JP2003223516A - 写真販売方法及び写真販売システム - Google Patents

写真販売方法及び写真販売システム

Info

Publication number
JP2003223516A
JP2003223516A JP2002021679A JP2002021679A JP2003223516A JP 2003223516 A JP2003223516 A JP 2003223516A JP 2002021679 A JP2002021679 A JP 2002021679A JP 2002021679 A JP2002021679 A JP 2002021679A JP 2003223516 A JP2003223516 A JP 2003223516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
television
image
user
print
guest room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002021679A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsushi Nomoto
徹志 野本
Masahide Tanaka
雅英 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
Original Assignee
Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp, Nikon Gijutsu Kobo KK filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2002021679A priority Critical patent/JP2003223516A/ja
Publication of JP2003223516A publication Critical patent/JP2003223516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、観光客が自分が撮影さ
れた実際の画像を十分に時間をかけて確認した上で該画
像のプリントを注文できる写真販売方法及び販売システ
ムを提案することである。 【解決手段】 上記目的を達成する板発明は、客室に設
置されたテレビと、前記テレビに画像を配信すると共に
前記テレビに対して所定の操作が為されたことを検知す
る館内放送施設とを有する施設において、前記客室の利
用者が撮影されたデジタル画像を外部から入手するステ
ップと、前記デジタル画像を前記館内放送施設によって
前記テレビに配信するステップとを含むことを特長とす
る写真販売方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真の販売方法及
び販売装置に関し、特にデジタルカメラで撮影した写真
を販売する販売方法及び販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】観光地において観光客の写真を撮影し、
該観光客に販売することが行われている。この場合、観
光客の写真を撮影後、以前に同じ場所撮影した別の観光
客の写真のプリントを見本として示してプリントの注文
をとり、後日、完成したプリントを引き渡す。或いはプ
リント注文時に観光客に記入させた配送伝票によって、
観光客の自宅に配送する。
【0003】観光客が旅行業者が主催する団体旅行の参
加者である場合には、前記写真は団体旅行参加者の集合
写真が多く、プリントの引き渡しは集合写真の撮影時点
以降の団体旅行の行程中、例えば翌日の行程中などに行
われることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の販売方法で
は、観光客は自分が撮影された実際の写真を確認する事
ができないので、どの様に写っているのか不明のまま該
写真のプリントを注文せざるを得ず不安が大きい。
【0005】写真を撮影するカメラとして撮影画像表示
部を備えるデジタルカメラを使用すれば、撮影後直ちに
その場で撮影された画像を表示することができるので、
観光客は自分が撮影された実際の画像を確認してプリン
トの注文をすることができる。 しかしながら、集合写
真の場合、撮影された画像を確認させるためにデジタル
カメラを観光客に回覧することは不都合が多く実際上困
難である。即ち、デジタルカメラの回覧中には次の写真
を撮影することができない。更に、デジタルカメラを取
り落とされる危険やデジタルカメラが無用に操作され、
撮影した画像が消去される危険等がある。更にはデジタ
ルカメラの盗難の危険もある。
【0006】しかも、団体旅行では、撮影場所に留まる
時間が制約されており、人数も多いので十分な確認をす
ることは困難なことが多い。本発明の目的は、観光客が
自分が撮影された実際の画像を十分に時間をかけて確認
した上で該画像のプリントを注文できる写真販売方法及
び販売システムを提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、客室に設置されたテレビと、前記テレビに画像を
配信すると共に前記テレビに対して所定の操作が為され
たことを検知する館内放送施設とを有する施設におい
て、前記客室の利用者に関するデジタル画像を外部から
入手するステップと、前記デジタル画像を前記館内放送
施設によって前記テレビに配信するステップとを含むこ
とを特長とする写真販売方法である。前記デジタル画像
には前記利用者が撮影された画像の他、前記利用者が立
ち寄った場所やそこからの景観の画像も含まれるものと
する。
【0008】前記において、前記施設は、前記客室の利
用者に関する利用者データを記録した利用者管理装置
と、データ記録装置とを更に備え、前記テレビで前記デ
ジタル画像を閲覧した前記利用者に前記所定の操作によ
って前記デジタル画像のプリント注文をさせるステップ
と、前記所定の操作が為された客室を検知するステップ
と、前記利用者データを参照し、前記検知した客室に該
当する利用者データを検出するステップと、前記検出し
た利用者データを注文者リストとして前記データ記録装
置に記録するステップとを更に含めても良く、前記利用
者データに前記デジタル画像のプリント料金を記録する
ステップと、前記プリント料金を前記施設の利用料金と
