JP2007142896A - 観客画像提供システム、その撮影カメラ制御装置、プログラム - Google Patents

観客画像提供システム、その撮影カメラ制御装置、プログラム Download PDF

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浩一 及川
Toru Kamata
徹 鎌田
Yasuyuki Nakada
康之 中田
Yuji Kaneko
裕次 金子
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Abstract

【課題】撮影希望者を確実に撮影して、この撮影画像を撮影希望者に提供する。
【解決手段】Webサーバ5は、競技場内に居る観客の携帯電話9から、所望の撮影要求(この観客が居る撮影エリアの識別番号、撮影希望時刻、メールアドレス等)を入力させる。DBサーバ4には、予め、撮影カメラ1で各撮影エリアを撮影させる為の操作条件が記憶されている。これより、撮影カメラ制御装置2は、上記撮影希望時刻になったら、上記観客の撮影エリアに対応する操作条件をDBサーバ4から取得して、この操作条件に基づいて撮影カメラ1を制御して、その撮影方向を上記観客が居る撮影エリアへ向けさせて、上記観客を撮影させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、競技場/イベント会場等における観客の画像を撮影・提供するシステムに関する。
従来より、スポーツ等の試合の中継において、選手のプレー映像だけでなく、例えばプレーの合間に観客を映すことは、当たり前に行われている。例えば図21に示すように、撮影カメラ300で撮影した観客の映像を、スポーツ競技場等の大型映像装置301に表示したり、スポーツ中継等の一シーンとして放送局302を介してテレビ映像として放映したりする。これは、勿論、スポーツ等の競技場に限らず、何らかのイベント会場(例えばコンサート等)においても、同様である。
また、例えば特許文献1の発明では、チケットに記載のチケット番号を元に興行を特定し、その興行に関する情報(興行の模様や、コンサートの場合には楽曲リスト等)を印刷して提供することが提案されている。これは、例えば、コンサート終了後に、コンビニエンスストア等で店舗内端末からチケット番号を入力すると、このチケット番号が情報サーバに送信される。情報サーバは、このチケット番号に対応する興行関連情報(コンサートの模様を写し取ったディジタル画像データやコンサートで披露された楽曲リスト)を検索して、これを店舗内端末に提示する。店舗内端末は、これらの情報を所定の用紙に印刷する。
また、例えば特許文献2の発明は、ICタグを選手H及び観客Kに所持させ、複数のタグセンサによって選手H及び観客Kの位置をリアルタイムで把握する。そして、各観客が所持するカメラに対して、所定時間毎に、選手H及び観客Kの位置を示す位置情報を送信する。これより、各カメラは、所望の選手Hを撮影範囲に収める為の撮影方向及び拡大倍率を導出して、当該カメラに備えられた液晶ディスプレイに表示すると共に、ズーム倍率を制御する。
また、特許文献3の発明は、複数カメラで撮影したストリームデータを1つに合成し、視聴者が選択した任意のストリームデータを分離して表示できる技術を提案している。
特開2002−99656号公報 特開2003−289465号公報 特開2003−18583号公報
ところで、上記の様な競技場等に足を運んで観戦した観客は、その観戦記念として、観戦した試合の映像を欲する場合がある。特に、折角その場にいるのだから、単にTV中継を自宅の録画装置で録画するようなものではなく、自分がその場に居たことが分かるような映像が入手できることが望まれている。
しかし、上記従来技術では、撮影カメラマンが勝手に撮ったり、モニタルームで選択されたりした映像が、大型映像装置に表示されたりテレビ放映されるだけで、希望者が必ず撮影される訳ではなく、また、いつ撮影されるかも不明である。
また、そもそも、観客の一人として試合中は競技場内に居るのであるから、単にテレビ放映画像を録画したい場合でも、予め留守録等をセットしておく必要があり、試合中に「よい試合だから後で画像を見たい」と思っても手遅れとなる。また、試合がTV中継されない場合もあるので、録画不可能な場合もある。
これに対しては、上記特許文献1の発明を利用することで、後からでも(更にTV中継されない場合でも)、試合の撮影画像を入手することが可能となる。
しかしながら、結局、自分が必ず撮影されるわけではないので、上記問題は解決されない。
また、上記特許文献2の発明では、観客の位置も検出しているが、これは観客を撮影する為ではなく、各観客と選手との位置関係を算出する為のものであり、観客が選手を撮影する為の補助を行っているに過ぎない。
また、特許文献3に関しても、複数台のカメラのどれかで自分が必ず撮影されるわけではないので、上記問題は解決されない。また、偶然に、複数台のカメラのどれかで希望者が撮影されていたとしても、自分が写っている画像を目視で探し出す作業が必要となり、非常に手間が掛かることになる。
本発明の課題は、スポーツ/イベント等の観客の中の任意の撮影希望者に、何らかの識別情報を入力させることで、その位置を判別して撮影を行うことにより、撮影希望者や当該撮影希望者を含むグループ等の映像を確実に撮影して提供可能とし、更に何時撮影するのか等の撮影条件を撮影希望者が指定することもでき、また、撮影が任意に行われる場合でも、観客席を撮影した映像から撮影希望者が居るエリアの映像を切り出して、当該撮影希望者にそのエリアの映像を提供できるようにする観客画像提供システム等を提供することである。
本発明の第1の観客画像提供システムは、予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影カメラ制御手段と、該撮影画像を提供する提供手段とを有するように構成する。
上記外部の情報処理端末は、例えば一例としては自己の撮影を希望する観客(撮影希望者)が所持する携帯電話等であり、例えばインターネット等を介して所望の撮影要求情報を入力させる。この撮影要求情報には、例えば、上記観客が居る撮影エリアを判別可能とする識別情報等が含まれる。撮影カメラ制御手段は、撮影カメラの撮影方向等も自動制御できるものであり、上記撮影対象の撮影エリアに対応する撮影条件を用いて、撮影カメラの撮影方向等を制御することで、例えば上記撮影希望者が居る撮影エリアを撮影させることができる。
本発明の第2の観客画像提供システムは、予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいてカメラマンに指示することで、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影指示手段と、該撮影画像を提供する提供手段とを有するように構成する。
上記第2の観客画像提供システムでは、撮影カメラはカメラマンが操作することを前提としている。そして、カメラマンに上記撮影対象の撮影エリアを撮影させる為の指示を出す(例えば、指示画面を表示等する)。
本発明の第3の観客画像提供システムは、予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアの各境界と撮影カメラの撮影方向との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、前記撮影カメラの撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、前記撮影カメラで撮影された画像と、前記撮影方向検出手段で検出された前記撮影カメラの撮影方向とを入力し、前記対応関係記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該撮影画像から前記各撮影エリアの画像を切り出して格納するエリア毎画像切出・格納手段と、前記撮影要求に応じた撮影エリアの画像を、前記エリア毎画像切出・格納手段から取得して提供する提供手段とを有するように構成する。
