JPH10301984A - 施設利用者管理システム - Google Patents

施設利用者管理システム

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Publication number
JPH10301984A
JPH10301984A JP10480297A JP10480297A JPH10301984A JP H10301984 A JPH10301984 A JP H10301984A JP 10480297 A JP10480297 A JP 10480297A JP 10480297 A JP10480297 A JP 10480297A JP H10301984 A JPH10301984 A JP H10301984A
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JP
Japan
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Application number
JP10480297A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Yamada
邦彦 山田
Takao Ogasawara
貴夫 小笠原
Akira Osugi
明 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH10301984A publication Critical patent/JPH10301984A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊園地など、不特定多数の人々が利用する遊
戯施設の閉園時刻が過ぎても、窃盗目的や事故などによ
って園内に残っている人物を早期に発見し、これによっ
て防犯上、安全上の管理を容易にするとともに、迷子探
索や個人呼出なども容易にする。 【解決手段】 入園ゲート20を利用者6が通過する毎
に、この利用者6が持つ施設利用券5aと通信を行っ
て、この施設利用券5aのID番号データを読み出すと
ともに、この利用者6の顔を撮影し、これらの各情報を
管理装置10に伝送して、登録させるとともに、この利
用者6が各ミニ施設8を利用する毎に、この利用者6が
持つ施設利用券5aと通信を行って、この施設利用券5
aのID番号データを読み出し、管理装置10で各利用
者6の施設利用状況を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊園地などの遊戯
施設に出入りする不特定多数の人を管理して、施設の安
全性を高める施設利用者管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】遊園地など、不特定多数の人が利用する
施設では、遊戯施設を利用する各利用者を管理する必要
があることから、遊戯施設の入退出場ゲート部分、遊戯
施設内にある各施設のゲート部分などに従業員を配置
し、これらの各従業員によって、各利用者の利用回数な
どを管理するようにしている。
【0003】しかしながら、このような方法では、多数
の従業員を必要とするとともに、管理の精度を向上させ
ることができないことから、従来、特開平7−5699
1号公報で示される「施設内所在管理システム」、特開
平2−242399号公報で示される「プリペイド・タ
グの度数表示装置」などが提案されている。
【0004】これら特開平7−56991号公報で開示
された「施設内所在管理システム」、特開平2−242
399号公報で開示された「プリペイド・タグの度数表
示装置」のうち、特開平7−56991号公報で開示さ
れた「施設内所在管理システム」では、図19に示すよ
うに、遊戯施設内に入場する利用者102にデータキャ
リア103を持たせ、前記データキャリア103を持っ
た利用者102が入退出ゲート104を通過するとき、
この入退出ゲート104によって前記データキャリア1
03のIDデータを読み出して、これをセンタ108の
コンピュータ107に登録し、以後データキャリア10
3を持った利用者102が、各施設物105の近傍を通
過する毎に、この施設物105によってデータキャリア
103のIDデータを読み出すとともに、中継局106
によってこれを中継して、コンピュータ107に利用者
102の位置を登録する。
【0005】そして、利用者102の呼出などに関する
問い合わせがあったとき、センタ108のコンピュータ
107によってこの利用者102が最後に立ち寄った施
設物105の名称などを従業員に提示して、探索などを
行わせることにより、利用者102が遊戯施設内のどこ
に居ても、これをリアルタイムで管理し、問い合わせな
どに対し、従業員に適切な探索を行わせる。
【0006】また、特開平2−242399号公報で開
示された「プリペイド・タグの度数表示装置」では、図
20に示すように、タグ販売所110において、無線方
式で通信する機能を持つタグ111を利用者に販売し、
この利用者が遊戯施設内の各施設のゲート112を通過
する際、このゲート112に設けられた質問器113に
よってタグ111に質問信号を送信して、図21に示す
ように、このタグ111の送受信部114から、識別デ
ータ記憶部115に記憶させている識別データを送信さ
せて、これを受信し、さらに処理装置116によって前
記識別データが正規の識別データであるかどうかをチェ
ックし、これが正規の識別データであるとき、質問器1
13から度数の更新信号を送信させ、タグ111内のタ
グ制御装置117によって、残り度数記憶部118に記
憶されている残り度数を更新させるとともに、可聴音信
号発生部119を動作させて、スピーカ120から残り
度数を示す可聴音を出力させることにより、各利用者が
各施設を利用する毎に、タグ111に与えられている残
り度数を更新して、この更新内容を利用者側に知らせ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の遊戯
施設では、閉園時刻を過ぎても、園内に人が残っている
ケースがあることから、従業員などが、園内を巡回し
て、園内に残っている人がいるかどうかを確認し、残っ
ている人がいれば、これを発見して、園外に誘導し、こ
れによって閉園時刻が過ぎても、園内に人が残っている
ことが無いようにして、万一の事故が発生しないように
している。
【0008】しかし、閉園時刻を過ぎても、園内に残っ
ている人の全てが、閉園時刻が過ぎたことを知らずに、
園内に残っている人のみでは無く、破壊目的や窃盗目的
で、故意に残っている人がいる恐れがあり、このような
人については、従業員が単に園内を巡回しただけでは、
これを発見することが難しく、十分な安全性を確保でき
ないという問題があった。
【0009】このような問題に対し、図19に示す施設
内所在管理システム101では、迷い人などの探索につ
いては、これを容易にすることができるものの、閉園後
の防犯については、この人の特徴が分からないなどの理
由により、利用者102が園内に潜んでいても、これを
見つけ出すことが難しいという問題があった。
【0010】また、図20、図21に示すプリペイド・
タグの度数表示装置109では、各利用者が施設を利用
する回数などを管理することを目的としていることか
ら、利用者が園内に潜んでいても、これを検知すること
ができないという問題があった。
【0011】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、遊園地など、不特定多数の人々が利用する遊戯施設
の閉園時刻が過ぎても、窃盗目的や事故などによって園
内に残っている人物を早期に発見することができ、これ
によって防犯上、安全上の管理を容易にすることができ
るとともに、迷子探索や個人呼出なども容易にすること
ができる施設利用者管理システムを提供することを目的
としている。
【0012】また、請求項2では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、
窃盗目的や事故などによって園内に残っている人物をき
め細かく早期に発見することができ、これによって防犯
上、安全上の管理を容易にすることができるとともに、
迷子探索や個人呼出なども容易にすることができる遊戯
施設用防犯システムを提供することを目的としている。
【0013】また、請求項3では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的
や事故などによって各通路にいる人物をほぼリアルタイ
ムで発見することができ、これによって防犯上、安全上
の管理を容易にすることができるとともに、迷子探索や
個人呼出なども容易にすることができる遊戯施設用防犯
システムを提供することを目的としている。
【0014】また、請求項4では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的
や事故などによって施設内に残っている人物をほぼリア
ルタイムで発見することができ、これによって防犯上、
安全上の管理を容易にすることができるとともに、迷子