共に前記利用者に請求するステップとを更に含めること
が好ましく、前記デジタル画像を供給した写真販売業者
に前記プリント料金の一部を支払うステップを更に含む
ことがより好ましい。
【0009】別の観点による本発明は、客室に設置され
たテレビと、前記テレビにデジタル画像を配信すると共
に前記テレビに対して所定の操作が為されたことを検知
する館内放送施設と、前記客室の利用者に関する利用者
データを記録した利用者管理装置と、データ記録装置と
を備え、前記館内放送施設が外部から入手した前記デジ
タル画像を前記テレビに配信し、前記検知された客室に
該当する利用者データが注文者リストとして前記データ
記録装置に記録されることを特徴とする写真販売システ
ムである。
【0010】前記テレビは双方向通信可能なテレビと
し、前記所定の操作が為されたことの検知には前記テレ
ビのメニュー選択機能を利用することができる。この場
合、前記所定の操作は第1操作、第2操作を含み、前記
館内放送施設は、前記第1操作に応じて前記利用者デー
タを参照すると共に、その客室の全利用者名を前記テレ
ビのメニュー表示部に表示し、前記表示された利用者名
のいずれかを選択する前記第2操作に応じて、選択され
た利用者の利用者データを前記データ記録装置に記録す
るようにすることが好ましく、前記利用者管理装置は前
記利用者データに前記デジタル画像のプリント料金を記
録し、前記利用者データに含まれる施設利用料金と共に
請求する出力をするようにすることが更に好ましい。そ
の場合、前記館内放送施設は前記デジタル画像を写真販
売業者から入手し、前記利用者管理装置は前記プリント
料金の一部を前記写真販売業者に支払う出力をする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明システムは、例えば川下り
の船に乗った観光客の集合写真を写真販売業者の撮影者
が川岸から撮影し、その写真を船上において販売する場
合などに好適に適用される。本発明システムは図1に示
したように撮影装置部100と受注装置部200とから
なる。即ち、撮影者20は川岸21に設置されたデジタ
ルカメラ10を含む撮影装置部100で川下り中の船3
1に乗船している観光客30の集合写真を撮影する。撮
影された画像は直ちに船31に搭載した受注装置部20
0の画像表示部に表示される。観光客30は自分がどの
ように撮影されているかを前記表示された画像によって
確認して前記受注装置部200によってプリントを注文
する。完成したプリントの注文者への引き渡し方法は従
来の方法と同様である。
【0012】図2及び図3に本発明システムの一実施の
形態例の構成を示す。撮影装置部100には、図2に示
したように船31に乗船している観光客30の集合写真
を撮影するデジタルカメラ10と、デジタルカメラ10
で撮影されたデジタル画像の画像データを無線で送信す
る第1の無線通信手段11とが含まれる。前記第1の無
線通信手段11は、例えばデジタルカメラ10の画像デ
ータ出力部に接続された、又はデジタルカメラ10に組
み込まれた携帯電話やPHS等である。或いは特定の機
器間でのみ無線通信を行う専用通信手段でも良い。
【0013】受注装置部200には、図3に示したよう
に第1の無線通信手段11から前記画像データを受信す
る第2の無線通信手段12と、第2の無線通信手段12
が接続され第2の無線通信手段12が受信した画像デー
タに基づいて撮影された集合写真の画像を表示する画像
表示装置13と、観光客30から画像表示13に表示し
た画像のプリントの注文を受け付ける受注処理部14と
が含まれている。
【0014】画像表示部13は、第2の無線通信手段1
2が受信した画像データが入力される入出力手段13
1、前記入出力手段131に入力された画像データなど
を記憶する記憶手段132、画像を表示する表示手段1
33、前記各手段の動作を制御する制御手段135、前
記各手段を結ぶバスライン136などで構成されてい
る。受注処理部14もバスライン136に接続されてお
り、制御手段135によってその動作を制御されてい
る。
【0015】さて、前述したようにデジタルカメラ1
0、第1の無線通信手段11は川岸21にあり、第2の
無線通信手段12、受注装置部200は観光客30と共
に川下り中の船31上にある。撮影者20は川岸21に
デジタルカメラ10を設置し、観光客30を乗せた船3
1の到来を待ち、船31に乗船した観光客30の集合写
真を撮影する。そして、撮影した画像の画像データを第
1の無線通信手段11によって第2の無線通信手段12
に送信する。
【0016】船31上の第2の無線通信手段12は前記
送信された画像データを受信し、該画像データの画像を
受注装置部200の画像表示部13に表示する。そし
て、画像表示部13に表示された画像、即ち船31に乗
船中の観光客30が撮影された画像を観光客30に示し
てプリントの注文を募る。観光客30は示された画像を
確認して、そのプリントを注文する。
【0017】集合写真の対象となる観光客30は旅行業
者が主催する団体旅行の参加者(以下、旅行参加者とい
う)であることが多い。ここで言う団体旅行には、既存
の団体に属するもののみが参加者である場合の他、旅行
業者の募集に応募した不特定のものが参加者である場合
が含まれる。旅行参加者は予め旅行業者から各旅行参加
者を識別する記号番号などを記録したマグネットカー
ド、或いはバーコードカードなどのカード17の交付を
受けている。団体旅行に同行する旅行業者の添乗員は、
前記記号番号とこれに対応する旅行参加者の住所、氏名
等の個人情報とを記録した、例えばフロッピー(R)デ
ィスクなどの記録媒体18を所持している。
【0018】受注装置部200が備える受注処理部14
は、図3に示したように、旅行参加者に交付されるカー
ド17から情報を読み取る第1の入力手段15と、記録
媒体18に対応する第2の入力手段16とを備え、第1
の入力手段15で読み取ったカード17に記録された記
号番号と記録媒体18から読み取った旅行参加者の個人
情報とに基づいて表示手段133に表示している画像の
プリントの注文を受け付ける。
【0019】即ち、受注処理部14は第1の入力手段1
5がカード17に記録された前記記号番号を読み取っ
て、第2の入力手段16が記憶媒体18から読み込んだ
前記記号番号に対応する旅行参加者の個人情報を表示手
段133に表示してプリント注文者である旅行参加者に
確認させる。そして前記旅行参加者による確認操作があ
