JPH07245683A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07245683A
JPH07245683A JP3231994A JP3231994A JPH07245683A JP H07245683 A JPH07245683 A JP H07245683A JP 3231994 A JP3231994 A JP 3231994A JP 3231994 A JP3231994 A JP 3231994A JP H07245683 A JPH07245683 A JP H07245683A
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JP
Japan
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image
clock
signal
image data
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP3231994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Furukawa
茂広 古川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアルに入力する1画素mビットの画像デ
ータをn(但し、nはmの倍数)ビットのパラレルフォ
ーマットに変換して後段の装置に転送する際のデータ転
送不良を防止する。 【構成】 外部装置から入力した画像データはAND回
路42で生成される書き込みクロックWCLKによりF
IFO53に書き込まれる。書き込みクロックは、外部
ページシンク、外部ラインシンク及び外部クロックの論
理積をとることにより生成される。FIFO53からの
画像データの読み出しはAND回路43により生成され
る読み出しクロックRCLKにより行われる。この読み
出しクロックRCLKは、内部クロック発生回路52で
発生される内部クロック、OR回路51の出力である同
期化されたラインシンク、及びDFF46の出力である
同期化されたページシンクの論理積をとることにより生
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部の装置から有効画
像領域信号、ビデオクロック等の同期信号に同期して入
力される画像信号を取り込む画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、主走査有効画像領域信号、副走査
有効画像領域信号、ビデオクロック等の同期信号と共に
画像データを入力し、フォーマット変換を行った後に次
段の装置に出力する画像処理装置が知られている。この
ような画像処理装置においては、画像データを入力する
際にそれらの同期信号を合成することにより画像データ
一時記憶手段への書き込み制御信号を生成し、画像の蓄
積を行った後、蓄積されている画像データを再度読み出
し、遠隔地へ転送したり、印字出力を行うことができ
る。
【0003】また、画像データ一時記憶手段を持たず、
入力される各種同期信号から次段への転送制御信号を生
成し、この転送制御信号を基にして画像データを回転処
理を行ったり、あるいは拡大/縮小処理を行ったり、ま
たは圧縮符号化等の各種の画像処理を行うブロックへの
画像データの転送を行い、しかる画像処理を行った後に
遠隔地へ転送したり画像記録出力する画像処理装置も知
られている。
【0004】このような画像処理装置では、画像データ
を次段へ転送するための転送制御信号は画像処理装置の
内部で外部から入力されるビデオクロックを基にして生
成しているので、外部から入力される同期信号、特にビ
デオクロックが所望の波形でない場合、例えば、ビデオ
クロックの立ち上がりや立ち下がりが急峻でない場合や
波形が歪んでいる場合、あるいはクロックスキューが生
じている場合等には転送不良が生じ、いわゆる画像デー
タのデータ化け、あるいはデータ欠け等が発生するとい
う問題があった。
【0005】このような転送不良を解決するものとして
特開平1−98313号公報には一つの方策が提案され
ている。それを図7、図8、図9を参照して説明すると
次のようである。なお、図8、図9は図7に示す回路の
各部の波形を示す図である。
【0006】入力端子INからは同期すべきデータ信号
が入力されるが、このデータ信号は直接AND回路22
Aの一方の入力端子に入力されると共に、インバータ回
路21を介してAND回路22Bの一方の入力端子に入
