JPH0815843A - フイルム処理受付機 - Google Patents

フイルム処理受付機

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JPH0815843A
JPH0815843A JP14785894A JP14785894A JPH0815843A JP H0815843 A JPH0815843 A JP H0815843A JP 14785894 A JP14785894 A JP 14785894A JP 14785894 A JP14785894 A JP 14785894A JP H0815843 A JPH0815843 A JP H0815843A
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JP
Japan
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film
processing
cartridge
input
delivery date
Prior art date
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Pending
Application number
JP14785894A
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English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文男 松本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0815843A publication Critical patent/JPH0815843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パトローネ投入口にバーコードリーダー48
を設ける。バーコードリーダー48により、パトローネ
のバーコードを読み取る。バーコードの読み取りにより
受付対象フイルムか異物かを判定する。受付対象フイル
ムの場合には開閉機構59を介して扉55,56を開
き、パトローネを取り込む。バーコード読み取り信号に
より、フイルムの種別を判定する。この判定結果に基づ
き仕上り納期を求める。必要に応じて、電話番号等をキ
ーボードから入力させる。仕上り納期や電話番号等を印
字して、引換券68を発行する。 【効果】 バーコード読み取り信号に基づきカラーネガ
フイルムとそれ以外のフイルムとに分類し、この分類に
応じて仕上り納期を求めるから、無人化によるフイルム
処理の自動受付において、間違いのない仕上り納期を知
らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルム処理受付機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミニラボ店といわれる小規模現像所に
は、フイルムプロセサとプリンタプロセサとが設置され
ており、これらによりカラー写真フイルムを自動現像
し、同時プリントするようにしている。前記フイルムプ
ロセサに収納されている現像処理液は、写真フイルムの
種類によって適応できる範囲が異なっているため、現像
処理の前に写真フイルムの種類、例えば、カラーネガフ
イルム、白黒フイルム及びリバーサルフイルム等に選別
する作業が必要である。この選別作業は、オペレータが
写真フイルムパトローネ(以下、単にパトローネとい
う)の外周に印刷されたラベルを見ながら行うため、極
めて煩わしい上、誤って種類の異なる写真フイルムをフ
イルムプロセサにセットしてしまうおそれがあった。
【0003】このため、パトローネのバーコードを読み
取って、フイルムが処理可能なものかどうかを自動選別
するパトローネ選別装置が例えば特開平5−45846
号で提案されている。また、フイルム現像の前にリーダ
ーシートに写真フイルムの先端を接合する場合に、この
接合時にパトローネバーコードを自動的に読み取り、処
理不能なフイルムの場合には警報を発するようにしたス
プライス装置が特開平5−45857号で提案されてい
る。また、フイルム現像の前に写真フイルムの先端リー
ダー部を切り落とす際に、パトローネバーコードを読み
取って、処理可能なフイルムか否かを判別するフイルム
切断装置が実開平4−106193号で提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近ではカ
ラー写真フイルムだけでも種類が非常に多くなってお
り、しかも初心者が受け付けを行う場合も多くなってお
り、例えばリバーサルフイルムを間違って一般的に迅速
処理の同時プリントとして受け付けてしまうことがあ
る。この場合には、ミニラボ店では現像処理することが
できないばかりか、誤ってこのようなリバーサルフイル
ムや白黒フイルムをカラー写真フイルム用のフイルムプ
ロセサにセットしてしまうと、現像処理液を使用不能に
してしまう可能性がある他に、白黒フイルムは脱銀され
てプリントが不可能になってしまう。また、現像処理前
に、現像処理できないフイルムであると判った場合で
も、迅速処理の対象外であるため、同時プリントとして
受け付けた場合にはその納期に仕上げることができない
ため、納期上のトラブルが発生し、信用問題となること
も多い。
【0005】この場合に、上記のようなフイルム種別の
自動判定機能を有する各種装置を用いることも考えられ
るが、これらはフイルム現像処理直前に使用されるもの
であり、フイルム処理受け付け時に用いることは、受付
カウンターのスペース的な制約や、受付が混雑する場合
の操作上の制約を受け、実際にはこれら自動判別機能を
有する各種装置を受け付け時に有効利用することができ
ないという問題がある。更に、単独のパトローネバーコ
ードリーダーでは受け付けしたオペレータがチェックす
る必然性が無いため、多忙時にはチェックもれが発生す
る可能性もある。
【0006】また、フイルム処理の受け付けを無人化す
るために、例えば特公平6−10834号公報には、フ
