JPH0534863A - 画像記録媒体及び情報処理システム - Google Patents

画像記録媒体及び情報処理システム

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Publication number
JPH0534863A
JPH0534863A JP19539091A JP19539091A JPH0534863A JP H0534863 A JPH0534863 A JP H0534863A JP 19539091 A JP19539091 A JP 19539091A JP 19539091 A JP19539091 A JP 19539091A JP H0534863 A JPH0534863 A JP H0534863A
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JP
Japan
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image
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recording
recording medium
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Pending
Application number
JP19539091A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Kitamoto
達治 北本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP19539091A priority Critical patent/JPH0534863A/ja
Publication of JPH0534863A publication Critical patent/JPH0534863A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録媒体にその画像に関する多量の情報
を記録でき、ユーザが利用範囲を拡大することができる
と共に画像を見なくても検索、整理、再注文内容等を記
録する。 【構成】 印画紙232の裏面側には、磁気記録層23
3が設けられている。焼付装置202では、磁気記録層
233に対応して、記録ヘッド240が設けられてい
る。情報処理装置20には、記録再生ヘッド30が設け
られている。焼増しを注文する場合、焼増し情報を記録
再生ヘッド30によって磁気記録層233へ記録し、印
画紙232を注文カードとして利用する。撮影時の状況
等を入力する場合、キーボード40によって、文字を入
力する。印画紙面全面が磁気記録層233となっている
ので、ユーザが記録しておきたい情報の殆どを記録する
ことができる。画像の検索をする場合、検索条件と記録
再生ヘッド30によって読み取られた情報とが照合さ
れ、一致した印画紙232の画像をモニタ部38へ表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像に関する情報を記
録し、利用するための画像記録媒体及び情報処理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム、特にネガフィルムへ帯状
の透明磁性体(以下、磁気トラックという)を塗布し
て、このネガフィルムを特定する情報及びネガフィルム
に焼付けられた画像を特定する情報を磁気記録すること
が提案されている。これによれば、画像コマにそれぞれ
対応して前記磁気トラック上に情報を記憶させることが
できる。
【0003】記録すべき情報において、各画像コマ毎に
記録するの情報としては、コマ番号、感度、撮影日時、
疑似ズーム/パノラマ等の指定、逆光/アンダー或いは
オーバ露光撮影、ストロボ撮影、色温度、シャッター速
度、絞り、被写体距離、撮影時のカメラの姿勢、撮影場
所、被写体名、その他の撮影メモ等が考えられる。
【0004】このような情報が撮影コマ毎に得られるこ
とにより、ネガフィルムで撮影したフィルムからカラー
プリントを得る場合に、疑似ズーム/パノラマ等の指
定、逆光/アンダー或いはオーバー露光撮影、ストロボ
撮影、色温度等の情報が利用できるので、撮影時に意図
したものに一層近い状態でプリントすることができる。
【0005】また、ラボでは、印画紙への焼付時に画像
コマ毎に焼付時の露光量等を記録しておくことができ
る。このため、再注文時には、この記録された露光量等
