JP2682723B2 - 写真フイルム受付機 - Google Patents

写真フイルム受付機

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JP2682723B2 JP2088073A JP8807390A JP2682723B2 JP 2682723 B2 JP2682723 B2 JP 2682723B2 JP 2088073 A JP2088073 A JP 2088073A JP 8807390 A JP8807390 A JP 8807390A JP 2682723 B2 JP2682723 B2 JP 2682723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真フイルム受付機に関し、特に、DP受付
時やプリント時の写真フイルムの取扱を簡便にするよう
にした写真フイルム受付機に関するものである。
〔従来の技術〕
撮影済みの写真フイルムをDP取次店に出すと、DP取次
店では客の名前等をDP袋に記入し、これに預かったフイ
ルムを挿入して、現像所に回す。現像所では、同じ識別
符号を付したチェックテープをネガフイルム及びDP袋に
貼付し、プリント処理後にネガフイルムとこれのプリン
トを照合し、ネガフイルムに付されたチェックテープと
同じ符号のチェックテープが貼られたDP袋内にこれらを
挿入する。仕上がったプリント写真は、DP取次店を介し
DP袋とともに、客に渡される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来は、フイルムの受け付け時に、DP
袋に客の名前等を記入する必要があり、受け付けに手間
を要するという問題がある。
また、DP取次店や現像所等で、顧客管理を行おうとす
る場合、これらの客の名前や依頼数等の入力にも手間を
要し、顧客管理が容易ではないという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、DP取
次店や現像所でのフイルム受付や顧客管理を簡単に行な
えるようにした写真フイルム受付機を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、写真処理の依
頼内容を入力する入力手段と、写真フイルム又はこれを
収納するカートリッジに設けた情報記録部からユーザー
識別情報を読み取るとともに、前記情報記録部に受付情
報を記録するための情報読み書き手段と、前記受付情報
を記録した受付券を発行するための受付券発行手段とを
備えたものである。なお、前記受付券はプリント部と磁
気記録部とを備え、プリント部に受付情報をプリントす
るとともに、磁気記録部に受付情報を磁気記録すること
が好ましい。
〔作用〕
写真処理の受付の際には、写真フイルム又はこれを収
納するカートリッジに設けた情報記録部から情報読み書
き手段によりユーザー識別情報が読み取られる。また、
情報読み書き手段により、この情報記録部に受付情報が
記録される。更に、受付券発行手段により受付情報を記
録した受付券が発行される。これにより、受付処理が自
動的に行えるようになり無人化が可能になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明方法の各工程を示すフローチャート
であり、大きく分けると、撮影工程,受付工程処理及び
DP処理工程からなる。
撮影工程では、第2図に示すカメラにより撮影と、ユ
ーザー識別情報の記録とが行われ、撮影済みフイルムは
カメラから取り出され、DP取次店に提出される。第2図
において、ネガフイルム10を収納するカートリッジ11の
表面には、ユーザー識別情報を記録するための情報記録
部13が設けられている。この情報記録部13は、磁気記録
が可能な磁性体塗布層により形成されている。撮影時
に、カメラのレリーズボタン15を操作すると、コントロ
ーラ16を介しシャッタ17を開き、撮影レンズ18を介し主
要被写体の画像をネガフイルム10に記録する。このと
き、周知のように、AE機構20が作動して被写体輝度に応
じて最適な露光量となるように、絞り21の絞り値とシャ
ッタ速度とを決定し、これをコントローラ16に送る。コ
ントローラ16は、これに基づき絞り21及びシャッタ17を