力される。そして、AND回路22Aではデータ信号と
制御信号Φ1 とのアンドがとられ、その出力はセット・
リセット型フリップ・フロップ(以下、SRFFと称
す)23のセット端子Sに入力される。また、AND回
路22Bではデータ信号をインバータ21で位相反転し
た信号と制御信号Φ1 とのアンドがとられ、その出力は
SRFF23のリセット端子Rに入力される。
【0007】このとき、図8中のt0 で示すように、制
御信号Φ1 をクロック信号Φ0 よりも所定時間遅らせる
ことにより、図8に示すようにクロック信号Φ0 の立ち
上がり時近傍ではAND回路22A,22Bが閉じてお
り、その間にデータ信号が変化してもSRFF23には
加わらないように制御することができる。これによっ
て、出力端子OUTにはクロック信号Φ0 に同期したデ
ータ入力信号32が出力される。
【0008】即ち、このものにおいては、同期化すべき
データ信号のSRFF23への取り込みを、クロック信
号Φ0 の状態遷移時間の近傍を避けたタイミングで行っ
て次段のD型フリップ・フロップ(以下、DFFと称
す)24へ伝搬させることによって、DFF24のデー
タ入力Dとクロック入力Cの同時変化によって生ずる異
常出力状態を回避するようにしているのである。
【0009】クロック信号Φ0 は、直接AND回路22
Cの一方の入力端子に入力されると共に、インバータ2
1の直列接続からなる遅延回路で所定時間t0 だけ遅延
されてAND回路22Cの他方の入力端子に入力され、
この両者のアンドがとられることによって制御信号Φ1
が生成されている。なお、図9の33で示す波形は、図
7のAND回路22Cの遅延出力Aの波形を示すもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−98313号公報に示されているものにおいては、
一つのデータ入力に対して図7に示す同期化回路25を
一つ設ける必要があるため、例えば32ビット幅のデー
タを入力する場合には、図7に示す同期化回路25が3
2必要となり、それにより回路規模が増大してしまうと
いう問題がある。
【0011】また、特開平1−98313号公報に示さ
れているものにおいては、入力画像データのビット幅が
少ない場合であっても、インバータ21による遅延時間
は外気温、電源電圧等の外部要因による影響により変動
するため、クロック信号が高速である場合にはクロック
信号としての波形を保証できなくなり、データ転送に不
良が発生してしまう可能性が高い。例えば、クロック信
号が高速である場合には、AND回路22Cに入力する
クロック信号Φ0 と、クロック信号Φ0 を遅延させた信
号33との位相が図10に示すようになってしまって制
御信号Φ1 が生成されない場合があり、このような場合
には転送不良となってしまうのである。
【0012】更に、例えば図7に示すように、外部から
入力されるビデオクロックは内部回路にて複数に分配さ
れるので、このことによってファンアウトが発生し、そ
れが結果的にクロックスキューを発生させることにもつ
ながっている。また、配線の影響によりクロックスキュ
ーが発生することもある。
【0013】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、外部から主走査有効画像領域信号、副走査有効画
像領域信号、ビデオクロック等の同期信号に同期して入
力される画像データを取り込み、フォーマット変換した
後に次段へ出力する画像処理装置において、入力段及び
内部の転送経路にて発生する画像データの転送不良を簡
単な回路構成で防止することができる画像処理装置を提
供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像処理装置は、外部からのビデオクロ
ックと同等の周波数を発生させる内部クロック生成手段
と、画像データを一時記憶する記憶手段とを備え、主走
査方向有効画像領域信号及び副走査方向有効画像領域信
号がアクティブである期間中、ビデオクロック等の外部
同期信号に同期して入力される画像信号を取り込み、取
り込んだ画像信号を次段の画像処理部に対応したビット
幅にフォーマット変換した後に画像処理部に転送する画
像処理装置において、画像信号は外部同期信号を基に生
成した画像信号書き込み制御信号により記憶手段に書き
込み、画像信号を読み出す際には内部クロックを基に生
成した読み出し制御信号によって読み出すことを特徴と
する。
【0015】
【作用】この画像処理装置は、内部クロック生成手段
と、記憶手段を備えている。内部クロック生成手段は外