を読み取れば、同一条件で焼付処理を行うことができ
る。
【0006】一方、現在、印画紙の裏面等に画像に関連
する情報(例えば、コマ番号等)を印字したり、印画紙
表面の画像領域以外にプリント年度を光学的に記録する
ことが知られている。また、ネガフィルム上に写し込ま
れた日付や短い文をそのままプリントすることも考えら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印画紙への情報の記録内容は、前記コマ番号、日付程度
となっており、ユーザが利用できる情報を広範囲に記録
するようなシステムは存在していない。すなわち、撮影
条件(絞り、シャッタースピード、ストロボ有無等)、
再プリントのためのプリント処理条件(焼増し枚数、引
伸サイズ、トリミング有無等)、撮影場所、被写体に関
するコメント等、後で印画紙の整理、検索、利用のため
の情報は記録することができなかった。
【0008】すなわち、従来の記録情報は、プリント作
業に関連する情報であり、ユーザが個人的に利用するよ
うな情報を記録することはできず、印画紙の整理等は画
像を見て行わざるを得ないため、その作業が煩雑であっ
た。
【0009】なお、関連技術として、本出願人は、ユー
ザ識別情報を印画紙に記録して、ラボでの照合作業に利
用すること(特願平2−267179号)、及び磁気記
憶部が設けられた印画紙を利用してラボでのプリント作
業に必要な情報をネガフィルムから記録し、ラボでの照
合作業に利用すると共に、ラボでのプリント仕上がり検
査で再プリントする場合に、その修正データを印画紙の
磁気記憶部に記録してプリンタへ戻すこと(特願昭2−
24901号)を提案している。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、画像に関する
多量の情報を記録でき、ユーザが利用範囲を拡大するこ
とができると共に、撮影時或いは撮影後のユーザに記憶
があるときに記録した情報を利用することにより、画像
を見なくても検索、整理に使え、再注文内容等を記録す
ることもできる画像記録媒体及び情報処理システムを得
ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像記録面における画像の周辺或いは画像記録面と
反対側の面に画像に関連する情報が記録されたことを特
徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記記録媒体が
カメラによって写真フィルムに撮影された画像を光学的
に記録する写真プリントであることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記画像に関連する情報として、
少なくとも撮影時に写真フィルムに記録される撮影情報
を含み、ラボでの現像、プリント条件及びユーザーが撮
影後に付加した情報が併せて記録可能とされていること
を特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至3に記載の発明において、前記情報が前記記録媒体上
に設けられた磁気記録層に磁気記録されており、この磁
気記録層の光学濃度が0.3以下とされていることを特
徴としている。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至4に記載の画像記録媒体に記録された情報を読み取っ
て処理する情報処理システムであって、画像に関する情
報を入力することにより、該当する情報を検索しこの情
報が記録されている記録媒体を選別することを特徴とし
ている。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記選別された記録媒体へ再注文
に関する情報を記録することを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、画像記録媒体
画像領域外に画像に関連する様々な情報を画像に対応さ
せて記録されている。すなわち、画像記録に必要な情報
のみならず、ユーザが個人的に利用するような情報も含
めて記録することができるので、この記録された情報に
よって画像記録媒体の整理、検索等が容易に行え、情報
を有効利用することができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、画像記録
媒体は、カメラによって写真フィルムに撮影された画像
を光学的に記録する写真プリント、すなわち印画紙であ
る。
【0019】印画紙は、通常、アルバム等に貼付けて保
存するが、多数となると、そのまま引出し等にランダム