調節する。また、周知のように、AF機構22を作動させ
て、撮影レンズ18のピント調節を行う。
所定コマ数の撮影を終了すると、撮影されたネガフイ
ルム10はカートリッジ11内に巻き取り収納される。この
フイルムの巻き取り収納時に、ユーザー識別情報がカー
トリッジ11の情報記録部13に記録される。ユーザー識別
情報は、英数字を用いた番号からなるIDコードが用いら
れる。このユーザー識別情報は、入力キー23により入力
され、ID用メモリ25に記憶されており、ユーザー情報書
込み時にID用メモリ25から読み出される。なお、ユーザ
ー識別情報は、IDコードを用いる代わりに、ユーザーの
名前を平仮名,片仮名や漢字、更にはローマ字表記した
ものを用いることもできる。また、ユーザー識別情報の
更新も入力キー23により行うことができる。
信号発生器26はID用メモリ25からユーザー識別情報を
読みだして、これを磁気記録信号に変換し、これを磁気
記録機構27に送る。磁気記録機構27は、磁気記録ヘッド
27Aを情報記録部13上で2次元方向に走査して、ユーザ
ー識別符号のデータを記録する。
この他に、信号発生器26は、AE機構20からの輝度信号
やAF機構22からの主要被写体距離信号を撮影情報として
コントローラ16を介し受け取り、これを情報記録部13に
記録する。この記録は、ユーザー情報と同じように撮影
終了後に一括して記録してもよく、また、各コマの撮影
毎に記録してもよい。また、各コマ毎に記録する場合に
は、カートリッジ11に設けた情報記録部13の代わりに、
フイルムの両側縁部に設けた情報記録部に光学的又は磁
気的に記録してもよい。また、AE機構20やAF機構22から
の信号の他に、前記入力キー23を用いて、他の撮影情報
を記録することもできる。撮影情報としては、例えば、
ズーム倍率、縦横比、主要被写体の大きさ指定等があ
る。これら各種撮影情報の入力方法、写真フイルム等へ
の記録方法、及びプリント工程における利用方法につい
ては、以下の各公報に説明されている。例えば、撮影の
時に、撮影の日付、時刻、シャッター速度、絞り値等の
データを記録するものとしては、特開昭51-117632号、
同59-214923号、実開昭63-188644号、特開昭64-6933
号、同63-201645号、同49-74019号、同55-101932号、同
54-2115号等がある。また、撮影の時の照明光の情報を
記録するものとしては、特開昭51-117632号、同52-1333
号、同52-30429号等があり、トリミング情報を記録する
ものとしては、特開昭63-298233号、同64-21432号等が
ある。更に、撮影者や被写体の種類等の文字を写し込む
ものとしては、特開昭50-30517号、同55-101932号、同5
4-2115号等がある。更にまた、上記以外の撮影情報の入
力方法、写真フイルム等への記録方法、及びプリント工
程における利用方法については、本出願人が既に出願し
た特願平1-173571号、同1-176415号、同1-191765号、同
1-208834号、同1-208837号、同1-228590号、同1-243150
号、同1-268523号等に、詳しく説明されており、ここで
は、簡単に説明する。
先ず、ズーム倍率情報を利用するときには、カメラ側
で、撮影レンズの撮影倍率を変えることなく、ファイン
ダーのズーム倍率だけを変えて撮影し、この時のズーム
倍率情報を記録する。そして、プリント作成時には、そ
の情報からトリミング倍率を決定する。この時の、ズー
ム倍率は連続可変でも良いし、何段階かの切り換えでも
よい。また、縦横比情報を利用するときには、カメラ側
で、撮影範囲を変えることなく、ファインダーのフレー
ムの縦横比だけを変えて撮影し、この時の縦横比情報を
記録する。そして、プリント時には、その情報からトリ
ミング範囲を決定する。また、主要被写体の大きさ情報
を利用する時には、カメラ側で、人物等の主要被写体の
大きさをプリント上である大きさになるように指定す
る。そして、プリント作成時に、その情報からトリミン
グ倍率を決定する。なお、複数コマを連続して撮影する
場合には、最初の1コマのみについて上記大きさ指定を
行い、他のコマはそれに準ずるような情報を付しておく
と、一連のプリントで、全て人物等の主要被写体を同じ
大きさにすることができる。
