JP4659184B2 - 娯楽施設のサービスシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊園地やテーマパークなどの有料の娯楽施設などに用いて好適なサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊園地やテーマパークといった娯楽施設を利用する場合、その利用者はスチルカメラを持参し、その娯楽施設の場内の風景や催されるアトラクションを撮影したり、記念写真を撮ったりしている。風景やアトラクションを撮影する場合には、撮影者から見た情景を撮影するのであるが、記念写真を撮る場合には、同伴者の一人に撮影を頼んだり、他人にとって貰ったりしている。また、娯楽施設内での劇場アトラクションにおいても、観劇前に記念写真を撮るか、あるいは観劇中では、舞台の情景を撮影するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大きな娯楽施設の場合、その場内を歩き回ってアトラクションや情景を見ることになるが、その中で記念写真を撮ろうとすると、まず、スチルカメラを持参していなければならないし、また、同伴者の全員を含んだ記念写真を撮るためには、予め三脚を持参するか、全く知らない他人に撮影をお願いしなければならず、非常に不便であるし、また、他人に頼むということもそんなにしょっちゅうできるものではない。このため、同じ背景で複数枚写真を撮るということにもなるし、また、1人の場合には、風景だけの写真となってしまい兼ねない。しかも、写真撮影する場所を探すのも大変な場合もある。
【0004】
また、アトラクションなどで、例えば、カートなどに乗車してコースに沿って見て廻るような場合には、このカートから見える状況などを撮影できるだけであって、移動しているカートに乗っている利用者の状態や表情などを撮影することができない。このようなものを撮影するためには、このアトラクションに参加しない同伴者にこのコース中のどこかに居て撮影して貰うように頼むしかなく、撮影する場所も限られることになる。催されるパレードなどをみる場合も、同様である。
【0005】
さらに、娯楽施設内の劇場アトラクション会場内でアトラクションを楽しむ場合などでも、観劇しているときの利用者(即ち、舞台側から見た利用者)を撮影することができない。このような写真が撮れれば、さらに観劇の記念となるものである。
【0006】
遊園地やテーマパークなどの広い娯楽施設では、一応入場するときに場内の地図が渡されるものであるが、その地図を見ても、利用者の現在位置やレストランなどの設備の位置を認識できるのが容易でない場合もある。また、ようやくレストランを探してそこで食事をしようとしても、混んでいて待ち時間が長く、また、手間をかけて他のレストランを探さなければならないことが往々にしてある。
【0007】
さらに、娯楽施設を利用する場合、たとえ過去に利用したものであっても、その内容を知るためには、ガイドブックなどの資料を利用しなければならないのが現状である。しかも、かかる資料を利用しても、過去にどのようなアトラクションなどを楽しんだか、記憶に頼らざるを得ない。
【0008】
また、娯楽施設の利用予約はできないこともないが、その予約をするためには、予約ができる場所まで出歩かなければならず、あるいはまた、インターネットを利用して、出歩かないで予約することができるとしても、単に予約するというだけのものであって、その確認も必要となるし、また、予約した娯楽施設までの経路もガイドブックなどの資料を用いて自分で調べなければならず、非常な手間がかかることになる。
【0009】
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであって、その第1の目的は、娯楽施設での顧客が選択する場所で写真撮影のサービスを受けることができ、写真撮影の手間を省いて顧客に娯楽施設内での時間を有効に使って貰うことができるようにした娯楽施設のサービスシステムを提供することにある。
【0010】
本発明の第2の目的は、娯楽施設内でのアトラクションやレストランなどの利用設備の利用予約を簡単にできるようにした娯楽施設のサービスシステムを提供することにある。
【0011】
本発明の第3の目的は、過去に利用したことがあれば、顧客がそのときの情報を簡単に取得することができ、また、予約申込みや申し込んだ娯楽施設までの経路の取得が容易な娯楽施設のサービスシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、施設内でタグ番号が付与された電子タグを入場者に発行するタグ発行手段と、この施設内の予め決めた場所に配置され、電子タグを所持した入場者の写真撮影をする撮影手段と、撮影手段の近傍に設けられ、所定領域内に存在する電子タグを監視して、電子タグのタグ番号を検知するタグセンサと、タグセンサによるタグ番号の検知を受けて、このタグセンサが近傍に設けられている撮影手段を作動させる撮影制御手段と、夫々の撮影手段で撮影した写真情報をこのタグ番号と関連付けて保存するデータベースと、データベースに保存された写真情報をタグ番号毎に読み出すデータ読み出し手段とを備えた構成とするものである。
【0013】
また、本発明は、撮影制御手段が、タグセンサが電子タグのタグ番号を検知してから所定時間経過後に撮像手段を作動させて写真を撮影するものである。
そして、撮影制御手段は、タグセンサが電子タグのタグ番号を検知した後撮影手段を作動させるまでの間、この電子タグが所定領域から出たか、別の電子タグが所定領域内に入ったかを監視し、この電子タグが所定領域内にあり、かつ、別の電子タグが所定領域内に入らなかった場合に、撮影手段を作動させて写真の撮影を行なわせるものである。
また、タグ番号は、入場日やこの入場日での入場順序などの情報から成って、同伴者の電子タグには、入場口と入場順序とが等しいタグ番号が付与され、撮影制御手段は、同伴者同士の電子タグを同じ電子タグと見なして、撮影手段を作動させるものである。
【0014】
さらに、本発明は、電子タグのタグ番号を照合して、写真の引換券を提供するチェックアウト手段を有し、タグ番号は、入場日やこの入場日の入場順序などの情報から成って、同伴者の電子タグには、入場口と入場順序とが等しいタグ番号が付与され、電子タグは、上記のタグ発行手段により、タグ番号のほかに、施設の撮影手段によって撮影される写真の受け取り方法や受取方法が写真情報の端末へのダウンロードであるときの電子メールのアドレス、受取方法が持ち帰りである場合の写真受取人の氏名、受取方法が郵送である場合の写真受取人の住所と氏名などの付加情報が書き込まれており、上記チェックアウト手段が、この付加情報に基づいて、撮影手段で撮影した写真の提供方法を決めるものである。
【0015】
さらに、本発明は、施設の出口ゲートに、電子タグを所持した退場者が通るとき、この電子タグを検知して警告音を発生する警告手段を設けられている。
【0016】
さらに、本発明は、施設内のアトラクション会場やレストランなどの利用設備に対して予約をするための予約手段を有し、予約手段は、電子タグのタグ番号が提示されることにより、各利用設備での利用状況や予約状況を提供し、かつ所望とする利用設備が選択されることによってタグ番号を登録し、選択された利用設備での予約を登録したタグ番号に対して行なうものである。
【0017】
さらに、本発明は、予約手段が、選択された利用設備の予約可能な時間帯を提示するものである。
【0018】
さらに、本発明は、タグ発行手段が、同伴の複数の入場者に発行する電子タグに同一タグ番号を付与し、電子タグのタグ番号を読み取って、読み取ったタグ番号の電子タグの施設内での現在位置を示す地図を表示画面に表示する位置検索手段を施設内に適宜配置し、位置検索手段は、他の位置で配置される位置検出手段が読み取ったタグ番号の位置情報も受信し、同じタグ番号の複数の電子タグの現在位置を表示画面で表示される同じ地図上に表示するものである。
【0019】
さらに、本発明は、施設の会員毎に体験したアトラクションや未体験のアトラクションに関する情報を来歴情報として格納したサーバと、会員による外部端末からの要求に応じて、サーバに格納されたこの会員に該当する来歴情報を外部端末に提供する手段とを設けたものである。
【0020】
さらに、本発明は、来歴情報が、会員による施設の過去の利用日や利用回数,利用した設備に関する情報を含むものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による娯楽施設のサービスシステムの一実施形態を示す概略構成図であって、1a〜1cはデジタルカメラ、2a〜2cはタグセンサ、3はシャッタ受信機、4は車両位置検出装置、5a〜5cは写真撮影制御用PC(パソコン)、6はネットワーク、7はデータ管理サーバ、8は大容量ストレージ、9はデータ長期保存ストリーマ、10はデータ書き出し用PC、11はCD−RやDVD−R、12はフラッシュメモリ、13はプリンタ、14は電子タグ発券ターミナル、15はカードリーダ、16はタグ貸出し口、17は位置検索ターミナル、18はタグセンサ、19はレストラン等予約ターミナル、20はタグセンサ、21はチェックアウトターミナル、22はタグセンサ、23はレシート印刷部、24は外部通信網、25はユーザのPC等、26はインターネット・サーバ、27はゲートウェイである。
【0022】
なお、以下では、娯楽施設として、テーマパークを例に説明するが、他の娯楽施設であっても同様である。
【0023】
同図において、デジタルカメラ1aとダグセンサ2aとシャッタ受信機3とが1組となって、テーマパーク内の予め決められた記念写真を撮る場所毎に設置されている。写真撮影制御用PC5aは、タグセンサ2aの検出出力とシャッタ受信機3の受信出力とに応じてデジタルカメラ1aを動作させ、これによって記念写真が撮影される。また、デジタルカメラ1bとダグセンサ2bと車両位置検出装置4とが1組となって、テーマパーク内のライドアトラクションやパレードが行なわれる場所毎及び記念撮影ポイント毎に設置されている。写真撮影制御用のPC5bは、タグセンサ2bの検出出力と車両位置検出装置4の受信出力とに応じてデジタルカメラ1bを動作させ、これによって撮影が行なわれる。さらに、デジタルカメラ1cとダグセンサ2cとが1組となって、テーマパーク内の劇場内に設置されている。写真撮影制御用のPC5cは、タグセンサ2cの検出出力に応じてデジタルカメラ1cを動作させ、これによって撮影が行なわれる。
【0024】
このテーマパークに入場するときには、入場者に入場券などが挿入可能なケースに無線送受信装置を設けた電子タグが渡されるが、この電子タグに割り当てられた番号(タグ番号)が、ID(Idetification)として、送信できるようにしている。図2はこの電子タグの具体例を示すものである。
【0025】
図2(a)〜(c)はその一具体例を示すものであって、同図(a)は表面側を、同図(b)は裏面側を、同図(c)は側面を夫々示している。