第3の観客画像提供システムでは、上記撮影希望者等に撮影要求を入力させるが、この撮影要求に従って撮影を行うものではない。撮影カメラによる撮影自体は、撮影希望者の要求には関係なく、カメラマン等によって勝手に行われる。但し、この場合でも、時々、観客を写す場合が多い。このとき、撮影カメラを回転させつつ(撮影方向を移動させつつ)撮影する場合が多い。これより、予め、各撮影エリアの各境界と撮影カメラの撮影方向との対応関係を記憶しておき、この対応関係と検出された撮影方向とに基づいて、各撮影エリアが画像に入ったときから画像から出るまでの間の画像を撮影画像から切り出すことで、各撮影エリア毎の撮影画像を生成する。そして、上記撮影要求から撮影希望者が居る撮影エリアを判別することで、撮影希望者が居る撮影エリアの撮影画像を当該撮影希望者に提供できる。尚、提供先は、撮影希望者に限るものではない。
本発明の観客画像提供システム等によれば、スポーツ/イベント等の観戦時の感動を映像に残すことができ、特に撮影希望者を(更に希望した時間に)確実に撮影して、撮影した画像を撮影希望者に提供できる。あるいは、任意に撮影された画像から、画像を希望した者の映像を切り出して、これを希望者に提供できる。提供の仕方は、様々である。これによって、その競技場等に行って観戦した時の感動や印象等をこれまで以上に強烈に残しておくことが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本例の観客画像提供システムの実施例1におけるシステム構成図を示す。
尚、本例の観客画像提供システムは、例えばスポーツ競技場やイベント会場等のように多数の観客を収容する施設において、そのスタンド等にいる多数の観客のなかの特定の観客(撮影希望者)の映像を確実に取得して提供するものであり、ここでは、スポーツ競技場の一例として野球場を例にする。
図示の観客画像提供システムは、撮影カメラ1、撮影カメラ制御装置2、エンコーダ3、DB(データベース)サーバ4、Webサーバ5等から成り、これらはLAN等のローカルネットワーク6に接続している。Webサーバ5は、更に、インターネット7等に接続しており、インターネット上でホームページを開設している。このホームページ上では、後述する観客(撮影希望者)等による撮影要求(識別情報、撮影希望時刻等)が入力可能となっている。これより、野球状のスタンド等にいる観客は、自己の携帯電話9を用いて、携帯電話基地局8、インターネット7を介してWebサーバ5にアクセスして、識別情報や撮影希望時刻等を登録可能となっている。識別情報は、例えば自己の座席番号や後述する撮影エリアの識別番号等である。登録内容はDBサーバ4に格納される。
撮影カメラ1は、例えば放送用/業務用カメラであり、広い野球場等であっても個々の選手や観客等を鮮明に撮影可能なものであり(ディジタルカメラが望ましい)、本例では更に、その撮影方向(パン角、チルト角等)を自動的に制御可能(又は外部から遠隔操作可能)とする為のアクチュエータ等が設けられている。更にズーム機構も外部から制御可能な構成となっている。これらアクチュエータやズーム機構の制御、及び撮影の開始/終了等の制御は、撮影カメラ制御装置2が行う。
撮影カメラ制御装置2は、上記登録内容(撮影要求)と、例えば図2に示す撮影エリア−操作条件対応テーブル20に基づいて、上記アクチュエータやズーム機構の制御を行ったうえで(撮影カメラ1の撮影方向を撮影希望者の方向に向け、ズームを調整する)、撮影カメラ1による撮影を行わせる。これより、上記撮影希望者が撮影カメラ1で撮影される。
尚、撮影カメラを自動制御したり内部ネットワークを介してモニタ室等から遠隔制御する構成自体は、従来より存在するが、本例では、制御内容が異なる。すなわち、観客からの希望に応じて観客(撮影希望者)を撮影するように制御することは、従来では行われていない。
撮影された画像は、エンコーダ3でエンコードを行った後、DBサーバ4に格納される。Webサーバ5は、上記撮影希望者の携帯電話9からアクセスがあると、当該撮影された画像をDBサーバ4から取得して携帯電話9に表示させる。あるいは、上記撮影要求登録の際に撮影希望者の携帯電話9のメールアドレスを登録させ、電子メールで撮影終了を通知すると共にこの電子メールに撮影画像ファイルへのリンクを埋め込むことで、撮影希望者がこのリンクをクリックすると撮影画像が携帯電話9に表示されるような構成であってもよい。
以下、図2以降を参照して、上記実施例1の観客画像提供システムについて更に詳細に説明する。
図1の観客画像提供システムでは、まず、予め、観客等が居ないとき等に、人間(設定者)が撮影カメラ1を操作して野球場内の各撮影エリアを視認しながら、各撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を設定することで、図2に示す撮影エリア−操作条件対応テーブル20を作成しておく。上記操作条件とは、図2に示す例では、撮影カメラ1のパン角、チルト角、及びズーム位置である。
撮影エリアとは、図1に示す1A、1B、2A等の各エリアのことであり、図1に示す例では多数の観客席(数百程度)を含む大きなエリアとなっているが、この例に限らず、例えば数十程度の観客席を含む中規模エリアや、2〜6程度の観客席を含む(その観客と周りの家族、友人等を含む)小規模エリアであってもよいし、あるいは観客席自体を意味するものであってもよい。あるいは、撮影エリアは、これら大規模エリア、中規模エリア、観客席を混在させてもよい。これによって、例えば後述する撮影要求の入力の際に、撮影希望者に自己の座席の番号を入力させ、システム側で、この座席が含まれる大規模、中規模、小規模のそれぞれのエリアを判定し、上記撮影カメラ1の撮影方向やズームの制御を、大規模、中規模、小規模、及び座席に対応する4段階に調整して撮影することで、撮影希望者に対して、遠景からアップまで4種類の撮影画像を取得・提供することができるようにしてもよい。
また、撮影カメラ1には、上記パン角、チルト角、及びズーム位置(倍率)を各々検出する為の不図示の複数の検出器が備えられている。また、撮影カメラ1又はその近傍には、例えば撮影エリアの識別番号(上記1A、2A等)を入力する為の入力装置が備えられている。
これより、上記設定を行う際には、まず、上記設定者が、設定対象とする撮影エリアの識別番号を上記入力装置により入力後、撮影カメラ1を操作して当該撮影カメラ1を設定対象の撮影エリアの方向に向け、更にズームを調整することで、撮影エリアが撮影可能な状態になったら、例えば入力装置により「設定完了」を入力する。これにより、この時の撮影カメラ1のパン角、チルト角、及びズーム位置が上記検出器により検出され、検出されたパン角、チルト角、及びズーム位置のデータが、上記設定対象の撮影エリアの識別番号と共に、DBサーバ4に送信される。
DBサーバ4は、上記データを撮影エリア−操作条件対応テーブル20に追加格納する。
尚、上記設定者が、上述した撮影カメラ1を操作して当該撮影カメラ1を設定対象の撮影エリアの方向に向け、更にズームを調整する作業を行う際には、当該設定対象の撮影エリアに目印を置くことが望ましい。例えば、後述する実施例3のような点灯可能なポールを設置してもよいし、その都度スタッフ等が設定対象の撮影エリアに立つようにしてもよい。
