JP6274030B2 - 媒体取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、異常と鑑別された紙幣を顧客へ返却するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−80500号公報
そのような現金自動取引装置は、投入された紙幣の記番号が読み取れない場合、当該紙幣を顧客へ返却するのみであったため、顧客は、紙幣が返却された理由を認識することが困難であった。このため顧客は、返却された紙幣をそのまま再度投入してしまう可能性があり、その場合、現金自動取引装置は記番号を読み取れず当該紙幣を再度返却してしまう可能性があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を高め得る媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、媒体を外部から取り込むか又は外部へ排出する入出口と、媒体を搬送する搬送部と、入出口から投入され搬送された媒体の記番号を読み取る鑑別部と、鑑別部において記番号が読み取れない入金リジェクト媒体を入出口から返却すると共に、媒体の向きを変えて再度入出口に投入するよう促す、記番号に関する対処法情報を提示部に提示する制御部とを設けるようにした。
この媒体取引装置は、投入した媒体が返却された要因を容易に顧客に認識させることができる。
本発明によれば、投入した媒体が返却された要因を容易に顧客に認識させることができる。かくして本発明は、機能性を高め得る媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 紙幣の構成を示す略線図である。 入金処理手順を示すフローチャートである。 紙幣向き変更後再投入指示画面を示す略線図である。 紙幣角折れ検知再投入指示画面を示す略線図である。 紙幣端折れ検知再投入指示画面を示す略線図である。 記番号部分異物貼付検知再投入指示画面を示す略線図である。 記番号部分異物重なり検知再投入指示画面を示す略線図である。 紙幣重送検知再投入指示画面を示す略線図である。 記番号部分汚損検知窓口持込指示画面を示す略線図である。 記番号部分破損検知窓口持込指示画面を示す略線図である。 紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞する。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部30から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した利用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14(図1)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28とを接続している。
鑑別部18は、紙幣に付された磁気インクを検出する磁気検出部と、紙幣の画像を検出する光学検出部と、紙幣の厚みを検出する厚み検出部とを内部に有しており、その内部で紙幣を搬送しながら、磁気検出部、光学検出部や厚み検出部を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号を読み取り識別する。このとき鑑別部18は、識別した字を識別結果として制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果及び識別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
図3に示すように、紙幣BLには、例えば左上に記番号IDが付されている。記番号IDは、例えばアルファベット等の英語の文字と、0〜9の数字とにより構成されている。この記番号は、紙幣が現金自動取引装置1内部でジャムした場合や、顧客が取り忘れた紙幣を現金自動取引装置1が取り込んだ場合等、紙幣の特定が必要な際に、保存された記番号識別結果から紙幣を特定し、顧客へ証拠情報として提示する際に用いられる。また記番号は、現金自動取引装置1において偽造券が発見された場合、偽造券の記番号と、保存された記番号識別結果及び取引情報を照合し、現金自動取引装置1へ入金された経緯を特定したり、顧客が入金した紙幣の場合、顧客へ証拠情報として提示したりする際に用いられる。さらに記番号は、大量に流通している偽造券があり、それらの偽造券の記番号が特定されている場合、予めそれらの記番号を鑑別部18に登録し、ある一定数以上の字数が一致した紙幣が投入された場合にその紙幣を偽造券として検出する際にも用いられる。
一時保留部20は、入金時に顧客から紙幣入出金部16へ投入され鑑別部18で入金可能と鑑別された紙幣を、入金が確定するまで一時的に保留する。一方、鑑別部18で入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣は、一時保留部20で保留されずに紙幣入出金部16へと排出される。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣、偽札と判別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び識別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行う。
すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、顧客により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき入金可能と判定された正常紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さないと判定された入金リジェクト紙幣については紙幣入出金部16へ戻して、シャッタを開くことで顧客に返却する。その後顧客により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣を鑑別部18に搬送して鑑別結果及び記番号の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき収納可能と判定された紙幣については、その金種に応じて各紙幣収納庫26へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置1は、収納に適さないと判定された入金リジェクト紙幣については、リジェクト庫28へ搬送する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、顧客により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣収納庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18に搬送して鑑別結果及び記番号の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果及び識別結果に基づき出金可能と判定された正常紙幣については紙幣入出金部16に搬送する。一方で現金自動取引装置1は、出金に適さないと判定された出金リジェクト紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。そして要求金額分の紙幣が紙幣入出金部16へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより紙幣入出金部16内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、顧客がこの紙幣を受け取る。その後現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している出金リジェクト紙幣をリジェクト庫28へと搬送して保管する。
[1−3.入金処理]
入金処理の具体的な処理手順について、図4のフローチャートを用いて説明する。制御部12は、記憶部14から入金処理プログラムを読み出して実行することにより入金処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において制御部12は、入金取引時、顧客により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取り、ステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部12は、鑑別部18において紙幣の記番号の読み取りが失敗したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは投入された紙幣が入金可能な紙幣であることを表しており、このとき制御部12はステップSP3へ移り、当該紙幣を一時保留部20に搬送して一時的に収納し、その後顧客により入金金額が確定されると、金種に応じて各紙幣収納庫26へ搬送して保管し、ステップSP13へ移り入金処理手順RT1を終了する。一方ステップSP2において肯定結果が得られると、このことは投入された紙幣が入金に適さない紙幣であることを表しており、このとき制御部12はステップSP4へ移り、当該紙幣を紙幣入出金部16へ戻してシャッタを開くことで顧客に返却する。
ここで、投入された紙幣において記番号が付された部分である記番号部分が折れていたり、汚れていたり、切れていたり、記番号部分に異物が貼り付いていたり、異物が重なっていたり、紙幣が重送し記番号部分が隠れていたりしていないにも拘らず記番号が読み取れなかった場合、制御部12は、記番号読取不良状態であると判定し、ステップSP4からステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部12は、図5に示す紙幣向き変更後再投入指示画面DIP1を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣の方向を変えて再投入するまで待機する。この紙幣向き変更後再投入指示画面DIP1は、投入された紙幣の記番号が読み取れなかったことを示し、紙幣の向きを変えて紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また紙幣向き変更後再投入指示画面DIP1は、今回顧客に返却した紙幣を鑑別部18において撮像した画像を表示している。またこの紙幣向き変更後再投入指示画面DIP1には、確認ボタンBOK1が表示されている。顧客は、紙幣向き変更後再投入指示画面DIP1に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK1を押下し、紙幣の向きを変えて紙幣入出金部16に再度投入する。ここで、紙幣の向きを変えるとは、紙幣の紙面が伸びる方向である面方向に沿って、当該面方向に垂直な方向である厚み方向に沿った軸を中心として紙幣を180度回転させることを示している。
顧客により確認ボタンBOK1が押下されると、制御部12はステップSP1へ戻り、再投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取る。
このように現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、投入された紙幣の記番号部分に折れ、汚損、破損、異物の貼り付き、異物の重なり、又は紙幣の重なりの何れも発生していないにも拘らず記番号が読み取れなかった場合、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
また現金自動取引装置1は、入金リジェクト記番号要因情報と共に、返却された紙幣に対し顧客が取るべき処置を示す処置誘導情報を操作表示部6に表示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、次に行うべき処置を顧客に対して誘導し、正しい処置を指示することができる。
ここで、鑑別部18は、内蔵する光学検出部における、紙幣の記番号部分を読み取る箇所(例えば紙幣における左上)がセンサの汚れ等により局所的に不調となる可能性がある。その場合鑑別部18は、紙幣の左上に位置する記番号は読み取れなくても、紙幣の向きが変えられることにより紙幣の右下に位置することになった記番号は読み取れる可能性がある。このため現金自動取引装置1は、紙幣の記番号部分に折れ、汚損、破損、異物の貼り付き、異物の重なり、又は紙幣の重なりの何れも発生していないにも拘らず記番号が読み取れなかった場合、紙幣の方向を変えて再投入することを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、再度投入された紙幣の記番号を読み取る可能性を上げることができる。