受付処理工程では、撮影済みフイルム10が収納された
カートリッジ11を受け取り、これを第3図に示す情報リ
ーダーライター30にセットしてその情報記録部13から磁
気記録再生ヘッド31によりユーザー識別情報を読みだ
す。磁気記録再生ヘッド31は、ヘッド走査部32によりカ
ートリッジ11の情報記録部13上を2次元方向に走査され
る。磁気記録再生ヘッド31からの微弱信号は、信号変換
器33内のアンプにより増幅された後、ユーザー識別情報
データに変換される。これらヘッド走査部32や信号変換
器33はコントローラ34により制御されている。信号変換
器33からのユーザー識別情報データは、この情報リーダ
ーライター30に接続された顧客管理用のコンピュータ35
に送られる。このコンピュータ35のメモリ36には、ユー
ザ識別符号毎に予めユーザーの住所,氏名・名称,電話
番号等が記録されており、コンピュータ35はユーザー識
別符号により、DP袋37に記入する必要があるデータ,例
えば氏名・名称と電話番号を検索し、これらのデータを
印字プリンタ38に送り、DP袋37の所定欄に氏名や電話番
号等を印字する。また、このユーザー情報読み取りの後
に、顧客管理用コンピュータ35は、カートリッジ11の情
報記録部13に取次店識別情報を記録する。この取次店識
別情報は、キーボード39の操作によりメモリ36に予め記
憶されている。そして、ユーザー識別情報の読み出し後
に、信号変換器40を介し記録再生ヘッド31により、情報
記録部13に追加して記録する。この取次店識別情報は、
現像所において取次店の顧客管理に利用される。また、
顧客管理用コンピュータ35は、ユーザー識別情報に基づ
き、依頼日付やプリントの種類、プリント件数等をメモ
リ36の該当するエリアに記録し、これに基づきプリント
処理管理等の顧客管理を行う。例えば、日毎にプリント
依頼件数やその内容等を集計して、この結果を表示装置
41に表示したり、プリンタ38で印刷したりして、顧客管
理する。
DP処理工程は現像所にて行われる。現像所では、DP袋
37からネガフイルム10を取り出し、この際に、DP袋37及
びネガフイルム10にチェックテープを貼付する。チェッ
クテープは周知のように、連続した番号のIDコードが印
刷されたものであり、本実施例の場合、同一符号を付し
た2連のチェックテープを用いている。そして、2連の
チェックテープの内の一方をネガフイルム10側に、他方
をDP袋37に貼付する。チェックテープを貼付したネガフ
イルム10は、以下従来と同じようにDP処理され、仕上が
ったプリントとネガフイルム10とは画面を参照して照合
される。プリント済みのネガフイルム10は、6コマ毎に
切断してネガピースにされ、ネガシートに挿入される。
そして、このネガフイルム10とDP袋37とに付したチェッ
クテープによりこれらを照合し、ネガフイルム10及びプ
リントを該当するDP袋に挿入する。DP処理後のネガフイ
ルム10及びプリント写真はDP取次店を介して客に渡され
る。
次に、プリント済みのネガフイルムをネガシートに挿
入する上記実施例に代えて、第4図に示すように、カー
トリッジ内にネガフイルムを収納するようにした別の実
施例について説明する。なお、本実施例において、撮影
工程及び受付処理工程は上記実施例と同じであるので、
この説明を省略し、DP処理工程についてのみ説明する。
先ず、DP袋からカートリッジを取り出して、これを周
知のオートプレスプライサー(フイルム接合の前処理
機)にセットして、撮影済みのネガフイルムの先端のみ
をカートリッジから引き出す。そして、この後、引き出
したネガフイルムと、カートリッジと、DP袋とに、前記
チェックテープを貼付する。この場合のチェックテープ
は、上記3つのものに貼付する必要から3連のものを用
いる。その後、オートスプライサー(フイルム自動接合
機)にネガフイルム10及びカートリッジ11をセットし
て、ネガフイルム10をカートリッジ11から全て引き出し
た後、切断し、この切断した各ネガフイルム10同士を接
続して長尺のネガフイルムとし、これをロール状に巻き
取る。
次に、ネガフイルムの接合工程後の空のカートリッジ
11を、前記DP取次店で用いる情報リーダーライター30と
同じ構成からなる装置にセットして、ユーザー識別情報
及び撮影情報を読み取る。そして、読み取ったユーザー