以上説明した作業を全ての撮影エリアについて実行することで、例えば図2に示すような撮影エリア−操作条件対応テーブル20が作成されることになる。図示の例の撮影エリア−操作条件対応テーブル20では、各撮影エリア21毎に、その操作条件(パン角22、チルト角23、及びズーム位置24)が格納される。当該テーブル20を参照すれば、例えば撮影エリア1Aを撮影するための撮影カメラ1のパン角はΘ1A、チルト角はΦ1A、ズーム位置はZ1Aであることが分かる。
以上説明したように、事前に設定作業を行って撮影エリア−操作条件対応テーブル20を作成済みの状態にしておき、その後、野球等の試合が行われる毎に、任意の観客(撮影希望者)からの要求に応じて、撮影エリア−操作条件対応テーブル20を参照して当該要求に応じた操作条件を取得することで、当該撮影希望者を自動的に撮影することができる。
これについて、以下、撮影エリア2Aの観客が自分の映像の撮影申込を行う場合を例に説明する。尚、ここでは、撮影エリアは、図1に示すように多数の観客席を含む広いエリアであるものとし、各観客席には、その観客席が属する撮影エリアの識別番号(ここでは2A)が付されているものとする。これより、この観客は自己の撮影エリアが2Aであることを知ることができる。尚、この例に限らず、例えば指定席チケットに、撮影エリアを印刷しておくことで、事前に自己の撮影エリアを知って撮影申し込みを行えるようにしてもよい。また、撮影希望者が自分自身の撮影を要求するとは限らない。例えば、球場内にいる友人等の撮影を希望してもよい。よって、以下の説明では、撮影対象者は撮影希望者であるものとして説明するが、この例に限らない。
まず、任意の撮影希望者が、自己の携帯電話9のブラウザ等を起動してWebサーバ5の上記ホームページのURLを入力することで、不図示のメニュー画面を表示させ、複数のメニューの中から「撮影申し込み」を選択することで、例えば図3(a)のような撮影申込画面30が携帯電話9のディスプレイに表示される。
撮影希望者は、この撮影申込画面30上で任意の撮影要求を入力する。図示の例では撮影エリア入力領域31に自己の撮影エリア2Aを入力し、撮影申込ボタン32を押す。この例に限らず、更に、後述する撮影希望時刻や撮影時間やメールアドレス等も入力させてもよい。これにより、入力された情報(撮影要求)が、インターネット7等を経由してWebサーバ5に通知される。この通知を受けたWebサーバ5は、DBサーバ4との連携により、DBサーバ4内のDB(データベース)に格納されている撮影要求リストに、当該新たな撮影要求を追加する。その際、DBサーバ4は、管理番号と撮影時刻を任意に決定し、この管理番号と撮影時刻を上記撮影要求に対応つけて撮影要求リストに格納する。
この撮影リストの一例を図4(a)、(b)に示す。
図4(a)、(b)に示す撮影要求リスト60は、管理番号61、撮影エリア62、撮影開始時刻63、撮影終了時刻64、及び撮影ファイル名65の各フィールドから成る。図4(a)には上記撮影エリア2Aの撮影要求が出される前の状態、図4(b)には当該撮影エリア2Aの撮影要求に応じて撮影要求リスト60に新たな撮影要求が追加された状態を示してある。
管理番号61は上記の通り任意に決定されるものであり、ここでは申込順に自然数の番号が付され、図4(a)では管理番号が1〜NまでのN個の撮影要求が登録されており、図4(b)に示すように上記撮影エリア2Aの撮影要求に対しては管理番号=N+1が割り当てられる。また、ここでは、撮影時刻も、図示の通り、申込順に1分刻みで設定し、撮影時間は20秒固定としている。但し、これは一例であり、撮影時刻を撮影希望者に指定させても良いし、更に撮影時間も撮影希望者に指定させるようにしても良い。この場合には、図3(a)の撮影申込画面30に、更に、不図示の撮影希望時刻の選択領域や撮影時間の入力領域を設けることになる。また、例えば、撮影希望時刻に関しては、他の希望と重複しないようにする為に、撮影要求リスト60を参照して、現時刻以降で選択可能な(空いている;他者が予約済みではない)時刻を一覧表示して、撮影希望者に選択させるようにしてもよい。
上記DBサーバ4による撮影要求リスト60の更新処理が完了したら、Webサーバ5は、携帯電話9のブラウザの画面を図3(b)のように受付完了画面40に切り替え、撮影希望者に対して受付が完了したことと、撮影開始/終了時刻を通知する。尚、更に、上記割り当てられた管理番号(N+1)を通知するようにしてもよい。
このように、撮影時刻や撮影時間を通知することで、撮影希望者は、撮影開始時刻から撮影終了時刻までの間、撮影されている事を意識して、ハイテンションで応援したり、仲間達と盛り上がったりして、より思い出深い映像を残すことができるようになる。
上述した撮影希望者による撮影申し込みは、基本的には、開場後から試合終了までの間、何時でも行うことができる。更に、予め上記指定席チケットを購入している者の様に、事前に自己の撮影エリアが分かる者であれば、開場前であっても(前日等であっても)、撮影申し込みを行えるようにしてもよい。申し込み日が試合当日でない場合には、図3(a)の画面において更に試合の日付を入力させるようにしてもよい。
尚、上述した説明では、撮影申し込みを自己の携帯電話9を用いて行う場合を例に説明したが、この例に限らず、他の携帯端末や現地に備え付けの専用の申込端末を用いても構わない。また、携帯電話等での入力ではなく、入場前に撮影希望者にICタグを配布し、各撮影エリアに敷設したICタグリーダーがICタグを読み込み、その読み込み情報を元に自動的に撮影申込登録を行っても良い。但し、この場合には、撮影時間等の要望を行うことはできなくなるので、上記の通り、携帯電話9等から撮影希望登録を行わせるようにすることが望ましい。
そして、撮影カメラ制御装置2は、試合中、図5に示す処理を繰り返し実行する。
図5に示す処理では、撮影カメラ制御装置2は、まず、DBサーバ4に問い合わせ、撮影要求リスト60に撮影済でない(未処理の)撮影要求があるかどうかを確認し(ステップS11)、未処理の撮影要求がない場合には(ステップS11,NO)、一定時間待機した後(例えば数十秒程度)(ステップS17)、再びステップS11の処理に戻る。但し、試合終了時等のように撮影を終了する時である場合には(ステップS16,YES)、本処理を終了する。尚、撮影済みであれば、撮影ファイル名65に撮影した画像のファイル名が格納されている。
一方、撮影要求リスト60に未処理の撮影要求がある場合は(ステップS11,YES)、撮影要求リスト60から処理対象の撮影要求を取得する(ステップS12)。本例では、上記の通り、申し込み順に撮影時刻が自動決定されるので(撮影時刻=直前の撮影要求の撮影時刻+1分)、仮に、管理番号Nまでの撮影要求が処理済みであるとすると、上記処理対象の撮影要求は管理番号N+1の撮影要求となる。但し、撮影希望者が任意に撮影時刻を設定できる構成とした場合には、撮影要求リスト60から未処理の撮影要求全ての撮影開始時刻63を取得して、最も現在時刻に近いものを、上記処理対象の撮影要求とする。
続いて、上記処理対象の撮影要求の撮影エリア62を取得し、図2の撮影エリア−操作条件対応テーブル20を参照して、この撮影エリアを撮影する為の撮影条件(パン角、チルト角、及びズーム位置)を取得する(ステップS13)。仮に処理対象の撮影要求が図4(b)に示す管理番号N+1の撮影要求である場合には、その撮影エリアは2Aであるので、図2より、その操作条件は、パン角はΘ2A、チルト角はΦ2A、ズーム位置はZ2Aとなる。
