JP5680893B2 - 紙幣取引処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、金融機関などに設置され現金の入出金を行なう紙幣取引処理装置の装置内の現金有高の精査に関する。
紙幣取引処理装置は定期的に装置内に残存している紙幣の有高を計数しホストコンピュータなどに保存されていた紙幣精査前の紙幣の有高情報と一致していることを確認する作業(以降、紙幣精査と呼ぶ。)を行なう必要がある。
従来から、紙幣精査には次に示す方法がとられている。すなわち、入金された紙幣はあらかじめ識別手段によりその金種を識別されて金種別の紙幣収納庫に収納されていて、その紙幣収納庫の中の紙幣は、操作者の紙幣精査の指示により、紙幣収納庫から自動的に取り出され、紙幣取引処理装置内において機械計数されて再度収納庫に戻される。これにより紙幣収納庫の紙幣の有高が確定される。
入出金の際の紙幣計数動作および紙幣精査動作において紙幣の損券、折れ券、重送された紙幣など、金種或いは枚数が確定できない紙幣は不適切紙幣として不適切紙幣収納庫に収納される。不適切紙幣収納庫の中の紙幣は、オペレータにより紙幣取引処理装置の外に取り出され、手作業で金種別の枚数が確認され、この金種別の枚数が紙幣取引処理装置の入力部により入力される。これにより、不適切紙幣収納庫の紙幣の有高が確定される。
紙幣取引処理装置は収納庫の紙幣の有高と不適切紙幣収納庫の紙幣の有高の合計と紙幣精査前の紙幣の有高を比較し、一致していれば紙幣精査を完了する。
特許文献1にはホストコンピュータ側からの指示により、紙幣精査を開始することができ、紙幣取引処理装置の設置場所へ係員が出向かなくても不適切紙幣収納庫の紙幣を処理して、紙幣精査処理を完結することができる紙幣取引処理装置が開示されている。
この特許文献1に記載の発明は、紙幣精査による機械計数値と現金精査処理の開始前の有高情報とをホストコンピュータ側へ送信するとともに、リジェクトされた不適切紙幣に対する画像情報もホストコンピュータ側へ送信し、ホストコンピュータ側でこの画像情報により手入力された金種別枚数情報と機械計数値を加えたものと現金精査処理開始前の有高情報とにより紙幣精査処理の確認を行なう構成にして、上述の効果を得たものである。
ところが、特許文献1に記載の発明では、一旦不適切紙幣収納庫に収納されたすべての不適切紙幣の画像を紙幣精査時に一度に取得し、取得した紙幣の画像情報をオペレータに目視で識別させて金種別枚数を入力させる構成であり、不適切紙幣の画像情報を取得するために不適切紙幣収納庫から不適切紙幣を順次取り出して再度搬送することになる。
不適切紙幣収納庫内の不適切紙幣の中には、連れ出し紙幣、スキュー大紙幣および損券なども収納されているため、繰出し障害、搬送障害を引き起こす可能性が高い。このため、紙幣の搬送障害が起きた場合、係員によるジャム除去を行うまでは運用することもできなくなるという問題点もある。
また、不適切紙幣を一端不適切紙幣収納庫まで搬送して収納した後、精査の際に再び繰り出し、画像情報取得手段へ搬送して画像情報を取得させ、再び不適切紙幣収納庫へ搬送して収納する行程が必要であり、煩雑であるという問題点もある。
特開平9−138880号公報
そこで、この発明は、かかる問題点を解決すべく、不適切紙幣収納庫から不適切紙幣を取り出して再度搬送することなく不適切紙幣の画像情報等を取得できる紙幣取引処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、紙幣を取引処理する紙幣取引処理装置であって、前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記紙幣の少なくとも片面の表面画像を画像情報として取得する画像情報取得手段と、前記識別情報取得手段で不適切であると識別された不適切紙幣を収納する不適切紙幣収納庫と、前記識別情報と前記画像情報を記憶する記憶手段と、当該取引処理における前記識別情報取得手段での識別で不適切紙幣と識別した紙幣について前記識別情報と前記画像情報前記紙幣の搬送単位ごとに前記記憶手段に格納させ、前記識別情報、取引毎に識別した紙幣の金種、枚数、および取引毎にリジェクトされた情報の個数に基づき取引毎に不適切紙幣情報を作成し、前記記憶手段に格納させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明により、不適切紙幣収納庫から不適切紙幣を取り出して再度搬送することなく不適切紙幣の画像情報等を取得できる紙幣取引処理装置を提供できる。
紙幣取引処理システムの説明図。 紙幣取引処理装置の電気的な概略構成の説明図。 紙幣取引処理装置の紙幣の搬送と収納の説明図。 入金取引での情報取得処理のフローチャート。 紙幣搬送および情報読取処理のフローチャート。 出金取引での情報取得処理のフローチャート。 振分け単位の説明図。 紙幣識別情報の説明図。 紙幣画像情報の説明図。 不適切紙幣情報の説明図。 紙幣情報のフォーマットの説明図。 ホストコンピュータ側の遠隔精査処理のフローチャート。 不適切紙幣収納庫の再計数処理のフローチャート。 紙幣取引処理装置側の遠隔精査処理のフローチャート。 紙幣識別情報の表示・入力の説明図。 拡大画像の説明図。
この発明の実施形態を以下図面と共に詳説する。
紙幣取引処理システム10において不適切紙幣を精査時に紙幣搬送することなく金種や枚数の情報をホストコンピュータHC側で入力し紙幣取引処理装置100の有り高を確定させる実施例について詳説する。
図1は紙幣取引処理システム10の説明図である。また、図2は紙幣取引処理装置100の電気的な概略構成の説明図である。この実施例の紙幣取引処理システム10は、銀行のセンターおよび各支店に設置された紙幣取引処理装置100での紙幣取引に対応するものである。図1に示すように、紙幣取引処理システム10はセンターおよび各支店に設置されている複数の紙幣取引処理装置100、センターに設置されているホストコンピュータHC、および紙幣取引処理装置100とホストコンピュータHCを結ぶ通信ネットワークNW等で構成されている。
紙幣取引処理装置100は、金融機関や貸金業者、現金出納を行う業者の提供する取引サービスを顧客自身の操作によって提供する装置である。ホストコンピュータHCは、センターおよび各支店における紙幣取引処理装置100を統括管理するサーバーとして機能する。通信ネットワークNWは、紙幣取引処理装置100とホストコンピュータHCとの間で情報の送受信を可能にする。
紙幣取引処理装置100は、図1および図2に示すように、紙幣受付支払機構部110、表示操作部120、カード受付部130、通帳受付部140およびカメラ122を前面部101に備えている。これらは、紙幣の入出金を欲する顧客の操作や顧客への表示、紙幣・通帳の受渡に関与する機器である。
紙幣受付払出機構部110は、装置前面に設置されたシャッター111の開閉を経て、紙幣入金の受け入れ、返却紙幣の払出し、出金紙幣の払い出しを行う。
