JP3956710B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真の画像処理装置及び画像処理方法に関し、特にデジタルカメラで撮影した集合写真を処理する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
観光地において観光客の写真を撮影し、該観光客に販売することが行われている。この場合、観光客の写真を撮影後、以前に同じ場所撮影した別の観光客の写真のプリントを見本として示してプリントの注文をとり、後日、完成したプリントを引き渡す。或いはプリント注文時に観光客に記入させた配送伝票によって、観光客の自宅に配送する。
【0003】
観光客が旅行業者が主催する団体旅行の参加者である場合には、前記写真は団体旅行参加者の集合写真が多く、プリントの引き渡しは集合写真の撮影時点以降の団体旅行の行程中、例えば翌日の行程中などに行われることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の団体旅行などにおける集合写真は、実際に撮影された写真を確認することなく注文させるので旅行参加者は注文する写真を選択することができない。その為、旅行参加者全員が確実に撮影されるように撮影せざるを得ず、各旅行参加者が小さくしか撮影されず、魅力に欠けるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、集合写真が伝える観光地など、その場の雰囲気を保持しつつ、特定の人物がクローズアップされた写真を容易に作成する画像処理装置、画像処理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、デジタルカメラで撮影された第1の画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部で指示された位置を検出する検出部と、前記検出された位置に該当する前記第1の画像上の位置を求める解析部と、前記第1の画像の前記指示された位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさより大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成する画像処理部とを有し、前記画像表示部は前記第2の画像を表示することを特徴とする画像処理装置である。
【0007】
前記所定の範囲が前記第1の画像の端部を越える場合は、前記所定の範囲が前記端部を越えないように前記所定の範囲の大きさ又は位置を調整することが好ましい。
プリント注文者に関する情報を読み込んで前記表示された画像のプリント注文を受け付ける受注装置を更に備えると共に、前記プリント注文を受け付けたとき、前記プリント注文者に関する情報と共に前記第2の画像又は前記解析部が求めた位置を記録するようにしても良い。その場合、前記受注装置は記録手段から情報を読み込む読み取り手段を有し、団体旅行を主催する旅行業者が前記団体旅行の各参加者に交付する、該参加者に関する情報を記憶した記憶手段から前記読み取り手段が読み込んだ前記情報に基づいて前記プリント注文を受け付けるようにすることができる。
【0008】
また更に別の観点から見た本発明は、デジタルカメラで撮影された第1の画像の画像データを読み込んで画像表示部に表示するステップと、 前記第1の画像が表示された前記画像表示部の任意の位置を指示させるステップと、前記画像表示部の前記指示された位置を検出するステップと、前記検出した位置に該当する前記第1の画像上の位置を求めるステップと、前記第1の画像の前記求めた位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさより大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成するステップと、前記第2の画像を前記画像表示部に表示するステップとからなることを特徴とする画像処理方法である。
【0009】
上記方法は、前記所定の範囲が前記第1の画像の端部を越えるか否かを判断し、越える場合は前記所定の範囲が前記端部を越えないように前記所定の範囲の大きさ又は位置を調整するステップを更に含むことが好ましい。更に別の観点による本発明は、デジタルカメラで撮影された第1の画像を記憶すると共に前記第1の画像を掲示したホームページが開設された第1のコンピュータと、前記ホームページにインターネットを介してアクセスする第2のコンピュータとからなるコンピュータシステムにおいて、前記第1のコンピュータは、前記第2のコンピュータからの要求に応じて前記第1の画像を前記第2のコンピュータに送信し、前記第2のコンピュータ上で指示された点の前記第1の画像上における位置の情報を前記第2のコンピュータから受信し、前記第1の画像の、前記位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさよりも大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成し、前記第2の画像を前記第1のコンピュータに送信し、前記第2のコンピュータは、前記第1のコンピュータから受けた前記第1の画像を表示し、前記表示した第1の画像上において指示された点の前記第1の画像上における位置を求め、前記位置の情報を前記第1のコンピュータに送信し、前記第2の画像を前記第1の画像から受信してこれを表示することを特徴とする画像処理方法である。
