっている。
【0035】ここで、2対のローラ58、60を逆転さ
せることによって、フィルム48を固定ガイド板70に
沿って、後端側を先頭にDP処理部44へ送り出すこと
ができる。
【0036】図2及び図3に示される如く、DP処理部
44は、ネガ処理部72と露光部74と、プリント処理
部76とを備えている。
【0037】図2に示される如く、ネガ処理部72は、
装置内部前列に設けられ、発色現像、漂白、漂白定着、
定着、水洗及び安定の各槽が設けられ、カートリッジ2
8から引き出されたフィルム48が順次各処理液槽内を
通過して、乾燥されるようになっている。乾燥が終了し
たフィルム48は露光部74へ送られる。
【0038】一方、図3に示される如く、装置内の後列
には、ロール状に巻き取られた印画紙50を収容したマ
ガジン78が配置され、最外層から引き出されて露光部
74へ搬送される構成となっている。
【0039】露光部74では、ランプ80の照射によっ
て、ミラー82、集光レンズ84により、フィルム48
に記録された画像が1コマ毎に印画紙50へ焼付けられ
る。
【0040】露光部74で露光された印画紙50は、プ
リント処理部76へ搬送され、発色現像、漂白定着、水
洗及び乾燥等の各処理がなされ、各画像毎に切断された
後、1本のフィルム毎に仕分けられ、前記フィルム48
と合流して、収容部86へ収容されるようになってい
る。
【0041】収容部86には、複数の収容ボックス88
がゴンドラ構造で取付られており、この収容ボックス8
8の数に対応するオーダ数をストックできるようになっ
ている。
【0042】ここで、依頼者からの返却要求に従って、
料金演算処理部36から指示された収容ボックス88が
検索され、選択された収容ボックス88がシュータへ搬
送されると、収容ボックス88が自動的に傾斜され、収
容されていたフィルム48及び印画紙50がシュータを
介して取出口52へ落下する構成となっている。
【0043】以下に本実施例の作用を説明する。図5に
は、現像処理等の受付ルーチンが示されている。ステッ
プ100では、メッセージが表示部26に表示され、
次いでステップ102では、受付開始スイッチ24が操
作されたか、預かり伝票42が挿入されたかを判断す
る。受付開始スイッチ24が操作されると、新規の受付
であると判断し、ステップ104へ移行して蓋18を開
放し、次いでステップ106でメッセージを表示部2
6に表示する。
【0044】次のステップ108では、依頼者が蓋18
を閉止したか否かが判断され、肯定判定されると、ステ
ップ110出メッセージが表示部26に表示される。
依頼者はこのメッセージに従い、現像のみの依頼か同
時プリントの依頼かをテンキー34によって指示する。
ステップ112ではこの指示内容を判断し、現像のみの
場合にはステップ114で処理内容変数Xに1を代入
し、同時プリントの場合にはステップ116で処理内容
変数Xに2を代入し、ステップ118へ移行する。この
処理内容変数Xの値は後述するDP処理部44に送られ
る用になっている。
【0045】ステップ118では、メッセージが表示
部26に表示され、前記指示の確認を促し、ステップ1
20でその判断を待つ。ステップ120でOKと判定さ
れると、ステップ122へ移行して、料金演算処理部3
6を稼働させ、料金の演算を実行し、NGと判定される
とステップ104へ以降して蓋18が開放される。この
料金演算処理については後述する。
【0046】ステップ122で料金演算処理が終了する
と、ステップ124へ移行してメッセージが表示部2
6に表示され、依頼者はこのメッセージに従い、料金
を投入する。ステップ126では、投入料金の演算し、
ステップ128で投入された料金が指示した料金以上に
なったか否かを判断する。
【0047】ステップ128で肯定判定、すなわち規定
の料金以上が投入されたと判断されると、ステッ130
へ移行する。
【0048】ステップ130では、お釣りが有るか否か
が判断され、有りと判断された場合は、ステップ132
へ移行してお釣りを返却してステップ134へ移行す
る。また、お釣りがない場合にはステップ132は飛び
越してステップ134へ移行する。
【0049】ステップ134ではメッセージが表示部
26に表示され、ステップ136へ移行してメッセージ
の指示に従い、依頼者が暗証番号を入力したか否かが
判断される。
【0050】ステップ136で肯定判定されると、ステ
ップ138で預かり伝票42が発行され、次いでステッ
プ140へ移行してメッセージが所定時間表示部26
に表示されて、ステップ100へ戻る。
【0051】次にステップ102で預かり伝票42が挿
入された場合には、ステップ142へ移行して、預かり
伝票42の磁気層に記録された暗証番号を読取り、次い