図2(a)〜(c)に示す具体例は、電子タグ30の表面側に入場券をいれるためのクリアカバー31が形成されており、また、裏面側にICチップやアンテナからなる通信部32が設けられている。このICチップはメモリも含んでおり、このメモリに上記のタグ番号や後述の付加情報が格納保持され、また、このメモリからタグ番号や付加情報が読み出されて送信することができる。
【0026】
また、電子タグ30の上辺側には、クリップ33が設けられ、このクリップ33でシャツなどのポケットの上辺を挟むことにより、この電子タグ30を衣服の胸元部分に取り付けることができる。この具体例での通信部32は、外部からの所定の信号を受信すると、ICチップが動作してメモリのタグ番号や、必要に応じて、付加情報を送信するものであり、これを図1におけるタグセンサ2a〜2cが受信することになる。
【0027】
図2(d)〜(f)に示す具体例は、基本的には図2(a)〜(c)に示した具体例と同様であるが、電子タグ30の上部にケース34が設けられ、その中にバッテリ35や無線通信回路36が収納され、また、このケース34の表面にシャッタボタン37やメッセージ表示部38が設けられている。また、クリップ33がこのケース34の裏面側に設けられている。
【0028】
シャッタボタン37を操作すると、その操作出力が無線通信回路36で形成され、通信部32のアンテナから送信されてシャッタ受信機3(図1)で受信される。
【0029】
以上のように、撮影される側が撮影を制御し、撮影される側の意思に合った撮影を行なうことができる。
【0030】
なお、図2(a)〜(c)で示すシャッタボタンを有しない電子タグ30を用いる場合には、図1における写真撮影制御用PC5aは、後述するように、タグセンサ2aで電子タグ30からの信号を受信した後(あるいは、この電子タグ30を有する利用者(入場者)が記念写真のための所定の位置に立って後)、所定の時間が経過すると、デジタルカメラ1aを動作させて撮影を行なわせる。
【0031】
また、ライドアトラクションやパレード,劇場アトラクションの場合も、写真撮影制御用のPC5b,5cが電子タグ30に対して同様の動作を行なう。
また、電子タグ30の送受信範囲は近距離であり、電子タグ30がタグセンサ2a〜2cからこの範囲内に近づくと、タグセンサ2a〜2cがこの電子タグ30を検知することができる。このための通信方式としては、独自の方式を用いるようにしてもよいが、携帯電話での通信方式やブルートゥースなどの近距離無線通信方式を利用するようにしてもよい。
さらに、この実施形態では、かかる電子タグ30を用いるものとして説明するが、それ以外でも、専用の端末や携帯電話に入場時IDを入力し、これを用いるようにしてもよい。
【0032】
写真撮影制御用のPCV5a〜5cはテーマパーク内のLAN(Local Area Network)などのネットワーク6を介して、データ管理サーバ7で管理される大容量ストレージ(データベース)8に接続されており、デジタルカメラ1a〜1cで撮影された写真映像が必要な情報とともにこの大容量ストレージ8に期限付きで格納保存される。この大容量ストレージ8に保存されている写真映像は、データ読出し用PC10の適宜の操作のもとに、読み出されてCD−RやDVD11,フラッシュメモリカード12などに記録し、入場者に提供することができるし、また、プリンタ13で印刷することにより、写真として入場者に提供することができる。
【0033】
さらに、このネットワーク6をゲートウェイ27を介してインターネットなどの外部通信網24と接続されており、この外部通信網24を介して外部から写真を要求することができる。即ち、このテーマパークを退出するときに、これまで撮影した写真映像を、上記のように、CD−R,DVD11やフラッシュカード12、あるいはプリンタ13でプリントアウトして受け取ることができるが、自分のPC25などにダウンロードすることもできる。また、会員制が取られている場合、この会員に、その来歴情報として、過去の写真を提供することができるようにするために、過去にこのテーマパークを利用したときにサービスした写真映像がデータ長期保存ストリーマ9にも保存される。
【0034】
そこで、外部通信網24に接続されたユーザのPC25などから所定の写真の要求があると、保存期限内であれば、大容量ストレージ8に格納されている所定の写真映像を外部通信網24を介して要求したユーザのPC25などに送ることができる。また、会員が、来歴情報として、過去にサービスを受けた写真を要求した場合には、データ長期保存ストリーマ9から該当する写真映像を読み出して送る。さらに、テーマパークの退出者の要求に応じてインターネットサーバ26にユーザのホームページを開設し、そこに必要な写真映像をダウンロードするようにすることができる。この場合でも、ユーザが要求する写真映像がこの大容量ストレージ8から読み出され、このホームページに送り込まれることになる。
【0035】
また、このインターネットサーバ26には、会員毎にその来歴情報を格納したホームページが解説されている。この来歴情報としては、会員のこのテーマパークの過去の利用日や利用回数,テーマパーク内の利用したアトラクションやレストランなどの設備,会員が利用していないアトラクション,お薦めのアトラクションなどの案内情報などである。
【0036】
テーマパークの入口には、カードリーダ15や電子タグ貸出し機構を有する電子タグ発券ターミナル14が設置されており、入場者に電子タグ30の貸出しができるようにしている。また、このテーマパークの出口には、電子タグ回収のためのタグセンサ22や写真引換券などのレシートを発券するレシート印刷機構23などを有するチェックアウトターミナル21が設置されており、電子タグ30の回収とレシートの発券を行なうようにしている。
【0037】
また、このテーマパーク内の複数の個所には、タグセンサ18を備えた位置検索ターミナル17が配置されており、場内での自分の位置の確認や迷子になった同伴者の位置検索ができるようにしている。さらに、このテーマパーク内の複数の個所には、タグセンサ20などを備えた予約ターミナル19が設置されており、その設置位置からレストランなどの混み具合を知ることができ、また、予約などを行なうことができるようにしている。
【0038】
次に、以上の構成をなすこの実施形態の使用形態について説明する。
【0039】
この実施形態では、図1における顧客(ユーザ)のPC25など外部から入場券の予約などができるようになっている。図3はその動作の一具体例を示すフローチャートである。
【0040】
同図において、例えば、顧客がそのPC25で所定の操作をすると、図4に示すメニュー画面H1が表示される。ここでは、○○パークというテーマパークに申し込むものとし、メニュー画面H1では、「A 事前予約」,「B 会員サービス」及び「C 写真を見る」のいずれかのメニュー項目を選択できるものとする。そこで、まず、入場を予約するメニュー項目「A 事前予約」を選択した場合について、PC25に表示される画面を示す図5を用いて説明する。
【0041】
図3及び図5において、図4に示すメニュー画面H1でメニュー項目「A 事前予約」を選択すると(ステップ100)、PC25の表示画面上に入力画面H2が表示され、その指示に従って、サービスを受ける日(入場日)や人数(ステップ101),電子タグの受け取り方法(ステップ102),○○パークまでの交通手段(ステップ103)の入力を行ない、また、顧客がこのテーマパークの会員ならば、会員番号を入力し、会員でなければ、会員になるか否かの指示をする(ステップ104,105)。電子タグの受け取り方法としては、郵送して貰うか、当日○○パークの入口で受け取るかを選択できる。
【0042】
以上の入力が終了して「次」ボタン39を選択操作すると、入力画面H2で入力した交通手段に応じて、テーマパークまでのコースを示す地図情報がテーマパークからインターネットなどでサービスされ、これをPC25の表示画面上で確認することができる。具体的には、顧客が会員である場合には、この顧客が来場するときの選択した交通手段に合わせた出発地からテーマパークまでの地図情報と所要時間や交通機関の料金などが表示され、このように表示された地図情報などをこの会員に送付することを知らせるメッセージも表示される。また、車やバスを選んだ非会員の場合には、この非会員の住所を問い合わせ、電車を選んだ非会員の場合には、その最寄りの駅を問い合わせ、それらを出発地としてこの非会員が選択した交通手段に合わせたテーマパークまでの地図情報やその所要時間,交通機関の料金などを、会員の場合と同様に、知らせ、それを送付する旨のメッセージも表示させる。
【0043】
なお、かかる情報は図1に図示しないデータベースに格納されている。地図情報としては、詳細な道路地図や交通機関の地図などの情報であり、これら地図上での主要な各場所からこのテーマパークまでの所要時間や交通料金などの情報も格納されている。顧客の出発位置が分かると、この出発地からテーマパークまでの経路が分かる地図情報がこのデータベースから読み取られ、また、この経路を指定した交通手段で利用したときの所要時間や料金が計算され、地図情報とともに外部通信網24を介してPC25に送られる。
【0044】
このような画面を確認後、この画面での「次」ボタンを選択操作すると、PC25の表示画面上に入力画面H3が表示され、後述のように○○パークで撮られた写真の受取方法の選択画面H3が表示され、PC25などへのダウンロード,持ち帰り,郵送のいずれかを選択できる(ステップ106)。このダウンロードは、この申込者が○○パークから退出した後に、大容量ストレージ8から該当する写真映像が読み出されて行なわれ、また、持ち帰りや郵送の場合には、写真画像が記録されたCD−RやDVD−R,フラッシュカードとして渡されるか、プリントアウトした写真として渡されるかも選択できる。これらは図1でのデータ書き出しPC10が大容量ストレージ8から読み出すことによって作成される。
【0045】
選択画面H3で以上の選択が終了し、「次」ボタン39を選択操作すると、予め入場券を購入するための入力画面H4が表示される(ステップ107)。当日購入する場合には、「次」ボタン39を選択操作すればよいが、前もって購入する場合には、この入力画面H4において、入場日と入場人員とを入力し(ステップ108)、「次」ボタン39を選択操作する。そして、入力画面H4で「次」ボタン39が選択操作されると、料金の支払い方法を選択できる選択画面H5が表示される(ステップ109)。この選択画面H5では、選択画面H3での選択(ステップ106)によって決まる写真の金額と入力画面H4で申し込んだ入場券の料金(ステップ108)との合計の金額が表示され、その合計料金の支払い方法として、「振り込み」,「カード」,写真の「受け取りの際」のいずれかを選択することができる。
【0046】