【0010】
なお、本発明は実施の形態例で説明するような観光写真に限定されるものではなく、集合写真一般に適用することができ、更に撮影対象の全体写真とその特定部位の拡大写真とを要し、前記特定の部位は写真の閲覧者毎に異なる場合にも適用し得るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明システムは、例えば川下りの船に乗った観光客の集合写真を写真販売業者の撮影者が川岸から撮影し、その写真を船上において販売する場合などに好適に適用される。本発明システムは図1に示したように撮影装置部100と受注装置部200とからなる。即ち、撮影者20は川岸21に設置されたデジタルカメラ10を含む撮影装置部100で川下り中の船31に乗船している観光客30の集合写真を撮影する。撮影された画像は直ちに船31に搭載した受注装置部200の画像表示部に表示される。観光客30は自分がどのように撮影されているかを前記表示された画像によって確認して前記受注装置部200によってプリントを注文する。完成したプリントの注文者への引き渡し方法は従来の方法と同様である。
【0012】
図2及び図3に本発明システムの一実施の形態例の構成を示す。撮影装置部100には、図2に示したように船31に乗船している観光客30の集合写真を撮影するデジタルカメラ10と、デジタルカメラ10で撮影されたデジタル画像の画像データを無線で送信する第1の無線通信手段11とが含まれる。前記第1の無線通信手段11は、例えばデジタルカメラ10の画像データ出力部に接続された、又はデジタルカメラ10に組み込まれた携帯電話やPHS等である。或いは特定の機器間でのみ無線通信を行う専用通信手段でも良い。
【0013】
受注装置部200には、図3に示したように第1の無線通信手段11から前記画像データを受信する第2の無線通信手段12と、第2の無線通信手段12が接続され第2の無線通信手段12が受信した画像データに基づいて撮影された集合写真の画像を表示する画像表示装置13と、観光客30から画像表示13に表示した画像のプリントの注文を受け付ける受注処理部14とが含まれている。
【0014】
画像表示部13は、第2の無線通信手段12が受信した画像データが入力される入出力手段131、前記入出力手段131に入力された画像データなどを記憶する記憶手段132、画像を表示する表示手段133、前記各手段の動作を制御する制御手段135、前記各手段を結ぶバスライン136などで構成されている。受注処理部14もバスライン136に接続されており、制御手段135によってその動作を制御されている。
【0015】
さて、前述したようにデジタルカメラ10、第1の無線通信手段11は川岸21にあり、第2の無線通信手段12、受注装置部200は観光客30と共に川下り中の船31上にある。
撮影者20は川岸21にデジタルカメラ10を設置し、観光客30を乗せた船31の到来を待ち、船31に乗船した観光客30の集合写真を撮影する。そして、撮影した画像の画像データを第1の無線通信手段11によって第2の無線通信手段12に送信する。
【0016】
船31上の第2の無線通信手段12は前記送信された画像データを受信し、該画像データの画像を受注装置部200の画像表示部13に表示する。そして、画像表示部13に表示された画像、即ち船31に乗船中の観光客30が撮影された画像を観光客30に示してプリントの注文を募る。観光客30は示された画像を確認して、そのプリントを注文する。
【0017】
集合写真の対象となる観光客30は旅行業者が主催する団体旅行の参加者(以下、旅行参加者という)であることが多い。ここで言う団体旅行には、既存の団体に属するもののみが参加者である場合の他、旅行業者の募集に応募した不特定のものが参加者である場合が含まれる。
旅行参加者は予め旅行業者から各旅行参加者を識別する記号番号などを記録したマグネットカード、或いはバーコードカードなどのカード17の交付を受けている。団体旅行に同行する旅行業者の添乗員は、前記記号番号とこれに対応する旅行参加者の住所、氏名等の個人情報とを記録した、例えばフロッピー(R)ディスクなどの記録媒体18を所持している。
【0018】
受注装置部200が備える受注処理部14は、図3に示したように、旅行参加者に交付されるカード17から情報を読み取る第1の入力手段15と、記録媒体18に対応する第2の入力手段16とを備え、第1の入力手段15で読み取ったカード17に記録された記号番号と記録媒体18から読み取った旅行参加者の個人情報とに基づいて表示手段133に表示している画像のプリントの注文を受け付ける。
【0019】
即ち、受注処理部14は第1の入力手段15がカード17に記録された前記記号番号を読み取って、第2の入力手段16が記憶媒体18から読み込んだ前記記号番号に対応する旅行参加者の個人情報を表示手段133に表示してプリント注文者である旅行参加者に確認させる。そして前記旅行参加者による確認操作があったときに前記個人情報を、表示中の画像と関連付けて記憶手段132に記憶する受注処理を行う。受注処理部14に数値入力手段を更に備えてプリントの注文枚数を入力させても良いが、団体旅行の集合写真の購入は殆どの場合1枚だけなので本実施の形態例では設けず、プリント注文の操作を簡便にすると共に受注処理部14のコストを低減させた。なお、複数枚のプリント注文はカード17を上記注文操作を複数回繰り返すことによって可能である。誤操作による重複注文を防止するために第1の入力手段15がカード17からデータを読み取ったときに重複データをチェックして何枚目の注文であるかを表示手段133に表示してプリント注文者である旅行参加者に確認させる。
