JP2018129024A - 帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラム - Google Patents

帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラム Download PDF

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小川 正之
Masayuki Ogawa
正之 小川
真樹 坂本
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真樹 坂本
成美 小平
Shigemi Kodaira
成美 小平
雅史 前田
Masafumi Maeda
雅史 前田
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Abstract

【課題】納付書等の帳票を取り扱う場合における利用者の利便性の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】正しくない方向で投出入部15aに帳票が挿入されたならば(ステップS1)、帳票の画像を撮像し、撮像した画像に基づいて帳票の種別を識別し、挿入方向の誤りを判定する(ステップS2)。挿入方向が誤りと判定された帳票は、その後、投出入部15aから帳票を排出し(ステップS3)、正しい方向での帳票の再挿入を促すように該当する帳票の画像を用いた動画による案内表示を行う(ステップS4)。
【選択図】図1

Description

この発明は、納付書等の帳票を取り扱う場合における利用者の利便性の向上を図ることができる帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラムに関する。
従来、銀行等の金融機関に設置され、税金や公共料金等の払込取引を自動的に行う自動取引装置が知られている。例えば、特許文献1には、税公金収納機と端末装置とを備える税公金収納システムが記載されている。税公金収納機の主制御部は、バーコード・リーダが読み取ったバーコード情報から納付書の発行体を特定するとともに納付書に記載の額面金額を検出し、税公金の納付期限を超過しているときの延滞金額を含めた納付金額を決定する。顧客が投入した納付金額を硬貨処理装置および紙幣処理装置が受け入れると、主制御部は、プリンタから受付票を発行し、端末装置には納付依頼書の印刷を指示し、メモリには受け取った納付金額の残額と発行体別の納付手続きの記録を記憶する。
特開2014−203388号公報
しかしながら、上記特許文献1によれば、納付書の領収書を自動で切り取って返却することができないため、完全なセルフ化ができていなかった。例えば、簡単な案内画面のみしか設けられていないため、利用者が持参した納付書を挿入する適正な方向を認識するには時間を要していたためである。
このため、いかにして納付書から適正かつ効率的に領収書を切り離し、もって利用者の利便性を向上するかが重要な課題となっている。かかる課題は、納付書のみならず、各種の帳票についても同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、帳票を取り扱う場合における利用者の利便性の向上を図ることができる帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、帳票の投入及び返却を行う投出入部と、前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別部と、前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導部と、前記誘導部による誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記投出入部に投入された帳票の種別を識別する種別識別部と、前記投出入部に投入された帳票に含まれる記載情報を読み取る読取部と、前記制御部による制御により、前記投出入部から返却される第1の帳票について、前記種別識別部により識別された第1の帳票の種別、及び、前記読取部により読み取られた第1の帳票の記載情報を記憶する記憶部とをさらに備え、前記種別識別部は、前記投出入部に投入された第2の帳票の種別を識別し、前記制御部は、前記第2の帳票の種別が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の種別と一致する場合には、前記第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記投出入部に投入された帳票を特定するための特徴量を抽出する抽出部と、前記投出入部に投入された帳票に含まれる記載情報を読み取る読取部と、前記制御部による制御により、前記投出入部から返却される第1の帳票について、前記抽出部により抽出された第1の帳票の特徴量、及び、前記読取部により読み取られた第1の帳票の記載情報を記憶する記憶部とをさらに備え、前記抽出部は、前記投出入部に投入された第2の帳票の特徴量を抽出し、前記制御部は、前記第2の帳票の特徴量の少なくとも一部が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の特徴量の少なくとも一部と一致する場合には、前記記憶部に記憶された第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記読取部は、少なくとも前記第2の帳票の一部の記載情報を読み取り、前記制御部は、前記読取部により読み取られた前記第2の帳票の記載情報が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の記載情報の少なくとも一部と一致する場合に、前記記憶部に記憶された第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記投出入部に投入された帳票の画像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された前記第1の帳票の画像及び前記第2の帳票の画像の少なくとも一つを所定の外部装置に対して送信する送信部とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記投出入部に投入された帳票の画像を撮像する撮像部をさらに備え、前記誘導部は、前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、前記撮像部により撮像された帳票の画像を使用して、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記制御部は、前記撮像部で撮像された帳票の画像に基づいて、前記投出入部に投入された帳票が前記所定の方向とは異なる方向で投入されたと検知されたことを条件として、前記投出入部から返却するよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記誘導部は、前記帳票の画像を使用した動画により、前記帳票が正常な方向に投入されるよう誘導することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記誘導部により所定の誘導表示を行う場合に用いられる表示部と前記投出入部とが近傍に設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機における帳票自動受付方法であって、前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別工程と、前