に収容され、放置されることが多い。このように、ラン
ダムに収納された印画紙の中から必要な印画紙を探し出
すのはかなりの手間がかかる。このため、印画紙に画像
に関する情報を記録しておき、専用の収納ケース等にラ
ンダムに収納しておき、各印画紙を情報カードとして利
用すれば、検索が容易となる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、情報に
は、カメラでの撮影時に写真フィルムに記録される撮影
情報を含む。このため、どのような状況で撮影されたか
を情報を読取ることによって、容易に把握することがで
きる。
【0021】また、この撮影情報の他にラボでの現像、
プリント条件及びユーザが撮影後に付加した情報が併せ
て記録可能となっている。従って、情報の利用範囲が格
段に拡がり、ユーザ、DPE取次ぎ店、ラボとの情報伝
達が円滑となる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、前記画像
記録媒体には磁気記録層が設けられ、この磁気記録層に
情報が磁気記録される。このため、情報の書換えが容易
であり、また、情報の追加も容易に行えるので、ユーザ
が画像を見て後から画像に関するコメント等を記録する
ことができる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、所定の収
納部に画像記録媒体をランダムに束ねておき、特定の画
像に関する情報を入力する。前記収納部に収納された画
像記録媒体のそれぞれに記録されている情報を読取り、
入力情報を照合し、該当する情報を検索する。これによ
り、入力された情報に該当する画像記録媒体を選別する
ことができる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、上記検索
され選別された画像記録媒体に再注文に関する情報、す
なわち、プリント枚数、引伸サイズ、トリミングの有無
等を情報を記録し、DPE取次ぎ店を渡すことにより、
この画像記録媒体が注文カードとしての役目を持たせる
ことができる。
【0025】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係るネガフィ
ルム10が示されている。ネガフィルム10は、図2の
透明ベース12の上面に乳剤層14が設けられ、画像が
露光記録されるようになっている。また、図2の透明ベ
ース12の下面には、透明磁性体が塗布された磁気記録
層16が設けられている。図1に示される如く、この磁
気記録層16は、ネガフィルム10の画像コマ10Aの
範囲外に、ネガフィルム10の長手方向に沿って形成さ
れており、ネガフィルム10の先端部である画像コマ1
0Aが記録されていない部分のトラックS1、S2と各
画像コマ10Aに対応して設けられたトラックT1、T
2によって構成されている。このトラックS1、S2の
先端位置及び各トラックT1、T2の先端位置は、パー
フォレーションP0、P1が設けられている。パーフォ
レーションP1は各画像コマに対応して各1個設けられ
ている。また、ネガフィルム10の先端部には、ネガフ
ィルム10を図示しないスプロケットの爪に引っ掛けて
引き出すための複数のパーフォレーション13が設けら
れている。
【0026】トラックS1、S2はネガフィルム10の
1本毎に必要な情報を記録する領域であり、トラックT
1、T2は画像コマ10A毎に必要な情報を記録する領
域である。
【0027】ネガフィルム10のトラックS2には、未
撮影の状態、すなわち、製造段階で表1に示すようにロ
ットNo.、フィルムNo.が予め入力されている。ま
た、トラックT1には、表1に示すようにISO感度、
ネガ/ポジ、枚数、メーカー及びコマNo.が予め入力
されている。
【0028】
【表1】 図3には、本実施例に係るカメラ200及び写真焼付装
置202が示されている。カメラ200には、その一方
に前記ネガフィルム10をスプール204に巻き取って
収容するカートリッジ206が装填されている。カメラ
200には、制御部201(図5参照)に接続されたモ
ータ203によって駆動される駆動リール205が設け
られている。この駆動リール205にネガフィルム10
の先端が掛止されることにより、ネガフィルム10はコ
マ送りされるようになっている。
【0029】カメラ200にはネガフィルム10の磁気
記録層16、すなわち各トラックに対応して制御部20
1に接続された記録ヘツド208が設けられており、自
動的に、前記駆動手段によるネガフィルム10の搬送時
に前記トラックへ露光記録された画像に基づく所定の情
報が記録されるようになっている(表2参照)。
