JPH0950083A - 写真処理システム - Google Patents

写真処理システム

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JPH0950083A
JPH0950083A JP7199620A JP19962095A JPH0950083A JP H0950083 A JPH0950083 A JP H0950083A JP 7199620 A JP7199620 A JP 7199620A JP 19962095 A JP19962095 A JP 19962095A JP H0950083 A JPH0950083 A JP H0950083A
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JP
Japan
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cartridge
photographic
film
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negative film
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Pending
Application number
JP7199620A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Yoshikawa
純生 吉川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0950083A publication Critical patent/JPH0950083A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レギュラー、イレギュラー処理に拘らず、受
付からラボでの処理を経て、出荷するまでの写真フィル
ム等の正確なハンドリング、並びに磁気記録層の有効な
利用を図る。 【解決手段】 受付部では磁気記録層にラボ処理に必要
な情報を記録し、ローディング手段に装填して、写真フ
ィルムを引き出しながら磁気記録層に記録された情報を
読取り、かつ画像を読み取って、プリント条件を決定す
る。写真フィルムの巻き取り時には、各画像コマが焼付
位置に順次位置決めされ焼付露光がなされる。またこの
搬送時に磁気記録層に情報が記録される。プリンタプロ
セッサ部では、読み取られた画像に基づいてインデック
スプリントが作製され、カートリッジ、印画紙、インデ
クッスプリントは照合された後、出荷される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに収
容され画像が記録された画像コマ領域と共に磁気記録層
が設けられた複数の写真フィルムを処理するための写真
処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラボシステムでは、顧客から依頼
された写真フィルム(以下、ネガフィルムという)を受
付け、現像し、印画紙へプリントした後、印画紙を現像
し、これらをDP袋にまとめて収容して返却するように
なっている。
【0003】このとき、例えば、受付時には同時プリン
トか再注文か、プリント枚数、トリミング等の特殊プリ
ントの指定の有無等を応対する店員と口頭によって行
い、これを指定の用紙(DP袋の裏面側に印刷された記
入欄)に書き込むようになっている。
【0004】このとき、少量処理を主体とするミニラボ
では、手書きのメモを見ながらオペレータが処理を行っ
ても、大きな支障はないが、人手に頼ると作業ミスを起
こす可能性もある。
【0005】ところで、磁気記録層が設けられたネガフ
ィルムでは、この磁気記録層に様々な情報を記録するこ
とができるため、情報伝達として適用することが考えら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気記
録層が設けられたネガフィルムのハンドリングは、従来
のネガフィルムと若干異なることがあり、磁気記録層を
用いた情報伝達手段を確立するには至っていない。すな
わち、何らトラブル無く処理される場合には、容易に想
定できるが、異常発生時や特殊プリントの依頼等、イレ
ギュラーな処理まで考慮したハンドリングを確立する必
要がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、レギュラー、
イレギュラー処理に拘らず、受付からラボでの処理を経
て、出荷するまでの写真フィルム等の正確なハンドリン
グ、並びに磁気記録層の有効な利用を図ることができる
写真処理システムを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カートリッジに収容され画像が記録された画像コマ
領域と共に磁気記録層が設けられた複数の写真フィルム
を処理するための写真処理システムであって、顧客から
撮影済かつ未現像、又は現像済の写真フィルムが収容さ
れたカートリッジを受付け、ラボ処理に必要な情報を磁
気記録層に記録する注文受付ユニットと、写真フィルム
を前記カートリッジから取り出し、別の収容体に巻き取
るデタッチユニットと、未現像写真フィルムを現像する
フィルムプロセッサユニットと、現像した写真フィルム
を再度カートリッジへ収容するアタッチユニットと、カ
ートリッジが装填され、現像済写真フィルムをカートリ
ッジから引き出すローディング部と、前記引き出し方向
搬送時に光学で記録された情報及び磁気記録層に記録さ
れた情報を読み取って、記憶する記憶部と、前記カート
リッジへの巻取搬送時に画像コマを順次焼付位置に位置
決めし、写真フィルムに記録された画像を読取り、かつ
ぜJき磁気記録情報を利用してプリント条件を決定し、
印画紙へ画像を露光するプリント処理部と、引き出され
た写真フィルムを該写真フィルムの巻き癖に沿って巻き
取って保持する巻取保持部と、露光された印画紙を現像