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導工程と、前記帳票を前記投出入部から返却する返却工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機を少なくとも有する帳票自動受付システムであって、前記帳票自動受付機は、前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別部と、前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導部と、前記誘導部による誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機に用いる帳票自動受付用プログラムであって、前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別手順と、前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導手順と、前記誘電手順での誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、帳票を取り扱う場合における利用者の利便性の向上を図ることが可能となる。特に、第2の帳票の記載情報をそのままOCRする場合に比べ、第2の帳票の記載情報に第1の帳票の記載情報を適用することにより、処理時間を短縮することができる。
図1は、実施例1に係る税公金自動受付機の概念を説明するための説明図である。 図2は、実施例1に係る税公金自動受付機の外観構成を示す図である。 図3は、帳票処理部の内部構成を示す断面図である。 図4は、図2に示した税公金自動受付機の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、帳票の一例を示す図である。 図6は、図2に示した税公金自動受付機の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図2に示した税公金自動受付機の操作画面の一例を示す図(1)である。 図8は、図2に示した税公金自動受付機の操作画面の一例を示す図(2)である。 図9は、図2に示した税公金自動受付機の操作画面の一例を示す図(3)である。 図10は、図2に示した税公金自動受付機の操作画面の一例を示す図(4)である。 図11は、図2に示した税公金自動受付機の操作画面の一例を示す図(5)である。 図12は、実施例2に係る帳票の納付先の特定を説明するための説明図である。 図13は、本実施例3に係る帳票自動受付機の概念を説明するための説明図である。 図14は、図13に示した帳票自動受付機の構成を示す機能ブロック図である。 図15は、図13に示した帳票自動受付機の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、図13に示した帳票自動受付機の処理手順の変形例を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、税又は公共料金の納付書等の帳票を処理対象とする場合を示すこととする。
<実施例1に係る帳票自動受付機10の概念>
まず、本実施例1に係る帳票自動受付機10の概念について説明する。図1は、本実施例1に係る帳票自動受付機10の概念を説明するための説明図である。同図に示す帳票自動受付機10は、利用者が税公金等の納付書等の帳票を用いて支払いを行うための自動機である。かかる帳票自動受付機10には、帳票を一時保留する一時保留部が設けられていないものとする。
利用者が、この帳票自動受付機10に帳票を挿入した場合に、特定の読取方向以外の方向で挿入されたならば、表示操作部11に動画を使った案内表示を出すことにより、利用者が帳票の適正な方向を認識して該帳票を再挿入できるようにしている。その後、この帳票の精算処理が実行され、帳票から領収書を切り離して領収書を排出する。
具体的には、正しい方向で投出入部15aに帳票が挿入されたならば、帳票自動受付機10は、帳票に関する払込処理を行うとともに、帳票から領収書を切り離して投出入部15aから領収書を返却する。
これに対して、正しくない方向で投出入部15aに帳票が挿入されたならば(ステップS1)、帳票の画像を撮像し、撮像した画像に基づいて帳票の種別を検出し、挿入方向の誤りを検出する(ステップS2)。その後、投出入部15aから帳票を排出し(ステップS3)、正しい方向での帳票の再挿入を促すように該当する帳票の画像を用いた動画による案内表示を行う(ステップS4)。
このように、本実施例1では、正しい方向での帳票の再挿入を利用者に促すこととしたので、帳票を挿入する時点で利用者の混乱を招く事態を未然に防止し、利用者の操作性を向上させることができる。また、利用者が挿入している実物の帳票と画面表示される帳票が同一種別のものとすることで、利用者が帳票の正しい挿入方向に確信を持つことができる。さらに、利用者の視界に画面と帳票とが同時に入るように表示操作部と挿入口を近接して配置するよう構成したので、利用者の目視確認が容易となる。
<帳票自動受付機10の外観構成>
次に、本実施例1に係る帳票自動受付機10の外観構成について説明する。図2は、本実施例1に係る帳票自動受付機10の外観構成を示す図である。この帳票自動受付機10は、税公金の納付書等の帳票を受け付けて処理することができる自動機である。
同図に示すように、この帳票自動受付機10は、表示操作部11と、キャッシュカード受付部12と、暗証番号入力部13と、レシート印刷部14と、投出入部15aと、硬貨受付部16aと、硬貨出金部16bと、紙幣受付部16cと、紙幣出金部16dと、左右の仕切板20a及び20bとを有する。
表示操作部11は、画面の表示と画面上に表示されたボタン等の操作によって入力操作を受け付けるタッチパネル型のディスプレイ又は液晶パネル等の入出力デバイスである。投出入部15aは、税又は公共料金の納付書等の帳票を受け付ける受付部である。この表示操作部11と投出入部15aとは近接して設けられ双方が利用者の視界内に入るように構成されている。
レシート印刷部14は、受け付けた帳票の処理の結果を示した処理レシートを印刷して出力する出力部である。キャッシュカード受付部12は、利用者が支払いに銀行口座からの振込処理を用いる場合に、当該口座のキャッシュカードを受け付ける受付部である。暗証番号入力部13は、利用者が支払いに銀行口座からの振込処理を用いる場合に、当該口座の暗証番号を入力する入力部である。
硬貨受付部16aは、利用者が支払いに硬貨を用いる場合に硬貨を受け付ける受付部である。硬貨出金部16bは、支払い時の釣銭としての硬貨又は取消処理に応じて返却される硬貨を出金する出金部である。紙幣受付部16cは、利用者が支払いに紙幣を用いる場合に紙幣を受け付ける受付部である。紙幣出金部16dは、支払い時の釣銭としての紙幣又は取消処理に応じて返却される紙幣を出金する出金部である。なお、ここでは図示省略したが、硬貨受付部16a、硬貨出金部16b、紙幣受付部16c及び紙幣出金部16dには、シャッターカバーが設けられており、必要時以外には閉塞されるようになっている。
投出入部15aが受け付けた帳票は、帳票処理部15に取り込まれる。図3は、帳票処理部15の内部構成を示す断面図である。図3に示すように、帳票処理部15は、搬送ローラ15b、搬送路15c、カッタ15d、撮像部15e、スタンプ処理部15f及び収納部15gを有する。なお、この帳票処理部15には帳票を一時保留する一時保留部が設けられていないものとする。