【0030】
【表2】 また、カメラ200のネガフィルム10の搬送経路上に
は、光電センサ207が設置されている。
【0031】図4に示される如く、光電センサ207
は、前記記録ヘツド208とのネガフィルム長手方向オ
フセット量が、トラックS1の先頭位置とパーフォレー
ションとのオフセット量と一致されるように設けられて
いる(本実施例では、オフセット量は0)。
【0032】図5に示される如く、この光電センサ20
7は、前記パーフォレーションP0、P1が設けられた
経路に対応されており、ネガフィルム10の表裏面を跨
ぐように一対の脚部207A、207Bが設けられてい
る。一方の脚部207Aには、投光部209が取付けら
れ、光線を照射するようなっている。なお、ネガフィル
ム10の感光を防止するため、この構成は赤外線が好ま
しい。また、他方の脚部207Bには、受光部211B
が取付けられ、前記投光部209からの光線を受けた場
合に光電センサ207は制御部201へハイレベル信号
を出力するようになっている。
【0033】ここで、投光部209と受光部211との
間には、ネガフィルム10が搬送されるので、パーフォ
レーションP0、P1が通過するときのみ、ハイレベル
信号が出力されるようになっている。制御部201で
は、光電センサ207からのハイレベル信号が入力され
記録ヘツド208を制御して上記情報を記録するように
なっている。
【0034】撮影が終了したネガフィルム10は、再度
カートリッジ206巻き戻された後、カメラ200から
取り出され、DPE取次ぎ店へ持ち込まれる。このDP
E取次ぎ店では、ネガフィルム10のリーダ部(トラッ
クS1、S2の設けられた部分)を暗箱内においてカー
トリッジ206から引き出し、ユーザの注文に基づいて
表3に示すような情報を入力した後、ラボへ搬送するよ
うになっている。ラボでは、ネガフィルム10を現像し
た後、写真焼付装置202の所定位置へ配置する。
【0035】
【表3】 写真焼付装置202は、焼付時に照射される光源218
の光軸上にネガキヤリア220が配設されている。ネガ
キヤリア220には、制御装置222に接続された駆動
部224の駆動力によって回転する駆動ローラ(図示省
略)が配設されており、ネガフィルム10が図3の矢印
A方向へ搬送されるようになっている。また、ネガキヤ
リア220には、ソレノイド226が設けられており、
制御装置222からの信号でネガフィルム10を焼付位
置に挟持圧着することができる。
【0036】光源218とネガキヤリア220との間に
はCMYの各フイルタ228が介在され、各色の露光量
に応じて光軸上に出没されるようになっている。
【0037】ネガフィルム10を透過した光線はレンズ
230を介して印画紙232へ照射され、印画紙232
へ画像が焼付けられるようになっている。なお、印画紙
232とレンズ230との間にはシヤツタ234が介在
されており、制御装置222からの信号で露光時に光軸
上から退避されるようになっている。
【0038】図6(A)に示される如く、印画紙232
の裏面側には、磁気記録層233が設けられている。磁
気記録層233は、周知の磁気テープや磁気カードと同
様に磁性材料を塗布することで設けることができる。こ
こで、磁気記録層233は一般的には黒色又は茶色であ
るため、この磁気記録層233の着色が印画紙232の
ベースを透過して、印画紙232の乳剤層50に記録さ
れる画像に影響を及ぼす場合がある。
【0039】図6(A)に示される如く、印画紙231
は紙等の支持体52の表裏にポリエチレンのフィルム5
4、56をラミネートしたものが一般的に使用されてい
る。このため、本実施例では、印画紙232表面側の上
記ポリエチレンのフィルム54に白色顔料を増量し、磁
気記録層233の色の透過を防止するようになってい
る。これにより、印画紙232へ焼付けられる画像に何
ら影響は及ぼさない。
【0040】この印画紙232の磁気記録層233に対
応して、制御装置222に接続された記録ヘッド240
が対応されている。この記録ヘッド240によって後述
する情報が磁気記録される。
【0041】ネガフィルム10の搬送経路上における、
ネガキヤリア220よりも上流側には、読取ヘツド23
6が配設され、前記カメラ200の記録ヘツド208で
記録された情報を読み取るようになっている。制御装置
222には、前記読取ヘツド236で読み取った情報を
記録するメモリが設けられている。
【0042】ここで、読取ヘツド236に対応して、前
記カメラ200に取付けられた光電センサ207と同一
構成の光電センサ235が設けられている。このため、