表示操作部120は、液晶ディスプレイとタッチパネルとで構成され、液晶ディスプレイへの種々の文字情報・画像情報の表示を行うと共に、顧客が入出金取引に伴って行う入力操作を受け付ける。
カード受付部130は、顧客が入出金取引に際して挿入した磁気ストライプカードやIC内蔵カードを受け付け、入出金取引処理後にはカード返却を行う。
通帳受付部140は、カードに代わって、もしくはカードと共に入出金取引者が挿入した通帳を受け付け、入出金取引処理後には入出金処理明細を記入の上で通帳を返却する。
紙幣受付払出機構部110におけるシャッター開閉や、表示操作部120での表示、カード受付部130でのカード受付・返却、通帳受付部140での通帳受付・印字・返却は、後述の上位制御部200からの制御信号に基づいてなされている。
上位制御部200は、CPU、RAM、ROMおよびプログラム等が協働してその機能を発揮している。上位制御部200は、通信部202、上位記憶部206、入金者特定部208および時計210で構成されている。
通信部202は、通信ネットワークNWと接続され、入出金者取引情報や、後述の上位記憶部206に保存された不適切紙幣を特定するための紙幣画像情報700と不適切紙幣を特定するために判明している一部の紙幣識別情報600と不適切紙幣情報750等の情報をホストコンピュータHCへ送信する。
カード受付部130は、カードから入出金取引者情報を読み取り、通帳受付部140は通帳の磁気ストライプ等から入出金取引者情報を読み取る。読み取られた入出金取引者情報は、表示操作部120で入出金取引者が実際に行った入出金取引操作に対応する信号と共に、上位制御部200に出力され、通信部202を通して、ホストコンピュータHCへ送信される。
この入出金取引者情報は、入出金取引者に固有の情報として、口座開設時等に本人確認を経て作成された情報であり、挿入されたカードや通帳から読み取られる他、表示操作部120での入金操作(例えば、暗証番号入力、指紋や静脈紋と言った生体識別情報)と対応付けられている。入金者特定部208は、入出金者取引情報と暗証番号や生体識別情報をもとに本人確認を行なう。
時計210は、前述の通信ネットワークNWを介して、例えば1時間に1回のように定期的に、ホストコンピュータHCに内蔵されている時計と時刻が同じになるように時刻の補正を実施する。入出金取引時には、時計210の時刻が入出金取引情報として記憶される。
紙幣取引処理装置100は、上述した前面部101に備えられた入出金取引者に関与する機器と装置の統括制御を担う上位制御部200の他に、紙幣搬送部150、紙幣読取部160および収納部170を備える。上位制御部200は、これら機器との間で情報送信を行いながら、紙幣の入出金および搬送はもとより、紙幣入出金に伴うカードや通帳の受付・払出、後述の紙幣の真偽判定等の制御を行う。
ホストコンピュータHCは通信ネットワークNWを介して紙幣取引処理装置100へ情報を送信し、紙幣取引処理装置100から情報を受信する通信部HCTおよび情報を記憶する情報記憶部HCMを備えている。
また、ホストコンピュータHCはセンターおよび各支店の紙幣取引処理装置100から送られてくる後述の不適切紙幣の紙幣画像情報700と不適切紙幣を特定するために判明している一部の紙幣識別情報600と不適切紙幣情報750を表示する表示手段および入力手段であるPC端末11も備えている。ここで、表示手段はディスプレイ12であり、入力手段はキーボード13である。
図3は紙幣搬送部150による紙幣の搬送と収納の説明図である。紙幣搬送は、図3に示すように、入金紙幣の受け付けと出金紙幣の払い出しを行う紙幣受付払出機構部110と紙幣の収納を行う収納部170との間において行われる。紙幣受付払出機構部110はシャッター111とシャッター111の下方の紙幣投入ホッパー112と紙幣払出スタッカ114とを備える。
紙幣投入ホッパー112は入金時に入金者が投入した入金紙幣を受け取る。出金時には紙幣払出スタッカ114は出金時に出金者に出金紙幣を払い出す。一時保留部116は、紙幣読取部160による紙幣読取の結果、紙幣搬送先の振り分けのために紙幣を一時的に収納する。
収納部170は、紙幣収納庫173と取り忘れ紙幣収納庫176と不適切紙幣収納庫172と補充・回収・計数庫177から構成されている。
紙幣収納庫173は、紙幣取引処理装置100が取り扱うことのできる紙幣の金種ごとに用意されていて入金紙幣を金種ごとに収納・収納する。取り忘れ紙幣収納庫176は、入金取引の返却紙幣や出金取引の出金紙幣を、顧客が取り忘れた際に、その紙幣を収納・収納する。不適切紙幣収納庫172は、汚れや破れなどの理由で、再び出金しない紙幣を入金や出金取引時に、収納・収納する。また、不適切紙幣収納庫172は、取り忘れ紙幣収納庫176が満杯で、回収紙幣を収納することができない場合は取り忘れ回収紙幣を収納・収納する。すなわち、不適切紙幣収納庫172は、不適切紙幣及び取り忘れ紙幣を収納できる。
紙幣収納庫173、不適切紙幣収納庫172および取り忘れ紙幣収納庫176の紙幣出入り口には、紙幣通過を検知する紙幣通過センサ155と、紙幣の搬送方向を切り換える切換ゲート156がそれぞれ設置されている。紙幣通過センサ155の検知信号と紙幣読取部160が読み取った金種判定信号は、入出金処理部151に出力される(図2参照)。入出金処理部151は、これら信号に基づいてそれぞれの切換ゲート156を駆動する。これにより、入金紙幣は、紙幣収納庫173、取り忘れ紙幣収納庫176または不適切紙幣収納庫172のいずれか1つに搬送されて収納される。
紙幣搬送部150は、上述した紙幣受付払出機構部110と収納部170との間で、以下に説明する入金経路152や払出経路153や取り忘れ回収経路154や精査経路159等に沿って紙幣搬送を行う。
入金経路152は、紙幣受付払出機構部110の紙幣投入ホッパー112から紙幣読取部160を経由して一時保留部116に到るまでの前半入金経路と、一時保留部116から紙幣読取部160を経由して収納部170の紙幣収納庫173または不適切紙幣収納庫172に到るまでの後半入金経路で構成される。
払出経路153は、紙幣収納庫173から紙幣読取部160を経て紙幣受付払出機構部110の紙幣払出スタッカ114に到るまでの経路とされている。取り忘れ回収経路154は紙幣投入ホッパー112から、紙幣読取部160を経由して取り忘れ紙幣収納庫176に到るまでの経路で構成される。
精査経路159は、紙幣収納庫173から紙幣読取部160を経て補充・回収・計数庫177に至るまでの経路で構成される。
紙幣搬送部150は上位制御部200の制御指令を受けて図示しない駆動モータを駆動し、次のようにして紙幣搬送を行う。
入金者が紙幣投入ホッパー112に紙幣を投入すると、紙幣搬送部150は紙幣投入ホッパー112から入金紙幣を1枚ずつ分離し、分離した入金紙幣を一枚ずつ、入金経路152の上述の前半入金経路に送り出す。こうして送り出された入金紙幣は、紙幣読取部160の手前の紙幣通過センサ155にて紙幣通過が検知された後に、紙幣読取部160に達する。
