JPH07257028A - 感圧記録シート - Google Patents

感圧記録シート

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JPH07257028A
JPH07257028A JP6051485A JP5148594A JPH07257028A JP H07257028 A JPH07257028 A JP H07257028A JP 6051485 A JP6051485 A JP 6051485A JP 5148594 A JP5148594 A JP 5148594A JP H07257028 A JPH07257028 A JP H07257028A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコード印字の読取り性に優れた感圧記録
シートを提供する。 【構成】 ポリエステルから作られた合成紙を基材とし
た厚さ50μm以下、不透明度70%以上の感圧記録シ
ートを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧記録シート、特にバ
ーコード読取り用感圧記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感圧記録シートは、電子供与性有機発色
剤等を油に溶解し、その油滴をカプセル化したマイクロ
カプセルを主成分とする発色剤マイクロカプセル組成物
を基材の片面に塗布した上用紙、基材の片面には上記発
色剤と接触したとき発色する電子受容性顕色剤組成物を
塗布し、反対面には発色剤マイクロカプセル組成物を塗
布した中用紙、基材の片面に顕色剤を塗布した下用紙、
基材の同一面上発色剤マイクロカプセル組成物と顕色剤
組成物を塗布した自己発色紙、基材の一部に発色剤マイ
クロカプセル組成物あるいは顕色剤組成物をインキとし
て部分的に印刷したものなどがある。これらの感圧記録
シートは発色が得られるように組み合わせられるが、上
用紙・下用紙の複写セット、あるいは上用紙・下用紙の
間に中用紙を挟んだ多枚数の複写セットが一般的な組み
合わせである。感圧記録シートの組み合わせは、圧力に
より同時に多数枚の複写が得られることから、販売伝
票、配送伝票等の各種伝票類、あるいは契約書等に利用
されている。
【0003】一方近年、省力化の一環として、伝票類に
必要な情報をバーコードで付与し、そのバ−コ−ドをバ
ーコードリーダーで読取り、コンピュ−タ−に自動的に
入力する方法が盛んに行われている。感圧記録シートの
組み合わせによる伝票類においても、バ−コ−ドをドッ
トインパクトプリンターで印字し、発色したバ−コ−ド
画像をバーコードリーダーで入力する機会が多くなって
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バーコ
ード読取り装置に使用されている公知の感圧複写シート
を使用した場合、印字されたバーコードが太くなった
り、鮮明度が不十分なことから読取り率が低いという問
題があり、特に、複写されたバ−コ−ドにこの傾向が強
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、こ
れら問題を解決するため種々検討を重ねた結果、基材と
してポリエステルから作られた合成紙を使用し、厚さ5
0μm以下,不透明度70%以上の感圧記録シートを使
用することで、バーコードの読取り率が著しく改善され
ることを見出した。
【0006】すなわち、ポリエステルから作られた合成
紙を基材とし、その表面あるいは裏面に、マイクロカプ
セル組成物、あるいは顕色剤組成物を塗布し、厚さ50
μm以下、不透明度70%以上の感圧記録シートとする
ことで、ドットインパクトプリンターで印字したバーコ
ードの解像度、鮮明度が改善され、更に、転写性(複写
性)も改善される。従って、例えば、ポリエステルから
作られた合成紙を基材とした上用紙を通常の紙を基材と
した中用紙、下用紙と組み合わせると、2枚目の中用紙
あるいは下用紙に複写されたバーコード印字の太りが小