そして、撮影カメラ制御装置2は、上記のように取得した撮影条件を用いて、撮影カメラ1の上記アクチュエータ等を制御して、その撮影方向がパン角はΘ2A、チルト角はΦ2Aとなるようにし、更にズーム位置はZ2Aとなるように制御することで、撮影カメラ1が上記処理対象の撮影要求の撮影エリア(この例では撮影エリア2A)を撮影可能な状態にする。そして、現在時刻が撮影開始時刻63になったら撮影を開始し、撮影終了時刻64になったら撮影を終了する(ステップS14)。そして、撮影が終了したら、撮影した映像に一意のファイル名を設定してDBサーバ4に格納すると共に当該ファイル名を撮影リスト60の撮影ファイル名65に登録する(ステップS15)。また、ステップS15において更に、図3(c)のような撮影完了通知画面50を撮影希望者の携帯電話9に表示させることにより、撮影希望者に撮影が終了したことを知らせる。
また、撮影完了通知画面50には、再生ボタン51が表示されており、撮影希望者がこの再生ボタン51を操作すると、上記撮影した映像を携帯電話9に配信して表示させることもできる。尚、この例に限らず、例えば電子メール等で上記管理番号を撮影希望者に通知することで、後からでも好きなときに、更に自宅のパソコン等からでも、上記不図示のメニュー画面においてこの管理番号を入力して「画像再生」を指示することで、撮影した画像を参照できるようにしてもよい。
撮影カメラ制御装置2は、撮影終了の度に、撮影リスト60に未処理な撮影要求がないかを確認し(ステップS11)、未処理の撮影要求が未だ残っている場合には逐次処理して撮影を行っていく。
《実施例2》
次に、以下、実施例2について説明する。
図6に、本例の観客画像提供システムの実施例2におけるシステム構成図を示す。
上記実施例1では、撮影カメラ1を自動操作して撮影エリアの撮影を行わせたが、実施例2では、カメラマンが撮影を行う。従って、本例の図6に示す撮影カメラ71には、上記自動操作の為の機構(アクチュエータ等)は存在しない(普通の撮影カメラである)。また、当然、実施例1の撮影カメラ制御装置2のような制御装置も存在しない。その代わりに、図6に示す撮影位置指示装置72を撮影カメラ71の近傍に設けて、この撮影位置指示装置72が、カメラマンに対して、上記処理対象の撮影要求の撮影エリアを撮影させる為の指示を出す。
エンコーダ73、DBサーバ74、Webサーバ76は、図1のエンコーダ3、DBサーバ4、Webサーバ5とほぼ同じであってよい。但し、本説明では、Webサーバ76は撮影した画像を携帯電話9に表示させる処理を行わない(代わりに、後述するように、提供物作成装置75が、撮影した画像を印刷したり記録媒体に記録する)が、これは実施例2に必須の構成というわけではなく、実施例1と同様にしてもよい。また、逆に、実施例1において、例えば提供物作成装置75を設けるようにしてもよい。
この様に、実施例2が実施例1と異なる点は、撮影カメラ1と撮影カメラ制御装置2との代わりに、上記撮影カメラ71と撮影位置指示装置72とを設け、カメラマンが撮影希望者の撮影を行えるように指示を出すようにしたことである。
以下、実施例2の観客画像提供システムの動作について、図7以降も参照して詳細に説明する。
まず、事前に撮影エリア−操作条件対応テーブル20を作成しておく事は、実施例1と同じである。
次に、撮影希望者が自己の携帯電話9からWebサーバ76にアクセスすることで、例えば図3(a)のような撮影申込画面を携帯電話9のディスプレイに表示させ、撮影エリア等を入力させることで、撮影リストに新規の撮影要求を追加することも、基本的には、実施例1と同じである。但し、本例では、携帯電話9のメールアドレスを入力させる。また、管理番号や撮影開始時刻も、実施例1と同様にして自動決定するか又は設定させる。これより、図7(a)、(b)に示すように、本例の撮影要求リスト80は、管理番号81、撮影エリア82、メールアドレス83、撮影開始時刻84、及び撮影ファイル名85より成る。尚、撮影終了時刻がないのは、撮影時間が20秒固定となっているからである(その意味では実施例1においても必ずしも必要ない)。
撮影カメラマンは、試合が始まったら撮影カメラ71を操作して撮影を開始し、エンコーダ73が撮影映像のエンコードを始める。撮影位置指示装置72は、試合中、図8の処理を繰り返し実行する。
撮影位置指示装置72の処理フローチャート図を図8に示す。
図8において、まず、ステップS21〜S23の処理、及びステップS28,S29の処理は、図5のステップS11〜S13、及びステップS16,S17の処理と同じであるので、ここでの説明は省略する。
撮影位置指示装置72は、ステップS23において撮影条件を取得したら、この撮影条件におけるパン角と、上記実施例1で説明した検出器によって検出された撮影カメラ71の現在のパン角とに基づいて、自己のディスプレイ等に、例えば図9に示すような、現在の撮影方向と撮影すべき撮影方向とを示す撮影位置指示画面90を表示する(ステップS24)。また、更に、撮影要求リスト80から撮影希望者の撮影エリアの識別番号を取得して、図9に示すように、この撮影対象の撮影エリアを他の撮影エリアと区別して(例えば表示色を変えて)表示してもよい。勿論、その為に、予め、各撮影エリア毎に図9の画面上での表示座標をその識別番号に対応付けて登録しておく必要がある。
図9に示す表示を見れば、撮影カメラ71が現在向いている方向と撮影希望者が居る方向との相対的な位置関係が分かるので、カメラマンはこの表示を見て、撮影カメラ71を操作して、撮影カメラ71を撮影希望者が居るエリアの方向に向ける。図示の例では、現在位置から右方向に10〜20度程度、撮影カメラを回転させることになる。撮影エリアが2Aであること、すなわちスタンドにおける下側であることが分かるので、その方向(チルト角の方向)に撮影カメラを向ける。更に、図9には示していないが、ズーム位置を表示することで、カメラマンは撮影カメラ71のズームを調整するようにしてもよい。
但し、撮影エリアが図示のような大きなエリアである場合には、上記の操作を行うことで撮影希望者が居るエリアを撮影可能な状態とすることはプロのカメラマンであれば容易であるが、撮影エリアが中規模、小規模なエリア、あるいは撮影希望者の席である場合には、図9のような画面を見ただけでは、正確な調整は難しいと考えられる。
これより、撮影位置指示装置72は、上記撮影位置指示画面90を表示後、カメラマンが撮影カメラ71を操作しているときに、上記各種検出器で検出した撮影カメラ71のパン角、チルト角、ズーム位置と、上記取得した撮影条件(上記例では、パン角Θ2A、チルト角Φ2A、ズーム位置Z2A)とを比較して、それぞれ、一致したときに、表示/音声/ブザーによって、一致したことをカメラマンに知らせる(ステップS25)。すなわち、まず、カメラマンが、撮影カメラ71を操作して大雑把に撮影エリア2Aの方向に向けるようにし、更に微調整する段階で、そのパン角がパン角Θ2Aと一致したことを検出すると、例えばブザーを鳴らす。すると、カメラマンは、続いて、チルト角を調整する操作を行い、チルト角がチルト角Φ2Aと一致したことを検出すると、例えばブザーを鳴らす。最後に、カメラマンがズームを調整する操作を行い、ズーム位置がズーム位置Z2Aと一致したことを検出すると、例えばブザーを鳴らす。
これにより、撮影エリアが狭いエリアである場合でも、正確に撮影希望者の撮影エリアを撮影可能な状態とすることができる。
カメラマンは、上記のように撮影位置指示装置72からの指示に従って撮影カメラを操作し、撮影準備ができたら、不図示の撮影準備完了ボタンを押す。これに応じて、Webサーバ76は、DBサーバ74との連携により、DBサーバ74内のDBに格納されている撮影要求リスト80における当該撮影対象者のメールアドレス83を取得し、このメールアドレスを用いて当該撮影対象者の携帯電話9に対して撮影準備が完了したことを電子メールで通知する。