紙幣読取部160は、この入金紙幣をスキャナ部161にて読み取る。紙幣識別部163は、その読み取り結果に基づいて、紙幣の金種やその真偽、或いは破れ等の紙幣使用状況等を判定する。識別制御部162は、前述の判定結果を入出金処理部151に出力する。入金紙幣は、紙幣搬送部150により引き続き搬送される。
紙幣識別部163の真偽判定で紙幣が真紙幣であるとされた入金紙幣は、一時保留部116にまで搬送されて、収納部170への収納のための搬送に備える。一時保留部116への紙幣搬送の際には、紙幣払出スタッカ114の手前の払出経路153との分岐箇所の切換ゲート156が駆動制御される。
その一方、金種判定ができなかった紙幣、紙幣の真偽判定で偽紙幣とされた紙幣、或いは破れなどで寸法が異常な紙幣等は切換ゲート156の駆動を経て払出経路153により紙幣払出スタッカ114まで返却搬送される。これにより、上述の紙幣は入金者に返却される。
一時保留部116に搬送された入金紙幣は、入金経路152の上述の後半入金経路に沿って、収納部170まで搬送される。つまり、切換ゲート156の手前の紙幣通過センサ155にて紙幣通過が検知された後に、切換ゲート156にて紙幣読取部160まで戻され、改めてスキャナ部161にてスキャンされる。
その後、紙幣識別部163による紙幣識別の結果、紙幣の金種が確定し搬送状態が異常では無いと判断された場合には、その金種に応じた切換ゲート156の駆動を経て、入金経路152の上述した後半入金経路に沿ってその金種に対応する紙幣収納庫173まで搬送される。その一方で、紙幣識別の結果が上述以外の場合には、リジェクト券と判定され不適切紙幣収納庫172に搬送される。
紙幣出金時には、紙幣収納庫173のいずれかから紙幣が1枚ずつ分離され、紙幣読取部160へ搬送される。紙幣読取部160で紙幣の状態を確認し、出金できると判断された紙幣は紙幣払出スタッカ114へ搬送されて払い出される。それ以外の紙幣は一時保留部116へ搬送され、その後再び紙幣読取部160へ搬送されて、不適切紙幣収納庫172に回収される。
入金処理や出金処理時に顧客が紙幣払出スタッカ114の紙幣を受け取らなかった場合には、その紙幣は紙幣読取部160に搬送されて紙幣の読取が行われた後に、取り忘れ紙幣収納庫176に搬送され収納される。
図4は入金取引での情報取得処理のフローチャートを示す。この実施例の入金処理のフローは、図4に示すように、まず、上位制御部200は、入金取引があるまで待機する(ステップS100)。この入金取引の有無は、カード受付部130(図1、図2参照)への入金者によるカード挿入、通帳受付部140(図1、図2参照)への入金者による通帳挿入、表示操作部120(図1、図2参照)に表示された入金受付の操作部の入金者による操作で判定される。入金者による入金取引があると、上位制御部200は、入金者による入金操作を判読し(ステップS102)、前述のカード或いは通帳の読取り結果に基づいて入金者を特定する(ステップS104)。
入金者の特定(ステップS104)に続いて、上位制御部200は、紙幣入金を受け付けるべく紙幣搬送部150に指示をだす。入出金処理部151は、紙幣受付払出機構部110におけるシャッター111(図3参照)の解放制御等を行い、入金紙幣を受け取る(ステップS106)。
次いで、上位制御部200は、シャッター111を閉鎖した上で受け取った入金紙幣を一枚ずつ既述したように入金経路152(図3参照)に受け入れて紙幣読取部160に搬送し紙幣画像を読み取る。紙幣識別部163は、紙幣の金種や真偽判定を行う。金種が識別不可能の場合、真紙幣と判断できない場合、或いは搬送された紙幣に汚れ、破れがある場合、紙幣が折れ曲がりの状態や2枚以上重なって搬送されている場合など一時保留部116に収納できないと判断した場合には、上位制御部200は、入金者に返却する指示を入出金処理部151に出力し、当該紙幣を紙幣払出スタッカ114へ返却する。紙幣投入ホッパー112の紙幣を全て搬送するまで繰り返される。払出スタッカ114に返却された紙幣を入金者が取り除き、再び入金計数を実施するなどをして入金操作が行われる(ステップS108)。
入金計数終了処理は、入金計数の金額が確定する場合と、入金者が返却された紙幣を取り忘れて入金計数も確定せず取り忘れ回収する場合と、入金者が入金計数をキャンセルする場合とで動作が異なる。入金者が入金計数の金額を確定した場合には、入金取引が成立し、制御部200は入金取引の明細票を印字し、通帳やカードを入金者に返却する。(ステップS110)
次に入金紙幣収納処理を実行する。上位制御部200は、一時保留部116に収納した紙幣を、収納部170へ搬送し、不適切紙幣の紙幣識別情報600と紙幣画像情報700の記憶を行う(ステップS114)。このときの紙幣搬送および情報読み取り処理のフローチャートを図5に示す。
紙幣読取部160は、搬送(ステップS200)されてくる入金収納紙幣を一枚ずつ内蔵するスキャナ部161にてスキャンし(ステップS202)、そのスキャン結果を紙幣識別部163に出力する。紙幣識別部163は、紙幣の金種判定や真偽判定を行う(ステップS204)。
金種が識別不可能な場合、真紙幣と判断できない場合、或いは搬送された紙幣に汚れ、破れがある場合、紙幣が折れ曲がりの状態や2枚以上重なって搬送されている場合など紙幣収納庫173に収納できないと判断した場合(ステップS208:YES)、紙幣搬送部150は、当該紙幣を不適切紙幣として不適切紙幣収納庫172へ搬送し、それ以外の紙幣は紙幣収納庫173に搬送される。不適切紙幣収納庫172に搬送する場合、当該紙幣は、紙幣画像記憶合致条件を満たすと判断され、紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で一時的に記憶される(ステップS210)。識別記憶部167は、高速であるが記憶容量の小さい記憶装置である。
全ての紙幣が一時保留部116から紙幣収納庫173或いは不適切紙幣収納庫172に搬送された後(ステップS212:YES)、上位制御部200は、読み取られた不適切紙幣の前述の画像情報700を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化をし、前述の紙幣識別情報600とともに上位記憶部206に転送する(ステップS116)。
なお、このように画像情報700を上位記憶部206に転送する処理は、識別記憶部167に記憶している画像情報700が所定量以上になったタイミングで実行することもできる。このとき、識別記憶部167に記憶している全ての画像情報700を一括して上位記憶部206に転送し、転送完了した画像情報700を識別記憶部167から削除する構成にすればよい。これにより、高速での記憶が要求される上位記憶部206を小容量としておき、かつ、全ての画像情報700を上位記憶部206に記憶する(あるいはさらに転送してホストコンピュータHCの情報記憶部HCMに記憶する)といったことが可能になる。
ここで、前記所定量は、前記第1記憶手段に前記画像情報を記憶しきれない量、あるいは、予め定められた所定の容量とすることができる。
さらに、紙幣搬送部150は不適切紙幣情報750を紙幣入出金処理部151から上位記憶部206に転送する(ステップS118)。
