JP2016009312A - 紙幣取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入金リジェクト紙幣を再投入時、強制的に入金することによって機能性を高め得る紙幣取引装置を提供する。【解決手段】現金自動取引装置1は、紙幣の状態を鑑別する鑑別部18と、紙幣を出金すると共に、入金取引時に鑑別部18で異常と鑑別され顧客へ一旦返却した紙幣である入金リジェクト紙幣が再度投入された際、当該紙幣を受け付ける紙幣入出金部16と、入金取引時における鑑別部18の鑑別結果に拘らず、再度投入された紙幣を顧客へ返却せずに取り込み入金する制御部12とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は紙幣取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納するリサイクル庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、入金取引時において、入金可能であると鑑別部で鑑別された入金可能紙幣は一時保留部へ搬送し収納する一方、入金不可能であると鑑別された入金リジェクト紙幣は紙幣入出金部へ搬送して返却し、その後再利用可能であると鑑別された紙幣はリサイクル庫へ搬送し収納する一方、再利用不可能であると鑑別された紙幣はリジェクト庫へ搬送して収納し、出金取引時において、出金可能であると鑑別された紙幣は紙幣入出金部へ搬送し出金する一方、出金不可能であると鑑別された出金リジェクト紙幣は一時保留部へ搬送した後にリジェクト庫へ搬送して収納するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この現金自動取引装置においては、入金取引において鑑別部で紙幣を厳格に鑑別し、例えば偽造券の可能性がある場合、当該紙幣を顧客へ返却することにより、偽造券が入金されることを防ぎ、セキュリティを保っている。
特開2014−49040号公報
このような現金自動取引装置においては、偽造券ではない入金可能紙幣であっても、紙幣の状態によっては入金リジェクト紙幣として顧客へ返却してしまう場合がある。その場合、顧客は、紙幣を銀行の窓口へ持参し、行員に確認を依頼してから入金する必要があったため、現金自動取引装置は顧客に対し煩雑な作業を強いることとなり、機能性を保てない可能性があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を高め得る紙幣取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣取引装置においては、紙幣の状態を鑑別する鑑別部と、紙幣を出金すると共に、入金取引時に鑑別部で異常と鑑別され利用者へ返却した紙幣である入金リジェクト紙幣が再度投入された際、当該紙幣を受け付ける入出金部と、入金取引時における鑑別部の鑑別結果に拘らず、再度投入された紙幣を利用者へ返却せずに入金する制御部とを設けるようにした。
この紙幣取引装置は、顧客に対し煩雑な作業を強いることなく、入金リジェクト紙幣を強制的に入金させることができる。
本発明によれば、顧客に対し煩雑な作業を強いることなく、入金リジェクト紙幣を強制的に入金させることができる。かくして本発明は、機能性を高め得る紙幣取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 紙幣の構成を示す略線図である。 入金処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による強制入金処理手順を示すフローチャートである。 強制入金モード選択画面を示す略線図である。 記番号入力画面を示す略線図である。 信用判定処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による強制入金処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による強制入金処理手順を示すフローチャートである。 読取記番号表示画面を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞する。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部30から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14(図1)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。また制御部12は、現金自動取引装置1の外部に設けられ記憶部36を有するホストコンピュータ34と図示しないインタフェース部を介し接続されており、当該ホストコンピュータ34と各種データのやりとりを行う。記憶部36は、顧客の信用情報を保持している。この信用情報は、顧客毎の借入金や、過去に偽造券を入金したことがあるか否かといった情報や、金融機関における顧客のブラックリスト等である。記憶部14及び記憶部36は、鑑別部18が紙幣を鑑別した鑑別結果及び紙幣の記番号の識別結果等を取引情報と合わせて記憶する。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。また紙幣入出金部16は、搬送部24へ繰り出す紙幣と、入金リジェクト紙幣として紙幣入出金部16へ戻された紙幣とを分別して保持する。