光電センサ235の検出信号により、各トラックの先頭
位置が認識できる。
【0043】また、ネガキャリア220よりも下流側に
は、記録ヘッド238が配設され、ネガフィルム10へ
焼付装置202によって焼付処理したときの情報(表4
に示す情報)が記録されるようになっている。
【0044】ここで、記録ヘツド238に対応して、前
記カメラ200に取付けられた光電センサ207と同一
構成の光電センサ239が設けられている。このため、
光電センサ239の検出信号により、各トラックの先頭
位置が認識できる。
【0045】
【表4】 なお、DPE取次ぎ店では、ラボで仕上げられた現像済
ネガフィルム10へ表5に示される情報も入力するよう
にしている。この場合、現像済ネガフィルム10は、明
室での作業が可能である。
【0046】
【表5】 一方、印画紙232の磁気記録層233に対応して配置
された記録ヘッド240には、制御装置222から前記
読取ヘッド236で読み取られたネガフィルム10の各
トラックに記録された情報及びこの写真焼付装置202
で処理したときの情報(表4参照)が記録されるように
なっている。
【0047】図7には、仕上がり印画紙232の収納を
兼ねた情報処理装置20が示されている。この情報処理
装置20は、ユーザがそれぞれ所持する装置であり、D
PE取次ぎ店から引き渡されてた印画紙232は、ケー
ス22に積層されて保管されている。
【0048】ケース22は、情報処理装置20の装填部
24と着脱可能とされている。装填部24には、レール
26が形成され、装填部24に装填されたケース22
は、このレール26に沿って図示しない駆動手段の駆動
力で往復移動可能となっている。
【0049】ケース22の一側面は開口されており、図
7の最上層の印画紙232が図示しない搬送手段によっ
て1枚毎に撮影部28へ送り出されるようになってい
る。
【0050】撮影部28には、印画紙232の裏面側の
磁気記録層233に対応して記録再生ヘッド30が配設
されている。この記録再生ヘッド30は、レール32に
沿って印画紙面と平行に移動可能とされている。記録再
生ヘッド30は、制御装置34に接続されており、撮影
部28に送り込まれた印画紙232の磁気記録層233
上で走査され、この磁気記録層233に記録されている
情報を読取り、制御装置34へ送るようになっている。
【0051】また、撮影部28には、CCDカメラ36
が備えられ、前記ケース22から撮影部28へ送り出さ
れた印画紙232に記録された画像を撮影するようにな
っている。撮影された画像の画像信号は、制御装置34
へ送られ、この制御装置34を介してモニタ部38へ送
信され、画像が表示されるようになっている。なお、こ
のモニタ部38の一部に前記記録再生ヘッド30で読み
取られた情報が表示されるようになっている。
【0052】制御装置34には、キーボード40が接続
されている。キーボード40からは、画像に関する情報
が入力されるようになっている。このキーボード40か
ら入力された情報が記録再生ヘッド30によって磁気記
録層233へ記録されるようになっている。
【0053】この記録内容は、焼き増し注文のための情
報、すなわち、焼き増し枚数、引き伸ばしサイズ、トリ
ミング有無等の情報が対応するネガフィルムを示すフィ
ルムNo.と共に記録され、この印画紙232が注文カ
ードとしての役目を有することになる。
【0054】また、印画紙232の磁気記録層233
は、多量の情報が記録可能であるので、ユーザが画像を
見て、撮影に関する様々な情報をキーボードによって入
力することにより、磁気記録層233へ記録することも
できる。
【0055】また、図6(B)に示される如く、本実施
例の印画紙232の裏面側、すなわち磁気記録層233
には、予め罫線242が付され、撮影情報、プリント情
報、ユーザ情報、再注文情報等の各情報の記録領域が区
分されている。このため、例えば、再注文情報をDPE
取次ぎ店等で読取る場合、大型の装置が不要で再注文情
報領域のみを読取ることができる小型の読取器(図示省
略)を配置しておけばよい。なお、この罫線242のそ
れぞれに見出し部を設け、各情報内容を印字しておくこ
とが好ましい。
【0056】以下に本実施例の作用を説明する。カメラ
200にネガフィルム10を装填し、ネガフィルム10
の先端のパーフォレーション13を駆動リール205に
掛止し、モータ203を駆動させるとネガフィルム10
はカートリッジ206から引き出されていく。このと
き、光電センサ207によってパーフォレーションP
0、P1を検出し、所定の領域に確実に情報を記録する
ことができる。
【0057】カメラ200によって画像が撮影される