【0020】
かくして、旅行参加者は住所、氏名などを書く手間を掛けることなく簡単にプリントを注文することができる。
前記旅行参加者の個人情報は、予め旅行参加者全員の情報を第2の入力手段16によって記憶媒体18から読み込んで記憶手段132に記憶させて用いるか、又は第1の入力手段15がカード17から前記記号番号を読み取る都度、前記読み取った記号番号に対応する旅行参加者の個人情報を第2の入力手段16によって記録媒体18から読み込んで用いる。後者は、第1の入力手段15が読み取った記号番号に対応する旅行参加者、即ちプリント注文者の個人情報のみが読み込まれるのでプライバシー保護の観点からは好ましい。しかし、プリントの注文毎に記録媒体18からプリント注文者の個人情報を読み込む時間がかかるという問題点がある。
【0021】
或いは、予め、各旅行参加者に各自の記号番号を通知し、前記プリント注文者による注文確認時の表示は第1の入力手段15がカード17から読み取った前記記号番号のみとし、プリント注文者による確認操作があったとき前記記号番号と表示手段133に表示中の画像とを関連付けた注文情報を記憶手段132に記憶する。そして、全てのプリント注文者が注文の入力を終了した後に、第2の入力手段16によって記録媒体18から記憶手段132に記憶されている記号番号に対応する旅行参加者の個人情報だけを記録媒体18から読み込み、これを前記注文情報と関連付けて記憶することにより前記受注処理を完了するようにしても良い。個々の注文時にかかる時間を短縮することができる。
【0022】
この場合も、画像表示部13は記憶手段132に記憶した記号番号に対応する旅行参加者の個人情報以外は記録媒体18から読み込めないようにすることがプライバシー保護の観点から好ましい。
カード17は旅行業者から旅行参加者に交付される前記記号番号と個人情報とを記録したICチップとし、第1の入力手段15をこれに対応する読み取り手段としても良い。その場合には受注処理部14はプリント注文者が注文操作したときに該プリント注文者の個人情報を読み取ることが出来るので第2の入力手段16及び記憶媒体18は不要となる。
【0023】
プリント料金はカード17を第1の入力手段15に読み込ませてプリントを注文する際に支払うか、受注装置部200が前記プリント注文情報に基づいて各プリント注文者毎のプリント料金を算出し、第2の通信手段12を介して添乗員が所持する第3の通信手段、例えば携帯電話に一括して送信し、添乗員がこれに基づいて集金することにしても良い。旅行業者は集金手数料を写真販売業者から受け取る。
【0024】
カード17に代えてICチップを用いる場合には、該ICチップに電子財布機能を持たせると共に受注処理部14に電子財布による支払いを受ける機能を持たせ、旅行業者があらかじめ所定の金額を旅行参加者から預かり金として徴収すると共に、その金額を前記電子財布に登録し、前記読み取り手段が前記ICチップの情報を読み取ってプリントの受注処理をしたときにプリント料金として所定の金額を前記電子財布から引き落とすようにしても良い。電子財布の残高は団体旅行終了時に精算する。
【0025】
旅行業者が観光目的地やドライブイン等、団体旅行の立ち寄り先の店舗と、該店舗において観光客がした買い物額に応じた手数料を店舗から受けることが行われている。前記店舗においては多数の旅行業者の様々な団体旅行の観光客が買い物をするが、前記ICチップには旅行業者やその団体旅行を特定する情報も記録されているので、該店舗は電子財布による販売データから旅行業者毎、団体旅行毎の販売金額を前記情報に基づいて容易に取り出し集計することができる。
【0026】
旅行参加者には旅行業者からツアー参加章バッチが配布されるが前記ICチップは前記バッチに固着しても良い。
前記受注処理を終えた受注処理部14は、所定の操作によって画像毎のプリント注文リストを表示手段133に表示する。また、別の所定の操作によって画像データと前記プリント注文リストとを入出力手段131から外部に出力する。図示しない画像プリンタが前記外部への出力を受け各画像のプリントを必要枚数作成する。更に伝票プリンタが前記出力を受け、完成したプリントを注文者に引き渡すための出力を行う。例えば、プリント注文者の名前と注文を受けた写真を識別する記号番号とを印刷した袋を作成する。この袋はプリントの引き渡し票となる。完成したプリントは前記袋に印刷された前記記号番号に基づいて各袋に入れられ、袋に印刷された名前に基づいてこの団体旅行中に各注文者に引き渡される。又は、プリントを自宅へ配送する指示をする配送伝票を作成する。該配送伝票によってプリントがプリント注文者の自宅に配送される。
【0027】
かくして、集合写真の撮影者は写真毎に注文枚数を手作業で集計して画像プリンタにセットする必要がない。又、注文者に引き渡す為の伝票や引き渡し票が自動的に作成される。
なお、受注装置部200は船着き場など、写真を撮影された観光客が立ち寄る所定の場所に置かれても良い。その場合のように撮影装置部100の位置と受注装置部200部の位置とが比較的近距離であれば第1の無線通信手段11と第2の無線通手段とは撮影位置と前記所定の場所とを結ぶ有線通信手段とすることもできる。