また紙幣入出金部16は、当該紙幣入出金部16内部において、搬送部24へ繰り出す紙幣が存在するか否かを検出する図示しない紙幣検知センサが設けられている。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、リサイクル庫26、リジェクト庫28及び取忘れ庫22とを接続している。搬送部24の分岐点には、セレクタ(図示せず)が設けられており、制御部12の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。このとき鑑別部18は、光学素子や磁気検出素子等により検出した検出結果が、入金可能紙幣として認識すべきレベルである所定の認識レベルを上回っていた場合、当該紙幣は正常であることを示す鑑別結果を通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、図3に示すように紙幣BL毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号IDを読み取り識別する。このとき鑑別部18は、識別した字を識別結果として制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定する。
図3に示すように、紙幣BLには、例えば左下に記番号IDが付されている。記番号は、例えばアルファベット等の英語の文字と、0〜9の数字とにより構成されている。この記番号は、紙幣が現金自動取引装置1内部でジャムした場合や、顧客が取り忘れた紙幣を現金自動取引装置1が取り込んだ場合等、紙幣の特定が必要な際に、保存された記番号識別結果から紙幣を特定し、顧客へ証拠情報として提示する際に用いられる。また記番号は、現金自動取引装置1において偽造券が発見された場合、偽造券の記番号と、保存された記番号識別結果及び取引情報を照合し、現金自動取引装置1へ入金された経緯を特定したり、顧客が入金した紙幣の場合、顧客へ証拠情報として提示したりする際に用いられる。さらに記番号は、大量に流通している偽造券があり、それらの偽造券の記番号が特定されている場合、予めそれらの記番号を鑑別部18に登録し、ある一定数以上の字数が一致した紙幣が入金された場合にその紙幣を偽造券として検出する際にも用いられる。
一時保留部20は、入金時に顧客から紙幣入出金部16へ投入され鑑別部18で入金可能と鑑別された入金可能紙幣を、入金が確定するまで一時的に保留する。一方、鑑別部18で入金不可と鑑別された入金リジェクト紙幣は、一時保留部20で保留されずに紙幣入出金部16へと排出される。また一時保留部20は、出金時において鑑別部18で出金不可能と鑑別された出金リジェクト紙幣を、出金可能な紙幣が出金されるまで一時的に保留し、その後当該出金リジェクト紙幣をリジェクト庫28へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別のリサイクル庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣、偽造券と判別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28と、取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ庫22とが設けられている。リサイクル庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理等を行う。
すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、顧客により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき入金可能と判定された入金可能紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さないと判定された入金リジェクト紙幣については紙幣入出金部16へ戻して、シャッタを開くことで顧客に返却する。その後顧客により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣を鑑別部18に搬送して鑑別結果及び記番号の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき収納可能と判定された紙幣については、その金種に応じて各リサイクル庫26へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置1は、収納に適さないと判定された紙幣については、リジェクト庫28へ搬送する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、顧客により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各リサイクル庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18に搬送して鑑別結果及び記番号の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき出金可能と判定された出金可能紙幣については紙幣入出金部16に搬送する。一方で現金自動取引装置1は、出金に適さないと判定された出金リジェクト紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。そして要求金額分の紙幣が紙幣入出金部16へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより紙幣入出金部16内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、顧客がこの紙幣を受け取る。その後現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している出金リジェクト紙幣をリジェクト庫28へと搬送して保管する。