と、ネガフィルム10の移動に応じて記録ヘツド24か
ら撮影された画像コマ10Aに対応するトラックT1へ
前記表2における項目6から項目17までの情報が記録
される。
【0058】カメラ10での撮影が終了し、カートリッ
ジ206のスプール204に再度巻き取られたネガフィ
ルム10は、ユーザによってDPE取次ぎ店へ持ち込ま
れる。DPE取次ぎ店では、ネガフィルム10を暗室に
おいて、カートリッジ206から引出し、表3に示され
る情報をトラックS1へ記録する。
【0059】DPE取次ぎ店で受付けられたネガフィル
ム10は、ラボへ搬送されて現像処理され、次いで、同
時プリントの場合は写真焼付装置202の所定位置へ装
填される。装填されたカートリッジ206からネガフィ
ルム10が引き出され、ネガキヤリア220の駆動部2
24によって搬送されると、この搬送時に読取ヘツド2
36によって前記カメラ200の記録ヘツド208及び
DPE取次ぎ店の記録装置によって磁気記録層16に記
録された情報が読み取られる。
【0060】ラボでは、読み取られた情報に基づいて、
露光量等の焼付条件が設定され、各画像コマ10Aが順
次焼付位置へ位置決めされ、焼付処理がなされる。ここ
で、ネガフィルム10の先端部分に設けられたトラック
S2には、ネガフィルム10の搬送中にネガキヤリア2
20の下流側に設置されている記録ヘツド238によっ
て表4の項目28を除く情報が記録される。
【0061】また、各画像コマ10AのトラックT2に
は、表4の項目28(焼付時の濃度補正値、色補正値
等)の情報が記録される。
【0062】一方、ネガフィルム10の各トラックに記
録された情報は、印画紙232の磁気記録層233にも
記録ヘッド240によって記録される。
【0063】ここで、印画紙232の焼付け仕上がり状
態を検定する工程において、NGと判定された場合は、
再焼付することになるが、このときのネガフィルム10
上の再焼付画像コマ10Aのコマ番号や補正値を前記ト
ラックS2又はトラックT2の各ラボ入力領域66、1
02へ記録することにより、焼付装置202では、この
再焼付情報を読取るのみで、最適な再焼付処理を行うこ
とができる。
【0064】この補正値をネガフィルム10に記録する
と共に、再焼付をした印画紙232にも記録する。
【0065】現像済のネガフィルム10及び焼付後に現
像処理された印画紙232は、DPE取次ぎ店へ戻され
る。DPE取次ぎ店では、トラックS1に表5に示され
る情報を記録して、ユーザへ返却する。この場合にも、
印画紙232の磁気記録層233へ同様の情報を記録す
ることが好ましい。
【0066】ユーザは、各画像コマ10AのトラックT
2へ表2の項目17、18及びgからnの情報を任意に
記録することができる。
【0067】また、引き渡された印画紙232を収納す
る場合、本実施例のケース22へ束ねて収納する。この
ケース22は、情報処理装置20の装填部24へ着脱自
在となっているため、印画紙232の磁気記録層233
に記録された情報を読取る場合、或いは書換え、書きた
しを行う場合、ケースごと装填部24へ装填する。
【0068】装填部24に装填されたケース22から
は、1枚ずつ印画紙232が引き出され、撮影部28へ
送り込まれる。撮影部28では、印画紙232の磁気記
録層233に対応して設けられた記録再生ヘッド30を
レール32に沿って移動させ、磁気記録層233の情報
を読取る。
【0069】読み取られた情報は、制御装置34を介し
てモニタ部38へ出力され、表示される。
【0070】一方、撮影部28では、CCDカメラ36
によって画像が撮影され、その画像信号が制御装置34
へ入力され、モニタ部38で表示される。
【0071】これにより、ユーザは、印画紙232に記
録された画像と情報を同時に目視することができる。
【0072】現在モニタ部38に表示されている画像の
焼増しを希望する場合、この焼増しに関する情報をキー
ボード40から入力する。すなわち、焼増し枚数、引伸
サイズ、トリミングの有無等を入力する。この場合、入
力情報をモニタ部38に表示することが好ましい。
【0073】キーボード40によって入力された焼増し
(再注文)に関する情報は、記録再生ヘッド30によっ
て印画紙232の磁気記録層233へ記録される。
【0074】焼増しを注文する場合には、ネガフィルム
10とこの焼増しに関する情報が記録された印画紙23
2をDPE取次ぎ店へ持ち込むことにより、印画紙23
2が注文カードとしての利用され、DPE取次ぎ店にお
いて焼増しに関する情報が読み取られ、ネガフィルム1
0の中から該当する画像コマを選別する。この読取は、