帳票処理部15は、搬送ローラ15bを駆動して帳票を搬送路15cに取り込む。取り込まれた帳票は搬送路15c上を搬送され、撮像部15eが帳票の撮像を行う。そして、撮像された帳票が挿入方向の違い或いは帳票のフォーマットが未登録のために受付不可能なものであれば、逆搬送されて投出入部15aへ排出される。帳票が受付可能なものであれば、帳票に係る支払いが確定したことにより、スタンプ処理部15fが帳票の所定位置に領収印(日付印を含む)を押印し、カッタ15dが帳票から領収書を切り離す。領収書が切り離された帳票は、収納部15gに搬送されて収納される。また、領収書は、投出入部15aに排出されて返却される。なお、帳票の挿入方向違いには、例えば、表裏が逆である、或いは返却すべき領収書部分が先頭に挿入された場合等が該当する。
<帳票自動受付機10の機能構成>
次に、帳票自動受付機10の機能的な構成について説明する。図4は、帳票自動受付機10の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、帳票自動受付機10は、すでに説明した表示操作部11、キャッシュカード受付部12、暗証番号入力部13、レシート印刷部14及び帳票処理部15に加え、入出金部16と、通信部17と、記憶部18と、制御部19とを有する。
入出金部16は、貨幣の投入の受付、金種の識別、貨幣の金種別の収納、制御部19から指定された貨幣の払い出しを行う処理部である。通信部17は、図示しないセンタの帳票分類装置等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部18は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部18は、読取帳票画像データ18a、帳票識別用データ18b、帳票種別動画データ18c、読取帳票データ18d及び残額データ18e等を記憶する。
読取帳票画像データ18aは、撮像部15eによって撮像された帳票画像である。帳票識別用データ18bは、投入された帳票の種別及び挿入方向を判定するための種別毎の特徴量を示すデータである。
帳票種別動画データ18cは、利用者が帳票を正規の方向とは違う誤った方向で挿入された場合に、挿入方向を案内するために表示させる帳票種別ごとの動画データである。ここでは、あらかじめ帳票の種別ごとに動画データを記憶した場合を示すこととするが、テンプレートとなる動画データに利用者の帳票の画像を挿入して動画データを新たに生成するよう構成することもできる。この場合には、動画の基本のパターンには帳票の画像はなく、挿入された帳票の種別の画像を使う。また、挿入された際に帳票処理部15の撮像部15eによって撮像された画像を使うこともできる。図3に示す帳票処理部15では、撮像部15eが搬送通路の上側にしか設けられていないので、帳票の裏面が上側で挿入された場合には撮像部15eが撮像した画像は利用できない。撮像部15eが通路の上下に設けられており両面の画像を撮像する場合には撮像した画像の全てを動画表示に利用することができる。
読取帳票データ18dは、文字認識結果データと、修正入力データとを対応付けたデータである。残額データ18eは入金された金額の残額を示すデータである。
制御部19は、帳票自動受付機10を全体制御する制御部であり、種別・投入方向識別部19a、動画再生部19b、帳票データ生成部19c、文字認識部19d、修正処理部19e、精算処理部19f及び釣銭返却処理部19gを有する。実際には、種別・投入方向識別部19a、動画再生部19b、帳票データ生成部19c、文字認識部19d、修正処理部19e、精算処理部19f及び釣銭返却処理部19gに対応するプログラムを不揮発性メモリや磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶しておき、これらのプログラムを主メモリにロードして、CPU(Central Processing Unit)で実行することで、対応するプロセスを実行させることになる。
制御部19は、利用者が選択した帳票の処理のうち、挿入された帳票を読み取り、その種別と投入方向を識別して、違った方向で挿入されていた場合に、挿入された帳票を利用者に返却するとともに、再度帳票の向きを変えて挿入するよう促すが、その際に帳票の画像を用いた動画を表示操作部11に表示する。そして、正規の方向に挿入された帳票の読取処理、支払処理、精算処理を終えた後に必要があれば入出金部16に釣銭返却を行わせるよう指示する。
種別・投入方向識別部19aは、帳票処理部15の撮像部15eにより撮像された読取帳票画像データ18aから外形と、読取帳票画像データ18aを文字認識部19dにより文字認識したテキストデータとに基づいて、帳票の種別及び投入方向を識別して、帳票が取扱可能な種別のものであるか否か、投入方向が正常であるか否かを判定する処理部である。
動画再生部19bは、挿入された帳票の投入方向が間違っている場合に利用者に向きを変更して再挿入させるように、記憶部18に記憶している帳票種別動画データ18cの中から取得した帳票の種別の登録画像を用いて挿入方向を表示した動画を再生処理する処理部である。
この動画再生部19bは、挿入された帳票の向きに応じて、「180度回転させて挿入する」表示、「表裏を反転して挿入する」表示又は「表裏を反転させるとともに180度回転させて挿入する」表示の3パターンのうちの該当するパターンの動画を再生する。したがって、帳票種別動画データ18cに上記の3パターンの動画を個々に記憶することにより、識別した帳票の種別及び識別した投入方向に応じて動画を指定して再生することにより容易に利用案内が行える。
帳票データ生成部19cは、帳票処理部15が取り込んだ帳票の読取帳票画像データ18aから読取帳票データ18dを生成する処理部である。まず、帳票データ生成部19cは、読取帳票画像データ18aを帳票画像データとして読取帳票データ18dに登録するとともに、文字認識部19d及び修正処理部19eに出力する。その後、文字認識部19dが文字認識結果データを出力した場合には、文字認識結果データを読取帳票データ18dに追加する。さらに、修正処理部19eが文字認識の結果について修正入力データを出力した場合にも、修正入力データを読取帳票データ18dに追加する。
帳票データ生成部19cは、帳票画像データ、文字認識結果データ及び修正入力データを含む読取帳票データ18dをセンタの帳票分類装置に送信する。この読取帳票データ18dの送信は、帳票の取り込み毎に行う。また、帳票の取り込み時には読取帳票データ18dの送信を行わずに記憶部18に蓄積しておき、閉店後など所定のタイミングで一括して送信することとしてもよい。
文字認識部19dは、帳票データ生成部19cが出力した帳票画像データに対して文字認識処理を行って、帳票上の文字を認識する処理部である。この文字認識では、収納先、種別、金額、日付などの項目を識別する。例えば、A県自動車税事務所に納付する自動車税で、税額が39500円、納付期限が平成27年5月31日であれば、収納先「A県自動車税事務所」、種別「自動車税」、金額「39500円」、日付「平成27年5月31日」が識別されることになる。この他、納付する人物の氏名など、帳票上に印字されている文字を適宜識別の対象とすることができる。なお、手書きの文字については、識別の対象から除外しても良い。
文字認識部19dは、OCR(Optical Character Recognition/Reader)による文字認識の結果を文字認識結果データとして修正処理部19e及び帳票データ生成部19cに出力する。なお、文字認識に失敗している項目がある場合には、当該項目については「文字認識の失敗」を文字認識結果として文字認識結果データに含める。文字認識に失敗した項目は、修正処理部19eによる修正が必要であると判定される。
