JPH07256947A - 印字データ転送処理方式 - Google Patents
印字データ転送処理方式Info
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- JPH07256947A JPH07256947A JP4817094A JP4817094A JPH07256947A JP H07256947 A JPH07256947 A JP H07256947A JP 4817094 A JP4817094 A JP 4817094A JP 4817094 A JP4817094 A JP 4817094A JP H07256947 A JPH07256947 A JP H07256947A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、複数ピン配列の印字ヘッドに与える
印字データをメモリから印字データバッファへとデータ
転送する印字データ転送処理方式に関し、簡略な構成に
従いつつ効率的なデータ転送の実現を目的とする。 【構成】メモリを印字ヘッドのピン配列に対応させて複
数用意する構成を採って、その各々に、対となるピン配
列ヘッドの印字データを格納する構成を採り、かつ、基
準ピン配列ヘッドと他ピン配列ヘッドとの間のドット間
隔と、1印字データ単位のデータ転送回数とから規定さ
れるアドレス変位を管理する管理手段13と、基準ピン
配列ヘッドで印字する印字データのアドレスを指定して
データ転送要求が発行されるときに、管理手段13のア
ドレス変位を使ってその発行アドレスを変換する算出手
段14とを備え、発行アドレスと変換アドレスとにより
読み出される印字データをバッファへ転送していくよう
に構成する。
印字データをメモリから印字データバッファへとデータ
転送する印字データ転送処理方式に関し、簡略な構成に
従いつつ効率的なデータ転送の実現を目的とする。 【構成】メモリを印字ヘッドのピン配列に対応させて複
数用意する構成を採って、その各々に、対となるピン配
列ヘッドの印字データを格納する構成を採り、かつ、基
準ピン配列ヘッドと他ピン配列ヘッドとの間のドット間
隔と、1印字データ単位のデータ転送回数とから規定さ
れるアドレス変位を管理する管理手段13と、基準ピン
配列ヘッドで印字する印字データのアドレスを指定して
データ転送要求が発行されるときに、管理手段13のア
ドレス変位を使ってその発行アドレスを変換する算出手
段14とを備え、発行アドレスと変換アドレスとにより
読み出される印字データをバッファへ転送していくよう
に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルドットプリン
タの持つ複数ピン配列の印字ヘッドに与える印字データ
を、メモリから印字データバッファへとデータ転送する
印字データ転送処理方式に関し、特に、簡略な構成に従
いつつ効率的なデータ転送を実現する印字データ転送処
理方式に関する。
タの持つ複数ピン配列の印字ヘッドに与える印字データ
を、メモリから印字データバッファへとデータ転送する
印字データ転送処理方式に関し、特に、簡略な構成に従
いつつ効率的なデータ転送を実現する印字データ転送処
理方式に関する。
【0002】プリンタでデータを印字するときには、印
字データをRAMから印字データバッファへとデータ転
送していくことになる。効率的な印字処理を実現するた
めにも、このデータ転送を効率的に実行する構成を構築
していく必要がある。
字データをRAMから印字データバッファへとデータ転
送していくことになる。効率的な印字処理を実現するた
めにも、このデータ転送を効率的に実行する構成を構築
していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】シリアルドットプリンタの印字ヘッド
は、文字の高密度化に対処し、低騒音化を実現するため
に、ピンを複数の配列に配置するという複数ピン配列の
構成を採っている。例えば、図13に示すように、ピン
を奇数ピン配列と偶数ピン配列とで千鳥に配列して、隣
接する奇数ピンの間の印字位置を偶数ピンが担当すると
いう構成を採っているのである。
は、文字の高密度化に対処し、低騒音化を実現するため
に、ピンを複数の配列に配置するという複数ピン配列の
構成を採っている。例えば、図13に示すように、ピン
を奇数ピン配列と偶数ピン配列とで千鳥に配列して、隣
接する奇数ピンの間の印字位置を偶数ピンが担当すると
いう構成を採っているのである。
【0004】従来、このような複数ピン配列の印字ヘッ
ドを用いるときには、ピン配列数分のDMAチャネルを
用意して、これらのDMAチャネルを用いて、印字デー
タをRAMから印字データバッファへとDMA転送する
という構成を採っていた。
ドを用いるときには、ピン配列数分のDMAチャネルを
用意して、これらのDMAチャネルを用いて、印字デー
タをRAMから印字データバッファへとDMA転送する
という構成を採っていた。
【0005】すなわち、上述の2列千鳥配列の印字ヘッ
ドを例にして説明するならば、奇数ピンを配列するピン
配列(以下、A列ピンと称することがある)と、偶数ピ
ンを配列するピン配列(以下、B列ピンと称することが
ある)とで、印字データの1印字データ単位を印字する
ことになるのであるが、RAMに展開される印字データ
の各印字データ単位には、同時の印字対象とはならない
A列ピンの印字担当部分と、B列ピンの印字担当部分と
が混在するので、従来では、DMAチャネルを2つ用意
して、この2つのDMAチャネルを使って、同一印字デ
ータをRAMから印字データバッファへと2回転送する
という構成を採っていたのである。
ドを例にして説明するならば、奇数ピンを配列するピン
配列(以下、A列ピンと称することがある)と、偶数ピ
ンを配列するピン配列(以下、B列ピンと称することが
ある)とで、印字データの1印字データ単位を印字する
ことになるのであるが、RAMに展開される印字データ
の各印字データ単位には、同時の印字対象とはならない
A列ピンの印字担当部分と、B列ピンの印字担当部分と
が混在するので、従来では、DMAチャネルを2つ用意
して、この2つのDMAチャネルを使って、同一印字デ
ータをRAMから印字データバッファへと2回転送する
という構成を採っていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、印字ヘッドのピン配列数
がN列である場合には、N個のDMAチャネルが必要に
なるという問題点があった。そして、各DMAチャネル
の転送するデータには、1/Nの割合の有効データしか
含まれていないことから、データ転送効率が劣化するこ
とでCPUの処理能力ダウンをもたらすという問題点が
あった。
うな従来技術に従っていると、印字ヘッドのピン配列数
がN列である場合には、N個のDMAチャネルが必要に
なるという問題点があった。そして、各DMAチャネル
