JPH07258483A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH07258483A
JPH07258483A JP7072330A JP7233095A JPH07258483A JP H07258483 A JPH07258483 A JP H07258483A JP 7072330 A JP7072330 A JP 7072330A JP 7233095 A JP7233095 A JP 7233095A JP H07258483 A JPH07258483 A JP H07258483A
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JP
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thermoplastic resin
mixture
weight
composition
parts
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JP7072330A
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English (en)
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Marius Hert
エール マリウス
Patrice Perret
ペレ パトリス
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Arkema France SA
Original Assignee
Elf Atochem SA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不飽和エポキシまたは不飽和酸無水物に由来
する単位を有する少なくとも1種のエチレンポリマー
(A)と、このエチレンポリマー(A)によって部分的
に封止された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)との
混合物(I)で構成される熱可塑性樹脂をベースとした
多相熱可塑性組成物。 【構成】 混合物(I)は少なくとも一種の熱可塑性樹
脂(C)からなるマトリクス中に分散しており、(B)
と(C)の融点は組成物の製造時または使用時に(B)
が部分的に(A)に封止された状態を維持するような温
度である。熱可塑性樹脂組成物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に低温での柔軟性と
衝撃強度に優れ、しかも、耐剥離性に優れた多相(multi
phase)熱可塑性組成物に関するものである。
【0002】本発明は、少なくとも1種の熱可塑性樹脂
と不飽和エポキシまたは不飽和酸無水物に由来する単位
を有する少なくとも1種のエチレンポリマーとを含む相
で構成され、この相が熱可塑性樹脂をベースとしたマト
リクス内に分散している熱可塑性組成物と、この熱可塑
性組成物の製造方法と、この組成物から得られる成形品
とに関するものである。
【0003】
【従来の技術】ポリアミドまたはポリエステルとエチレ
ン性ポリマーとをマトリクスとした組成物は耐衝撃強度
が優れていることが知られている。欧州特許第96 264号
には下記1)および2)で構成される耐衝撃強度の高い材料
が記載されている: 1) 相対粘度が 2.5〜5である熱可塑性ナイロン、 2) 熱可塑性ナイロンに対して5〜60重量%の下記組成
の非架橋ターポリマー: エチレン55〜79.5重量%、 少なくとも1種の第1級または第2級アルキル(メ
タ)アクリレート20〜40重量%、 機能的に酸性のモノマー(例えば無水マレイン酸)
0.5 〜8重量%。
【0004】欧州特許第 218 665号には少なくとも1種
のポリアミド樹脂50〜95重量%と、無水マレイン酸およ
び/またはアルキル基が1〜6個の炭素原子を有する少
なくとも1種のアルキルアクリレートまたはメタクリレ
ートに由来する単位を 0.9〜16モル%を含む少なくとも
1種のエチレンポリマー5〜50%とで構成される組成物
が記載されている。このエチレンポリマーはエチレン/
アルキル(メタ)アクリレートコポリマー(A)とエチ
レン/無水マレイン酸/アルキル(メタ)アクリレート
ターポリマー(B)との混合物の形で表され、モル比
(A)/(B)は1/3〜3である。
【0005】欧州特許第 072,480号には、50〜90重量%
のポリアミドと、1〜45重量%のエチレン性アイオノマ