探索や個人呼出なども容易にすることができる遊戯施設
用防犯システムを提供することを目的としている。
【0015】また、請求項5では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設内に入場している各利用
者に対する検索依頼があったとき、この利用者が持つ施
設利用券から呼出音を出させて、この利用者の特定を容
易にし、これによって従業員に負担を掛けることなく、
迷子探索や個人呼出などを容易にし、従業員の人件費、
捜索時間を大幅に削減することができる施設利用者管理
システムを提供することを目的としている。
【0016】また、請求項6では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻に近づいたと
き、この遊戯施設内に入場している各利用者に不快感を
与えることなく、閉園時刻が近づいたことを知らせて、
利用者側の自主性、利便性を考慮しつつ、退園ゲート側
に導くことができ、これによって従業員に負担を掛ける
ことなく、利用者の退園を容易にして、従業員の人件費
などを大幅に削減することができる施設利用者管理シス
テムを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、遊園地等の施設に入場す
る人によって携帯され、質問信号を受信したときに、予
め登録されている固有情報を送信するIDタグと、前記
施設内の所定場所に配置され、前記IDタグを付けた人
が通過するときに、このIDタグに前記質問信号を送信
して、前記IDタグの固有情報の送信を促す質問器と、
前記施設内の所定場所に配置され、前記IDタグを付け
た人が通過するときに、この人物の画像を取り込むカメ
ラ装置と、このカメラ装置で得られた各人の画像および
前記質問器で得られた各IDタグの固有情報とを対にし
て、各人の識別用データを作成する管理装置とを備えた
ことを特徴としている。
【0018】また、請求項2では、遊園地等の施設に入
場する人によって携帯され、質問信号を受信したとき
に、予め登録されている固有情報を送信するIDタグ
と、前記施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグ
を付けた人が通過するとき、このIDタグに質問信号を
送信して、前記IDタグの固有情報の送信を促す複数の
質問器と、前記施設内の複数の場所に配置され、前記I
Dタグを付けた人が通過するときに、この人物の画像を
取り込む複数のカメラ装置と、各カメラ装置で得られた
各人の画像および前記各質問器で得られた各IDタグの
固有情報とを対にして、各人の識別用データを作成する
とともに、これを順次更新する管理装置とを備えたこと
を特徴としている。
【0019】また、請求項3では、遊園地等の施設に入
場する人によって携帯され、質問信号を受信したとき
に、予め登録されている固有情報を送信するIDタグ
と、前記施設内の各通路に沿って配置され、前記IDタ
グを付けた人が通過するとき、このIDタグに質問信号
を送信して、前記IDタグの固有情報の送信を促す複数
の質問器と、各質問器で得られた各IDタグの固有情報
に基づき、各通路を通過している人の通過時間を管理す
る通過時間管理装置とを備えたことを特徴としている。
【0020】また、請求項4では、遊園地等の施設に入
場する人によって携帯され、質問信号を受信したとき
に、予め登録されている固有情報を送信するIDタグ
と、前記施設を構成する複数のミニ施設にそれぞれ配置
され、前記IDタグを付けた人が通過するとき、このI
Dタグの固有情報を読み出す複数の質問器と、これらの
各質問器で得られた各IDタグの固有情報に基づき、各
ミニ施設の入場者、退場者を示す入退者時間リストを作
成し、この入退者時間リストに基づき、各人が各ミニ施
設内に滞在している時間を管理する滞在時間管理装置と
を備えたことを特徴としている。
【0021】また、請求項5では、遊園地等の施設に入
場する人によって携帯され、固有情報を送信する機能、
および呼出信号を受信したときに呼出音を発生する発音
機能を持つIDタグと、施設内の複数の場所に配置さ
れ、前記IDタグを付けた人が通過するときに、このI
Dタグの固有情報を読み出すとともに、呼出指示が出さ
れているIDタグに対し、呼出信号を送信する複数の質
問器と、各質問器で受信された各IDタグからの固有情
報を管理するとともに、呼出が指示された固有情報を各
質問器に伝送する管理装置とを備えたことを特徴として
いる。
【0022】また、請求項6では、遊園地等の施設に入
場する人によって携帯され、固有情報を送信する機能、
および閉園報知信号を受信したときに閉園報知光または
閉園報知音を発生する閉園報知機能を持つIDタグと、
施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグを付けた
人が通過するときに、このIDタグの固有情報を読み出
すとともに、閉園報知が指示されているときに、閉園報
知信号を送信する複数の質問器と、各質問器で受信され
た固有情報を管理するとともに、閉園時刻が近づいたと
きには、各質問器に閉園報知を指示する管理装置とを備
えたことを特徴としている。
【0023】上記の構成により、請求項1では、遊戯施
設等内に入場する人に、質問信号を受信したとき、予め
登録されている固有情報を送信するIDタグを携帯さ
せ、このIDタグを付けた人が遊戯施設内の所定場所を
通過するとき、質問器によって前記IDタグに質問信号
を送信して、前記IDタグの固有情報を読み出すととも
に、カメラ装置によって前記IDタグを付けた人の画像
を取り込み、管理装置によって前記カメラ装置で得られ
た各人の画像および前記質問器で得られた各IDタグの
固有情報とを対にして、各人の識別用データを作成する
ことにより、遊園地など、不特定多数の人々が利用する
遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、窃盗目的や事故などに
よって園内に残っている人物を早期に発見し、これによ
って防犯上、安全上の管理を容易にするとともに、迷子
探索や個人呼出なども容易にする。
【0024】また、請求項2では、遊戯施設等に入場す
る人に、質問信号を受信したとき、予め登録されている
固有情報を送信するIDタグを携帯させ、このIDタグ
を付けた人が遊戯施設の各場所を通過するとき、各質問
器によって前記IDタグに質問信号を送信して、前記I
Dタグの固有情報を読み出すとともに、各カメラ装置に
よって前記IDタグを付けた人の画像を取り込み、管理
装置によって、これらの各カメラ装置で得られた各人の
画像および前記各質問器で得られた各IDタグの固有情
報とを対にして、各人の識別用データを作成し、これを
順次、更新することにより、遊園地など、不特定多数の
人々が利用する遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、窃盗目
的や事故などによって園内に残っている人物をきめ細か
く早期に発見し、これによって防犯上、安全上の管理を
容易にするとともに、迷子探索や個人呼出なども容易に
する。
【0025】また、請求項3では、遊戯施設等に入場す
る人に、質問信号を受信したとき、予め登録されている
固有情報を送信するIDタグを携帯させ、このIDタグ
を付けた人が遊戯施設の各通路に沿って通過するとき、
各質問器によって、前記IDタグに質問信号を送信し
て、前記IDタグの固有情報を読み出すとともに、前記
各質問器で得られた各IDタグの固有情報に基づき、通
過時間管理装置によって、各通路を通過している人の通
過時間を管理することにより、遊園地など、不特定多数
の人々が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的や事
故などによって各通路にいる人物をほぼリアルタイムで
発見し、これによって防犯上、安全上の管理を容易にす
るとともに、迷子探索や個人呼出なども容易にする。
【0026】また、請求項4では、遊戯施設等に入場す
る人に、質問信号を受信したとき、予め登録されている
固有情報を送信するIDタグを携帯させ、このIDタグ
を付けた人が遊戯施設の各施設を通過するとき、各質問
器によって前記IDタグの固有情報を読み出すととも
に、前記各質問器で得られた各IDタグの固有情報に基
づき、滞在時間管理装置によって、各施設の入場者、退
場者を示す入退者時間リストを作成し、この入退者時間
リストを使用して、各人が各施設内に滞在している時間
を管理することにより、遊園地など、不特定多数の人々
が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的や事故など
によって施設内に残っている人物をほぼリアルタイムで
発見し、これによって防犯上、安全上の管理を容易にす
るとともに、迷子探索や個人呼出なども容易にする。
【0027】また、請求項5では、固有情報を送信する
機能および呼出信号を受信したとき、呼出音を発生する
発音機能を持つIDタグを遊戯施設内に入場する人に携
帯させ、このIDタグを付けた人が遊戯施設の各場所を
通過するとき、管理装置によって、管理され、呼出指示