でステップ144でメッセージを表示部26に表示
し、ステップ146へ移行する。
【0052】ステップ146では、依頼者がメッセージ
に従い暗証番号が入力されたか否か判断され、肯定判
定されると、ステップ148で磁気層から読み取った暗
証番号と入力された暗証番号との照合を行い、ステップ
150へ移行する。ステップ150で一致しない場合に
はステップ144へ戻り、一致した場合にはステップ1
52へ移行して収容部86へ該当するフィルム48と印
画紙50の返却を指示し、ステップ154へ移行して取
出が完了したか否かが判断され、完了後にステップ10
0へ戻る。
【0053】次に、料金演算処理について説明する。カ
ートリッジ28が装着部32に装着され、蓋18が閉止
されると、モータ54が作動してカートリッジ28内の
フィルム48が引き出される。次に、引き出されたフィ
ルム48は、2対のローラ58、60へ挟持されてその
先端部は巻取リール62に巻き取られる。
【0054】ここで、2対のローラ58、60間では、
磁気ヘッド64によってフィルム48の磁気記録層に記
録された磁気情報を読取る。この磁気情報は、フィルム
長さ(何枚撮りか)、未現像/現像済、各画像コマ毎の
撮影サイズ(標準、パノラマ、ハイビジョン等)であ
り、この情報を読取ることによって、フィルム現像長
さ、必要な処理、各画像コマのプリントサイズ並びにプ
リント数が把握できる。
【0055】制御装置22では、得られた情報から1本
のフィルムの処理に必要な料金が演算される。例えば、
24枚撮りのフィルムの中に標準サイズが15コマ、パ
ノラマサイズが8コマ、未撮影コマが1コマあったとす
ると、24枚撮りフィルムの現像代+標準サイズのプリ
ント単価×15+パノラマサイズのプリント単価×8が
演算され、前記表示部26に表示される(図5のステッ
プ124におけるメッセージ)。
【0056】このように、カートリッジ28を受付けた
後、暗箱内でフィルム48をカートリッジ28から引出
し、磁気記録層に記録された磁気情報を読取ることによ
って、正確な料金を演算することができ、例えば、依頼
者が多分に料金を支払い、後で差額を受け取ったり、料
金を後払いにするといった不都合がなくなり、効率的な
受付処理が可能となる。
【0057】次に、フィルム48が全て引き出される
と、料金が支払われたことを前提にカッタ66が作動し
てフィルム48の後端部が切断される。切断後は所定量
搬送された後、ローラ58、60が逆転して、フィルム
48はDP処理部44へ送り出される。なお、料金が支
払われない場合には、再度カートリッジ28に巻き取ら
れ、カートリッジ28は返却される。
【0058】また、フィルム48とカートリッジ28と
の分離は、製造段階でフィルム48の後端がカートリッ
ジ28のスプール軸から取外しできる構造としておいて
もよい。
【0059】DP処理部44へ送られたフィルム48
は、ネガ処理部72で各処理液に浸漬されて処理され、
次いで乾燥処理され、露光部74へ送られる。
【0060】露光部74では、現像済のフィルムをコマ
送りし、各コマ毎のサイズに併せてマスクを変更し、倍
率を変更する。また、印画紙50のマスクも併せて変更
し、焼付処理を行う。
【0061】露光処理された印画紙50は各処理液に浸
漬されて処理され乾燥処理されると共に画像毎に切断さ
れ、フィルム1本毎に仕分けられた収容部86へと至
る。このとき、仕分けられた印画紙50を包装紙等へ収
容することが望ましい。
【0062】一方、フィルム48においても露光処理が
終了した順に、前記印画紙50と対応するように収容部
86の収容ボックス88へ収容される。このとき、ロー
ル状に巻き取られたままの状態で所定のケースに収容さ
れることが望ましい。
【0063】この状態で指示があった収容ボックス88
をシュータへ位置決めし、傾斜させることによって、印
画紙50とフィルム48とが取出口52へ落下する。
【0064】以上説明したように、本実施例では、現像
又は同時プリントの料金を処理前に正確に把握すること
ができるため、依頼者が安心して依頼することができ、
料金の差額の返却や、後払いといった金銭の行き来を省
くことができ、受付時の作業効率を向上することができ
る。
【0065】なお、プリペイドカードの挿入口を設け、
料金表示後にプリペイドカードを挿入することによっ
て、このカードから料金を減算するようにしてもよい。
【0066】以上が、自動DPサービス機10の基本的
な機能であるが、以下に、この自動DPサービス機10
に付随する項目について列挙する。 (1) フィルム種識別とリジェクト機能 上記実施例では、一般的なフィルム(135フィルム)
の自動DPサービスであり、110等のフォーマットの
異なるもの、リバーサルフィルム、未現像等のものは、