修正処理部19eは、文字認識部19dが出力した文字認識結果データを帳票画像データとともに表示操作部11に表示し、顧客からの修正入力を受け付ける。なお、係員からの修正入力を受け付けることもできる。このとき、文字認識に失敗した項目については、顧客に対して修正入力が必要である旨を合わせて表示することが望ましい。顧客は、帳票画像データ及び文字認識結果データを確認し、必要に応じて文字認識の結果を修正する修正入力を行って、文字認識結果を確定する。修正処理部19eは、顧客から修正入力を受け付けた場合には、修正入力の内容を修正入力データとして帳票データ生成部19cに出力する。なお、全ての項目について正確に文字認識が行われていれば、顧客は修正入力を行わずに文字認識結果の確定を行う。
精算処理部19fは、取り込んだ帳票の精算処理を行う処理部である。具体的には、あらかじめ入出金部16のシャッターカバーを開いて貨幣の投入を受け付けたならば、該貨幣の金種及び枚数を識別し、投入された貨幣の合計金額を残額データ18eに加算する。そして、精算処理部19fは、修正処理部19eの処理により収納金額が確定した場合に、残額データ18eの残額が収納金額以上であることを条件に精算処理を行う。
精算処理部19fは、帳票の精算処理が完了した場合に帳票処理部15に精算完了を通知する。帳票処理部15は、精算完了の通知を受けたならば、帳票に領収印(日付印を含む)を押印し、領収書を切り離して投出入部15aに返却する。また、領収書が切り離された帳票は、収納部15gに搬送して収納される。
例えば、図5に示した「C市水道料金納入済み通知書」の場合には、「C市水道料金納入済通知書」、「C市水道料金納付書」及び「C市水道料金納入通知票領収書」の押印欄に領収印(日付印を含む)を押印し、この「C市水道料金納入通知票領収書」を切り離して投出入部15aに返却することになる。また、「C市水道料金納入通知票領収書」が切り離された帳票(「C市水道料金納入済み通知書」及び「C市水道料金納付書」)は、収納部15gに搬送して収納される。
釣銭返却処理部19gは、釣銭の返却処理を行う処理部である。具体的には、帳票の精算処理を終えた後に、釣銭があれば入出金部16に釣銭の払い出しを指示する。
上記の精算処理では、貨幣により帳票を精算処理する場合を説明したが、キャッシュカードを用いて帳票の精算処理を行うことも可能である。キャッシュカードによる精算処理では、キャッシュカード受付部12がキャッシュカードを受け付け、暗証番号入力部13が暗証番号の入力を受け付ける。そして、暗証番号による認証の成功を条件に、キャッシュカードに対応する口座からの振込処理を実行し、帳票に係る支払いを確定する。
<帳票自動受付機10の処理手順>
次に、図2に示した帳票自動受付機10の処理手順について説明する。図6は、図2に示した帳票自動受付機10の処理手順を示すフローチャートである。また、図7〜図14は表示操作部11に表示される表示画面を示している。図6に示すように、この帳票自動受付機10は、図7に示した取引待機画面を表示し利用者によるサービスの選択を受け付ける。図7の表示画面には、自動車税を示すアイコン21a、水道料金を示すアイコン21b等の各種のアイコンが表示されている。このため、利用者は支払を行う納付書に該当するアイコンを選択し、スタートボタン22を押下する。これにより納付種別が選択される(ステップS101)。
次に、帳票自動受付機10は、図8に示した帳票の挿入を促す画面を表示操作部11に表示し、帳票を受け付ける(ステップS102)。
その後、帳票は、撮像部15eの直下でスキャンされて画像の撮像が行われ、該帳票の種別と挿入方向が識別される(ステップS103)。まず、帳票の種別が取扱可能であるか否かを判定し、帳票が取扱可能でなければ(ステップS104;No)、挿入した帳票が取扱不能であることを表示して帳票を返却し、処理を終了する(ステップS111)。
一方、帳票が取扱可能であれば(ステップS104;Yes)、挿入方向が正しい方向であるか否かを判定し、間違った方向に挿入されている場合には(ステップS105;No)、帳票を逆送して返却する(ステップS106)。この時、表示操作部11には、図9に示したように帳票を受け取るよう表示を行う。
ここで、帳票が入出金部16から排出されたならば、図10に示した表示画面を表示する。この画面は、利用者の帳票の正しい挿入方向を動画再生して案内表示する(ステップS107)。その後、ステップS102に戻り、再度帳票を受け付ける。
また、上記のステップS105で帳票が正しい方向に挿入されている場合には(ステップS105;Yes)、取り込んだ帳票画像のOCR処理を行い、このOCR結果を表示操作部11に表示し、利用者による修正処理が行われる。その後、修正結果を含む帳票判別結果を表示操作部11に表示するとともに、図11に示すように請求金額を表示操作部11に表示する処理(入金処理)を行う(ステップS108)。
ここで、残額データ18eの残額と請求金額を比較し、請求金額以上の残額が存在しない場合には、貨幣入金処理により入金或いは追加入金を受け付け、入金分の金額を残額データ18eの残額に加算する。その後に、残額から請求金額を減算処理する。なお、残額が請求金額に満たない場合に、画面表示又は音声により報知することが望ましい。かかる報知は、帳票自動受付機10の外部に設けることもでき、また店舗の係員の窓口への通報でも良い。なお、請求金額以上の残額が存在する場合には、残額から請求金額を減算処理し、残額があれば釣銭返却をする。
その後、帳票に日付印を含む押印処理を行い、必要であれば、帳票から領収書を切り離すカット処理を行い、帳票全体を返却あるいは、領収書の部分のみを返却する(ステップS109)。一方、領収書を除いた帳票(通知書・控部分)があるのであれば機内に取り込む。
上述してきたように、本実施例1では、帳票の投入及び返却を行う投出入部15aと、投出入部15aに投入された帳票の投入方向を識別する種別・投入方向識別部19aと、帳票の画像を撮像する撮像部15eと、帳票が投出入部15aに所定の方向とは異なる方向で投入されると、撮像された帳票の画像を使用して該帳票を正常な投入方向に投入するよう誘導する動画再生部19bとを有するよう構成したので、公共料金の支払いをするための納付書等の帳票を用いて自動機で支払いを行う際の利用者の利便性の向上を図ることが可能となる。
また、帳票自動受付機10に帳票が挿入される場合の挿入方向を利用者に案内表示するにあたり、挿入する帳票の画像を表示するとともに動画表示としたので、挿入方向の理解が容易となる。また、表示操作部11と投出入部15aとを近接させて配置しているので、画面と挿入する帳票とが利用者の同一視界に入るので利用者の便宜を図ることができる。
従来、帳票の収納先は自動的に判定できないため、操作者が画面を見ながら収納先を入力しているのが実情であったが、最近では、辞書登録なしで収納先を特定する技術が考えられている。具体的には、紙面に記載された文字を全てテキストとして判別し、その中から収納先に該当する文字列と一致する文字列を抽出することになる。
ところが、地方税の収納先は、通常は地方公共団体の名称となるが、帳票のフォーマットはバラバラであり、帳票のタイトルに地方公共団体の名称が含まれていないものもある。また、地方公共団体の名称を全文検索した場合には、納税者の送付先住所に地方公共団体の名称が含まれており、一意に収納先を決定することができない場合がある。
そこで、本実施例2では、辞書登録作業時に、軽自動車税納付書のような帳票の収納先の地方公共団体の名称が判別し難い場合に、帳票の特定の部位に含まれる地方公共団体の名称を収納先として抽出し、自動登録可能としている。
図12は、本実施例2に係る帳票の納付先の特定を説明するための説明図である。同図に示すように、帳票の収納先の地方公共団体の名称が判別しにくい場合に、請求責任者の押印(丸で囲んだ「公印」)の位置を既存の印鑑照合技術を用いて探し、その左側エリアにある役職名(大阪自動車税事務所長)の部分をOCR処理して、中に含まれる地方公共団体名(図の矢印で示した「大阪」)を抽出する。