一方、鑑別部18の光学検出部及び厚み検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が紙幣の折れであることを判別した場合、制御部12は、紙幣折れ状態であると判定し、ステップSP4からステップSP6へ移り、後述する紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11又は紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21の何れかである紙幣折れ検知再投入指示画面を操作表示部6に表示させる。
ステップSP6において制御部12は、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が紙幣の角折れであると判別した場合、紙幣角折れ状態であると判定し、図6に示す紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣の角部の折れを直して再投入するまで待機する。この紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11は、紙幣の角が折れているために、投入された紙幣の左上の隅に配された記番号が読み取れなかったことを示し、紙幣の角部の折れを修正し正常な形状として紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11は、今回顧客に返却した紙幣BLを鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、左上に角折れ部BFCが存在し、当該角折れ部BFCが記番号の一部を隠している。またこの紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11には、確認ボタンBOK11が表示されている。顧客は、紙幣角折れ検知再投入指示画面DIP11に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK11を押下し、紙幣の角の折れを直して紙幣入出金部16に再度投入する。
一方制御部12は、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が紙幣の端折れであると判別した場合、紙幣端折れ状態であると判定し、図7に示す紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣の端部の折れを直して再投入するまで待機する。この紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21は、紙幣の長手方向の端部が短手方向に沿って直線状に折れているために、投入された紙幣の左上の隅に配された記番号が読み取れなかったことを示し、紙幣の端部の折れを修正し正常な形状として紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21は、今回顧客に返却した紙幣BLを鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、左端に端折れ部BFEが存在し、当該端折れ部BFEが記番号の一部を隠している。またこの紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21には、確認ボタンBOK21が表示されている。顧客は、紙幣端折れ検知再投入指示画面DIP21に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK21を押下し、紙幣の端部の折れを直して紙幣入出金部16に再度投入する。
顧客により確認ボタンBOK11又はBOK21が押下されると、制御部12はステップSP1へ戻り、再投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取る。
このように現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示すると共に、紙幣が折れているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣が折れたために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、記番号は、紙幣における中央部よりも角部に付される傾向にある。このため紙幣が角折れ又は端折れしてしまうと、記番号が折れによって隠されてしまう可能性がある。また折れは、紙幣が物理的に屈曲しているだけであるため、顧客が容易に修正することができる。このため現金自動取引装置1は、折れにより記番号が読み取れなかった場合、折れを修正して再投入することを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、再度投入された紙幣の記番号を読み取る可能性を上げることができる。
一方、鑑別部18の光学検出部及び厚み検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が記番号部分におけるシールやテープ等の異物の貼り付きであることを判別した場合、制御部12は、記番号部分異物貼付状態であると判定し、ステップSP4からステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部12は、図8に示す記番号部分異物貼付検知再投入指示画面DIP31を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣に貼り付いたシールを剥がして当該紙幣を再投入するまで待機する。この記番号部分異物貼付検知再投入指示画面DIP31は、紙幣の記番号部分にシール等が貼り付いているために、記番号が読み取れなかったことを示し、シールを剥がして紙幣を紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また記番号部分異物貼付検知再投入指示画面DIP31は、今回顧客に返却した紙幣BLを鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、記番号部分にシールSLが貼り付いており、当該シールSLが記番号の一部を隠している。またこの記番号部分異物貼付検知再投入指示画面DIP31には、確認ボタンBOK31が表示されている。顧客は、記番号部分異物貼付検知再投入指示画面DIP31に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK31を押下し、紙幣からシールSLを剥がして当該紙幣を紙幣入出金部16に再度投入する。