ったときに前記個人情報を、表示中の画像と関連付けて
記憶手段132に記憶する受注処理を行う。受注処理部
14に数値入力手段を更に備えてプリントの注文枚数を
入力させても良いが、団体旅行の集合写真の購入は殆ど
の場合1枚だけなので本実施の形態例では設けず、プリ
ント注文の操作を簡便にすると共に受注処理部14のコ
ストを低減させた。なお、複数枚のプリント注文はカー
ド17を上記注文操作を複数回繰り返すことによって可
能である。誤操作による重複注文を防止するために第1
の入力手段15がカード17からデータを読み取ったと
きに重複データをチェックして何枚目の注文であるかを
表示手段133に表示してプリント注文者である旅行参
加者に確認させる。
【0020】かくして、旅行参加者は住所、氏名などを
書く手間を掛けることなく簡単にプリントを注文するこ
とができる。前記旅行参加者の個人情報は、予め旅行参
加者全員の情報を第2の入力手段16によって記憶媒体
18から読み込んで記憶手段132に記憶させて用いる
か、又は第1の入力手段15がカード17から前記記号
番号を読み取る都度、前記読み取った記号番号に対応す
る旅行参加者の個人情報を第2の入力手段16によって
記録媒体18から読み込んで用いる。後者は、第1の入
力手段15が読み取った記号番号に対応する旅行参加
者、即ちプリント注文者の個人情報のみが読み込まれる
のでプライバシー保護の観点からは好ましい。しかし、
プリントの注文毎に記録媒体18からプリント注文者の
個人情報を読み込む時間がかかるという問題点がある。
【0021】或いは、予め、各旅行参加者に各自の記号
番号を通知し、前記プリント注文者による注文確認時の
表示は第1の入力手段15がカード17から読み取った
前記記号番号のみとし、プリント注文者による確認操作
があったとき前記記号番号と表示手段133に表示中の
画像とを関連付けた注文情報を記憶手段132に記憶す
る。そして、全てのプリント注文者が注文の入力を終了
した後に、第2の入力手段16によって記録媒体18か
ら記憶手段132に記憶されている記号番号に対応する
旅行参加者の個人情報だけを記録媒体18から読み込
み、これを前記注文情報と関連付けて記憶することによ
り前記受注処理を完了するようにしても良い。個々の注
文時にかかる時間を短縮することができる。
【0022】この場合も、画像表示部13は記憶手段1
32に記憶した記号番号に対応する旅行参加者の個人情
報以外は記録媒体18から読み込めないようにすること
がプライバシー保護の観点から好ましい。カード17は
旅行業者から旅行参加者に交付される前記記号番号と個
人情報とを記録したICチップとし、第1の入力手段1
5をこれに対応する読み取り手段としても良い。その場
合には受注処理部14はプリント注文者が注文操作した
ときに該プリント注文者の個人情報を読み取ることが出
来るので第2の入力手段16及び記憶媒体18は不要と
なる。
【0023】プリント料金はカード17を第1の入力手
段15に読み込ませてプリントを注文する際に支払う
か、受注装置部200が前記プリント注文情報に基づい
て各プリント注文者毎のプリント料金を算出し、第2の
通信手段12を介して添乗員が所持する第3の通信手
段、例えば携帯電話に一括して送信し、添乗員がこれに
基づいて集金することにしても良い。旅行業者は集金手
数料を写真販売業者から受け取る。
【0024】カード17に代えてICチップを用いる場
合には、該ICチップに電子財布機能を持たせると共に
受注処理部14に電子財布による支払いを受ける機能を
持たせ、旅行業者があらかじめ所定の金額を旅行参加者
から預かり金として徴収すると共に、その金額を前記電
子財布に登録し、前記読み取り手段が前記ICチップの
情報を読み取ってプリントの受注処理をしたときにプリ
ント料金として所定の金額を前記電子財布から引き落と
すようにしても良い。電子財布の残高は団体旅行終了時
に精算する。
【0025】旅行業者が観光目的地やドライブイン等、
団体旅行の立ち寄り先の店舗と、該店舗において観光客
がした買い物額に応じた手数料を店舗から受けることが
行われている。前記店舗においては多数の旅行業者の様
々な団体旅行の観光客が買い物をするが、前記ICチッ
プには旅行業者やその団体旅行を特定する情報も記録さ
れているので、該店舗は電子財布による販売データから
旅行業者毎、団体旅行毎の販売金額を前記情報に基づい
て容易に取り出し集計することができる。
【0026】旅行参加者には旅行業者からツアー参加章
バッチが配布されるが前記ICチップは前記バッチに固
着しても良い。前記受注処理を終えた受注処理部14
は、所定の操作によって画像毎のプリント注文リストを
表示手段133に表示する。また、別の所定の操作によ
って画像データと前記プリント注文リストとを入出力手
段131から外部に出力する。図示しない画像プリンタ
が前記外部への出力を受け各画像のプリントを必要枚数
作成する。更に伝票プリンタが前記出力を受け、完成し
たプリントを注文者に引き渡すための出力を行う。例え
ば、プリント注文者の名前と注文を受けた写真を識別す
る記号番号とを印刷した袋を作成する。この袋はプリン
トの引き渡し票となる。完成したプリントは前記袋に印
刷された前記記号番号に基づいて各袋に入れられ、袋に
印刷された名前に基づいてこの団体旅行中に各注文者に
引き渡される。又は、プリントを自宅へ配送する指示を
する配送伝票を作成する。該配送伝票によってプリント
がプリント注文者の自宅に配送される。
【0027】かくして、集合写真の撮影者は写真毎に注
文枚数を手作業で集計して画像プリンタにセットする必
要がない。又、注文者に引き渡す為の伝票や引き渡し票
が自動的に作成される。なお、受注装置部200は船着
き場など、写真を撮影された観光客が立ち寄る所定の場
所に置かれても良い。その場合のように撮影装置部10
0の位置と受注装置部200部の位置とが比較的近距離
であれば第1の無線通信手段11と第2の無線通手段と
は撮影位置と前記所定の場所とを結ぶ有線通信手段とす
ることもできる。
【0028】以上、川下りの船上に乗った観光客の集合
写真の場合を例に説明したが、もちろんそのような場合
に限定されるものではない。さて、従来の団体旅行など
における集合写真は、川下り船上の写真に限らず画一的
で魅力に欠けるものであった。これは、実際に撮影され
た写真を確認することなく注文させるので旅行参加者は
注文する写真を選択することができない。その為、旅行