【0028】
以上、川下りの船上に乗った観光客の集合写真の場合を例に説明したが、もちろんそのような場合に限定されるものではない。
さて、従来の団体旅行などにおける集合写真は、川下り船上の写真に限らず画一的で魅力に欠けるものであった。これは、実際に撮影された写真を確認することなく注文させるので旅行参加者は注文する写真を選択することができない。その為、旅行参加者全員が確実に撮影されるように撮影せざるを得ず、各旅行参加者が小さくしか撮影されないことが一因である。しかも撮影する写真は通常1カットである。
【0029】
それに対して上記本発明のシステムによれば、自身が撮影された写真を確認した上でプリント注文することができるので、複数カットの写真からプリント注文する写真を選択することができる。従って撮影する写真は必ずしも旅行参加者の全員が撮影されている必要はなく、一部の旅行参加者をクローズアップした写真を交えた複数種類とすることができる。このような写真は旅行参加者のプリント購入意欲を刺激し、販売数量の増加が期待できる。
【0030】
以下に説明する実施の形態例は、上記本発明の特長を活用した実施の形態例である。画像表示部13は複数カットの写真の縮小画像を表示手段133に表示し旅行参加者によって任意の画像が選択された時、該選択された画像を拡大表示すると共に前記プリント注文操作を可能とする。前記縮小画像からの任意画像の選択は該縮小画像に付して表示された画像番号を表示手段133の一部に表示したテンキーで入力させるか、後に説明するタッチパネルを用いる。
【0031】
更に、画像表示部13は旅行参加者の集合写真の任意の一部を取り出して拡大するトリミング処理を指定することができる。図3には画像表示部13に設けられた前記トリミング処理のための構成も示されている。
画像表示部13のバスライン136には表示手段133の表示面上の全面に設けられたタッチパネル137とトリミング処理を行う画像処理手段138とが接続されている。タッチパネル137は表示手段133上のタッチされた点の位置を検出する。画像処理手段138は前記検出された点に対応する表示中の画像上の点を求め、前記表示中の画像の画像データから前記対応する点を中央部に含む所定の大きさの範囲の画像データを取り出し表示手段133の全面に拡大表示する。
【0032】
即ち、旅行参加者が、表示手段133に表示された集合写真(図4)の自分の位置Pにタッチすると、自分が中央部に位置する拡大画像(図5)が表示される。なお、表示される画像の元の範囲は予め定められた所定の範囲(図4の41)である。拡大される画像の範囲の大きさ、拡大画像の大きさは所定の値なので、画像の拡大倍率も所定の値である。前記集合写真は前記拡大倍率で拡大しても十分鑑賞できる画像が得られる画質で撮影する。
【0033】
団体旅行の集合写真の撮影距離、撮影レンズは通常一定であるので撮影倍率も一定となる。従って、前記所定の範囲の大きさを好ましいトリミング範囲、例えば二人が丁度含まれる大きさに予め設定することができる。
前記拡大画像を表示することに代えて、前記所定の範囲41の画像を、元の画像の所定の位置にはめ込み合成した画像を表示するようにしても良い。図4の42は前記拡大画像がはめ込み合成される位置と大きさとを示したものであり、図6は前記はめ込み合成された画像を示したものである。前記はめ込み合成される位置と大きさとは予め決められている。撮影者20はその範囲に撮影対象である観光客などが入らないように写真の構図を決める。
【0034】
かくして、はめ込み合成された部分以外の元の画像によって写真を撮影した場所や状況の全体としての雰囲気がわかると共に、はめ込み合成された部分の画像によってその旅行参加者の表情などの様子を詳細に見ることができる。
いずれの場合も、表示手段133上にタッチしたときに所定の範囲41を示す枠を表示して、プリント注文者が同じく表示手段133上に表示された操作キーなどによって前記所定の範囲41の大きさを変えられるようにしても良い。
【0035】
前記拡大表示された画像またははめ込み合成された画像のプリントを前記と同様にして注文することができる。
なお、前記点Pの位置が画像の端部に近い点P1である場合にはP1を中央とする前記所定の範囲411が元の画像の大きさを越えるので、前記所定範囲411が元の画像の範囲に収まるように前記所定の範囲411の位置を調整して412とする。又は、前記所定の範囲411の大きさが元の画像の範囲に収まるようにその大きさを縮小した範囲413とする。
【0036】
ところで、写真販売業者が受注装置部200を所持している場合には、撮影した画像を旅行参加者に確認させプリントの注文を受け付ける時間は旅行参加者がその場に留まっている時間に限られるのでごく短時間である。
図7に示す別の実施の形態例のように、旅行業者の添乗員70が受注装置部200と同機能の第2の受注装置部200Aを所持していれば該第2の受注装置部200Aに前記集合写真の画像データを読み込ませ、画像撮影地から次の目的地への移動時間を利用して、例えば移動中のバス等の車中で、前述した受注装置200での注文操作と同様の操作によって旅行参加者に撮影した画像を確認させプリントの注文を受け付けることができる。以下の説明では第2の受注装置部200Aの各部を、対応する受注装置部200の各部の符号の末尾にAを付加した記号で表す(各部の図示は無い)。