イルム販売とプリント受付とを所定額の貨幣が投入され
ることによって行えるようにしたフイルム販売・プリン
ト受付機が示されている。しかしながら、このようなプ
リント受付機でも、上記のような処理内容の判別は行っ
ておらず、納期上のトラブル等が発生することもある。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、フイルム処理等の受付を無人化して行うことが
でき、しかも仕上がり納期も判るようにしたフイルム処
理受付機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、パトローネ投入口にパトロ
ーネがセットされたことを検出するパトローネ検出手段
と、パトローネから写真フイルムの種類を表すコードを
読み取る読取手段と、この読取手段からの読み取り信号
に基づきフイルム処理の仕上がり納期を求める手段と、
前記フイルム検出センサでパトローネを検出したときに
パトローネを取り込む手段と、フイルムの処理内容を指
示するための入力手段と、この入力手段によりフイルム
の処理内容の入力を指令する手段と、フイルムの処理内
容の入力が指示されてから所定時間内に入力が行われな
いときに、受付識別コード,前記仕上がり納期,及び予
め記憶している標準処理内容を印刷して引換券を発行す
るとともに、前記所定時間内に入力が行われたときに、
入力された情報,受付識別コード,仕上がり納期を印刷
して引換券を発行する引換券発行手段とを備えている。
【0009】写真フイルムの種類を表すコードとして
は、パトローネの外周に印刷されたパトローネバーコー
ドを用いる他に、電気接点パターンからなるCASコー
ドを用いたり、更にはパトローネバーコードとCASコ
ードとを併用することができる。フイルムの処理内容と
しては、同時プリント(DP処理),フイルム現像,白
黒同時プリントの他に、絹目か光沢かの表面仕上げや、
縁の有無などの選択があり、入力手段で入力される。所
定時間内にこれらの入力が無い場合には、標準的なもの
が各フイルム種別毎にデフォルト値として記憶されてお
り、これが引換券に記録され、これによりフイルム処理
が行われる。
【0010】受付識別コードとしては、例えばDP袋に
表示されている識別コードと同じコードが用いられる。
また、入力手段により顧客の電話番号や氏名を併記して
もよい。更には、クレジットカードやサービスカード,
バンクカード等のカード識別コードを顧客識別コードと
してもよく、この場合にはカードリーダーによって読み
取り入力される。
【0011】請求項2記載のフイルム処理受付機は、パ
トローネの種類を表すコードを読み取る手段を用いて、
パトローネのパトローネ投入口への正規位置でのセット
を検出するようにしたものである。
【0012】請求項3記載のフイルム処理受付機は、写
真フイルムの種類を表すコードを読み取る読取手段をバ
ーコードリーダーから構成し、仕上がり納期を求める手
段は、前記バーコードリーダーからのバーコード信号に
基づきフイルムをカラーネガフイルムとそれ以外のフイ
ルムとに判別して、これら判別結果から仕上がり納期を
求めるようにしたものである。なお、カラーネガフイル
ム以外のフイルムを更に白黒フイルムとカラーリバーサ
ルフイルムとに判別し、この判別結果に基づき仕上り納
期を個別に求めてもよい。
【0013】請求項4記載のフイルム処理受付機では、
仕上り納期を求める手段からの、カラーネガフイルムと
それ以外のフイルムとの判別信号に基づき、これらを判
別するマークを写真フイルムパトローネに記録したもの
である。また、請求項5記載のフイルム処理受付機で
は、写真フイルムパトローネにマークを記録する代わり
に、写真フイルムパトローネを取り込む手段にフイルム
収納袋を設け、取り込んだ写真フイルムパトローネを各
パトローネ毎に個別にフイルム収納袋に収納し、仕上が
り納期を求める手段からの、カラーネガフイルムとそれ
以外のフイルムとの判別信号に基づき、これらを判別す
るマークをフイルム収納袋に記録するようにしたもので
ある。
【0014】請求項6記載のフイルム処理受付機では、
フイルム収納袋にマークを記録する代わりに、カラーネ
ガフイルムとそれ以外のフイルムとの判別信号に基づ
き、これらのフイルム収納袋を仕分けるようにしたもの
である。この場合には、例えばミニラボ店で自店で処理
可能なカラーネガフイルムと、それ以外のフイルムとを
仕分ける必要がなく、フイルム処理受付機から取り出す
だけでよく、作業がより一層簡単になる。請求項7記載
のフイルム処理受付機では、フイルム収納袋に写真フイ
ルムパトローネを挿入する場合には、このフイルム収納
袋をフイルムの受け付け順に並べて収納することが好ま
しく、これにより、フイルム処理を受け付け順に行うこ
とが簡単に行えるようになる。
【0015】また、請求項8記載のフイルム処理受付機
では、コード読取手段により写真フイルムパトローネの
コードが読み取られたときのみに、受け付け対象である
写真フイルムパトローネであると判断してパトローネを
取り込むようにしたものである。
【0016】
【作用】パトローネがパトローネ投入口にセットされる
と、フイルムが取り込まれる。また、パトローネ投入口
へのパトローネのセット時に、パトローネの周面に記録
されている例えばパトローネバーコードが読み取られ
る。このバーコード信号に基づきフイルムをカラーネガ
フイルムとそれ以外の白黒フイルム及びリバーサルフイ
ルムとに判別して、これら判別結果から仕上がり納期が
求められる。次に、フイルム処理内容の入力が指令さ
れ、これに基づきDP処理かフイルム現像か、絹目か光
沢か、縁有りか縁無しか等が入力される。そして、所定
時間が経過しても上記入力が無い場合には、フイルム種
別毎に最も一般的なフイルム処理内容が選択される。次
に、仕上がり納期,受付識別コード,及びフイルム処理
内容は印刷されて引換券が作成され、これが引換券取出
し口から排出される。
【0017】
【実施例】本発明を実施したフイルム販売・フイルム処
理受付機の外観を示す図2において、この受付機10
は、鉛直方向に長く延びた箱状に形成された本体11
と、本体11の前面に開閉可能に取り付けられた蓋12