参加者全員が確実に撮影されるように撮影せざるを得
ず、各旅行参加者が小さくしか撮影されないことが一因
である。しかも撮影する写真は通常1カットである。
【0029】それに対して上記本発明のシステムによれ
ば、自身が撮影された写真を確認した上でプリント注文
することができるので複数カットの写真からプリント注
文する写真を選択することができる。従って撮影する写
真は必ずしも旅行参加者の全員が撮影されている必要は
なく、一部の旅行参加者をクローズアップした写真を交
えた複数種類とすることができる。このような写真は旅
行参加者のプリント購入意欲を刺激し、販売数量の増加
が期待できる。
【0030】以下に説明する実施の形態例は、上記本発
明の特長を活用した実施の形態例である。画像表示部1
3は複数カットの写真の縮小画像を表示手段133に表
示し旅行参加者によって任意の画像が選択された時、該
選択された画像を拡大表示すると共に前記プリント注文
操作を可能とする。前記縮小画像からの任意画像の選択
は該縮小画像に付して表示された画像番号を表示手段1
33の一部に表示したテンキーで入力させるか、後に説
明するタッチパネルを用いる。
【0031】更に、画像表示部13は旅行参加者の集合
写真の任意の一部を取り出して拡大するトリミング処理
を指定することができる。図3には画像表示部13に設
けられた前記トリミング処理のための構成も示されてい
る。画像表示部13のバスライン136には表示手段1
33の表示面上の全面に設けられたタッチパネル137
とトリミング処理を行う画像処理手段138とが接続さ
れている。タッチパネル137は表示手段133上のタ
ッチされた点の位置を検出する。画像処理手段138は
前記検出された点に対応する表示中の画像上の点を求
め、前記表示中の画像の画像データから前記対応する点
を中央部に含む所定の大きさの範囲の画像データを取り
出し表示手段133の全面に拡大表示する。
【0032】即ち、旅行参加者が、表示手段133に表
示された集合写真(図4)の自分の位置Pにタッチする
と、自分が中央部に位置する拡大画像(図5)が表示さ
れる。なお、表示される画像の元の範囲は予め定められ
た所定の範囲(図4の41)である。拡大される画像の
範囲の大きさ、拡大画像の大きさは所定の値なので、画
像の拡大倍率も所定の値である。前記集合写真は前記拡
大倍率で拡大しても十分鑑賞できる画像が得られる画質
で撮影する。
【0033】団体旅行の集合写真の撮影距離、撮影レン
ズは通常一定であるので撮影倍率も一定となる。従っ
て、前記所定の範囲の大きさを好ましいトリミング範
囲、例えば二人が丁度含まれる大きさに予め設定するこ
とができる。前記拡大画像を表示することに代えて、前
記所定の範囲41の画像を、元の画像の所定の位置には
め込み合成した画像を表示するようにしても良い。図4
の42は前記拡大画像がはめ込み合成される位置と大き
さとを示したものであり、図6は前記はめ込み合成され
た画像を示したものである。前記はめ込み合成される位
置と大きさとは予め決められている。撮影者20はその
範囲に撮影対象である観光客などが入らないように写真
の構図を決める。
【0034】かくして、はめ込み合成された部分以外の
元の画像によって写真を撮影した場所や状況の全体とし
ての雰囲気がわかると共に、はめ込み合成された部分の
画像によってその旅行参加者の表情などの様子を詳細に
見ることができる。いずれの場合も、表示手段133上
にタッチしたときに所定の範囲41を示す枠を表示し
て、プリント注文者が同じく表示手段133上に表示さ
れた操作キーなどによって前記所定の範囲41の大きさ
を変えられるようにしても良い。
【0035】前記拡大表示された画像またははめ込み合
成された画像のプリントを前記と同様にして注文するこ
とができる。なお、前記点Pの位置が画像の端部に近い
点P1である場合にはP1を中央とする前記所定の範囲
411が元の画像の大きさを越えるので、前記所定範囲
411が元の画像の範囲に収まるように前記所定の範囲
411の位置を調整して412とする。又は、前記所定
の範囲411の大きさが元の画像の範囲に収まるように
その大きさを縮小した範囲413とする。
【0036】ところで、写真販売業者が受注装置部20
0を所持している場合には、撮影した画像を旅行参加者
に確認させプリントの注文を受け付ける時間は旅行参加
者がその場に留まっている時間に限られるのでごく短時
間である。図7に示す別の実施の形態例のように、旅行
業者の添乗員70が受注装置部200と同機能の第2の
受注装置部200Aを所持していれば該第2の受注装置
部200Aに前記集合写真の画像データを読み込ませ、
画像撮影地から次の目的地への移動時間を利用して、例
えば移動中のバス等の車中で、前述した受注装置200
での注文操作と同様の操作によって旅行参加者に撮影し
た画像を確認させプリントの注文を受け付けることがで
きる。以下の説明では第2の受注装置部200Aの各部
を、対応する受注装置部200の各部の符号の末尾にA
を付加した記号で表す(各部の図示は無い)。
【0037】添乗員70は、受注処理部14Aが出力す
るプリント注文リストを無線通信手段12Aを用いて写
真販売業者が所持する第2の無線通信手段12に送信す
る。写真販売業者は第2の無線通信手段12が受けた前
記プリント注文リストと第2の無線通信手段が第1の無
線通信手段から受けた画像データとに基づいてプリント
を作成しプリント注文者に引き渡す。
【0038】前記集合写真の画像データは、撮影者20
が有する第1の無線通信手段11から添乗員70の無線
通信手段12Aに直接送信されるか、第1の無線通信手
段11から第2の無線通信手段12を経由して無線通信
手段12Aに送信される。或いは前記画像データを記録
した記録媒体を介して伝達されるようにしても良い。
【0039】無線通信手段12Aからの前記プリント注
文リストは第1の無線通信手段11に受信されるように
しても良い。この場合には、撮影者20が画像プリンタ
が設置された事務所などに戻った後に、前記プリント注
文リストとデジタルカメラ10に記録されている画像デ
ータとに基づいて受注したプリントを作成しプリント注
文者に引き渡す。前記プリント注文リスト及び画像デー
タは、写真販売業者が有する第3の無線通信手段を介し
て図示しない画像プリンタに直接送られるようにしても
良い。
【0040】上記選択肢の組み合わせとして、前記集合
写真の画像データが撮影者20の有する第1の無線通信