適用できない。従って、これらを識別して受付段階でリ
ジェクトする機能を有することが好ましい。
【0067】また、フィルム先端がカートリッジから引
き出されていない場合には、引出し操作を行って、引出
しが成功したか否かを判断してNGの場合には受け付け
ないようにしてもよい。或いは、顧客の希望により受付
だけを行って、別途マニュアル処理を行うモードを選択
できるようにしてもよい。
【0068】識別方法としては、フォーマットに関して
は、フィルム幅や、パーフォレーション間隔、カートリ
ッジの形状、カートリッジ上の記号等によって識別可能
である。
【0069】また、リバーサルフィルムについては、フ
ィルム上に設けられた孔の数や位置、カートリッジ上の
記号、赤外線分光透過率等によって識別可能である。
【0070】さらに、未現像については、赤外線分光透
過率、カートリッジの形状、カートリッジ上の記号等に
よって識別可能である。
【0071】なお、レンズ付きフィルムに関しては、別
途専用の投入口を設け、対応可能としてもよい。 (2) フィルム搬送機能 フィルムの搬送手段には、フィルムの両端部をガイド部
材で案内する手段(リーダレス搬送方式)と、フィルム
の先端にリーダを貼付けて搬送する手段(リーダ搬送方
式)と、がある。
【0072】ここで、問題となるのは、リーダレス搬送
方式において、異なる幅寸法のフィルムを搬送すること
である。これを解決するための手段としては、搬送する
フィルム幅に応じてガイド部材の内幅を変化させるこ
と、或いは細幅のフィルムを搬送する場合は広幅のフィ
ルムと同じ幅のリーダを重合させて搬送させること、が
考えられる。
【0073】さらに、フィルム搬送路を複数列設け、投
入されたフィルムを識別して、対応する搬送路に分別す
ることにより、小型で処理能力を高くすることができ
る。 (3) 現像条件記録機能 フィルムの画面以外の部分に現像条件を記録しておくこ
とにより、再注文時に同一の仕上がり状態を得ることが
できる。 (4) 再プリント受付機能 現行では現像済のフィルムは6コマ毎に切断されており
(ピースネガ)、これを受け付ける口を設けてもよい。 (5) 再プリント指定機能 フィルム上の画像のポジ画像としてCRT等に表示し、
注文する画像を指定するようにしてもよい。このとき、
画像は注文票のマトリクスに対応させておくことが好ま
しい。 (6) フィルム巻取機能 現像済フィルムを後端又は先端から再度カートリッジに
巻き取って返却するようにしてもよい。カートリッジは
色付き、透明等カートリッジを複数備えておき、顧客の
希望するカートリッジを選択できるようにしてもよい。 (7) 通信機能 自動DPサービス機10は、飲料水等の自動販売機の如
く、道端に設置することも可能であるが、異常発生時に
速やかな対応が取れることが望ましい。このため、異常
発生時に異常内容を示すコードを通信回線経由で自動発
信できるようにする必要がある。例えば、処理済フィル
ム、印画紙が一定数を超えたとき、ジャミングや処理液
等の温度異常、印画紙切れや補充液の空、釣銭なしを自
動判断する。また、ユーザからのコールに応える体制を
整えることが望ましい。 (8) 画像位置の特定 例えば、110フィルムの場合には1画像コマに1つの
パーフォレーションが設けられており、このため、パー
フォレーションを検出することによって画像の位置を確
認することができる。 (9) 撮影失敗等の対応 上記実施例では、撮影失敗コマもプリントせざるを得な
いが、画像の有無を検出することによって、プリントを
キャンセルし、その分の料金は返却する機能を持たせる
ことも可能である。すなわち、CCD等によって画素を
細かく分解し、それぞれの濃度を検出し、所定濃度を超
えた画素数が所定数を超えた場合に画像有りと判定する
ことにより、花火の写真等一部のみに画像が集中してい
るものであっても確実に画像の有無を判定することがで
きる。さらに、画素の数が所定の数を超えた場合に画像
が有りと判定することによって、塵埃、傷等に対する誤
認を減らすことができる。 (10) 画像の有無を検出する手段の他の例として、
カメラでの撮影時にフィルムの画像コマ以外の場所に撮
影したという信号を光で記録して、プリント時はこの情
報を検出し画像の有無を検出することが考えられる。
【0074】光で信号を記録するには、外光、LED、
ストロボ等及びこれらの組み合わせが可能である。 (11) プリンタにおけるインデックスプリント同時
作成機能 現行のプリンタでは、インデックスプリントはスキャナ
ー等から別途信号をもらい、作成している。このため、
上記自動DPサービス機10においても、インデックス
プリントの作成はなされていない。しかし、プリンタに
おいて、インデックスプリントを同時に作成するような