入金計数での取り忘れでは、受付払出し機構部110の紙幣は取り忘れ紙幣収納庫176に搬送される。その後一時保留部116の紙幣を一旦受付払出し機構部110へ搬送した後に取り忘れ紙幣収納庫176に搬送される。取り忘れ紙幣収納庫176に搬送する場合、当該紙幣は、紙幣画像記憶合致条件を満たすと判断され(ステップS208:YES)、当該紙幣について紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で記憶される(ステップS210)。
全ての紙幣が取り忘れ紙幣収納庫176に搬送された後は、上位制御部200は、読み取られた不適切紙幣の前述の画像情報700を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化をし、前述の紙幣識別情報600とともに上位記憶部206に転送する(ステップS116)。さらに、紙幣搬送部150は、不適切紙幣情報750を紙幣入出金処理部151から上位記憶部206に転送する(ステップS118)。
図6は出金取引での情報取得処理のフローチャートを示す。出金取引を行なう上位制御部200は、前述の入金取引と同様にカード或いは通帳の挿入まで待機する(ステップS300)。上位制御部200は、出金者による出金操作を判読し(ステップS302)、カード或いは通帳の読み取り結果に基づいて出金者を特定する(ステップS304)。
出金者の特定に続いて、上位制御部200は、入力された出金情報に応じて紙幣が紙幣収納庫173から繰り出され、紙幣読取部160で紙幣の読取を行う。ここで紙幣の真偽判定結果や汚れや破れなどの損券判定結果が出金紙幣として適切では無いと判断されたならば、紙幣はリジェクトされ一時保留部116へ搬送される。或いは紙幣が正常で顧客へ出金するのに適切であると判断されれば当該紙幣は紙幣払出スタッカ114へ搬送される(ステップS306)。
出金金額を満たす紙幣が紙幣払出スタッカ114に搬送されると、上位制御部200は、出金取引の明細票を印字し、通帳やカードを出金者に返却するなどの終了処理を実施する(ステップS308)。出金処理で一時保留部116に不適切紙幣が収納された場合には、上位制御部200は、一時保留部116の紙幣を不適切紙幣収納庫172に搬送する。このとき全ての紙幣は、図5で示した動作(ステップS200〜S212)と同じく、紙幣読取部160で読み取られる(ステップS312)。これらの紙幣は、紙幣画像記憶条件合致とされ、当該紙幣について紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で記憶される。
上位制御部200は、全ての紙幣を不適切紙幣収納庫172に搬送した後に、識別記憶部167に保存した不適切紙幣の紙幣画像情報700を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化し、紙幣識別情報600とともに上位記憶部206に転送する(ステップS314)。
さらに、紙幣搬送部150は、不適切紙幣情報750を紙幣入出金処理部151から上位記憶部206に転送する(ステップS410)。
出金された紙幣を一定時間経過しても出金者が受け取らない場合には、前述の出金終了処理とは異なり、取り忘れ回収処理を実施することになる。この場合には、上位制御部200は、通帳やカードを回収する終了処理を実施する(ステップS308)。上位制御部200は、紙幣払出スタッカ114内の紙幣を取り忘れ紙幣収納庫176に搬送する。さらに不適切紙幣が一時保留部116に収納されている場合には、上位制御部200は、不適切紙幣を不適切紙幣収納庫172に搬送する。このとき紙幣は、図5で示した動作(ステップS200〜S212)と同じく、紙幣読取部160で読み取られる(ステップS312)。
これらの紙幣は紙幣画像記憶条件合致とされ、当該紙幣について紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で記憶される。上位制御部200は、取り忘れ紙幣の全てを取り忘れ紙幣収納庫176に搬送し、一時保留部116に収納された不適切紙幣の全てを不適切紙幣収納庫172に搬送した後に、識別記憶部167に保存した紙幣の紙幣画像情報700を圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化し、紙幣識別情報600とともに上位記憶部206に転送する(ステップS314)。
さらに、紙幣搬送部150は、不適切紙幣情報750を紙幣入出金処理部151から上位記憶部206に転送する(ステップS316)。
次に、紙幣画像を記憶する単位について説明する。図7は、紙幣入金計数時の入金経路152について、紙幣投入ホッパー112から紙幣読取部160までを平面図として模式的に表した説明図である。紙幣は、紙幣投入ホッパー112から紙幣読取部160に向かって搬送される。紙幣読取部160のスキャナ部161は、紙幣が通過しているときも通過していない時もセンサを駆動させて画像を撮影する。その画像情報は、紙幣画像抽出部164に出力され、紙幣がスキャナ部161を通過した後に、紙幣画像抽出部164により紙幣の先端から後端までが一単位の紙幣画像情報700として抽出される。
したがって、図7における紙幣511の記憶される一単位の紙幣画像情報700は、画像情報521になる。紙幣が大きく傾いて搬送された場合の一枚の紙幣512の一単位の紙幣画像情報700は、先端から後端までの長さが前述の画像情報521よりも長い画像情報522となる。紙幣が2枚以上重なって搬送された場合の複数の紙幣513の一単位の紙幣画像情報700は、先頭の紙幣の先端から最後の紙幣の後端までの画像情報523である。
汚れ、しわ、折れ曲がり紙幣514は、金種や枚数が確定していてもリジェクトする場合がある。これらの紙幣は、入金計数時では真の紙幣と認識されても、その紙幣の状態によっては、出金には使わずに銀行側で回収すると判断される場合があり、その場合には入金収納時に不適切紙幣収納庫172に収納される。また、出金時に紙幣収納庫173から繰り出された紙幣が、前述の理由などにより顧客に出金すべき紙幣では無いと判断された場合にも、紙幣は不適切紙幣収納庫172に収納される。
図8は紙幣識別情報600の説明図であり、図9は紙幣画像情報700の説明図である。また、図10は不適切紙幣情報750のデータ構成図である。さらに、図11は紙幣情報のフォーマット800の説明図である。図8から図11を参照して紙幣情報の内容とその紙幣情報を識別記憶部167に保存する際の格納配列について説明する。
紙幣識別情報600は、紙幣が識別を通過ごとに更新される紙幣のIDである紙幣取引番号601と、識別した紙幣の金種602、紙幣の真偽判定結果603、紙幣を搬送した時の後述の搬送元ID604と後述の搬送先ID605、取引処理のID616、一搬送単位における紙幣が占めている面積607、一搬送単位における紙幣の厚み分布608、リジェクト要因609および金種ごとの紙幣の枚数610によって構成される。