処理し、該印画紙を写真フィルム1本毎に仕分けるペー
パ処理部と、前記読み取った画像情報に基づいてインデ
ックスプリントを作製するためのインデックスプリント
部と、を備えたプリンタプロセッサユニットと、カート
リッジに収容された写真フィルム、印画紙、インデック
スプリント等の写真材料間で照合を行う照合部を備え、
一致したものをまとめて出荷する出荷部と、を有し、前
記写真フィルムが、この写真フィルムに設けられた磁気
記録層に情報を書き込む又は磁気記録層から情報を読取
ることで、各ユニット間での情報を伝達するための記録
媒体を兼ねることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、受付ユニ
ットで受付けた写真フィルムの磁気記録層にラボ処理に
必要な情報を記録し、現像済みフィルムが収容されたカ
ートリッジはプリンタプロセッサユニットのローディン
グ部に装填される。この状態で写真フィルムはカートリ
ッジから引き出され、光学的に記録された情報及び磁気
記録層に記録された情報が読み取られる。
【0010】引き出された写真フィルムは巻取保持部に
よって巻き癖に沿って巻き取られて保持されるため、ジ
ャミング等を起こすことがない。
【0011】画像コマ全ての情報が読み取られると、写
真フィルムは再度カートリッジに巻き取られる方向に搬
送される。この搬送時、各画像コマが焼付位置に順次位
置決めされ、読み取った情報を利用して焼付露光がなさ
れる。またこの搬送時に磁気記録層に情報が記録され
る。
【0012】また、プリンタプロセッサ部では、読み取
られた画像に基づいてインデックスプリントが作製さ
れ、カートリッジ、印画紙、インデクッスプリントは照
合された後、出荷される。
【0013】各ユニットでは、必要に応じて磁気記録層
に記録された情報を常に読取り、かつ書き込むことによ
り、次工程のユニットでの処理形態(通常処理でよい
か、特殊な処理か)を伝達することができる。なお、バ
ックアップ機能として情報が記録されたLSIカードを
付帯させるようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図3には、本発明の実施
の形態に適用される写真材料が示されている。
【0015】図1は、磁気記録層16が設けられたネガ
フィルム10であり、このように磁気記録層16が設け
られたネガフィルム10には、バーコード12にフィル
ムIDが記録されている(フィルムIDの予記録)。
【0016】図1に示すネガフィルム10の後端部には
孔20が形成されている。この孔20はカートリッジ2
2(図2参照)との連結用に適用される。
【0017】次に、図2はカートリッジ22であり、ケ
ーシング24内には、前記ネガフィルム10を層状に巻
き取って収容するスプール26が配設されている。スプ
ール26には、軸線方向に沿ってスリット状の貫通孔2
8が形成され、その内周面には突起爪30が形成されて
いる。この突起爪30に前記ネガフィルム10の孔20
が嵌合されることによって、ネガフィルム10の後端部
はスプール26に連結され、かつ層状に巻き取られる。
また、カートリッジ22の外周面には、カートリッジI
Dが予めバーコード及び文字(数字)によって記録され
ている(カートリッジIDの予記録)。
【0018】なお、このスプール26の軸端はケーシン
グ24外へ突出されており、この軸端を回転させること
によって、ネガフィルム10をカートリッジ22内から
出入れすることができるようになっている。
【0019】次に、図3(A)にはDP袋34が示され
ており、顧客がDPE店に同時プリント等を依頼したと
きに、DPE店にて発行され、前記カートリッジ22
(図2参照)を入れると共に、顧客の名前、電話番号、
フィルムメーカ名、プリントサイズ等の必要事項が記入
され、ラボへ搬送されると共に請求書が貼付けられて顧
客に返却されるようになっている。このDP袋34に
は、DP袋IDがバーコード12及び文字(数字)14
によって記録されている(DP袋IDの予記録)。
【0020】また、図3(B)にはインデックスプリン
ト214が示されている。このインデックスプリント2
14は、1本のネガフィルム10に記録されている画像
が縦横に並べられて記録されている。この記録は、例え
ば、ネガフィルム10の画像をプリンタプロセッサ21
0に設けられたスキャナーで読み取って、感熱記録した
り、印画紙に焼付けたり、普通紙にトナー記録したりし
ている。なお、本実施の形態では、印画紙に焼付けるこ
とによって、インデックスプリント214を作成してい
る。
【0021】ここに記録された画像は、画像の大体の情
景が分かれば良い程度の解像度とされている。また、こ
のインデックスプリント214の作成時、各画像にはネ
ガフィルム10に付されたコマ番号が記録されたり、ネ
ガフィルム10に記録されたフィルムIDが記録される
ようになっている。さらに、サイズとしては、DP袋3
4に入る程度が好ましい。
【0022】以上に写真プリント36を含めたものが本
発明の実施の形態に適用される写真材料であり、このよ
うな写真材料を用いてラボシステムにおいて、写真処理
がなされることになる。
【0023】次に、ミニラボにおける写真処理システム
を説明する。顧客が撮影済のネガフィルム10をDPE
店に持参すると、DPE店では注文受付機230によっ
て注文を受付ける。 (注文受付機)図4に示すように、注文受付機230は
ケーシング230A内に収容された本体231と、ケー
シング230Aと別体のバーコードリーダ232と、か
ら構成されている。
【0024】バーコードリーダ232は、写真処理依頼
の受付作業を行うオペレータの操作により、先端部に設
けられた読取部が前述のカートリッジ22に設けられた
バーコードに対応されることによってバーコードを読取
ることができる。バーコードリーダ232は制御装置2
42に接続されており(図5参照)、読取ったバーコー
ドが表すデータを制御装置242へ出力する。
【0025】次に、本体231について説明する。ケー