ー樹脂と、0.5 〜40重量%のエチレン性弾性コポリマー
とからなる耐衝撃性組成物が記載されている。米国特許
第 3,373,223号には基本的に25〜90重量%のポリオレフ
ィンと、5〜70重量%のポリアミドと、1〜10重量%の
エチレン/(メタ)アクリル酸コポリマーとからなるポ
リマーアルイが記載されている。
【0006】欧州特許第268287号には下記(a) 〜(c) で
構成される耐衝撃性組成物が記載されている(部の値は
(a)の化合物100 重量部当たりの重量部) : (a) 熱可塑性ポリエステル、 (b) 1分子中に少なくとも1つのエポキシ基を有し、室
温での曲げ弾性率が104kg/cm2 以下であるポリマー、
1〜100 部、 (c) α−オレフィンとα,β−不飽和カルボン酸とのコ
ポリマーで、少なくとも5モル%のカルボキシル基がア
ルカリ金属で中和されているコポリマー、0.5 〜100
部。
【0007】欧州特許第382539号には下記 (A)(B) から
なるポリアミド樹脂組成物が記載されている: (A) 末端 COOH 基と末端NH2 基の比 COOH /NH2 が少な
くとも1.5 であるポリアミド樹脂を少なくとも2重量部
含むポリアミド樹脂、60〜97重量部、 (B) 0.3 〜10%の無水マレイン酸単位と、 5〜60%のア
ルキルアクリレート単位と、40〜90%のエチレン単位と
からなるエチレンターポリマ、 3〜40重量部 (C) (B) の無水物基に反応する基を少なくとも2つ有す
る多官能基性化合物からなる架橋剤、(A) と(B) との合
計100 重量部に対して0.01〜20重量部。 この組成物ではポリアミド樹脂(A)の一部がマトリク
スを構成し、ターポリマー(B)がいわゆる一次分散相
を構成し、ポリアミド樹脂(A)の残りがいわゆる二次
分散相を構成している。
【0008】これらの組成物はポリアミドマトリクスを
単独で用いた場合に比べて優れた衝撃強度を示すが、非
常に優れた衝撃強度、特に低温での耐衝撃強度を必要と
する多くの用途では衝撃強度値が不十分である。しか
も、これらの組成物は架橋しているため曲げ弾性率が高
くなり、柔軟性の高い組成物が求められる場合には大き
な障害になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記欠
点のない熱可塑性樹脂をベースとした多相熱可塑性組成
物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、不飽和エポキ
シまたは不飽和酸無水物に由来する単位を有する少なく
とも1種のエチレンポリマー(A)と、このエチレンポ
リマー(A)によって部分的に封止(encapsule) された
少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)との混合物(I)
で構成される熱可塑性樹脂をベースとした多相熱可塑性
組成物で、混合物(I)は少なくとも一種の熱可塑性樹
脂(C)からなるマトリクス中に分散している組成物を
提供する。(B)と(C)の融点は、本発明組成物の製
造時または使用時に(B)が部分的に(A)に封止され
た状態を維持するような温度である。
【0011】
【作用】変形時間および使用する機械の温度分布が
(B)が完全に溶融する時間がなく且つ部分的に(A)
に封止された状態を維持するようなものである場合は
(C)の融点Tc が(B)の融点より低い必要はない。
本発明の好ましい実施例の熱可塑性樹脂をベースとした
多相熱可塑性組成物の特徴は、100 重量部の混合物
(I)が不飽和エポキシまたは不飽和酸無水物に由来す
る単位を有する少なくとも1種のエチレンポリマー
(A)30〜90重量部と、少なくとも1種の熱可塑性樹脂
(B)10〜65重量部とからなり、この100 部の混合物
(I)が少なくとも1種の熱可塑性樹脂(C)からなる
マトリクス中に分散している点にある。本発明の別の実
施例では、100 重量部の混合物(I)が少なくとも1種
の熱可塑性樹脂(C)よりなるマトリクス80〜2,000 重
量部中に分散している。
【0012】本発明のさらに別の実施例では、熱可塑性
樹脂(C)の融点TC が熱可塑性樹脂(B)の融点より
も低い。両者の温度差は例えば20℃にすることができ
る。本発明では熱可塑性樹脂(B)と(C)はポリアミ
ド樹脂、脂肪族不飽和結合を有しないポリエステル樹
脂、ポリエーテルブロックとポリアミドブロックとを有
する樹脂の中から選択される。
【0013】ポリアミド樹脂とは、1種または複数のア
ミノ酸、例えばアミノカプロン酸、7−アミノヘプタン