手段11から添乗員70の第2の無線通信手段12Aに
直接送信され、無線通信手段12Aからの前記プリント
注文リストが第1の無線通信手段11、又は前記写真販
売業者が有する第3の無線通信手段を介して前記画像プ
リンタに直接送られるようにすれば、受注装置200は
不要となる。
【0041】受注装置部200Aは、記憶手段132に
記憶される旅行参加者の個人情報を無線通信手段12A
によって旅行業者の事務所から入手しても良い。前記い
ずれの実施の形態例においても前記撮影された写真のプ
リントはインターネット網に接続されたサーバーコンピ
ュータ(以下、サーバーという)に開設された旅行業者
のサイト又は写真販売業者のサイトを介しても販売され
る。観光客は旅行を終え自宅に戻ってからでも買いそこ
なった写真のプリントや焼き増しプリントを購入するこ
とができる。前記プリントを購入しようとする観光客は
自宅等のパソコン(以下、PCという)からインターネ
ット網を介して写真販売業者のホームページにアクセス
し、所定のパスワードを入力してプリントの販売サイト
に入る。
【0042】写真販売業者のサイトに対するパスワード
は写真販売業者から、旅行業者のサイトに対するパスワ
ードは旅行業者から観光客に伝えられる。該パスワード
は好ましくは撮影された観光客のグループ毎に異なるよ
うに決められる。団体旅行の場合は観光業者が決めた該
団体旅行の記号番号としても良い。これにより、関係者
以外は前記販売サイトに入ることができない。従って該
販売サイトに表示されるべき販売対象の画像を見ること
ができず、撮影された観光客のプライバシーが保護され
る。なお、販売対象の画像はデータのダウンロードや画
像プリントができないようにされている。
【0043】前記販売サイトには、販売対象の画像のサ
ムネイルが所定の数ずつ表示されており、所望の画像を
マウスでクリックする等の方法で選択するとその拡大画
像とプリント種別指定欄とが表示される。プリント種別
は現在の表示画像の通りにプリントする通常プリント
と、指定された点を中心とする所定の範囲を拡大プリン
トするトリミングプリントと、前記所定の範囲をその大
きさよりも大きい所定の大きさに拡大した画像を元の画
像の所定の位置にはめ込み合成してプリントするはめ込
みプリントとから選択させる。前記はめ込みプリントは
選択された画像が集合写真である場合に好適である。通
常プリント以外が選択された場合は、次いで前記画像上
における自分の位置を指示させる。PCは表示中の画像
上における前記指示された位置の位置情報を求めてサー
バーに送信する。
【0044】サーバーは指定された様式の画像を作成
し、プリント注文入力欄と共にPCに表示させる。前記
プリント注文入力欄にはプリント注文枚数とプリントの
送付先とクレジットカード情報などの料金支払い情報な
どの入力欄が含まれている。各様式の画像の作成方法の
詳細は前述した通りである。サーバーはPCからこれら
の情報を受け取り受注情報として出力する。写真販売業
者は該受注情報に基づいてプリントを作成しプリント注
文者に送付すると共に料金を料金支払い情報に基づいて
請求する。
【0045】また、観光業者が前記観光業者のサイトに
対するパスワードをその旅行の出発前に旅行参加者に通
知すると共に、旅行中に撮影した旅行参加者のスナップ
写真や集合写真を撮影後速やかに前記サイトに掲示すれ
ば、旅行参加者から予め前記パスワードを知らされた者
は旅行参加者の旅行中の様子を逐次知ることができ、該
写真のプリントを注文することもできるサービスが提供
できる。
【0046】さらに、前記パスワードを各旅行参加者に
固有のもの、例えば前記団体旅行の記号番号の後に参加
者番号を付加したものとすると共に、前記サーバーに各
旅行参加者のコメントを前記パスワードに対応付けて記
憶させ、前記パスワードを入力したアクセスに対しては
前記写真と共に入力されたパスワードに対応する前記コ
メントが表示されるようにすれば、留守宅の家族など近
親者には旅行参加者に固有のパスワードを知らせ、それ
以外の者には前述のパスワードを知らせることにより近
親者のみが前記コメントを見ることができるようにでき
る。旅行参加者の近況の詳細を近親者のみに知らせるこ
とができるので、より満足度の高いサービスが提供され
る。
【0047】この場合、前述した受注装置部200によ
って複数カットの写真からプリント注文する写真を選択
させる機能を利用して各旅行参加者に写真を選択させ、
該写真に前記パスワードを対応させて記憶させることに
より、留守宅の家族に見せる写真を各旅行参加者に関連
する写真のみとすることができる。
【0048】なお、いずれの場合も前記パスワードは旅
行終了から所定期間後に無効とされる。ところで、添乗
員70が所持する受注装置部200Aは、全くべつの目
的に用いることもできる。以下、その例を説明する。添
乗員70は観光目的地で旅行参加者を自由行動とした
後、その場所を出発するときには人数を数えて旅行参加
者が全員戻ったことを確認する。この方法は簡便ではあ
るが、戻っていない人は誰か具体的に知ることは、旅行
参加者全員を覚えておかねばならず大変である。また人
数を数え違う恐れもある。
【0049】添乗員70が所持する受注装置部200A
は、このような場合の人数チェックの目的にも用いるこ
ともできる。受注装置部200Aに予め旅行参加者全員
に付与した記号番号と個人情報とを記憶手段132Aに
記憶させておく。この受注装置部200Aはセットボタ
ン139A(便宜上図3に表示したが受注装置部200
には無い)を更に備える。セットボタン139Aが押さ
れると記憶手段132Aに記憶されている旅行参加者全
員の名前が表示手段133Aに一覧表示される。そし
て、第1の入力手段15Aがカード17から記号番号を
読み取ったとき、該記号番号に該当する旅行参加者の名
前が前記一覧表示から削除される。
【0050】添乗員70は観光目的地で旅行参加者を自
由行動としたときにセットボタン139Aを所定時間、
例えば1秒以上押す。自由行動を終えて戻ってきた旅行
参加者がカード17を第1の入力手段15Aに読み取ら
せると、この旅行参加者の名前が前記一覧表示から削除
される。その結果、前記一覧表示は、まだ戻っていない
旅行参加者の名前だけが残るので、添乗員70は、まだ
戻っていない人数、その人の名前を容易且つ確実に把握
することができる。
【0051】受注装置部200Aは更に別の目的にも使
用することができる。即ち、セットボタン139Aを所