このように構成することにより、納付先を自動で登録することが可能となる。また、紙面全体を全文検索して納付先の地方公共団体の名称を検索する場合に比して、納税者と収納先を混同する取り違えの発生を防止することができる。また、全文検索の領域を押印位置の近傍に限定できるため、OCR処理を高速化することが可能となる。
ところで、上記実施例1では、利用者が正しい方向で帳票を帳票自動受付機10に挿入しない場合に、正しい方向での帳票の再挿入を促すように該当する帳票の画像を用いた動画による案内表示を行うこととしたが、帳票のOCR処理は、初回の帳票の挿入時と、2度目の帳票の再挿入時とで実施されることになる。
このように、帳票を挿入する方向間違いに起因して、その都度帳票のOCR処理を行うこととするのは、処理時間の観点から見て効率的ではない。また、方向間違いで帳票を挿入する都度、帳票の画像を上位装置に送信することとしたのでは、通信負荷及び上位装置の負荷の観点から見て妥当ではない。そこで、以下に示す実施例3では、帳票を挿入する方向間違いが生じた場合に処理時間を短縮するとともに、通信負荷及び上位装置の負荷を低減する帳票自動受付機について説明する。
<実施例3に係る帳票自動受付機10の概念>
まず、本実施例3に係る帳票自動受付機30の概念について説明する。図13は、本実施例3に係る帳票自動受付機30の概念を説明するための説明図である。同図に示す帳票自動受付機30は、利用者が方向を誤って帳票を挿入したならば(一度目)、この帳票をOCR処理したOCR結果を記憶部に記憶する。その後、利用者が正しい方向に向きを変えて帳票を挿入したならば(二度目)、この時点ではOCR処理を行わず、記憶部に記憶したOCR結果を適用して、帳票処理を行う。ここで、「適用する」とは、一度目に記憶部に記憶されたOCR結果を二度目に読み込んだ帳票のOCR結果として取り扱うことを意味する。
具体的には、図13に示すように、帳票が正しい方向で帳票自動受付機30の投出入部15aに挿入されたならば、帳票自動受付機30は、帳票に関する払込処理を行うとともに、帳票から領収書を切り離して投出入部15aから領収書を返却する。
これに対して、正しくない方向で投出入部15aに帳票が挿入されたならば(ステップS11)、帳票の画像を撮像し、撮像した画像に基づいて帳票の種別を識別し、挿入方向の誤りを判定する(ステップS12)。そして、帳票をOCR処理してそのOCR結果を記憶部に記憶した後(ステップS13)、投出入部15aから帳票を排出し(ステップS14)、正しい方向での帳票の再挿入を促すように該当する帳票の画像を用いた動画による案内表示を行う(ステップS15)。
そして、帳票が正しい方向で帳票自動受付機30の投出入部15aに再挿入されたならば(ステップS16)、帳票自動受付機30は、この帳票についてOCR処理を行うことなく、先ほど記憶部に記憶したOCR結果を該帳票のOCR結果として適用し(ステップS17)、入金処理等を行う(ステップS18)。
このように、本実施例3に係る帳票自動受付機30では、利用者が正しい方向に向きを変えて二度目に帳票を挿入した場合にOCR処理を行わず、一度目の帳票のOCR結果を二度目の帳票のOCR結果として取り扱うこととしたので、二度目に帳票を読み取った場合に、迅速な処理を行うことが可能となる。また。ここではその詳細な説明を省略するが、上位サーバに対して帳票画像を送信する場合に、一度目又は二度目の帳票画像のいずれかを送信することとしたので、ネットワークの通信負荷及び上位サーバの処理負荷を軽減することができる。
<帳票自動受付機30の機能構成>
次に、帳票自動受付機30の機能的な構成について説明する。図14は、帳票自動受付機30の構成を示す機能ブロック図である。図14に示すように、帳票自動受付機30は、表示操作部11、キャッシュカード受付部12、暗証番号入力部13、レシート印刷部14、帳票処理部15、入出金部16と、通信部17と、記憶部31と、制御部33とを有する。なお、図4に示した帳票自動受付機10の機能部と同じ処理を行う機能部については、同一の符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
記憶部31は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、読取帳票画像データ18a、帳票識別用データ18b、帳票種別動画データ18c、読取帳票データ18d、残額データ18e及びOCR結果データ32等を記憶する。
OCR結果データ32は、帳票をOCR処理したOCR結果と、該帳票の種別とを含むデータであり、このOCR結果には、帳票に記入された収納先、種別、金額、日付等の文字認識結果を示すテキストデータが含まれる。このOCR結果データ32は、利用者が誤って正しくない方向で帳票を挿入した場合に、記憶部31に一時記憶される。なお。ここでは説明の便宜上、OCR結果データ32を記憶部31に記憶した場合を示したが、かかるOCR結果データ32を主メモリ上に一時記憶することもできる。
制御部33は、帳票自動受付機30を全体制御する制御部であり、帳票が正しくない方向で投出入部15aに帳票が挿入されたならば、帳票をOCR処理してそのOCR結果を記憶部31に記憶した後、投出入部15aから帳票を排出し、正しい方向での帳票の再挿入を促すように該当する帳票の画像を用いた動画による案内表示を行う。そして、帳票が正しい方向で帳票自動受付機30の投出入部15aに再挿入されたならば、帳票種別が同一であることを条件として、この帳票についてOCR処理を行うことなく、記憶部に記憶したOCR結果データ32を該帳票のOCR結果として適用し、入金処理等を行うよう制御する。
かかる制御部33は、種別・投入方向識別部19a、動画再生部19b、帳票データ生成部34、文字認識部19d、修正処理部19e、精算処理部19f及び釣銭返却処理部19gを有する。実際には、種別・投入方向識別部19a、動画再生部19b、帳票データ生成部34、文字認識部19d、修正処理部19e、精算処理部19f及び釣銭返却処理部19gに対応するプログラムを不揮発性メモリや磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶しておき、これらのプログラムを主メモリにロードして、CPU(Central Processing Unit)で実行することで、対応するプロセスを実行させることになる。
帳票データ生成部34は、帳票処理部15が取り込んだ帳票の読取帳票画像データ18aから読取帳票データ18dを生成する処理部である。まず、帳票データ生成部34は、読取帳票画像データ18aを帳票画像データとして読取帳票データ18dに登録するとともに、文字認識部19d及び修正処理部19eに出力する。その後、文字認識部19dが文字認識結果データを出力した場合には、文字認識結果データを読取帳票データ18dに追加する。さらに、修正処理部19eが文字認識の結果について修正入力データを出力した場合にも、修正入力データを読取帳票データ18dに追加する。
ただし、帳票が正しくない方向で投出入部15aに挿入され、その後に帳票が正しい方向で再挿入された場合には、帳票種別が同一であることを条件として、文字認識部19dによる文字認識を行わせず、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32を適用して再挿入された帳票の文字認識結果データとする。このようにすることで、帳票の挿入方向間違いに起因して帳票が再挿入された場合に、2度目のOCR処理を省略し、処理の高速化を図ることができる。