とを備えている。蓋12の上部には、プリントサンプル
表示部13が設けられている。プリントサンプル表示部
13は透明カバー14で覆われており、内部に、プリン
ト見本15とプリント情報案内板16とが配置されてい
る。プリント見本15は、サイズ,表面仕上げ,縁の有
無等によって分類されている。プリント情報案内板16
はプリント見本15に対応して設けられており、プリン
ト価格や見本番号等が表示されている。
【0018】プリントサンプル表示部13の下方には金
銭投入部20が設けられている。金銭投入部20は、金
銭投入口21及び金銭返却レバー22から構成されてい
る。金銭投入口21は、硬貨用投入口21aと紙幣用投
入口21bとに分かれている。金銭投入部20から入れ
られた金銭は周知の金銭装置23(図1参照)で、金銭
の真偽判別と金種判別が行われる。この金銭装置23
は、金額を計数して必要に応じて返却口24から釣り銭
等を返却する。
【0019】金銭投入部20の下方には、フイルム販売
・フイルム処理受付機10の操作手順等を説明するため
の説明文表示部30が設けられている。金銭投入部20
の横には、フイルムサンプル表示部31が設けられてお
り、透明カバー32内に販売対象のフイルム見本が表示
されている。フイルムサンプル表示部31の下部には、
各フイルム見本に対応する位置でフイルム選択ボタン3
4及び販売表示ランプ35が設けられており、購入する
フイルムがフイルム見本を見て選択できるようになって
いる。販売表示ランプ35は、フイルム販売価格以上の
金銭が投入された時に購入可能なフイルム見本に対応す
る位置のものが緑色に点灯し、選択が可能であることが
表示される。また、フイルムが売り切れた場合には、こ
の販売表示ランプ35が赤色で点灯して、売り切れであ
ることが表示される。なお、このような色を変えること
による表示の他に、選択可や売り切れ等の文字が表示さ
れるようにしてもよい。
【0020】フイルムサンプル表示部31の下方には、
フイルム取出し口38と引換券取出し口39とが設けら
れている。各取出し口38,39及び説明文表示部30
の下方には、操作パネル40が前方に少し張り出した状
態で水平に設けられており、この操作パネル40には、
キーボード41,パトローネ投入口42,液晶パネル4
3が設けられている。キーボード41は、フイルム受付
の際に操作され、顧客を特定するための電話番号の入力
や、フイルム処理内容の選択に用いられる。液晶パネル
43は、各種操作に対応した案内文が表示される。な
お、液晶パネル43に代えてCRTを用いてもよく、ま
た、キーボード41に代えて、CRTを利用したタッチ
パネルを用いてもよい。
【0021】図3及び図4に示すように、パトローネ投
入口42には取付軸57,58により扉55,56が取
り付けられている。扉55,56の上面には凹部46が
形成されており、この凹部46にパトローネ45が嵌め
込まれるようになっている。凹部46にはパトローネ4
5のフイルム出入り口45aがセットされる段部61が
形成されており、パトローネ45の嵌め込む向きが規制
される。これによりパトローネ45が正しい位置で凹部
46にセットされる。
【0022】段部61の近くで凹部46内にはバーコー
ドリーダー48が埋め込まれており、このバーコードリ
ーダー48は正規位置にセットされたパトローネ45の
バーコード47に対面するようになっている。これによ
り、パトローネ45のバーコード47が読み取られる。
バーコードリーダー48からの読み取り信号は図5に示
すDXコードデコーダ75でDXコード信号に変換さ
れ、これがフイルム種別判定部76に送られる。
【0023】扉55,56には開閉機構59(図5参
照)が設けられており、これによって通常は閉じられて
いる。開閉機構59が作動して扉55,56が開くと、
図4に示すように、凹部46にセットされたパトローネ
45は落下してシュート60を介して回収装置65に送
られる。回収装置65には多数枚のDP袋がセットされ
ており、受付順に各DP袋にパトローネ45が順次挿入
される。DP袋に記録された識別コードと引換券68に
印字される受付コードとが一致するように、DP袋の回
収装置65へのセット時にDP袋の識別コードがコント
ローラ66に入力され、これに基づき引換券68(図6
参照)に受付番号が印字される。
【0024】図1にフイルム販売・フイルム処理受付機
10のブロック図を示す。コントローラ70は、CP
U,ROM,RAM,I/Oを備えた周知のマイクロコ
ンピュータから構成されており、ROMに記憶された所
定のプログラムにしたがい各部をシーケンス制御する。
コントローラ70には、前記キーボード41,液晶パネ
ル43,バーコードリーダー48,金銭装置23,回収
装置65の他に、ブザー71,印字装置72,フイルム
販売装置73が接続されている。
【0025】図5に示すコントローラ70の機能ブロッ
ク図において、バーコードリーダー48は、コントロー
ラ70内のDXコードデコーダ75に接続されている。
DXコードデコーダ75は、バーコード信号を6桁の数
字データに変換し、これをフイルム種類判定部76に送
る。
【0026】フイルム種類判定部76は、DXコードデ
コーダ75からの数字データに基づき、迅速処理が可能
なカラーネガフイルムか、それ以外の白黒フイルム又は
カラーリバーサルフイルムかを判定する。一般的にミニ
ラボ店では、カラーネガフイルムを自動現像するフイル
ムプロセサと、カラーネガフイルムの画像をカラーペー
パーに焼付露光した後に、このカラーペーパーを現像処
理するプリンタプロセサとのシステム構成になってお
り、カラーネガフイルム以外の白黒ネガフイルムやリバ
ーサルフイルム用のフイルムプロセサを備えていないた
め、これらのフイルム現像処理を行っていない。したが
って、これらのフイルムについては、チェーン店の本部
ラボや外注の大規模現像所に依頼するようにしているた
め、仕上がり納期が通常のカラーネガフイルムと異な
り、少し遅くなる。このため、カラーネガフイルムとそ
れ以外のフイルムに分けることによって、仕上がり納期
を予測することが可能になる。このフイルム判定信号
は、仕上り納期判定部77及び仕上り予測料金演算部7