の転送するデータには、1/Nの割合の有効データしか
含まれていないことから、データ転送効率が劣化するこ
とでCPUの処理能力ダウンをもたらすという問題点が
あった。
【0007】このような問題点の解決を図るために、印
字データのDMA転送を1回だけ行って、受け側で、転
送されてきた印字データをピン配列間隔分だけ遅延させ
るという技術が用いられるようになってきた。すなわ
ち、特定のピン配列にのみそのまま有効となる印字デー
タをDMA転送する構成を採って、他ピン配列の印字す
る印字データについては、受け側で、その転送されてき
た印字データをピン配列間隔分だけ遅延させていくこと
で得ていくという技術が用いられるようになってきたの
である。
字データのDMA転送を1回だけ行って、受け側で、転
送されてきた印字データをピン配列間隔分だけ遅延させ
るという技術が用いられるようになってきた。すなわ
ち、特定のピン配列にのみそのまま有効となる印字デー
タをDMA転送する構成を採って、他ピン配列の印字す
る印字データについては、受け側で、その転送されてき
た印字データをピン配列間隔分だけ遅延させていくこと
で得ていくという技術が用いられるようになってきたの
である。
【0008】確かに、このような技術に従うと、DMA
チャネルを1つ用意すれば足り、データ転送効率も劣化
しないものの、遅延のためのシフトレジスタが必要とな
ることから、印字ヘッドのピン配列数が多いときや、ピ
ン配列間隔が広い場合には、シフトレジスタの容量が増
大することでコスト高になるという問題点が出てくるこ
とになる。
チャネルを1つ用意すれば足り、データ転送効率も劣化
しないものの、遅延のためのシフトレジスタが必要とな
ることから、印字ヘッドのピン配列数が多いときや、ピ
ン配列間隔が広い場合には、シフトレジスタの容量が増
大することでコスト高になるという問題点が出てくるこ
とになる。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、シリアルドットプリンタの持つ複数ピン配列
の印字ヘッドに与える印字データを、メモリから印字デ
ータバッファへとデータ転送するときに、そのデータ転
送を簡略な構成に従いつつ効率的に実行できるようにす
る新たな印字データ転送処理方式の提供を目的とする。
であって、シリアルドットプリンタの持つ複数ピン配列
の印字ヘッドに与える印字データを、メモリから印字デ
ータバッファへとデータ転送するときに、そのデータ転
送を簡略な構成に従いつつ効率的に実行できるようにす
る新たな印字データ転送処理方式の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備するシリアルドッ
トプリンタであって、複数ピン配列の印字ヘッドを使っ
て印字データをプリントアウトするものである。
を図示する。図中、1は本発明を具備するシリアルドッ
トプリンタであって、複数ピン配列の印字ヘッドを使っ
て印字データをプリントアウトするものである。
【0011】このシリアルドットプリンタ1は、CPU
10と、メモリ11-i(i=0〜n)と、印字データバ
ッファ12と、管理手段13-i(i=1〜n)と、算出
手段14-i(i=1〜n)と、データバス15と、アド
レスバス16とを備える。
10と、メモリ11-i(i=0〜n)と、印字データバ
ッファ12と、管理手段13-i(i=1〜n)と、算出
手段14-i(i=1〜n)と、データバス15と、アド
レスバス16とを備える。
【0012】CPU10は、DMAコントローラ機能を
備えて、このDMAコントローラ機能に従って、印字デ
ータをメモリ11-iから印字データバッファ12へと転
送する。
備えて、このDMAコントローラ機能に従って、印字デ
ータをメモリ11-iから印字データバッファ12へと転
送する。
【0013】メモリ11-iは、印字ヘッドのピン配列に
対応して複数用意されて、その各々が、対となるピン配
列ヘッドの印字する印字データを格納する。ここで、メ
モリ11-0が、基準となるピン配列ヘッドに対応付けら
れるものとする。
対応して複数用意されて、その各々が、対となるピン配
列ヘッドの印字する印字データを格納する。ここで、メ
モリ11-0が、基準となるピン配列ヘッドに対応付けら
れるものとする。
【0014】印字データバッファ12は、メモリ11-i
の展開する印字データを受け取って、図示しない印字ヘ
ッドドライバに渡す。管理手段13-iは、基準ピン配列
ヘッド以外のピン配列ヘッド対応に用意されて、基準ピ
ン配列ヘッドと対となるピン配列ヘッドとの間のドット
間隔と、1印字データ単位のデータ転送回数とから規定
されるアドレス変位を管理する。
の展開する印字データを受け取って、図示しない印字ヘ
ッドドライバに渡す。管理手段13-iは、基準ピン配列
ヘッド以外のピン配列ヘッド対応に用意されて、基準ピ
ン配列ヘッドと対となるピン配列ヘッドとの間のドット
間隔と、1印字データ単位のデータ転送回数とから規定
されるアドレス変位を管理する。
【0015】算出手段14-iは、基準ピン配列ヘッド以
外のピン配列ヘッド対応に用意されて、基準ピン配列ヘ
ッドで印字する印字データのアドレスを指定してデータ
転送要求が発行されるときに、その発行アドレスと、対
となる管理手段13の管理するアドレス変位とを加算す
ることで、対となるメモリに与えるアドレスを算出す
る。
外のピン配列ヘッド対応に用意されて、基準ピン配列ヘ
ッドで印字する印字データのアドレスを指定してデータ
転送要求が発行されるときに、その発行アドレスと、対
となる管理手段13の管理するアドレス変位とを加算す
ることで、対となるメモリに与えるアドレスを算出す
る。
【0016】データバス15は、データ転送路を形成す
る。アドレスバス16は、アドレス転送路を形成する。
る。アドレスバス16は、アドレス転送路を形成する。
【0017】
【作用】本発明では、印字ヘッドとして2列千鳥配列の
24ピンのものを使い、データバス15として8ビット
のものを使うことで説明するならば、図2(a)に例示
するように、1印字データ単位となる24ビットの印字
データを、3回に分けてメモリ11-iから印字データバ
ッファ12へと転送していくことになる。
24ピンのものを使い、データバス15として8ビット
のものを使うことで説明するならば、図2(a)に例示
するように、1印字データ単位となる24ビットの印字
データを、3回に分けてメモリ11-iから印字データバ
ッファ12へと転送していくことになる。
【0018】従来技術では、図2(b)に示すように、
この転送印字データを単一構成のメモリに転送順に格納
していく構成を採っているが、これでは、8ビットの転
送印字データの中に、同時印字対象とならないA列ピン
で印字する印字データ部分と、B列ピンで印字する印字
データ部分とが混在してしまうことになる。
この転送印字データを単一構成のメモリに転送順に格納
していく構成を採っているが、これでは、8ビットの転