酸、11−アミノウンデカノン酸の重縮合または等モル量
の炭素数4〜12の飽和ジカルボン酸と炭素数が4〜14の
ジアミンとの重縮合で得られる樹脂をいう。具体的なポ
リアミド樹脂の具体例としては以下のものを挙げること
ができる: ポリ(ヘキサメチレンアジパミド)(ポリアミド6−
6) ポリ(ヘキサメチレンアゼラミド)(ポリアミド6−
9) ポリ(ヘキサメチレンセバサミド)(ポリアミド6−1
0) ポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)(ナイロン6
−12) ポリ(ウンデカノアミド)(ポリアミド11)
【0014】本発明では少なくとも2種類のモノマーと
上記ポリマーとの重縮合で得られるポリアミドを用いる
こともできる。これはコポリアミドである。このコポリ
アミドの実施例としてはコポリアミド6−6および6、
さらにはコポリアミド12−6および6を挙げることがで
きる。本発明のポリアミド樹脂は1種または複数のラク
タムの重合でも得られる。例えばカプロラクタムの重合
ではポリアミド6が得られ、ラウリルラクタムの重合で
はポリアミド12が得られる。
【0015】本発明では1種または複数のジアシド(少
なくとも1種は芳香核を有する)と等モル量の4〜14個
の炭素原子を有する脂肪族、脂環族または芳香族ジアミ
ンとの重縮合で得られる半芳香族ポリアミドまたはコポ
リアミドを用いることもできる。ポリエーテルブロック
とポリアミドブロックとを有するポリマーは末端にカル
ボン酸を有するポリアミドブロックとポリエーテルジオ
ールまたはポリエーテルジアミンあるいはこれらの混合
物との縮合で得られる。本発明では熱可塑性樹脂(B)
および(C)はポリアミド樹脂、例えばポリアミド6−
6、6−9、6−10、6、11および12の中から選択する
ことができる。例えば(B)としてはPA−6,6また
はPA−6を、また、(C)にはPA−11、PA−12ま
たはPA−6を用いることができる。
【0016】脂肪族不飽和結合を有しないポリエステル
樹脂とは、芳香族または脂環族ジカルボン酸を、アルキ
レン基が10個以下の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖
を有するアルキレングリコールまたは脂環族アルキレン
グリコールを反応させて得られる熱可塑性樹脂である。
芳香族ジカルボン酸の具体例としてテレフタル酸、イソ
フタル酸および 2,6 -ナフタレンジカルボン酸および
4,4'-ジフェニレンカルボン酸を挙げることができる。
脂環族ジアシドの例としては 1,4- シクロヘキサンジカ
ルボン酸を挙げることができる。
【0017】アルキレングリコールの例としては、エチ
レングリコール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジ
オール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジ
メタノール、2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオールおよ
び2,2-ビス(4-ヒドロキシシクロフェニル)プロパンを
挙げることができる。ポリエステル樹脂の例としてはポ
リエチレンテレフタレート(PET)およびポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)が挙げられる。上記ポリエ
ステル樹脂の2つ以上の混合物を使用しても本発明の範
囲を逸脱するものではない。
【0018】本発明の熱可塑性樹脂(C)はポリエステ
ル樹脂、例えばPET、PBTまたはこれらの混合物の
中から選択することができる。これらのポリエステルの
中で本発明は特に熱可塑性樹脂(C)としてPBTを使
用するのが好ましい。エチレンポリマー(A)の一部を
構成する不飽和エポキシドとしては、特に、脂肪族グリ
シジルエステルおよびエーテル、例えばグリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、グリシジルマレ
ート、グリシジルイタコネート、ビニルグリシジルエー
テルおよびアリルグリシジルエーテルなどを挙げること
ができる。これらの不飽和エポキシドの中でグリシジル
アクリレートまたはグリシジルメタクリレートを用いる
のが特に好ましい。
【0019】例として、エチレンポリマー(A)はエチ
レン/不飽和エポキシドコポリマーおよびエチレン/ア
ルキル(メタ)アクリレート/不飽和エポキシドターポ
リマーの中から選択することができる。エチレン/アル