例えば面積が1枚分で厚みが全域にわたって2枚の分布を示すのであれば、紙幣が2枚重なって搬送されたと判断し、枚数610に2枚を示す情報が記憶される。
紙幣画像情報700は、格納している画像情報のサイズ701、紙幣全体の画像情報703である。
搬送元ID604は、例えば搬送元が紙幣収納庫173であれば紙幣収納庫173のメモリに記憶されている固有のID番号である。搬送元になりうるのは紙幣収納庫173、紙幣投入ホッパー112または一時保留部116のいずれかである。搬送先ID605になりうるのは、紙幣払出スタッカ114、一時保留部116、紙幣投入ホッパー112、収納されていた紙幣収納庫173、不適切紙幣収納庫172または取り忘れ紙幣収納庫176のいずれかである。これらの情報は、紙幣搬送時に紙幣読取部160と紙幣搬送部150にて取得され、紙幣取引の度に上位制御部200の上位記憶部206に出力されて蓄積される。これらの情報は、図11に示すように、前述した搬送単位ごとに紙幣識別情報600、紙幣画像情報700の順で格納される。
不適切紙幣情報750は、図10に示すように、処理ID751、処理内容752、枚数情報753、および対象紙幣取引ID754により構成されており、取引毎にデータが格納される構成である。
処理ID751は、紙幣識別情報600の取引処理ID610に対応し、取引処理毎に割り当てられる処理ごとに固有のIDを記憶する。処理内容752は、紙幣識別情報600の取引操作611に対応し、入金や出金といった取引の処理内容を記憶する。枚数情報753は、入金時には入金計数時に認識した紙幣の金種とそれぞれの枚数を記憶する。
出金時および精査時には、紙幣を紙幣収納庫173から繰り出した時に認識した金種と枚数を記憶する。但し、枚数情報753は、金種や枚数が不明であった場合には上位制御部200から繰り出し指示された金種にアスタリスク(図示“*”)を記憶する。対象紙幣取引ID754は、対象数755、および複数のID−n756により構成されている。対象数755は、リジェクトされた情報の個数である。ID−n756は紙幣取引番号601に対応する。
この構成により、上位記憶部206は、どの処理で、どの金種の紙幣を何枚識別したのかを記憶できる。また、上位記憶部206は、一部しか識別できなかった紙幣の存在も記憶できる。従って、後にオペレータに不明な紙幣の金種や枚数を入力させたときに、ホストコンピュータHCがその入力の妥当性を機械的に判断することが可能となる。
図12はホストコンピュータHC側の遠隔精査処理のフローチャートであり、図13は不適切紙幣収納庫172の再計数処理のフローチャートである。また、図14は紙幣取引処理装置100側の遠隔精査処理のフローチャートである。さらに、図15は識別情報の表示・入力の説明図で、図16はその拡大画像の説明図である。
図12、図13および図14を参照しながら遠隔紙幣精査処理のフローを説明する。まず、精査を実施する紙幣取引処理装置100に搭載されている不適切紙幣収納庫172へのアクセス記録がある場合(ステップS500:YES)、ホストコンピュータHCは、不適切紙幣収納庫172内の紙幣の再計数を実施するか否かを判断する(ステップS520)。
不適切紙幣収納庫172内の紙幣の再計数を実施する場合(ステップS520:YES)、ホストコンピュータHCは、紙幣取引処理装置100に不適切紙幣収納庫172の再計数を実施させる(ステップS522)。不適切紙幣収納庫172の再計数が行われた後、ホストコンピュータHCの通信部HCTは、不適切紙幣収納庫172内の紙幣の再計数結果と不適切紙幣収納庫172の情報を受信する(ステップS524)。ホストコンピュータHCが、ステップS520で不適切紙幣収納庫172内紙幣の再計数を実施しないと判断すると、紙幣精査処理は異常終了する(ステップS520:NO)。
不適切紙幣収納庫172へのアクセス記録がない場合(ステップS500:NO)、不適切紙幣収納庫172内紙幣の再計数を実施しないで収納庫の再計数指示の送信(ステップS502)へ進む。
次に、紙幣取引処理装置100の紙幣精査処理の開始の信号が、ホストコンピュータHCのPC端末11のキーボード13から入力されると、ホストコンピュータHCは、通信部HCTから通信ネットワークNWを介して該紙幣取引処理装置100の通信部202へ紙幣精査開始の信号を送信する。この信号を受信すると、上位制御部200は、各紙幣収納庫173に収納されている紙幣について、紙幣収納庫173ごと、すなわち金種ごとに紙幣精査を開始する。上位制御部200は、1枚ずつ紙幣収納庫173から取り出し補充・回収・計数庫177に搬送する。このとき紙幣読取部160で、例えば、大きく傾いて搬送されたスキューなどにより再び紙幣収納庫173に収納すべきでは無いと判断された紙幣は、一時保留部116に一時収納される(S402)。
その後、上位制御部200は、補充・回収・計数庫177に搬送された紙幣を、紙幣収納庫173に搬送する。このとき紙幣読取部160で例えば紙幣が大きく傾いて搬送されたスキューなどにより紙幣が紙幣収納庫173に収納すべきでは無いと判断された場合には、当該紙幣は不適切紙幣収納庫172に収納される。当該紙幣は、紙幣画像記憶条件に合致し、前述の図5の手順と同様に、紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で記憶される。(S404)。
その後、上位制御部200は、一時保留部116に搬送された紙幣を、全て不適切紙幣収納庫172に搬送する。当該紙幣は、紙幣画像記憶条件に合致し、前述の図5の手順と同様に、紙幣識別部163で判明した一部の紙幣識別情報600および紙幣画像情報700は識別記憶部167で記憶される。(S406)。
その後、識別記憶部167に記憶された不適切紙幣の紙幣画像情報700は、圧縮・暗号部168で圧縮と暗号化を行い、紙幣識別情報600と共に上位記憶部206に転送される(ステップS408)。
さらに、紙幣搬送部150は不適切紙幣情報750を紙幣入出金処理部151から上位記憶部206に転送する(ステップS410)。
上位制御部200は、ある紙幣収納庫173に収納された紙幣の精査をステップS402からステップS410の処理によって実施が完了すると、残りの紙幣収納庫173についても同様にステップS402からステップS410までの処理を実施する(ステップS412)。
すべての紙幣収納庫173についてステップS402からステップS410の処理が完了する(ステップS412:YES)と、紙幣精査の結果である金種と枚数等に関する情報が、上位記憶部206に記憶され、紙幣取引処理装置100の通信部202から通信ネットワークNWを介してホストコンピュータHCの通信部HCTへ送信される(ステップS414)。
また、不適切紙幣に関する一部が判明している紙幣識別情報600、紙幣画像情報700および不適切紙幣情報750も紙幣取引処理装置100の通信部202から通信ネットワークNWを介してホストコンピュータHCの通信部HCTへ送信される(ステップS416)。ホストコンピュータHCは、この紙幣精査の結果と不適切紙幣に関する情報を通信部HCTで受信し、データ記憶部HCMに記憶する(ステップS504)。