識別情報とカートリッジに貼付したチェックテープのID
コード番号とを対応させて、顧客管理用コンピュータの
メモリに記録する。このコンピュータには、予めユーザ
ー識別情報とこれに対応する顧客の氏名,住所,電話番
号等が登録されている。同じようにして、取次店識別情
報とこの名称,住所,電話番号等が登録されている。顧
客管理用コンピュータは、前記したDP取次店における顧
客管理用コンピュータ35と同様にして、ユーザー識別情
報,取次店識別情報,及びプリント工程におけるプリン
ト枚数等の各種データに基づき、顧客管理する。また、
撮影情報は、オンラインで又はLSIカードを介し、ネガ
検定機やオートプリンタに送られ、プリント時の焼付露
光条件の設定に用いられる。LSIカードに撮影情報を記
録する場合には、顧客管理用コンピュータにLSIカード
ライターを接続してこれにより行う。
前記スプライス工程を経て長尺とされたロール状のネ
ガフイルムは、周知のシネ式フイルム現像機,ネガ検定
機,及び後述するシネ式プリンタによりDP処理が行われ
れる。
第5図にシネ式プリンタを示す。この第5図におい
て、ロール状に巻き取られた長尺の撮影済みネガフイル
ム50はリール取付け軸51に固定され、送りローラ対52に
より、フイルムキャリア54に送られる。このフイルム移
送中に、ネガフイルム50の各コマの例えば先頭エッジが
エッジセンサ55により検出され、この検出信号に基づき
各コマがプリント位置にセットされる。
光源56から放出された白色光は、シアンフイルタ57,
マゼンタフイルタ58,イエローフイルタ59を通ってから
ミキシングボックス60に入る。これらの色補正フイルタ
57〜59は、フイルタ調節部61によって光路62への挿入量
が調節され、それにより焼付光の三色光成分及びその強
度が調節される。前記ミキシングボックス60は、内面が
ミラー面となった角筒の両端部に拡散板を取り付けたも
のである。ミキシングボックス60を透過した光は、フイ
ルムキャリア54内のネガフイルム50のコマを照明する。
また、プリント位置の上方にはズームレンズからなる
焼付レンズ65が配置されており、ネガフイルム50のコマ
の画像をカラーペーパー66に結像する。焼付レンズ65
は、レンズ駆動部67によりプリント倍率が変更される。
なお、符号68はペーパーマスクを示す。焼付レンズ65と
カラーペーパー66との間にはシャッタ70が配置されてお
り、シャッタ駆動部71により焼付光路62から所定時間だ
け退避するように構成されている。
また、プリント位置の斜め上方には、レンズ74とイメ
ージエリヤセンサ75とから構成されたスキャナー76が配
置されており、プリント位置にセットされたコマの各点
の透過光を測定する。このスキャナー76の信号は、信号
処理回路77に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換
されてから、各点の濃度信号が露光量演算部78に送られ
る。露光量演算部78は、各点の濃度信号や前記撮影情
報,及びネガ検定データ等に基づき、露光演算式により
最適な露光量を演算し、これをコントローラ80に送る。
コントローラ80は、周知のマイクロコンピュータによ
り構成されている。このコントローラ80には、各種制御
モールドの設定、各種データの入力、及び制御のための
キーボード81や、これらのデータやモードの表示を行う
表示器82が接続されている。そして、コントローラ80
は、オンラインで入力される撮影情報及びユーザー識別
情報を一旦メモリ83に格納し、フイルムキャリア54にセ
ットされたネガフイルム50に対応する撮影情報及びネガ
検定データをユーザー識別情報に基づき、露光量演算部
78に送る。更に、コントローラ80は、露光量演算部78か
らの露光量と各色フイルタ57〜59のセット位置との関係
からフイルタセット位置を求め、このセット位置信号を
フイルタ調節部61に出力して、光質を調節すると共に、
シャッタ駆動部71を介しシャッタ70を制御する。また、
コントローラ80は、トリミング倍率等の撮影情報データ
を入力した場合に、レンズ駆動部67を介して焼付レンズ
65の倍率を変更する。これにより、ネガフイルム50の各
コマが、ネガ検定データ及び撮影情報データに基づき、
カラーペーパー66に順次焼付露光される。焼付露光済み