送印字データの中に、同時印字対象とならないA列ピン
で印字する印字データ部分と、B列ピンで印字する印字
データ部分とが混在してしまうことになる。
【0019】これから、本発明では、図3(a)に示す
ように、印字ヘッドのA列ピンとB列ピンとの間のドッ
ト間隔が3ドットの例で説明するならば、A列ピンが基
準ピン配列であるときには、図3(b)に示すように、
8ビットの転送印字データの中に含まれるB列ピンで印
字するデータ(図中の×)は、本来、「3回×3ドッ
ト」後ろのアドレス位置のものであるという点を考慮し
て、A列ピンで印字するデータ(図中の○)について
は、2つ用意されるメモリ11-0,1の内のメモリ11-0
に格納するとともに、B列ピンで印字するデータについ
ては、他方のメモリ11-1に格納する構成を採り、更
に、B列ピンに対応付けられる管理手段13-1が、この
「3×3」のアドレス変位を管理する構成を採る。
ように、印字ヘッドのA列ピンとB列ピンとの間のドッ
ト間隔が3ドットの例で説明するならば、A列ピンが基
準ピン配列であるときには、図3(b)に示すように、
8ビットの転送印字データの中に含まれるB列ピンで印
字するデータ(図中の×)は、本来、「3回×3ドッ
ト」後ろのアドレス位置のものであるという点を考慮し
て、A列ピンで印字するデータ(図中の○)について
は、2つ用意されるメモリ11-0,1の内のメモリ11-0
に格納するとともに、B列ピンで印字するデータについ
ては、他方のメモリ11-1に格納する構成を採り、更
に、B列ピンに対応付けられる管理手段13-1が、この
「3×3」のアドレス変位を管理する構成を採る。
【0020】この構成を採るときにあって、CPU10
の備えるDMAコントローラ機能が、基準ピン配列のA
列ピンで印字する印字データのアドレスを指定して8ビ
ット印字データのデータ転送要求を発行すると、その発
行アドレスを受けて、メモリ11-0は、その発行アドレ
スの指すA列ピン印字の4ビットデータを読み出す。一
方、このとき、B列ピンに対応付けられる算出手段14
-1は、管理手段13-1の管理するアドレス変位と、その
発行アドレスとを加算することで求めた変換アドレスを
メモリ11-1に与え、この変換アドレスを受けて、メモ
リ11-1は、メモリ11-0から読み出される印字データ
と同時印字対象となるB列ピン印字の4ビットデータを
読み出す。
の備えるDMAコントローラ機能が、基準ピン配列のA
列ピンで印字する印字データのアドレスを指定して8ビ
ット印字データのデータ転送要求を発行すると、その発
行アドレスを受けて、メモリ11-0は、その発行アドレ
スの指すA列ピン印字の4ビットデータを読み出す。一
方、このとき、B列ピンに対応付けられる算出手段14
-1は、管理手段13-1の管理するアドレス変位と、その
発行アドレスとを加算することで求めた変換アドレスを
メモリ11-1に与え、この変換アドレスを受けて、メモ
リ11-1は、メモリ11-0から読み出される印字データ
と同時印字対象となるB列ピン印字の4ビットデータを
読み出す。
【0021】このようにして読み出された合計8ビット
の印字データは、データバス15を介して、印字データ
バッファ12へと転送されていく。従って、A列ピン
(B列ピン)の印字データのDMA転送を行うだけで、
同時印字対象となるB列ピン(A列ピン)の印字データ
も同時に転送されていくことになる。
の印字データは、データバス15を介して、印字データ
バッファ12へと転送されていく。従って、A列ピン
(B列ピン)の印字データのDMA転送を行うだけで、
同時印字対象となるB列ピン(A列ピン)の印字データ
も同時に転送されていくことになる。
【0022】このように、本発明では、複数ピン配列の
印字ヘッドを用いて印字データを印字するときにあっ
て、1つのDMAチャネルを用意するだけで、しかも、
大容量のシフトレジスタを用いる必要のない簡略な構成
に従って、メモリから印字データバッファへの印字デー
タ転送を実現できるようになる。
印字ヘッドを用いて印字データを印字するときにあっ
て、1つのDMAチャネルを用意するだけで、しかも、
大容量のシフトレジスタを用いる必要のない簡略な構成
に従って、メモリから印字データバッファへの印字デー
タ転送を実現できるようになる。
【0023】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。本発明を具備するシリアルドットプリンタ1は、一
般のシリアルドットプリンタと同様、印字データの編集
時には、用紙送り方向とは無関係に、図4に示すよう
に、印字データを規定の向きでメモリに展開する構成を
採る。ここで、この図では、便宜上、印字データを25
6バイトで想定している。
る。本発明を具備するシリアルドットプリンタ1は、一
般のシリアルドットプリンタと同様、印字データの編集
時には、用紙送り方向とは無関係に、図4に示すよう
に、印字データを規定の向きでメモリに展開する構成を
採る。ここで、この図では、便宜上、印字データを25
6バイトで想定している。
【0024】このようなメモリ展開構成を採ると、図5
(a)に図示する印字モード(以下、a印字モードと称
する)と、図5(b)に図示する印字モード(以下、b
印字モードと称する)と、図6(a)に図示する印字モ
ード(以下、c印字モードと称する)と、図6(b)に
図示する印字モード(以下、d印字モードと称する)と
いう4種類の印字モードが存在することになる。ここ
で、図中の数値はデータ転送順序を表している。
(a)に図示する印字モード(以下、a印字モードと称
する)と、図5(b)に図示する印字モード(以下、b
印字モードと称する)と、図6(a)に図示する印字モ
ード(以下、c印字モードと称する)と、図6(b)に
図示する印字モード(以下、d印字モードと称する)と
いう4種類の印字モードが存在することになる。ここ
で、図中の数値はデータ転送順序を表している。
【0025】すなわち、a印字モードは、用紙送り方向
が印字データのメモリ展開方向と同一方向であって、印
字ヘッドがアドレスの昇順となる左から右へと移動(以
下、正方向の移動と称する)するという印字モードであ
る。従って、図4の印字データは、「(1) →(2) →(3)
→・・・」という順序で転送されることになる。また、
b印字モードは、用紙送り方向が印字データのメモリ展
開方向と同一方向であって、印字ヘッドがアドレスの降
順となる右から左へと移動(以下、逆方向の移動と称す
る)するという印字モードである。従って、図4の印字
データは、「(256) →(255) →(254) →・・・」という
順序で転送されることになる。
が印字データのメモリ展開方向と同一方向であって、印
字ヘッドがアドレスの昇順となる左から右へと移動(以
下、正方向の移動と称する)するという印字モードであ
る。従って、図4の印字データは、「(1) →(2) →(3)
→・・・」という順序で転送されることになる。また、