ここでは、撮影カメラ71は、例えば、試合中は常時撮影を行っているものとする。そして、撮影された画像は常時、DBサーバ74に入力しているものとする。この場合、DBサーバ74は、入力された撮影画像から、撮影開始時刻84から予め設定される所定時間T1(例えば20秒)経過するまでの間の撮影画像を切り出して、実施例1と同様に、切り出した撮影画像に一意のファイル名を設定してDBサーバ74に格納すると共に、このファイル名を撮影要求リスト80の撮影ファイル名85に登録する(ステップS27)。勿論、この例に限らず、撮影開始時刻になったら、音声/ブザー等でカメラマンに知らせることで、撮影の開始、終了を行わせ(撮影時間20秒は予め知らせておく)、撮影された画像は全て(切り出しを行うことなく)用いるようにしてもよい。
尚、上記一例では、撮影画像は動画となるが、これに限らず、静止画としてもよいし、動画と静止画とを混在させてもよい。動画と静止画を混在させる場合には、例えば、撮影開始時刻84から予め設定される所定時間T2(例えば10秒)になったら、一時的に静止画を撮影させるように音声等でカメラマンに指示する。その後は、上記撮影開始時刻84から所定時間T1経過までの撮影画像(動画、静止画の両方を含むことになる)を切り出して、この動画、静止画それぞれに一意のファイル名を設定してDBサーバ74に格納すると共に撮影リスト80に登録する。これは、実施例1においても同様にしてよい。実施例1の場合は、撮影カメラ制御装置2によって自動的に撮影カメラ71の撮影モードを切り替え制御して、静止画を撮影することになる。
撮影位置指示装置72は、任意の撮影エリアを撮影終了する毎に、ステップS21に戻り、撮影リスト80に未処理の撮影要求がないかを確認し、未処理の撮影要求が残っているならば逐次処理していく。
撮影画像の提供方法としては、例えばWebサーバ76が、実施例1の場合と同様に撮影希望者の携帯電話に図3(c)のような撮影完了通知画面50を表示させてもよいが、ここでは他の例として、撮影画像を印刷または記録媒体に格納して撮影希望者に提供するものとする。この例では、上記撮影完了後、Webサーバ76は、撮影リスト80のメールアドレスを用いて、撮影希望者の携帯電話9に、撮影終了した旨を通知する。この通知には、その管理番号81も記載されている。
提供物作成装置75は、例えば、野球場の出口近くに設置されており、そこには現地スタッフが居るものとする。撮影希望者は、もし印刷物又は記録媒体の提供を希望する場合には、この現地スタッフに、上記通知された管理番号と共に、印刷物又は記録媒体の提供希望を知らせる。これより、現地スタッフは、提供物作成装置75を操作して、当該撮影希望者を撮影した撮影画像の印刷物又はこの撮影画像を記録した記録媒体を生成して、これを撮影希望者に渡す。これは、例えば、提供物作成装置75のディスプレイには図10に示すような出力申込画面100が表示され、現地スタッフは、入力領域101に上記管理番号を入力し、選択領域102において印刷物又は記録媒体の何れかを選択した後、申込ボタン103をクリックする。これより、提供物作成装置75は、入力された管理番号より、撮影要求リスト80から対応する撮影ファイル名85を取得し、この撮影ファイル名85の撮影ファイルを取得して、この撮影画像を印刷又は記録媒体に記録する。尚、印刷する場合は、上記静止画のみとなる。
尚、提供物作成装置75の上記操作は、現地スタッフではなく、撮影希望者自身が行うようにしてもよい。
尚、上記実施例1又は実施例2において、撮影準備が完了したことを撮影希望者に通知するようにしたが、この例に限らず、例えば図11に示すような状態通知画面を、競技場内の巨大電光掲示板等の画面の隅等に表示することで、各撮影希望者が何時どの撮影カメラから撮影されるのかを知ることができるだけでなく、他の観客も、現在どの撮影エリアが撮影中であり、次にどの撮影エリアが撮影されるのかを知ることが出来るようにしてもよい。また、図11のような状態通知画面を、撮影希望者の携帯電話9に表示させるようにしてもよい。この場合には、撮影エリアの代わりに撮影要求毎に一意な識別情報(例えば、上記管理番号等)を表示するようにしても良い。
《実施例3》
以下、実施例3について説明する。
図12に、本例の観客画像提供システムの実施例3におけるシステム構成図を示す。図示の通り、この実施例3では、撮影カメラが2台あり(撮影カメラ111,114)、各撮影カメラ111,114は、各々、カメラマンによって任意に操作・撮影される。
但し、これは一例であり、例えば実施例1において説明した、既存の撮影カメラ自動制御/遠隔操作システムを前提としてもよい。この場合でも、撮影希望者の希望は何等関係なく撮影が行われることにかわりはないからである。
この様に、実施例3では、撮影カメラ111,114は、例えばTV放送用の(又は野球場内の巨大スクリーンに表示させる為の)画像を撮影するのであり、撮影希望者の希望は一切関係なく撮影が行われる。従って、基本的には、野球選手のプレーが撮影されることになる。しかし、通常、TV放送では、選手だけではなく、例えばプレーの合間に観客の様子を撮影して放送するものである。あるいは、TV放送では、通常、複数台の撮影カメラからの画像を切り替えて放送するのであり、選手のプレーが放送されているときにも、他の撮影カメラが観客の様子を撮影している場合もある。
実施例3では、この様に任意に撮影された画像から、各撮影エリアを撮影した部分を切り出して格納し、各撮影希望者に当該撮影希望者が居る撮影エリアの画像を提供するものである。従って、全ての撮影希望者が撮影される保障はない。また、図12において撮影カメラを2台としているのは、本例では上記の通り、特定の撮影カメラによって撮影希望者を必ず撮影するものではないので、特定の撮影カメラの撮影画像のみを用いるものではないことを示す為のものである。従って、2台に限らず、例えば球場内の全ての撮影カメラの撮影映像を用いてもよい。その一方で、特定の撮影カメラ(例えば主に観客席を写しているようなカメラ)の撮影画像のみを用いてもよい。
また、上記のようにして任意に観客を撮影する場合、任意の場所を固定的に撮影する場合もあるが、例えば撮影カメラの撮影方向を横方向又は縦方向に動かしながら撮影する場合が多いと考えられる。ここでは、一例として、横方向に動かしながら撮影された画像から各撮影希望者の撮影エリアを撮影した部分を切り出す場合について説明する。
この様な場合には、各撮影エリアと操作条件との対応関係は、図2等のような1対1の関係とはしない方がよい。撮影カメラの撮影方向が横方向に移動していく途中で、特定の撮影エリアが画像に入り始めたときから、画像の外に出るまでの間の撮影画像を、切り出せるように、対応関係を設定することが望ましい。すなわち、この例では、各撮影エリア毎に、その左右端(左右の他のエリアとの境界線)の位置のパン角を検出して登録する。その為に、例えば図13に示す方法を用いる。
図13に示す設定方法では、まず、観客席に、各撮影エリアを識別可能とする為の目印を設ける。ここでは、一例として、図13(a)に示すように点灯可能なポールを各撮影エリアの4つの角に設置する。そして、設定対象の撮影エリアの4つのポールを点灯させる。ここでは、設定対象を撮影エリア3Aとする。そして、例えば観客席の最も左側、すなわち撮影エリア5Aの左端から撮影を開始し、時計周りで除々に撮影方向を変えていく。すると、撮影画像は、例えば、図13(b)、(c)、(d)、(e)、(f)のように変わっていく。そして、画像中に図13(c)のように点灯ポールの1つが入ったときに、作業者等が登録指示を行うと、このときに上記検出器で検出されたパン角Θ31をDBサーバ117が取得し、これを図14に示すようにDBサーバ117内に格納されている撮影エリア−IN/OUT点関係テーブル120に登録する。すなわち、撮影エリア3Aに関して、このパン角Θ31は、時計周りの回転においてはIN点、反時計周りの回転においてはOUT点として登録される。更に、撮影カメラが時計周りに回転していき、図13(d)の状態を経て、再び1つの点灯ポールのみが撮影される状態になったら、上記と同様に、この時のパン角Θ32を検出して、撮影エリア−IN/OUT点関係テーブル120に登録する。すなわち、撮影エリア3Aに関して、このパン角Θ32は、時計周りの回転においてはOUT点、反時計周りの回転においてはIN点として登録される。