部からのビデオクロックと同等の周波数を有する内部ク
ロックを発生させるものであり、記憶手段は画像データ
を一時記憶するものである。
【0016】そして、この画像処理装置は、主走査方向
有効画像領域信号及び副走査方向有効画像領域信号がア
クティブである期間中、ビデオクロック等の外部同期信
号に同期して入力される画像信号を取り込み、取り込ん
だ画像信号を次段の画像処理部に対応したビット幅にフ
ォーマット変換した後に画像処理部に転送するが、記憶
手段への画像信号の書き込みは外部同期信号を基に生成
した画像信号書き込み制御信号により行われ、記憶手段
からの画像信号の読み出しは内部クロックを基に生成し
た読み出し制御信号によって行われる。
【0017】つまり、この画像処理装置においては、外
部から入力される同期信号は記憶手段への画像信号の書
き込み制御のためのみに使用されるのである。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る画像処理装置を適用した画像記録シ
ステムの一実施例の構成を示す図であり、図中、1は画
像読み取り部、2は画像読み取り部インタフェース(以
下、インターフェースをI/Fと称す)、3は画像圧縮
符号部、4はページバッファ、5は画像蓄積部、6は画
像伸長復号部、7は中央処理装置(以下、CPUと称
す)、8はROM、9は不揮発性ランダムアクセスメモ
リ(以下、NVRAMと称す)、10はシステムRAM
(以下、SYSRAMと称す)、11は記録部I/F、
12は画像記録部、13はシステム制御部、14はユー
ザ・インターフェース(以下UIと称す)、15は画像
処理部、16はデータバスを示す。なお、図1において
破線は制御信号の流れ示し、実線は画像データの流れを
示す。また、以下の実施例においてはデータバス16の
バス幅は16ビットとする。
【0019】まず、図1に示す画像記録システムの各部
について説明する。画像読み取り部1は、原稿セット台
に置かれた原稿を照明部(図示せず)により照明し、そ
の反射光をCCD等のイメージセンサにより主走査方向
へシリアルに読み取るものである。イメージセンサで読
み取って得られた画像データは、シェーディング補正等
の所定の処理が施された後に所定の階調を有するデジタ
ル画像データに変換され、画像処理部15に転送され
る。この実施例においては1画素4ビットの画像データ
に変換されるものとする。従って、画像読み取り部1か
らは1画素4ビットの画像データがシリアルに出力され
ることになる。なお、原稿画像の読み取り手法について
は周知であるので、その詳細な説明は省略する。
【0020】また、画像読み取り部1は、画像データと
共に、主走査方向有効画像領域信号(以下、ラインシン
クと称す)、副走査方向有効画像領域信号(以下、ペー
ジシンクと称す)、及びビデオクロックを画像読み取り
部I/F2に送出する。即ち、画像読み取り部1からの
画像データは、ラインシンク、ページシンク、及びビデ
オクロックに同期して画像読み取り部I/F2に送出さ
れるのである。なお、以下においては、画像読み取り部
1から入力されるラインシンク、ページシンク、ビデオ
クロックを、それぞれ、外部ラインシンク、外部ページ
シンク、外部クロックと称することにする。
【0021】画像読み取り部I/F2は、画像読み取り
部1からの画像データを後段の各部のデータフォーマッ
トに変換して出力するものであり、本発明に係る画像処
理装置に相当するものである。なお、この実施例におい
ては画像読み取り部I/F2は、画像読み取り部1から
シリアルに入力される1画素4ビットの画像データを4
画素分まとめて16ビットのパラレルフォーマットデー
タに変換してデータバス16に出力するものとする。
【0022】ページバッファ4は、画像データを圧縮符
号化/伸長復号化する際のワーキングメモリとして使用
するだけでなく、ハードディスク装置(以下、HDと称
す)等からなる画像蓄積部5への書き込み速度に対し、
入力される圧縮符号データの転送速度の方が速いために
生ずる画像データの書き込み不良を防止し、転送速度の
不整合を吸収するために設けられているものである。な
お、ページバッファ4はA3用紙サイズの画像データが
少なくとも一ページ分蓄積可能な容量を備えるものを用
いればよい。
【0023】画像圧縮部3は、画像データを圧縮符号化
することにより、より多くの画像データを画像蓄積部5
にできるようにするために設けられているものである。
画像伸長部6は、圧縮符号化された画像データを記録部
12において記録可能なイメージデータに復号する機能