次に、ホストコンピュータHCが不適切紙幣収納庫172と取り忘れ紙幣収納庫176の紙幣の有り高をオペレータに入力させる手順を説明する。不適切紙幣を特定するために、一部の情報が判明している紙幣判別情報600、紙幣画像情報700および不適切紙幣情報750の情報を用いる。
ホストコンピュータHCは、図15および図16に示すように、不適切紙幣の情報をPC端末11のディスプレイ12の画面900における情報表示部901に表示し、対応する不適切紙幣の紙幣画像を画面900における画像表示部910およびサムネイル表示部911に表示させる(ステップS508)。
なお、情報表示部901に表示される「処理ID」は不適切紙幣情報750の処理ID751に対応する。また、情報表示部901に表示される「処理」は不適切紙幣情報750の処理内容752に対応する。さらに、情報表示部901に表示される「リジェクト要因」は紙幣識別情報600のリジェクト要因609に対応する。情報表示部901に表示される「識別」は紙幣識別情報600の金種602と識別結果603が共に異常無く、真券と判断された場合には“○”が表示され、それ以外のときに“×”が表示される。“×”となるのは、例えば、紙幣収納庫173からの繰り出しで2枚以上を連れ出しして紙幣が重なってしまったために金種が確定できない場合なども含まれる。搬送状態が悪くスキュー角度が大きくて紙幣収納庫173に収納できないと判断されて、不適切紙幣収納庫172に収納する場合でも、紙幣読取部160の読取結果で金種や枚数が確定している場合には“○”になる。情報表示部901に表示される「登録」は、識別が“×”である紙幣取引に対して、表示画像900により、金種と枚数が確定されたことを意味する。
画面900は、情報表示部901の他に、金種ごとに紙幣の枚数を入力する入力部902、金種ごとに紙幣の枚数が確定できない場合に確定不可であることを入力するチェック部903、不適切紙幣情報901の一覧中で選択する処理を上下移動するカーソル移動ボタン904、紙幣の表面と裏面の画像の切り替えをおこなう表裏切り替えボタン905、拡大表示する画像拡大ボタン906、縮小表示する画像縮小ボタン907、画像全体を表示する全体表示ボタン908、入力した情報を登録する登録ボタン912および作業を終了する終了ボタン913を備えている。また、オペレータの入力履歴を検索する履歴ボタン914も備えている。ホストコンピュータHCは、オペレータの要求に応じて不適切紙幣情報750の情報をディスプレイ12に表示する。PC端末11は、登録ボタン912で入力した情報を登録する際に、ディスプレイ12にコメント欄(図示省略)を表示し、キーボード13からコメントを入力させる構成になっている。オペレータは、コメント欄に各入力結果についてのコメントを入力することができる。
オペレータは、上述した各種ボタン等を適宜操作して、望みの画像を表示して入力や登録などを行うことができる。ホストコンピュータHCは、オペレータに不適切紙幣画像910を参照させて入力させる(ステップS510)。
次に、ホストコンピュータHCは、オペレータの入力した不適切紙幣の不適切紙幣情報750の妥当性を検討する(ステップS512)。具体的には、ホストコンピュータHCは、判明している紙幣識別情報600や入力した不適切紙幣情報750をもとに明らかな入力ミスを判定する。
例えば、不適切紙幣情報750によると、処理ID001の取引では、入金計数した紙幣は100元札が2枚、50元札が1枚と判明しており、対象数755の数字が“1”であるから、入金収納時に、そのうちの1回の搬送について、紙幣が不適切紙幣収納庫172に搬送されたことが分る。
残りの2回、例えば100元札1枚、50元札1枚が正常に搬送されており、不適切紙幣収納庫172に搬送された紙幣は100元札1枚であることが推定できる。画面900で処理ID001を表示するとリジェクトされた100元札1枚の画像が表示される。
オペレータは画像の紙幣が100元札が1枚であることを確認して入力をする。或いは、このとき搬送された紙幣は収納直前の搬送途中に破れてしまい、一部が搬送路途中に取り残されている場合もありうる。その場合には表示された紙幣画像には、一部が欠損しており紙幣読取部160では判定できない。
オペレータは一部が欠損した画像から金種情報を認識し入力するか或いは、確定不可としても良い。また、一部が欠損している情報をも入力して報告することができる。次に、処理ID002の出金取引では、紙幣のリジェクト要因は長さ異常であると表示されているので、紙幣収納庫173からの繰り出しに失敗して、紙幣が連なって搬送されたと推定できる。この場合には繰り出した紙幣収納庫173は特定されるので、どの金種を搬送したのかは分るが枚数は不明である。
したがって枚数情報753には出金指示のあった100元札についてアスタリスク“*”が記憶されている。ここでオペレータは処理ID002の選択して、その時の搬送状態の紙幣画像情報700を表示させる。この実施例では、3枚の100元札が重なって搬送されている画像が表示されているので、オペレータは100元札が3枚であると判断でき、画面900に対して100元札が3枚であると入力する。
このとき、ホストコンピュータHCは入力された金種について検査をする。出金された紙幣は特定の紙幣収納庫173から繰り出されたものなので、例えば、間違えて50元札が3枚と入力された場合には出金された収納庫が異なるために明らかに違うのでホストコンピュータHCはオペレータに対して警告を発することができる。
また、ホストコンピュータHCは、入力された金種と枚数について紙幣識別情報600の面積情報614と厚み情報615について検査をする。例えば、この3枚の紙幣厚み分布と、紙幣画像全体の面積から紙幣は3枚であることがわかる。したがってオペレータが1枚と入力した場合には明らかな入力ミスと判断でき、ホストコンピュータHCはオペレータに警告を発することができる。
明らかな入力ミスである場合(ステップS512:NO)、ホストコンピュータHCは、修正画面を表示し、入力の修正をオペレータに促す(ステップS514)とともに明らかな誤りである入力を禁止する。このとき、入力ミスの警告を出力する。或いは入力ミスしたオペレータの情報を記憶してもよい。これにより、不正入力があった場合にその不正入力のオペレータを特定できる。もし入力ミスの判定がなされなければ(ステップS512:YES)、修正画面は表示されない。
すべての不確定な不適切紙幣の紙幣識別情報600が入力されると(ステップS516:YES)、ホストコンピュータHCは、紙幣取引処理装置100内の現金有高がホストコンピュータHCに保存されている紙幣精査以前の有高情報と一致しているかどうかを識別する。一致していれば精査処理は正常終了する。もし、一致していなければ(ステップS518:NO)、オペレータは入力した内容について修正をする場合は(ステップS519:YES)、再び不適切紙幣情報750を参照し入力内容を訂正する。そうでない場合(ステップS519:NO)には作業を強制終了する。したがって、入力内容の修正作業が容易であるように、入力履歴が容易に検索できることが望ましい。