全ての撮影エリアについて、上記のように、その左右端のパン角を検出して登録する。そして、任意の撮影カメラについて登録が完了したら、他の撮影カメラについても同様にして登録を行う。
そして、試合中は、DBサーバ117には、各撮影カメラ111,114等が撮影した撮影画像が常時入力されており、DBサーバ117は、図15に示す処理を実行する。すなわち、図15において、DBサーバ117は、試合が終了する等して撮影画像が入力されなくなるまで(ステップS31がNOとなるまで)、ステップS32〜S34の処理を繰り返し実行する。
すなわち、まず、各撮影カメラ111,114からは、常時、上記撮影画像と共に上述した各種検出器が検出した撮影カメラの現在の撮影状態(回転方向、パン角、チルト角等)が出力されており、DBサーバ117は、上記の通り撮影画像を入力すると共にこの撮影状態データも入力している(ステップS32)。これより、DBサーバ117は、撮影カメラの現在のパン角を取得する毎に、図14の撮影エリア−IN/OUT点関係テーブル120を参照して、取得したパン角と一致するパン角があるか否かを判定する(ステップS33)。一致するものが無い場合には(ステップS33,NO)、ステップS31に戻る。
一致するものがある場合には(ステップS33,YES)、撮影エリア−IN/OUT点関係テーブル120から対応するデータを取得して、この時の撮影画像の撮影時間と対応付けて記録する(ステップS34)。例えば、回転方向が時計周り方向でパン角がΘ31であった場合、撮影エリア3AのIN点として上記撮影時間を記録する。あるいは、この時の撮影画像に直接、撮影エリア3AのIN点である事を記録してもよい。ディジタル画像であれば各フレーム毎に管理情報(撮影時間等)も記録されているので、この管理情報に撮影エリア3AのIN点である事を追加・記録する。その後、パン角Θ32が検出された時点で、この撮影画像に対して(又は撮影時間に対応付けて)、撮影エリア3AのOUT点であることが記録されることになる。
尚、DBサーバ117は、入力された撮影画像を格納している。また尚、例えば、現在選手を写しているのか、スタンドを写しているのかを区別したり、例えばほぼ同じ方向にある撮影エリア5Aと5Bとを区別することは、検出されたチルト角に基づいて判定できる。よって、たとえパン角がΘ31等であっても、選手を写していると判定した場合には、上記ステップS33の判定はNOとなる。
上記IN点/OUT点の記録の一例として、例えば図16(a)において、撮影カメラ111が撮影エリア5Aの図上左隅から撮影を開始し、時計周りに回転することで、撮影エリア4A,3A,2A,1Aの順に順次撮影を行っていくものとする。この場合、図16(b)に示すように撮影画像に対して各撮影エリアのIN点、OUT点が記録されることになる。
そして、試合終了したら(ステップS31,NO)、例えば図16(b)のように記録されたIN点、OUT点に基づいて、撮影画像から各撮影エリア毎にIN点−OUT点間の画像を切り出すことで、例えば図16(c)に示すように各撮影エリアの画像を生成する(ステップS35)。
そして、実施例3においても、実施例1,2と同様に、Webサーバ118によって各撮影希望者の撮影要求を受け付けて、DBサーバ117に、例えば図7に示すような撮影要求リスト80を作成・格納しているので(その他、受付完了の通知等も同様にして行っている)、この撮影要求リスト80に基づいて、各撮影希望者に、その者が居る撮影エリアの画像を提供することができる。提供方法は、実施例1や実施例2で説明している何れかの方法であればよい。尚、実施例3で、各撮影希望者個別の撮影映像は提供できない。例えば、撮影エリア2Aに居る撮影希望者全てに、同じ撮影画像が提供されることになる。
最後に、実施例4について説明する。
図17に、本例の観客画像提供システムの実施例4におけるシステム構成図を示す。
図示の構成において撮影カメラ131、撮影カメラ制御装置133、DBサーバ135、及びWebサーバ136は、一部を除いて、実施例1の撮影カメラ1、撮影カメラ制御装置2、DBサーバ4、及びWebサーバ5とほぼ同じであるが、異なる点は、撮影画像の配信先を、撮影希望者本人だけでなく、撮影希望者の家族、友人等のような本人以外の第3者とすることができる点である。その為に、実施例4では、例えば図18(a)の撮影申込画面140に撮影エリア入力領域141に加えてメールアドレス入力領域142(図では1つだが複数可)を設け、この入力領域142に、撮影希望者の携帯電話9や撮影希望者の家族、友人等の情報処理端末139(携帯電話、パソコン等)のメールアドレスを入力可能な構成とする。勿論、入力されたメールアドレスは、DBサーバ135の撮影要求リストに登録される。
そして、実施例1と同様にして撮影カメラ制御装置133によって撮影カメラ131が操作されて撮影希望者の居る撮影エリアが撮影され、この撮影画像がDBサーバ135に格納されると、Webサーバ136は上記各メールアドレスを用いて、撮影希望者の携帯電話9や撮影希望者の家族、友人等の情報処理端末139(携帯電話、パソコン等)に対して、撮影完了した旨を通知する電子メールを送信する。この電子メールにはリンク先が埋め込まれており、撮影希望者やその家族/友人等が、このリンク先を指定することで、自己の携帯電話やパソコン等に例えば図18(c)のような画面160が表示される。そして、図示の再生ボタン161をクリックすると、上記撮影画像が表示されることになる。
尚、以上の特徴は、実施例2において適用してもよい。
尚、実施例2で説明したような、撮影画像を印刷したり記録媒体に格納する例でも、撮影希望者の家族、友人等が撮影画像を見ることは可能となる。しかし、これは、後から見ることができるだけである。すなわち、撮影希望者が、試合終了後、帰宅等してから見ることができるだけである。これに対して、本例では、ほぼリアルタイムで(試合中に)、撮影希望者の家族、友人等が撮影画像を見ることが可能となる。
また、実施例4では、更に、図17に示す撮影画像合成装置134を設けて、これを利用して、合成画像を提供することも特徴としている。撮影画像合成装置134は、撮影カメラ131が撮影した画像と、撮影カメラ132が撮影した画像とを入力して、これら2つの画像を合成して、この合成画像をDBサーバ135に渡して格納させる。Webサーバ136は、この合成画像を、撮影希望者やその家族、友人等に提供する。提供方法は、上記の通り、様々であってよい。尚、画像合成は、既存の一般的な技術を用いればよいので、ここでは特に説明しない。
撮影カメラ131が撮影する画像は、上記の通り、撮影希望者がいる撮影エリアの画像である。一方、撮影カメラ132が撮影する画像は、撮影希望者の希望は何も関係の無い通常のTV放送用等の画像であり、通常は、フィールド上のプレーの様子(選手等)を撮影している。これより、上記合成画像は、選手のプレー画像と撮影希望者の観戦の様子とが同時に写される2分割画像等となり、試合を観戦している様子が臨場感溢れる映像として撮影希望者やその家族、友人等に提供されることになる。
尚、上記実施例1〜4において、そのシステム構成図は一例を示しているだけであり、例えば、WebサーバがDBサーバの機能も備えるようにしてもよいし、実施例1、4においてDBサーバが撮影カメラ制御装置の機能も備えるようにしてもよい。