を有するものである。
【0024】記録部I/F11は、記録可能なイメージ
データを画像記録部12に送信するものである。画像記
録部12は、電子写真法等により記録用紙に画像を記録
し、出力するものである。
【0025】UI14は操作キーボードと表示部から構
成され、画像記録の条件、原稿読み取りの条件等を設定
するためのものである。
【0026】システム制御部13はCPU7、ROM
8、NVRAM9、SYSRAM10からなり、CPU
7はROM8に予め書き込まれているシステム制御プロ
グラムにより当該画像処理部15のシステム全体の動作
を制御する。
【0027】以上、各部について説明したが、次に、画
像読み取りI/F2の構成について図2を参照して説明
する。
【0028】図2において、41はインバータ、42〜
44はAND回路、45〜50はDFF、51はOR回
路、52は内部クロック発生回路、53はファースト・
イン・ファースト・アウト・メモリ(以下、FIFOと
称す)、54はカウンタ、55はデコーダ、56〜63
はラッチを示す。
【0029】さて、コピージョブを行うに際して、ユー
ザはまずUI14により原稿読み取り条件、画像記録条
件等を設定する。そして、UI14のスタートボタン
(図1には図示せず)を押下すると、UI14はユーザ
によって設定された内容をCPU7に通知する。
【0030】そして、画像読み取り部1において原稿の
画像が読み取られると、画像データが外部ページシン
ク、外部ラインシンク、外部クロックに同期して画像読
み取り部I/F2に入力される。画像データはFIFO
53に入力され、外部クロックはAND回路42に入力
され、外部ラインシンクはDFF47とAND回路42
に入力され、外部ページシンクはDFF45とAND回
路42に入力される。
【0031】AND回路42は入力された外部ページシ
ンク、外部ラインシンク、外部クロックからFIFO5
3のデータ書き込み信号WCLKを生成する。従って、
入力された画像データはデータ書き込み信号WCLKに
より順次4ビットパラレルフォーマットでFIFO53
に書き込まれる。ここで、FIFO53は4ビット×1
6段の容量を持ち、外部クロックと内部クロック発生回
路52で発生される内部クロックとの速度差を吸収する
ために用いられるものである。なお、内部クロック発生
回路52で発生される内部クロックは外部クロックと同
等の周波数を有するものである。
【0032】外部ラインシンクはFIFO53へのデー
タ書き込み信号WCLKを生成するためにAND回路4
2に入力されると共に、内部クロックでの同期化のため
にDFF47にも分配される。そして、外部ラインシン
クは、このDFF47において内部クロックの立ち上が
りに同期化され、次のDFF48によって内部クロック
の立ち下がりに同期化される。即ち、外部ラインシンク
は内部クロックにて同期化されるのである。
【0033】ここで、DFF47、48の2段のDFF
を用いているのは、外部ラインシンクの立ち上がりが内
部クロックの立ち下がりの近傍であった場合にDFFの
セットアップ、ホールド時間を満たさないために生ずる
誤動作の伝搬を防止するためである。
【0034】DFF47、48によって内部クロックに
同期化された外部ラインシンクはDFF49によって内
部クロックの1クロック分遅延され、OR回路51によ
りDFF48の出力と論理和合成される。
【0035】さて、内部クロックと外部クロックの周波
数が同等であっても、外部ラインシンクがアクティブで
ある期間内の外部クロック数と、カウンタ54の制御信
号の基となる内部クロックに同期化されたラインシンク
(以下、これを同期化ラインシンクと称す)がアクティ
ブである期間内の内部クロック数とは一致しない場合が
ある。即ち、外部クロックと、内部クロックが同等の周
波数であっても、それらの周波数は微妙に異なっている
のが通常であり、そのために外部ラインシンクの立ち上
がりや立ち下がりの遷移状態によっては、上述した外部
ラインシンクの同期化に際して、同期化ラインシンクの
アクティブ期間が外部ラインシンクのアクティブ期間よ
り短くなったり、長くなったりする場合があるのであ
る。
【0036】そのため、DFF45によって、外部ペー
ジシンクをOR回路51の出力である同期化ラインシン
クによって同期化し、更にその出力をDFF46によっ
て内部クロックの立ち下がりでラッチするようにしてい
る(以下、DFF46の出力を同期化ページシンクと称
す)。
【0037】OR回路51の出力である同期化ラインシ
ンク、DFF46の出力である同期化ページシンク、及