さく、均一な太さの鮮明度が改善されたバーコード像が
得られるので、読取り率が向上する。
【0007】また、ポリエステルから作られた合成紙を
基材とした感圧記録シートの不透明度を70%以上にす
ることが必要で、不透明度が70%未満の場合、その下
の印字画像の影響で、感圧記録シート上のバーコードの
読取り率が下がり、本発明の目的は達成されない。
【0008】本発明の感圧記録シートは、基材にマイク
ロカプセル組成物あるいは顕色剤組成物を基材のそれぞ
れの面に別々に、あるいは同一面に重ねて塗布、乾燥し
て作成する。これら組成物は、公知の感圧記録シートに
使用されているものと同様に作成する。即ち、マイクロ
カプセル組成物は、油に溶解した電子供与性発色剤をマ
イクロカプセル化し、低圧破壊抑制剤、バインダ−など
とともに混合したものであり、顕色剤組成物は、顕色剤
とバインダ−などとともに混合したものであって、通常
水分散系の組成物である。これら組成物の塗布は、コ−
タ−により行われる。コ−タ−は、エアーナイフコータ
ー、ブレードコーター、カーテンコーター、ロッドコー
ター、ロールコーター等が使用される。本発明の組成物
は水系組成物として取り扱うことが適当なので、塗布後
の乾燥は、加熱乾燥が適当である。基材の耐熱性が不足
している場合には、乾燥ゾーン通過の際に基材が熱と張
力により伸びを生じ、塗工が出来なくなる。ポリエステ
ル系合成紙を基材とする本発明にあっては、ポリエステ
ル系合成紙の耐熱性が良好であり、水系組成物の加熱乾
燥に耐えられるので、コーターで問題なく塗工すること
が出来る。
【0009】本発明のポリエステル系合成紙は、ポリエ
ステルフィルムの内部に填料を内填したり、あるいは内
部に空隙(ボイド)を作成することによって不透明度を
高めると共に、ポリエステルの少なくとも片面に水溶性
高分子や熱可塑性水性エマルジョンを主成分とする塗料
を単独であるいは併用して塗布したり、これらに白色顔
料を混合して塗布するなどの方法により、水性インキ受
理性と筆記性を付与することにより、紙のように使用す
ることができるようにしたものである。
【0010】本発明において使用することができる電子
供与性発色剤は、顕色剤と反応してできる発色部が62
0〜720nmの波長領域に比較的大きな吸収を有する
ものを使用する必要があり、発色部がこの領域の吸収を
有するものであれば何でも良い。
【0011】具体的には、次のような化合物を例示する
ことができる。 3,3-ビス[2-(4- ジメチルアミノフェニル)-2-(4- メト
キシフェニル)エチニル]4,5,6,7-テトラクロロフタリ
ド 3,3-ビス[2-2-ビス(4-ジメチルアミノフェニル)エチ
ニル]4,5,6,7-テトラクロロフタリド 3,3-ビス[2-2-ビス( 4-ジメチルアミノフェニル)エチ
ニル]-5--ピロリジノフタリド 3,3-ビス[2-2-ビス( 4-ジメチルアミノフェニル)エチ
ニル]-5- アザフタリド 3,3-ビス[2-(p- メトキシフェニル)-2-(p-ピロリジノ
フェニル)エチニル]4,5,6,7-テトラクロロフタリド 3,3-ビス[2-(p- メチルフェニル)-2-(p-ピロリジノフ
ェニル)エチニル]4,5,6,7-テトラクロロフタリド 3,3-ビス[2-(p-メトキシフェニル)-2-(p-ジメチルア
ミノフェニル)エチニル]4,5,6,7-テトラクロロフタリ
ド 6'- [{4-(4- アニリノ) アニリノ}アニリノ]-2'-ク
ロル-3'-メチルスピロ[フタリド-3,9- キサンテン] 3-(N-p- トリル-N- エチルアミノ)-7-(N-フェニル-N-
メチル)フルオラン6'- {4-(4- アニリノ) アニリノ}
-2'-フェニルアミノ- 3' -メチルスピロ[フタリド-
3,9- キサンテン] 6'- ジエチルアミノ-2- {4-(4- アニリノ) アニリノ}
-2'-フェニルアミノ-3' - メチルスピロ[フタリド-3,
9- キサンテン] 3-3-ビス(4 '-ジメチルアミノ-2- メトキシフェニル)