各オペレータは個人識別IDとパスワードをもっており、上述した入力作業を行なう際にはこの個人識別IDとパスワードを入力して認証を得ないと作業を開始できない。オペレータが判明していない紙幣識別情報600を入力する際に、個人識別IDと入力する紙幣識別情報600が結び付けられて記憶される。
以上の構成および動作により、紙幣取引処理装置100は、不適切紙幣収納庫172から不適切紙幣を取り出して再度搬送することなく不適切紙幣の紙幣画像情報700を取得できる。これにより、不適切紙幣収納庫172から不適切紙幣を繰り出す際の繰り出し障害および搬送の際の搬送障害を引き起こす可能性を無くすことができる。また、不適切紙幣を不適切紙幣収納庫172から取り出し、その後再び不適切紙幣収納庫172へ収納する余分な行程を省略することができる。さらに、不適切紙幣収納庫172に繰り出し可能なリサイクル庫としての構造が不要となり、構造の簡略化を図ることができる。
また、以上の構成および動作により、紙幣取引処理装置100は、情報の一部が判明している不適切紙幣の紙幣識別情報600や紙幣画像情報700や不適切紙幣情報750を取得できる。これらの情報を用いることで、紙幣取引処理システム10は、オペレータの不適切紙幣収納庫172或いは取り忘れ紙幣収納庫176に収納された紙幣の金種や枚数入力の妥当性を判断し入力ミスや不正な入力を防止できる。
また、以上の構成および動作により、オペレータは、不適切紙幣の紙幣画像情報700から不適切紙幣に対する判明していない紙幣情報をPC端末11のディスプレイ12から目視で容易に読み取り、入力することができる。
また、以上の構成および動作により、紙幣取引処理装置100は、不適切紙幣の紙幣識別情報600に金種および枚数の少なくとも一方を含めることができる。
また、以上の構成および動作により、紙幣取引処理装置100は、高速であるが容量の小さい識別記憶部167に一時的に画像情報を記憶し、その後、低速であるが容量の大きい上位記憶部206へその画像情報を記憶することができる。
これにより、迅速な画像情報の取得と、大量の画像情報の蓄積を同時に実現できる。
また、以上の構成および動作により、紙幣取引処理装置100は、流通可能な紙幣と不適切紙幣をそれぞれ紙幣収納庫173と不適切紙幣収納庫172に振分けることができるとともに不適切紙幣の紙幣画像情報700を取得できる。
また、以上の構成および動作により、オペレータが判明していない紙幣識別情報600を入力する際に、個人識別IDと入力する紙幣識別情報600が結び付けられて記憶されるので、紙幣取引処理システム10は、判明していなかった紙幣識別情報600を入力したオペレータを特定することができる。これにより、紙幣取引処理システム10は、不正入力を抑止することができる。また、紙幣取引処理システム10は、不正入力があった場合に犯人であるオペレータをすぐに特定できる。
また、以上の構成および動作により、オペレータは、ホストコンピュータHCの遠隔操作により支店に出向かずに紙幣取引処理装置100内の紙幣の精査を行うことができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の表示手段は、ディスプレイ12に対応し、
以下同様に、
入力手段は、キーボード13に対応し、
入金口、出金口は、実施形態の紙幣受付払出機構部110に対応し、
画像情報取得手段は、スキャナ部161に対応し、
識別情報取得手段は、紙幣識別部163に対応し、
制御手段は、上位制御部200に対応し、
指示受信手段および情報送信手段は、通信部202に対応し、
記憶手段および取引情報記憶部は、識別記憶部167と上位記憶部206に対応し、
識別情報は、紙幣識別情報600および不適切紙幣情報750に対応し、
情報受信手段は、通信部HCTに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
例えば、上述の実施形態ではホストコンピュータHC側で判明していない不適切紙幣の紙幣識別情報600の入力を行っているが、当該紙幣取引処理装置100のある支店でこれを行わせる構成であってもよい。詳しくは、当該紙幣取引処理装置100に直接PC端末11を接続し紙幣識別情報600の入力を行わせる構成であってもよいし、支店ごとに当該支店に設置されているすべての紙幣取引処理装置100を統括管理するホストコンピュータを設け、該ホストコンピュータにPC端末11を接続し紙幣識別情報600の入力を行わせる構成であってもよいし、これら以外の構成であってもよい。
また、例えば、上述の実施形態ではオペレータに判明していない不適切紙幣の紙幣識別情報600のみを入力させる構成であったが、判明しているジェクト紙幣の紙幣識別情報600をあえてディスプレイ12に表示させずに、オペレータに紙幣画像情報700を参照させて入力させる構成であってもよい。
この発明は、紙幣取引処理装置、紙幣取引処理システムに利用できる。
10・・・紙幣取引処理システム
12・・・表示手段
13・・・入力手段
100・・・紙幣取引処理装置
110・・・入金口、入金口
116・・・一時保留部
150・・・搬送路
161・・・画像情報取得手段
163・・・識別情報取得手段
167・・・記憶手段、一時記憶部
172・・・不適切紙幣収納庫
173・・・紙幣収納庫
176・・・取り忘れ紙幣収納庫
200・・・制御手段
202・・・指示受信手段、情報送信手段
206・・・記憶手段、上位記憶部、取引情報記憶部
521、522、523、524、700・・・画像情報
600、750・・・識別情報
HC・・・ホストコンピュータ
HCT・・・情報受信手段

Claims (15)

  1. 紙幣を取引処理する紙幣取引処理装置であって、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記紙幣の少なくとも片面の表面画像を画像情報として取得する画像情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段で不適切であると識別された不適切紙幣を収納する不適切紙幣収納庫と、
    前記識別情報と前記画像情報とを記憶する記憶手段と、
    当該取引処理における前記識別情報取得手段での識別で不適切紙幣と識別した紙幣について前記識別情報と前記画像情報とを前記紙幣の搬送単位ごとに前記記憶手段に格納させ、前記識別情報、取引毎に識別した紙幣の金種、枚数、および取引毎にリジェクトされた情報の個数に基づき取引毎に不適切紙幣情報を作成し、前記記憶手段に格納させる制御手段とを備えた
    紙幣取引処理装置。
  2. 前記制御手段は、一時保留部から収納する過程で前記識別情報取得手段での不適切紙幣と識別された前記不適切紙幣の識別情報と前記画像情報の前記記憶手段への記憶を実行する
    請求項1に記載の紙幣取引処理装置。