図19は、上記観客画像提供システムを構成する各コンピュータ(DBサーバ、Webサーバ、撮影カメラ制御装置、撮影位置指示装置)のハードウェア構成の一例を示す図である。
同図に示すコンピュータ200は、CPU201、メモリ202、入力装置203、出力装置204、外部記憶装置205、媒体駆動装置206、ネットワーク接続装置207等を有し、これらがバス208に接続された構成となっている。同図に示す構成は一例であり、これに限るものではない。
CPU201は、当該コンピュータ200全体を制御する中央処理装置である。
メモリ202は、プログラム実行等の際に、外部記憶装置205(あるいは可搬型記録媒体209)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU201は、メモリ202に読み出したプログラム/データを用いて、上述した各種処理を実行する。例えば、当該コンピュータ200が撮影カメラ制御装置2である場合には、上記プログラム/データを用いて、図5の処理を実行する。当該コンピュータ200が撮影位置指示装置72である場合には、上記プログラム/データを用いて、図8の処理を実行する。当該コンピュータ200がDBサーバ117である場合には、上記プログラム/データを用いて、図15の処理を実行する。
その他の上述してある各種処理、例えば、DBサーバ4、74、135による撮影リスト作成処理、Webサーバ5、76、118、136による撮影要求受付処理、各種通知処理、撮影画像配信処理等、提供物作成装置75による申し込み受付処理、提供作成処理等も、各々の外部記憶装置等に記憶された上記プログラム/データを用いてCPU201が実行する。
入力装置203は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等である。
出力装置204は、例えばディスプレイ、プリンタ等である。
外部記憶装置205は、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等であり、上述した、各種処理をCPU201で実行させる為のプログラム/データが格納されている。上記の通り、これらプログラム/データは、可搬型記録媒体209に格納されているものであってもよい。
媒体駆動装置206は、可搬型記録媒体209に記憶されているプログラム/データ等を読み出す。可搬型記録媒体209は、例えば、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、メモリカード、DVD、光磁気ディスク等である。
ネットワーク接続装置207は、ネットワークに接続して、外部の情報処理装置とプログラム/データ等の送受信を可能にする構成である。
尚、当該コンピュータ200が撮影カメラ制御装置2である場合には、入力装置203、 出力装置204等は特に必要ない代わりに、撮影カメラ1を制御する為の信号を入出力するインタフェースが必要となる。当該コンピュータ200が撮影位置指示装置72である場合には、上述した各種検出器による検出信号を入力する為のインタフェースが必要となる。
図20は、上記プログラムを記録した記録媒体、プログラムのダウンロードの一例を示す図である。
図示のように、上記観客画像提供システムの各種機能を実現する為のプログラム/データが記憶されている可搬型記録媒体209からコンピュータ200側に読み出して、メモリ202に格納し実行するものであってもよいし、また、上記プログラム/データは、ネットワーク接続装置207により接続しているネットワーク210(インターネット等)を介して、外部のサーバ220の記憶部221に記憶されているプログラム/データをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、装置/方法に限らず、上記プログラム/データを格納した記録媒体(可搬型記録媒体209等)自体として構成することもできるし、上記プログラム自体として構成することもできる。
(付記1) 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、
外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影カメラ制御手段と、
該撮影画像を提供する提供手段と、
を有することを特徴とする観客画像提供システム。
(付記2) 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、
外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいてカメラマンに指示することで、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影指示手段と、
該撮影画像を提供する提供手段と、
を有することを特徴とする観客画像提供システム。
(付記3) 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアの各境界と撮影カメラの撮影方向との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
前記撮影カメラの撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、
前記撮影カメラで撮影された画像と、前記撮影方向検出手段で検出された前記撮影カメラの撮影方向とを入力し、前記対応関係記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該撮影画像から前記各撮影エリアの画像を切り出して格納するエリア毎画像切出・格納手段と、
前記撮影要求に応じた撮影エリアの画像を、前記エリア毎画像切出・格納手段から取得して提供する提供手段と、
を有することを特徴とする観客画像提供システム。
(付記4) 前記提供手段は、前記撮影画像又は前記切り出した画像を、前記外部の情報処理端末又は前記撮影要求において指定された任意の携帯電話又は情報処理装置に、表示させることを特徴とする付記1〜3の何れかに記載の観客画像提供システム。
(付記5) 前記撮影要求取得・記憶手段は、前記撮影要求に任意の撮影時刻を割り当てて記憶し、
該撮影時刻を前記外部の情報処理端末に通知する通知手段を更に有し、
前記撮影カメラ制御手段は、前記撮影時刻になると、前記撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させることを特徴とする付記1記載の観客画像提供システム。
(付記6) 前記撮影要求取得・記憶手段は、前記外部の情報処理端末において任意の撮影希望時刻を入力させ、前記撮影要求には該撮影希望時刻が含まれ、
前記撮影カメラ制御手段は、該撮影希望時刻になると、前記撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させることを特徴とする付記1記載の観客画像提供システム。
(付記7) 前記撮影要求取得・記憶手段は、前記外部の情報処理端末において任意の観客席番号を入力させ、前記撮影要求には該観客席番号が含まれ、
前記撮影対象の撮影エリアは該観客席番号に基づいて判別される1又は複数の撮影エリアであることを特徴とする付記1又は2記載の観客画像提供システム。
(付記8) 前記撮影指示手段は、前記撮影対象の撮影エリアの位置/方向を表示することにより、前記カメラマンへの指示を行うことを特徴とする付記2記載の観客画像提供システム。
(付記9) 前記撮影カメラの現在の撮影状態を検出する検出手段を更に備え、
前記撮影指示手段は、前記カメラマンによって任意に操作される前記撮影カメラの撮影状態が、前記操作条件と合致したときに、操作条件に合致したことを前記カメラマンに報知することを特徴とする付記2記載の観客画像提供システム。