【0037】
添乗員70は、受注処理部14Aが出力するプリント注文リストを無線通信手段12Aを用いて写真販売業者が所持する第2の無線通信手段12に送信する。写真販売業者は第2の無線通信手段12が受けた前記プリント注文リストと第2の無線通信手段が第1の無線通信手段から受けた画像データとに基づいてプリントを作成しプリント注文者に引き渡す。
【0038】
前記集合写真の画像データは、撮影者20が有する第1の無線通信手段11から添乗員70の無線通信手段12Aに直接送信されるか、第1の無線通信手段11から第2の無線通信手段12を経由して無線通信手段12Aに送信される。或いは前記画像データを記録した記録媒体を介して伝達されるようにしても良い。
【0039】
無線通信手段12Aからの前記プリント注文リストは第1の無線通信手段11に受信されるようにしても良い。この場合には、撮影者20が画像プリンタが設置された事務所などに戻った後に、前記プリント注文リストとデジタルカメラ10に記録されている画像データとに基づいて受注したプリントを作成しプリント注文者に引き渡す。前記プリント注文リスト及び画像データは、写真販売業者が有する第3の無線通信手段を介して図示しない画像プリンタに直接送られるようにしても良い。
【0040】
上記選択肢の組み合わせとして、前記集合写真の画像データが撮影者20の有する第1の無線通信手段11から添乗員70の第2の無線通信手段12Aに直接送信され、無線通信手段12Aからの前記プリント注文リストが第1の無線通信手段11、又は前記写真販売業者が有する第3の無線通信手段を介して前記画像プリンタに直接送られるようにすれば、受注装置200は不要となる。
【0041】
受注装置部200Aは、記憶手段132に記憶される旅行参加者の個人情報を無線通信手段12Aによって旅行業者の事務所から入手しても良い。
前記いずれの実施の形態例においても前記撮影された写真のプリントはインターネット網に接続されたサーバーコンピュータ(以下、サーバーという)に開設された旅行業者のサイト又は写真販売業者のサイトを介しても販売される。観光客は旅行を終え自宅に戻ってからでも買いそこなった写真のプリントや焼き増しプリントを購入することができる。前記プリントを購入しようとする観光客は自宅等のパソコン(以下、PCという)からインターネット網を介して写真販売業者のホームページにアクセスし、所定のパスワードを入力してプリントの販売サイトに入る。
【0042】
写真販売業者のサイトに対するパスワードは写真販売業者から、旅行業者のサイトに対するパスワードは旅行業者から観光客に伝えられる。該パスワードは好ましくは撮影された観光客のグループ毎に異なるように決められる。団体旅行の場合は観光業者が決めた該団体旅行の記号番号としても良い。これにより、関係者以外は前記販売サイトに入ることができない。従って該販売サイトに表示されるべき販売対象の画像を見ることができず、撮影された観光客のプライバシーが保護される。なお、販売対象の画像はデータのダウンロードや画像プリントができないようにされている。
【0043】
前記販売サイトには、販売対象の画像のサムネイルが所定の数ずつ表示されており、所望の画像をマウスでクリックする等の方法で選択するとその拡大画像とプリント種別指定欄とが表示される。プリント種別は現在の表示画像の通りにプリントする通常プリントと、指定された点を中心とする所定の範囲を拡大プリントするトリミングプリントと、前記所定の範囲をその大きさよりも大きい所定の大きさに拡大した画像を元の画像の所定の位置にはめ込み合成してプリントするはめ込みプリントとから選択させる。前記はめ込みプリントは選択された画像が集合写真である場合に好適である。通常プリント以外が選択された場合は、次いで前記画像上における自分の位置を指示させる。PCは表示中の画像上における前記指示された位置の位置情報を求めてサーバーに送信する。
【0044】
サーバーは指定された様式の画像を作成し、プリント注文入力欄と共にPCに表示させる。前記プリント注文入力欄にはプリント注文枚数とプリントの送付先とクレジットカード情報などの料金支払い情報などの入力欄が含まれている。各様式の画像の作成方法の詳細は前述した通りである。サーバーはPCからこれらの情報を受け取り受注情報として出力する。写真販売業者は該受注情報に基づいてプリントを作成しプリント注文者に送付すると共に料金を料金支払い情報に基づいて請求する。
【0045】
また、観光業者が前記観光業者のサイトに対するパスワードをその旅行の出発前に旅行参加者に通知すると共に、旅行中に撮影した旅行参加者のスナップ写真や集合写真を撮影後速やかに前記サイトに掲示すれば、旅行参加者から予め前記パスワードを知らされた者は旅行参加者の旅行中の様子を逐次知ることができ、該写真のプリントを注文することもできるサービスが提供できる。
【0046】
さらに、前記パスワードを各旅行参加者に固有のもの、例えば前記団体旅行の記号番号の後に参加者番号を付加したものとすると共に、前記サーバーに各旅行参加者のコメントを前記パスワードに対応付けて記憶させ、前記パスワードを入力したアクセスに対しては前記写真と共に入力されたパスワードに対応する前記コメントが表示されるようにすれば、留守宅の家族など近親者には旅行参加者に固有のパスワードを知らせ、それ以外の者には前述のパスワードを知らせることにより近親者のみが前記コメントを見ることができるようにできる。旅行参加者の近況の詳細を近親者のみに知らせることができるので、より満足度の高いサービスが提供される。