シング230Aの上面にはキーボード238、ディスプ
レイ240が設けられている。
【0026】また、本体231の右側面には、プリンタ
244が取付けられている。プリンタ244には、入力
/表示を兼ねるタッチパネル244Bが設けられてお
り、プリントに際してのフォーマット等の指示を入力で
き、かつその指示内容が表示可能となっている。
【0027】キーボード238の右側のケーシング面に
は、プリント注文票246を挿入するための挿入口24
8が設けられている。プリント注文票246は顧客が焼
増し処理を依頼する際に焼増ししたい画像コマをDPE
店に伝達するために用いられる帳票であり、焼増しした
い画像コマを特定する情報が顧客によって所謂マークシ
ート方式でマークとして記録される。挿入口248の内
部にはマークシートリーダ250が設けられている。マ
ークシートリーダ250はオペレータが挿入部248に
プリント注文票246を挿入することにより、該プリン
ト注文票246に記録されたマークを読み取ることがで
きる。
【0028】また、キーボード238の左側には、フロ
ッピーディスク装填部249が配設されており、前記プ
リント注文票246の代わりにフロッピーディスクに記
録された情報を読取ることも可能となっている。さら
に、読み取られた情報を、フロッピーディスクに記録
し、保管することも可能である。
【0029】ディスプレイ240の図4の左側には、フ
ィルムデータ読取装置236が配設されている。フィル
ムデータ読取装置236はケーシング230Aの上面に
開口230Bが設けられており、さらに開口230Bに
対応して遮光蓋252が設けられている。遮光蓋252
は開口230Bを閉止する位置、または開口230Bを
開放する位置へ回転可能とされている。なお、遮光蓋2
52には、カートリッジ22のスプール26を支持する
突起部252Aが設けられ、閉止状態で、スプール26
の一端に軸支されるようになっている。
【0030】カバー230A内部には開口230Bに対
応する位置にカートリッジ装填部256が配設されてお
り、開放状態とされた開口230Bを介して投入された
カートリッジ22は、カートリッジ装填部256に受け
渡されて読取位置にセットされる。
【0031】また、フィルムデータ読取装置236の内
部の読取位置の近傍にはカートリッジ駆動アクチュエー
タ260(図5参照)が配設され、カートリッジ22の
スプール26を回転させると共に、カートリッジ22の
シャッターを開閉させる。読取位置に位置しているカー
トリッジ22のフィルム引き出し方向には、搬送ローラ
対262、264が設けられている。搬送ローラ対26
2、264はパルスモータ269(図5参照)の駆動力
が伝達されて回転し、ネガフィルム10を搬送する。こ
れにより、ネガフィルム10は、カートリッジ22から
引き出され、搬送ローラ対262、264を介し、かつ
ガイド板265に案内されてリール267に巻き取られ
るようになっている。このリール267は、カートリッ
ジ22から引き出されたネガフィルム10を一時的に収
容する役目を有している。
【0032】搬送ローラ対262と搬送ローラ対264
との間には、ネガフィルム10のトラックに対応して磁
気ヘッド270が設けられている。磁気ヘッド270は
増幅器272、A/D変換器274を介して制御装置2
42に接続されている。トラックに記録されている情報
は、ネガフィルム10搬送時に読取ヘッド270で読み
取られ、デジタルデータに変換されて制御装置242へ
出力される。
【0033】このように、注文を受付たカートリッジ2
2は、DP袋34に収容されて、ラボへ搬入される。
【0034】以下、図6にミニラボにおける写真処理シ
ステムの概略を説明する。DP袋34及びカートリッジ
22は、デタッチャー200へセットされるようになっ
ている。
【0035】図7に示される如く、デタッチャー200
では、カートリッジ22からネガフィルム10が引き出
され、ラボ専用カートリッジ32に巻き直されるように
なっている。空になったカートリッジ22は、そのID
が読み取られ、受付順にコンテナ300の収容溝302
へ収容され、IDと、この収容したコンテナ300の識
別番号及び収容溝302の番地とをセットにして記憶す
る。記憶されたデータは記憶媒体313に記憶される。
コンテナ300の収容溝302が全て埋まると、コンテ
ナ300は、記憶媒体313と共に後述する簡易アタッ
チャー202へ送られる。
【0036】ここで、後工程でDP袋34から機械的に
IDを読み取る必要がある場合、カートリッジ22から
IDを読み取り、DP袋34にバーコード等の記号によ
って記録される。或いは、機械に頼らず、オペレータが
目視で確認する場合には、判読し易い、文字を印字して
もよいし、バーコードと文字を併記してもよい。ID
(バーコード等)が印字されたDP袋34は照合部20
4へ送られるようになっている。
【0037】ラボ専用カートリッジ32は、2個が1組
とされてリーダ206に接合され、フィルムプロセッサ
208へ装填されることになる。このリーダ206は、
ネガフィルム10をフィルムプロセッサ208内で案内
する役目を有しており、これにより、ネガフィルム10
は、順次ラボ専用カートリッジ32から引き出され、確
実に現像、定着、水洗及び乾燥等の各処理がなされる。
【0038】なお、空になったラボ専用カートリッジ3
2は、デタッチャー200へ戻すようにしている。
【0039】現像処理が終了したネガフィルム10はア
タッチャー202へ送られる。図8に示される如く、こ
のアタッチャー202には、前記デタッチャー200で
ネガフィルム10が引き出されたカートリッジ22が収
容されたコンテナ300が先に原位置で待機しており、
ネガフィルム10からIDが読み取られ、このIDに基
づいて記憶媒体313からコンテナ300の識別番号及
び収容溝302の番地が読み出され、装填されたコンテ
ナ300の識別番号との照合がなされ、一致した場合に
は、ピックアップ部に位置する収容溝302の番地と照