この選択をして「次」ボタン39を選択操作すると、選択画面H3で選択した写真の受け取り方法に応じて、送り先などの入力画面に移る(ステップ110)。なお、選択画面H3での写真の受け取り選択(ステップ106)を行なわない場合には、選択画面5が表示されるステップ109まででメニュー項目「A 事前予約」(図4)の動作が終了し、さらに、入力画面H4で入場券の購入(ステップ108)をしない場合には、この入力画面H4で「次」ボタン39を選択操作することにより、メニュー項目「A 事前予約」(図4)の動作が終了する。これにより、図4に示すメニュー画面の表示に戻る。
【0047】
以上のように、利用者が自動車心サービスの提供を受ける前に撮影される写真の受け取り方法を決めておくことにより、遊園地やテーマパークなどから退場するときに、短時間に利用者が望む方法で写真情報を提供することができる。
【0048】
選択画面H3で、いま、項目「ダウンロード」を選択したとすると、PC25の表示画面に電子メールのアドレスやパスワードを入力するための入力画面H6が表示され(ステップ111)、項目「お持ち帰り」を選択したとすると、PC25の表示画面に申込者の名前やパスワードを入力するための入力画面H7が表示され(ステップ112)、項目「郵便」を選択したとすると、PC25の表示画面に申込者の名前や住所を入力するための入力画面H8が表示される(ステップ112)。そして、以上の入力が終了してPC25の決定操作を行なうと、図4に示すメニュー画面の表示に戻る。
【0049】
次に、メニュー画面H1でメニュー項目「B 会員サービス」を選択した場合について、PC25に表示される画面を示す図6を用いて説明する。このメニュー項目は、特に会員へのサービスとして、○○パークに入場して既に写真を撮ったアトラクションとそうでないアトラクションとを紹介し、次にこの○○パークに入場するときの見学の計画の資料を提供するものである。○○パークでは、その会員についての情報が保存されている。
【0050】
図3及び図6において、図4に示すメニュー画面H1でメニュー項目「B 会員サービス」を選択すると(ステップ100)、PC25の表示画面上に入力画面H9が表示され、その指示に従って、会員番号とパスワードを入力する(ステップ120)。そして、その入力情報を確認後、「次」ボタン40を選択操作すると、インターネット・サーバ26でのこの会員に解説されているホームページの来歴情報が読み出され、これを表わす紹介画面H10が表示される(ステップ121)。従って、この紹介画面H10では、この会員がこれまで参加して写真を撮ったアトラクションがそのとき撮った写真や簡単な説明文とともに、この会員の来歴情報として表示され、また、これまで参加していないお薦めのアトラクションなどの紹介なども行なわれる。そして、この確認後、PC25で終了操作を行なうと、図4に示すメニュー画面H1に戻る。
【0051】
以上のように、撮影された写真映像に基づいて利用者の好みなども把握することが可能であり、利用者に適した情報をタイムリに提供することを行なうことができる。
【0052】
なお、以上の予約手続きにより、入力画面H2で選択した受け取り方法で電子タグ30を受け取ることができるのであるが、この受け取った電子タグ30では、画面H2〜H8で入力した各情報が付加情報として、読み取り可能に、通信部32(図2)のICチップのメモリに格納されている。
【0053】
次に、メニュー画面H1でメニュー項目「C 写真を見る」を選択した場合について、PC25に表示される画面を示す図7を用いて説明する。○○パークで撮った写真は期限付きでデータ長期保存ストリーマ9(図1)に保存されており、これをこの「C 写真を見る」を選択することによって外部のPC25から見ることができ、また、入手できるようにしたものである。
【0054】
図3及び図7において、図4に示すメニュー画面H1でメニュー項目「C 写真を見る」を選択すると(ステップ100)、PC25の表示画面上に入力画面H11が表示され、その指示に従って、タグ番号か、会員であれば、会員番号を入力し、さらに、パスワードを入力すると(ステップ130)、前回○○パークで撮った写真を表示した画面H12が表示される(ステップ131)。このタグ番号は、前回○○パークで使用した電子タグ30の番号であり、パスワードは図5に示した画面H6,H7などで入力したものである。かかるパスワードは、このようなことにも用いる場合もあるので、電話番号などの思い出し易いものを使用した方がよい。
【0055】
画面H12では、入場日とともに、そのときの撮られた写真が表示され、また、追加メニューとして、これら写真の入手サービスについても案内される。ここでは、写真の受け取り方法として、項目「ダウンロード」,「ホームページ作成サービス」及び「郵送サービス」のいずれかを選択できるようにしている(ステップ132)。
【0056】
いま、項目「ダウンロード」を選択したとすると、この場合はサービスは無料とし、この旨の説明と保存先のPCドライブを指定して欲しい旨の指示とが表示される画面H13が表示され(ステップ133)、項目「ホームページ作成サービス」を選択したときには、今後のサービスとして年間の費用や振り込み,カードといった支払い方法を選択できる画面H14が表示され(ステップ134)、項目「郵送サービス」を選択したときには、どのような形態で写真映像を送るか、また、その料金支払い方法法を選択する画面H15が表示される(ステップ135)。かかる画面H13〜H15で指示される操作の後、「次」ボタン42を操作すると、図4に示したメニュー画面H1に戻り、写真のサービスを受けることができるようになる。
【0057】
なお、上記の項目「ホームページ作成サービス」を受ける場合には、そのサービス期間も、1週間,1ヶ月というように、限られ、ホームページを開いたとしても、その決められた期限が経過すると、それが閉じられてサービスが受けられなくなるようにしてもよいし、また、1回このホームページをアクセスして写真を読み出すと、このホームページは閉じられてサービスが受けられないようにしてもよい。これは、かかるサービスが無制限に受けられないようにするものであり、所定期間ホームページをアクセスしない場合には、このサービスを受ける権利を放棄したものとするものである。
【0058】
以上のように、期間やアクセス回数などでもって撮影された写真映像のデータ管理サーバでの管理を取り止めるようにしたため、データ管理サーバの容量を一定のものとすることができ、利用年数や利用者数によって新たな設備を整えることを低減することができる。
【0059】
図8は図1における電子タグ発券ターミナル14の一具体例を示す外観斜視図であって、43はタッチパネル付きの表示画面、44はタグ貸出口、45はカード挿入口、46は現金挿入口である。
【0060】
かかる電子タグ発券ターミナル14は、テーマパークの入口に近い位置やそれ以外の適当な位置に配置されており、テーマパークの入場者が写真撮影などのサービスを受けたい場合には、この電子タグ発券ターミナル14で電子タグ30を借りることができるようにしている。この電子タグ発券ターミナル14は、画面操作が可能なタッチ付き表示画面43とサービスを受けるための料金を支払うためのカード挿入口45や現金挿入口46と電子タグ30を受けるためのタグ貸出口44とが設けられている。
【0061】
次に、この電子タグ発券ターミナル14の動作を示す図9のフローチャートとこの動作に応じて電子タグ発券ターミナル14の表示画面43に表示される画面を示す図10とを用いて、この電子タグ発券ターミナル14の発券動作について説明する。
【0062】
図8〜図10において、まず、この表示画面43を手で触れると、初期画面H16が表示され、その指示に従って、同伴者も含めた人数(ステップ140)や、電子タグ30の申込者がこのテーマパークの会員ならば、その会員番号を入力し、会員でなければ、会員になるか否かの選択をすることができる(ステップ141,142)。しかる後、「次」ボタン47を選択操作すると、○○パークで撮られた写真の受け取り方法の選択画面H17が表示され、PC25などへのダウンロード,持ち帰り,郵送のいずれかを選択できる(ステップ143)。これは、図5の選択画面H3を用いて行なう図3でのステップ106の場合と同様である。
【0063】
選択画面H17での選択操作が終わって「次」ボタン47を選択操作すると、このときの合計料金を表示し、その支払い方法を選択する選択画面H18が表示され、そのいずれかを選択して「次」ボタン47を操作した後、その選択した支払い方法に従って、カードならば、それをカード挿入口45から挿入してカードリーダ15(図1)で読み取らせ、現金ならば、それを現金挿入口46から挿入する(ステップ144)。そこで、ステップ143で選択した写真の受け取り方法に応じて(選択画面H17)、「ダウンロード」を選択した場合には、メールアドレスやパスワードを入力するための入力画面H19が表示され(ステップ146)、「お持ち帰り」を選択した場合には、名前やパスワードを入力するための入力画面H20が表示され(ステップ147)、「郵送」を選択した場合には、名前や住所を入力するための入力画面H21が表示される(ステップ148)。
【0064】
これら画面での入力操作が終了し、図示しないボタン(この場合、「次」ボタン47を表示していてもよい)を操作すると、タグ貸出し部16(図1)が動作して、タグ貸出口44から初期画面H16で入力した人数分の電子タグ30が排出される。同伴者全てに電子タグ30が行き渡ることになる。また、表示画面43は初期画面H16の表示前の状態に戻る。
【0065】
このようにして、テーマパークの場内でも、簡単な操作でもって電子タグ30を借りることができる。なお、初期画面H16で入力した人数分の電子タグ30が同伴者のものとして貸し付けられるが、これら電子タグ30のタグ番号は(図31で後述する同伴者番号を除いて)全て同じである。このようにすることにより、同時に来場する家族やグループ単位で写真映像を管理することが可能となり、撮影された写真映像を速やかに提供することが可能であるし、また、後述する迷子を探す場合、非常に便利である。
【0066】
なお、かかる操作によって得られる電子タグ30では、図10に示す画面H16〜H21で入力された各情報が付加情報として、これに付与されるタグ番号とともに、通信部32(図2)のICチップでのメモリに格納保存される。
【0067】
図11は図8〜図10で説明したようにして借り受けた電子タグ30を用いて記念写真を撮る方法を示す図である。同図(a)は記念写真を撮っている情景を、また、同図(b)は同図(a)での各部の配置関係を夫々示したものであって、48は背景となる看板、49a,49bは記念写真を撮る入場者であり、前出図面に対応するものには同一符号を付けている。
【0068】