定時間内に2回連続して押すと表示手段133Aの表示
がクリアされる。そして、第1の入力手段15Aがカー
ド17から記号番号を読み取ったときに、前記記号番号
に該当するツアー参加参加者の名前と個人情報とが記憶
手段132Aから取り出され表示手段133Aに表示さ
れる。
【0052】添乗員70は、カード17を第1の入力手
段15Aで読み込ませた旅行参加者の顔などとその時の
表示手段133Aの表示内容とを同時に見ることによっ
て、各旅行参加者の名前と顔とを関連付けて覚えること
が容易になる。更に個人情報も併せて表示されるので、
その旅行参加者がどのような人であるかを容易に記憶す
ることができる。このような情報を記憶することは団体
旅行の雰囲気を和やかにするために有益である。
【0053】この機能は、特に団体旅行の初期において
多く用いられるが、旅行参加者がカード17を第1の入
力手段15Aに読み込ませる適宜の機会に繰り返し用い
ることができる。例えば、再確認したい旅行参加者が前
述した人員確認のためにカード17を第1の入力手段1
5Aに読み取らせた直後に、セットボタン139Aを短
時間、例えば1秒未満、押すとその旅行参加者の名前と
個人情報が表示され、セットボタン139Aを再び短時
間押すと人員確認機能の表示に戻るようにしても良い。
口頭で聞く場合のように気兼ねをすることなく、しっか
りと記憶するまで繰り返し確認することができる。
【0054】受注装置部200Aは、画像表示部13A
と受注処理部14Aとに分離され、接続ケーブル又はブ
ルーツースなどで互いにデータの授受可能に接続されて
いると、受注処理部14Aは旅行参加者が操作し易い位
置に配置し、画像表示部13Aは添乗員70の手元に置
くことができるので好ましい。
【0055】カード17と第1の入力手段15Aとは、
前述した団体旅行参加章に固着されたICチップとIC
チップ読み取り手段としても良い。本発明は、以下に説
明する別の実施の形態とすることができる。本実施の形
態例に於いても前記実施の形態例と同様に図2に示した
撮影装置部100によって撮影された観光客30の写真
の画像データが第1の無線通信手段11によって送信さ
れる。送信先はその観光客30がこれから宿泊するホテ
ル等である。旅行業者が主催する旅行の場合はその旅行
業者から写真販売業者に通知される。そして前記画像デ
ータは前記ホテル等に設置された第3の無線通信手段に
よって受信される。
【0056】図8は前記ホテルの施設概要を示した図で
ある。前記ホテル81のフロント83には各客室88に
設置されたテレビ89にテレビ画像を配信する館内放送
施設85と各客室の宿泊客に関するデータ(以下、宿泊
客データという)、例えば住所、氏名、請求料金データ
などが記録された宿泊管理装置86とが設置されてい
る。
【0057】館内放送施設85には公共テレビ放送を外
部から受信して各客室に配信する公共放送受配信部85
Aと、ホテル独自のテレビ放送を有料で各客室に配信す
る有料放送配信部85Bとが含まれる。有料放送配信部
85Bは複数のチャンネルでテレビ放送することがで
き、一部のチャンネルにおいてホテルの館内案内などを
無料で各客室に配信する機能も有している。有料のテレ
ビ放送は暗号化されており各客室のテレビに接続された
不図示のデコーダが所定の操作された場合にデコードさ
れ該客室のテレビに表示される。有料放送配信部85B
は前記デコーダが所定操作された客室を検知し、宿泊管
理装置86に有料放送料金を前記客室の請求料金データ
に加算させる。
【0058】さて、第3の無線通信手段82で受信され
た画像データは画像機億部84に記憶され、有料放送配
信部85Bによって無料で各客室88に配信される。前
記配信には観光客のグループ毎に異なるチャンネルが用
いられ、そのチャンネルの番号が各グループの観光客に
通知される。各客室のテレビ89のチャンネルアップダ
ウンスイッチ(表示するチャンネルをチャンネル番号順
に切り替えるスイッチ)は、これらのチャンネルをスキ
ップし表示しないように設定されている。前記のように
設定されたチャンネルも、そのチャンネル番号をテレビ
のリモートコントローラの数字キーによって入力すれば
表示される。
【0059】前記チャンネル番号を通知された観光客が
そのチャンネル番号をテレビのリモートコントローラの
数字キーによって入力すると自分が属するグループの観
光客の写真がテレビ89に表示される。前記チャンネル
番号は該当するグループの観光客以外は知らないので前
記グループ以外のものがこれを見る可能性は極めて低
い。
【0060】観光客はテレビ89に表示された写真で自
分がどのように撮影されているかを確認し、前記デコー
ダを所定操作、例えば有料のテレビ放送をデコードさせ
る所定操作をしてプリントを注文する。有料放送配信部
85Bは前記所定操作が為されたテレビ89が設置され
た客室88を検知すると宿泊管理装置86の宿泊客デー
タを参照して前記客室88の宿泊者をプリント注文者と
する注文者リストを受注記録部87に記録すると共に宿
泊管理装置86にその客室88の請求データに写真のプ
リント料金を加算させる。観光客は住所、氏名などの記
入や入力をすることなくプリントを注文することができ
る。
【0061】受注記録部87は所定の時刻、例えば午前
0時に記録されている注文者リストを第3の通信手段8
2を介して写真販売業者が有する無線通信手段に送信す
る。前記無線通信手段は図7の実施の形態例の説明中に
ある第2の無線通信手段12に該当し、以降の処理は前
記実施の形態例の場合と同様である。
【0062】プリント料金は観光客30がホテルをチェ
ックアウトする時に宿泊料金と共に請求される。ホテル
は収受したプリント料金から所定の手数料を差し引いた
金額を写真販売業者に支払う。上記方法では、観光客3
0に複数種類の写真から任意の写真を選択させることは
困難なので販売する写真は主として集合写真となる。従
って本実施の形態例は団体旅行の集合写真の販売に好適
である。しかし、客室88のテレビ89をBSデジタル
放送の如く双方向通信可能なものとすればテレビ89か
ら放送元への通信機能を利用して前記選択を可能とする
ことができる。即ち、館内放送施設85はテレビ89に
入力された内容の放送元への出力を中継する。従って館
内放送施設85は有料放送配信部85Bが配信する放送
に対する入力を抽出し、これを用いた適宜の処理を行う
ことができる。
【0063】館内放送施設85の有料放送配信部85B