顧客により確認ボタンBOK31が押下されると、制御部12はステップSP1へ戻り、再投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取る。
このように現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示すると共に、紙幣の記番号部分にシールやテープ等の異物が貼り付いているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣の記番号部分に異物が貼り付いていたために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、紙幣に異物が貼り付いている場合、顧客が当該異物を紙幣から剥がすことができる可能性がある。このため現金自動取引装置1は、異物貼り付きにより記番号が読み取れなかった場合、異物を剥がして紙幣を再投入することを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、再度投入された紙幣の記番号を読み取る可能性を上げることができる。
一方、鑑別部18の光学検出部及び厚み検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が、紙幣と共にレシート等が投入され、記番号部分にレシートが重なっていることを判別した場合、制御部12は、記番号部分異物重なり状態であると判定し、ステップSP4からステップSP8へ移る。
ステップSP8において制御部12は、図9に示す記番号部分異物重なり検知再投入指示画面DIP41を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣と重なったレシートを取り除いて当該紙幣を再投入するまで待機する。この記番号部分異物重なり検知再投入指示画面DIP41は、紙幣の記番号部分にレシート等が重なっているために、記番号が読み取れなかったことを示し、レシートを取り除いて紙幣を紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また記番号部分異物重なり検知再投入指示画面DIP41は、今回顧客に返却した紙幣BLを鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、記番号部分にレシートRCが重なっており、当該レシートRCが記番号の一部を隠している。またこの記番号部分異物重なり検知再投入指示画面DIP41には、確認ボタンBOK41が表示されている。顧客は、記番号部分異物重なり検知再投入指示画面DIP41に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK41を押下し、紙幣からレシートRCを取り除いて当該紙幣を紙幣入出金部16に再度投入する。
顧客により確認ボタンBOK41が押下されると、制御部12はステップSP1へ戻り、再投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取る。
このように現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示すると共に、紙幣の記番号部分にレシート等の異物が重なっているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣の記番号部分に異物が重なっていたために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、紙幣に異物が重なっている場合、顧客が当該異物を紙幣から取り除くことができる可能性が高い。このため現金自動取引装置1は、異物重なりにより記番号が読み取れなかった場合、異物を取り除いて紙幣を再投入することを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、再度投入された紙幣の記番号を読み取る可能性を上げることができる。
一方、鑑別部18の光学検出部及び厚み検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が、紙幣が2枚以上重なって搬送され一方の紙幣の記番号部分に他方の紙幣が重なっていることを判別した場合、制御部12は、紙幣重送状態であると判定し、ステップSP4からステップSP9へ移る。
ステップSP9において制御部12は、図10に示す紙幣重送検知再投入指示画面DIP51を操作表示部6に表示させ、顧客が紙幣を再投入するまで待機する。この紙幣重送検知再投入指示画面DIP51は、一方の紙幣の記番号部分に他方の紙幣が重なっているために、記番号が読み取れなかったことを示し、紙幣を紙幣入出金部16に再度投入するように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また紙幣重送検知再投入指示画面DIP51は、今回顧客に返却した紙幣BL1及び紙幣BL2を鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BL1は、記番号部分に他の紙幣BL2が重なっており、当該紙幣BL2が記番号の一部を隠している。またこの紙幣重送検知再投入指示画面DIP51には、確認ボタンBOK51が表示されている。顧客は、紙幣重送検知再投入指示画面DIP51に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK51を押下し、紙幣を紙幣入出金部16に再度投入する。
顧客により確認ボタンBOK51が押下されると、制御部12はステップSP1へ戻り、再投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送し、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取る。