【0047】
この場合、前述した受注装置部200によって複数カットの写真からプリント注文する写真を選択させる機能を利用して各旅行参加者に写真を選択させ、該写真に前記パスワードを対応させて記憶させることにより、留守宅の家族に見せる写真を各旅行参加者に関連する写真のみとすることができる。
【0048】
なお、いずれの場合も前記パスワードは旅行終了から所定期間後に無効とされる。
ところで、添乗員70が所持する受注装置部200Aは、全くべつの目的に用いることもできる。以下、その例を説明する。添乗員70は観光目的地で旅行参加者を自由行動とした後、その場所を出発するときには人数を数えて旅行参加者が全員戻ったことを確認する。この方法は簡便ではあるが、戻っていない人は誰か具体的に知ることは、旅行参加者全員を覚えておかねばならず大変である。また人数を数え違う恐れもある。
【0049】
添乗員70が所持する受注装置部200Aは、このような場合の人数チェックの目的にも用いることもできる。受注装置部200Aに予め旅行参加者全員に付与した記号番号と個人情報とを記憶手段132Aに記憶させておく。この受注装置部200Aはセットボタン139A(便宜上図3に表示したが受注装置部200には無い)を更に備える。セットボタン139Aが押されると記憶手段132Aに記憶されている旅行参加者全員の名前が表示手段133Aに一覧表示される。そして、第1の入力手段15Aがカード17から記号番号を読み取ったとき、該記号番号に該当する旅行参加者の名前が前記一覧表示から削除される。
【0050】
添乗員70は観光目的地で旅行参加者を自由行動としたときにセットボタン139Aを所定時間、例えば1秒以上押す。自由行動を終えて戻ってきた旅行参加者がカード17を第1の入力手段15Aに読み取らせると、この旅行参加者の名前が前記一覧表示から削除される。その結果、前記一覧表示は、まだ戻っていない旅行参加者の名前だけが残るので、添乗員70は、まだ戻っていない人数、その人の名前を容易且つ確実に把握することができる。
【0051】
受注装置部200Aは更に別の目的にも使用することができる。即ち、セットボタン139Aを所定時間内に2回連続して押すと表示手段133Aの表示がクリアされる。そして、第1の入力手段15Aがカード17から記号番号を読み取ったときに、前記記号番号に該当するツアー参加参加者の名前と個人情報とが記憶手段132Aから取り出され表示手段133Aに表示される。
【0052】
添乗員70は、カード17を第1の入力手段15Aで読み込ませた旅行参加者の顔などとその時の表示手段133Aの表示内容とを同時に見ることによって、各旅行参加者の名前と顔とを関連付けて覚えることが容易になる。更に個人情報も併せて表示されるので、その旅行参加者がどのような人であるかを容易に記憶することができる。このような情報を記憶することは団体旅行の雰囲気を和やかにするために有益である。
【0053】
この機能は、特に団体旅行の初期において多く用いられるが、旅行参加者がカード17を第1の入力手段15Aに読み込ませる適宜の機会に繰り返し用いることができる。例えば、再確認したい旅行参加者が前述した人員確認のためにカード17を第1の入力手段15Aに読み取らせた直後に、セットボタン139Aを短時間、例えば1秒未満、押すとその旅行参加者の名前と個人情報が表示され、セットボタン139Aを再び短時間押すと人員確認機能の表示に戻るようにしても良い。口頭で聞く場合のように気兼ねをすることなく、しっかりと記憶するまで繰り返し確認することができる。
【0054】
受注装置部200Aは、画像表示部13Aと受注処理部14Aとに分離され、接続ケーブル又はブルーツースなどで互いにデータの授受可能に接続されていると、受注処理部14Aは旅行参加者が操作し易い位置に配置し、画像表示部13Aは添乗員70の手元に置くことができるので好ましい。
【0055】
カード17と第1の入力手段15Aとは、前述した団体旅行参加章に固着されたICチップとICチップ読み取り手段としても良い。
本発明は、以下に説明する別の実施の形態とすることができる。本実施の形態例に於いても前記実施の形態例と同様に図2に示した撮影装置部100によって撮影された観光客30の写真の画像データが第1の無線通信手段11によって送信される。送信先はその観光客30がこれから宿泊するホテル等である。旅行業者が主催する旅行の場合はその旅行業者から写真販売業者に通知される。そして前記画像データは前記ホテル等に設置された第3の無線通信手段によって受信される。
【0056】
図8は前記ホテルの施設概要を示した図である。前記ホテル81のフロント83には各客室88に設置されたテレビ89にテレビ画像を配信する館内放送施設85と各客室の宿泊客に関するデータ(以下、宿泊客データという)、例えば住所、氏名、請求料金データなどが記録された宿泊管理装置86とが設置されている。
【0057】