キル(メタ)アクリレート/不飽和エポキシドターポリ
マーの例としては、不飽和エポキシドに由来する少なく
とも1種の単位 0.2〜5モル%と、アルキルアクリレー
トまたはメタクリレートに由来する少なくとも1種の単
位1〜15モル%とを含み、NFT規格51-016(条件:温
度190 ℃/負荷2.16kg)に従って測定したメルトインデ
ックスが1〜50g/10 分であるものを挙げることができ
る。
【0020】エチレン/アルキル(メタ)アクリレート
/不飽和エポキシドターポリマーの一部を構成するアル
キルアクリレートまたはメタクリレート中のアルキル基
は直鎖、分岐鎖または環状でもよく、10個以下の炭素原
子を有することができる。ターポリマーの一部を構成す
るアルキルアクリレートまたはメタクリレートの例とし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、エチルメタクリレートおよびメチルメタクリレート
を挙げることができる。これらアルキルアクリレートお
よびメタクリレートの中で特に好ましいものはエチルア
クリレート、n−ブチルアクリレートおよびメチルメタ
クリレートである。
【0021】ポリマー(A)はエチレンと不飽和酸無水
物、好ましくは無水カルボン酸、例えば無水マレイン酸
とのコポリマーでもよい。すなわち、ポリマー(A)は
エチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイ
ン酸コポリマーにすることができる。アルキル(メタ)
アクリレートは、エポキシ単位を有するコポリマー
(A)の説明で既に述べたものにすることができる。
(A)を合成するために不飽和エポキシドおよび不飽和
酸無水物基をポリエチレンまたはエチレンコポリマーへ
グラフトによって導入しても本発明の範囲を逸脱するも
のではない。本発明では、混合物(I)中で35〜90重量
部、好ましくは50〜80重量部の少なくとも1種のエチレ
ンポリマ(A)と、10〜65重量部、好ましくは20〜50重
量部の少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)とを用いる
ことができる。
【0022】本出願人は、100 重量部の混合物(I)を
80〜2000重量部、好ましくは120 〜500 重量部の少なく
とも1種の熱可塑性樹脂(C)で構成されるマトリクス
分散させ、(B)が部分的に(A)で封止された状態を
維持することによって、特に低温における衝撃強度が改
良され、柔軟性が高く、耐剥離性が改良された熱可塑性
組成物が得られるということを見出した。
【0023】本発明の対象である熱可塑性組成物は複数
の製造方法で得られる。第1の製造法では組成物が2段
階で製造される。第1段階では良好な分散状態が得られ
る公知装置、例えばバス(Buss)社製の共混練機(co-knea
der)、単軸スクリュー押出機、逆方向に回転する2本の
スクリューを備えた押出機または密閉式ミキサを用いて
任意の溶融混練法で混練物(I)を製造する。
【0024】第2段階では一般に顆粒状の混練物(I)
と熱可塑性樹脂(C)とを、混練温度が熱可塑性樹脂
(C)の融点よりも高くなるように混練して組成物を得
る。第1段階と同様に、この第2段階は良好な分散状態
が得られる任意の混練機を用いて行うのが好ましく、そ
のためにはバス社製の上記混練機か2軸スクリュー押出
機が特に好ましい。
【0025】本発明の好ましい方法では組成物が1段階
で得られる。すなわち脱気孔を有し且つ2つ以上の供給
部を有する例えばバス型の共混練機第1帯域で混合物
(I)を作り、次いで、混合物(I)の構成成分(A)
と(B)とを混合するための帯域よりも上流の帯域へ計
量装置を用いて熱可塑性樹脂(C)を導入する。この場
合にも、2段階法の場合と同様に加熱分布を正確に守
り、混合物(I)を熱可塑性樹脂(C)と混練する帯域
の温度を化合物(C)の融点よりも高くする必要があ
る。
【0026】いずれの方法でも、溶融混練前に成分
(A)と(B)(粉末または顆粒状)をヘンシェルミキ
サーまたはチューブラミキサをを用いて混合するのが好
ましい。これは、熱可塑性組成物に各種の添加物、例え
ば安定剤、離型剤、潤滑剤、結晶化促進剤、可塑剤、顔
料、染料または無機充填剤を添加することが望まれる場
合に特にいえることである。
【0027】本発明の変形例では、上記組成物に高い割
合で無機充填剤を添加して剛性を上げることもできる。
この割合は、成分(A+B+C)の合計 100重量部に対
して少なくとも1種の無機充填剤を50重量部までにする