図11(a),(b)において、記念写真を撮る場所に、ここでは、看板48が設けられており、これに対向した位置にデジタルカメラ1aが設置されている。そして、例えば、この看板48に近接してタグセンサ2aが設けられている。入場者49a,49bが所有する電子タグ30は伝送距離が短いものであるが、タグセンサ2aの受信可能な距離も短いものとする。従って、電子タグ30を持っている入場者49a,49bがこのタグセンサ2aに近づかないと、従って、看板48に近づかないと、タグセンサ2aは電子タグ30を検知することができない。なお、シャッタ受信機3(図3)も、図示しないが、看板48に近接して設けられているが、電子タグ30からのシャッタ信号(図2(b))が受信可能な範囲であれば、任意の場所に設置することができる。また、かかるタグセンサ2aやシャッタ受信機3と写真撮影制御用PC(図1)との間の通信は、有線でも、無線でもよい。
【0069】
次に、図12に示すフローチャートを用いてこの実施形態の写真撮影動作について説明する。なお、図12(a)は電子タグ30が図2(a)〜(c)で示したようなシャッタボタンを有しないものであるときのものであり、図12(b)は電子タグ30が図2(d)〜(f)で示したようなシャッタボタンを有するものであるときのものである。
【0070】
まず、電子タグ30がシャッタボタンを有しない場合には(これは、このテーマパークでは、貸し出される電子タグ30が全てこのようなタグであって、図1に示したシャッタ受信機3は設置されていないことを意味している)、図11及び図12(a)において、写真撮影制御用PC5a(図1)が、タグセンサ2aが電子タグ30を検知するまで、待機した状態にある(ステップ150)。入場者49a,49bが記念写真を撮るために、看板48の前に立つと、タグセンサ2aが、これら入場者49a,49bの電子タグ30からのタグ番号を受信することにより、その電子タグ30を検出し、その検出出力を写真撮影制御用PC5aに送る。これにより、この写真撮影制御用PC5aは看板48の前に記念撮影する入場者が立ったことを検知し、図示しない信号処理装置やスピーカを駆動させて「写真を撮ります」といったようなアナウンスを行なう(ステップ151)。そして、これとともに、記念撮影する入場者49a,49bが所望とするポーズをするまでの時間を与えるために、音声を発するなどしてカウントダウンを開始し(ステップ152)、カウントダウンの終了とともに、写真撮影制御用PC5aがデジタルカメラ1aを動作させて撮影を行なうものであるが(ステップ156)、その間に記念撮影する入場者49a,49bが動いて電子タグ30がタグセンサ2aで検知できない状態になった場合には、その旨をアナウンスし(ステップ153)、このようなカウントダウン中に他の入場者が入り込んできて、その電子タグ30が発するタグ番号がタグセンサ2aで検知された場合には(ステップ154)、それを注意するアナウンスが行なわれて(ステップ155)、再びカウントダウンをやり直す(ステップ152)。この場合、同時に記念写真を撮る入場者49a,49bは、通常、同伴者であり、同伴者の電子タグ30から出力されるタグ番号は同じであるから、他人がこの記念撮影場所に入り込んでくると、他のタグ番号がタグセンサ2aが検知されることになり、これにより、他人が入り込んできたことが判定できる。
【0071】
なお、他人同士で一緒に記念写真を撮るような場合もあるが、この場合、カウントダウンを開始する(ステップ152)前にそれらが看板48の前に立てば、タグセンサ2aはこれらのタグ番号を写真撮影制御用PC5aに送り、その撮影を可能とする。但し、この場合には、撮影された他人同士の夫々の入場者が撮影したものとして、大容量ストレージ8(図1)に写真情報が登録されることになる。即ち、後述するように、同じ写真映像に対して複数の異なるタグ番号が登録されることになる。
【0072】
このようにして、写真撮影が終わると(ステップ156)、撮影のお礼と次の撮影を勧めるアナウンスがなされて(ステップ157)、ステップ150に戻り、次の記念撮影が要求されるまで待機する。撮影された写真映像は、タグ番号や日付(撮影日)などの必要な情報とともに、データ管理サーバ7(図1)の管理のもとに大容量ストレージ8に保存される。
【0073】
このようにして、カメラを持参しなくとも、同伴者全員がまとまって記念写真を撮ることができる。
【0074】
次に、電子タグ30が、図2(d)〜(f)に示したように、シャッタボタンを有する場合には(これは、このテーマパークでは、貸し出される電子タグ30が全てこのようなタグであって、図1に示したシャッタ受信機3が上記のように設置されていることを意味している)、図12(b)に示すように動作する。このときの動作は、シャッタボタン37(図2(d))の操作によってデジタルカメラ1aが写真撮影する(ステップ162)ものであって、それ以外の動作は図12(a)に示した動作と同様である。即ち、ステップ160,161と図12(a)のステップ150,151の動作と同様であり、ステップ163〜167は図12(a)のステップ153〜157の動作と同様である。
【0075】
図13はライドアトラクションに参加して写真撮影する情景を示す図であって、ここでは、入場者51は乗り物50に乗ってアトラクションを楽しむものであるが、この乗り物50のコースに沿って所定の個所にデジタルカメラ1b(図1)が配置されており、入場者51がデジタルカメラ1bの視野内の所定の位置に来ると、これを検知してデジタルカメラ1bが作動し、記念写真を撮るものである。ここで、入場者51がデジタルカメラ1bの視野内の所定の位置に来たことを検知する方法として、ゲート式とシート式とがあり、これを図14によって説明する。
【0076】
なお、ここでは、かかるランドアトラクション会場に入場する場合、写真を撮るか否かの選択をするものであり、写真を撮ることを選択した入場者の電子タグ30のみが登録され(具体的には、タグ番号を登録する)、登録された電子タグ30を有する入場者のみが撮影される。
【0077】
図14(a)はゲート式による検知方法を示すものであって、図14(a)の(イ),(ロ)に示すように、乗り物50のコースでの写真を撮る場所にゲート52が配置され、これにタグセンサ2bが設けられている。かかるゲート52は、乗り物50の通路の両側に互いに対向して設けられる。
【0078】
そこで、コースに沿って移動する乗り物50に登録された電子タグ30を有する入場者(乗客)51a,51bが乗車しているものとして、まず、乗客51aがこれらのゲート52間を通過すると、これらゲート52のいずれかのタグセンサ2bがこの乗客51aの電子タグ30を検知し、これによって写真撮影制御用PC5b(図1)がデジタルカメラ1bを作動させ、このデジタルカメラ1bによってこの乗客51aが撮影される。それに続いて、図14(a)の(ハ)に示すように、乗客51bがこれらのゲート52間を通過すると、同様にして、これらゲート52のいずれかのタグセンサ2bがこの乗客51bの電子タグ30を検知し、これによって写真撮影制御用PC5bがデジタルカメラ1bを作動させ、このデジタルカメラ1bによってこの乗客51bが撮影される。これがゲート式の検知方法である。
【0079】
図14(b)はシート式の検知方法を示すものであって、図14(b)の(イ),(ロ)に示すように、乗り物50の座席(シート)毎にタグセンサ2bが設けられているものであって、登録された電子タグ30を有する乗客51がこの乗り物50のどの座席に座っているのかを、まず、検知するものである。例えば、図14(b)の(ロ)の場合、乗客51a,51bが登録された電子タグ30を有しているものとし、乗り物50が左方向に移動するものとすると、夫々の電子タグ30を検出するタグセンサ2bにより、乗客51aは乗り物50の前列左側に座っており、乗客51bは同じく後列右側の座席に座っているものと検出されることになる。勿論、座席番号をもって乗客51a,51bの乗り物50での位置を表わすようにしてもよい。
【0080】
そして、かかる乗客の乗り物50での位置情報とともに、この乗り物50のコースに沿って配置される車両位置検出装置4(図1)によってこの乗り物50の位置も常時検出され、これらの位置情報をもとに、写真撮影制御用PC5b(図1)は登録した電子タグ30を有する乗客の位置を常時監視している。
【0081】
そこで、図14(c)の(イ)に示すように、写真撮影制御用PC5bは、以上の位置情報をもとに、乗客51aがデジタルカメラ1bの視野内の特定の位置に来たことを検知すると、デジタルカメラ1bを作動させて乗客51aを撮影し、次に、図14(c)の(ロ)に示すように、乗客51bがデジタルカメラ1bの視野内の特定の位置に来たことを検知すると、デジタルカメラ1bを作動させて乗客51bを撮影する。
【0082】
これら乗客51a,51bの位置の検出方法としては、その一例として、車両位置検出装置4でもって乗り物50の先頭位置を常時検出し、この検出した先頭位置に乗り物50でのこの先頭位置からこれら乗客51a,51bまでの進行方向の距離を減算するようにすればよい。
【0083】
図15(a)はこのゲート方式を用いた場合の動作手順を示すフローチャートであって、まず、ライドアトラクション会場に入場する場合には、写真撮影を希望するか否かを決め(ステップ170)、写真撮影を希望しない場合には、そのまま入場して乗り物に乗る(ステップ175)。写真撮影を希望する場合には、アトラクション会場の入場ゲートで電子タグ30を提示し、そのタグ番号を登録してから(ステップ171)、乗り物に乗り込む(ステップ172)。その後、その乗り物はスタートし、コースに沿って移動するが、図14(a)で説明したように、その移動中、センサゲート52を通過する毎に電子タグ30が登録されていることが認識されて電子タグ30の位置が認識され(ステップ173)、その位置から所定の時間を経たタイミング(このタイミングに登録された電子タグ30を有する乗客51がデジタルカメラ1bの視野内の所定の位置にある)でデジタルカメラ1bによる撮影が行なわれる(ステップ174)。
【0084】
このようにして、ライドアトラクションに参加している乗客が、参加した状態で、写真撮影がなされることになる。
【0085】
図15(b)はこのシート方式を用いた場合の動作手順を示すフローチャートであって、ステップ180〜182及びステップ185は図15(a)におけるステップ170〜172及びステップ175と同じである。
【0086】
そこで、乗り物50に乗り込むと(ステップ182)、図14(b)で説明したように、登録した電子タグ30を有する乗客51の乗り物50での位置関係が検出され、写真撮影制御用PC5b(図1)に保持される(ステップ183)。その後、その乗り物50はスタートし、コースに沿って移動するが、図14(c)で説明したように、車両位置検出装置4(図1)でこの乗り物50の先頭位置が常時検出され、これとともに、この乗り物50でのこの乗客51の位置も算出される。そして、この乗客51の位置がデジタルカメラ1bの視野内の所定の位置に達したことが検出されると、そのタイミングでデジタルカメラ1bによる写真撮影が行なわれる(ステップ184)。
【0087】
このようにして、この場合も、ライドアトラクションに参加している乗客が、参加した状態で、写真撮影がなされることになる。