[1−3.入金処理]
次に、現金自動取引装置1による入金処理の具体的な処理手順について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、顧客が入金取引を行う場合、カード入出口4から挿入されたキャッシュカードから顧客情報を取得すると、記憶部14から入金処理プログラムを読み出して実行することにより図4に示す入金処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部12は、入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部16内へ紙幣を投入させ、当該紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP2へ移る。ステップSP2において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部12は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは鑑別結果が正常であったため紙幣が入金可能紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP4へ移る。ステップSP4において制御部12は、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送してステップSP6へ移る。一方ステップSP3において否定結果が得られると、このことは紙幣が入金リジェクト紙幣であることを表し、このとき制御部12はステップSP5へ移る。ステップSP5において制御部12は、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ戻してステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部12は、一時保留部20へ搬送した紙幣と紙幣入出金部16へ搬送した紙幣との記番号の識別結果を記憶部14に記憶し、ステップSP7へ移る。ステップSP7において制御部12は、紙幣検知センサにより紙幣入出金部16内に搬送部24へ繰り出すべき紙幣が存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは投入された紙幣が未だ紙幣入出金部16に残留していることを表し、このとき制御部12はステップSP1へ戻り、紙幣入出金部16から次の紙幣を搬送部24へ繰り出す。一方ステップSP7において否定結果が得られると、このことは投入された全ての紙幣を紙幣入出金部16から搬送部24へ繰り出したことを表し、このとき制御部12はステップSP8へ移り、入金処理手順RT1を終了する。
[1−4.強制入金処理]
次に、現金自動取引装置1による入金処理の具体的な処理手順について、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。紙幣入出金機10の制御部12は、上述した入金処理の後に強制入金処理を行う際、記憶部14から強制入金処理プログラムを読み出して実行することにより図5に示す強制入金処理手順RT2を開始し、ステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部12は、上述した入金時において紙幣入出金部16へ戻された紙幣が存在するか、即ちリジェクトされた紙幣が存在するか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは入金時においてリジェクトされた紙幣は存在しないため強制入金処理を行う必要はないことを表し、このとき制御部12はステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。一方ステップSP11において肯定結果が得られると、このことは入金時においてリジェクトされた紙幣が存在するため強制入金処理を行うか否かを顧客に選択させることを表し、このとき制御部12はステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部12は、図6に示す強制入金モード選択画面DIP1を選択部としての操作表示部6に表示させ、顧客がYESボタンBYか又はNOボタンBNの何れかを選択するまで待機する。この強制入金モード選択画面DIP1は、上述した入金処理時における鑑別部18の鑑別結果に拘らず、再度投入された紙幣を強制的に入金する機能である強制入金機能を有効とするか又は無効とするかを設定する設定画面であり、強制入金モードにするか否かを選択するよう顧客に促す文章が表示されている。またこの強制入金モード選択画面DIP1には、YESボタンBYとNOボタンBNとが表示されている。顧客は、強制入金モード選択画面DIP1に表示された内容を確認すると、強制入金機能を有効とする場合はYESボタンBYを、強制入金機能を無効とする場合はNOボタンBNを押下する。制御部12は、YESボタンBYが選択された場合、強制入金機能を有効に設定する一方、NOボタンBNが選択された場合、強制入金機能を無効に設定する。