のカラーペーパー66は、リールに巻き取られる。また、
カラーペーパー66の裏面には、コマ位置に対応させて各
コマ毎に、印字プリンタ84によりコマ番号及びユーザー
識別情報を印字する。このユーザー識別情報の印字によ
り、プリント写真とネガフイルムとの照合の際に、それ
ぞれの画面を参照することなく印字したユーザー識別情
報をもとにしてこれらを照合することができる。印字す
るユーザー識別情報は、ID番号をそのまま印字してもよ
く、その外にチエックテープの符号や、ユーザーの名
前,名称等を印字してもよい。
また、コントローラ80は、メモリ83にユーザー識別情
報をアドレスデータとして、プリント情報を書き込む。
プリント情報としては、プリント日付、プリンタIDコー
ド、その他プリント作成に使用したネガ検定機IDコー
ド、プリント条件等がある。プリント条件としては、各
コマ毎の露光時間、フイルムセット位置、プリント倍率
等がある。このようにして、書き込まれたプリント情報
は、前記顧客管理用コンピュータ35のメモリ36にユーザ
ー識別情報に基づき記憶され、再プリント時の条件決定
に利用される。
次に、第6図及び第7図を参照して、プリント処理済
みフイルム86を巻取り収納するカートリッジ87について
説明する。このカートリッジ87が従来のものと異なって
いるのは、スプール88の外周に、ネガフイルム86のパー
フォレーション86Aに係止する爪89を設けたこと、カー
トリッジ87のフイルム出入り口90から前記係止爪89の形
成部分まで、ネガフイルム86の先端を案内するガイド板
91を設けたこと、及びカートリッジ本体87Aの周面に、
撮影情報記録部92を設けたことである。
前記ガイド板91は合成樹脂や金属片で構成されてお
り、これらのバネ性による付勢手段で、フイルム先端は
スプール88に押し当てられる。これにより、パーフォレ
ーション86Aが係止爪89に確実に係止され、以後はスプ
ール88の回転によりスプール88に巻き取られる。なお、
ガイド板91の先端はネガフイルム86のパーフォレーショ
ン形成部分のみを押圧するように、幅が狭く形成されて
おり、フイルムの画像記録部を傷つけることのないよう
にされている。また、付勢手段はガイド板91自体のバネ
性によるものの他に、コイルバネや板バネ等から構成す
ることもできる。更に、フイルム出入り口90には、フイ
ルム保護のためのテレンプ93が取り付けられている。ま
た、図中の符号87B,87Cはカートリッジ本体87Aの両端開
口に嵌められる蓋を示す。なお、カートリッジ87を円筒
状に形成する代わりに、直方体状や多角筒状に形成して
もよく、更には、カートリッジ本体と蓋とを合成樹脂で
一体成形した半割り箱部材を設け、これらを接合してカ
ートリッジを形成してもよい。
プリント処理済みのネガフイルム86をカートリッジ87
内に巻き取り収納する場合には、巻取り装置94によりス
プール88を回転させ、この状態で、フイルム先端をガイ
ド部材95で挟持してガイド部材95と一緒に、フイルム出
入り口90内に挿入する。ガイド部材95の挿入後は、ガイ
ド部材95のフイルム挟持を緩めてネガフイルム86をカー
トリッジ87内に挿入する。このフイルム挿入は、パーフ
ォレーション86A内にフイルム送り用スプロケット96を
噛合させて、このスプロケット96を回転させることによ
り行う。フイルム先端がガイド板91によりスプール88の
周面に達すると、パーフォレーション86Aに係止爪89が
係止するため、以後はスプール88の回転によりカートリ
ッジ87内にネガフイルム86が巻き取られる。
巻取り装置94は、モータ97と、モータ97の軸にフリク
ションクラッチ98を介し取り付けられる係止爪部99とか
ら構成されている。係止爪部99は、スプール88の軸端に
形成された係止片88Aに係止して、スプール88を回転す
る。そして、1オーダー分のネガフイルム86がスプール
88に巻き取られると、スプライステープ接続部分が検出
され、これに基づきネガフイルム86がオーダー毎に切り
離されカートリッジ87内に収納される。この時、ネガフ
イルム86の終端がカートリッジ87から若干突き出た状態
で巻取りを終了する。
なお、上記カートリッジ87の場合、単にネガフイルム
86の終端が係止爪89に係止してスプール88に巻きついて
いる状態であるので、これを再プリント時に単に引き出