各情報が罫線242によって区分されているので、必要
な部分のみを読取る小型の読取器によって簡単に読取る
ことができる。
【0075】これにより、ユーザがネガフィルム10の
複数の画像コマの中から検索する必要がなくなり、焼増
し注文が簡便となる。
【0076】次に、モニタ部38に表示されている画像
に関するユーザ特有の情報、例えば、撮影時の状況等の
入力を希望する場合、キーボード40によって、文字を
入力する。これを制御装置34でコード情報に置き換
え、磁気記録層233へ記録する。磁気記録層233
は、ネガフィルム10のトラックと異なり、領域が限ら
れておらず、印画紙面全面が磁気記録層233となって
いるので、その情報量は極めて多く、ユーザが記録して
おきたい情報の殆どを記録することができる。
【0077】次に、多量の印画紙の中から必要な画像の
検索を希望する場合、キーボード40によって検索条件
を入力する。例えば、コマ番号の範囲と、撮影時間との
組み合わせを検索条件とすると、順次印画紙232を撮
影部28へ送り出し、記録再生ヘッド30によって情報
を読み取られ、照合の結果異なる場合は、次の印画紙2
32を差換える。これを繰り返し、照合の結果一致した
印画紙232の画像をモニタ部38へ表示する。これに
より、希望する画像の検索が容易となる。
【0078】このように、本実施例では、印画紙232
へネガフィルム10の各トラックに記録された情報のみ
ならず再注文に関する情報や画像に関するコメント等、
様々なユーザ特有の情報を記録することができる。ま
た、印画紙232の磁気記録層233は、印画紙232
の裏面の全面に設けられているので、情報量が極めて多
く、ユーザにとっては、画像に関する事のメモ代わりに
も利用できる。
【0079】また、この磁気記録層233は通常茶色又
は黒色とされているが、印画紙232の表面のポリエチ
レンのフィルム54に添加する白色顔料を多くしている
ので、画像面へ透過して色味を損なうような不具合はな
い。また、印画紙232のポリエチレンのフィルムはそ
のままで、色味が損なわれることを避けるには、磁気記
録層に酸化チタン等を添加することにより白色にするこ
とができ、さらに、銀色(テレフォンカードに適用され
ている)等の他色にすることができる。
【0080】また、磁気記録層233の光学濃度が0.3
以下程度の透明な層(ネガフィルム10の磁気記録層1
6と同質)を用いれば、既存の印画紙と何ら外観を変え
ることなく、磁気記録層233を設けることができる。
【0081】この透明の磁気記録層233を用いた場合
は、印画紙232の画像記録面の画像領域外に設けても
違和感がない。なお、画像記録面に設ける場合、酸化チ
タンのような白色顔料を加えることで、意識的にパステ
ル調等の色調としたり、メタリックベースとしてもよ
い。
【0082】上記透明の磁気記録層は印画紙232へ塗
布することによって形成してもよいし、ポリマーフィル
ム材料にねりこんで形成してもよい。すなわち、上述の
如く、印画紙232は紙の表裏にポリエチレンのフィル
ムをラミネートしたものが一般的に使用されているた
め、印画紙232の裏面用とされるポリエチレンのフィ
ルム56中に磁性体微粉末をねりこむことにより容易に
磁気記録層233を設けることができる。
【0083】なお、本実施例では、印画紙232の磁気
記録層233に記録された情報をモニタ部38に表示す
るようにしたが、ユーザ特有の画像に関する情報とし
て、ミュージックソフトの楽譜情報を入力し、記録再生
ヘッド30でこれを読み取って、音楽を再生するように
してもよい。
【0084】また、読み取られた情報に基づいて、合成
音声を形成し、これを読み上げるようにしてもよい。
【0085】なお、本実施例では、印画紙232に磁気
記録層233を設け、磁気情報として記録したが、光学
的、すなわち、バーコード情報として焼き込むための露
光層を設けてもよい。さらに、磁気情報又はバーコード
情報と共に文字情報を印字するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
媒体及び情報処理システムは、画像に関する多量の情報
を記録でき、ユーザが利用範囲を拡大することができる
と共に、画像を見なくても検索、整理、再注文内容等を
記録することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るネガフィルムの平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本実施例に係る情報を記録再生するためのシス
テム図である。
【図4】本実施例のカメラに装填されたネガフィルムお