ステップSP13において制御部12は、顧客により強制入金モードが選択されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはリジェクトされた紙幣が存在するものの当該紙幣を強制的に入金するつもりはないと顧客が考えているため強制入金処理を行う必要はないことを表し、このとき制御部12はステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。一方ステップSP13において肯定結果が得られると、このことはリジェクトされた紙幣を強制的に入金したいと顧客が考えているため強制入金処理を行う必要があることを表し、このとき制御部12はステップSP14へ移る。
ステップSP14において制御部12は、図7に示す記番号入力画面DIP2を入力部としての操作表示部6に表示させ、リジェクトされ顧客が保持している紙幣の記番号を顧客が入力するまで待機する。この記番号入力画面DIP2は、強制入金が行われる紙幣の記番号を顧客が入力する画面であり、強制入金する紙幣の記番号を入力するよう顧客に促す文章が表示されている。またこの記番号入力画面DIP2には、記番号入力部INが表示されている。顧客は、記番号入力画面DIP2に表示された内容を確認すると、強制入金を行う紙幣の記番号を目視で読み、記番号入力部INに入力する。
ステップSP15において制御部12は、操作表示部6への操作により記番号の入力を受け付けてステップSP16へ移り、ステップSP16において入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部16内へ紙幣を再投入させ、ステップSP17へ移る。
ステップSP17において制御部12は、記憶部14から信用判定処理プログラムを読み出して実行することにより図8に示す信用判定処理手順SRT1を開始し、ステップSP31へ移る。ステップSP31において制御部12は、ホストコンピュータ34と通信を行うことにより、顧客は所定額以上の借入金があるか、又は顧客の名前がブラックリスト上に存在するか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、制御部12はステップSP32へ移る。ステップSP32において制御部12は、ホストコンピュータ34と通信を行うことにより、顧客は今までに偽造券を入金したことがあるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、制御部12はステップSP33へ移る。ステップSP33において制御部12は、ホストコンピュータ34と通信を行うことにより、顧客の残高は所定の金額以上あるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、制御部12はステップSP34へ移る。
ステップSP34において制御部12は、顧客は強制入金を行うに足りる信用を有していると判定し、強制入金可否設定を強制入金許可状態として記憶部14に記憶し、ステップSP36へ移り、信用判定処理手順SRT1を終了し、強制入金処理手順RT2(図5)のステップSP18へ移る。一方ステップSP31又はSP32において肯定結果が得られると、若しくはステップSP33において否定結果が得られると、このことは、顧客は強制入金を行うに足りる信用を有していないことを表し、このとき制御部12はステップSP35へ移り、強制入金可否設定を強制入金不許可状態として記憶部14に記憶し、ステップSP36へ移り、信用判定処理手順SRT1を終了し、強制入金処理手順RT2(図5)のステップSP18へ移る。
ステップSP18において制御部12は、強制入金可否設定が強制入金許可状態であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは強制入金可否設定が強制入金不許可状態であることを表し、このとき制御部12はステップSP19へ移り、強制入金不許可状態であるために強制入金できないことを操作表示部6に表示すると共に、シャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を顧客に受け渡すことにより返却し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。一方ステップSP18において肯定結果が得られると、このことは強制入金許可状態であることを表し、このとき制御部12はステップSP20へ移り、紙幣入出金部16から紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP21へ移る。
ステップSP21において制御部12は、ステップSP20において鑑別部18で読み取った記番号である読取記番号が、ステップSP15において顧客により入力された記番号である入力記番号と同一であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは読取記番号と入力記番号とが同一でなかったため、強制入金は行わないことを表し、このとき制御部12はステップSP19へ移り、強制入金できないことを操作表示部6に表示すると共に、シャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を顧客に受け渡すことにより返却し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。一方ステップSP21において肯定結果が得られると、このことは強制入金許可状態であり、且つ読取記番号と入力記番号とが同一であったため強制入金を行うことを表し、このとき制御部12はステップSP22へ移る。