すと、フイルム終端がカートリッジ87から抜け出てしま
い、再プリント後のフイルムのカートリッジ87内への収
納が不可能になる。このため、フイルム終端近傍に、終
端を表す孔等からなる終端マークを形成しておき、これ
をプリンタ側に配置した光学センサで検出し、この検出
信号によりカートリッジ87からのフイルム引き出しを停
止する。更には、フイルム終端近傍の側縁部に係止切欠
きを形成しておき、終端となったときにカートリッジの
フイルム出入り口に設けた係止片をこの切欠きに係止さ
せることで、フイルム引出しを停止させてもよい。
プリント済みフイルムが収納されたカートリッジ87の
情報記録部92には、ユーザー,DP取次店,及び現像所の
識別情報を記録する。更に、情報記録部92の記憶容量に
余裕がある場合には、撮影情報,プリント情報等を記録
してもよい。このように、各識別情報をカートリッジに
記録しておくことにより、カートリッジのみの受け渡し
でも、ネガフイルムの所有者,プリント条件等を簡単に
検索することができ、再プリント時の依頼や処理を容易
に行うことができる。なお、情報記録部92の容量が少な
くて、撮影情報やプリント情報を記録することができな
い場合には、ユーザー識別情報に基づき、顧客管理用コ
ンピュータのメモリを検索することで、該当するフイル
ムの撮影情報やプリント情報を得ることができる。
情報記録部92へのユーザー識別情報の記録は、前記情
報リーダーライター30と同じ装置を用いて記録する。こ
の他に専用のライターを用いて記録してもよい。
なお、上記実施例では、プリント済みネガフイルム86
を新たな専用のカートリッジ87に収納する場合について
説明したが、これに代えて、元のカートリッジにネガフ
イルムを収納するようにしてもよい。この場合には、上
記フイルム再挿入可能なカートリッジ87を未撮影フイル
ムの提供時に用いるとよい。
また、再挿入可能なカートリッジを用いる代わりに、
第8図に示すように、スプール100にフイルム101の一端
を係止して固定したカートリッジ102を用いることもで
きる。この場合にも、当然のことながらカートリッジ10
2の表面には、情報記録部103を設けておく。そして、DP
処理時には、カートリッジ102側にフイルムの一端を固
定したままフイルム101をカートリッジ102から先端取出
し金具104により引き出して、このカートリッジ付きネ
ガフイルム101を吊り下げ式現像機により現像した後
に、同じようにカートリッジ102に一端を付けたまま、
プリント処理し、プリント後にネガフイルム101を元の
カートリッジ102内に巻取り機105により巻き取ってもよ
い。この実施例の場合には、ネガフイルムをカートリッ
ジから切り離すことがないので、前記チェックテープを
用いる必要がないという利点が得られる。
また、上記実施例では、同時プリントを依頼する場合
に、取次店を介し行うようにしたが、この他に、フイル
ム提供時に、撮影後のフイルムを郵送又は配送するため
の封筒をフイルムパッケージ内に同封しておき、撮影終
了後にこの封筒を用いて直接に現像所にフイルムを送る
ようにしてもよい。この場合には、第9図に示すよう
に、現像所に予めユーザー識別情報を登録しておくこと
で、単にフイルムを封筒内に入れて送るだけでよく、カ
ートリッジの情報記録部のユーザー識別情報を読み取る
ことで、フイルムのDP処理の依頼主を特定することがで
き、DP依頼が簡単になる。そして、ユーザー識別情報に
基づき配送用封筒に依頼主の住所、氏名等を自動印字
し、これに仕上がったプリントとネガフイルムとを入れ
て、依頼主に変装する。
本発明では、第10図に示すように、DP受付機(フイル
ム受付機)及び受け渡し機を用いて、写真フイルムカー
トリッジの受け付けと受け渡しとを行う。この場合に
は、DP受付機には、依頼内容を入力するためのキーボー
ドと、受け取ったカートリッジのユーザー識別情報を読
み取ると共に、情報記録部に受付日時や受付機番号等を
記録するための情報リーダーライターと、受付券を発行
する券発行機とを設ける。そして、受付券には、受付番
号、受付日時、受付機番号、依頼した処理の種類等をプ
リントすると共に、受付券の裏面の磁気記録部に印字し
た内容を示すデータを磁気記録する。また、この受付券
への磁気記録データを情報記録部に記録することで、ユ