また、帳票データ生成部34は、帳票画像データ、文字認識結果データ及び修正入力データを含む読取帳票データ18dを上位サーバの帳票分類装置に送信する。原則としては、かかる読取帳票データ18dの送信は、帳票の取り込み毎に行う。ただし、帳票が正しくない方向で投出入部15aに挿入され、その後に帳票が正しい方向で再挿入された場合には、帳票の挿入方向が誤っていた際の読取帳票データ18d及び帳票が再挿入された際の読取帳票データ18dのいずれか一方が上位サーバの帳票分類装置に送信される。通信負荷を軽減するとともに、上位サーバの処理負荷を軽減するためである。
<帳票自動受付機30の処理手順>
次に、図13に示した帳票自動受付機30の処理手順について説明する。図15は、図13に示した帳票自動受付機30の処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、この帳票自動受付機30は、納付種別の選択待ちの状態となり(ステップS201)、納付種別が選択されたならば、帳票の挿入を促す画面を表示操作部11に表示し、帳票を受け付ける(ステップS202)。
その後、帳票は、撮像部15eの直下でスキャンされて画像の撮像が行われ、該帳票の種別と挿入方向が識別される(ステップS203)。まず、帳票の種別が取扱可能であるか否かを判定し、帳票が取扱可能でなければ(ステップS204;No)、挿入した帳票が取扱不能であることを表示して帳票を返却し、処理を終了する(ステップS205)。
一方、帳票が取扱可能であれば(ステップS204;Yes)、挿入方向が正しい方向であるか否かを判定し(ステップS206)、間違った方向に挿入されている場合には(ステップS206;No)、帳票を逆送して返却する(ステップS207)。
ここで、帳票が投出入部15aから排出されたならば、帳票の正しい挿入方向を動画再生して案内表示するとともに(ステップS208)、帳票をOCR処理して(ステップS209)、該帳票の種別及びOCR結果を含むOCR結果データ32を記憶部31に記憶する(ステップS210)。その後、ステップS202に戻り、再度帳票を受け付ける。
また、上記のステップS206で帳票が正しい方向に挿入されている場合には(ステップS206;Yes)、該帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一であるか否かを判定する(ステップS211)。かかる判定を行う際には、例えば一部のキーワードなどが利用される。
そして、帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一でなければ(ステップS211;No)、新たな帳票であるとみなして帳票画像のOCR処理を行う(ステップS212)。これに対して、帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一であれば(ステップS211;Yes)、帳票の方向間違いに伴う再挿入であるとみなして、記憶部31に記憶されているOCR結果データ32を適用する(ステップS213)。つまり、新たに取り込んだ帳票画像のOCR処理は行わない。
その後、OCR結果を表示操作部11に表示し、利用者による修正処理が行われ、修正結果を含む帳票判別結果を表示操作部11に表示するとともに、請求金額を表示操作部11に表示する処理(入金処理)を行う(ステップS214)。
その後、帳票に日付印を含む押印処理を行い、必要であれば、帳票から領収書を切り離すカット処理を行い、帳票全体を返却あるいは、領収書の部分のみを返却する(ステップS215)。一方、領収書を除いた帳票(通知書・控部分)があるのであれば機内に取り込む。そして、上位サーバに対して帳票画像データ、文字認識結果データ及び修正入力データを含む読取帳票データ18dを送信する(ステップS216)。原則としては、かかる読取帳票データ18dは、帳票の取り込み毎に行うが、帳票が正しくない方向で投出入部15aに挿入され、その後に帳票が正しい方向で再挿入された場合には、帳票の挿入方向が誤っていた際の読取帳票データ18d及び帳票が再挿入された際の読取帳票データ18dのいずれか一方を送信する。通信負荷を軽減するとともに、上位サーバの処理負荷を軽減するためである。
なお、上記の処理手順では、帳票を返却した後に(ステップS207)、帳票のOCR処理を行う(ステップS209)場合を示したが、帳票のOCR処理を行った後に帳票を返却することもできる。
また、上記のステップS210によりOCR結果データ32を記憶部31に記憶された後に帳票が再挿入されなかった場合には、例えば店舗の営業時間終了後に記憶部31に記憶された読取帳票データ18dを送信するよう構成することもできる。
このように、本実施例3では、利用者が方向を誤って帳票を挿入したならば(一度目)、この帳票をOCR処理したOCR結果と帳票の種別とを含むOCR結果データ32を記憶部31に記憶し、利用者が正しい方向に向きを変えて帳票を挿入したならば(二度目)、挿入された帳票の種別が記憶部31に記憶された帳票の種別を同一であることを条件としてOCR処理を行わず、記憶部31に記憶したOCR結果データ32を適用して、帳票処理を行うよう構成したので、処理の高速化を図ることができる。
なお、ここでは説明の便宜上、帳票をOCR処理したOCR結果と帳票の種別とを含むOCR結果データ32を記憶部31に記憶することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。一度目の帳票の挿入時に方向が誤っていた場合に、引き続き利用者が正しい方向に向きを変えて二度目の挿入を行うよう運用される場合には、記憶部31に記憶するOCR結果データ32にはOCR結果のみを含めることとし、帳票の種別が一致するという条件を除外するよう構成することもできる。
また、帳票が正しくない方向で投出入部15aに挿入され、その後に帳票が正しい方向で再挿入された場合には、帳票の挿入方向が誤っていた際の読取帳票データ18d及び帳票が再挿入された際の読取帳票データ18dのいずれか一方を上位サーバに送信するよう構成したので、通信負荷を軽減するとともに、上位サーバの処理負荷を軽減することができる。
<変形例1>
ところで、上記実施例3の図15のステップS211では、帳票の罫線情報、一部のキーワードなどを利用して、帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一であるか否かを判定する場合について説明したが、帳票の種別が同じであっても、帳票に記載された文字が異なり、異なる帳票である可能性がある。そこで、この変形例1では、かかる状況に対応することができる処理手順について説明する。
図16は、図13に示した帳票自動受付機30の処理手順の変形例を示すフローチャートである。図16に示すように、この帳票自動受付機30は、納付種別の選択待ちの状態となり(ステップS301)、納付種別が選択されたならば、帳票の挿入を促す画面を表示操作部11に表示し、帳票を受け付ける(ステップS302)。
その後、帳票は、撮像部15eの直下でスキャンされて画像の撮像が行われ、該帳票の種別と挿入方向が識別される(ステップS303)。まず、帳票の種別が取扱可能であるか否かを判定し(ステップS304)、帳票が取扱可能でなければ(ステップS304;No)、挿入した帳票が取扱不能であることを表示して帳票を返却し、処理を終了する(ステップS305)。
一方、帳票が取扱可能であれば(ステップS304;Yes)、挿入方向が正しい方向であるか否かを判定し(ステップS306)、間違った方向に挿入されている場合には(ステップS306;No)、帳票を逆送して返却する(ステップS307)。