合する。この照合が一致していれば、収容されているカ
ートリッジ22はネガフィルム10のIDと一致すると
判断でき、ネガフィルム10はカートリッジ22へ巻き
戻され、プリンタプロセッサ210へ送られるようにな
っている。
【0040】ネガフィルム10が収容されたカートリッ
ジ22は、1本毎にプリンタ・プロセッサ210へセッ
トされる。
【0041】プリンタ・プロセッサ210では、ネガフ
ィルム10に記録された各画像コマを順次焼付位置へ位
置決めし、印画紙36へ画像を焼付けるようになってい
る。
【0042】ここで、プリンタ・プロセッサ210で
は、ネガフィルム10に記録されたIDが読み取られ、
各焼付処理毎に印画紙36の表又は裏面側へ読み取られ
たIDを印字するようになっている。このため、印画紙
36は、同一のネガフィルム10に記録された画像が焼
付けられると、同一のIDが印字されることになる。
【0043】また、プリンタ・プロセッサ210では、
ネガフィルム10に記録された画像がCCD等の撮像素
子によって読み取られ、この画像データをインデックス
プリント部212へ出力している。インデックスプリン
ト部212では、送られたデータに基づいて、インデッ
クスプリント214を作成する。なお、画像データと共
にネガフィルム10のIDが出力され、作成されたイン
デックスプリント214にこのIDが印字されるように
なっている。
【0044】プリンタプロセッサ210での焼付処理が
終了した印画紙36及びカートリッジ22は、照合部2
04へ送られる。
【0045】照合部204では、DP袋34、カートリ
ッジ22、印画紙36及びインデックスプリント214
のそれぞれに記録されたIDが読み取られて照合され、
一致した場合にカートリッジ22、印画紙36及びイン
デックスプリント214がDP袋34に入れられて出荷
されるようになっている。
【0046】このように、ミニラボにおいては、ネガフ
ィルム10、印画紙36、DP袋34及びインデックス
プリント214のそれぞれに付されたIDを照合するこ
とによって、オペレータによる画像を確認しながらの照
合作業を軽減し、正確かつ迅速に照合作業を行うことが
できる。
【0047】なお、照合部204での照合の際、ネガフ
ィルム10をカートリッジ22から引きだし、ネガフィ
ルム10に記録された画像を確認できるビュワーによっ
てフィルム画像と印画紙画像との一致性を目視確認して
もよい。
【0048】さらに、インデックスプリント用情報を照
合部204に取り込み、処理中のカートリッジIDに相
当する画像をCRTモニタ上へポジ画像として表示する
ようにしてもよい。この表示された画像と印画紙画像の
一致性を目視確認すれば、印画紙34又はインデックス
プリント214にIDを印字する必要はない。なお、こ
の表示画像は、全コマでもよいし、一部コマ(先頭コ
マ、最終コマ等)でもよいし、同時に枚数データを表示
して、ペーパカッタでカットした枚数のカウント値との
一致性を確認してもよいし、請求書を作成する際の情報
としてもよい。
【0049】また、不良カートリッジ22として、廃棄
した場合、これに該当するフィルムを新たなカートリッ
ジ22に収容する必要がある。この場合、新たなカート
リッジ22にオペレータが目視可能な数字等のID記入
欄が未記入状態で機械的に読取り可能なバーコード等は
予め記録されているものを適用する。
【0050】前記未記入欄にはネガフィルム10に記録
されたIDを数字で書込み、ネガフィルム10とカート
リッジ22とを対応させる。これにより、不良となった
カートリッジ22のIDがこの新しいカートリッジ22
に数字によって記録されることになり、他の写真材料と
の対応がとれるようになる。
【0051】一方、バーコードによって記録されたID
は、この数字のIDとは異なるが、このバーコードによ
り記録されたIDは、ネガフィルム10に例えば磁気記
録しておく。これにより、自動照合時には、この機械読
取りのIDで照合を図ることができ、かつ人間は数字の
みを理解するため今まで使用していたIDを生かしてお
くことができる。
【0052】上記説明した発明の実施の形態では、ネガ
フィルム10やカートリッジ22等に異常がなく、円滑
に処理された場合について説明したが、各機器におい
て、上記説明した手順以外でも処理が可能な場合があ
る。また、実際の処理上では、様々な位置決め処理やイ
レギュラーな処理がなされることがある。例えば、特殊
プリント(フロントプリント等の特別注文等)、ネガフ
ィルム10が当初からシミがついたもの、途中で切断さ
れているもの、規定の長さにたっしないもの等がある。
このような、イレギュラーな処理も考慮に入れておく必
要があり、以下、各機器毎に分類して、各機器の実施態
様並びに異常(イレギュラー)処理について説明する。 (注文受付機)注文受付機230では、ネガフィルム1
0をカートリッジ22から引き出したり、巻き込んだり
する機能の他に、次のような機能も必要である。すなわ
ち、同時プリント及び再注文のいずれの場合も受付ける
が、カートリッジ22の中に入っているネガフィルム
が、現像前か後かで取扱いが大きく異なる。これは、D
PE店からラボへ移送する場合も、正確に伝達する必要
がある。
【0053】このため、カートリッジ22には、上記状
態を示す表示機能として、VEI(露光/現像表示)機
能が付加されている。これは、同時プリントの場合に
は、未現像のネガフィルムでカメラの撮影が終了したこ
とを告げる位置に指標をセットしている。また、再注文
の場合には、現像済の位置に指標をセットする。
【0054】また、現像済表示は、カートリッジ22の
タブが折れ曲がっていることによって示すIPI機能も
併用してもよい。
【0055】ディスプレイ240によるモニター機能に
おいて、現像済ネガフィルム10、すなわち再注文を受
ける場合に有効に活用することができる。ネガフィルム
10の画像をスキャニングして、ポジ画像に変換し、コ
マ番号と共に表示するようにすれば、顧客が希望する焼
き増しの画像とコマ番号の特定が容易に行える。また、