び内部クロックはAND回路43で論理積がとられ、F
IFO53から画像データを読み出すためのデータ読み
出し信号RCLKが生成される。このデータ読み出し信
号RCLKによって、画像データはFIFO53から順
次4ビットパラレルフォーマットで読み出される。
【0038】OR回路51の出力である同期化ラインシ
ンク、及びDFF46の出力である同期化ページシンク
は、また、AND回路44により論理積がとられた後に
カウンタ54に入力される。
【0039】カウンタ54は、内部クロックをカウント
クロックとし、OR回路51の出力である同期化ライン
シンク、DFF46の出力である同期化ページシンクが
共にアクティブである期間において、内部クロックの立
ち上がりのときにカウントアップし、2ビットの出力Q
A ,QB をデコーダ55に出力する。即ち、カウンタ5
4の出力(QA ,QB )は、(0,0),(0,1),
(1,0),(1,1)の何れかである。
【0040】デコーダ55は、カウンタ54の出力Q
A ,QB の値に対応して、FIFO53から読み出され
た1画素4ビットの画像データを16ビットパラレルフ
ォーマットにデータ変換するための4種類のラッチクロ
ックY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 を図3に示す関係に従って
生成するものである。
【0041】しかし、上述したように、同期化ラインシ
ンクのアクティブ期間の幅は外部ラインシンクのアクテ
ィブ期間の幅と必ずしも一致しないので、後述するよう
に不要なラッチクロックが出力されてしまう場合があ
る。そこで、ラッチクロックY3 と、内部クロックをイ
ンバータ41で位相反転したクロックとを用い、DFF
50によりラッチクロックY3 を内部クロックの半周期
だけ遅延させたラッチクロック(以下、これをラッチク
ロックY16と称す)を生成し、このラッチクロックY16
を用いてラッチ56、57、58、59の出力をそれぞ
れラッチ60、61、62、63にラッチするように
し、その後16ビットのパラレルフォーマットに変換さ
れた画像データを次段のデータバス16へ転送するよう
にする。
【0042】即ち、例えばいまFIFO53から読み出
された画素の4ビットの画像データがラッチクロックY
0 によってラッチ59にラッチされたとすると、次の画
素の4ビットの画像データはラッチクロックY1 によっ
てラッチ58にラッチされ、その次の画素の4ビットの
画像データはラッチクロックY2 によってラッチ57に
ラッチされ、更にその次の画素の4ビットの画像データ
はラッチクロックYによってラッチ56にラッチされ
る。このようにしてラッチ56,57,58,59にラ
ッチされた4画素分の画像データは、更にラッチクロッ
クY16によってそれぞれ60,61,62,63にラ
ッチされた後にデータバス16に転送されるのである。
なお、ここでは画像データのラッチは、ラッチクロック
の立ち上がりで行われるものとする。
【0043】このようにすることによって、同期化ライ
ンシンクのアクティブ期間の幅が外部ラインシンクのア
クティブ期間の幅と異なっていても、その差が内部クロ
ックの1周期分であればデータの欠落、不要なデータの
取り込みを防止することができる。
【0044】画像読み取り部I/F2は以上のような動
作をするのであるが、この動作について簡単な例をあげ
て説明すると次のようである。いま、1ラインが8画素
であるとする。そして上述した外部ラインシンクの同期
化が正常に行われ、同期化ラインシンクのアクティブ期
間の幅が外部ラインシンクのアクティブ期間の幅と同じ
であったとし、このときの同期化ラインシンク、内部ク
ロック、内部クロックをインバータ41で位相反転した
クロック(以下、反転内部クロックと称す)、ラッチク
ロックY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y16の関係は図4に示
すようであったとする。なお、図4において、LSは同
期化ラインシンクを示し、同期化ラインシンク中の丸囲
みの数字は画素の番号を示す。即ち、は1番目の画素
の画像データを示している。他のものについても同様で
あり、以下においても同様である。
【0045】この場合には、図のt1 のタイミングで1
番目の画素の画像データがラッチクロックY0 によりラ
ッチ59に書き込まれ、t2 のタイミングで2番目の画
素の画像データがラッチクロックY1 によりラッチ58
に書き込まれ、t3 のタイミングで3番目の画素の画像
データがラッチクロックY2 によりラッチ57に書き込