b印字モードは、用紙送り方向が印字データのメモリ展
開方向と同一方向であって、印字ヘッドがアドレスの降
順となる右から左へと移動(以下、逆方向の移動と称す
る)するという印字モードである。従って、図4の印字
データは、「(256) →(255) →(254) →・・・」という
順序で転送されることになる。
【0026】また、c印字モードは、用紙送り方向が印
字データのメモリ展開方向と逆方向であって、印字ヘッ
ドが正方向へ移動するという印字モードである。従っ
て、図4の印字データは、「(256) →(255) →(254) →
・・・」という順序で転送されることになる。また、d
印字モードは、用紙送り方向が印字データのメモリ展開
方向と逆方向であって、印字ヘッドが逆方向へ移動する
という印字モードである。従って、図4の印字データ
は、「(1) →(2) →(3) →・・・」という順序で転送さ
れることになる。
字データのメモリ展開方向と逆方向であって、印字ヘッ
ドが正方向へ移動するという印字モードである。従っ
て、図4の印字データは、「(256) →(255) →(254) →
・・・」という順序で転送されることになる。また、d
印字モードは、用紙送り方向が印字データのメモリ展開
方向と逆方向であって、印字ヘッドが逆方向へ移動する
という印字モードである。従って、図4の印字データ
は、「(1) →(2) →(3) →・・・」という順序で転送さ
れることになる。
【0027】これから、印字ヘッドとして2列千鳥配列
のものを使用する場合、このa/b印字モードと、この
c/d印字モードとでは、DMA転送の基準アドレスが
異なるものとなる。例えば、a/b印字モードでは、A
列ピンを基準とするDMA転送が実行されるのに対し
て、c/d印字モードでは、B列ピンを基準とするDM
A転送が実行されることになる。
のものを使用する場合、このa/b印字モードと、この
c/d印字モードとでは、DMA転送の基準アドレスが
異なるものとなる。例えば、a/b印字モードでは、A
列ピンを基準とするDMA転送が実行されるのに対し
て、c/d印字モードでは、B列ピンを基準とするDM
A転送が実行されることになる。
【0028】このようなことを前提としつつ、以下、本
発明の実施例について説明する。ここで、実施例では、
印字ヘッドとして2列千鳥配列の24ピンのものを使用
することを想定し、8ビットを単位として印字データを
転送していくことを想定する。
発明の実施例について説明する。ここで、実施例では、
印字ヘッドとして2列千鳥配列の24ピンのものを使用
することを想定し、8ビットを単位として印字データを
転送していくことを想定する。
【0029】図7に、本発明を具備するシリアルドット
プリンタ1の一実施例を図示する。図中、20は印字ヘ
ッド、21はDMAコントローラ機能を備えるCPU、
22はデータバス、23はアドレスバス、24はRO
M、25-1はA列用RAM、25-2はB列用RAM、2
6はデータ加工回路、27-i(i=1〜3)はデータラ
ッチ回路、28は印字データバッファ、29は印字パル
ス生成回路、30は印字ヘッドドライバ、31は印字タ
イミング制御回路、32は印字データ転送制御回路、3
3はアドレス変換回路である。
プリンタ1の一実施例を図示する。図中、20は印字ヘ
ッド、21はDMAコントローラ機能を備えるCPU、
22はデータバス、23はアドレスバス、24はRO
M、25-1はA列用RAM、25-2はB列用RAM、2
6はデータ加工回路、27-i(i=1〜3)はデータラ
ッチ回路、28は印字データバッファ、29は印字パル
ス生成回路、30は印字ヘッドドライバ、31は印字タ
イミング制御回路、32は印字データ転送制御回路、3
3はアドレス変換回路である。
【0030】このA列用RAM25-1は、A列ピンの印
字する印字データを格納する。B列用RAM25-2は、
B列ピンの印字する印字データを格納する。データ加工
回路26は、RAM25-iから転送されてくる8ビット
の印字データを受け取って、a/b印字モードのときに
は、そのままデータラッチ回路27-iに渡し、c/d印
字モードのときには、印字データの天地反転処理を施し
てからデータラッチ回路27-iに渡す。
字する印字データを格納する。B列用RAM25-2は、
B列ピンの印字する印字データを格納する。データ加工
回路26は、RAM25-iから転送されてくる8ビット
の印字データを受け取って、a/b印字モードのときに
は、そのままデータラッチ回路27-iに渡し、c/d印
字モードのときには、印字データの天地反転処理を施し
てからデータラッチ回路27-iに渡す。
【0031】データラッチ回路27-iは、データ加工回
路26から8ビットの印字データを受け取ってラッチす
る。印字データバッファ28は、データラッチ回路27
-iから8ビットの印字データを受け取って、1印字デー
タ単位となる24ビットの印字データをバッファリング
する。ここで、この印字データバッファ28は、具体的
には、通常印字時に、印字ヘッド20の移動方向に隣合
うドットが連続的に印字される状態になるか否かを調べ
たり、間引き印字時に、1つおきに印字される状態にな
るか否かを調べるために、3段で構成されている。
路26から8ビットの印字データを受け取ってラッチす
る。印字データバッファ28は、データラッチ回路27
-iから8ビットの印字データを受け取って、1印字デー
タ単位となる24ビットの印字データをバッファリング
する。ここで、この印字データバッファ28は、具体的
には、通常印字時に、印字ヘッド20の移動方向に隣合
うドットが連続的に印字される状態になるか否かを調べ
たり、間引き印字時に、1つおきに印字される状態にな
るか否かを調べるために、3段で構成されている。
【0032】印字パルス生成回路29は、印字データバ
ッファ28にバッファリングされる印字データに対応付
けて印字パルスを生成する。印字ヘッドドライバ30
は、印字パルス生成回路29の生成する印字パルスから
印字ヘッド20に与えるヘッド通電電流を生成する。
ッファ28にバッファリングされる印字データに対応付
けて印字パルスを生成する。印字ヘッドドライバ30
は、印字パルス生成回路29の生成する印字パルスから
印字ヘッド20に与えるヘッド通電電流を生成する。
【0033】印字タイミング制御回路31は、図示しな
いエンコーダ等の印字周期生成機構からの印字周期パル
スを受け取って、印字データ転送制御回路32に対して
印字データ要求信号を発行したり、多段に構成される印
字データバッファ28に対してデータシフト指示を発行
したり、印字パルス生成回路29に対して、印字パルス
生成のためのパルス信号を発行する。ここで、このパル
ス信号の発行にあたって、印字ヘッド20のA列ピンと
B列ピンとの間のドット間隔がハーフドットを含むとき
には、基準とならない方のA列ピン/B列ピンの印字が
ハーフドット分遅延することになるようにとパルス信号
を発行していくことになる。