大きく引き延ばしたい場合や画像をトリミングしたいと
きにも、ポジ画像を見ながら倍率の設定、位置の指定を
行えるため、作業が容易となる。また、この顧客の指示
(指定)を磁気記録層16に記録すればよく、記憶容量
が不足するならば他の記録媒体を併用してもよい。
【0056】また、ミニラボ店ではDP袋34に各種情
報を印字して、照合を容易にするようにしてもよい。こ
の各種情報としては、受付番号、処理年月日、顧客のI
D等が挙げられる。
【0057】なお、上記実施の形態では、ディスプレイ
240として画像を電気的に読取り表示するようにした
が、ネガフィルム10に光を照射し、その透過光をみる
ような光学系を設けてもよい。この場合は、装置が簡略
化され、安価な装置として構成することができる。
【0058】次に、注文内容を入力した後、顧客にその
内容及び納期を確認してもらうための伝票244Aの
他、仕上がり予測料金をプリンタ244で印字してもよ
く、さらに、仕上がり後、請求書を出力できるようにし
てもよい。
【0059】照合のためのID番号を、カートリッジ2
2に予め付与されたIDを用いたが、顧客に特別に設定
したIDでもよい。また、顧客が持っている、クレジッ
トカードのIDを利用すれば、料金の支払い等を自動引
き落としにできる等のメリットがある。
【0060】特殊プリントを依頼する場合も、この注文
受付機230によって受付ることが望ましい。特殊プリ
ントとは、プリントの画質に指定を与える、バックプリ
ント又はフロントプリントに特別な文字や記号を希望す
る、等を示す。
【0061】プリントの画質指定とは、磁気情報の指定
どおりにプリント条件を固定してプリントしたり、濃度
/色味を指定することをいう。また、バックプリント又
はフロントプリントの特別な文字や記号とは、シャッタ
ースピード、焦点距離、絞り、測光モード、カメラの所
有者の番号を示す。また、タイトルの追加や変更、ポス
トカードやグリーティングカードの文面等も含まれる。
【0062】上記、注文受付機230は、DPE店にあ
ることを前提に説明したが、顧客が個人的に所有してい
ても構わない。すなわち、顧客がカートリッジ22を持
参する時に、既に注文内容を磁気記録層に記録した旨を
告げることにより、DPE店での受付は単にカートリッ
ジ22を受け取るのみでよくなる。
【0063】また、上記実施の形態では、ネガフィルム
10を例にとり説明しているが、リバーサルフィルムに
おいても、同様に受付けることが可能である。 (デタッチャー)前述したVEIは、状態を光学的に読
み取って露光/現像状態を判別するものであり、IPI
はメカ的に変化した状態を検出するものである。これら
は、併用することが望ましいが、IPIのみの適用も可
能である。
【0064】異常フィルムの判別のため、カートリッジ
22からネガフィルム10が出たか出ないかをメカニカ
ル又は光学的に検出するセンサを設けることが望まし
い。例えば、1回目で、ネガフィルム10の先端が出て
こない場合には、カートリッジ22のスプール26を巻
取方向へ数回転させた後、再度引き出しを行い、これを
数回行ってもネガフィルム10が出てこない場合には、
異常フィルムとして排除し、別工程で処理を行うように
する。これにより、他の円滑な処理を妨げることが防止
できる。
【0065】ネガフィルム10の引き出しが最終端まで
来たかを判断することが望ましい。例えば、ネガフィル
ム10に設けられている最終端を示すパーフォレーショ
ンを検出するか、最初からパーフォレーションの数をカ
ウントする。この検出に達する前にネガフィルム10の
引き出しに異常なトルクを検出した場合には、引き出し
を中止し、カートリッジ22に再度巻き取って異常フィ
ルム扱いとするのが望ましい。
【0066】ネガフィルム10が引き出し中に切れた場
合には、引き出されたネガフィルム10及びカートリッ
ジ22に残されたネガフィルム10を取り出し、吊り現
像等の別処理で行うようにする。
【0067】デタッチャー200では、未現像のフィル
ムを扱うため、スタティックによる被りを生じないよう
にする必要がある。このため、ネガフィルム10に静電
気が蓄積されないような電荷を逃がす工夫、すなわち、
導電性ゴムローラ、導電性搬送路、或いはスパーク防止
のためのスパークキラー等を施す必要がある。
【0068】また、ネガフィルム10のをクリーニング
することにより、磁気記録層16の読み書きを円滑に行
うようにすることが望ましい。
【0069】ネガフィルム10の最初の画像コマよりも
前、並びに最後の画像コマよりも後の磁気記録層16
は、ラボでの処理に必要な情報を記録するようにしてい
る。
【0070】画質の向上のため、定期的に安定した光源
を用いて、濃度を変化させたパターンを焼き込み、色、
濃度の検査を行っている。このとき、光源は安定してい
ることが必要であり、センサを用いて常に光量の監視を
行っている。
【0071】前述の如く、ラボの処理のアウトプットと
して、ネガフィルムの現像、プリントの生産を行った
後、ネガフィルム10、カートリッジ22、プリント、
インデックスプリント214、DP袋34を間違いなく
照合して、顧客に戻すことが必要であり、上記実施の形
態では、IDを管理することによって行っている。
【0072】しかし、ネガフィルム10、カートリッジ
22、プリント、インデックスプリント214、DP袋
34は、常に共通のIDを持っているとは限らず、カー
トリッジ22にトラブルがあって、別の新しいカートリ
ッジ22にネガフィルム10を収容した場合には、異な
るIDが発生することになる。
【0073】このような場合、例えば最初に読み取った
IDを基準にして、その後に発生したIDをLSIカー
ドやハードディスク等に対応付けして記憶しておくこと
により、ID間の照合を図ることができる。
【0074】例えば、所定の1本のネガフィルム10に
ついて、LSIカードの中に、カートリッジIDを記録
し、同番地にDP袋から読み取ったDP袋番号、ロット
番号、ロット内のシーケンシャルな番号等を記録してお