-4- アザフタリド、3-3 ビス(4 '-ジエチルアミノ-2-
エトキシフェニル)-4- アザフタリド 3,6-ジ(N - ジメチルアミノ)- フルオレン-9- スピロ
-3' -(6'- ジメチルアミノ)フタリド 3-ジエチルアミノ〔a〕(2,2-ジメチル-4- メチル)-
ピリジノ- フルオラン 3-(N-p- トリル-N- エチルアミノ)-(1'-N- エチル-2'
2'4'-トリメチル- ピリジル)-[a]- フルオラン
【0012】また、これと組み合わせて使用できる感圧
複写紙の分野で公知となっている従来の感圧染料として
下記の具体例を挙げることができる。 3,3-ビス-(P-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミ
ノフタリド 3,3-ビス-(p-ジエチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミ
ノフタリド 3,3-ビス(2-メチル-1- オクチル-3- インドリル)フタ
リド 3-(P- ジメチルアミノフェニル)-3-(1,2- ジメチルイン
ドール-3- イン) フタリド 3,3-ビス(1,2- ジメチルインドール-3- イン)-5-ジメチ
ルアミノフタリド 3,3-ビス-(p-ジエチルアミノフェニル)-6-n-プロピルア
ミノフタリド等のトリアリルメタン系染料 ベンゾイルロイコメチレンブルー、p-ニトロベンゾイル
ロイコメチレンブルー等のチアジン系染料 1,3,3-トリメチル-6- ニトロ- インドリノ- ベンゾスピ
ロピラン 3-メチル- スピロ- ジナフトピラン 3-フェニル- スピロ- ジナフトピラン 3-プロピル- スピロ- ジナフトピラン等のスピロ系染料 3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- ジエチルアニリノフル
オラン 3-ジエチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフルオラン 3-ジブチルアミノ-6- メチル-7- アニリノフルオラン 3-(N- エチル-N- イソペンチルアミノ)-6- メチル-7-
アニリノフルオラン 3-(N- シクロヘキシル-N- メチルアミノ)-6- メチル-7
- アニリノフルオラン 3-ジエチルアミノ-7-(m-トリフルオロメチルアニリノ)
フルオラン 3-ジエチルアミノ-7-(o-フルオロアニリノ)フルオラン 3-ジ-n- ブチルアミノ-7-(o-フルオロアニリノ)フルオ
ラン 3-ジエチルアミノ-7- ジベンジルアミノフルオラン 3-ジエチルアミノ-5- メチル-7- ジベンジルアミノフル
オラン等のフルオラン系染料
【0013】これらの電子供与性発色剤をカプセル化す
る場合、通常油(疎水性媒体)に溶解し、これを芯物質
として用いる。疎水性媒体としては感圧複写紙の分野で
公知となっている下記のごとき物質が例示される。フェ
ニルキシリルエタン、フェニルキシリルエタン、フェニ
ルエチルフェニルエタン、フェニルブチルフェニルメタ
ンの如きジアリールアルカン、モノイソプロピルナフタ
リン、ジノイソプロピルナフタリンの如きアルキルナフ
タリン、イソプロピルビフェニール、ブチルビフェニー
ルおよび部分水素添加ターフェニール、及びこれらを主
成分とする疎水性媒体。
【0014】本発明で用いられるマイクロカプセルは従
来公知のコアセルベーション法(例えば米国特許280045
7 号、同2800458 号等に示される方法)、界面重合法
(例えば特開昭57-140638 号公報 同60-227828 号公報
等に示される方法) in-situ重合法(例えば特公昭51-9
079 号公報同53-84881等に示される方法)等の方法によ
り製造される。
【0015】顕色剤と反応して620〜720nmの波
長領域に大きな吸収を有する上記電子供与性発色剤は、
通常前記疎水性媒体中に2〜10重量%程度溶解し、視
認濃度の向上が必要な場合は従来の電子供与性発色剤を
併せて溶解し、前記カプセル化法でマイクロカプセル化