いエンコーダ等の印字周期生成機構からの印字周期パル
スを受け取って、印字データ転送制御回路32に対して
印字データ要求信号を発行したり、多段に構成される印
字データバッファ28に対してデータシフト指示を発行
したり、印字パルス生成回路29に対して、印字パルス
生成のためのパルス信号を発行する。ここで、このパル
ス信号の発行にあたって、印字ヘッド20のA列ピンと
B列ピンとの間のドット間隔がハーフドットを含むとき
には、基準とならない方のA列ピン/B列ピンの印字が
ハーフドット分遅延することになるようにとパルス信号
を発行していくことになる。
【0034】印字データ転送制御回路32は、CPU2
1のDMAコントローラ機能に対して、DMAリクエス
トを発行したり、データラッチ回路27-iに対してラッ
チ指示信号を発行する。
1のDMAコントローラ機能に対して、DMAリクエス
トを発行したり、データラッチ回路27-iに対してラッ
チ指示信号を発行する。
【0035】アドレス変換回路33は、CPU21の発
行するアドレスを受け取り、そのアドレスが転送処理の
ときのものであるときには、印字モードの指示に従っ
て、それをアドレス変換してA列用RAM25-1/B列
用RAM25-2のいずれか一方に与えるとともに、他方
には、その受け取ったアドレスをそのまま与える。ま
た、受け取ったアドレスが編集処理のものであるときに
は、そのアドレスをそのままA列用RAM25-1/B列
用RAM25-2に与える。
行するアドレスを受け取り、そのアドレスが転送処理の
ときのものであるときには、印字モードの指示に従っ
て、それをアドレス変換してA列用RAM25-1/B列
用RAM25-2のいずれか一方に与えるとともに、他方
には、その受け取ったアドレスをそのまま与える。ま
た、受け取ったアドレスが編集処理のものであるときに
は、そのアドレスをそのままA列用RAM25-1/B列
用RAM25-2に与える。
【0036】図8に、図7の実施例の詳細な構成を図示
する。図中、図7で説明したものと同じものについては
同一の記号で示してある。この図に示すように、印字デ
ータ転送制御回路32は、印字タイミング制御回路31
からの印字データ要求信号と、DMAコントローラ機能
からのDMAアクノリッジ信号(図中のAK1,AK
2)とを入力として、DMAコントローラ機能に対して
DMAリクエストを発行するとともに、アドレス変換回
路33に対して選択指示信号を送出するDMAリクエス
ト発生回路320と、印字ヘッド20の移動方向信号
と、DMAコントローラ機能からのDMAアクノリッジ
信号(AK1)とを入力として、印字ヘッド20の移動
方向が正方向であるときにはDMAアクノリッジ信号
(AK1)をカウントアップし、逆方向であるときには
カウントダウンしていくことで計数値を算出するととも
に、その計数値をデコードする3進カウンタ321と、
3進カウンタ321の3本の出力ライン値と、DMAコ
ントローラ機能からのDMAアクノリッジ信号(AK
1)との論理積値を算出して、対応するデータラッチ回
路27-iに対してラッチ指示信号として発行する3個構
成のAND回路322とから構成される。
する。図中、図7で説明したものと同じものについては
同一の記号で示してある。この図に示すように、印字デ
ータ転送制御回路32は、印字タイミング制御回路31
からの印字データ要求信号と、DMAコントローラ機能
からのDMAアクノリッジ信号(図中のAK1,AK
2)とを入力として、DMAコントローラ機能に対して
DMAリクエストを発行するとともに、アドレス変換回
路33に対して選択指示信号を送出するDMAリクエス
ト発生回路320と、印字ヘッド20の移動方向信号
と、DMAコントローラ機能からのDMAアクノリッジ
信号(AK1)とを入力として、印字ヘッド20の移動
方向が正方向であるときにはDMAアクノリッジ信号
(AK1)をカウントアップし、逆方向であるときには
カウントダウンしていくことで計数値を算出するととも
に、その計数値をデコードする3進カウンタ321と、
3進カウンタ321の3本の出力ライン値と、DMAコ
ントローラ機能からのDMAアクノリッジ信号(AK
1)との論理積値を算出して、対応するデータラッチ回
路27-iに対してラッチ指示信号として発行する3個構
成のAND回路322とから構成される。
【0037】ここで、AK1で表されるDMAアクノリ
ッジ信号は、DMA転送の送信サイクル時に発行される
アクノリッジ信号であり、AK2で表されるDMAアク
ノリッジ信号は、DMA転送の受信サイクル時に発行さ
れるアクノリッジ信号である。すなわち、DMAコント
ローラ機能は、受信サイクルでもって、A列用RAM2
5-1/B列用RAM25-2から転送印字データを取り込
み、続く送信サイクルでもって、取り込んだ転送印字デ
ータをデータラッチ回路27-iに転送していくので、こ
の各々のサイクル時に、AK1/AK2のDMAアクノ
リッジ信号をそれぞれ発行していくのである。
ッジ信号は、DMA転送の送信サイクル時に発行される
アクノリッジ信号であり、AK2で表されるDMAアク
ノリッジ信号は、DMA転送の受信サイクル時に発行さ
れるアクノリッジ信号である。すなわち、DMAコント
ローラ機能は、受信サイクルでもって、A列用RAM2
5-1/B列用RAM25-2から転送印字データを取り込
み、続く送信サイクルでもって、取り込んだ転送印字デ
ータをデータラッチ回路27-iに転送していくので、こ
の各々のサイクル時に、AK1/AK2のDMAアクノ
リッジ信号をそれぞれ発行していくのである。
【0038】一方、この図に示すように、アドレス変換
回路33は、印字ヘッド20のA列ピンとB列ピンとの
間のドット間隔値“N(ハーフドットを含むときには整
数部分)”と、1印字データ単位のデータ転送回数値
“3”との乗算値“3N”を格納する加算レジスタ33
0と、DMAコントローラ機能の発行するアドレスと、
加算レジスタ330のレジスタ値“3N”とを加算して
出力する加算器331と、CPU21の発行するアドレ
スと、加算器331の出力するアドレスとを入力とし
て、DMAリクエスト発生回路320から与えられる選
択指示信号に従って、その内のいずれかのアドレスを選
択してA列用RAM25-1に与えるセレクタ332と、
DMAコントローラ機能の発行するアドレスと、加算器
331の出力するアドレスとを入力として、DMAリク
エスト発生回路320から与えられる選択指示信号に従
って、その内のいずれかのアドレスを選択してB列用R
AM25-2に与えるセレクタ333とから構成される。
回路33は、印字ヘッド20のA列ピンとB列ピンとの
間のドット間隔値“N(ハーフドットを含むときには整
数部分)”と、1印字データ単位のデータ転送回数値
“3”との乗算値“3N”を格納する加算レジスタ33
0と、DMAコントローラ機能の発行するアドレスと、
加算レジスタ330のレジスタ値“3N”とを加算して