8に送られる。
【0027】前記パトローネバーコード47は周知のよ
うに6桁の数字をバーコード表示したものであり、その
1桁目は現在では「0」に設定されており、情報として
用いられていない。また、2〜5桁目は、メーカーとそ
のメーカー内の商品を分類するために用いられており、
この4桁の数字に基づきフイルムがカラーフイルムかそ
れ以外の白黒フイルム又はリバーサルフイルムかを識別
する。また、6桁目は、フイルム長さの識別に用いられ
ており、「1」が12枚撮り、「3」が24枚撮り、
「4」が36枚撮りに設定されており、この6桁目の識
別データによりフイルム撮影枚数を特定して、仕上がり
料金を予測する。
【0028】フイルム種類判定部76では、DXコード
デコーダ75からの数字データの2〜5桁目を用いてフ
イルム種類を判別する。すなわち、一般に出回っている
写真フイルムを、2〜5桁目のデータを用いて、カラー
ネガフイルムと、それ以外の白黒フイルムとカラーリバ
ーサルフイルムとのグループに予め分けておき、これら
をメモリ79内に記憶しておく。そして、2〜5桁目の
データがどのグループに属するかによって、フイルムを
ミニラボ店で自動現像処理することができるカラーネガ
フイルムか、それ以外の白黒フイルム又はリバーサルフ
イルムかに判別する。
【0029】ブザー71は、フイルム判別信号がリバー
サルフイルム及び白黒フイルムである場合に鳴らされ
る。そして、受け付けたフイルムが特殊なフイルムで仕
上がり納期が少し遅れる旨の後述する表示3,表示4が
液晶パネル43に表示される。
【0030】仕上り納期判定部77は、カラーネガフイ
ルム,白黒フイルム,カラーリバーサルフイルム毎に処
理期間を記憶しており、内蔵クロック80からの日時デ
ータにこの処理期間を加算することにより仕上り納期を
算出し、これをデータ読み書き制御部81に送る。処理
期間は各現像所の処理状況によって異なるが、例えば、
カラーネガフイルムの場合に1日,その他のフイルムの
場合に3日とされる。なお、このような日単位で仕上り
納期を算出する代わりに、時間単位で仕上り納期を算出
してもよい。
【0031】受付時間データ発生部82はフイルム種類
判定部76からの判定終了信号に基づき内蔵クロック8
0からの現在時刻に基づき受付時間データを発生し、こ
れをデータ読み書き制御部81に送る。
【0032】受付番号データ発生部83は判別終了信号
を受け取ると、記憶していた受付番号データをデータ読
み書き制御部81に送った後に、受付番号に「1」を加
算して受付番号を更新する。受付番号は、回収装置65
にDP袋をセットしたときに、これの先頭番号がキー入
力され、これが用いられる。DP袋は受付番号順に並べ
て回収装置65にセットされている。
【0033】仕上がり予測料金演算部78にも、フイル
ム種類判定部76から各フイルムの受け付け毎に、フイ
ルム長さ信号とフイルム判定信号が送られてくる。仕上
がり予測料金演算部78では、フイルム判定信号に基づ
きフイルム現像料金のテーブルからフイルム現像料金を
求める。また、フイルム長さ信号に基づきプリント料金
のテーブルからプリント料金を算出する。このプリント
料金は、撮影可能コマ数分が全て撮影されているという
前提のもとに求められており、例えば24枚撮りなら単
位プリント料金に24を乗じて算出される。仕上がり予
測料金演算部78は、求めたフイルム現像料金とプリン
ト料金とを加算して仕上がり予測料金を算出し、この予
測料金をデータ読み書き制御部81に送る。なお、必要
に応じて消費税等も算出され、これが加算される。
【0034】キーボード41からは、注文者の電話番号
及び注文内容が入力され、これがデータ読み書き制御部
81に送られる。注文内容は、DP処理かフイルム現像
処理か、光沢か絹目か、縁有りか縁無しか等がキー入力
される。
【0035】データ読み書き制御部81は、各部から送
られてきた1件毎の顧客電話番号データ,受付時間デー
タ,受付番号データ,フイルム種類判別データ,仕上が
り予測時間データ,仕上がり予測料金データをメモリ7
9に書き込む。このメモリ79内には、引換券であるこ
とを示すタイトル,店名や電話番号等を印字するための
タイトルデータが予め書き込まれている。データ読み書
き制御部81は、これら各種データを引換券印字装置7
2に送る。引換券印字装置72では、各種データを図6
(A),(B)に示すフォーマットで印字して、引換券
68を作成する。図1に示すように、引換券68は送り
ローラ対85により、引換券取出し口39に送られる。
印字装置72には2枚複写のロール紙がセットされてお
り、一方が引換券68となり、他方が受付控え86とな
って、これがロール状に巻き取られる。
【0036】引換券取出し口39に引換券68が排出さ
れると、ブザー71が鳴り、また液晶パネル43に後述
する表示7又は表示8が表示され、引換券68の取出し
が案内される。所定時間経過しても引換券68が取り出
されない場合に、ブザー71を鳴らして引換券68の取
出しが促される。更に、引換券68が所定時間を経過し
ても取り出されないと、送りローラ対85が逆転して内
部の引換券受け部87に引換券68を収納する。この引
換券68の取出し忘れのフイルム処理注文については、
受付機に投入した日時を確認することにより注文者を特
定し、これに基づきプリント写真の受け渡しが行われ
る。
【0037】図6(A),(B)は引換券68の一例を
示すもので、上から順に、タイトル部90,受付番号9
1,連絡先電話番号92,受付日時93,仕上予測日時
94,仕上予測料金95,受付処理内容96が印字され
る。なお、電話番号のキー入力が無い場合にはこの項目
は記録されない。また、処理内容についてのキー入力が
無い場合には、標準処理内容としたデフォルト値が記録
される。例えば、受け付けたパトローネ45がカラーネ
ガフイルムである場合には、DP処理,Lサイズ,光
沢,縁無しの同時プリント処理とされる。同図(A)は
カラーネガフイルムを受け付けた場合の一例であり、
(B)はカラーリバーサルフイルムを受け付けた場合の
一例である。この(B)の場合には、カラーリバーサル
フイルムは本部ラボや外注現像所にフイルム処理を委託