【0088】
図16はパレードの見物しているときの写真を撮る情景を示す図であって、パレードとともにデジタルカメラ1bを搭載した台車54が移動し(この台車54は、パレードの中に含まれるようにしてもよいし、また、パレードの後から付いていくようにしてもよい)、この台車54が写真を希望する入場者53に近づくと、デジタルカメラ1bが作動して入場者53の写真を自動的に撮るものである。この場合、パレードの見物中の状態を写真撮影してもらいたい場合には、図13〜図15で説明したライドアトラクションの場合と同様、例えば、電子タグ30を取得したときなどに所有する電子タグ30のタグ番号を予め登録しておく。
【0089】
図17(a),(b)はその写真撮影の方法を示す図であって、台車54はパレードとともに移動し、これとともに、これに搭載されているデジタルカメラ1bは左右に向きを変え、その視野を左右に振る。一方、見物客(入場者)はその沿道に沿ってパレードを待つのであるが、このパレードが行なわれる沿道の両側に所定の間隔をもってタグセンサ2bが配置されている。これらタグセンサ2bの間隔は、登録した電子タグ30を有する見物客がこの沿道に待機すれば、その電子タグ30をいずれかのタグセンサ1bが必ず検出する(この電子タグ30が発信するタグ番号を読み取る)程度の間隔に設定されている。また、沿道には、図示しないが、この台車54の位置を検出する車両検出装置4(図1)が設置されており、これによって台車54の位置が常時検出されている。
【0090】
写真撮影制御用PC5b(図1)は、この車両検出装置4の検出出力から常時台車54の位置(従って、ビデオカメラ1bの位置)を監視しており、これとともに、登録された電子タグ30をこれに最も近いタグセンサ2bが検出することにより、この電子タグ30を所有する見物客53の位置も把握している。また、写真撮影制御用PC5bは、上記のように、デジタルカメラ1bの向きを左右に振らせているが、これによって変化するデジタルカメラ1の視野の向き(さらに具体的には、カメラレンズ(図示せず)の光軸の方向)も監視している。
【0091】
そこで、登録されている電子タグ30を検出するこのタグセンサ2bとビデオカメラ1bとの間の距離が予め設定されている値以下となるように、ビデオカメラ1bがこのタグセンサ2bに近づくと、これを写真撮影制御用PC5bが検知し、ビデオカメラ1bに対するこのタグセンサ2bの方向を求める。この場合、各タグセンサ2bの位置は予め分かっているので、かかる方向は容易に求めることができる。以上のような処理が行なわれると、写真撮影制御用PC5bはデジタルカメラ1bを制御してデジタルカメラ1bの向きをこのタグセンサ2bの方向に設定し、この設定の終了とともに、デジタルカメラ1bを動作させて写真撮影を行なわせる。これにより、このタグセンサ2bの近くで見物している見物客53が写真撮影されることになる。この撮影された写真映像は、この電子タグ30のタグ番号や撮影日などの必要な情報とともに、大容量ストレージ8(図1)に格納される。撮影が終わると、ディジタルカメラ1bは再びその向きを左右に振る動作を始める。
【0092】
なお、ここでは、撮影するときには、デジタルカメラ1bはその向きを所望のタグセンサ2bの方向に固定するものとしたが、常時向きを左右に振り、その向きが所望とするタグセンサ2bの方向と一致したとき、撮影するようにしてもよいし、また、通常、デジタルカメラ1bの向きは台車の進行方向に対して固定され、撮影するときにその向きを所望とするタグセンサ2bの方向に一致させるようにしてもよい。
【0093】
図18は以上の動作を示すフローチャートであって、見物客がパレード会場の沿道でパレードを待っており(ステップ190)、そのうちにパレードが目の前を通過していくが(ステップ191)、このとき、登録された電子タグ30を認識したタグセンサ2bがあれば(ステップ192)、台車54に搭載されたデジタルカメラ1bがこのタグセンサ2bに所定距離内に近づくと、このデジタルカメラ1bによってこの電子タグ30を所有する見物客の写真撮影が行なわれる(ステップ193)。
【0094】
このようにして、パレード側から写真撮影が行なわれるので、パレード側からの入場者の撮影写真が得られることになる。
【0095】
図19はテーマパーク内の劇場アトラクション会場での写真撮影の情景を示す図であって、ここでは、スクリーン56に映写される映画などを観賞するものとする。勿論、劇などが行なわれるものであってもよい。かかる劇場アトラクション会場では、各座席57に観客(入場者)55が坐り、舞台のスクリーン56に投影される映画などの観劇する。この実施形態では、舞台側に写真撮影制御用PC5c(図1)で制御されるデジタルカメラ1cが設置されており、写真撮影を希望する希望する観客の写真を所定のタイミングで撮影するものである。写真撮影を希望する場合には、例えば、劇場アトラクション会場の入口ゲートでその電子タグ30を提示し、そのタグ番号を登録するようにする。
【0096】
図20は、図19に示す劇場アトラクション会場において、デジタルカメラ1と観客55との関係を示す図である。
【0097】
いま、座席が前からA列,B列の2列とすると、図20(a)に示すように、座席A列の観客用(即ち、A列用)のデジタルカメラ1cDと座席B列の観客用(即ち、B列用)のデジタルカメラ1cUとが設けられており、さらにまた、B列用のデジタルカメラ1cUとしては、図20(b)に示すように、B列の右半分を撮影するものと左半分を撮影するものとが1台ずつ舞台の両側にデジタルカメラ1cUL,1cURとして配置されており、A列用のデジタルカメラ1cDとしても、図20(c)に示すように、A列の右半分を撮影するものと左半分を撮影するものとが1台ずつ舞台の両側にデジタルカメラ1cDL,1cDRとして配置されている。
【0098】
そして、図20(b),(c)に示すように、デジタルカメラ1cDL,1cULは夫々A列,B列の左半分の撮影を担い、また、デジタルカメラ1cDR,1cURは夫々A列,B列の右半分の撮影を担うようにしている。ここでは、図示するように、各列4個ずつ座席57があるから、各デジタルカメラ1cUL,1cUR,1cDL,1cDRは2座席ずつ撮影を担うことになる。
【0099】
また、図20(b),(c)に示すように、隣り合う2つの座席57毎に、かつこれら2つの座席57の中間に、タグセンサ2cが設けられており、図20(a)に示すように、観客55が座席57に座ると、この観客55が所有する電子タグ30がこの座席57に設けられているタグセンサ2cの受信可能な範囲58内に入ることになる。この電子タグ30からのタグ番号がこのタグセンサ2cで受信されることになる。
【0100】
そこで、図20(b)において、いま、「B列の2」の座席57に座った観客55aが登録された電子タグ30を有しているものとすると、「B列の1」の座席57と「B列の2」の座席57との間に設けられたタグセンサ2cがこの電子タグ30からのタグ番号を受信する。写真撮影制御用PC5c(図1)は、この受信出力を取り込むことにより、写真撮影を希望した観客がこのタグセンサ2cの近くの座席57に座っていることを認識し、この観客55aの写真撮影はデジタルカメラ1cULが行なうように決定する。そして、劇場アトラクションが行なわれて予め決められたタイミングとなると、このデジタルカメラ1cULを動作させて観客55aの写真撮影を行なわせる。
【0101】
図20(c)に示す「A列の1」の座席57に座って観劇する観客55bの場合も同様であり、デジタルカメラ1cDLがこの観客55bの写真撮影を行なうことになる。
【0102】
図20で示す例の場合には、デジタルカメラ1cUL,1cUR,1cDL,1cDRの向きやピント位置などが固定されているが、デジタルカメラ1cUL,1cURは夫々B列の座席に座った観客にピントが合わされており、同様に、デジタルカメラ1cDL,1cDRは夫々A列の座席に座った観客にピントが合わされている。
【0103】
しかし、テーマパークの劇場アトラクション会場でも、通常多くの座席が設けられ、多くの観客が同時に観劇を楽しむことができるようにしている。このような場合、劇場アトラクション会場内の座席57が置かれている領域を前後に2等分し、さらに、左右に2等分して全体として4等分し、夫々の部分領域をデジタルカメラ1cUL,1cUR,1cDL,1cDRは撮影を請け負うようにする。即ち、デジタルカメラ1cULは座席領域の後半の左半分の部分領域の撮影を行ない、デジタルカメラ1cURは座席領域の後半の右半分の部分領域の撮影を行ない、デジタルカメラ1cDLは座席領域の前半の左半分の部分領域の撮影を行ない、デジタルカメラ1cDRは座席領域の前半の右半分の部分領域の撮影を行なうようにする。このような場合、写真撮影する座席に応じてデジタルカメラの向きを変えてこの座席に向くようにするとともに(これは、登録した電子タグ30を検知するタグセンサ2cの位置が予め分かっているので、その方向にデジタルカメラ1cを向かせることができる)、どこの座席に座っている観客も同じ大きさの写真が得られるようにするために、ズーム制御も行なわれる(この場合も、登録した電子タグ30を検知するタグセンサ2cの位置が予め分かっているので、このタグセンサ2cとデジタルカメラ1cとの間の距離からズーム倍率が設定される)。
【0104】
勿論、1台のデジタルカメラ1cを用いて全ての座席57の観客55を写真撮影するようにしてもよいし、また、5台以上のデジタルカメラ1cを用いて同様の分担した写真撮影をするようにしてもよい。要するに、観劇中の写真撮影を希望する観客55の位置を電子タグ30とタグセンサ2cとで検知し、この検知結果に基づいて、デジタルカメラ1cにより、この観客55の写真撮影を行なうものである。
【0105】
図21は以上の動作を示すフローチャートであって、まず、劇場アトラクションを楽しむ場合には、観劇中に写真撮影を希望するか否かを決め(ステップ200)、写真撮影を希望しない場合には、そのまま入場して所望の座席に着き、観劇を楽しむ(ステップ205)。写真撮影を希望する場合には、劇場アトラクション会場の入口ゲートで電子タグ30を提示し、そのタグ番号を登録してから(ステップ201)、所望の座席に着く。その後、アトラクションがスタートし(ステップ202)、この観客の電子タグ30がこれに最も近いタグセンサ2cで検知されて写真撮影制御用PC5cにその位置が認識されて保持される(ステップ203)。そして、所定のタイミングとなると、このタグセンサ2cに対して決められたデジタルカメラ1cを動作させ、このデジタルカメラ1cによる撮影が行なわれる(ステップ204)。
【0106】
このようにして、劇場アトラクション会場内の観客が、観劇を楽しんでいる状態で、舞台側から写真撮影がなされることになる。
【0107】
図22は図1における位置検索ターミナル17の一具体例を示す外観斜視図であって、18は図1に示すタグセンサ、59はタッチパネル付きの表示画面、60はキーボードである。