のが好ましい。無機充填剤は粉末、繊維または薄片状の
例えばガラス繊維、ガラスビーズ、雲母、タルク、粘
土、例えばカルシウムのアルミネートおよびシリケー
ト、アルミナ、アルミナ水和物、カーボンブラック、カ
ーボンまたはボロン繊維、アスベスト、マグネシウムま
たはカルシウムの酸化物、水酸化物、炭酸塩および硫酸
塩、鉄、酸化アンチモンおよび酸化亜鉛、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム、ベントナイト、珪藻土、カオリン、
石英および長石等のシリカの中から選択することができ
る。
【0028】本発明熱可塑性組成物は顆粒状で得られ
る。これを次に減圧下で例えば80℃またはそれ以上で乾
燥した後、クラウスマッフェイ(Krauss-Maffei 80/60)
またはビリオン(Billion 80/50) 型の成形機を用いて 2
40℃〜280 ℃の温度で射出成形して機械特性および形態
の測定用規格試験片を作る。本発明多相熱可塑性組成物
の構造ではエチレンポリマー(A)が節(nodules)の形
で存在し、熱可塑性樹脂(B)が部分的にエチレンポリ
マー(A)で封止された節の形で存在する。
【0029】これらの節は容積平均直径(volume averag
e diameter) Dvが少なくとも1ミクロン、好ましくは
1〜3ミクロンである。節の容積分布曲線は直径が1ミ
クロン以上の大きい節の容量パーセントが50%以上、好
ましくは60〜98%であることを示している。本発明の他
の対象は少なくとも1種の上記組成物から作られる成形
品にある。この成形品は熱可塑性プラスチック工業で一
般に用いられる任意の方法によって射出成形品または押
出成形品(ケース、中空体、ボトル、フィルム、装飾
品)に成形することができる。
【0030】本発明の多相熱可塑性プラスチック組成物
は特に低温での衝撃強度に優れるとともに、耐剥離性お
よび耐油性を向上させる高い柔軟性を有している。従っ
て、本発明組成物はこれら特性が要求される任意の用
途、特に、輸送および電子産業の分野で有利に用いるこ
とができる。以下、本発明の実施例を説明する。
【0031】組成物は下記材料を用いて調製した。 (1) エチレン由来の単位68重量%とエチルアクリレート
由来の単位30重量%と無水マレイン酸由来の単位2重量
%とを含み、ASTM規格D1238に従って温度190 ℃、
負荷2.16kgで測定したメルトインデックスが7g/10分
で且つDSCで測定した融点が65℃であるエチレン/エ
チルアクリレート/無水マレイン酸ターポリマー(以下
POと表記) (2) エチレン由来の単位68重量%とエチルアクリレート
由来の単位24重量%とグリシジルメタクリレート由来の
単位8重量%とを含み、ASTM規格D1238に従って温
度190 ℃負荷2.6kg で測定したメルトインデックスが6
g/10分で且つDSCで測定した融点が63℃であるエチ
レン/エチルアクリレート/グリシジルメタクリレート
ターポリマ(以下P1と表記)
【0032】(3) ASTM規格D-3417 に従って測定し
た融点が260 ℃であるポリアミド6−6(以下PA6−
6と表記) (4) ASTM規格D-789に従って測定した融点が220 ℃
であるポリアミド6(以下PA6と表記) (5) 融点175 ℃を示すポリアミド12(以下PA12と
表記) (6) ASTM規格D-789に従って測定した融点が225 ℃
で且つASTM規格D1515に従って測定した10MPa での
ビカー軟化点が218 ℃であるポリブタジエンテレフタレ
ート(以下PBTと表記)
【0033】熱可塑性組成物の調製 反転スクリュー(vis de reprise)と、供給ホッパーE1
と、この供給ホッパーE1 から約2/3 上流側に設けられ
た供給ホッパーE2 とを備えたバス社のスクリュー共混
練機(Buss PR 46/70)(L/D=15) を使用する。混練ス
クリューの回転速度は200 回転/分で、反転スクリュー
の回転速度は33回転/分で、吐出量は20kg/時である。
このバス社の共混練機は混練スクリューおよび反転スク
リューに沿って温度計TM1、TM2、TM3、TM
4、TM5が配置されている。これらの温度計はそれぞ
れの位置でのバレル温度を示している。
【0034】実施例2、4、7、8、9および10の組成
物は1段階法で製造されたものである。一方、実施例
6、11、12、13および14の組成物は2段階法で製造され
たものである。
【0035】1段階法 共混練機の供給ホッパーE1 にターポリマー(A)と熱
可塑性樹脂(B)とから成る混合物(I)を導入する。