から各客室88のテレビ89に観光客30が撮影された
複数種類の写真の画像を配信する。図9の91は配信さ
れた画像を表示したテレビ89の画面である。画面91
には写真の画像92の他に、プリント注文ボタン93、
表示写真切替ボタン94、95などのメニューボタンも
表示される。画面91に対して、双方向テレビのリモー
トコントローラで通常の双方向テレビ放送のメニューな
どを選択するのと同様の操作により適宜のメニューが選
択される。
【0064】有料放送配信部85Bは、表示写真切替ボ
タン94、95が選択されると次の写真又は前の写真を
配信し、プリント注文ボタン93が選択されると確認ボ
タン96を表示して、これが選択されたときに前記選択
が為されたテレビ89のある客室88を検知し、宿泊管
理装置86の宿泊者データを参照し、前記客室88の宿
泊者をプリント注文者とする注文者リストを受注記録部
87に記録すると共に宿泊管理装置86に前記客室88
の請求データに写真のプリント料金を加算させる。
【0065】旅行業者が参加者を募集する団体旅行では
家族以外の人、例えば友人、時には全くの他人が相部屋
となることがある。その場合にはプリント注文をした客
室88を検知しただけではプリント注文者を特定するこ
とができず不十分である。そこで、有料放送配信部85
Bはプリント注文ボタン93が選択されたときに参照す
る宿泊者データに基づいて前記客室88の宿泊者の氏名
が夫々表示された注文者確認ボタン97を表示し、注文
者確認ボタン97の選択に応答して確認ボタン96を表
示する。確認ボタン96、注文者確認ボタン97は、い
ずれもプリント注文ボタン93が選択されるまでは表示
されない。
【0066】斯くして観光客に複数種類の写真から任意
の写真を選択させることができるので、旅行参加者の一
部だけの写真を多数撮影して希望者に販売することがで
きる。勿論、写真の画像を各客室88に配信することだ
けを館内放送施設によって行い、プリント注文の受付は
予め配布した又は各客室88に備えた申し込み用紙によ
って行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の構成を説明する図。
【図2】撮影装置部の構成を説明する図。
【図3】受注装置部の構成を説明する図。
【図4】受注装置部の表示手段に表示された集合写真の
画像を示した図。
【図5】図4の画像の一部を拡大した画像を示した図。
【図6】図4の画像の一部の拡大画像が元の画像にはめ
込み合成された画像を示した図。
【図7】本発明の別の実施の形態例の構成を説明する
図。
【図8】本発明の更に別の実施の形態例の構成を説明す
る図。
【図9】図8のテレビに表示される画面を示した図。
【符号の説明】
10………デジタルカメラ 11………第1の通信手段 12………第2の通信手段 13………画像表示部 14………受注装置部 15………第1の入力手段 16………第2の入力手段 17………カード 18………記憶媒体 20………撮影者 30………観光客 70………添乗員 85………ホテルの館内放送施設 86………受注記録部 87………宿泊管理装置 89………ホテル客室のテレビ 92………写真の画像 93………プリント注文ボタン 97………注文者確認ボタン 133……表示手段 137……タッチパネル 138……画像処理手段 100……撮影装置部 200……受注装置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 雅英 東京都品川区二葉1丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 Fターム(参考) 5C064 BA02 BB01 BB07 BC07 BC18 BC23 BD02 BD03 BD04 BD08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客室に設置されたテレビと、前記テレビ
    に画像を配信すると共に前記テレビに対して所定の操作
    が為されたことを検知する館内放送施設とを有する施設
    において、 前記客室の利用者に関するデジタル画像を外部から入手
    するステップと、 前記デジタル画像を前記館内放送施設によって前記テレ
    ビに配信するステップとを含むことを特長とする写真販
    売方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記施設は、前記客室の利用者に関する利用者データを
    記録した利用者管理装置と、データ記録装置とを更に備
    え、 前記テレビで前記デジタル画像を閲覧した前記利用者に
    前記所定の操作によって前記デジタル画像のプリント注
    文をさせるステップと、 前記所定の操作が為された客室を検知するステップと、 前記利用者データを参照し、前記検知した客室に該当す
    る利用者データを検出するステップと、 前記検出した利用者データを注文者リストとして前記デ
    ータ記録装置に記録するステップとを含むことを特徴と
    する写真販売方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記利用者データに前記デジタル画像のプリント料金を
    記録するステップと、 前記プリント料金を前記施設の利用料金と共に前記利用
    者に請求するステップとを更に含むことを特徴とする写
    真販売方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記デジタル画像を供給した写真販売業者に前記プリン
    ト料金の一部を支払うステップを更に含むことを特徴と
    する写真販売方法。
  5. 【請求項5】 客室に設置されたテレビと、 前記テレビにデジタル画像を配信すると共に前記テレビ
    に対して所定の操作が為されたことを検知する館内放送
    施設と、 前記客室の利用者に関する利用者データを記録した利用
    者管理装置と、 データ記録装置とを備え、 前記館内放送施設が外部から入手した前記デジタル画像
    を前記テレビに配信し、前記検知された客室に該当する
    利用者データが注文者リストとして前記データ記録装置
    に記録されることを特徴とする写真販売システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記テレビは双方向通信可能なテレビであり、 前記所定の操作が為されたことの検知には前記テレビの