された固有情報を記憶している各質問器によって、前記
IDタグの固有情報を読み出すとともに、呼出指示が出
されているIDタグに対し、呼出信号を送信させること
により、遊園地など、不特定多数の人々が利用する遊戯
施設内に入場している各利用者に対する検索依頼があっ
たとき、この利用者が持つ施設利用券から呼出音を出さ
せて、この利用者の特定を容易にし、これによって従業
員に負担を掛けることなく、迷子探索や個人呼出などを
容易にし、従業員の人件費、捜索時間を大幅に削減す
る。
【0028】また、請求項6では、固有情報を送信する
機能および閉園報知信号を受信したとき、閉園報知光ま
たは閉園報知音を発生する閉園報知機能を持つIDタグ
を、遊戯施設内に入場する人に携帯させるとともに、管
理装置によって各質問器で得られた固有情報を管理しな
がら、閉園時刻が近づいたとき、各質問器に閉園報知を
指示し、前記IDタグを付けた人が遊戯施設の各場所を
通過するとき、各質問器によって前記IDタグの固有情
報を読み出すとともに、閉園報知が指示されていると
き、閉園報知信号を送信することにより、遊園地など、
不特定多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻に近づ
いたとき、この遊戯施設内に入場している各利用者に不
快感を与えることなく、閉園時刻が近づいたことを知ら
せて、利用者側の自主性、利便性を考慮しつつ、退園ゲ
ート側に導き、これによって従業員に負担を掛けること
なく、利用者の退園を容易にして、従業員の人件費など
を大幅に削減する。
【0029】
【発明の実施の形態】
《請求項1に対応する実施の形態》図1は本発明による
施設利用者管理システムの第1の実施の形態を示すブロ
ック図である。なお、以下の各実施の形態においては、
遊園地の利用者を管理するシステムを想定して説明す
る。
【0030】この図に示す施設利用者管理システム1a
は、遊園地2の入退園ゲート3に設けられ、チケット売
り場4で施設利用券5a(図2参照)を購入した利用者
6(図3参照)が遊園地2に入園する際、この利用者6
の情報を収集する入退園ゲート装置7と、園内の各ミニ
施設8に設けられ、このミニ施設8を利用する各利用者
6の情報を収集する複数の施設装置9と、園内の管理室
内などに配置され、入退園ゲート装置7で収集された各
利用者6の情報、各施設装置9で収集された各利用者6
の情報を管理する管理装置10と、これら入退園ゲート
装置7、施設装置9、および管理装置10を接続する通
信線11とを備えている。そして、この施設利用者管理
システム1aは、利用者6が入退園ゲート3を通過する
毎に、この利用者6が持つ施設利用券5aと通信を行っ
てこの施設利用券5aのID番号データを読み出すとと
もに、この利用者6の顔を撮影し、これによって得られ
た情報を管理装置10に伝送して登録させるとともに、
この利用者6が各ミニ施設8を利用する毎に、この利用
者6が持つ施設利用券5aと通信を行って、この施設利
用券5aのID番号データを読み出し、管理装置10で
各利用者6の利用状況を管理する。
【0031】施設利用券5aは、図2に示すように、薄
板状に形成されるタグ筐体12(図3参照)と、このタ
グ筐体12内に配置され、読出し指令などに応じて、予
め登録されているID番号データなどを読み出して、こ
れを出力するメモリ13と、タグ筐体12内に配置さ
れ、入退園ゲート装置7や各施設装置9と通信を行うア
ンテナ14と、タグ筐体12内に配置され、アンテナ1
4から出力される受信信号(高周波信号)を復調して受
信データを生成する処理、送信対象となっている送信デ
ータを変調して送信信号(高周波信号)を生成し、これ
をアンテナ14から送信させる処理などを行う送受信部
15と、タグ筐体12内に配置され、送受信部15から
出力される受信データを処理し、この処理結果に応じた
送信データを生成して、送受信部15に供給する処理、
メモリ13からID番号データなどを読み出す処理など
を行う制御部16と、タグ筐体12内に配置され、メモ
リ13〜制御部16に電源を供給するバッテリ17とを
備えている。
【0032】この施設利用券5aは、チケット売場4で
利用者6に販売されて、図3に示すように、利用者6の
胸などに取り付けられて、この利用者6が入退園ゲート
3を通過する際や各ミニ施設8の入場ゲート18、退場
ゲート19を通過する際に、入退園ゲート装置7側や各
施設装置9側から送信される質問信号を受信して、メモ
リ13に登録されているID番号データなどを送信す
る。
【0033】入退園ゲート装置7は、入園ゲート20側
に設けられ、この入園ゲート20を通過して遊園地2内
に入園する利用者6の胸に付けられている施設利用券5
aに対し、無線方式で質問信号を送出して施設利用券5
aのID番号データなどの送信を促す質問器21と、退
園ゲート22側に設けられ、この退園ゲート22を通過
して遊園地2内から外へ出る利用者6の胸に付けられて
いる施設利用券5aに対し、無線方式で質問を出し、こ
の施設利用券5aのID番号データなどを読み出す質問
器23と、入園ゲート20側に設けられ、この入園ゲー
ト20を通過して遊園地2内に入園する利用者6の顔な
ど、個人写真(人相)を撮影して画像データを出力する
テレビカメラ装置24と、これらの各質問器21、2
3、テレビカメラ装置24から出力されるID番号デー
タ、画像データを収集して、管理装置10に伝送する端
末コンピュータ装置25とを備えている。
【0034】この入退園ゲート装置7は、入園ゲート2
0を通過して遊園地2内に利用者6が入園する際、およ
び退園ゲート22を通過して利用者6が遊園地2外に退
園する際、各質問器21、23によって、利用者6の胸
に付けられている施設利用券5aと通信を行って、この
施設利用券5aのID番号データを読み出し、これを管
理装置10に伝送し、さらに利用者6が遊園地2内に入
園する際、テレビカメラ装置24によって、この利用者
6の顔を撮影して、画像データを生成し、これを管理装
置10に伝送する。
【0035】また、各施設装置9は、ミニ施設8の入場
ゲート18側に設けられ、この入場ゲート18を通過し
てミニ施設8内に入る利用者6の胸に付けられている施
設利用券5aに対し、無線方式で質問を出し、この施設
利用券5aのID番号データなどを読み出す質問器26
と、退場ゲート19側に設けられ、この退場ゲート19
を通過してミニ施設8内から外へ出る利用者6の胸に付
けられている施設利用券5aに対し、無線方式で質問を
出し、この施設利用券5aのID番号データなどを読み
出す質問器27と、これらの各質問器26、27から出
力されるID番号データを収集して、管理装置10に伝
送する端末コンピュータ装置28とを備えている。
【0036】これら施設装置9は、入場ゲート18を通
過してミニ施設8内に利用者6が入る際や、退場ゲート
19を通過して利用者6がミニ施設8の外に出る際に、
各質問器26、27によって、利用者6の胸に付けられ
ている施設利用券5aと通信を行って、この施設利用券
5aのID番号データを読み出し、これを管理装置10
に伝送する。
【0037】管理装置10は、入退園ゲート装置7から
伝送されたID番号データ、画像データ、各施設装置9
から伝送されたID番号データなどを取り込んで、これ
を処理するホストコンピュータ装置29と、このホスト
コンピュータ装置29で収集された各利用者6の個人情
報、ホストコンピュータ装置29で収集された各時間帯
毎の施設利用状況などが登録されるデータベース30
と、退園した利用者6の個人情報など、保管対象となっ
ている個人情報などが登録されるデータベース31とを
備えている。
【0038】この管理装置10は、利用者6が入園ゲー
ト20を通過し、入退園ゲート装置7からID番号デー
タ、画像データなどが伝送されてきたとき、これらID
番号データ、画像データなどを取り込んで、図4に示す
ように、各利用者6のID番号データ、入園時刻、利用
者6の人相などを示す画像データをまとめて、個人ファ
イル33を作成し、これをデータベース30内に登録す
る。以後、各施設装置9からID番号データが伝送され
てくる毎に、個人ファイル33に利用者6が利用したミ
ニ施設8の施設名、このミニ施設8に入場したときの入
場時刻、ミニ施設8から退場したときの退場時刻を書込
み、利用者6が退園ゲート22を通過し、入退園ゲート
装置7からID番号データが伝送されてきたとき、個人
ファイル33に退園時刻を書き込んだ後、この個人ファ
イル33を保管用のデータベース31に移す。
【0039】また、管理装置10は、上述した動作と並
行して一定時間毎、例えば1時間毎に、データベース3
0に登録されている各個人ファイル33を順次、読み出
して、各時間帯毎の施設利用状況をまとめ、図5に示す
ように、施設利用状況ファイル34の内容を更新し、各
時間帯毎に、利用されているミニ施設8の施設名、各ミ
ニ施設8を利用した利用者のID番号データなどを更新
する。
【0040】次に、図1に示すブロック図乃至図5に示
す模式図を参照しながら、この実施の形態の動作を説明
する。
【0041】まず、チケット売場4で施設利用券5aを
購入した利用者6が、この施設利用券5aを胸に付けた