【0108】
同図において、この具体例は、電子タグ30のテーマパーク内での現在位置を検索をするための装置であって、タッチパネル付きの表示画面59とキーボード60とともに、タグセンサ18が設けられている。かかる位置検索ターミナル17はテーマパーク内の到る所に配置されている。タグセンサ18に電子タグ30を近づけると、この電子タグ30のタグ番号を読み取り、表示画面59にテーマパーク内の地図を表示するとともに、この地図上に読み取ったタグ番号の電子タグ30の位置を表示する。従って、同じタグ番号の電子タグ30を保有する入場者が異なる位置検索ターミナル17にその電子タグ30を近づけた場合には、夫々の位置検索ターミナル17の表示画面59にこれら同じタグ番号の電子タグ30全ての位置が表示されることになる。
【0109】
次に、図23に示すフローチャートと図24に示す表示画面59に表示される画面とを用いてこの位置検索ターミナル17の操作手順について説明する。
【0110】
図22〜図24において、通常、表示画面59は何も表示していない状態にあり、あるいは、位置検索ができる旨のメッセージを表示した状態にあり、この表示画面59に、例えば、手を触れると、最初の手順を示す初期画面H22が表示される(ステップ210)。そこで、その初期画面H22の指示に従って所持している電子タグ30をタグセンサ18に近づけると、これによって電子タグ30のタグ番号が読み取られ、この位置検索ターミナル17に登録される(ステップ211)。そして、表示画面59に地図画面H23が表示され、これにこの電子タグ30、従って、これを所持する入場者の現在位置が表示され(ステップ212)、その表示状態が続く。これとともに、この現在位置の情報、即ち、この位置検索ターミナル17の位置情報がネットワーク6(図1)を介して他の位置検索ターミナル17に送信される。また、メッセージも他の位置検索ターミナル17に送りたい場合には、地図画面H23に表示される「メッセージ」ボタン61をタッチ操作することにより(ステップ213)、メッセージ入力画面H24が表示され(ステップ214)、キーボード60を操作してこのメッセージ入力画面H24での決められた枠62の中にメッセージを入力することができる。しかる後、このメッセージ入力画面H24に表示される「送る」ボタン63をタッチ操作することにより、この入力されたメッセージが、同様にして、他の位置検索ターミナル17に送信される(ステップ215)。
【0111】
地図画面H23の表示状態で「メッセージ」ボタン61をタッチ操作しないと(ステップ213)、この地図画面H23が表示されたままの状態が続き、キーボード60の所定の操作により、地図画面H23を消してもとの状態に戻すことができる。
【0112】
そこで、この位置検索ターミナル17に他の位置検索ターミナル17から電子タグ30の位置情報が送られてきているとすると、この電子タグ30と同じタグ番号の電子タグ30をタグセンサ18に近づけたときには(ステップ211)、これによって表示画面59に表示される地図画面H23には、自分自身の位置も表示されるが、他の位置検索ターミナル17から位置情報が送られてきた他の同伴者の電子タグ30の位置も同時に表示されることになる。図24に示す地図画面H23は、位置2が自分自身の位置を表わすものとして、位置1,3でもって同じタグ番号の電子タグ30をもつ同伴者の位置も表わしている場合を示している。勿論、他の位置検索ターミナル17の表示画面59でも、同じ地図画面H23が表示されていることになる。
【0113】
このようにして、位置検索ターミナル17では、自分自身の現在位置を確認することができるとともに、同伴者の現在位置も確認することができ、迷子になった場合に、同伴者にその位置を知らせることができるとともに、同伴者の位置も知ることができる。そして、メッセージも送ることができ、このメッセージは、例えば、この地図画面H23の上部などの地図を邪魔しない場所に表示させることができ、これによって互いに連絡し合うこともできる。
【0114】
また、地図画面H23には、この位置検索ターミナル17の利用者の近辺のアトラクション会場の場所なども表示させることができ、これにより、現在位置に近いアトラクション会場も直ぐ分かることになって、次の行動をスムーズに取ることができる。
【0115】
図25は図1におけるレストラン等の予約ターミナル19の一具体例を示す外観斜視図であって、20は図1に示すタグセンサ、64はタッチパネル付きの表示画面、65はキーボードである。
【0116】
同図において、この具体例は、テーマパーク内でのレストラン等を予約できるようにした装置であって、タッチパネル付きの表示画面64とキーボード65とタグセンサ20とが設けられている。かかる予約ターミナル19はテーマパーク内の到る所に配置されている。タグセンサ20に電子タグ30を近づけると、この電子タグ30のタグ番号を読み取り、表示画面64にテーマパーク内のレストランの位置を示す地図とともに、これらレストランの混み具合が表示され、所望のレストランを選択して予約することができる。この場合、勿論、この地図上にこの予約する入場者の現在位置も表示し、予約したレストランへの道順を知らせるようにすることもできる。
【0117】
次に、図26に示すフローチャートと図27に示す表示画面64に表示される画面とを用いて、レストランの予約の場合のこの予約ターミナル19の操作手順について説明する。
【0118】
図22〜図27において、通常、表示画面64は何も表示していない状態にあり、あるいは、レストラン等の予約ができる旨のメッセージを表示した状態にあり、この表示画面64に、例えば、手を触れると、最初の手順を示す初期画面H25が表示される(ステップ220)。そこで、その初期画面H25の指示に従って所持している電子タグ30をタグセンサ20に近づけると、これによって電子タグ30のタグ番号が読み取られ、この予約ターミナル19に登録される(ステップ221)。そして、表示画面64にレストランの案内予約画面H26が表示され、これにテーマパーク内でのレストランの名称や位置を示す地図や、それらの混み具合などが示され、これらの情報を参考にしていずれかのレストランを選択し、その予約入力をすることができる(ステップ222)。この場合の人数やレストラン名の入力はキーボード65を操作して行なうこともできるが、案内予約画面H26にテンキーを表示し、これをタッチ操作することにより、予約人数を入力し、また、予約レストランの指定については、表示される地図上の予約したいレストランの位置を指先でタッチするようにしてもよい。このようにして入力された情報は案内予約画面H26の所定の位置に表示され、それを確認することができる。入力をキャンセルする場合には、キーボード65でそれに対応する操作をすればよい。
【0119】
なお、図27に示す案内予約画面H26では、「次」ボタン66と「キャンセル」ボタン67とが表示されるように示しているが、タグセンサ20が電子タグ30を検知した後に最初に表示される案内予約画面H26では、「次」ボタン66のみが表示されて「キャンセル」ボタン67は表示されない。
【0120】
以上のように、予約するレストランが決まると、案内予約画面H26の「次」ボタン66をタッチ操作することにより、予約時間入力画面H27が表示される。この予約時間入力画面H27では、予約するレストランの予約可能時間が表示され(ステップ223)、予約する場合には、この案内される予約可能時間ないで予約時間を入力し、「予約する」ボタン68をタッチ操作する(ステップ224)。これにより、予約内容の確認画面H28が所定時間表示され(ステップ226)、表示画面64がもとの状態に戻る。これとともに、予約内容が、タグセンサ20で入力された電子タグ30のタグ番号とともに、ネットワーク6(図1)を介して予約したレストランに送信される。
【0121】
また、予約時間入力画面H27での予約可能時間を見て希望の時間に食事ができず、他のレストランを探したい場合には、「戻る」ボタン69をタッチ操作する(ステップ224)。これにより、「次」ボタン66と「キャンセル」ボタン67とを含む案内予約画面H26が再び表示され、他のレストランを利用する場合には、ステップ222からの操作を行なうが、レストランの予約をしない場合には、「キャンセル」ボタン67をタッチ操作する(ステップ225)。これにより、表示画面64はもとの状態に戻る。
【0122】
なお、レストランで食事の予約をしたいために、予約ターミナル19を使用するものであるから、ここでは、この「キャンセル」ボタン67は、予約時間入力画面H27で「戻る」ボタン69をタッチ操作したときに表示される案内予約画面H26に表示されるようにするが、これに限るものではなく、案内予約画面H26に常に表示されるようにしてもよい。
【0123】
また、予約時間入力画面H27で全ての予約情報の入力が済んで後、再び予約したレストランの位置を確認したい場合もある。このような場合を可能とするために、予約時間入力画面H27の「戻る」ボタン69をタッチ操作して案内予約画面H26を表示させ、地図を見ることができるようにするが、このとき、新たに予約の入力操作を行なったり(これにより、前に入力された予約情報が新たな予約情報によって書き替えられる)、「キャンセル」ボタン67が操作されない限り、入力された予約情報は予約ターミナル19に保持されており、予約レストランの場所の確認後、「次」ボタン66の操作、次いで、予約時間入力画面H28での「予約する」ボタン68の操作により、予約を確定することができるようにしてもよい。
【0124】
また、この予約ターミナル19では、ライドアトラクションや劇場アトラクションなどといったレストラン以外の予約も同様な操作でもって可能とすることができる。このためには、図26でのステップ221で電子タグ30をタグセンサ20に近づけると、アトラクションやレストランなどの予約する対象を選択するための選択画面が表示画面64(図25)に表示され、そこで所望とする対象をタッチ選択すると、ステップ222に移って図27に示すような案内予約画面H26が表示されるようにする。
【0125】
以上のように、かかる予約ターミナル19をテーマパーク内の適宜の位置に配置することにより、直接レストランに行くことなく、希望するレストランの予約をすることができ、時間を有効に使用することができる。
【0126】
図28は図1におけるチェックアウトターミナル21の一具体例を示す外観斜視図であって、70はタッチパネル付きの表示画面、71はタグ返却口、72は引換券排出口、73は料金支払い口である。
【0127】
同図において、かかるチェックアウトターミナル21はテーマパークの出口付近に設けられており、これで電子タグ30が回収される。このチェックアウトターミナル21には、電子タグ30を挿入するためのタグ返却口71と、回収する電子タグ30の確認や写真の受け取り方法を確認するためのタッチパネル付きの表示画面70と、写真の持ち帰りのときに発行する引換券を排出する引換券排出口72と、料金支払い口73とが設けられている。