出力する加算器331と、CPU21の発行するアドレ
スと、加算器331の出力するアドレスとを入力とし
て、DMAリクエスト発生回路320から与えられる選
択指示信号に従って、その内のいずれかのアドレスを選
択してA列用RAM25-1に与えるセレクタ332と、
DMAコントローラ機能の発行するアドレスと、加算器
331の出力するアドレスとを入力として、DMAリク
エスト発生回路320から与えられる選択指示信号に従
って、その内のいずれかのアドレスを選択してB列用R
AM25-2に与えるセレクタ333とから構成される。
【0039】このように、アドレス変換回路33は、D
MAコントローラ機能の発行するアドレスに“3N”を
加算してA列用RAM25-1/B列用RAM25-2に与
えていく処理を行うものである。
MAコントローラ機能の発行するアドレスに“3N”を
加算してA列用RAM25-1/B列用RAM25-2に与
えていく処理を行うものである。
【0040】次に、このように構成される実施例の動作
処理について説明する。印字データの編集時には、セレ
クタ332は、CPU21の発行するアドレスを選択し
てA列用RAM25-1に与え、セレクタ333は、CP
U21の発行するアドレスを選択してB列用RAM25
-2に与えるよう制御する。この選択制御処理に従って、
CPU21上で走行する印字データ編集プログラムは、
印字データの編集処理を行って、自らの指定するアドレ
ス位置の指すA列用RAM25-1/B列用RAM25-2
の格納域に印字データを格納していく。
処理について説明する。印字データの編集時には、セレ
クタ332は、CPU21の発行するアドレスを選択し
てA列用RAM25-1に与え、セレクタ333は、CP
U21の発行するアドレスを選択してB列用RAM25
-2に与えるよう制御する。この選択制御処理に従って、
CPU21上で走行する印字データ編集プログラムは、
印字データの編集処理を行って、自らの指定するアドレ
ス位置の指すA列用RAM25-1/B列用RAM25-2
の格納域に印字データを格納していく。
【0041】一方、印字データの転送時には、上述の印
字モードに従って、例えば、印字ヘッド20のA列ピン
がDMAアドレスの基準となることが決定されると、D
MAリクエスト発生回路320がDMAアクノリッジ信
号(AK2)に応答して選択指示信号を送出するとき
に、セレクタ332は、DMAコントローラ機能の発行
するアドレスを選択してA列用RAM25-1に与え、セ
レクタ333は、加算器331の出力するアドレスを選
択してB列用RAM25-2に与えるよう制御する。
字モードに従って、例えば、印字ヘッド20のA列ピン
がDMAアドレスの基準となることが決定されると、D
MAリクエスト発生回路320がDMAアクノリッジ信
号(AK2)に応答して選択指示信号を送出するとき
に、セレクタ332は、DMAコントローラ機能の発行
するアドレスを選択してA列用RAM25-1に与え、セ
レクタ333は、加算器331の出力するアドレスを選
択してB列用RAM25-2に与えるよう制御する。
【0042】このように選択制御されるときにあって、
DMAリクエスト発生回路320が、印字タイミング制
御回路31からの印字データ要求信号を受け取ることで
DMAコントローラ機能に対してDMAリクエストを発
行すると、DMAコントローラ機能は、受信サイクルに
入って、DMAアクノリッジ信号(AK2)を発行して
転送対象となる印字データのアドレスを発行する。この
発行を受けて、セレクタ332は、その発行アドレスを
そのままA列用RAM25-1に与え、セレクタ333
は、加算器331の出力するアドレスを選択してB列用
RAM25-2に与える。
DMAリクエスト発生回路320が、印字タイミング制
御回路31からの印字データ要求信号を受け取ることで
DMAコントローラ機能に対してDMAリクエストを発
行すると、DMAコントローラ機能は、受信サイクルに
入って、DMAアクノリッジ信号(AK2)を発行して
転送対象となる印字データのアドレスを発行する。この
発行を受けて、セレクタ332は、その発行アドレスを
そのままA列用RAM25-1に与え、セレクタ333
は、加算器331の出力するアドレスを選択してB列用
RAM25-2に与える。
【0043】このアドレスを受けて、A列用RAM25
-1は、DMAコントローラ機能の発行したアドレスの指
す4ビットの印字データを読み出してデータバス22に
送出し、B列用RAM25-2は、アドレス変位“3N”
分加算されたアドレスの指す4ビットの印字データを読
み出してデータバス22に送出する。このようにしてデ
ータバス22に乗る8ビットの印字データは、〔作用〕
の欄で詳述したように、同時印字されるものばかりであ
り、これがDMAコントローラ機能に取り込まれること
になる。
-1は、DMAコントローラ機能の発行したアドレスの指
す4ビットの印字データを読み出してデータバス22に
送出し、B列用RAM25-2は、アドレス変位“3N”
分加算されたアドレスの指す4ビットの印字データを読
み出してデータバス22に送出する。このようにしてデ
ータバス22に乗る8ビットの印字データは、〔作用〕
の欄で詳述したように、同時印字されるものばかりであ
り、これがDMAコントローラ機能に取り込まれること
になる。
【0044】続いて、DMAコントローラ機能は、送信
サイクルに入って、受信した8ビットの印字データをデ
ータバス22に送出するとともに、DMAアクノリッジ
信号(AK1)を発行し、このDMAアクノリッジ信号
(AK1)を受けて、3進カウンタ321/AND回路
322は、印字ヘッド20の移動方向が正方向であると
きには、印字ヘッド20の1〜8番ピンに対応付けて設
けられるデータラッチ回路27-1にラッチ指示信号を送
出し、このラッチ指示信号を受けて、データラッチ回路
27-1は、データ加工回路26を介してデータバス22
上の8ビットの印字データをラッチしていく。
サイクルに入って、受信した8ビットの印字データをデ
ータバス22に送出するとともに、DMAアクノリッジ
信号(AK1)を発行し、このDMAアクノリッジ信号
(AK1)を受けて、3進カウンタ321/AND回路
322は、印字ヘッド20の移動方向が正方向であると
きには、印字ヘッド20の1〜8番ピンに対応付けて設
けられるデータラッチ回路27-1にラッチ指示信号を送
出し、このラッチ指示信号を受けて、データラッチ回路
27-1は、データ加工回路26を介してデータバス22
上の8ビットの印字データをラッチしていく。
【0045】続いて、次の8ビットの印字データのため
の転送に入って、DMAリクエスト発生回路320は、
DMAコントローラ機能の発行するDMAアクノリッジ
信号(AK1)を受けて、DMAコントローラ機能に対
して次の8ビットの印字データのためのDMAリクエス
トを発行し、これを受けて、DMAコントローラ機能
は、受信サイクルに従って、次の8ビットの印字データ