館内放送施設85には公共テレビ放送を外部から受信して各客室に配信する公共放送受配信部85Aと、ホテル独自のテレビ放送を有料で各客室に配信する有料放送配信部85Bとが含まれる。有料放送配信部85Bは複数のチャンネルでテレビ放送することができ、一部のチャンネルにおいてホテルの館内案内などを無料で各客室に配信する機能も有している。有料のテレビ放送は暗号化されており各客室のテレビに接続された不図示のデコーダが所定の操作された場合にデコードされ該客室のテレビに表示される。有料放送配信部85Bは前記デコーダが所定操作された客室を検知し、宿泊管理装置86に有料放送料金を前記客室の請求料金データに加算させる。
【0058】
さて、第3の無線通信手段82で受信された画像データは画像機億部84に記憶され、有料放送配信部85Bによって無料で各客室88に配信される。前記配信には観光客のグループ毎に異なるチャンネルが用いられ、そのチャンネルの番号が各グループの観光客に通知される。各客室のテレビ89のチャンネルアップダウンスイッチ(表示するチャンネルをチャンネル番号順に切り替えるスイッチ)は、これらのチャンネルをスキップし表示しないように設定されている。前記のように設定されたチャンネルも、そのチャンネル番号をテレビのリモートコントローラの数字キーによって入力すれば表示される。
【0059】
前記チャンネル番号を通知された観光客がそのチャンネル番号をテレビのリモートコントローラの数字キーによって入力すると自分が属するグループの観光客の写真がテレビ89に表示される。前記チャンネル番号は該当するグループの観光客以外は知らないので前記グループ以外のものがこれを見る可能性は極めて低い。
【0060】
観光客はテレビ89に表示された写真で自分がどのように撮影されているかを確認し、前記デコーダを所定操作、例えば有料のテレビ放送をデコードさせる所定操作をしてプリントを注文する。有料放送配信部85Bは前記所定操作が為されたテレビ89が設置された客室88を検知すると宿泊管理装置86の宿泊客データを参照して前記客室88の宿泊者をプリント注文者とする注文者リストを受注記録部87に記録すると共に宿泊管理装置86にその客室88の請求データに写真のプリント料金を加算させる。観光客は住所、氏名などの記入や入力をすることなくプリントを注文することができる。
【0061】
受注記録部87は所定の時刻、例えば午前0時に記録されている注文者リストを第3の通信手段82を介して写真販売業者が有する無線通信手段に送信する。前記無線通信手段は図7の実施の形態例の説明中にある第2の無線通信手段12に該当し、以降の処理は前記実施の形態例の場合と同様である。
【0062】
プリント料金は観光客30がホテルをチェックアウトする時に宿泊料金と共に請求される。ホテルは収受したプリント料金から所定の手数料を差し引いた金額を写真販売業者に支払う。
上記方法では、観光客30に複数種類の写真から任意の写真を選択させることは困難なので販売する写真は主として集合写真となる。従って本実施の形態例は団体旅行の集合写真の販売に好適である。しかし、客室88のテレビ89をBSデジタル放送の如く双方向通信可能なものとすればテレビ89から放送元への通信機能を利用して前記選択を可能とすることができる。即ち、館内放送施設85はテレビ89に入力された内容の放送元への出力を中継する。従って館内放送施設85は有料放送配信部85Bが配信する放送に対する入力を抽出し、これを用いた適宜の処理を行うことができる。
【0063】
館内放送施設85の有料放送配信部85Bから各客室88のテレビ89に観光客30が撮影された複数種類の写真の画像を配信する。図9の91は配信された画像を表示したテレビ89の画面である。画面91には写真の画像92の他に、プリント注文ボタン93、表示写真切替ボタン94、95などのメニューボタンも表示される。画面91に対して、双方向テレビのリモートコントローラで通常の双方向テレビ放送のメニューなどを選択するのと同様の操作により適宜のメニューが選択される。
【0064】
有料放送配信部85Bは、表示写真切替ボタン94、95が選択されると次の写真又は前の写真を配信し、プリント注文ボタン93が選択されると確認ボタン96を表示して、これが選択されたときに前記選択が為されたテレビ89のある客室88を検知し、宿泊管理装置86の宿泊者データを参照し、前記客室88の宿泊者をプリント注文者とする注文者リストを受注記録部87に記録すると共に宿泊管理装置86に前記客室88の請求データに写真のプリント料金を加算させる。
【0065】
旅行業者が参加者を募集する団体旅行では家族以外の人、例えば友人、時には全くの他人が相部屋となることがある。その場合にはプリント注文をした客室88を検知しただけではプリント注文者を特定することができず不十分である。そこで、有料放送配信部85Bはプリント注文ボタン93が選択されたときに参照する宿泊者データに基づいて前記客室88の宿泊者の氏名が夫々表示された注文者確認ボタン97を表示し、注文者確認ボタン97の選択に応答して確認ボタン96を表示する。確認ボタン96、注文者確認ボタン97は、いずれもプリント注文ボタン93が選択されるまでは表示されない。
【0066】
斯くして観光客に複数種類の写真から任意の写真を選択させることができるので、旅行参加者の一部だけの写真を多数撮影して希望者に販売することができる。勿論、写真の画像を各客室88に配信することだけを館内放送施設によって行い、プリント注文の受付は予め配布した又は各客室88に備えた申し込み用紙によって行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の構成を説明する図。
【図2】撮影装置部の構成を説明する図。