く。再注文のネガフィルム10の場合には、現像されて
いるので、フィルムIDも読み取って記録してもよい。
【0075】このLSIカードを照合の工程に移送し、
照合時にIDの特定を行うために用いることにより、所
謂バックアアップ体制を確立することができる。なお、
ハードディスクを用いた場合には、オンライン又はイン
ラインで照合部へ伝送すればよい。 (情報入力装置)再注文の場合には指定コマ番号と枚数
だけプリンタプロセッサでオペレータが入力してもよい
が、入力に時間がかかるものや特殊なプリント内容に関
するものは専用の入力装置を用いるようにしてもよい。
【0076】専用の入力装置を用いる例としては、フロ
ント印字やバック印字の印字する内容を変更する場合
や、プリントのトリミング指定、プリントのアスペクト
比の変更をする場合が挙げられる。
【0077】この情報入力装置の機能としては、DPE
の受付で使用する注文受付機230と同様の機能をもっ
ていればよい。また、ハード構成としては、磁気情報の
読み取り、書き込みが行え、ネガフィルム10又はカー
トリッジ22に収容されたネガフィルム22が取り扱え
る機構と、それを制御するコントローラがあればよい。 (フィルムプロセッサ)デタッチャー工程において、ラ
ボ専用カートリッジ32にネガフィルムが巻き取られる
と、これらを2本1組としてリーダ206に接合する
が、この場合、従来はネガフィルムをカットしていた
が、本システムではカットせずにそのまま接合してい
る。このとき、リーダ206にネガフィルム10の先端
形状に基づいた切り欠きを設けることにより、接合が容
易となる。
【0078】2本1組とされたカートリッジ22等はオ
ートローディング機構にセットすることによって、オペ
レータが1組づつセットする必要なく、自動的に順次処
理していくことができる。
【0079】異常ネガフィルムを処理する場合、例え
ば、カートリッジ22から全くネガフィルム10が出て
こない、ネガフィルム10は出てきたが、後端がカート
リッジ22から外れない、途中でネガフィルム10がき
れてしまい、残りがカートリッジ22内にある、といっ
た状況に陥ったとき、遮光された部屋内でカートリッジ
22を分解し、ネガフィルム10を傷付けないように取
り出し、現像処理する。 (プリンタプロセッサ)ネガフィルム10には、一定の
アスペクト比で画像が記録され、プリントアスペクト比
を指定する情報が各画像コマに対応して記録されてい
る。この記録は光学的又は磁気的のいずれであってもよ
い。両方に異なる情報が記録されていた場合には、磁気
情報を優先する。指定されるサイズは、従来のLサイズ
プリント(Cサイズ)、迫力ビジョンサイズプリント
(Hサイズ)、パノラマサイズプリント(Pサイズ)の
3種類である。
【0080】プリント順序は、コマ番号順に行う方法の
他、1本の中で、同一のアスペクト比でプリントするも
のをまとめて処理する方法がある。この方法によれば、
レンズやマスクの切り換え回数が減少し、処理時間の短
縮につながると共に装置寿命も伸び、信頼性を高めるこ
とができる。
【0081】ネガキャリア上には、ネガフィルム10の
順搬送方向に沿って書き込み用磁気ヘッド及び読取用磁
気ヘッドの順に並べて配置されている。ネガフィルム1
0のリーダ部が書き込みヘッドの位置にくると、ある決
められた信号を書き込む。その後に読取ヘッドがあるた
め、書き込んだ通りの信号が読めたか否かを判断するよ
うになっている。
【0082】判断の結果、読取が正しく行われなかった
場合には、磁気ヘッドの異常か、制御部の異常であり、
アラームを発するようにしている。
【0083】ネガキャリアには、光学情報の検出器も配
設されており、工場で記録されたバーコード及びカメラ
で記録されたドット情報を読み取ることができる。ネガ
フィルム10のリーダ部には、ネガフィルム10のID
を表す情報やネガフィルム10のロットを表す情報があ
り、また、カメラの情報としては、そのカメラでカート
リッジがどの方向で装填されたかを表す情報がある。
【0084】ネガフィルム10のID番号はバックプリ
ントに印字を行ったり、インデックスプリントにその番
号を印字するために用いるものである。
【0085】ろっと番号は、読み取った後、プリントの
画質の向上につながるように、その情報を利用する。例
えば、特殊なロットであるために、特別な露光補正を行
ったり、ロット番号から経年変化していることを認識
し、経年変化分の露光補正を行う。或いは、ロット番号
から、メモリしてあるそのロットの補正情報を引き出
し、露光補正を行うこともできる。
【0086】カメラでカートリッジがどの方向で装填さ
れたかを表す情報は、画像の天地方向を知る情報として
利用可能である。天地情報は、バックプリントやフロン
トプリントの文字の天地を画像に合致させたり、インデ
ックスプリントの画像位置と文字の向きを合わせるのに
用いられる。
【0087】画像の有無を検出する検出器は、このリー
ダ部ではラボ用の焼き込みが行われているか否かを検出
するために用いる。ラボ用の焼き込みは特殊なパターン
を持っているため、光被りと異なることを識別する。
【0088】ネガフィルム10のリーダ部を過ぎると、
各画像コマが記録されている領域となり、各画像コマに
対応した磁気情報及び光学情報を読み取る。また、これ
に並行して画像の読取も行う。
【0089】光学情報からは、画像コマ番号を検出して
いる。また、パーフォレーションのカウントから画像コ
マ番号を特定してもよい。
【0090】このような搬送されるネガフィルム10の
先端は、巻取部で巻き取った状態で保持しておく。すな
わち、ネガフィルム10には巻き癖があるため、この巻
き癖に準じて巻き取ることにより、ジャムの防止を図っ
ている。
【0091】上記画像の読取等で引き出されたネガフィ
ルム10は、再度カートリッジ22に巻き取っていき、
この巻取時に間欠搬送し、各画像コマの焼付位置に位置
決めして、印画紙への焼付処理を行っている。
【0092】また、この巻取時には、磁気記録層16へ
の情報の記録も行っている。本プリンタプロセッサ21