するため、仕上がり日時が受付日の3日後になってい
る。
【0038】次に、図7〜図9に示す制御ルーチンを説
明しながら、本実施例の動作を説明する。なお、液晶パ
ネル43は注文者に各種操作の内容を表示するが、この
表示内容は次の通りである。 表示1:カラープリント受付中 フイルムを投入口にセットして下さい。 表示2:コイン投入部から100円を投入して下さい。 表示3:カラーリバーサルフイルムです。 仕上りは3日後になります。 表示4:白黒フイルムです。 仕上りは3日後になります。 表示5:お客様の電話番号をテンキーで入力し、正しけ
れば確認キーを、間違っていれば訂正キーを押してやり
直して下さい。 表示6:プリントの種類を番号で入力し、入力確認キー
を押してください。 表示7:引換券をお取りください。 ありがとうございました。 表示8:引換券に記載の標準処理で受け付けました。 引換券をお取りください。ありがとうございました。 表示9:受付中止 フイルム販売はご利用いただけます。 表示10:パトローネが正しい位置にセットされていま
せん。 セットをやり直して下さい。 表示11:受付を中断します。 受付中の表示がでましたら操作をやり直して下さい。
【0039】図7において、先ず、フイルム受付禁止フ
ラグFAがセットされているか否かを判断する。このフ
イルム受付禁止フラグFAは、フイルム受付の際にトラ
ブルが発生したときにセットされ(FA=1)、このト
ラブルを解除してリセットボタンが押されたときにリセ
ットされる(FA=0)。フイルム受付禁止フラグFA
がセットされていると判定されたときには、図9に示す
ように、表示9が液晶パネル43に表示される。この場
合には、フイルム受付は禁止され、フイルムの販売のみ
が行われる。フイルム販売では、金銭投入部20から投
入された金額に応じて販売表示ランプ35が緑色で点灯
し、このランプ35が点灯したフイルムの選択が可能に
なる。この状態で選択ボタン34を押すことにより、フ
イルム販売装置73により選択されたフイルムがフイル
ム取出し口38に排出される。また、釣り銭は返却口2
4から払い戻される。
【0040】図7に示すように、フイルム受付禁止フラ
グFAがリセットされている場合には、表示1が液晶パ
ネル43に表示される。この状態で、パトローネ投入口
42にパトローネ45がセットされると、バーコードリ
ーダー48からの読み取り信号に基づきDXコードデコ
ーダ75,フイルム種類判定部76によってフイルム種
類が判別される。この判別終了信号によりパトローネ4
5のセットが正規位置か否かが判定される。すなわち、
判別不能の場合には読み取り失敗と判定され読み取り不
良フラグFBがセットされて(FB=1)、バーコード
の再読み取りを行う。この再読み取りでは、再セットを
促す表示10が液晶パネル43に表示される。再読み取
りも失敗した場合には表示11を表示した後にスタート
へ戻る。
【0041】バーコードが読み取られると、読み取り不
良フラグFBがリセットされる(FB=0)。次に、表
示2が液晶パネル43に表示され、フイルム受付のため
の金銭例えば100円の投入が促される。このフイルム
受付のための金銭投入はイタズラ防止のために行われ前
払い金として扱われる。そして、プリント受け渡しの際
に清算される。金銭が所定時間内に投入されないと、表
示11が表示され、スタートへ戻る。
【0042】金銭が投入されると、仕上り納期が判定さ
れた後にパトローネ45が取り込まれる。フイルム種類
判定部76では、DXコード信号に基づき、同時プリン
ト対象のカラーネガフイルムか、それ以外の白黒フイル
ム又はカラーリバーサルフイルムかを判定する。仕上が
り納期判定部77は、フイルム種別の判定結果から仕上
り納期を求めて日時データから仕上り納期を算出し、こ
れをデータ読み書き部81に送る。仕上り予測料金演算
部78は、フイルム種別の判定結果及びフイルム長さか
ら仕上り料金を算出し、これをデータ読み書き部81に
送る。
【0043】パトローネバーコード47が読み取られる
と、扉55,56が開いてパトローネ45が回収装置6
5内のDP袋に収納される。DP袋へパトローネ45が
収納されると、次の空のDP袋がシュート60の出口に
セットされ、パトローネ45が収納されたDP袋はDP
袋取出し箱に送られる。
【0044】フイルム処理の受付中に、シュート60で
パトローネ45が詰まったり、DP袋が詰まったりし
て、これがセンサで検出され、パトローネの取り込み失
敗と判定されると、フイルム受付禁止フラグFAが
「1」になる。この禁止フラグFAがセットされると、
以降のフイルム受付はフラグFAがリセットされるまで
禁止され、フイルム販売のみが可能になる。
【0045】次に、図8に示すように、液晶パネル43
に表示5が表示され、注文者を特定するための電話番号
の入力モードになる。そして、この状態でキーボード4
1が操作されて、電話番号が入力されると、入力された
電話番号が液晶パネル43に表示される。入力内容が正
しい場合にはキーボード41の確認キーが押される。ま
た、入力内容に誤りがある場合には訂正キーが押され
て、訂正モードになって、誤りの訂正が行われる。ま
た、所定時間内にキー入力がされない場合にはこの項目
の入力は省略される。
【0046】次に、フイルム処理の内容が選択される。
この場合に、パトローネバーコード47の読み取りによ
りカラーネガフイルムの場合には、プリント処理内容の
選択モードになり、液晶パネル43に表示6が表示さ
れ、プリントサンプル表示部13に表示されたプリント
見本15に基づきこれの番号のキー入力が促される。入
力後は確認キー又は訂正キーの操作により入力内容が確
定される。また、パトローネバーコード47の読み取り
結果により、フイルムがカラーネガフイルム以外のカラ
ーリバーサルフイルムや白黒フイルムの場合には、この
旨の表示3,表示4が表示され、これに応じた処理内容
が選択されるようになっている。
【0047】また、所定時間内に、フイルム処理の内容
についてキー入力が行われない場合には、予め設定され
ているデフォルト値でフイルム処理の受付が行われる。
デフォルト値は、フイルムがカラーネガフイルムの場合