ステップSP22において制御部12は、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送した後各リサイクル庫26へ搬送して収納し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。
[1−5.効果]
以上の構成において現金自動取引装置1は、入金取引において入金リジェクト紙幣を顧客に返却したときに、当該顧客が強制入金モードを選択した場合、返却した紙幣の記番号を顧客に入力させると共に、当該顧客の信用判定を行い当該顧客は強制入金を行うに足りる信用度を有していると判断し、且つ入金記番号と読取記番号とが同一であった場合、入金処理時の鑑別結果に拘らず、紙幣を強制的に入金するようにした。
これにより現金自動取引装置1は、顧客に対し、紙幣を銀行の窓口へ持参し行員に確認を依頼してから入金するといった時間と手間のかかる煩雑な作業を強いることなく、紙幣を入金させることができる。
また現金自動取引装置1は、入金記番号と読取記番号とが同一でなかった場合、強制入金は行わないようにした。これにより現金自動取引装置1は、顧客が強制入金する意思がない紙幣が誤って入金されてしまうことを防止できる。
さらに現金自動取引装置1は、顧客の信用判定を行い、当該顧客は強制入金を行うに足りる信用度を有していない判断した場合、強制入金は行わないようにした。これにより現金自動取引装置1は、信用度の低い顧客から偽造券等が強制的に入金されてしまうことを防止し、セキュリティを確保することができる。
さらに現金自動取引装置1は、強制入金モード選択画面DIP1を表示させ、強制入金機能を有効とするか否かを顧客に選択させるようにした。これにより現金自動取引装置1は、強制入金を行うか行わないかといった、顧客の意思を顧客の操作により反映することができる。
以上の構成によれば現金自動取引装置1は、紙幣の状態を鑑別する鑑別部18と、紙幣を出金すると共に、入金取引時に鑑別部18で異常と鑑別され利用者としての顧客へ一旦返却した紙幣である入金リジェクト紙幣が再度投入された際、当該紙幣を受け付ける入出金部16と、入金取引時における鑑別部18の鑑別結果に拘らず、再度投入された紙幣を顧客へ返却せずに取り込む制御部12とを設けるようにした。これにより現金自動取引装置1は、顧客に対し煩雑な作業を強いることなく、入金リジェクト紙幣を強制的に入金させることができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.現金自動取引装置及び紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、紙幣入出金機110の制御部112が紙幣入出金機10の制御部12と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。現金自動取引装置101は、現金自動取引装置1と同様の入金処理及び信用判定処理を行うものの、異なる強制入金処理を行う。
[2−2.強制入金処理]
図9に示すように第2の実施の形態における強制入金処理手順RT12は、第1の実施の形態における強制入金処理手順RT2と比べて、ステップSP14及びSP15が削除され、ステップSP101、SP102がステップSP20と異なっており、ステップSP103がステップSP21と異なっているものの、他のステップは同様に構成されているため、以下ではステップSP101、SP102及びSP103について主に説明する。
ステップSP101において制御部112は、鑑別部18における認識レベルを所定値だけ下げることにより、紙幣を入金可能紙幣として鑑別するレベルを緩め、ステップSP102へ移る。ステップSP102において制御部112は、紙幣入出金部16から紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより鑑別させて鑑別結果を取得し、ステップSP103へ移る。
ステップSP103において制御部112は、鑑別結果が正常であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、入金処理時においては入金リジェクト紙幣と鑑別されたものの認識レベルを下げて強制入金処理時において再度鑑別した場合は鑑別結果が正常であったため紙幣が入金可能紙幣であることを表し、このとき制御部112はステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部112は、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送した後各リサイクル庫26へ搬送して収納し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT12を終了する。