  3. 前記制御手段は、出金口から搬送された紙幣を収納する過程で前記画像情報の前記記憶手段への記憶を実行する
    請求項1に記載の紙幣取引処理装置。
  4. 前記制御手段は、紙幣を収納している紙幣収納庫から紙幣を出金する過程で前記識別情報取得手段での不適切紙幣と識別された前記不適切紙幣の識別情報と前記画像情報の記憶手段への記憶を実行する
    請求項1から3のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  5. 前記不適切紙幣の前記画像情報と判明している前記不適切紙幣の前記識別情報とを関連づけて表示する表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記不適切紙幣の前記画像情報を基に前記不適切紙幣を特定する特定情報をオペレータに入力させる入力手段とを備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  6. 前記不適切紙幣の識別情報は、
    前記不適切紙幣の金種および前記不適切紙幣の枚数の少なくとも一方を含む構成である
    請求項1から5のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  7. 前記記憶手段は、
    前記画像情報を記憶する第1記憶手段と、
    該第1記憶手段から転送された前記画像情報を記憶する前記第1記憶手段より記憶容量の大きい第2記憶手段とで構成され、
    前記制御手段は、
    前記第1記憶手段に記憶されている前記画像情報が所定量になれば、前記第1記憶手段から前記第2記憶手段へ前記画像情報を転送する転送処理を実行する構成である
    請求項1から6のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  8. 入力された前記特定情報の妥当性を判定する判定手段を備えた
    請求項に記載の紙幣取引処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記判明している識別情報に基づいて判定する構成である
    請求項に記載の紙幣取引処理装置。
  10. 前記判定手段は、前記不適切紙幣の画像情報に関連づけて前記不適切紙幣の取引時の取引情報を取引情報記憶部に記憶しておき、前記取引情報を用いて入力された特定情報の妥当性を判定する構成である
    請求項8または9に記載の紙幣取引処理装置。
  11. 前記判定手段が前記特定情報を妥当でないと判定した場合、前記オペレータの前記特定情報の入力を禁止する入力禁止手段を備えた
    請求項8から10のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  12. 前記オペレータの個人情報を取得する取得手段を備え、
    前記オペレータが前記入力手段で前記特定情報を入力する場合、
    前記取得手段で取得した前記オペレータの前記個人情報を前記不適切紙幣の画像情報または前記特定情報の少なくとも一方に関連づけて記憶する構成である
    請求項8から11のいずれか1つに記載の紙幣取引処理装置。
  13. 紙幣を取引処理する紙幣取引処理装置を、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記紙幣の少なくとも片面の表面画像を画像情報として取得する画像情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段で不適切であると識別された不適切紙幣を収納する不適切紙幣収納庫と、
    前記識別情報と前記画像情報とを記憶する記憶手段と、
    当該取引処理における前記識別情報取得手段での識別で不適切紙幣と識別した紙幣について前記識別情報と前記画像情報とを前記紙幣の搬送単位ごとに前記記憶手段に記憶させ、前記識別情報、取引毎に認識した紙幣の金種、枚数、およびリジェクトされた情報の個数に基づき取引毎に不適切紙幣情報を作成する制御手段として機能させるための
    プログラム。
  14. 紙幣を取引処理する紙幣取引処理装置と前記紙幣取引処理装置を管理するホストコンピュータとで構成される紙幣取引処理システムであって、
    上記紙幣取引処理装置は、
    前記取引処理される紙幣を識別対象として該識別対象の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記紙幣の少なくとも片面の表面画像を画像情報として取得する画像情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段で不適切であると識別された不適切紙幣を収納する不適切紙幣収納庫と、
    前記識別情報と前記画像情報とを記憶する記憶手段と、
    当該取引処理における前記識別情報取得手段での識別で不適切紙幣と識別した紙幣について前記識別情報と前記画像情報とを前記紙幣の搬送単位ごとに前記記憶手段に記憶させ、前記識別情報、取引毎に認識した紙幣の金種、枚数、およびリジェクトされた情報の個数に基づき取引毎に不適切紙幣情報を作成する制御手段と
    前記ホストコンピュータからの情報送信の指示を受信する指示受信手段と、
    前記指示受信手段での前記情報送信の指示を受けて前記不適切紙幣の画像情報と前記判明している不適切紙幣の識別情報と、前記不適切紙幣情報を前記ホストコンピュータに送信する情報送信手段とを備え、
    上記ホストコンピュータは、
    前記紙幣取引処理装置に情報送信の指示を送信する指示送信手段と、
    前記不適切紙幣の画像情報と前記判明している不適切紙幣の識別情報及び前記不適切紙幣情報とを受信する情報受信手段と、
    前記不適切紙幣の画像情報を前記判明している不適切紙幣の識別情報及び前記不適切紙幣情報と関連づけて表示する表示手段と、
    前記画像表示手段が表示した前記不適切紙幣の画像情報を基に不適切紙幣を特定する特定情報をオペレータに入力させる入力手段とを備えた
    紙幣取引処理システム。
  15. 紙幣取引処理装置を管理するホストコンピュータであって、
    前記紙幣取引処理装置に情報送信の指示を送信する指示送信手段と、
    紙幣の搬送単位ごとの前記不適切紙幣の画像情報と前記判明している不適切紙幣の識別情報と、前記識別情報、取引毎に認識した紙幣の金種、枚数、およびリジェクトされた情報の個数に基づき取引毎に作成された不適切紙幣情報とを受信する情報受信手段と、
    前記不適切紙幣の画像情報を前記判明している不適切紙幣の識別情報及び前記不適切紙幣情報と関連づけて表示する表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記不適切紙幣の画像情報を基に不適切紙幣を特定する識別情報をオペレータに入力させる入力手段とを備えた
    ホストコンピュータ。
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