まま、遊園地2の入園ゲート20を通過すると、この入
園ゲート20に設けられた質問器21によって、施設利
用券5aと無線方式で通信が行われ、この施設利用券5
aのID番号データが読み出されるとともに、テレビカ
メラ装置24によって利用者6の顔が撮影され、この撮
影処理で得られた画像データと、質問器21で得られた
ID番号データとが端末コンピュータ装置25によって
まとめられて管理装置10に伝送される。
【0042】管理装置10のホストコンピュータ装置2
9では、端末コンピュータ装置25から出力されたID
番号データと、画像データとに基づき、図4に示すデー
タフォーマットで、利用者6の個人情報を示す個人ファ
イル33が作成され、これがデータベース30内に登録
される。
【0043】この後、この利用者6が各ミニ施設8の入
場ゲート18を通過して、ミニ施設8内に入るときや各
ミニ施設8の退場ゲート19を通過して、ミニ施設8の
外に出るとき、これら入場ゲート18、退場ゲート19
に設けられている各質問器26、27によって、施設利
用券5aと無線方式で通信が行われて、この施設利用券
5aのID番号データが読み出され、これが端末コンピ
ュータ装置28を介して、管理装置10に伝送される。
【0044】これにより、端末コンピュータ装置28か
ら出力されたID番号データに基づき、管理装置10の
ホストコンピュータ装置29によって、図4に示す個人
ファイル33に、利用者6が利用したミニ施設8の名
称、このミニ施設8に入場した時刻、このミニ施設8か
ら退場した時刻などが追記される。
【0045】以下、この利用者6が各ミニ施設8に入場
する毎、各ミニ施設8から退場する毎に、各施設装置9
によって、この利用者6のID番号データが読み出さ
れ、これが管理装置10に伝送されて、個人ファイル3
3に、利用者6が利用したミニ施設8の名称、このミニ
施設8に入場した時刻、このミニ施設8から退場した時
刻などが追記される。
【0046】そして、この利用者6が退園ゲート22を
通過して、遊園地2の外に出るとき、この退園ゲート2
2に設けられた質問器23によって、施設利用券5aと
無線方式で通信が行われて、この施設利用券5aのID
番号データが読み出され、これが端末コンピュータ装置
25を介して、管理装置10に伝送される。
【0047】これにより、端末コンピュータ装置25か
ら出力されたID番号データに基づき、管理装置10の
ホストコンピュータ装置29によって、ID番号データ
を持つ個人ファイル33に退園時刻が書き込まれた後、
データベース30からこの個人ファイル33が読み出さ
れて、保管用のデータベース31に転送され、元のデー
タベース30に登録されていた個人ファイル33が削除
される。
【0048】また、予め設定されている一定時間毎、例
えば、1時間毎に、ホストコンピュータ装置29によっ
て、データベース30内に登録されている各個人ファイ
ル33の内容が読み出されて、各時間帯毎の施設利用状
況を示すデータ、例えば各ミニ施設8の名称と、各ミニ
施設8を利用した利用者6のID番号データとがまとめ
られ、施設利用状況ファイル34の内容を更新される。
【0049】この後、遊園地2の閉園時刻になると、管
理装置10のホストコンピュータ装置29によってデー
タベース30内に残っている各個人ファイル33の内容
が読み出されるとともに、これらの各個人ファイル33
の内容に基づき、園内に残っている利用者6のID番号
データが特定され、この利用者6の施設利用履歴、この
利用者6の顔写真などがプリントアウトされて、各従業
員32に渡される。
【0050】これにより、これらの各従業員32によっ
て、園内に残っている利用者6が最後に利用したミニ施
設8、すなわちこの利用者8が居る可能性が最も高いエ
リアを中心に、捜索が行われて、プリントアウトされた
顔写真と同じ顔を持つ利用者6が見つけ出される。
【0051】このように、この第1の実施の形態では、
入園ゲート20を利用者6が通過する毎に、この利用者
6が持つ施設利用券5aと通信を行って、この施設利用
券5aのID番号データを読み出すとともに、この利用
者6の顔を撮影し、これらの各情報を管理装置10に伝
送して登録させるとともに、この利用者6が各ミニ施設
8を利用する毎に、この利用者6が持つ施設利用券5a
と通信を行って、この施設利用券5aのID番号データ
を読み出し、管理装置10で各利用者6の施設利用状況
を管理するようにしているので、遊園地2など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、
窃盗目的や事故などによって園内に残っている人物を早
期に発見することができ、これによって防犯上、安全上
の管理を容易にすることができるともに、迷子探索や個
人呼出なども容易にすることができる。
【0052】また、この第1の実施の形態では、一定時
間毎に、データベース30内に登録されている施設利用
状況ファイル34の内容を更新するようにしているの
で、各ミニ施設8の利用状況を所定時間間隔で把握し
て、比較的空いているミニ施設8などの情報を利用者6
に知らせたり、迷子などが出たとき、迷子の検索を容易
にするとともに、個人ファイル33に登録されている画
像データなどに基づき、迷子の顔写真を従業員32に提
示して、団体名や名前が分かっていなくても、迷子を見
つけ出させることができる。
【0053】《請求項2に対応する実施の形態》図6は
本発明による施設利用者管理システムの第2の実施の形
態を示すブロック図である。なお、この図においては、
図1の各部と同じ部分に、同じ符号を付してある。
【0054】この図に示す施設利用者管理システム1b
が図1に示す施設利用者管理システム1aと異なる点
は、各施設装置9毎に、1台のテレビカメラ装置35を
設けるとともに、園内の各所にテレビカメラ装置36を
設け、利用者6が各ミニ施設8から退場する際、テレビ
カメラ装置35によってこの利用者6の顔を撮影して、
管理装置10のデータベース30に登録されている個人
ファイル37(図7参照)に追記し、各利用者6と、施
設利用券5aとが1対1で対応しているかどうかを判定
させ、これによって利用者6同士が施設利用券5aを交
換したとき、落ちている施設利用券5aもしくは盗んだ
施設利用券5aを使用したとき、施設利用券5aを落と
して、新たな施設利用券5aを購入したときなどに、こ
れを検知して、各利用者6の管理をより正確に行うよう
にしたことである。
【0055】この場合、各施設装置7からID番号デー
タ、画像データが出力される毎に、管理装置10のホス
トコンピュータ装置29によって、図7に示すように、
ID番号データに対応する個人ファイル37が特定さ
れ、新たな画像データに基づき、個人ファイル37の更
新エリア(画像更新エリア)に書き込まれている画像デ
ータが更新される。
【0056】これにより、各個人ファイル37に登録さ
れている入園時に撮影された利用者6の顔と、各ミニ施
設8を利用する際に撮影された利用者6の顔とを比較す
るだけで、利用者同6士が施設利用券5aを交換したと
き、または落ちている施設利用券5a、盗んだ施設利用
券5aを使用したとき、あるいは施設利用券5aを落と
して、新たな施設利用券5aを購入したときなどに、こ
れを検知することができる。
【0057】また、園内の各所に設けられたテレビカメ
ラ装置36によって、園内を歩いている利用者6の映像
を管理装置10側でモニタすることができ、これによっ
て退園時間になり、園内に残っている利用者6の顔写真
を特定したとき、この利用者6が園内を歩いていても、
これを容易に見つけ出すことができる。
【0058】このように、この第2の実施の形態では、
入園ゲート20を利用者6が通過する毎に、この利用者
6が持つ施設利用券5aと通信を行って、この施設利用
券5aのID番号データを読み出すとともに、この利用
者6の顔を撮影し、これらの各情報を管理装置10に伝
送して、登録させるとともに、この利用者6が各ミニ施
設8を利用する毎に、この利用者6が持つ施設利用券5
aと通信を行って、この施設利用券5aのID番号デー
タを読み出すとともに、この利用者6の顔を撮影し、こ
れらの各情報を管理装置10に伝送して、各利用者6の
施設利用状況、最後に撮影された顔写真を管理するよう
にしているので、遊園地2など、不特定多数の人々が利
用する遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、窃盗目的や事故
などによって園内に残っている人物を早期に発見するこ
とができ、これによって防犯上、安全上の管理を容易に
することができるともに、迷子探索や個人呼出なども容
易にすることができる。
【0059】また、この第2の実施の形態では、一定時
間毎に、データベース30内に登録されている施設利用
状況ファイル34の内容を更新するようにしているの
で、各ミニ施設8の利用状況を所定時間間隔で、把握し
て比較的空いているミニ施設8などの情報を利用者6に
知らせたり、迷子などが出たとき、迷子の検索を容易に
するとともに、個人ファイル37に登録されている画像
データなどに基づき、迷子の顔写真を従業員32に提示
して、団体名や名前が分かっていなくても、迷子を見つ