一方ステップSP103において否定結果が得られると、このことは紙幣が入金処理時において入金リジェクト紙幣と鑑別され、認識レベルを下げて強制入金処理時において再度鑑別しても鑑別結果は再度異常であったため紙幣が入金リジェクト紙幣であることを表し、このとき制御部112はステップSP19へ移る。ステップSP19において制御部112は、鑑別部18による認識レベルを下げて再度鑑別したものの強制入金できないことを操作表示部6に表示すると共に、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してシャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を顧客に受け渡すことにより返却し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT2を終了する。
[2−3.効果]
以上の構成において現金自動取引装置101は、入金取引において入金リジェクト紙幣を顧客に返却したときに、当該顧客が強制入金モードを選択した場合、返却した紙幣の記番号を顧客に入力させずに、当該顧客の信用判定を行い当該顧客は強制入金を行うに足りる信用度を有していると判断した場合、鑑別部18における認識レベルを入金処理時よりも正常と鑑別し易い方向へ変更することにより、紙幣を入金可能紙幣として鑑別し易くした。
これにより現金自動取引装置101は、入金処理時において入金リジェクト紙幣と鑑別したとしても、強制入金処理時において入金可能紙幣と鑑別する可能性を高めることができる。
また現金自動取引装置101は、現金自動取引装置1と比べて、入金リジェクト紙幣の記番号を入力させるステップを省略するようにした。これにより現金自動取引装置101は、入金リジェクト紙幣の記番号を入力するという作業を顧客に強いることがなくなり、より一層顧客の利便性を向上させることができる。
その他第2の実施の形態による現金自動取引装置101は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1とほぼ同等の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.現金自動取引装置及び紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、紙幣入出金機210の制御部212が紙幣入出金機10の制御部12と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。現金自動取引装置201は、現金自動取引装置1と同様の入金処理及び信用判定処理を行うものの、異なる強制入金処理を行う。
[3−2.強制入金処理]
図10に示すように第3の実施の形態における強制入金処理手順RT22は、第1の実施の形態における強制入金処理手順RT2と比べて、ステップSP14、SP15及びSP16が削除され、ステップSP201、SP202及びSP203がステップSP20と異なっており、ステップSP204がステップSP21と異なっているものの、他のステップは同様に構成されているため、以下ではステップSP201、SP202、SP203及びSP204について主に説明する。
ステップSP201において制御部212は、入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部16内へ紙幣を再投入させ、ステップSP202へ移る。ステップSP202において制御部212は、紙幣入出金部16から紙幣を1枚ずつ鑑別部18へ搬送することにより紙幣の記番号を識別させて識別結果を取得し、ステップSP203へ移る。
ステップSP203において制御部212は、図11に示す読取記番号表示画面DIP3を提示部としての操作表示部6に表示させ、顧客が入金ボタンBIか又はリジェクトボタンBRの何れかを選択するまで待機する。この読取記番号表示画面DIP3は、読取記番号が、顧客が入金した紙幣の記番号と同一か否かを顧客が確認し、入金を継続するか又はリジェクトするかを選択する設定画面であり、読み取られたた紙幣の記番号が再入金した紙幣の記番号と同一か否かを確認し、入金ボタンBI又はリジェクトボタンBRの何れかを押下するよう顧客に促す文章が表示されている。またこの読取記番号表示画面DIP3には、読取記番号を表示する読取番号表示部SNと、入金ボタンBI及びリジェクトボタンBRとが表示されている。顧客は、読取番号表示部SNに表示された読取記番号が、自身が再入金した紙幣の記番号と同一であることを確認すると、入金ボタンBIを押下する一方、読取番号表示部SNに表示された読取記番号が、自身が再入金した紙幣の記番号と同一でないことを確認すると、リジェクトボタンBRを押下する。
ステップSP204において制御部112は、入金ボタンBIが選択されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、このことは読取記番号は、顧客が強制入金しようとしている紙幣の記番号と同一であったため、強制入金を行うことを表し、このとき制御部212はステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部212は、紙幣を鑑別部18から一時保留部20へ搬送した後各リサイクル庫26へ搬送して収納し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT22を終了する。
一方ステップSP204において否定結果が得られると、このことはリジェクトボタンBRが選択され、読取記番号は顧客が強制入金しようとしている紙幣の記番号と同一でなかったため、強制入金を行わないことを表し、このとき制御部212はステップSP19へ移る。ステップSP19において制御部212は、強制入金しないことを操作表示部6に表示すると共に、紙幣を鑑別部18から紙幣入出金部16へ搬送してシャッタを開け、紙幣入出金部16内に集積されている紙幣を顧客に受け渡すことにより返却し、ステップSP23へ移り、強制入金処理手順RT22を終了する。