(A)と(B)の割合は〔表〕に重量部で示されている
(A+Bは100 部に相当する)。これと同時に、熱可塑
性樹脂(C)をソーダー(Soder) 型計量装置を用いて
〔表〕に示した比率でE2 に導入する。温度分布は用い
たポリアミドによって決まり、〔表〕ではTM1、TM
2、TM3、TM4およびTM5で表している。TM1
とTM2の温度は熱可塑性樹脂(C)を導入する前の混
合物(I)の混練温度に相当するバレル温度を表し、T
M3、TM4、TM5は混合物(I)と熱可塑性樹脂
(C)との混練温度を表している。得られた組成物は顆
粒にする。
【0036】2段階法 同じバス社の共混練機(Buss PR 46/70) を使用するが、
供給ホッパーE2 は取り外す。各パラメータ(スクリュ
ー速度、吐出量)は1段階法のパラメータと同じにし
た。共混練機の供給ホッパE1 にターポリマー(A)と
熱可塑性樹脂(B)より成る混合物を供給し、第1段階
で混合物(I)を製造する。(A)と(B)の割合は
〔表〕に重量部で示してある。押出しは温度250 ℃〜28
0 ℃で行う。 得られた混合物は顆粒にし、次いで、こ
の顆粒を減圧下、80℃で24時間乾燥する。
【0037】第2段階では上記の共混練機の供給ホッパ
ーE1 に第1段階で得られた混合物(I)を供給し、そ
れと同時に、熱可塑性樹脂(C)を〔表〕に重量部で示
した割合で添加する。ここで、A+Bは混合物(I)の
100 部に相当する。押出し温度分布は〔表〕に示してあ
る。得られた組成物は顆粒にする。
【0038】1段階法または2段階法で得られた顆粒を
減圧下、80℃で24時間乾燥した後、クラウス−マッフェ
イ成形機(Krauss-Mafei 80/60)を用いて温度 250℃〜27
0 ℃で射出成形圧 50MPaで射出成形する。得られた規格
試験片についてシャルピー衝撃強度と曲げ弾性率を測定
し、引張り試験を行って溶融接合線における伸びを測定
する。
【0039】シャルピー衝撃強度 ISO規格179 に従ってV型ノッチを付けた 120×10×
4mmの試験片について測定した。測定は23℃、マイナス
20℃およびマイナス40℃で行う。曲げ弾性率 ISO規格178 に従って測定する。引っ張り試験 溶着接合線(WJL)での伸びを測定する。この試験は
ISO規格R527 に従って両端から射出成形して中央に
溶着接合線を有する試験片 115×10×4mmを用いて行
う。
【0040】形態検査 低温(−60℃)で平削りし、その後高温のキシレンでエ
チレンポリマー(A)を抽出し、フィリップスの走査電
子顕微鏡(SEM)(Phillips model SEM 505)を用いて
分散相を調べる。分散相の節の直径を測定するために、
エチレンポリマ(A)を選択的に抽出し、ガラス製のナ
イフを用いて低温(−60℃)でサンプル表面を平削り
し、サンプルをSEMで検査する。
【0041】得られた画像をIBAS2000型の画像解析
装置で分析して節の直径を得る。また、節の容量分布を
決定することができる。機械的試験の結果はまとめて
〔表〕に示してある。各表で部は重量部で表示されてい
る。本発明の多相熱可塑性組成物すなわち実施例2、
4、6、7、9、11は同じエラストマー含有率で比較実
施例1、3、5、8、10の単相熱可塑性組成物に比べて
弾性率が低く、衝撃強度が高い。
【0042】添付の図1、2および3は、実施例9、1
1、12の組成物をターポリマーP1を高温で抽出した後
にSEMで検査した写真である。これらの写真ではPA
6−6の節がターポリマーP1の被膜を失った状態でマ
トリクス内に分散しているのが観察される。マトリクス
は図1の実施例9ではPA6、図2の実施例11ではPB
T、図3の実施例12ではPA12である。表から本発明組
成物(実施例17)の溶着接合線(WJL)での伸びは単
相組成物(比較実施例16)のWJLでの伸びに比べて大
幅に上昇していることが示される。なお、Dvはエチレ
ンポリマー(A)からなる節および部分的に熱可塑性樹
脂(B)を封止したエチレンポリマー(A)の節の容積
平均直径を示している。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例9の組成物からターポリマーP1を高
温抽出した後に得られる走査電子顕微鏡写真。
【図2】 実施例11の組成物からターポリマーP1を高
温抽出した後に得られる走査電子顕微鏡写真。
【図3】 実施12の組成物からターポリマーP1を高温