け出させることができる。
【0060】また、この第2の実施の形態では、利用者
6が最後に入場したミニ施設8で撮影された顔写真が個
人ファイル37に残っているので、利用者6を探索する
とき、確実に対象者を特定して、より確実な探索を行わ
せることができる。
【0061】《請求項3に対応する実施の形態》図8は
本発明による施設利用者管理システムの第3の実施の形
態を示すブロック図である。なお、この図においては、
図1の各部と同じ部分に、同じ符号を付してある。
【0062】この図に示す施設利用者管理システム1c
が図1に示す施設利用者管理システムと異なる点は、各
施設装置9毎に、1台のテレビカメラ装置38と、図9
に示すように、各ミニ施設8内の通路に沿って配置され
る複数の質問器39とを設け、利用者6が各ミニ施設8
に入場する際、テレビカメラ装置38によってこの利用
者6の顔を撮影して、管理装置10のデータベース30
に登録されている個人ファイル37に追記するととも
に、各利用者6のミニ施設8内を通過する速度が適正か
どうかを判定し、適正な速度を越えた利用者6がいれ
ば、これを従業員32に知らせて、見つけ出させるよう
にしたことである。
【0063】そして、各施設装置9からID番号デー
タ、画像データが出力される毎に、管理装置10のホス
トコンピュータ装置29によって、図10に示すよう
に、任意の時間Tで、各質問器39間に居る利用者6の
ID番号データが管理されて、長時間、同じ場所に滞在
している利用者6、例えばID番号“3”の施設利用券
5aを持つ利用者6を不審者と判定して、この利用者6
の居場所を示す施設データと、顔写真を示す画像データ
とを施設装置9の端末コンピュータ装置28に伝送し
て、これをプリントアウトさせ、従業員32にミニ施設
8内を探索させる。
【0064】これによって、ミニ施設8内に入り込ん
で、隠れている不審者を容易に見つけ出すことができ、
この不審者による盗難や破壊などを未然に防止して、安
全性を大幅に向上させることができる。
【0065】このように、この第3の実施の形態では、
入園ゲート20を利用者6が通過する毎に、この利用者
6が持つ施設利用券5aと通信を行って、この施設利用
券5aのID番号データを読み出すとともに、この利用
者6の顔を撮影し、これらの情報を管理装置10に伝送
して、登録させるとともに、この利用者6が各ミニ施設
8を利用する毎および各ミニ施設8内の通路を進む毎
に、この利用者6が持つ施設利用券5aと通信を行っ
て、この施設利用券5aのID番号データを読み出すと
ともに、この利用者6の顔を撮影し、これらの情報を管
理装置10に伝送して、管理させるようにしているの
で、遊園地2など、不特定多数の人々が利用する遊戯施
設の各ミニ施設8内に長時間滞在している不審者、例え
ば窃盗目的や事故などによってミニ施設8内に残ってい
る不審者を早期に発見することができ、これによって防
犯上、安全上の管理を容易にすることができるともに、
迷子探索や個人呼出なども容易にすることができる。
【0066】また、この第3の実施の形態では、一定時
間毎に、データベース30内に登録されている施設利用
状況ファイル34の内容を更新するようにしているの
で、各ミニ施設8の利用状況を所定時間間隔で把握し
て、比較的空いているミニ施設8などの情報を利用者6
に知らせたり、迷子などが出たとき、迷子の検索を容易
にするとともに、個人ファイル33に登録されている画
像データなどに基づき、迷子の顔写真を従業員32に提
示して、団体名や名前が分かっていなくても、迷子を見
つけ出させることができる。
【0067】《請求項4に対応する実施の形態》次に、
本発明による施設利用者管理システムの第4の実施の形
態を説明する。なお、この第4の実施の形態の基本的な
システム構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一
であるため、相違する部分のみ図示して説明する。
【0068】この第4の実施の形態における施設利用者
管理システムが、図1に示す施設利用者管理システム1
aと異なる点は、利用者6がミニ施設8内に入場する際
と、このミニ施設8から退場する際に、質問器26、2
7によって利用者6が持っている施設利用券5aと通信
を行い、このミニ施設8に入場する利用者6のID番号
データ、このミニ施設8から退場する利用者6のID番
号データを読み出すとともに、これらの各ID番号デー
タを各施設装置9側で管理して、各利用者6の施設滞在
時間が適正かどうかを判定し、適正な施設滞在時間が過
ぎた利用者6がいれば、これを従業員32に知らせて、
見つけ出させるようにしたことである。
【0069】この場合、各施設装置9の端末コンピュー
タ装置28は、図11に示すように、各質問器26、2
7から出力されるID番号データなどを取り込んで、ミ
ニ施設8内に居る各利用者6のリスト(入場者時間別リ
スト)を作成する処理、この入場者時間別リストに基づ
き、各利用者6の施設滞在時間が適正かどうかを判定
し、適正な施設滞在時間が過ぎた利用者6を見つけ出し
て、残留者リストを作成する処理、この処理で得られた
残留者リストに基づき、管理装置10と通信を行って、
残留者の顔写真を示す画像データを受信する処理、この
処理で得られた画像データと残留者のID番号データと
をプリントアウトする処理などを行う端末コンピュータ
装置本体40と、この端末コンピュータ装置本体40で
作成された入場者時間別リスト、残留者リストの格納エ
リアとして使用されるデータベース41とを備えてい
る。
【0070】そして、端末コンピュータ装置本体40に
よって、利用者6が入場ゲート18を通過し、質問器2
6で得られたこの利用者6が持つ施設利用券5aのID
番号データが取り込まれる毎に、図12に示すように、
ミニ施設8内に入場した各利用者6の入場時刻が各時間
帯毎に区分されて記載された入場者時間別リスト42が
作成されるとともに、ミニ施設8内に居る利用者6が退
場ゲート19を通過し、質問器27で得られたこの利用
者6が持つ施設利用券5aのID番号データが取り込ま
れる毎に、図13に示すように、入場者時間別リスト4
2に記載されている各ID番号データのうち、退場した
利用者6が持つ施設利用券5aのID番号データが削除
され、一定時間以上、例えばミニ施設8内に入場してか
ら、2時間以上、滞在している利用者6が抽出され、残
留者リスト43が作成される。
【0071】次いで、端末コンピュータ装置本体40に
よって、残留者リスト43に記載された各ID番号デー
タが管理装置10に伝送される。この管理装置10から
は、各ID番号データに対応する画像データ、すなわち
各ID番号データの施設利用券5aを携帯している利用
者6の顔写真を示す画像データが送信されるとともに、
端末コンピュータ装置本体40によって、これが受信さ
れ、これらID番号データと、画像データとがプリント
アウトされて、このミニ施設8の従業員32に渡され
る。
【0072】そして、この従業員32によって、この従
業員32がいるミニ施設8内に残留している利用者6の
探索が行われて、ミニ施設8内に入り込んで、迷ってい
る利用者6や隠れている不審者が見つけ出される。
【0073】このように、この第4の実施の形態では、
各ミニ施設8に設けられた施設装置9側で、各ミニ施設
8内に入場した利用者6のID番号データが書き込まれ
た入場者時間別リスト42を作成し、この入場者時間別
リスト42に記載されている各ID番号データのうち、
退場した利用者6のID番号データを消去して、残留者
リスト43を作成し、この残留者リスト43に基づき、
管理装置10側から残留者の顔写真を示す画像データを
伝送させて、ミニ施設8の従業員32に提示するように
しているので、遊園地2など、不特定多数の人々が利用
する遊戯施設の各ミニ施設8内に長時間滞在している不
審者、例えば窃盗目的や事故などによって園内に残って
いる不審者を早期に発見することができ、これによって
防犯上、安全上の管理を容易にすることができるとも
に、迷子探索や個人呼出なども容易にすることができ
る。
【0074】また、この第4の実施の形態では、各ミニ
施設8内に居る利用者6を把握することができるので、
各ミニ施設8の混雑状況などを各利用者6に知らせ、空
いているミニ施設8に利用者6を導き、各ミニ施設8の
利用効率を高めることができる。
【0075】また、上述した第4の実施の形態では、各
ミニ施設8内に2時間以上、滞在している利用者6を残
留者と判定するようにしているが、各ミニ施設8の混雑
状況などに応じて、残留者と判定する時間を任意に変更
するようにしても良い。
【0076】《請求項5に対応する実施の形態》次に、
本発明による施設利用者管理システムの第5の実施の形
態を説明する。なお、この第4の実施の形態の基本的な
システム構成は、図8に示した第3の実施の形態と同一
であるため、相違する部分のみ図示して説明する。
【0077】この第5の実施の形態における施設利用者
管理システムが、図8に示す第3の実施の形態における
施設利用者管理システム1cと異なる点は、検索依頼さ
れた利用者が持つID番号データが管理装置10に入力
され、各質問器21、23、26、27、39のいずれ