[3−3.効果]
以上の構成において現金自動取引装置201は、入金取引において入金リジェクト紙幣を顧客に返却したときに、当該顧客が強制入金モードを選択した場合、返却した紙幣の記番号を顧客に入力させずに、当該顧客の信用判定を行い当該顧客は強制入金を行うに足りる信用度を有していると判断した場合、読取記番号表示画面DIP3に読取記番号を表示することにより、顧客に対し自身が再入金した紙幣の記番号を確認させ、入金ボタンBIが選択された場合、入金処理時の鑑別結果に拘らず、紙幣を強制的に入金するようにした。
これにより現金自動取引装置201は、顧客に対し、紙幣を銀行の窓口へ持参し行員に確認を依頼してから入金するといった時間と手間のかかる煩雑な作業を強いることなく、紙幣を入金させることができる。
また現金自動取引装置201は、現金自動取引装置1と比べて、入金リジェクト紙幣の記番号を入力させるステップを省略し、読取記番号表示画面DIP3に表示された記番号を顧客が目視するだけで、顧客が再入金した紙幣の記番号を確認できるようにした。これにより現金自動取引装置201は、入金リジェクト紙幣の記番号を入力するという作業を顧客に強いることがなくなり、より一層顧客の利便性を向上させることができる。
また現金自動取引装置201は、読取記番号表示画面DIP3に表示した記番号を顧客が確認し、自身が再入金した紙幣の記番号と同一でないことを確認してリジェクトボタンBRを選択した場合、強制入金は行わないようにした。これにより現金自動取引装置201は、顧客が強制入金する意思がない紙幣が誤って入金されてしまうことを防止できる。
その他第3の実施の形態による現金自動取引装置201は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1とほぼ同等の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、読取記番号と入力記番号とが同一であった場合、強制入金を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば読取記番号と入力記番号とが所定文字数以上一致していた場合、強制入金を行うようにしても良い。
また、強制入金処理において取得した入力記番号が、入金処理において読み取った記番号と同一か否かを判定し、当該入力記番号が、入金処理において読み取った記番号と同一でない場合、強制入金を行わないようにしても良い。この場合現金自動取引装置は、入金リジェクト紙幣を受け取った顧客が、当該入金リジェクト紙幣に代えて偽造券を強制入金処理の際に投入したとしても、強制入金を行わないことにより、偽造券を取り込んでしまうことを防止し、セキュリティを確保することができる。
また上述した第2の実施の形態においては、鑑別部18における認識レベルを所定値だけ下げる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば顧客の信用度が高い程認識レベルを大きく下げる一方、顧客の信用度が低い程認識レベルを小さく下げる等、顧客の信用度に応じて鑑別部18の認識レベルを変更しても良い。又は、認識レベルを顧客が入力し、当該認識レベルへの変更を許可するか否かを顧客の信用度に応じて決定しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、借入金があるか、ブラックリスト上に名前が存在するか、過去に偽造券を入金したことがあるか、顧客の残高は所定の金額以上あるかを確認することにより信用判定を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、これらの条件から適宜選択して適用したり、これらの条件を適宜組み合わせたりしても良く、又は他の種々の信用情報に基づき信用判定を行うようにしても良い。
さらに、上述した第2の実施の形態において、第1の実施の形態のように入力記番号と読取記番号とが同一か否かを判定する等、第1、第2及び第3の実施の形態を適宜組み合わせても良い。また、信用判定を省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記憶部14に予め記憶させておいた入金処理プログラム、強制入金処理プログラム及び信用判定処理プログラムを読み出して実行する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースやIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ab等のネットワーク、或いはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の外部記憶媒体を介して、外部から入金処理プログラム、強制入金処理プログラム及び信用判定処理プログラムを取得して実行しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1において、媒体としての紙幣の記番号を読み取る場合に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体に付された固有な識別字を読み取る種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、鑑別部としての鑑別部18と、入出金部としての紙幣入出金部16と、制御部としての制御部12、112又は212とによって、紙幣取引装置としての現金自動取引装置1、101又は201を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる鑑別部と、入出金部と、制御部とによって、紙幣取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣の記番号を判別し管理する種々の装置でも利用できる。