には、最も一般的なLサイズ(89×127mm),光
沢,縁無しのDP処理とされる。また、カラーリバーサ
ルフイルムの場合にはフイルム現像処理とされる。ま
た、白黒フイルムについても所定サイズでの同時プリン
ト扱いとされる。上記注文者の電話番号や氏名,フイル
ム処理内容を表す信号は、データ読み書き制御部81に
送られる。
【0048】引換券印字装置72は、データ読み書き制
御部81からの各種データに基づき引換券68を印字す
る。この引換券68には、図6に示すように、タイトル
部90,受付番号91,連絡先電話番号92,受付日時
93,仕上予測日時94,仕上予測料金95,受付処理
内容96が印字される。印字された引換券68は送りロ
ーラ対85によって取出し口39に排出された後、液晶
パネル43に表示7又は表示8が表示される。表示7は
キーボード41から処理内容が選択された場合のもので
あり、表示8は処理内容が選択されず、デフォルト値で
受け付けられた場合のものである。また、所定時間内に
引取券68が取り出されないと、送りローラ対85が逆
転して、引換券68が引換券受け部87に収納される。
【0049】なお、上記実施例では、パトローネバーコ
ードの2〜5桁目の数字データから、カラーネガフイル
ム,白黒フイルム,リバーサルフイルムを予めグループ
化しておき、これらのいずれのグループにパトローネバ
ーコードの2〜5桁目の数字データが属するかによっ
て、カラーネガフイルムとそれ以外の白黒フイルム及び
リバーサルフイルムとに判別しているため、パトローネ
バーコードのみを読み取ることで、フイルムの種別を判
別することができる利点がある。反面、予めいずれのグ
ループに属するかを各コード毎に登録しておく必要があ
る。また、新しいタイプのフイルムが提供される毎に、
この登録データを更新しておく必要がある。このように
データを更新する代わりに、次のようにしてフイルムの
判別を行うようにしてもよい。
【0050】この場合には、パトローネの周面に形成さ
れた電気接点パターンからなるCASコードを用いる。
CASコードは、周知のように、感度を5ビットで、フ
イルム長さ(撮影可能枚数)を3ビットで、ラチチュー
ドを2ビットで表したもので、パトローネのバーコード
に隣接して形成されている。このCASコードのラチチ
ュードに注目すると、カラーリバーサルフイルムではラ
チチュードが「±(1/2)」であり、接点パターンは
「0,0」で表されている(0は黒(導通がない)接
点,1は白(導通がある)接点)。また、カラーネガフ
イルム及び白黒ネガフイルムではこのラチチュードが
「+3〜−1」であり、接点パターンは「1,1」で表
されている。したがって、このラチチュードがどちらの
グループに属しているかによって、カラーリバーサルフ
イルムとそれ以外のフイルムとを判別することができ
る。
【0051】さらに、残ったグループのカラーネガフイ
ルムと白黒フイルムとの判別は、パトローネバーコード
の前記2〜5桁目のデータに基づき判別する。すなわ
ち、カラーネガフイルムの場合には、2〜5桁目のデー
タは「0000」以外の数字データが用いられており、
白黒ネガフイルムの場合にはこの2〜5桁目のデータが
「0000」であるから、これに基づき両者を判別する
ことができる。
【0052】また、上記実施例では、フイルム処理受付
機とフイルム販売機とを兼用したが、これは受付専用機
としてもよい。また、販売機と兼用する場合に、フイル
ム販売に限定されることなく、他の各種商品の販売機と
組み合わせてもよい。また、パトローネバーコードから
フルサイズコマとパノラマサイズコマとが混在したフイ
ルムであることが判別可能な場合であって、このような
混在フイルムもカラーリバーサルフイルムと同じよう
に、大規模現像所等に回して処理する場合には、これに
対応して、納期や仕上り予測料金の表示が変えられる。
また、フイルムの受付処理において、キー入力によりパ
ノラマサイズでの同時プリントや混在フイルムの同時プ
リント等を指定するようにしてもよい。
【0053】また、上記実施例ではパトローネ投入口4
2を横置きタイプで構成したが、この他に、図10に示
すように、立てた状態で挿入される収納穴100を備え
たパトローネ投入口101としてもよい。また、パトロ
ーネ投入口101にシャッタ102を設けてもよく、前
払い金が投入されたときのみシャッタ102を開き、パ
トローネ45の投入が可能になるようにしてもよい。こ
の場合には、パトローネ投入口101に異物が挿入され
る等のイタズラを防止することができる。
【0054】また、上記実施例ではイタズラ防止のため
に、前払い金が投入された時に受付可能になるようにさ
れたが、前払い金の投入は必要に応じて省略し、パトロ
ーネ投入口にフイルムがセットされると、自動的にフイ
ルム種別を判定して、フイルムを取り込み、引換券を発
行するようにしてもよい。また、金銭投入に代えて、カ
ード挿入口を設け、プリペイドカードやクレジットカー
ドを用いるようにしてもよい。
【0055】また、上記実施例ではDP袋へパトローネ
45を袋詰めするようにして回収装置65を構成した
が、この他に、図11に示すように、シュート109を
介しパトローネ収納マガジン110に受付順にパトロー
ネ45を詰め込むようにしてもよい。この場合に、マー
ク記録装置111により、フイルム種類判定部76から
のフイルム種別の判定結果に基づき、これら種別を表す
マーク112を記録する。このマーク112は例えば、
インクジェット方式等によりパトローネ45の表面に記
録される。マーク112は、フイルム種別毎に異なる色
を用いたり、異なる記号,文字を用いるとよい。また、
同様にして、前記実施例において、DP袋にフイルム種
別を識別するためのマークを記録するようにしてもよ
い。
【0056】また、パトローネ収納マガジンに受付順に
装填する他に、シュート60の出口部にラベル貼付け装
置(図示せず)を設けられておき、このラベル貼付け装
置によりパトローネに受付コードと同じ番号を記録した
ラベルを貼りつけて、受け付けたパトローネを識別する
ようにしてもよい。この場合には回収箱等にフイルムを
入れるだけでよく、回収装置を簡単にすることができ
る。