【0128】
次に、図29に示すフローチャートと図30に示す表示画面70に表示される画面とを用いて、電子タグ30の返却のためのこのチェックアウトターミナル21の操作手順について説明する。
【0129】
図28〜図30において、通常、表示画面70は何も表示していない状態にあり、この表示画面70に、例えば、手を触れると、最初の手順を示す初期画面H29が表示される(ステップ230)。そこで、その初期画面H29の指示に従って所持している電子タグ30をタグ返却口71に挿入すると(ステップ231)、これによって電子タグ30の通信部32(図2)のメモリに格納されているタグ番号や付加情報が読み取られ、このタグ番号をID(Identification)情報として該当する写真映像のサンプルが大容量ストレージ8(図1)から読み取られ、表示画面70で確認画面H30の中に表示される。
【0130】
かかる付加情報としては、上記のように、この電子タグ30を使用した日(即ち、来場日)、図3で示した外部からの「A 事前予約」のステップ111で入力画面H6(図5)に入力した電子メールのアドレス、同じくステップ112で入力画面H7(図5)に入力した名前、同じくステップ113で入力画面H8(図5)に入力した名前、同じくステップ105で入力画面H2(図5)で入力した会員番号や、テーマパークに入場するときの電子タグ発券ターミナル14(図8)の図9に示すフローチャートによる操作により、ステップ142で初期画面H16(図10)に入力した会員番号、ステップ146で入力画面H19(図10)に入力した電子メールのアドレス、ステップ147で入力画面H20(図10)に入力した名前、ステップ148で入力画面H21(図10)に入力した名前などである。図30に示す確認画面H30では、名前,会員番号,電子メールのアドレスの少なくとも1つが表示され、これにより、返却者は返却する電子タグ30が間違いなく自分のものであったことを確認することができる。
【0131】
また、この確認画面H30では、この電子タグ30の返却者がテーマパーク内での写真のサービスを受ける場合には、大容量ストレージ8(図1)から読み取られた写真のサンプルも表示され、その確認ができるようにしている。そして、これら写真の受け取り方法として、図3で示した外部からの「A 事前予約」のステップ106で入力画面H3(図5)で予約した方法や、テーマパークに入場するときの電子タグ発券ターミナル14(図8)の図9に示すフローチャートによる操作により、選択画面H17(図10)で予約した方法が確認できる情報も表示される。この写真受け取りの確認情報としては、例えば、写真をCD−Rで持ち帰ることを予約している場合、確認画面H30で図示するように、
「「CD−Rのお持ち帰り」ですね。20分以降に窓口でお受け取りになれます。引換券を持ってお越し下さい。」
と案内され、また、例えば、電子メールのアドレスを届け出ていてダウンロードを予約している場合には、
「「インターネットからダウンロード」ですね。引換券に記入してあるインターネット・ホームページをご覧下さい。」
と案内され、また、例えば、CD−Rの郵送を予約している場合には、
「「CD−Rを郵送」ですね。宛先は下記の住所で間違えありませんか。」
と案内され、その訂正もできるようにしている。
【0132】
以上のような情報の確認後、確認画面H30の図示しないボタンを操作すると、レシート印刷部23(図1)で、例えば、図31に示すような写真の引換券が印刷されて、引換券排出口72から排出される(ステップ233)。なお、ここでは図示していないが、図3で示した外部からの「A 事前予約」で支払いの方法を、選択画面H5(図5)で「受け取りの際」を選択していた場合には、図30に示す確認画面H30でこの旨を確認する情報とその料金とが表示され、この料金を料金支払い口73にカードまたは現金を挿入することにより、これが確認されて写真の引換券が排出される(ステップ233)。
【0133】
そして、写真の持ち帰りの場合には(ステップ234)、この引換券を窓口に出すことにより、写真を受け取ることができるし(ステップ235)、また、引換券を受け取った後、ダウンロードや郵送に変更したい場合には、この引換券を窓口に出してその旨を申し込むことにより(ステップ234)、それが可能となる(ステップ236)。勿論、窓口で写真を受け取るとともに、同伴者が希望するならば、さらに、ダウンロードや郵送の申込みもできる。
【0134】
ここで、退場者が、このチェックアウトターミナル21に気が付かないで、テーマパークの出口ゲート(図示せず)を通ろうとすると、この退場者は電子タグ30を所有しているので、この出口ゲートに設けられているタグセンサがこれを検知してこの出力ゲートを閉じ、チェックアウトターミナル21で電子タグ30を返却するようにアナウンスが行なわれる。
【0135】
図32は図1の大容量ストレージ8に格納される写真情報の一具体例を示す図であって、同図(a)はデジタルカメラ1a〜1c毎にファイルしたものであり、同図(b)は電子タグ30毎にファイルしたものである。
【0136】
同図において、各デジタルカメラ1a〜1cには、夫々個別のカメラ番号Cが振り分けられており、撮影された写真には、夫々毎に写真番号Sがその撮影順に付与される。ここでは、カメラ番号Cは「C−3桁の数字」からなるものとし、また、写真番号Sは「S−8桁の日付−5桁の連番」からなっているものとする。例えば、写真番号「S−2000−06−23−01234」の写真は、2000年6月23日に1234番目に撮影されたものということになる。さらに、タグ番号Tは「T−8桁の日付−5桁の連番−1桁の同伴者番号」からなるものとする。例えば、タグ番号「T−2000−06−23−08765−1」の電子タグ30は、2000年6月23日に8765番目に入場した組(1人または複数人)であって、最後の桁の同伴者番号「1」はこの組の最初(1番目)の入場者ということになる。図3で示した外部からの「A 事前予約」のステップ101で入力画面H2(図5)で予約した人数の複数人の組で入場した場合には、これら組をなす複数の入場者に貸し付けられる電子タグ30のタグ番号Tは、8桁の日付から5桁の連番までは同じ値であって、1桁の同伴者番号が「1」,「2」,「3」,……と異なることになる。
【0137】
図1において、例えば、デジタルカメラ1aで写真撮影が行なわれると、撮影した写真映像にこのデジタルカメラ1aのカメラ番号Cとタグ番号Tとが付加されてデータ管理サーバ7に送られる。このデータ管理サーバ7は、受け取った情報に写真番号Sを生成して付加し、カメラ番号C毎に区分けしてファイル化し、大容量ストレージ8に格納する。ここで、カメラ番号C毎のファイルは、ファイル間に隙間がないように、連続的に格納され、新たに写真情報が送られてくると、該当するファイルに割り込ませて格納される。
【0138】
図32(a)に示すファイルはカメラ番号CがC−123のデジタルカメラで撮影した写真のファイルを示すものであり、同じカメラ番号Cのファイルでは、写真番号Sが連番の順に配列されている。また、1つの写真番号Sに対して複数の異なるタグ番号Tが含まれる場合もあるが、これは同じ写真に異なるタグ番号の電子タグ30を有する複数の入場者が撮影されていることを意味している。例えば、写真番号「S−2000−06−23−01234」に2つのタグ番号「T−2000−06−23−09876−1」と「T−2000−06−23−08765−1」が含まれていることになる。これは、例えば、図13〜図15で説明したライドアトラクションなどにおいては、いずれも登録されたタグ番号「T−2000−06−23−09876−1」の電子タグ30を持つ乗客51とタグ番号「T−2000−06−23−08765−1」の電子タグ30を持つ乗客51とが乗り物50の同じ席に並んで乗っている場合、これらの電子タグ30が同時に検出されて、デジタルカメラ1bはこれら乗客51を同時に撮影することになるが、このようにして得られた写真に対してこれら2つのタグ番号が付随することになる。この場合、デジタルカメラ1bで撮影された写真映像は、これら2つのタグ番号が付加されてデータ管理サーバ7に送られ、これらタグ番号に同じ写真番号が付されることになるのである。
【0139】
データ管理サーバ7は、また、図32(a)に示したカメラ番号C別のファイルから、図32(b)に示すようなタグ番号S別のファイルを作成し、これをアクセスできるようにする。タグ番号をもとにかかるファイルをアクセスすることにより、上記のように、来場者に写真を提供できるのである。この場合のアクセス番号は、タグ番号Tの上記連番までを用い、同伴者番号は用いない。
【0140】
なお、会員の写真情報は、さらに、会員別(会員番号別)にデータ長期保存ストリーマ9に保存され、会員番号からアクセスできるようにしている。
【0141】
以上のように、この実施形態では、電子タグ30によって個々の入場者を判別し、写真を希望する入場者には、場内での撮影設備によって写真撮影し、その写真をサービスできるものである。
【0142】
なお、上記実施形態では、電子タグ全てをその利用者が退場するときに回収するものとしたが、利用者が会員の場合には、電子タグを回収しないようにしてもよい。その場合のタグ番号は、利用者が入会した日にちとし、脱会の申込みがあるまで入会時に発行した電子タグを来場の都度利用して貰い、出口ゲートに設けられたタグセンサは、この当日の日付けをタグ番号とする電子タグのみを検出して警告を行なうようにすればよい。
【0143】
また、会員のタグ番号としては、同じ日に複数の人が入会することもあり得るので、入会した日にちの後に、また、同伴者があれば、この日にちと同伴者番号との間に、受け付け順の連番を設けるようにし、この連番を含めたタグ番号でもって会員を特定するようにすればよい。これにより、同じ日に複数の人が入会しても、これら会員を特定することができる。
【0144】
さらに、入会の申込み時には、自動写真サービスの申込み欄を設けて、上記の方法で写真映像の受け取り方法や支払い方法,同伴者数などを指定するようにし、入場時などで利用者からのこれらに関する申入れがない限り、入会時と同じ条件でサービスを提供するようにすることもできる。このように、一度会員となる申込みを済ませることにより、来場の都度同じサービスを自動的に受けることができ、その都度煩わしい手続を行なう必要がない。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、写真撮影を希望する場合には、電子タグのタグ番号を登録すればよいので、顧客としては、場所やアトラクションなどのうち自分の希望するものでのみ写真撮影をして貰えることになるし、撮影して貰った写真は全て提供されることになり、写真撮影操作の手間が省けて、しかも、電子タグに予め写真の受け取り方法を指定する情報が書き込んであるので、その受け取りも円滑に行なわれることになり、手間の掛からない写真サービスを受けることができる。
【0146】