このように現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示すると共に、一方の紙幣の記番号部分に他の紙幣が重なっているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣の記番号部分に他の紙幣が重なっていたために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、紙幣の重送は、複数枚の紙幣が重なって搬送されているだけであるため、顧客は特に処置を行うことなく当該紙幣を容易に再投入することができる。このため現金自動取引装置1は、紙幣重送により記番号が読み取れなかった場合、紙幣を再投入することを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、再度投入された紙幣の記番号を読み取る可能性を上げることができる。
一方、鑑別部18の光学検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が記番号部分の汚損であることを判別した場合、制御部12は、記番号部分汚損状態であると判定し、ステップSP4からステップSP10へ移る。
ステップSP10において制御部12は、図11に示す記番号部分汚損検知窓口持込指示画面DIP61を操作表示部6に表示させる。記番号部分汚損検知窓口持込指示画面DIP61は、紙幣の記番号部分が汚れているために、投入された紙幣の記番号が読み取れなかったことを示し、現金自動取引装置1では取り扱うことができないため銀行窓口へ持ち込むように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また記番号部分汚損検知窓口持込指示画面DIP61は、今回顧客に返却した紙幣を鑑別部18において撮像した画像のうち記番号IDが付されている記番号部分を拡大した画像を表示している。この紙幣BLは、記番号部分に汚れが付着した汚損部DTが存在し、当該汚損部DTが記番号の一部を隠している。またこの記番号部分汚損検知窓口持込指示画面DIP61には、確認ボタンBOK61が表示されている。顧客は、記番号部分汚損検知窓口持込指示画面DIP61に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK61を押下し、紙幣を持って銀行窓口へ移動する。
顧客により確認ボタンBOK61が押下されると、制御部12はステップSP13へ移り入金処理手順RT1を終了する。
このように現金自動取引装置1は、入金リジェクト要因情報と共に、記番号部分が汚れているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣の記番号部分が汚れているために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、記番号部分が汚れてしまうと、顧客が汚損部DTを除去することは困難であると考えられる。このため現金自動取引装置1は、記番号部分の汚損により記番号が読み取れなかった場合、汚損部DTを除去することは指示せずに、紙幣を銀行窓口へ持ち込むことを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、返却した紙幣が再度投入されることを抑止することができる。
一方、鑑別部18の光学検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が記番号部分の破損であることを判別した場合、制御部12は、記番号部分破損状態であると判定し、ステップSP4からステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部12は、図12に示す記番号部分破損検知窓口持込指示画面DIP71を操作表示部6に表示させる。記番号部分破損検知窓口持込指示画面DIP71は、紙幣の記番号部分が切れて破れているために、投入された紙幣の記番号が読み取れなかったことを示し、現金自動取引装置1では取り扱うことができないため銀行窓口へ持ち込むように顧客に促す文章及び画像が表示されている。また記番号部分破損検知窓口持込指示画面DIP71は、今回顧客に返却した紙幣を鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、記番号部分が破れた破損部CTが存在し、当該破損部CTが記番号を欠落させている。またこの記番号部分破損検知窓口持込指示画面DIP71には、確認ボタンBOK71が表示されている。顧客は、記番号部分破損検知窓口持込指示画面DIP71に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK71を押下し、紙幣を持って銀行窓口へ移動する。
顧客により確認ボタンBOK71が押下されると、制御部12はステップSP13へ移り入金処理手順RT1を終了する。
このように現金自動取引装置1は、入金リジェクト要因情報と共に、記番号部分が破れているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣の記番号部分が破れているために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、記番号部分が物理的に破損してしまうと、顧客が破損部CTを修復することは困難である。このため現金自動取引装置1は、記番号部分の破損により記番号が読み取れなかった場合、破損部CTを修復することは指示せずに、紙幣を銀行窓口へ持ち込むことを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、返却した紙幣が再度投入されることを抑止することができる。