機能があれば、これを適用することができる。 (12) ピースネガ作成機能 110フィルムのように、1個の画像コマ毎に1個のパ
ーフォレーションが存在する場合、このパーフォレーシ
ョンを検出してカウントし、数コアずつのピースネガを
形成することが可能である。110フィルムに限らず、
1個の画像コマに対するパーフォレーション数が所定数
に定められているものについては、カウント数÷所定数
が画像コマ数となる。 (13) カラーペーパ供給機能 予備のカラーペーパを蓄えておき、使用中のカラーペー
パがなくなった場合には、この予備のカラーペーパを使
用できるようにしてもよい。
【0075】すなわち、自動DPサービス機においては
消耗品が無くなってから供給したのでは、機械の停止時
間が長くなるため、常に充分な消耗品を内蔵しておく必
要がある、処理液、梱包材料、レシート、釣銭等は貯蔵
スペースさえ確保しておけばいつでも追加が可能である
が、カラーペーパは一般にロール状で供給されるための
スペースの確保だけでなく、予備品の使用を可能にする
機能が必要である。
【0076】具体的には、複数の供給部を設けて、必要
に応じて使用する供給部を選択する、あるいは複数のカ
ラーペーパ貯蔵部を設け、必要に応じて貯蔵部のカラー
ペーパを供給部に自動的にセットするといった手段があ
る。 (14) レンズ付きフィルムの空ケース収容手段 フィルムを引き出した後の空ケースを整列状態でコンテ
ナに格納するようにすれば、狭い格納スペースで多数を
格納することができ、取出時もコンテナ毎取り外すこと
が可能となる。 (15) 幅の異なるフィルムから自動的にプリントす
る機能 フィルム種類に応じて、フィルムに記録された磁気及び
/又は光学的情報の読取センサを設けた幅ガイドが平行
移動してフィルム幅に適合する位置に来るようにする。
但し、幅ガイドはフィルム搬送ローラに移動時に干渉し
ないようにすることが必要である。
【0077】露光部開口寸法を項部材を作動させて変更
する。すなわち、フィルム押え(フィルム厚み方向ガイ
ド)を幅ガイドと連動して幅方向に移動し、互いに平行
した複数のフィルム搬送路を、選択サレタフィルム幅に
応じた搬送路が露光部開口を通過するように移動する。 (16) 露光制御機能 現像/プリント一体型の装置において、検定情報入力を
プリントに先立ってまとめて行うようにするため、現像
済フィルムのバッファ付きプリンタに取付けらえたモニ
タを分離可能とし、受付等の他の作業をしながら検定作
業を行うようにしてもよい。
【0078】以下に、プリンタ単体として通常の写真焼
付処理と同時にデジタル信号によるプリントが行える装
置を説明する。
【0079】図6に示される如く、プリンタ300の光
源314から照射される光線の焼付光路Lには、その最
上方にプリントマスク316が配置され、ロール状印画
紙317の一部を挟持して、焼付位置へ固定している。
ロール状印画紙317は、回転軸318に層状に巻き取
られており、外周から印画紙先端を引き出す構成であ
る。
【0080】プリントマスク316の下方の焼付光路L
上には、ネガキャリア302が配設され、長尺状のネガ
フィルム303の一部を挟持して、所定位置へ固定して
いる。 ネガフィルム303は、その両方が、搬送ロー
ラ352、354に挟持され、一方から他方へ搬送する
構成となっている。
【0081】ネガキャリア302とプリントマスク31
6との間には、焼付用レンズ374とブラックシャッタ
376とが配置されている。ブラックシャッタ376
は、ドライバ378からの駆動信号に応じて光路L上に
挿入又は離脱可能とされている。
【0082】また、レンズ374は、光路Lに沿って移
動可能となっており、これにより引伸倍率を変更するこ
とができる。
【0083】ネガキャリア302と光源314との間に
は、光拡散筒381及びC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)の各色のカットフィルタ382が
配設されている。これらのカットフィルタ382それぞ
れドライバ388からの信号に応じて、光路L上へ挿入
又は離脱されるようになっている。
【0084】ネガキャリア302と焼付用レン374と
の間には、ハーフミラー320が配設され、ネガフィル
ム303の透過画像を通過及び反射させるようになって
いる。反射された透過画像はレンズ322を介してCC
D撮像素子324によって撮像され、その信号が画像信
号処理部326へ供給されている。この画像信号処理部
326にはモニタ328が接続され、画像信号処理部3
26によってさまざまな加工が施された画像が表示され
るようになっている。
【0085】画像信号処理部326はフレームメモリ3
30に接続されており、加工された画像信号は一旦フレ