のためのアドレスと、DMAアクノリッジ信号(AK
2)とを発行し、これを受けて、アドレス変換回路33
は、その発行アドレスをそのままA列用RAM25-1に
与えるとともに、加算された変換アドレスをB列用RA
M25-2に与え、これを受けて、A列用RAM25-1/
B列用RAM25-2は、与えられアドレスの指す印字デ
ータを読み出してデータバス22に送出し、これを受け
て、DMAコントローラ機能は、データバス22上の8
ビットの印字データを取り込む。
の転送に入って、DMAリクエスト発生回路320は、
DMAコントローラ機能の発行するDMAアクノリッジ
信号(AK1)を受けて、DMAコントローラ機能に対
して次の8ビットの印字データのためのDMAリクエス
トを発行し、これを受けて、DMAコントローラ機能
は、受信サイクルに従って、次の8ビットの印字データ
のためのアドレスと、DMAアクノリッジ信号(AK
2)とを発行し、これを受けて、アドレス変換回路33
は、その発行アドレスをそのままA列用RAM25-1に
与えるとともに、加算された変換アドレスをB列用RA
M25-2に与え、これを受けて、A列用RAM25-1/
B列用RAM25-2は、与えられアドレスの指す印字デ
ータを読み出してデータバス22に送出し、これを受け
て、DMAコントローラ機能は、データバス22上の8
ビットの印字データを取り込む。
【0046】そして、DMAコントローラ機能は、送信
サイクルに従って、受信した8ビットの印字データをデ
ータバス22に送出するとともに、DMAアクノリッジ
信号(AK1)を発行し、このDMAアクノリッジ信号
(AK1)を受けて、3進カウンタ321/AND回路
322は、印字ヘッド20の9〜16番ピンに対応付け
て設けられるデータラッチ回路27-2にラッチ指示信号
を送出し、このラッチ指示信号を受けて、データラッチ
回路27-2は、データ加工回路26を介してデータバス
22上の8ビットの印字データをラッチしていく。
サイクルに従って、受信した8ビットの印字データをデ
ータバス22に送出するとともに、DMAアクノリッジ
信号(AK1)を発行し、このDMAアクノリッジ信号
(AK1)を受けて、3進カウンタ321/AND回路
322は、印字ヘッド20の9〜16番ピンに対応付け
て設けられるデータラッチ回路27-2にラッチ指示信号
を送出し、このラッチ指示信号を受けて、データラッチ
回路27-2は、データ加工回路26を介してデータバス
22上の8ビットの印字データをラッチしていく。
【0047】続いて、次の8ビットの印字データのため
の処理が同様に繰り返されていくことで、印字ヘッド2
0の17〜24番ピンに対応付けて設けられるデータラ
ッチ回路27-3は、データ加工回路26を介してデータ
バス22上の8ビットの印字データをラッチしていく。
の処理が同様に繰り返されていくことで、印字ヘッド2
0の17〜24番ピンに対応付けて設けられるデータラ
ッチ回路27-3は、データ加工回路26を介してデータ
バス22上の8ビットの印字データをラッチしていく。
【0048】このようにして、1回のDMA転送処理に
従って、同時印字対象の印字データが、A列用RAM2
5-1/B列用RAM25-2から、データラッチ回路27
-iへと転送されていくことになる。従って、1つのDM
Aチャネルを用意すればよいことになる。
従って、同時印字対象の印字データが、A列用RAM2
5-1/B列用RAM25-2から、データラッチ回路27
-iへと転送されていくことになる。従って、1つのDM
Aチャネルを用意すればよいことになる。
【0049】この処理にあって、印字モードに従って、
印字ヘッド20のB列ピンが基準となることが決定され
るときには、セレクタ332は、加算器331の出力す
るアドレスを選択してA列用RAM25-1に与え、セレ
クタ333は、DMAコントローラ機能の発行するアド
レスを選択してB列用RAM25-2に与えるよう制御す
ることになる。これから、図4に示す印字データのメモ
リ展開例で説明するならば、アドレス変位“3N”の値
が“9”である場合、a/b印字モードのときには、図
9(a)(b)に示すように、B列用RAM25-2に与え
られるアドレスは、A列用RAM25-1に与えられるア
ドレスに“9”を加算したものとなり、c/d印字モー
ドのときには、図9(c)(d)に示すように、A列用R
AM25-1に与えられるアドレスは、B列用RAM25
-2に与えられるアドレスに“9”を加算したものとな
る。
印字ヘッド20のB列ピンが基準となることが決定され
るときには、セレクタ332は、加算器331の出力す
るアドレスを選択してA列用RAM25-1に与え、セレ
クタ333は、DMAコントローラ機能の発行するアド
レスを選択してB列用RAM25-2に与えるよう制御す
ることになる。これから、図4に示す印字データのメモ
リ展開例で説明するならば、アドレス変位“3N”の値
が“9”である場合、a/b印字モードのときには、図
9(a)(b)に示すように、B列用RAM25-2に与え
られるアドレスは、A列用RAM25-1に与えられるア
ドレスに“9”を加算したものとなり、c/d印字モー
ドのときには、図9(c)(d)に示すように、A列用R
AM25-1に与えられるアドレスは、B列用RAM25
-2に与えられるアドレスに“9”を加算したものとな
る。
【0050】また、この処理にあって、印字ヘッド20
の移動方向が逆方向となるときには、3進カウンタ32
1が計数値のカウントダウン処理を実行していくこと
で、データラッチ回路27-3から順番に転送されてくる
印字データをラッチしていくよう処理することになる。
の移動方向が逆方向となるときには、3進カウンタ32
1が計数値のカウントダウン処理を実行していくこと
で、データラッチ回路27-3から順番に転送されてくる
印字データをラッチしていくよう処理することになる。
【0051】図10ないし図12に、以上に説明した実
施例のタイムチャートを図示する。なお、これら3枚の
図面は、図中に示すX/Yでつながるものである。この
タイムチャート中、左側部分は、印字ヘッド20の移動
方向が正方向である場合のタイムチャートを示してお
り、右側部分は、印字ヘッド20の移動方向が逆方向で
ある場合のタイムチャートを示している。また、このタ
イムチャートでは、印字ヘッド20のA列ピンとB列ピ
ンとの間のドット間隔がハーフドットを含むことを想定
しており、これがために、B列ピンの印字タイミング
が、A列ピンの印字タイミングの間にくるようにと、印
字タイミング制御回路31の遅延処理に従って制御され
ている。
施例のタイムチャートを図示する。なお、これら3枚の
図面は、図中に示すX/Yでつながるものである。この
タイムチャート中、左側部分は、印字ヘッド20の移動
方向が正方向である場合のタイムチャートを示してお
り、右側部分は、印字ヘッド20の移動方向が逆方向で
ある場合のタイムチャートを示している。また、このタ