【0057】また、図12に示すように回収装置120
にDP袋仕分け装置121を設け、フイルム種類判定部
76からのフイルム種別の判定結果に基づき、DP袋を
カラネガフイルム収納部122及び白黒フイルム及びカ
ラーリバーサルフイルム収納部123に仕分けるように
してもよい。この場合には、受付機から各DP袋を取り
出すだけで簡単に迅速処理可能なフイルムとそれ以外の
フイルムとに仕分けられるため、受付処理作業がより一
層簡単に行える。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パトローネから写真フイルムの種類を表すコードを読み
取って、この読み取り信号に基づき、最も一般的な同時
プリント処理と、処理頻度の少ない他のカラーリバーサ
ルフイルムの現像処理や白黒フイルムの同時プリント処
理とに自動判別し、これに基づき仕上がり納期を引換券
に記録するようにしたので、無人化によるフイルム処理
の自動受付において、仕上がり納期を精度よく知らせる
ことができる。しかも、無人化により、受付処理を合理
化することができる他に、24時間フルタイムのフイル
ム受付が可能になる。
【0059】また、写真フイルムの種類を表すコードを
読み取るから、この読み取り結果に基づき、最も一般的
なカラー同時プリント処理か、それ以外の白黒フイルム
の同時プリントやカラーリバーサルフイルムの現像処理
かが受付段階で自動判別されるため、これらの仕分けを
容易に且つ確実に行うことができる。更に、仕上り納期
を求める手段からの、カラーネガフイルムとそれ以外の
フイルムとの判別信号に基づき、これらを判別するマー
クを写真フイルムパトローネに記録することにより、誤
って処理不能なリバーサルフイルムや白黒フイルムをカ
ラーネガフイルムのフイルム現像機にセットしてしまう
こともなく、セット間違いによるトラブルを無くすこと
ができる。
【0060】また、写真フイルムパトローネを取り込む
手段にフイルム収納袋を設け、取り込んだ写真フイルム
パトローネを各パトローネ毎に個別にフイルム収納袋に
収納し、仕上がり納期を求める手段からの、カラーネガ
フイルムとそれ以外のフイルムとの判別信号に基づき、
これらを判別するマークをフイルム収納袋に記録するこ
とにより、同様に誤ったフイルム処理を行うことが無く
なる。更には、フイルム収納袋にマークを記録する代わ
りに、カラーネガフイルムとそれ以外のフイルムとの判
別信号に基づき、これらのフイルム収納袋を仕分けたか
ら、例えばミニラボ店で処理可能なカラーネガフイルム
と、それ以外のフイルムとを仕分ける必要がなく、フイ
ルム処理受付機から取り出すだけでよく、作業がより一
層簡単になる。また、フイルム収納袋に写真フイルムパ
トローネを挿入する場合には、このフイルム収納袋をフ
イルムの受け付け順に並べて収納することにより、フイ
ルム処理を受け付け順に行うことが簡単に行えるように
なる。
【0061】パトローネの種別を表すコードを読み取っ
た後に、注文者の電話番号や氏名、更には処理内容の指
定等の入力が無い場合にも、パトローネの種別を表すコ
ードに基づきこれらのデフォルト値を用いて受け付ける
ことにより、注文者の習熟度に応じたフイルム処理の受
け付けが可能になり、ほとんどのフイルム処理の受け付
けを無人で行うことができる。
【0062】また、フイルム種類の判別信号に基づき、
仕上がり時間や仕上がり料金を予測することができ、よ
りきめの細かいサービスを行うことができる。更に、仕
上がり料金の予測に際して、フイルム撮影枚数情報に基
づき全てのコマが撮影されているという前提でフイルム
現像料金及びプリント料金を算出することにより、実際
の料金が予測料金を越えることがなくなり便利になる。
【0063】パトローネ投入口にフイルム種別を表すコ
ードセンサを設け、このコードセンサからの検出信号に
基づきフイルム種別を判別して、フイルムの判別が行え
た場合にパトローネであると判断し、フイルムの判別が
行えない場合にパトローネでないと判断することによ
り、パトローネ投入口にセットされたものが受け付け対
象であるパトローネかそれ以外の異物かを簡単に自動判
別することができる。したがって、この判別結果によっ
て扉を操作することにより、パトローネ以外のものを受
け付けることがないようにすることができ、いたずら等
を未然に防止することができる。
【0064】また、パトローネ投入口にパトローネが正
規位置にセットされた時のみ、コードリーダーから読み
取り信号が得られるため、コードリーダでコードが読み
取れたか否かにより、パトローネの向きを自動判定する
ことができる。したがって、パトローネ投入口へのパト
ローネのセット向きを統一することができ、受け付けた
パトローネをパトローネカートリッジ等に受付順に挿入
する際に便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フイルム販売・フイルム処理受付機のブロック
図である。
【図2】本発明を実施したフイルム販売・フイルム処理
受付機の外観を示す斜視図である。
【図3】パトローネ投入口とパトローネとを示す斜視図
である。
【図4】パトローネ投入口を示す断面図である。
【図5】コントローラの機能ブロック図である。
【図6】引換券の一例を示す平面図であり、(A)はカ
ラーネガフイルムを受け付けたときのものを、(B)は
カラーリバーサルフイルムを受け付けたときのものを示
している。
【図7】コントローラにおけるフイルム受付処理の手順
の一部を示すフローチャートである。
【図8】コントローラにおけるフイルム受付処理の手順
の一部を示すフローチャートである。
【図9】コントローラにおけるフイルム販売の手順を示
すフローチャートである。
【図10】パトローネ投入口の別の実施例を示す斜視図
である。
【図11】マーク記録装置を備えた別の回収装置の概略
を示すブロック図である。
【図12】フイルム収納袋仕分け装置を備えた別の回収
装置の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