また、本発明によると、アトラクション会場やレストランなどの利用設備に直接で向かなくとも、間違いなく希望する利用設備の利用予約をすることができ、利用時間も含めて予約ができるから、それを利用するまでの時間を有効に使うことができる。
【0147】
さらに、本発明によると、顧客は、自分の端末から娯楽施設の過去の利用に関する来歴情報を取得することができて、この娯楽施設を再度利用するときの参考にすることができる。
【0148】
さらにまた、本発明によると、自分の端末から娯楽施設の利用予約の申込みをすることができるとともに、これを利用するに際しての交通機関に関する情報も提供されることになり、改めてかかる情報を調べるなどといった手間が省けることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による娯楽施設などでのサービスシステムの一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示す実施形態で利用者が用いる電子タグの具体例を示す図である。
【図3】外部から娯楽施設にアクセスする際の操作手順を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップ100で外部PCに表示されるメニュー画面を示す図である。
【図5】図3のステップ101〜113で表わされる「事前予約」のための操作手順で外部PCに表示される操作画面を示す図である。
【図6】図3のステップ120,121で表わされる「会員サービス」のための操作手順で外部PCに表示される操作画面を示す図である。
【図7】図3のステップ130〜135で表わされる「写真を見る」のための操作手順で外部PCに表示される操作画面を示す図である。
【図8】図1における電子タグ発券ターミナルの一具体例を示す外観斜視図である。
【図9】図8に示す電子タグ発券ターミナルの操作手順を示すフローチャートである。
【図10】図9に示した操作手順で図8における表示画面に表示される操作画面を示す図である。
【図11】娯楽施設での図1に示した実施形態を用いた記念撮影の情景を摸式的に示す図である。
【図12】図11,図12に示した記念撮影での図1に示した実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図13】娯楽施設での図1に示した実施形態を用いたライドアトラクションでの撮影情景を摸式的に示す図である。
【図14】図13に示した写真撮影のための乗客の撮影タイミングを説明する図である。
【図15】図13,図14に示した写真撮影での図1に示した実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図16】娯楽施設での図1に示した実施形態を用いたパレードでの撮影情景を摸式的に示す図である。
【図17】図16に示した写真撮影のための撮影タイミングを説明する図である。
【図18】図16,図17に示した写真撮影での図1に示した実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図19】娯楽施設での図1に示した実施形態を用いた劇場アトラクション会場での撮影情景を摸式的に示す図である。
【図20】図19に示す劇場アトラクションでの写真撮影を示す図である。
【図21】図19,図20に示した写真撮影での図1に示した実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図22】図1における位置検索ターミナルの一具体例を示す外観斜視図である。
【図23】図22に示す位置検索ターミナルの操作手順を示すフローチャートである。
【図24】図23に示した操作手順で図22における表示画面に表示される操作画面を示す図である。
【図25】図1におけるレストラン等の予約ターミナルの一具体例を示す外観斜視図である。
【図26】図25に示す予約ターミナルの操作手順を示すフローチャートである。
【図27】図26に示した操作手順で図25における表示画面に表示される操作画面を示す図である。
【図28】図1におけるチェックアウトターミナルの一具体例を示す外観斜視図である。
【図29】図28に示すチェックアウトターミナルの操作手順を示すフローチャートである。
【図30】図29に示した操作手順で図28における表示画面に表示される操作画面を示す図である。
【図31】図29でのステップ233で引き渡される写真の引換券の一具体例を示す図である。
【図32】図1における大容量ストレージに格納される写真情報のファイルの形成の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1c デジタルカメラ
2a〜2c タグセンサ
3 シャッタ受信機
4 車両位置検出装置
8 大容量ストレージ
9 データ長期保存ストリーマ
11 CD−RやDVD−R
12 フラッシュメモリ
13 プリンタ
14 電子タグ発券ターミナル
15 カードリーダ
16 電子タグ貸出し部
20 位置検索ターミナル
18 タグセンサ
19 レストラン等予約ターミナル
20 タグセンサ
21 チェックアウトターミナル
22 タグセンサ
30 電子タグ
32 通信部
37 シャッタボタン43 表示画面
44 電子タグ貸出し口
59 表示画面
60 キーボード
64,70 表示画面
71 タグ返却口
72 引換券排出口
73 料金支払い口

Claims (11)

  1. 施設内でタグ番号が付与された電子タグを入場者に発行するタグ発行手段と、
    該施設内の予め決めた場所に配置され、該電子タグを所持した入場者の写真撮影をする撮影手段と、
    該撮影手段の近傍に設けられ、所定領域内に存在する該電子タグを監視して、該電子タグのタグ番号を検知するタグセンサと、
    該タグセンサによるタグ番号の検知を受けて、当該タグセンサが近傍に設けられている該撮影手段を作動させる撮影制御手段と、
    夫々の該撮影手段で撮影した写真情報を当該タグ番号と関連付けて保存するデータベースと、
    該データベースに保存された該写真情報を該タグ番号毎に読み出すデータ読み出し手段と
    を備えたことを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  2. 請求項1において、
    前記撮影制御手段は、前記タグセンサが前記電子タグのタグ番号を検知してから所定時間経過後に前記撮像手段を作動させて写真を撮影することを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  3. 請求項2において、
    前記撮影制御手段は、前記タグセンサが前記電子タグのタグ番号を検知した後前記撮影手段を作動させるまでの間、当該電子タグが前記所定領域から出たか、別の前記電子タグが前記所定領域内に入ったかを監視し、当該電子タグが該所定領域内にあり、かつ、別の電子タグが該所定領域内に入らなかった場合に、前記撮影手段を作動させて写真の撮影を行なわせることを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  4. 請求項3において、
    前記タグ番号は、入場日や該入場日での入場順序などの情報からなって、同伴者の前記電子タグには、入場口と入場順序とが等しいタグ番号が付与され、
    前記撮影制御手段は、同伴者同士の前記電子タグを同じ電子タグと見なして、前記撮影手段を作動させることを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    前記電子タグのタグ番号を照合して、写真の引換券を提供するチェックアウト手段を有し、
    前記タグ番号は、入場日や該入場日の入場順序などの情報からなって、同伴者の前記電子タグには、入場口と入場順序とが等しいタグ番号が付与され、
    前記電子タグは、前記タグ発行手段により、前記タグ番号のほかに、前記施設の前記撮影手段によって撮影される写真の受け取り方法、受取方法が写真情報の端末へのダウンロードであるときの電子メールのアドレス、受取方法が持ち帰りである場合の写真受取人の氏名,受取方法が郵送である場合の写真受取人の住所と氏名などの付加情報が書き込まれており、
    該チェックアウト手段が、該付加情報に基づいて、前記撮影手段で撮影した写真の提供方法を決めることを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    前記施設の出口ゲートに、前記電子タグを所持した退場者が通るとき、この電子タグを検知して警告音を発生する警告手段を設けたことを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、
    記施設内のアトラクション会場やレストランなどの利用設備に対して予約をするための予約手段を有し、
    該予約手段は、前記電子タグのタグ番号が提示されることにより、該各利用設備での利用状況や予約状況を提供し、かつ所望とする該利用設備が選択されることによって該タグ番号を登録し、選択された該利用設備での予約を登録した該タグ番号に対して行なうことを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  8. 請求項において、
    前記予約手段は、選択された前記利用設備の予約可能な時間帯を提示することを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、
    前記タグ発行手段は、同伴の複数の入場者に発行する前記電子タグに同一タグ番号を付与し、
    記電子タグのタグ番号を読み取って、読み取った該タグ番号の該電子タグの前記施設内での現在位置を示す地図を表示画面に表示する位置検索手段を前記施設内に適宜配置し、
    該位置検索手段は、他の位置で配置される該位置検出手段が読み取ったタグ番号の位置情報も受信し、同じタグ番号の複数の電子タグの現在位置を該表示画面で表示される同じ地図上に表示することを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つにおいて、
    記施設の会員毎に体験したアトラクションや未体験のアトラクションに関する情報を来歴情報として格納したサーバと、
    該会員による外部端末からの要求に応じて、該サーバに格納された該会員に該当する該来歴情報を該外部端末に提供する手段と
    を設けたことを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
  11. 請求項10において、
    前記来歴情報は、前記会員による前記施設の過去の利用日や利用回数,利用した設備に関する情報を含むことを特徴とする娯楽施設のサービスシステム。
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