一方、鑑別部18の光学検出部により、紙幣の記番号を読み取れなかった要因が紙幣の角折れであり、且つ記番号部分の汚損であることを判別した場合、制御部12は、紙幣角折れ汚損状態であると判定し、ステップSP4からステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部12は、図13に示す紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面DIP81を操作表示部6に表示させる。紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面DIP81は、紙幣の角が折れており、且つ紙幣の記番号部分が汚れているために、投入された紙幣の記番号が読み取れなかったことを示し、現金自動取引装置1では取り扱うことができないため銀行窓口へ持ち込むよう促す文章及び画像が表示されている。また紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面DIP81は、今回顧客に返却した紙幣を鑑別部18において撮像した画像を表示している。この紙幣BLは、左上に角折れ部BFCが存在し当該角折れ部BFCが記番号の一部を隠していると共に、記番号部分に汚れが付着した汚損部DTが存在し、当該汚損部DTが記番号の一部を隠している。またこの紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面DIP81には、確認ボタンBOK81が表示されている。顧客は、紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面DIP81に表示された内容を確認すると、確認ボタンBOK81を押下し、紙幣を持って銀行窓口へ移動する。
顧客により確認ボタンBOK81が押下されると、制御部12はステップSP13へ移り入金処理手順RT1を終了する。
このように現金自動取引装置1は、入金リジェクト要因情報と共に、紙幣が角折れしており且つ記番号部分が汚れているために記番号を読み取れなかったことを記番号読取不可理由情報として操作表示部6に表示するようにした。このため現金自動取引装置1は、紙幣を返却する理由は紙幣が角折れしており且つ記番号部分が汚れているために記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
ここで、角折れは紙幣が物理的に屈曲しているだけであるため顧客が容易に修正することができるが、記番号部分が汚れてしまうと、顧客が汚損部DTを除去することは困難であると考えられる。このため現金自動取引装置1は、角折れと、記番号部分の汚損との両方の要因により記番号が読み取れなかった場合、紙幣の角折れを修正することは指示せずに、紙幣を銀行窓口へ持ち込むことを処置誘導情報として顧客に提示するようにした。これにより現金自動取引装置1は、返却した紙幣が再度投入されることを抑止することができる。
[1−4.効果]
以上の構成において現金自動取引装置1は、投入された紙幣の状態を鑑別部18において鑑別し鑑別結果を得ると共に記番号を読み取り識別結果を得て、当該鑑別結果及び識別結果に基づいて当該紙幣が紙幣収納庫26に収納可能か否かを判別し、当該紙幣が、記番号が読み取れないために紙幣収納庫26に収納できないと判別した場合、当該紙幣を顧客に返却すると共に、当該紙幣の返却に対し、紙幣を返却する理由を示す入金リジェクト要因情報(入金リジェクト記番号要因情報及び記番号読取不可理由情報)と、返却された紙幣に対し顧客が取るべき処置とを示す処置誘導情報とからなる対処法情報を操作表示部6に表示するようにした。
従来の現金自動取引装置においては、投入された紙幣の記番号が読み取れない場合、当該紙幣を顧客へ返却するのみであったため、顧客は、紙幣が返却された理由を認識することが困難であった。このため顧客は、返却された紙幣をそのまま再度投入してしまう可能性があり、その場合、現金自動取引装置は記番号を読み取れず当該紙幣を再度返却してしまう可能性があった。
これに対し現金自動取引装置1は、記番号が読み取れず入金リジェクト紙幣と判別した紙幣を顧客に返却する際、記番号を読み取れなかったために紙幣を返却することを入金リジェクト記番号要因情報として操作表示部6に表示するようにしたため、紙幣を返却する理由は記番号が読み取れなかったためであると顧客に通知することができる。
さらに現金自動取引装置1は入金リジェクト記番号要因情報と共に、返却された紙幣に対し顧客が行うべき処置を誘導する処置誘導情報を操作表示部6に表示するようにしたため、次に行うべき処置を顧客に対して誘導し、正しい処置を指示することができる。
さらに現金自動取引装置1は入金リジェクト記番号要因情報及び処置誘導情報を、文章だけでなく、鑑別部18において撮像した紙幣の画像と共に操作表示部6に表示するようにしたため、紙幣が返却された理由と次に行うべき処置を顧客に一目で容易に認識させることができる。
さらに現金自動取引装置1は、鑑別部18において撮像した、記番号を含む紙幣の画像を操作表示部6に表示するようにしたため、現金自動取引装置1は記番号を読み取っていることを顧客に認識させることができ、一般的に同一の記番号が付された複数枚の紙幣が出回っている傾向がある偽造紙幣を投入させることを抑止し、犯罪抑止効果を向上させることができる。
以上の構成によれば、現金自動取引装置1は、紙葉状の媒体としての紙幣に関する操作を受け付ける接客部3と、紙幣を外部から取り込むか又は外部へ排出する入出金口5と、紙幣を搬送する搬送部24と、搬送された紙幣の記番号を読み取る鑑別部18と、鑑別部18において記番号が読み取れない場合、記番号に関する対処法情報を操作表示部6に提示する制御部12とを設けるようにした。これにより現金自動取引装置1は、投入した紙幣が返却された要因を容易に顧客に認識させることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、入金取引時において顧客から投入された紙幣のうち記番号が読み取れなかった入金リジェクト紙幣を顧客へ返却する際に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、出金取引時において紙幣収納庫26から繰り出した紙幣のうち記番号が読み取れなかった出金リジェクト紙幣を顧客へ返却せず一時保留部20を介しリジェクト庫28へ保管する際に本発明を適用しても良い。
ところで上述したように、鑑別部18は、内蔵する光学検出部における、紙幣の記番号部分を読み取る箇所(例えば紙幣における左上)がセンサの汚れ等により局所的に不調となる可能性がある。その場合鑑別部18は、左上に記番号が位置する向きで投入された複数枚の紙幣の記番号を読み取れずに当該複数枚の紙幣を返却する可能性がある。その際、右下に記番号が位置する向きで投入された紙幣は記番号が読み取れる可能性があるため、このような場合、右下に記番号が位置する向きで投入された紙幣は紙幣入出金部16へ返却せず、左上に記番号が位置する向きで投入された複数枚の紙幣のみを紙幣入出金部16へ返却する事となる。そのようなとき現金自動取引装置1は、返却した複数枚の紙幣の方向をまとめて逆にして再投入する指示を顧客へ提示しても良い。