13 プリントサンプル表示部 20 金銭投入部 23 金銭装置 30 説明文表示部 31 フイルムサンプル表示部 38 フイルム取出し口 39 引換券取出し口 40 操作パネル 41 キーボード 42,101 パトローネ投入口 43 液晶パネル 45 パトローネ 47 パトローネバーコード 48 バーコードリーダー 55,56 開閉扉 65 回収装置 68 引換券 72 印字装置 73 フイルム販売装置 111 マーク記録装置 121 DP袋仕分け装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ投入口に写真フイルムパトロ
    ーネがセットされたことを検出するパトローネ検出手段
    と、写真フイルムパトローネから写真フイルムの種類を
    表すコードを読み取る読取手段と、この読取手段からの
    読み取り信号に基づきフイルム処理の仕上がり納期を求
    める手段と、前記フイルム検出センサで写真フイルムパ
    トローネを検出したときに写真フイルムパトローネを取
    り込む手段と、フイルムの処理内容を指示するための入
    力手段と、この入力手段によりフイルムの処理内容の入
    力を指令する手段と、フイルムの処理内容の入力が指示
    されてから所定時間内に入力が行われないときに、受付
    識別コード,前記仕上がり納期,及び予め記憶している
    標準処理内容を印刷して引換券を発行するとともに、前
    記所定時間内に入力が行われたときに、入力された情
    報,受付識別コード,仕上がり納期を印刷して引換券を
    発行する引換券発行手段とを備えたことを特徴とするフ
    イルム処理受付機。
  2. 【請求項2】 パトローネ投入口にセットされた写真フ
    イルムパトローネの種類を表すコードを読み取る手段
    と、この読み取り手段からの読み取り信号に基づきフイ
    ルム処理の仕上がり納期を求める手段と、写真フイルム
    パトローネをコード読み取り手段で検出したときに写真
    フイルムパトローネを取り込む手段と、フイルムの処理
    内容を指示するための入力手段と、この入力手段により
    フイルムの処理内容の入力を指令する手段と、フイルム
    の処理内容の入力が指示されてから所定時間内に入力が
    行われないときに、受付識別コード,前記仕上がり納
    期,及び予め記憶している標準処理内容を印刷して引換
    券を発行するとともに、前記所定時間内に入力が行われ
    たときに、入力された情報,受付識別コード,仕上がり
    納期を印刷して引換券を発行する引換券発行手段とを備
    えたことを特徴とするフイルム処理受付機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフイルム処理受付
    機において、 写真フイルムの種類を表すコードを読み取る読取手段を
    バーコードリーダーから構成し、仕上がり納期を求める
    手段は、前記バーコードリーダーからのバーコード信号
    に基づきフイルムをカラーネガフイルムとそれ以外のフ
    イルムとに判別して、これら判別結果から仕上がり納期
    を求めることを特徴とするフイルム処理受付機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフイルム処理受付機にお
    いて、 前記仕上がり納期を求める手段からの、カラーネガフイ
    ルムとそれ以外のフイルムとの判別信号に基づき、これ
    らを判別するマークを写真フイルムパトローネに記録す
    る手段を備えたことを特徴とするフイルム処理受付機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のフイルム処理受付機にお
    いて、 前記写真フイルムパトローネを取り込む手段はフイルム
    収納袋を備え、取り込んだ写真フイルムパトローネを各
    パトローネ毎に個別にフイルム収納袋に収納し、前記仕
    上がり納期を求める手段からの、カラーネガフイルムと
    それ以外のフイルムとの判別信号に基づき、これらを判
    別するマークを収納袋に記録するようにしたことを特徴
    とするフイルム処理受付機。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のフイルム処理受付機にお
    いて、 前記写真フイルムパトローネを取り込む手段はフイルム
    収納袋を備え、取り込んだ写真フイルムパトローネを各
    パトローネ毎に個別にフイルム収納袋に収納し、前記仕
    上がり納期を求める手段からの、カラーネガフイルムと
    それ以外のフイルムとの判別信号に基づき、これらのフ
    イルム収納袋を仕分けるようにしたことを特徴とするフ
    イルム処理受付機。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のフイルム処理受
    付機において、 前記フイルム収納袋をフイルムの受け付け順に並べて収
    納することを特徴とするフイルム処理受付機。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載のフイルム処理受
    付機において、 前記写真フイルムパトローネを取り込む手段は、写真フ
    イルムの種類を表すコードを読み取る読取手段によりコ
    ードが読み取られたときのみ、受け付け対象である写真
    フイルムパトローネであると判断してパトローネを取り
    込むようにしたことを特徴とするフイルム処理受付機。
JP14785894A 1994-06-29 1994-06-29 フイルム処理受付機 Pending JPH0815843A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002041703A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Hitachi Ltd 娯楽施設のサービスシステム
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