(付記10) 第2の撮影カメラと、
該第2の撮影カメラで撮影された画像と、前記撮影カメラで撮影された前記撮影対象の撮影エリアの画像とを合成する画像合成手段とを更に備え、
前記提供手段は該合成画像を提供することを特徴とする付記1又は2記載の観客画像提供システム。
(付記11) 撮影カメラを制御する撮影カメラ制御装置であって、
予め記憶されている、各撮影エリアに対応する前記撮影カメラの操作条件と、外部の情報処理端末から入力された任意の撮影要求とに基づいて、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる制御手段、
を有することを特徴とする撮影カメラ制御装置。
(付記12) 撮影カメラを制御するコンピュータに、
予め記憶されている、各撮影エリアに対応する前記撮影カメラの操作条件と、外部の情報処理端末から入力された任意の撮影要求とに基づいて、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる機能、
を実現させる為のプログラム。
本例の観客画像提供システム(実施例1)のシステム構成図である。 撮影エリア−操作条件対応テーブルの一例である。 (a)は撮影申込画面、(b)は受付完了通知画面、(c)は撮影完了通知画面の一例である。 (a)、(b)は、撮影要求リストの一例である。 撮影カメラ制御装置の動作フローチャート図である。 本例の観客画像提供システム(実施例2)のシステム構成図である。 (a)、(b)は、撮影要求リストの一例である。 撮影位置指示装置の動作フローチャート図である。 撮影位置指示画面の一例である。 出力申込画面の一例である。 状態通知画面の一例である。 本例の観客画像提供システム(実施例3)のシステム構成図である。 (a)〜(f)は、各撮影エリアと操作条件との対応関係を設定する方法を説明する為の図である。 撮影エリア−IN/OUT点関係テーブルの一例である。 DBサーバによる処理フローチャート図である。 (a)〜(c)は、撮影した画像から各撮影エリア毎の画像を生成する例を示す図である。 本例の観客画像提供システム(実施例4)のシステム構成図である。 (a)は撮影申込画面、(b)は受付完了通知画面、(c)は撮影完了通知画面の一例である。 コンピュータ・ハードウェア構成図である。 可搬型記録媒体、ダウンロードの一例である。 従来技術を説明する為の図である。
符号の説明
1 撮影カメラ
2 撮影カメラ制御装置
3 エンコーダ
4 DBサーバ
5 Webサーバ
6 内部ネットワーク
7 インターネット
8 携帯電話基地局
9 携帯電話
10 大型映像装置
20 撮影エリア−操作条件対応テーブル
21 撮影エリア
22 パン角
23 チルト角
24 ズーム位置
30 撮影申込画面
31 撮影エリア入力領域
32 撮影申込画面
40 受付完了通知画面
50 撮影完了通知画面
51 再生ボタン
60 撮影要求リスト
61 管理番号
62 撮影エリア
63 撮影開始時刻
64 撮影終了時刻
65 撮影ファイル名
71 撮影カメラ
72 撮影位置指示装置
73 エンコーダ
74 DBサーバ
75 提供物作成装置
76 Webサーバ
80 撮影要求リスト
81 管理番号
82 撮影エリア
83 メールアドレス
84 撮影開始時刻
85 撮影ファイル名
100 出力申込画面
101 入力領域
102 選択領域
103 申込ボタン
111,114 撮影カメラ
112、115 エンコーダ
117 DBサーバ
118 Webサーバ
120 撮影エリア−IN/OUT点関係テーブル
131,132 撮影カメラ
133 撮影カメラ制御装置
134 撮影映像合成装置
135 DBサーバ
136 Webサーバ
139 情報処理端末
140 撮影申込画面
141 撮影エリア入力領域
142 メールアドレス入力領域
143 撮影申込ボタン
150 受付完了通知画面
160 撮影完了通知画面
161 再生ボタン
200 コンピュータ
201 CPU
202 メモリ
203 入力装置
204 出力装置
205 外部記憶装置
206 媒体駆動装置
207 ネットワーク接続装置
208 バス
209 可搬型記録媒体
210 ネットワーク
220 外部のサーバ
221 記憶部

Claims (5)

  1. 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、
    外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
    該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影カメラ制御手段と、
    該撮影画像を提供する提供手段と、
    を有することを特徴とする観客画像提供システム。
  2. 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアを撮影する為の撮影カメラの操作条件を記憶する操作条件記憶手段と、
    外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
    該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件を前記操作条件記憶手段から取得して、該操作条件に基づいてカメラマンに指示することで、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる撮影指示手段と、
    該撮影画像を提供する提供手段と、
    を有することを特徴とする観客画像提供システム。
  3. 予め1又は複数の観客席を含む各撮影エリア毎に、該撮影エリアの各境界と撮影カメラの撮影方向との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
    外部の情報処理端末において任意の撮影要求を入力させて、該撮影要求を取得して記憶する撮影要求取得・記憶手段と、
    前記撮影カメラの撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、
    前記撮影カメラで撮影された画像と、前記撮影方向検出手段で検出された前記撮影カメラの撮影方向とを入力し、前記対応関係記憶手段に記憶された前記対応関係を参照して、該撮影画像から前記各撮影エリアの画像を切り出して格納するエリア毎画像切出・格納手段と、
    前記撮影要求に応じた撮影エリアの画像を、前記エリア毎画像切出・格納手段から取得して提供する提供手段と、
    を有することを特徴とする観客画像提供システム。
  4. 撮影カメラを制御する撮影カメラ制御装置であって、
    予め記憶されている、各撮影エリアに対応する前記撮影カメラの操作条件と、外部の情報処理端末から入力された任意の撮影要求とに基づいて、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる制御手段、
    を有することを特徴とする撮影カメラ制御装置。
  5. 撮影カメラを制御するコンピュータに、
    予め記憶されている、各撮影エリアに対応する前記撮影カメラの操作条件と、外部の情報処理端末から入力された任意の撮影要求とに基づいて、該撮影要求から得られる撮影対象の撮影エリアに対応する前記操作条件に基づいて前記撮影カメラを制御して、該撮影カメラに前記撮影対象の撮影エリアを撮影させる機能、
    を実現させる為のプログラム。
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