ーザー情報読取りの際に同時に読みだすことができ、そ
の取り扱いが簡単になる。なお、受付データの情報記録
部への記録に代えて、LSIカード等の他の記録媒体に記
録してもよい。
DP受付の後は、現像所で情報記録部のユーザー識別情
報に基づき依頼主を特定する。その後、DP処理し、ネガ
フイルムとプリントとをDP袋に挿入して、これを受け渡
し機にセットする。また、ユーザー識別情報により顧客
管理を行う。
受け渡し機では、券挿入口から入れられた受付券から
受付情報を読み取り、これに基づき該当するネガフイル
ム及びプリントが入ったDP袋を排出口に出す。この場合
に、料金受け取り装置を設けておき、指定の料金が納入
された場合にDP袋を排出する。また、料金の現金支払い
に代えて、プリペイドカードを用いることもできる。な
お、この受け渡し機による受け渡しの他に、郵送や配送
手段により直接に顧客に送ってもよく、更には顧客の近
くにある取次店を介し受け渡してもよい。また、ユーザ
ー識別情報として、IDコードを用いる場合には、仕上が
ったプリント写真等の受け渡しの際の暗証番号としてID
コードを利用してもよい。
また、上記各実施例では、ユーザー識別情報を情報記
録部に記録しているが、この他に、フイルム識別符号を
フイルム製造時に情報記録部に記録しておくこともでき
る。そして、ユーザー識別情報と共にフイルム識別符号
もネガフイルムの識別に併せて利用することで、より確
実なフイルム識別が可能になる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明では、写真処理の依頼内
容を入力する入力手段と、写真フイルム又はこれを収納
するカートリッジに設けた情報記録部からユーザー識別
情報を読み取るとともに、前記情報記録部に受付情報を
記録するための情報読み書き手段と、前記受付情報を記
録した受付券を発行するための受付券発行手段とを備え
たから、写真フイルムカートリッジの受付を無人化して
自動的に処理することができる。また、受付券はプリン
ト部と磁気記録部とを備え、プリント部に受付情報をプ
リントするとともに、磁気記録部に受付情報を磁気記録
することにより、仕上がったフイルムや写真等を受け取
る際に、この受付券に磁気記録された受付情報を読み取
ることで、該当するフイルムや写真等を自動照合するこ
とが簡単になり、受け渡しの間違い等が発生することが
ない。また、フイルム受付後のフイルムの取扱が容易に
なり、効率のよいDP処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フイルム取扱方法の各工程を示す流れ図であ
る。 第2図は、本発明で用いるカメラを示す概略図である。 第3図は、情報リーダーライターを示す概略図である。 第4図は、他のフイルム取扱方法を示す流れ図である。 第5図は、第4図に示すオートプリント工程で用いるオ
ートプリンタを示す概略図である。 第6図は、カートリッジ内にネガフイルムを挿入する状
態を示す分解斜視図である。 第7図は、同断面図である。 第8図は、他のフイルム取扱方法を示す説明図である。 第9図は、他のフイルム取扱方法を示す流れ図である。 第10図は、本発明の写真フイルム受付機を用いたフイル
ム取扱手順を示す流れ図である。 10,50,86,101……ネガフイルム 11,87,102……カートリッジ 13,92,103……情報記録部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真処理の依頼内容を入力する入力手段
    と、写真フイルム又はこれを収納するカートリッジに設
    けた情報記録部からユーザー識別情報を読み取るととも
    に、前記情報記録部に受付情報を記録するための情報読
    み書き手段と、前記受付情報を記録した受付券を発行す
    るための受付券発行手段とを備えたことを特徴とする写
    真フイルム受付機。
  2. 【請求項2】前記受付券はプリント部と磁気記録部とを
    備え、プリント部に受付情報をプリントするとともに、
    磁気記録部に受付情報を磁気記録することを特徴とする
    請求項1記載の写真フイルム受付機。
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