される。このようにして得られたマイクロカプセルスラ
リーは常法に従い、生澱粉などのマイクロカプセルの低
圧破壊抑制材と共に適当量のバインダーにより支持体上
に1〜8 g/m2 程度塗布される。
【0016】この際使用されるバインダーとしてはスチ
レン−ブタジエン共重合体エマルジョン,ポリアクリル
エマルジョン、アクリル−スチレン共重合体エマルジョ
ン、ポリエステルエマルジョン等の合成樹脂エマルジョ
ン、ポリビニ−ルアルコール、澱粉、セルロース誘導体
等の水溶性バインダーを挙げることが出来る。
【0017】また、顕色剤としては酸性白土、活性白
土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト等の
天然固体酸、芳香族カルボン酸の金属塩、フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂およびこれら金属塩、カルボキシル
化テルペンフェノ−ル樹脂の金属塩を主成分とするも
の、およびこれらの混合物等が挙げられる。
【0018】本発明による上用紙、中用紙、下用紙、自
己発色紙などの感圧記録シ−トは、これらのみで感圧複
写セットを構成することもできるし、従来の感圧複写セ
ットの一部に本発明の感圧記録シートを組み入れて感圧
複写セットを構成しても良い。
【0019】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。本発明の効果は、本発明の感圧記録シートが上用紙
の場合に最も顕著に得られることから、以下の実施例に
おいては、本発明の感圧記録シートが上用紙の場合につ
いて行った。
【0020】
【実施例】
[実施例1] (カプセル化)アクリル酸−スチレンスルホン酸−アク
リル酸エチル共重合体(モノマー比85:8 :7 分子量約
24万)の 5%水溶液 180部に尿素10部レゾルシン12部を
溶解した後20%苛性ソーダでPH3.4 とし親水性液体とし
た。次いで620 〜720nm の波長領域に吸収のある感圧染
料として5.0 部の3-3 ビス(4 '-ジエチルアミノ-2- エ
トキシフェニル)-4- アザフタリドと、視認濃度向上の
ため通常感圧染料である3-ジエチルアミノ-6- メチル-7
- ジエチルアニリノフルオラン3.0 部と3,3-ビス(2-メ
チル-1- オクチル-3- インドリル)フタリド 1部とを混
合し 117部のジイソプロピルナフタレンに溶解した疎水
性液体 125部を、先に調製して得た親水性液体中に激し
く撹拌しながら添加し平均粒径5.0 μの乳化液を得た。
次いで37%ホルマリン液27部をこの乳化液に加え撹拌を
続けながら55℃に昇温しこの温度で3時間カプセル化反
応をさせた後、系の温度を40℃に下げ28%アンモニア水
溶液でPH7.5 に調整しカプセル化を完了した。
【0021】(試験紙の作成)上で作成したマイクロカ
プセル分散液 150部に、澱粉粒子20部とポリアクリルエ
マルジョン30部を添加し濃度が25%になるように水を加
えて得られたマイクロカプセル組成物を塗料とした。基
材は、ポリエステル上に水溶性高分子とポリエステルエ
マルジョンの混合物を主成分として塗布した厚さ25μm
の合成紙(東洋紡(株)製クリスパーG2311 )を用い、
塗布面と反対側の裏面に、前記マイクロカプセル塗料を
エアーナイフコーターにより5 g/m2 塗布し、熱風乾
燥して、上用紙の感圧記録シートを得た。この時の上用
紙は、厚さ33μm,不透明度77%であった。不透明度は
JIS P 8138のA法で測定し、上用紙の表面と裏面で測定
した不透明度の平均値を、本発明の不透明度とした。
【0022】(読取り率の測定)上で作成した試験シー
トのカプセル面と市販の下用紙(日本製紙(株)製NW50
BA)とを向いあわせ、ドットインパクトプリンター(富
士通(株)製 F9680M2)で一連のバーコード100組
を印字し、一日後にバーコード検証機(RJS,INC製 イ
ンスペクターIIモデル200 )用い、上用紙の表面(ドッ
トインパクト面)、及び下用紙の表面(複写面)につい