ここで、帳票が投出入部15aから排出されたならば、帳票の正しい挿入方向を動画再生して案内表示するとともに(ステップS308)、帳票をOCR処理して(ステップS309)、該帳票の種別及びOCR結果を含むOCR結果データ32を記憶部31に記憶する(ステップS310)。その後、ステップS302に戻り、再度帳票を受け付ける。
また、上記のステップS306で帳票が正しい方向に挿入されている場合には(ステップS306;Yes)、該帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一であるか否かを判定する(ステップS311)。かかる判定を行う際には、例えば一部のキーワードなどが利用される。
そして、帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一でなければ(ステップS311;No)、新たな帳票であるとみなして帳票画像のOCR処理を行う(ステップS312)。このOCR処理では、帳票画像に含まれる文字領域をレイアウト解析し、レイアウト解析された文字領域に含まれる各文字を1文字ずつ文字認識する処理を行い、帳票に含まれる文字を抽出する。
これに対して、帳票の種別が、記憶部31に記憶されたOCR結果データ32に含まれる帳票の種別と同一であれば(ステップS311;Yes)、帳票から金額情報のみをOCR処理し(ステップS313)、記憶部31に記憶された金額情報と同じであるか否かを判定する(ステップS314)。その結果、金額情報が異なる場合には(ステップS314;No)、すでに説明したステップS312に移行して同様の処理を行う。
一方、金額情報が一致する場合には(ステップS314;Yes)、帳票の方向間違いに伴う再挿入であるとみなして、記憶部31に記憶されているOCR結果データ32を適用する(ステップS315)。このように、帳票の一部分のみをOCR処理することで、帳票が再挿入されたものであるか否かを判定することにより、異なる帳票を同一の帳票であると判定する判定誤りを防ぐことができる。なお、ここでは金額情報のみをOCR処理することとしたが、利用者の氏名等の他の項目をOCR処理することもできる。
その後、OCR結果を表示操作部11に表示し、利用者による修正処理が行われ、修正結果を含む帳票判別結果を表示操作部11に表示するとともに、請求金額を表示操作部11に表示する処理(入金処理)を行う(ステップS316)。
その後、帳票に日付印を含む押印処理を行い、必要であれば、帳票から領収書を切り離すカット処理を行い、帳票全体を返却あるいは、領収書の部分のみを返却する(ステップS317)。一方、領収書を除いた帳票(通知書・控部分)があるのであれば機内に取り込む。そして、上位サーバに対して帳票画像データ、文字認識結果データ及び修正入力データを含む読取帳票データ18dを送信する(ステップS318)。
なお、上記実施例1〜3では、帳票の挿入方向が誤っていた場合に、表示操作部11に動画を表示して誘導する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像、音声などを用いて誘導することもできる。
また、上記の実施例1〜3では、納付書等の帳票を自動的に受け付ける帳票自動受付機に本発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、納付書以外の他の帳票を自動的に受け付ける帳票自動受付機に適用することもできる。
上述してきたように、本実施例1〜3では、帳票の投入及び返却を行う投出入部15aと、投出入部15aに投入された帳票の方向等を識別する種別・投入方向識別部19aと、帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導するとともに、かかる誘導において、帳票を投出入部15aから返却するよう制御する制御部19とを設けるよう構成したので、利用者が帳票の方向を誤った場合に、該帳票の再挿入を容易に行わせることができる。
また、投出入部15aに投入された帳票の種別を判定し、投出入部15aに投入された帳票に含まれる記載情報を読み取り、制御部19による制御により、投出入部15aから返却される第1の帳票の種別及び記載情報を記憶部31に記憶しておき、投出入部15aに再投入された第2の帳票の種別を判定し、制御部33は、第2の帳票の種別が記憶部31に記憶された第1の帳票の種別と一致する場合には、第1の帳票の記載情報を第2の帳票の記載情報として適用するよう構成したので、第2の帳票の記載情報の読取時間を短縮し、処理の高速化を図ることが可能となる。
また、投出入部15aに投入された帳票を特定するための特徴量(罫線情報、キーワード、背景色等)を抽出し、投出入部15aに投入された帳票に含まれる記載情報を読み取り、制御部33による制御により、投出入部15aから返却される第1の帳票について、抽出された第1の帳票の特徴量、及び、読み取られた第1の帳票の記載情報を記憶部31に記憶するとともに、投出入部15aに投入された第2の帳票の特徴量を抽出し、制御部33は、第2の帳票の特徴量の少なくとも一部が、記憶部31に記憶された第1の帳票の特徴量の少なくとも一部と一致する場合には、記憶部31に記憶された第1の帳票の記載情報を第2の帳票の記載情報として適用するよう構成したので、第2の帳票の記載情報の読取時間を短縮し、処理の高速化を図ることが可能となる。
また、少なくとも第2の帳票の一部の記載情報を読み取り、制御部33は、読み取られた第2の帳票の記載情報が、記憶部31に記憶された第1の帳票の記載情報の少なくとも一部(例えば、金額情報等の重要項目)と一致する場合に、記憶部31に記憶された第1の帳票の記載情報を第2の帳票の記載情報として適用するよう構成したので、第1の帳票と第2の帳票が一致するか否かを迅速、効率的かつ高精度に判定することができる。
また、投出入部15aに投入された帳票の画像を撮像し、撮像された第1の帳票の画像及び第2の帳票の画像の少なくとも一つを含むデータを上位サーバに対して送信するよう構成したので、上位サーバに送信する情報量を低減し、通信負荷及び上位サーバの処理負荷(上位サーバの係員による登録作業等の負荷)を軽減することができる。
また、投出入部15aに投入された帳票の画像を撮像し、帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、撮像された帳票の画像を使用して、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導するよう構成したので、画像を用いて帳票の再挿入を容易に行わせることができる。
また、制御部19は、撮像された帳票の画像に基づいて、投出入部15aに投入された帳票が所定の方向とは異なる方向で投入されたと検知されたことを条件として、投出入部15aから返却制御するよう構成したので、画像を利用して効率良く帳票の方向を検知することができる。
また、帳票の画像を使用した動画により、帳票が正常な方向に投入されるよう誘導するよう構成したので、利用者にとって分かりやすい形で帳票の方向を誘導することができる。
また、所定の誘導表示を行う場合に用いられる表示操作部11と投出入部15aとが近傍に設けられるよう構成したので、利用者が表示操作部11に表示される誘導内容を確認しながら、投出入部15aに帳票を投入することができる。
なお、上記の実施例1〜3で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る帳票自動受付機、帳票自動受付システム、帳票自動受付方法及び帳票自動受付プログラムは、公共料金の支払いをするための納付書等の帳票を用いて自動機で支払いを行う際の利用者の利便性の向上を図る場合に適している。
10 帳票自動受付機
11 表示操作部
12 キャッシュカード受付部
13 暗証番号入力部
14 レシート印刷部
15 帳票処理部