    メニュー選択機能が利用されることを特徴とする写真販
    売システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記所定の操作は第1操作、第2操作を含み、 前記館内放送施設は、前記第1操作に応じて前記利用者
    データを参照すると共に、その客室の全利用者名を前記
    テレビのメニュー表示部に表示し、 前記表示された利用者名のいずれかを選択する前記第2
    操作に応じて、選択された利用者の利用者データを前記
    データ記録装置に記録することを特徴とする写真販売シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項5において、 前記利用者管理装置は前記利用者データに前記デジタル
    画像のプリント料金を記録し、前記利用者データに含ま
    れる施設利用料金と共に請求する出力をすることを特徴
    とする写真販売システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記館内放送施設は前記デジタル画像を写真販売業者か
    ら入手し、 前記利用者管理装置は前記プリント料金の一部を前記写
    真販売業者に支払う出力をすることを特徴とする写真販
    売システム。
JP2002021679A 2002-01-30 2002-01-30 写真販売方法及び写真販売システム Pending JP2003223516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021679A JP2003223516A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 写真販売方法及び写真販売システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021679A JP2003223516A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 写真販売方法及び写真販売システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003223516A true JP2003223516A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27744848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002021679A Pending JP2003223516A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 写真販売方法及び写真販売システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003223516A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064545A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 Okage株式会社 サーバ装置、座席、テーブル、注文コードシート、配送支援方法、およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064545A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 Okage株式会社 サーバ装置、座席、テーブル、注文コードシート、配送支援方法、およびプログラム
JP7241332B2 (ja) 2018-10-19 2023-03-17 Okage株式会社 サーバ装置、配送支援方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8635115B2 (en) Interactive image activation and distribution system and associated methods
US7966223B2 (en) Interactive image activation and distribution system and associated methods
WO2016063554A1 (ja) 拡張現実システム
JP2002112074A (ja) 撮影画像管理システムおよび記録媒体
JP2008234456A (ja) 駐車場情報提供システム、駐車場情報提供方法、それに用いる駐車場情報管理装置
JP2016126414A (ja) 顔照合システムおよび娯楽施設のサービス提供方法
WO2006036631A1 (en) A modular digital photofinishing system
JP3956710B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2003143350A (ja) 撮影画像送信システムおよび撮影画像送信方法
JP2003223504A (ja) 写真販売システム、写真販売方法、及び写真閲覧サービス方法、写真閲覧サービス装置。
JP2005107886A (ja) サービス提供システム
JP2013250741A (ja) レンタルシステム
JP2003223516A (ja) 写真販売方法及び写真販売システム
JP2006295256A (ja) 写真撮影システム
JP4534179B2 (ja) デジタルプリントの受注方法
JP2003223661A (ja) 人員確認装置
JP2005293029A (ja) ネットワークプリントサービスシステムおよびネットワークプリントサービス方法
JPH09233465A (ja) 案内撮影システム
JP6939329B2 (ja) 画像提供システム
JP3976123B2 (ja) 撮影サービスシステム
JP2002158990A (ja) データ配信装置及びデータ配信システム
JP2003296620A (ja) インターネットを使用する指定席予約システム
JP2000147676A (ja) プリントシステム
JP2002218426A (ja) 写真撮影サービス方法及びそのシステム
JP7375336B2 (ja) 撮影制御システム、撮影制御方法、及びプログラム