かによって、ID番号データを持つ施設利用券5e(図
14参照)が検知されたとき、これを検知した質問器か
ら呼出信号を送信させ、各施設利用券5eのうち、呼出
信号で指定された施設利用券5eから呼出音を出させ
て、迷子や個人呼出を容易にしたことである。
【0078】この場合、質問器21は、図14に示すよ
うに、質問データを生成する処理、ID番号データを受
信する処理、このID番号データを端末コンピュータ装
置25に送信する処理、端末コンピュータ装置25から
呼出信号が出されたとき、呼出データを生成する処理な
どを行う制御部44と、この制御部44の作業エリアな
どとして使用されるメモリ45と、制御部44から質問
データ、呼出データなどが出力されたとき、これを変調
して送信信号(高周波信号)を生成する処理、受信信号
(高周波信号)を復調してID番号データを生成し、こ
れを制御部44に供給する処理などを行う送受信部46
と、この送受信部46から送信信号が出力されたとき、
これを無線信号にして施設利用券5eに送信するととも
に、この施設利用券5eからID番号データなどを示す
無線信号が送信されたとき、これを受信して受信信号を
生成し、送受信部46に供給するアンテナ47とを備え
ている。
【0079】また、他の質問器23、26、27、39
も、上述した質問器21と同様に、質問データを生成す
る処理、ID番号データを受信する処理、このID番号
データを端末コンピュータ装置25、28に送信する処
理、端末コンピュータ装置25、28から呼出信号が出
されたとき、呼出データを生成する処理などを行う制御
部44と、この制御部44の作業エリアなどとして使用
されるメモリ45と、制御部44から質問データ、呼出
データなどが出力されたとき、これを変調して送信信号
(高周波信号)を生成する処理、受信信号(高周波信
号)を復調してID番号データなどを生成し、これを制
御部44に供給する処理などを行う送受信部46と、こ
の送受信部46から送信信号が出力されたとき、これを
無線信号にして施設利用券5eに送信するとともに、こ
の施設利用券5eからID番号データなどを示す無線信
号が送信されたとき、これを受信して受信信号を生成
し、送受信部に供給するアンテナ47とを備えている。
【0080】また、施設利用券5eは、質問データが供
給されたとき、ID番号データを出力する処理、呼出デ
ータが供給されたとき、呼出信号を生成する処理などを
行う制御部48と、この制御部48から呼出信号が出力
されたとき、呼出音を発生するブザー49と、ID番号
データ、施設利用券5eの種類(金種などの種類)など
が登録され、制御部48から読出し指令が出力されたと
き、記憶しているデータを読み出して、制御部48に供
給するメモリ50と、制御部48からID番号データな
どが出力されたとき、これを変調して送信信号(高周波
信号)を生成する処理、受信信号を復調して質問デー
タ、呼出データなどを生成し、これらを制御部48に供
給する処理などを行う送受信部51と、この送受信部5
1から送信信号が出力されたとき、これを無線信号にし
て各質問器21、23、26、27、39に送信すると
ともに、これらの質問器21、23、26、27、39
から質問信号、呼出信号などが送信されたとき、これを
受信して受信信号を生成し、これを送受信部51に供給
するアンテナ52とを備えている。
【0081】そして、検索依頼があって、管理装置10
に検索依頼された利用者が持つID番号データが入力さ
れたとき、この管理装置10から各端末コンピュータ装
置25、28にID番号データが伝送されて記憶され
る。
【0082】この後、各利用者6が各ミニ施設8に設け
られている各質問器21、23、26、27、39の前
を通過し、これらの各質問器21、23、26、27、
39によって利用者6が持つ施設利用券5eのID番号
データが読み出されたとき、端末コンピュータ装置2
5、28によって、ID番号データと、検索依頼された
利用者6が持つID番号データとが一致しているかどう
かが判定され、各質問器21、23、26、27、39
のいずれか、例えば図15に示すように、質問器26か
ら出力されたID番号データと、検索依頼されたID番
号データとが一致していれば、この質問器26に接続さ
れた端末コンピュータ装置28によって呼出信号が生成
され、質問器26から施設利用券5eに呼出信号が送信
される。
【0083】そして、この施設利用券5eによって呼出
信号が受信されて、ブザー49から予め指定されている
呼出音、例えば単純なブザー音、あるいはメロディー音
などが出力され、この施設利用券5eを持っている利用
者6のみならず、周囲に居る従業員32などに、この利
用者6が呼び出されていることが知らされる。
【0084】このように、この第5の実施の形態では、
入園ゲート20を利用者6が通過する毎に、この利用者
6が持つ施設利用券5eと通信を行って、この施設利用
券5eのID番号データを読み出すとともに、この利用
者6の顔を撮影し、これらの情報を管理装置10に伝送
して、登録させるとともに、この利用者6が各ミニ施設
8を利用する毎に、この利用者6が持つ施設利用券5e
と通信を行って、この施設利用券5eのID番号データ
を読み出すとともに、この利用者6の顔を撮影し、これ
らの情報を管理装置10に伝送して、管理させるように
しているので、遊園地2など、不特定多数の人々が利用
する遊戯施設の各ミニ施設8内に長時間滞在している不
審者、例えば窃盗目的や事故などによって園内に残って
いる不審者を早期に発見することができ、これによって
防犯上、安全上の管理を容易にすることができるととも
に、迷子探索や個人呼出なども容易にすることができ
る。
【0085】また、この第5の実施の形態では、遊園地
2など、不特定多数の人々が利用する遊戯施設内に入園
している各利用者6に対する検索依頼があったとき、管
理装置10から入退園ゲート装置7と、各施設装置9と
に検索依頼があった利用者6が持つ施設利用券5eのI
D番号データを送信して、検索依頼された利用者6がい
ずれかの質問器の前を通過したとき、この利用者6が持
つ施設利用券5eから呼出音を出させるようにしている
ので、検索依頼された利用者6の特定を容易にし、ま
た、利用者にもそのことを気づかせ、これによって従業
員32に負担を掛けることなく、迷子探索や個人呼出な
ど行わせ、従業員32の人件費、捜索時間を大幅に削減
することができる。
【0086】《請求項6に対応する実施の形態》次に、
本発明による施設利用者管理システムの第6の実施の形
態を説明する。なお、この第6の実施の形態の基本的な
システム構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一
であるため、相違する部分のみ図示して説明する。
【0087】この第6の実施の形態における施設利用者
管理システムが、図1に示す施設利用者管理システム1
aと異なる点は、遊園地2の閉園時刻に近くなったと
き、各質問器26、27、39から閉園報知信号を送信
させ、このときから一定時刻後に、各施設利用券5fか
ら閉園報知光を出させて、遊園地2内に居る各利用者6
に閉園時刻になったことを知らせ、これらの各利用者6
を退園ゲート22に導くようにしたことである。
【0088】この場合、質問器26は、図19に示すよ
うに、質問データを生成する処理、ID番号データを受
信する処理、このID番号データを端末コンピュータ装
置28に送信する処理、この端末コンピュータ装置28
から閉園報知信号が出されたとき、閉園報知データを生
成する処理などを行う制御部58と、この制御部58の
作業エリアなどとして使用されるメモリ59と、制御部
58から質問データ、閉園報知データなどが出力された
とき、これを変調して質問信号、閉園報知信号を生成す
る処理、受信信号を復調してID番号データなどを生成
し、これを制御部58に供給する処理などを行う送受信
部60と、この送受信部60から質問信号、閉園報知信
号などが出力されたとき、これを無線信号にして施設利
用券5fに送信するとともに、この施設利用券5fから
ID番号信号などを示す無線信号が送信されたとき、こ
れを受信して受信信号を生成し、送受信部60に供給す
るアンテナ61とを備えている。
【0089】また、他の質問器27、39も、上述した
質問器26と同様に、質問データを生成する処理、ID
番号データを受信する処理、このID番号データを端末
コンピュータ装置28に送信する処理、これらの各端末
コンピュータ装置28から閉園報知信号が出されたと
き、閉園報知データを生成する処理などを行う制御部5
8と、この制御部58の作業エリアなどとして使用され
るメモリ59と、制御部58から質問データ、閉園報知
データなどが出力されたとき、これを変調して質問信
号、閉園報知信号を生成する処理、受信信号を復調して
ID番号データなどを生成し、これを制御部58に供給
する処理などを行う送受信部60と、この送受信部60
から質問信号、閉園報知信号などが出力されたとき、こ
れを無線信号にして施設利用券5fに送信するととも
に、この施設利用券5fからID番号信号などを示す無
線信号が送信されたとき、これを受信して受信信号を生
成し、送受信部60に供給するアンテナ61とを備えて
いる。