1、101、201……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110、210……紙幣入出金機、12、112、212……制御部、14……記憶部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ庫、24……搬送部、26……リサイクル庫、28……リジェクト庫、30……記憶部、34……ホストコンピュータ、36……記憶部、DIP1……強制入金モード選択画面、DIP2……記番号入力画面、DIP3……読取記番号表示画面、BY……YESボタン、BN……NOボタン、IN……記番号入力部、SN……読取番号表示部、BI……入金ボタン、BR……リジェクトボタン。

Claims (13)

  1. 紙幣の状態を鑑別する鑑別部と、
    前記紙幣を出金すると共に、入金取引時に前記鑑別部で異常と鑑別され利用者へ返却した紙幣である入金リジェクト紙幣が再度投入された際、当該紙幣を受け付ける入出金部と、
    前記入金取引時における前記鑑別部の鑑別結果に拘らず、再度投入された前記紙幣を前記利用者へ返却せずに入金する制御部と
    を有する紙幣取引装置。
  2. 前記制御部は、前記紙幣を再度投入した前記利用者の信用度が紙幣を強制的に入金する信用度に足りると判定した場合、前記紙幣を入金する一方、前記信用度に足りないと判定した場合、前記紙幣を前記入出金部へ返却する
    請求項1に記載の紙幣取引装置。
  3. 再度投入される紙幣の記番号を前記利用者に入力させる入力部
    をさらに有し、
    前記鑑別部は、再度投入された前記紙幣の記番号を読み取り、
    前記制御部は、前記鑑別部が読み取った記番号が前記入力部に入力された記番号と同一であった場合、前記紙幣を取り込む一方、同一でなかった場合、前記紙幣を前記入出金部へ返却する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  4. 前記制御部は、前記鑑別部において紙幣を正常と鑑別する認識レベルを、前記入金取引時における認識レベルよりも、正常と鑑別しやすい方向へ変更する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  5. 前記制御部は、前記利用者の信用度に応じて前記認識レベルを変更する
    請求項4に記載の紙幣取引装置。
  6. 前記制御部は、前記利用者の信用度が高い程、前記紙幣を正常と鑑別しやすい方向へ前記認識レベルを変更する
    請求項5に記載の紙幣取引装置。
  7. 前記鑑別部は、再度投入された紙幣の記番号を読み取り、
    前記制御部は、前記鑑別部が読み取った記番号を所定の提示部に提示する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  8. 前記鑑別部が読み取った記番号が、前記利用者が再度投入した紙幣の記番号と同一であるかを前記利用者に確認させ、当該紙幣を入金させるか否かを前記利用者に選択させる選択部
    をさらに有する請求項7に記載の紙幣取引装置。
  9. 前記入金取引時における前記鑑別部の鑑別結果に拘らず再度投入された前記紙幣を取り込む機能である強制入金機能を有効とするか否かを前記利用者に選択させる選択部
    をさらに有する請求項1に記載の紙幣取引装置。
  10. 前記制御部は、前記利用者は所定額以上の借入金があるか、又は前記利用者の名前がブラックリスト上に存在する場合、前記利用者の信用度が紙幣を強制的に入金する信用度に足りないと判定する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  11. 前記制御部は、前記利用者が過去に偽造券を入金したことがある場合、前記利用者の信用度が紙幣を強制的に入金する信用度に足りないと判定する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  12. 前記制御部は、前記利用者の残高が所定の金額以上ある場合、前記利用者の信用度が紙幣を強制的に入金する信用度に足りると判定する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
  13. 前記鑑別部は、再度投入された紙幣の記番号を読み取り、
    前記制御部は、前記鑑別部が読み取った記番号が、異常と鑑別され利用者へ返却した際に前記鑑別部が読み取った記番号と同一であった場合、前記紙幣を入金する一方、同一でなかった場合、前記紙幣を前記入出金部へ返却する
    請求項2に記載の紙幣取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018176204A1 (zh) * 2017-03-28 2018-10-04 深圳怡化电脑股份有限公司 自动交易装置及其交易处理方法

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