ける、記録ヘツドと光電センサとの相対位置関係を示す
平面図である。
【図5】本実施例のカメラの概略ブロツク図である。
【図6】(A)は印画紙の積層構造を示す一部を破断し
た斜視図、(B)は図6(A)のVIB線矢視の印画紙
裏面の平面図である。
【図7】情報処理装置の概略図である。
【符号の説明】
20 情報処理装置 30 記録再生ヘッド(情報記録装置) 34 制御装置 36 CCD 38 モニタ部 40 キーボード 232 印画紙 233 磁気記録層 240 記録ヘッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】以上、フィルムとしてはネガフィルムを用
いる場合をとりあげているが、リバーサルフィルムを用
いる場合も同じように適用できる。図7には、仕上がり
印画紙232の収納を兼ねた情報処理装置20が示され
ている。この情報処理装置20は、ユーザがそれぞれ所
持する装置であり、DPE取次ぎ店から引き渡されてた
印画紙232は、ケース22に積層されて保管されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】単に検索をするのみの場合は、画像の撮影
部は省略できる。また、図6(B)に示される如く、本
実施例の印画紙232の裏面側、すなわち磁気記録層2
32には、予め罫線242が付され、撮影情報、プリン
ト情報、ユーザ情報、再注文情報等の各情報の記録領域
が区分されている。このため、例えば、再注文情報をD
PE取次ぎ店等で読取る場合、大型の装置が不要で再注
文情報領域のみを読取ることができる小型の読取器(図
示省略)を配置しておけばよい。なお、この罫線242
のそれぞれに見出し部を設け、各情報内容を印字してお
くことが好ましい。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録面における画像の周辺或いは画
    像記録面と反対側の面に画像に関連する情報が記録され
    た画像記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体がカメラによって写真フィ
    ルムに撮影された画像を光学的に記録する写真プリント
    であることを特徴とする請求項1記載の画像記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記画像に関連する情報として、少なく
    とも撮影時に写真フィルムに記録される撮影情報を含
    み、ラボでの現像、プリント条件及びユーザーが撮影後
    に付加した情報が併せて記録可能とされていることを特
    徴とする請求項2記載の画像記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記情報が前記記録媒体上に設けられた
    磁気記録層に磁気記録されており、この磁気記録層の光
    学濃度が0.3以下とされていることを特徴とする請求
    項1乃至3記載の画像記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4に記載の画像記録媒
    体に記録された情報を読み取って処理する情報処理シス
    テムであって、画像に関する情報を入力することによ
    り、該当する情報を検索しこの情報が記録されている記
    録媒体を選別することを特徴とする情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記選別された記録媒体へ再注文に関す
    る情報を記録することを特徴とする請求項5記載の情報
    処理システム。
JP19539091A 1991-08-05 1991-08-05 画像記録媒体及び情報処理システム Pending JPH0534863A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078618A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd デジタルプリントの発注納品方法及びシステム

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JPH1078618A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd デジタルプリントの発注納品方法及びシステム

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