【0090】また、施設利用券5fは、質問データが供
給されたとき、ID番号データを出力する処理、閉園報
知データが供給されたとき、タイマ(図示は省略する)
を動作させて、一定時間後に、閉園を示す点灯信号を生
成する処理などを行う制御部53と、この制御部53か
ら点灯信号が出力されたとき、点灯して閉園報知光を発
生する発光素子54と、図20に示すように、ID番号
データ、施設利用券5fの種類(金種などの種類)、タ
イマの計時データなどの記憶エリアを持ち、制御部53
から書込み指令が出力されたとき、この書込み指令とと
もに出力される計時データを取り込んで計時データを更
新し、また制御部53から読出し指令が出力されたと
き、この読出し指令で指定されたデータを読み出して、
制御部53に供給するメモリ55と、制御部53からI
D番号データなどが出力されたとき、これを変調してI
D番号信号を生成する処理、受信信号を復調して質問デ
ータ、閉園報知データなどを生成し、これを制御部53
に供給する処理などを行う送受信部56と、この送受信
部56から送信信号が出力されたとき、これを無線信号
にして質問器21、23、26、27、39に送信する
とともに、これらの質問器21、23、26、27、3
9から質問信号、閉園報知信号など示す無線信号が送信
されたとき、これを受信して受信信号を生成し、送受信
部56に供給するアンテナ57とを備えている。
【0091】そして、遊園地2の閉園時刻が近づいたと
き、管理装置10によって、閉園報知信号が生成され、
これが各端末コンピュータ装置25、28に伝送されて
記憶され、各利用者6が各ミニ施設8に設けられている
各質問器26、27、39の前を通過するとき、例えば
図21に示すように、質問器26の前を通過するとき、
この質問器26によって利用者6が持つ施設利用券5f
のID番号データが読み出されるとともに、質問器26
から閉園報知を示す無線信号が送信されて、この利用者
6が持つ施設利用券5fでこれが受信される。
【0092】そして、この施設利用券5fによって、閉
園報知を示す無線信号が受信されてから一定時間後に、
発光素子54が点灯して、この施設利用券5fを持って
いる利用者6に、閉園時刻になったことが知らされる。
【0093】このように、この第6の実施の形態では、
入園ゲート20を利用者6が通過する毎に、この利用者
6が持つ施設利用券5fと通信を行って、この施設利用
券5fのID番号データを読み出すとともに、この利用
者6の顔を撮影し、これらの情報を管理装置10に伝送
して、登録させるとともに、この利用者6が各ミニ施設
8を利用する毎に、この利用者6が持つ施設利用券5f
と通信を行って、この施設利用券5fのID番号データ
を読み出すとともに、この利用者6の顔を撮影し、これ
らの情報を管理装置10に伝送して、管理させるように
しているので、遊園地2など、不特定多数の人々が利用
する遊戯施設の各ミニ施設8内に長時間滞在している不
審者、例えば窃盗目的や事故などによって園内に残って
いる不審者を早期に発見することができ、これによって
防犯上、安全上の管理を容易にすることができるととも
に、迷子探索や個人呼出なども容易にすることができ
る。
【0094】また、この第6の実施の形態では、遊園地
2など、不特定多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時
刻に近づいたとき、各利用者6が持っている施設利用券
5fの発光素子54を点灯させて、この利用者6に閉園
時刻が近づいたことを知らせるようにしているので、遊
園地2内に入園している各利用者6に不快感を与えるこ
となく、閉園時刻が近づいたことを知らせることがで
き、これによって利用者6側の自主性、利便性を考慮し
つつ、これらの各利用者6を退園ゲート22側に導くこ
とができる。
【0095】これにより、従業員32に負担を掛けるこ
となく、各利用者6の退園を容易にして、従業員32の
人件費などを大幅に削減することができる。
【0096】また、この第6の実施の形態では、施設利
用券5fの発光素子54を点灯させて、利用者6に閉園
時刻になったことを知らせるようにしているが、他の報
知方法、例えば施設利用券5fからアラーム音やメロデ
ィー音を出して、利用者6に閉園時刻になったことを知
らせたり、施設利用券5fを振動させて利用者6に閉園
時刻になったことを知らせたり、またそれらの複合形に
するようにしても良い。
【0097】《他の実施の形態》また、各実施の形態で
は、施設利用券5a、5e、5fを販売した直後に、こ
の施設利用券5a、5e、5fのID番号と、この施設
利用券5a、5e、5fを持つ利用者6の顔を示す画像
データとをデータベース30に登録するようにしている
ので、施設利用券5a、5e、5fを落としたときで
も、事前に届け出があれば、この施設利用券5a、5
e、5fを利用した人の顔を特定することができるとと
もに、この施設利用券5a、5e、5fを持った利用者
6がどこに居るのか特定して、この施設利用券5a、5
e、5fを不正に利用している利用者6を見つけ出すこ
とができる。
【0098】さらに、施設利用券5a、5e、5f毎の
施設利用状況を管理するようにしているので、チケット
売場4で販売された各施設利用券5a、5e、5fの種
類(金額)を記録し、これらの各施設利用券5a、5
e、5fに度数が残っている状態で、退園しも、次回、
これらの利用者6が入園するとき、これらの各施設利用
券5a、5e、5fの残り度数を新たな施設利用券6に
移すことができ、これによって、それまでの残高を無駄
にすることなく、新たな施設利用券5a、5e、5fを
再発行することができる。
【0099】また、各実施の形態では、IDタグを施設
利用券5a、5e、5fとして利用者6に渡すようにし
ているが、このようなIDタグに代えて、従来から使用
されている施設利用券を使用し、この施設利用券ととも
に、IDタグを渡し、これら施設利用券と、IDタグと
を利用者6に携帯させるようにしても良い。
【0100】また、各実施の形態では、保管用のデータ
ベース31に、既に退園した各利用者6の個人ファイル
33、37が保管するようにしているが、データベース
31に保管されている各個人ファイル33、37を翌日
に消去するようにすれば、プラバシーの問題を無くすこ
とができ、また逆に保管用のデータベース31に保管さ
れている各個人ファイル33、37の内容を圧縮して、
一定期間、保管するようにすれば、後日、事故の発生が
見つかったときでも、各利用者6の利用状況を事故対処
資料として使用することができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、遊園地など、不特定多数の人々が利用する
遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、窃盗目的や事故などに
よって園内に残っている人物を早期に発見することがで
き、これによって防犯上、安全上の管理を容易にするこ
とができるとともに、迷子探索や個人呼出なども容易に
することができる。
【0102】また、請求項2では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻が過ぎても、
窃盗目的や事故などによって園内に残っている人物をき
め細かく早期に発見することができ、これによって防犯
上、安全上の管理を容易にすることができるとともに、
迷子探索や個人呼出なども容易にすることができる。
【0103】また、請求項3では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的
や事故などによって各通路にいる人物をほぼリアルタイ
ムで発見することができ、これによって防犯上、安全上
の管理を容易にすることができるとともに、迷子探索や
個人呼出なども容易にすることができる。
【0104】また、請求項4では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園前でも、窃盗目的
や事故などによって施設内に残っている人物をほぼリア
ルタイムで発見することができ、これによって防犯上、
安全上の管理を容易にすることができるとともに、迷子
探索や個人呼出なども容易にすることができる。
【0105】また、請求項5では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設内に入園している各利用
者に対する検索依頼があったとき、この利用者が持つ施
設利用券から呼出音を出させて、この利用者の特定を容
易にし、これによって従業員に負担を掛けることなく、
迷子探索や個人呼出などを容易にし、従業員の人件費、
捜索時間を大幅に削減することができる。
【0106】また、請求項6では、遊園地など、不特定
多数の人々が利用する遊戯施設の閉園時刻に近づいたと
き、この遊戯施設内に入園している各利用者に不快感を
与えることなく、閉園時刻が近づいたことを知らせて、
利用者側の自主性、利便性を考慮しつつ、退園ゲート側
に導くことができ、これによって従業員に負担を掛ける
ことなく、利用者の退園を容易にして、従業員の人件費