15a 投出入部
15b 搬送ローラ
15c 搬送路
15d カッタ
15e 撮像部
15f スタンプ処理部
15g 収納部
16 入出金部
16a 硬貨受付部
16b 硬貨出金部
16c 紙幣受付部
16d 紙幣出金部
17 通信部
18 記憶部
18a 読取帳票画像データ
18b 帳票種別識別用データ
18c 帳票種別動画データ
18d 読取帳票データ
18e 残額データ
19 制御部
19a 種別・投入方向識別部
19b 動画再生部
19c 帳票データ生成部
19d 文字認識部
19e 修正処理部
19f 精算処理部
19g 釣銭返却処理部
20a,20b 仕切板
21a 自動車税を示すアイコン
21b 水道料金を示すアイコン
22 スタートボタン
30 帳票自動受付機
31 記憶部
32 OCR結果データ
33 制御部
34 帳票データ生成部

Claims (12)

  1. 帳票の投入及び返却を行う投出入部と、
    前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別部と、
    前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導部と、
    前記誘導部による誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする帳票自動受付機。
  2. 前記投出入部に投入された帳票の種別を識別する種別識別部と、
    前記投出入部に投入された帳票に含まれる記載情報を読み取る読取部と、
    前記制御部による制御により、前記投出入部から返却される第1の帳票について、前記種別識別部により識別された第1の帳票の種別、及び、前記読取部により読み取られた第1の帳票の記載情報を記憶する記憶部とをさらに備え、
    前記種別識別部は、
    前記投出入部に投入された第2の帳票の種別を識別し、
    前記制御部は、
    前記第2の帳票の種別が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の種別と一致する場合には、前記第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の帳票自動受付機。
  3. 前記投出入部に投入された帳票を特定するための特徴量を抽出する抽出部と、
    前記投出入部に投入された帳票に含まれる記載情報を読み取る読取部と、
    前記制御部による制御により、前記投出入部から返却される第1の帳票について、前記抽出部により抽出された第1の帳票の特徴量、及び、前記読取部により読み取られた第1の帳票の記載情報を記憶する記憶部とをさらに備え、
    前記抽出部は、
    前記投出入部に投入された第2の帳票の特徴量を抽出し、
    前記制御部は、
    前記第2の帳票の特徴量の少なくとも一部が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の特徴量の少なくとも一部と一致する場合には、前記記憶部に記憶された第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の帳票自動受付機。
  4. 前記読取部は、
    少なくとも前記第2の帳票の一部の記載情報を読み取り、
    前記制御部は、
    前記読取部により読み取られた前記第2の帳票の記載情報が、前記記憶部に記憶された前記第1の帳票の記載情報の少なくとも一部と一致する場合に、前記記憶部に記憶された第1の帳票の記載情報を前記第2の帳票の記載情報として適用する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の帳票自動受付機。
  5. 前記投出入部に投入された帳票の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記第1の帳票の画像及び前記第2の帳票の画像の少なくとも一つを所定の外部装置に対して送信する送信部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の帳票自動受付機。
  6. 前記投出入部に投入された帳票の画像を撮像する撮像部をさらに備え、
    前記誘導部は、
    前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、前記撮像部により撮像された帳票の画像を使用して、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の帳票自動受付機。
  7. 前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された帳票の画像に基づいて、前記投出入部に投入された帳票が前記所定の方向とは異なる方向で投入されたと検知されたことを条件として、前記投出入部から返却するよう制御する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の帳票自動受付機。
  8. 前記誘導部は、
    前記帳票の画像を使用した動画により、前記帳票が正常な方向に投入されるよう誘導することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の帳票自動受付機。
  9. 前記誘導部により所定の誘導表示を行う場合に用いられる表示部と前記投出入部とが近傍に設けられたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の帳票自動受付機。
  10. 帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機における帳票自動受付方法であって、
    前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別工程と、
    前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導工程と、
    前記帳票を前記投出入部から返却する返却工程と
    を含んだことを特徴とする帳票自動受付方法。
  11. 帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機を少なくとも有する帳票自動受付システムであって、
    前記帳票自動受付機は、
    前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別部と、
    前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導部と、
    前記誘導部による誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする帳票自動受付システム。
  12. 帳票の投入及び返却を行う投出入部を有する帳票自動受付機に用いる帳票自動受付用プログラムであって、
    前記投出入部に投入された帳票の方向を識別する方向識別手順と、
    前記帳票が所定の方向と異なる方向である場合に、該帳票を正常な方向に投入するよう誘導する誘導手順と、
    前記誘電手順での誘導において、前記帳票を前記投出入部から返却するよう制御する制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする帳票自動受付プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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