また上述した実施の形態においては、撮像した紙幣の画像を操作表示部6に表示するようにした。本発明はこれに限らず、予め用意した紙幣の画像を操作表示部6に表示しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、対処法情報を操作表示部6に表示するようにした。本発明はこれに限らず、例えば音声等、種々の手段に手段で顧客に提示しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記憶部14に予め記憶させておいた入金処理プログラムを読み出して実行する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースやIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3ab等のネットワーク、或いはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の外部記憶媒体を介して、外部から入金処理プログラムを取得して実行しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1において、紙幣の記番号を読み取る場合に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体に付された固有な識別字を読み取る種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置1に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引のみを行う装置又は出金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、操作部としての操作表示部6と、入出口としての入出金口5と、搬送部としての搬送部24と、鑑別部としての鑑別部18と、制御部としての制御部12とによって、媒体取引装置としての現金自動取引装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる操作部と、入出口と、搬送部と、鑑別部と、制御部とによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣の記番号を判別し管理する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、12……制御部、14……記憶部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、20……一時保留部、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……記憶部、DIP1……紙幣向き変更後再投入指示画面、DIP11……紙幣角折れ検知再投入指示画面、DIP21……紙幣端折れ検知再投入指示画面、DIP31……記番号部分異物貼付検知再投入指示画面、DIP41……記番号部分異物重なり検知再投入指示画面、DIP51……紙幣重送検知再投入指示画面、DIP61……記番号部分汚損検知窓口持込指示画面、DIP71……記番号部分破損検知窓口持込指示画面、DIP81……紙幣角折れ汚損検知窓口持込指示画面、BOK1、BOK11、BOK21、BOK31、BOK41、BOK51、BOK61、BOK71、BOK81……確認ボタン、BL……紙幣、ID……記番号、BFC……角折れ部、BFE……端折れ部、SL……シール、RC……レシート、DT……汚損部、CT……破損部。

Claims (7)

  1. 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
    前記媒体を外部から取り込むか又は外部へ排出する入出口と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記入出口から投入され搬送された前記媒体の記番号を読み取る鑑別部と、
    前記鑑別部において前記記番号が読み取れない入金リジェクト媒体を前記入出口から返却すると共に、前記媒体の向きを変えて再度入出口に投入するよう促す、前記記番号に関する対処法情報を提示部に提示する制御部と
    を有する媒体取引装置。
  2. 前記搬送部は、前記鑑別部において前記記番号が読み取れた正常媒体と、前記記番号が読み取れなかったリジェクト媒体とを異なる搬送先へ搬送し、
    前記制御部は、前記鑑別部が前記媒体を前記リジェクト媒体と判別した要因は前記媒体の前記記番号が読み取れなかったためであることを示すリジェクト記番号要因情報を提示する
    請求項1に記載の媒体取引装置。
  3. 前記制御部は、前記記番号が読み取れなかった理由を示す記番号読取不可理由情報を提示する
    請求項2に記載の媒体取引装置。
  4. 前記制御部は、前記対処法情報をディスプレイに表示させる
    請求項1に記載の媒体取引装置。
  5. 前記制御部は、記番号を含む媒体の画像を表示させる
    請求項に記載の媒体取引装置。
  6. 前記鑑別部は、搬送される前記媒体における少なくとも前記記番号が付された記番号部分の画像を撮像し、
    前記制御部は、前記鑑別部が撮像した前記画像を表示させる
    請求項に記載の媒体取引装置。
  7. 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
    前記媒体を外部から取り込むか又は外部へ排出する入出口と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体が集積された収納庫から繰り出されて搬送され出金すべき前記媒体の前記記番号を読み取る鑑別部と、
    前記鑑別部において前記記番号が読み取れない出金リジェクト媒体を前記入出口から排出せずに媒体取引装置内部に保持すると共に、前記記番号に関する対処法情報を提示部に提示する制御部と
    を有する媒体取引装置。
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