まれ、t4 のタイミングで4番目の画素の画像データが
ラッチクロックY3 によりラッチ56に書き込まれ、そ
してt5 で示すラッチクロックY16の立ち上がりのタイ
ミングで、ラッチ56からの画像データはラッチ60に
ラッチされ、ラッチ57からの画像データはラッチ61
にラッチされ、ラッチ58からの画像データはラッチ6
2にラッチされ、ラッチ59からの画像データはラッチ
63にラッチされ、その後これらのラッチ60〜63に
ラッチされた画像データは同時にデータバス16に送出
される。
【0046】その後、同様に、t6 のタイミングで5番
目の画素の画像データがラッチクロックY0 によりラッ
チ59に書き込まれ、t7 のタイミングで6番目の画素
の画像データがラッチクロックY1 によりラッチ58に
書き込まれ、t8 のタイミングで7番目の画素の画像デ
ータがラッチクロックY2 によりラッチ57に書き込ま
れ、t9 のタイミングで8番目の画素の画像データがラ
ッチクロックY3 によりラッチ56に書き込まれ、そし
てt10で示すY16のタイミングでラッチ56からの画像
データはラッチ60にラッチされ、ラッチ57からの画
像データはラッチ61にラッチされ、ラッチ58からの
画像データはラッチ62にラッチされ、ラッチ59から
の画像データはラッチ63にラッチされ、その後これら
のラッチ60〜63にラッチされた画像データは同時に
データバス16に送出される。
【0047】これにより8画素の画像データが正常に後
段のデータバス16に出力されることになる。
【0048】次に、1ラインが8画素であるとき、外部
ラインシンクの同期化の過程において、何等かの原因に
より同期化ラインシンクのアクティブ期間の幅が9画素
分の幅、即ち正常なアクティブ期間の幅より内部クロッ
クの1周期分だけ長い幅になったとし、このときの同期
化ラインシンク、内部クロック、反転内部クロック、ラ
ッチクロックY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y16の関係は図
5に示すようであったとする。
【0049】この場合、図のt1 〜t10で示すタイミン
グにおける動作は図4に関して説明したと同じである
が、この場合にはt10の後、t11で示すタイミングでラ
ッチクロックY0 が立ち上がるので、このとき図中
「*」で示す不要なデータがラッチ59にラッチされる
ことになるが、この不要な画像データはラッチクロック
16によってラッチ63にラッチされることはないの
で、結局無視され、データバス16には出力されないも
のである。
【0050】これにより8画素の画像データが正常に後
段のデータバス16に出力されるものである。
【0051】次に、1ラインが8画素であるとき、外部
ラインシンクの同期化の過程において、何等かの原因に
より同期化ラインシンクのアクティブ期間の幅が7画素
分の幅、即ち正常なアクティブ期間の幅より内部クロッ
クの1周期分だけ短い幅になったとし、このときの同期
化ラインシンク、内部クロック、反転内部クロック、ラ
ッチクロックY0 ,Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y16の関係は図
6に示すようであったとする。
【0052】この場合、図のt1 〜t8 で示すタイミン
グにおける動作は図4に関して説明したと同じである
が、その後、この場合には同期化ラインシンクがアクテ
ィブではなくなるので、ラッチクロックY3 は図中t9
で示すタイミングで立ち上がってしまい、この70で示
すパルスの幅は通常の場合よりも短くなってしまう。そ
してこのt9 のタイミングの時点においては同期化ライ
ンシンクのアクティブ期間は終了しているのであるが、
70で示すパルスの立ち上がりで第8番目の画像データ
をラッチ56にラッチすることができるので、図中t10
で示すラッチクロックY16のタイミングで、ラッチ56
からの画像データはラッチ60にラッチされ、ラッチ5
7からの画像データはラッチ61にラッチされ、ラッチ
58からの画像データはラッチ62にラッチされ、ラッ
チ59からの画像データはラッチ63にラッチされ、そ
の後これらのラッチ60〜63にラッチされた画像デー
タは同時にデータバス16に送出される。
【0053】これにより8画素の画像データが正常に後
段のデータバス16に出力されることになる。
【0054】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば、上記実施例においては1
画素4ビットの画像データを16ビットのパラレルフォ