0には、磁気情報又は光学情報をプリント裏面に印字す
るバックプリント機能、並びに、プリント表面に文字又
は絵柄等を焼き込むフロントプリント機能を搭載するこ
とが可能である。なお、バックプリント機能は別工程で
行ってもよい。バックプリントは、ドットインパクト、
インクジェット方式が適用可能であり、フロントプリン
トは、レーザビーム走査、液晶パネル露光、CRT露光
方式が適用可能である。
【0093】フロントプリントにおいて、画像に重ねて
文字や絵柄を焼き込む場合、スキャナで読み取った画像
情報に基づき、焼き込み位置や色を選択するようにすれ
ば、フロントプリントを目立たせることができる。な
お、フロントプリント領域を例えば、2〜5mm幅の白
縁で囲むようにしておいてもよいし、フロントプリント
領域全体を主露光時に露光しないようにしてもよい。
【0094】フロントプリントは、簡単な年月日の焼き
込みから、ポストカードやグリーティングカード、名刺
等の作製にも適用可能である。
【0095】インデックスプリントの露光ステージは、
アナログ露光の投影部と異なる位置にセッティングさ
れ、レーザビーム方式、液晶表示、CRT方式等様々な
方式を取り入れることができる。なお、インデックスプ
リント214の投影部とアナログ露光の投影部との間
に、印画紙のバッファゾーンを設けることが望ましい。
【0096】インデックスプリントは多くの場合、ネガ
フィルム1本につき1枚とされ、アナログ露光1枚の露
光時間より長くかかる、1件分のアナログ露光が終了し
た後、それを前記バッファゾーンにため、その件の最後
の部分にインデックスプリントを作製する。このとき、
タイムシーケンスは並行処理となるため、インデクスプ
リントを行っても、時間のロスはない。 (大伸ばしプリンタ)今までは小サイズのプリントを行
うことを前提に説明したが、大サイズのプリントを依頼
される場合がある。
【0097】カートリッジに収容された現像済ネガフィ
ルムをハンドリングする際、マニュアルキャリアとオー
トキャリアとがある。通常は、各種サイズのネガフィル
ムを取り扱えるよう、マニュアキャリアを用いることが
多い。
【0098】マニュアルキャリアは、カートリッジ装填
部、露光アパーチャ、フィルム巻取部という基本的な構
成を持ち、カートリッジ装填部に現像済ネガフィルムが
収容されたカートリッジを装填するようになっている。
カートリッジから送り出されたネガフィルム10は、そ
の走行路をガイドされながら、露光アパーチャ及びフィ
ルム巻取部へ進むことになる。露光すべき画像コマが焼
付位置にくると正確に位置決めされる。
【0099】一方、ネガフィルム10の先端がフィルム
巻取部に到達すると、その先端を巻取軸に巻き付かせる
か、先端自身が渦巻き状の巻き形状を形成させる。この
フィルム巻取部によって巻き癖のついたネガフィルム1
0を一時的に保存しておくことができる。
【0100】このマニュアルキャリアでは、磁気情報を
読み取ることが難しく(一定搬送できにくい)、磁気情
報を読み取るためにはオートキャリアが適している。
【0101】オートキャリアでは、X−Y−θ方向に移
動(回転)可能としており、トリミングプリント等に対
応可能となっている。
【0102】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真処理
システムは、レギュラー、イレギュラーに拘らず、受付
からラボでの処理を経て、出荷するまでの写真フィルム
等の正確なハンドリング、並びに磁気記録層の有効な利
用を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録層付ネガフィルムの形状を示す平面図
である。
【図2】ネガフィルムを収容するカートリッジの断面斜
視図である。
【図3】(A)はDP袋の斜視図、(B)はインデック
スプリントの平面図である。
【図4】注文受付機の斜視図である。
【図5】注文受付機の概略ブロック図である。
【図6】ラボ(ミニラボ)システムの概略図である。
【図7】デタッチャーの概略斜視図である。
【図8】アタッチャーの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 ネガフィルム(写真フィルム) 16 磁気記録層 22 カートリッジ 34 DP袋 36 印画紙 110 アタッチャー 114 スキャナー 200 デタッチャー 202 アタッチャー 210 プリンタプロセッサ 212 インデックスプリント部 214 インデックスプリント 230 注文受付機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カートリッジに収容され画像が記録された画像コマ
領域と共に磁気記録層が設けられた複数の写真フィルム
を処理するための写真処理システムであって、顧客から
撮影済かつ未現像、又は現像済の写真フィルムが収容さ
れたカートリッジを受付け、ラボ処理に必要な情報を磁
気記録層に記録する注文受付ユニットと、写真フィルム
を前記カートリッジから取り出し、別の収容体に巻き取
るデタッチユニットと、未現像写真フィルムを現像する
フィルムプロセッサユニットと、現像した写真フィルム
を再度カートリッジへ収容するアタッチユニットと、カ
ートリッジが装填され、現像済写真フィルムをカートリ
ッジから引き出すローディング部と、前記引き出し方向
搬送時に光学で記録された情報及び磁気記録層に記録さ
れた情報を読み取って、記憶する記憶部と、前記カート
リッジへの巻取搬送時に画像コマを順次焼付位置に位置
決めし、写真フィルムに記録された画像を読取り、かつ
前記磁気記録情報を利用してプリント条件を決定し、印
画紙へ画像を露光するプリント処理部と、引き出された
写真フィルムを該写真フィルムの巻き癖に沿って巻き取
って保持する巻取保持部と、露光された印画紙を現像処
理し、該印画紙を写真フィルム1本毎に仕分けるペーパ
処理部と、前記読み取った画像情報に基づいてインデッ
クスプリントを作製するためのインデックスプリント部