イムチャートでは、印字ヘッド20のA列ピンとB列ピ
ンとの間のドット間隔がハーフドットを含むことを想定
しており、これがために、B列ピンの印字タイミング
が、A列ピンの印字タイミングの間にくるようにと、印
字タイミング制御回路31の遅延処理に従って制御され
ている。
【0052】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、印字ヘッドとして2列千鳥配列の24ピンのも
のを使用することを想定したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、如何なるピン配置構成を持つものにも
そのまま適用できるものである。
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、印字ヘッドとして2列千鳥配列の24ピンのも
のを使用することを想定したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、如何なるピン配置構成を持つものにも
そのまま適用できるものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数ピン配列の印字ヘッドを用いて印字データを印字す
るときにあって、1つのDMAチャネルを用意するだけ
で、しかも、大容量のシフトレジスタを用いることのな
い簡略な構成に従って、メモリから印字データバッファ
への印字データ転送を実現できるようになる。
複数ピン配列の印字ヘッドを用いて印字データを印字す
るときにあって、1つのDMAチャネルを用意するだけ
で、しかも、大容量のシフトレジスタを用いることのな
い簡略な構成に従って、メモリから印字データバッファ
への印字データ転送を実現できるようになる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】印字データのメモリ展開の説明図である。
【図5】印字モードの説明図である。
【図6】印字モードの説明図である。
【図7】本発明の一実施例である。
【図8】図7の実施例の詳細構成図である。
【図9】アドレス変換処理の説明図である。
【図10】実施例のタイムチャートである。
【図11】実施例のタイムチャートである。
【図12】実施例のタイムチャートである。
【図13】2列千鳥配列の印字ヘッドの説明図である。
1 シリアルドットプリンタ 10 CPU 11 メモリ 12 印字データバッファ 13 管理手段 14 算出手段 15 データバス 16 アドレスバス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図13】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
Claims (2)
- 【請求項1】 シリアルドットプリンタの持つ複数ピン
配列の印字ヘッドに与える印字データを、メモリから印
字データバッファへとデータ転送する印字データ転送処
理方式において、 印字データを展開するメモリを、印字ヘッドのピン配列
に対応させて複数用意する構成を採って、その各々に、
対となるピン配列ヘッドの印字する印字データを格納す
る構成を採り、 かつ、基準ピン配列ヘッド以外のピン配列ヘッド対応に
用意されて、該ピン配列ヘッドと基準ピン配列ヘッドと
の間のドット間隔と、1印字データ単位のデータ転送回
数とから規定されるアドレス変位を管理する管理手段(1
3)と、 上記管理手段(13)対応に用意されて、基準ピン配列ヘッ
ドで印字する印字データのアドレスを指定してデータ転
送要求が発行されるときに、その発行アドレスと、対と
なる上記管理手段(13)の管理するアドレス変位とから、
対となるメモリに与えるアドレスを算出する算出手段(1
4)とを備え、 上記発行アドレスと、上記算出手段(14)の算出アドレス
とに従って読み出されるデータを印字データバッファへ
転送していくよう処理することを、 特徴とする印字データ転送処理方式。 - 【請求項2】 請求項1記載の印字データ転送処理方式
において、 管理手段(13)は、ピン配列ヘッドと基準ピン配列ヘッド
との間のドット間隔がハーフドットを含むときには、該
ドット間隔の整数部分から導出されるアドレス変位を管
理するよう構成されることを、 特徴とする印字データ転送処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817094A JPH07256947A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 印字データ転送処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817094A JPH07256947A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 印字データ転送処理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07256947A true JPH07256947A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12795929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4817094A Pending JPH07256947A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 印字データ転送処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07256947A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08156242A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジェット記録装置 |
CN102582275A (zh) * | 2011-01-14 | 2012-07-18 | 冲电气工业株式会社 | 串行点式打印机 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP4817094A patent/JPH07256947A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08156242A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジェット記録装置 |
CN102582275A (zh) * | 2011-01-14 | 2012-07-18 | 冲电气工业株式会社 | 串行点式打印机 |
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