ームメモリ330に記憶され、画像信号処理部332へ
出力されるようになっている。この画像信号処理部33
2にはプリンタ334が接続されており、フレームメモ
リ330に記憶された画像がプリントされるようになっ
ている。
【0086】このように、ネガフィルム303の透過画
像をCCD撮像素子324によって撮像し、トリミング
等の加工を施した後にプリントすることを、通常の印画
紙317への焼付処理と同時に行うことができるため、
例えば、インデックスプリント等の作成が同時に行うこ
とが可能となる。
【0087】なお、図7に示される如くフレームメモリ
330以降の装置を別途ユニット化し、プリンタ側に加
工後の画像信号を出力する出力端子336のみを設ける
ようにしてもよい。この場合、画像信号処理332側に
もモニタ333を設けてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真処理
装置は、フィルム現像前に撮影したサイズを把握するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動DPサービス機の正面図で
ある。
【図2】自動DPサービス機の内部前列の正面図であ
る。
【図3】自動DPサービス機の内部後列の正面図であ
る。
【図4】料金演算処理部の概略構成図である。
【図5】受付処理ルーチンを示す制御フローチャートで
ある。
【図6】ハードコピー機能内蔵プリンタの概略構成図で
ある。
【図7】図6の変形例を示すプリンタの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 自動DPサービス機 16 カートリッジ投入部 22 制御装置 28 カートリッジ 36 料金演算処理部 44 DP処理部 48 フィルム 50 印画紙 64 磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに情報記録エリアを設け、該情
    報記録エリアに各画像コマの撮影サイズが記録されたフ
    ィルムを現像処理し、顕像化された画像を印画紙へ焼付
    処理する写真処理装置であって、 現像前にフィルムをカートリッジから引き出し所定の搬
    送路に沿って搬送させる搬送手段と、 前記搬送路途中における前記情報記録エリアに対応して
    配設され、情報記録エリアの情報を読取る情報読取手段
    と、を有する写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記録エリア又はフィルムカート
    リッジにフィルム長さ情報が記録されていることを特徴
    とする請求項1記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】 前記情報読取手段で得られた撮影サイズ
    と各サイズ毎の撮影コマ数及びフィルム長さとに基づい
    て、該フィルムの現像代並びにプリント代を演算する処
    理料金演算手段を有することを特徴とする請求項2記載
    の写真処理装置。
JP6009868A 1994-01-31 1994-01-31 写真処理装置 Pending JPH07219195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770920A3 (en) * 1995-10-25 1997-12-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Method for determining whether a film is developed or undeveloped
EP0770918A3 (en) * 1995-10-23 1998-06-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Film winder

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770918A3 (en) * 1995-10-23 1998-06-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Film winder
EP0770920A3 (en) * 1995-10-25 1997-12-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Method for determining whether a film is developed or undeveloped
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