ーマットに変換するものとしたが、本発明は、シリアル
に入力する1画素mビットの画像データをn(但し、n
はmの倍数)ビットのパラレルフォーマットに変換する
場合に適用できるものであり、この場合、FIFO53
から画像データが入力されるラッチ、即ち図2のラッチ
56〜59に相当するラッチは、mビットをパラレルに
出力できるラッチがn/m個必要となる。従って、デコ
ーダ55からはn/m個のラッチクロックを発生させる
必要があり、カウンタ54は内部クロックをn/m個カ
ウントしたらリセットされ、再びカウントアップしてい
くものである必要がある。更にこの場合、上記実施例の
ラッチクロックY16に対応するラッチクロックを生成す
るために用いるラッチクロックとしては、n/m個のラ
ッチクロックの中の最後に発生されるn/m番目のラッ
チクロックが望ましいものである。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、入力される画像データを記憶手段に書き込む
際の制御信号は、外部装置から入力される外部同期信号
を基に生成されるので、外部同期信号を当該画像処理装
置の複数の箇所に分配することにより発生するファンア
ウト、あるいは配線の影響等により生ずるクロックスキ
ュー、クロック波形の歪みによる影響が軽減され、従っ
てデータ転送中のデータ欠け、データ化けなどのデータ
転送不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置を適用した画像記
録システムの一実施例の構成を示す図である。
【図2】 本発明に係る画像処理装置に相当する画像読
み取り部I/F2の一構成例を示す図である。
【図3】 デコーダ55の入出力の関係を説明するため
の図である。
【図4】 外部ラインシンクの同期化が正常に行われた
場合の画像読み取りI/F2の動作を説明するための図
である。
【図5】 外部ラインシンクの同期化の際に同期化ライ
ンシンクのアクティブ期間が正常な場合よりも長くなっ
た場合の画像読み取り部I/F2の動作を説明するため
の図である。
【図6】 外部ラインシンクの同期化の際に同期化ライ
ンシンクのアクティブ期間が正常な場合よりも短くなっ
た場合の画像読み取り部I/F2の動作を説明するため
の図である。
【図7】 外部ラインシンクを同期化するための従来の
構成例を示す図である。
【図8】 図7に示す構成における各部の波形を示す図
である。
【図9】 図7に示す構成におけるクロック信号Φ0
と、クロック信号Φ0を遅延させた信号と、制御信号Φ1
との関係を示す図である。
【図10】 図7に示す構成の問題点を説明するための
図である。
【符号の説明】 1…画像読み取り部、2…画像読み取り部I/F、3…
画像圧縮符号部、4…ページバッファ、5…画像蓄積
部、6…画像伸長復号部、7…CPU、8…ROM、9
…NVRAM、10…システムRAM、11…記録部I
/F、12…画像記録部、13…システム制御部、14
…UI、15…画像処理部、16…データバス、21…
インバータ素子、22…論理積素子、23…セットリセ
ット型フリップフロップ、24…D型フリップフロッ
プ、25…同期化回路、41…インバータ、42〜44
…AND回路、45〜50…DFF、51…OR回路、
52…内部クロック発生回路、53…FIFO、54…
カウンタ、55…デコーダ、56〜63…ラッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部からのビデオクロックと同等の周波数
    を発生させる内部クロック生成手段と、画像データを一
    時記憶する記憶手段とを備え、主走査方向有効画像領域
    信号及び副走査方向有効画像領域信号がアクティブであ
    る期間中、ビデオクロック等の外部同期信号に同期して
    入力される画像信号を取り込み、取り込んだ画像信号を
    次段の画像処理部に対応したビット幅にフォーマット変
    換した後に画像処理部に転送する画像処理装置におい
    て、 画像信号は外部同期信号を基に生成した画像信号書き込
    み制御信号により記憶手段に書き込み、画像信号を読み
    出す際には内部クロックを基に生成した読み出し制御信
    号によって読み出すことを特徴とする画像処理装置。
JP3231994A 1994-03-02 1994-03-02 画像処理装置 Pending JPH07245683A (ja)

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