【図3】受注装置部の構成を説明する図。
【図4】受注装置部の表示手段に表示された集合写真の画像を示した図。
【図5】図4の画像の一部を拡大した画像を示した図。
【図6】図4の画像の一部の拡大画像が元の画像にはめ込み合成された画像を示した図。
【図7】本発明の別の実施の形態例の構成を説明する図。
【図8】本発明の更に別の実施の形態例の構成を説明する図。
【図9】図8のテレビに表示される画面を示した図。
【符号の説明】
10………デジタルカメラ
11………第1の通信手段
12………第2の通信手段
13………画像表示部
14………受注装置部
15………第1の入力手段
16………第2の入力手段
17………カード
18………記憶媒体
20………撮影者
30………観光客
70………添乗員
85………ホテルの館内放送施設
86………受注記録部
87………宿泊管理装置
89………ホテル客室のテレビ
92………写真の画像
93………プリント注文ボタン
97………注文者確認ボタン
133……表示手段
137……タッチパネル
138……画像処理手段
100……撮影装置部
200……受注装置部
Claims (8)
- デジタルカメラで撮影された第1の画像を表示する画像表示部と、
前記画像表示部で指示された位置を検出する検出部と、
前記検出された位置に該当する前記第1の画像上の位置を求める解析部と、
前記第1の画像の前記指示された位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさより大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成する画像処理部とを有し、
前記画像表示部は前記第2の画像を表示することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記所定の範囲が前記第1の画像の端部を越える場合は、前記所定の範囲が前記端部を越えないように前記所定の範囲の大きさ又は位置を調整することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
プリント注文者に関する情報を読み込んで前記表示された画像のプリント注文を受け付ける受注装置を更に備えると共に、
前記プリント注文を受け付けたとき、前記プリント注文者に関する情報と共に前記第2の画像又は前記解析部が求めた位置を記録することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3において、
前記受注装置は記録手段から情報を読み込む読み取り手段を有し、団体旅行を主催する旅行業者が前記団体旅行の各参加者に交付する、該参加者に関する情報を記憶した記憶手段から前記読み取り手段が読み込んだ前記情報に基づいて前記プリント注文を受け付けることを特徴とする画像処理装置。 - デジタルカメラで撮影された第1の画像の画像データを読み込んで画像表示部に表示するステップと、
前記第1の画像が表示された前記画像表示部の任意の位置を指示させるステップと、
前記画像表示部の前記指示された位置を検出するステップと、
前記検出した位置に該当する前記第1の画像上の位置を求めるステップと、
前記第1の画像の前記求めた位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさより大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成するステップと、
前記第2の画像を前記画像表示部に表示するステップとからなることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項5において、
前記所定の範囲が前記第1の画像の端部を越えるか否かを判断し、越える場合は前記所定の範囲が前記端部を越えないように前記所定の範囲の大きさ又は位置を調整するステップを更に含むことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項5又は請求項6に記載の画像処理方法を実行するコンピュータ用プログラム。
- デジタルカメラで撮影された第1の画像を記憶すると共に前記第1の画像を掲示したホームページが開設された第1のコンピュータと、前記ホームページにインターネットを介してアクセスする第2のコンピュータとからなるコンピュータシステムにおいて、
前記第1のコンピュータは、前記第2のコンピュータからの要求に応じて前記第1の画像を前記第2のコンピュータに送信し、
前記第2のコンピュータ上で指示された点の前記第1の画像上における位置の情報を前記第2のコンピュータから受信し、
前記第1の画像の、前記位置を含む所定の範囲の画像を、前記第1の画像の撮影対象が存在しない位置に、前記所定の範囲の大きさよりも大きく拡大して張り付けた第2の画像を作成し、
前記第2の画像を前記第1のコンピュータに送信し、
前記第2のコンピュータは、前記第1のコンピュータから受けた前記第1の画像を表示し、
前記表示した第1の画像上において指示された点の前記第1の画像上における位置を求め、前記位置の情報を前記第1のコンピュータに送信し、
前記第2の画像を前記第1の画像から受信してこれを表示することを特徴とする画像処理方法。
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