と、を備えたプリンタプロセッサユニットと、カートリ
ッジに収容された写真フィルム、印画紙、インデックス
プリント等の写真材料間で照合を行う照合部を備え、一
致したものをまとめて出荷する出荷部と、を有し、前記
写真フィルムが、この写真フィルムに設けられた磁気記
録層に情報を書き込む又は磁気記録層から情報を読取る
ことで、各ユニット間での情報を伝達するための記録媒
体を兼ねることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】図7に示される如く、デタッチャー200
では、カートリッジ22からネガフィルム10が引き出
され、ラボ専用カートリッジ32に巻き直されるように
なっている。空になったカートリッジ22は、そのID
が読み取られ、受付順にコンテナ300の収容溝302
へ収容され、IDと、この収容したコンテナ300の識
別番号及び収容溝302の番地とをセットにして記憶す
る。記憶されたデータは記憶媒体313Aに記憶され
る。コンテナ300の収容溝302が全て埋まると、コ
ンテナ300は、記憶媒体313Aと共に後述する簡易
アタッチャー202へ送られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】現像処理が終了したネガフィルム10はア
タッチャー202へ送られる。図8に示される如く、こ
のアタッチャー202には、前記デタッチャー200で
ネガフィルム10が引き出されたカートリッジ22が収
容されたコンテナ300が先に原位置で待機しており、
ネガフィルム10からIDが読み取られ、このIDに基
づいて記憶媒体313Aからコンテナ300の識別番号
及び収容溝302の番地が読み出され、装填されたコン
テナ300の識別番号との照合がなされ、一致した場合
には、ピックアップ部に位置する収容溝302の番地と
照合する。この照合が一致していれば、収容されている
カートリッジ22はネガフィルム10のIDと一致する
と判断でき、ネガフィルム10はカートリッジ22へ巻
き戻され、プリンタプロセッサ210へ送られるように
なっている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに収容され画像が記録され
    た画像コマ領域と共に磁気記録層が設けられた複数の写
    真フィルムを処理するための写真処理システムであっ
    て、 顧客から撮影済かつ未現像、又は現像済の写真フィルム
    が収容されたカートリッジを受付け、ラボ処理に必要な
    情報を磁気記録層に記録する注文受付ユニットと、 写真フィルムを前記カートリッジから取り出し、別の収
    容体に巻き取るデタッチユニットと、 未現像写真フィルムを現像するフィルムプロセッサユニ
    ットと、 現像した写真フィルムを再度カートリッジへ収容するア
    タッチユニットと、 カートリッジが装填され、現像済写真フィルムをカート
    リッジから引き出すローディング部と、前記引き出し方
    向搬送時に光学で記録された情報及び磁気記録層に記録
    された情報を読み取って、記憶する記憶部と、前記カー
    トリッジへの巻取搬送時に画像コマを順次焼付位置に位
    置決めし、写真フィルムに記録された画像を読取り、か
    つぜJき磁気記録情報を利用してプリント条件を決定
    し、印画紙へ画像を露光するプリント処理部と、引き出
    された写真フィルムを該写真フィルムの巻き癖に沿って
    巻き取って保持する巻取保持部と、露光された印画紙を
    現像処理し、該印画紙を写真フィルム1本毎に仕分ける
    ペーパ処理部と、前記読み取った画像情報に基づいてイ
    ンデックスプリントを作製するためのインデックスプリ
    ント部と、を備えたプリンタプロセッサユニットと、 カートリッジに収容された写真フィルム、印画紙、イン
    デックスプリント等の写真材料間で照合を行う照合部を
    備え、一致したものをまとめて出荷する出荷部と、を有
    し、 前記写真フィルムが、この写真フィルムに設けられた磁
    気記録層に情報を書き込む又は磁気記録層から情報を読
    取ることで、各ユニット間での情報を伝達するための記
    録媒体を兼ねることを特徴とする写真処理システム。
JP7199620A 1995-08-04 1995-08-04 写真処理システム Pending JPH0950083A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7199620A JPH0950083A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 写真処理システム

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JP (1) JPH0950083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6055037A (en) * 1997-09-24 2000-04-25 Noritsu Koki Co., Ltd. Photographic printing method and photographic printing system for photographic film stored in a cartridge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6055037A (en) * 1997-09-24 2000-04-25 Noritsu Koki Co., Ltd. Photographic printing method and photographic printing system for photographic film stored in a cartridge

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