などを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による施設利用者管理システムの第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す施設利用券の詳細な回路構成例を示
すブロック図である。
【図3】図1に示す施設利用券の取付け位置例を示す模
式図である。
【図4】図1に示す管理装置のデータベースに登録され
る個人ファイル例を示す模式図である。
【図5】図1に示す管理装置のデータベースに登録され
る施設利用状況ファイル例を示す模式図である。
【図6】本発明による施設利用者管理システムの第2の
実施の形態を示すブロック図である。
【図7】図6に示す管理装置のデータベースに登録され
る個人ファイル例を示す模式図である。
【図8】本発明による施設利用者管理システムの第3の
実施の形態を示すブロック図である。
【図9】図8に示す施設内に設けられている各質問器の
配置例を示す模式図である。
【図10】図8に示す施設利用者管理システムの施設滞
在時間判定動作例を示す模式図である。
【図11】本発明による施設利用者管理システムの第4
の実施の形態における端末コンピュータ装置の詳細な回
路構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明による施設利用者管理システムの第4
の実施の形態における施設装置のデータベースに登録さ
れる入場者時間別リスト例を示す模式図である。
【図13】本発明による施設利用者管理システムの第4
の実施の形態における施設滞在時間判定動作例を示す模
式図である。
【図14】本発明による施設利用者管理システムの第5
の実施の形態における質問器、施設利用券の詳細な回路
構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明による施設利用者管理システムの第5
の実施の形態における呼出動作例を示す模式図である。
【図16】本発明による施設利用者管理システムの第6
の実施の形態における質問器、施設利用券の詳細な回路
構成例を示すブロック図である。
【図17】本発明による施設利用者管理システムの第6
の実施の形態における施設利用券のメモリに登録される
データ例を示す模式図である。
【図18】本発明による施設利用者管理システムの第6
の実施の形態における閉園報知動作例を示す模式図であ
る。
【図19】特開平7−56991号公報で開示された
「施設内所在管理システム」の概要を示すブロック図で
ある。
【図20】特開平2−242399号公報で開示された
「プリペイド・タグの度数表示装置」の概要を示すブロ
ック図である。
【図21】図20に示すタグの詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c 施設利用者管理システム 2 遊園地 3 入退園ゲート 4 チケット売り場 5a、5e、5f 施設利用券(IDタグ) 6 利用者 7 入退園ゲート装置 8 施設 9 施設装置 10 管理装置(通過時間管理装置) 11 通信線 12 タグ筐体 13 メモリ 14 アンテナ 15 送受信部 16 制御部 17 バッテリ 18 入場ゲート 19 退場ゲート 20 入園ゲート 21、23、26、27、39 質問器 22 退園ゲート 24、35、36、38 テレビカメラ装置 25、28 端末コンピュータ装置 29 ホストコンピュータ装置 30、31、41 データベース 32 従業員 33、37 個人ファイル 34 施設利用状況ファイル 40 端末コンピュータ装置本体(滞在時間管理装置) 44、48、53、58 制御部 45、50、55、59 メモリ 46、51、56、60 送受信部 47、52、57、61 アンテナ 49 ブザー 54 発光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、質問信号を受信したときに、予め登録されてい
    る固有情報を送信するIDタグと、 前記施設内の所定場所に配置され、前記IDタグを付け
    た人が通過するときに、このIDタグに前記質問信号を
    送信して、前記IDタグの固有情報の送信を促す質問器
    と、 前記施設内の所定場所に配置され、前記IDタグを付け
    た人が通過するときに、この人物の画像を取り込むカメ
    ラ装置と、 このカメラ装置で得られた各人の画像および前記質問器
    で得られた各IDタグの固有情報とを対にして、各人の
    識別用データを作成する管理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
  2. 【請求項2】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、質問信号を受信したときに、予め登録されてい
    る固有情報を送信するIDタグと、 前記施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグを付
    けた人が通過するとき、このIDタグに質問信号を送信
    して、前記IDタグの固有情報の送信を促す複数の質問
    器と、 前記施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグを付
    けた人が通過するときに、この人物の画像を取り込む複
    数のカメラ装置と、 各カメラ装置で得られた各人の画像および前記各質問器
    で得られた各IDタグの固有情報とを対にして、各人の
    識別用データを作成するとともに、これを順次更新する
    管理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
  3. 【請求項3】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、質問信号を受信したときに、予め登録されてい
    る固有情報を送信するIDタグと、 前記施設内の各通路に沿って配置され、前記IDタグを
    付けた人が通過するとき、このIDタグに質問信号を送
    信して、前記IDタグの固有情報の送信を促す複数の質
    問器と、 各質問器で得られた各IDタグの固有情報に基づき、各
    通路を通過している人の通過時間を管理する通過時間管
    理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
  4. 【請求項4】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、質問信号を受信したときに、予め登録されてい
    る固有情報を送信するIDタグと、 前記施設を構成する複数のミニ施設にそれぞれ配置さ
    れ、前記IDタグを付けた人が通過するとき、このID
    タグの固有情報を読み出す複数の質問器と、 これらの各質問器で得られた各IDタグの固有情報に基
    づき、各ミニ施設の入場者、退場者を示す入退者時間リ
    ストを作成し、この入退者時間リストに基づき、各人が
    各ミニ施設内に滞在している時間を管理する滞在時間管
    理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
  5. 【請求項5】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、固有情報を送信する機能、および呼出信号を受
    信したときに呼出音を発生する発音機能を持つIDタグ
    と、 施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグを付けた
    人が通過するときに、このIDタグの固有情報を読み出
    すとともに、呼出指示が出されているIDタグに対し、
    呼出信号を送信する複数の質問器と、 各質問器で受信された各IDタグからの固有情報を管理
    するとともに、呼出が指示された固有情報を各質問器に
    伝送する管理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
  6. 【請求項6】 遊園地等の施設に入場する人によって携
    帯され、固有情報を送信する機能、および閉園報知信号
    を受信したときに閉園報知光または閉園報知音を発生す
    る閉園報知機能を持つIDタグと、 施設内の複数の場所に配置され、前記IDタグを付けた
    人が通過するときに、このIDタグの固有情報を読み出
    すとともに、閉園報知が指示されているときに、閉園報
    知信号を送信する複数の質問器と、 各質問器で受信された固有情報を管理するとともに、閉
    園時刻が近づいたときには、各質問器に閉園報知を指示
    する管理装置と、 を備えたことを特徴とする施設利用者管理システム。
JP10480297A 1997-04-22 1997-04-22 施設利用者管理システム Pending JPH10301984A (ja)

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