抽出した後に得られる走査電子顕微鏡写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQS LQU 101/00 LSZ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不飽和エポキシまたは不飽和酸無水物に
    由来する単位を有する少なくとも1種のエチレンポリマ
    ー(A)と、このエチレンポリマー(A)によって部分
    的に封止された少なくとも1種の熱可塑性樹脂(B)と
    の混合物(I)で構成される熱可塑性樹脂をベースとし
    た多相熱可塑性組成物であって、 混合物(I)は少なくとも一種の熱可塑性樹脂(C)か
    らなるマトリクス中に分散しており、(B)と(C)の
    融点は組成物の製造時または使用時に(B)が部分的に
    (A)に封止された状態を維持するような温度であるこ
    とを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 100 重量部の混合物(I)が35〜90重量
    部のエチレンポリマー(A)と、10〜65重量部の少なく
    とも一種の熱可塑性樹脂(B)とで構成され、100 重量
    部の混合物(I)が少なくとも一種の熱可塑性樹脂
    (C)よりなるマトリクス中に分散している請求項1に
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】 少なくとも一種の熱可塑性樹脂(C)よ
    りなるマトリクス80〜2,000 重量部の中に100 重量部の
    混合物(I)が分散している請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (B)の融点よりも低い融点TC を有す
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 エチレンポリマー(A)が節 (ノジュー
    ル) の形をしており、熱可塑性樹脂(B)がエチレンポ
    リマー(A)によって部分的に封入された節の形をして
    いる請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 節の容積平均直径Dvが少なくとも1μ
    mである請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 節の容積平均直径Dvが1〜3μmであ
    る請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂(B)および(C)がポリ
    アミド樹脂および脂肪族不飽和結合の無いポリエステル
    樹脂からなる群の中から選択される請求項1〜7のいず
    れか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 熱可塑性樹脂(C)がポリエステル樹脂
    である請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 不飽和のエポキシに由来する単位を有
    するエチレンポリマー(A)がエチレン/不飽和エポキ
    シドコポリマーおよびエチレン/アルキル(メタ)アク
    リレート/不飽和エポキシドターポリマーの中から選択
    される請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ポリマー(A)が、エチレン/無水マ
    レイン酸コポリマーおよびエチレン/アルキル(メタ)
    アクリレート/無水マレイン酸コポリマーより選択され
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載
    の組成物。
  12. 【請求項12】 下記段階で構成されることを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物の製造方
    法: 1) 少なくとも2つの供給部を備えた混練機の第1帯域
    で混合物(I)を作り、 2) 次いで、混合物(I)の成分(A)と(B)とを混
    合する混練帯域の上流に配置した帯域に熱可塑性樹脂
    (C)を導入し、 3) 熱可塑性樹脂(C)中に混合物(I)を分散させ
    る。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか一項に記載の
    少なくとも一種の組成物から得られる成形品。
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