てバーコードの読取り率の測定を行った。読み取り率
は、上用紙、下用紙について、1回のスキャンで正しく
読み取れたバーコードの組みの数を測定し、全体の数
( 100組)に対する割合(%)で表した。
【0023】[実施例2]基材として、ポリエステル上
に白色顔料とバインダ−を主成分とする塗料を塗布して
インク受理性を持たせた厚さ38μmの合成紙(東洋紡
(株)製クリスパーG7911 )を用いた他は実施例1と同
様にして、上用紙の感圧記録シートを得た。この上用紙
の厚さは49μ、不透明度は79%であった。
【0024】[実施例3]電子供与性発色剤として、62
0 〜720nm の波長領域に吸収のある3-3 ビス(2-4- ジメ
チルアミノフェニル)-2-(4- メトキシフェニル)エチニ
ル-4,5,6,7- テトラクロロフタリド6.0 部と、視認濃度
向上のため通常の電子供与性発色剤である3-ジエチルア
ミノ-6- メチル-7- ジエチルアニリノフルオラン3.0 部
とを使用した以外は、実施例1と同様にしてマイクロカ
プセル及び上用紙の感圧記録シートを得た。この上用紙
の厚さは32μm、不透明度は77%であった。
【0025】[実施例4]実施例3と同様のマイクロカ
プセルを、実施例1と同じ材質の厚さ33μmの合成紙基
材上に、実施例1の方法で塗布して、上用紙の感圧記録
シートを得た。この上用紙の厚さは45μm、不透明度は
86%であった。
【0026】[比較例1]実施例1と同じ材質の厚さ50
μmの合成紙基材を用いた他は、実施例1と同様にして
上用紙の感圧記録シートを得た。この上用紙の厚さは55
μm、不透明度は90%であった。
【0027】[比較例2]実施例1で用いた厚さ25μm
の合成紙基材(東洋紡(株)製クリスパーG2311)の代
わりに、同じ材質で不透明度が低い厚さ38μmのポリエ
ステル系合成紙(東洋紡(株)製クリスパーH2311 )を
使用した以外は、実施例1と同様に処理した。この上用
紙の厚さは44μm、不透明度は60%であった。
【0028】[比較例3]基材として厚さ30μmのポリ
プロピレンから作られた合成紙を使用し、実施例1のマ
イクロカプセル塗料を実施例1と同様にしてエアーナイ
フコーターで塗工を行おうとしたところ、乾燥ゾーン通
過の際、基材が流れ方向に伸びるためテンションをかけ
ることが出来ず、塗工することは出来なかった。
【0029】実施例と比較例の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の感圧記録シートを使用すること
により、バーコードの読取り率が向上する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、電子供与性発色剤を含有した
    マイクロカプセルと電子受容性顕色剤を、それぞれ又は
    同時に塗布し、圧力による電子供与性発色剤と電子受容
    性顕色剤との発色反応を利用した感圧記録シートにおい
    て、該基材がポリエステルから作られた合成紙であっ
    て、かつその合成紙を使用した感圧記録シ−トの厚さが
    50μm以下、不透明度70%以上であることを特徴と
    するバーコード読取り用感圧記録シート。
  2. 【請求項2】 感圧記録シ−トが、基材の裏面に電子供
    与性発色剤を含有したマイクロカプセルを塗布した上用
    紙である請求項1記載の感圧記録シ−ト。
  3. 【請求項3】 電子供与性発色剤が620〜720nm
    に有意の吸収があるものである、請求項1あるいは2に
    記載の感圧記録シ−ト。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428766A (en) * 1977-08-08 1979-03-03 Sumitomo Metal Ind Ltd Method of straightening flatness of hot rolled coils
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