JPH072428Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH072428Y2
JPH072428Y2 JP10571989U JP10571989U JPH072428Y2 JP H072428 Y2 JPH072428 Y2 JP H072428Y2 JP 10571989 U JP10571989 U JP 10571989U JP 10571989 U JP10571989 U JP 10571989U JP H072428 Y2 JPH072428 Y2 JP H072428Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体と蓋体の嵌合部分におけるそれぞれ
の位置を偏心させることで互の嵌合力を強くしてなる容
器に関する。
〔従来の技術〕 従来、発泡合成樹脂製容器本体と蓋体とよりなり、容器
本体に野菜、果物等の被収容物を収容して蓋体を閉蓋す
る方法に嵌合方法が採用される。閉蓋部分の嵌合方法
は、例えば実開昭59-43349号によってその一般的な例が
示される。即ち、発泡合成樹脂製容器本体の側壁上端並
びに該部分と当接する蓋体の外周部下面に嵌合用凸条と
嵌合用凹条をそれぞれ設け、該凸条と凹条の嵌合により
容器本体に蓋体を閉蓋可能とするものである。このよう
な両部材の嵌合方法は、通常、嵌合用凸条と嵌合用凹条
の巾方向中心垂線が互いに同じ位置に設定され、しかも
嵌合用凸条が嵌合用凹条に対し嵌合可能な形状としてい
るのが例である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように周設した断面矩形状の凸条と、同じ
く断面矩形状の凹条の嵌合関係では、閉蓋後の離脱が容
易になされ、嵌合力が弱いという問題点がある上に、こ
れを改良する為、凸条の側面に係合用膨出部を周設し、
又この膨出部を受け入れる嵌合用凹条の側面にも同様な
凹条を周設するものであるが、この場合においても、
尚、容器本体から蓋体が離脱しようとする力に対し、強
い抵抗を発揮するものではない状況が発生する。この為
この業界では、より強力な嵌合状態が得られる容器の出
現が望まれている。本考案は従来のこのような問題点を
解決せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記本考案の目的を達成するために、発泡合成樹脂製容
器本体と蓋体とからなり、両部材の嵌合部分の一方に嵌
合用凸条を周設し、他方に前記凸条と嵌合する嵌合用凹
条を周設するとともに嵌合用凸条と嵌合用凹条の中心位
置を互いに嵌合しうる許容範囲内で偏心させてなる容器
を提供せんとするものであり、ここに嵌合用凸条と嵌合
用凹条は、凸条を容器本体側に、又凹条を蓋体側に設
け、しかも嵌合用凸条の中心位置を嵌合用凹条の中心位
置よりも内方に偏心させたものを利用したり、又、更に
嵌合用凸条の両側面に係合凸条を周設し、又この係合凸
条と係合する位置の嵌合用凹条側面に係合凹条を周設し
てなるものを用いたり、更にはこの場合における嵌合用
凹条の係合凹条を設けない状態のもの、即ち嵌合用凸条
の係合凸条による押圧力で嵌合用凹条の側壁に係合凹条
を設ける方法や、更に互いに摺動する接触面を粗面とす
るようなものも採用される。
〔作用〕
以上の如く、本考案にかかる容器では、容器本体と蓋体
における嵌合部分の一方に設けた嵌合用凸条に対し、他
方に設けた嵌合用凹条のそれぞれの中心位置を互いに嵌
合しうる許容内で偏心させているので、容器本体に蓋体
を無理嵌めすれば、嵌合用凸条と嵌合用凹条は偏心状態
であるが、互いに嵌合され、嵌合部は凸条に対する外方
からの圧縮や、又凹条に対する拡大力の発生により、こ
れらの当接部分の摩擦抵抗が増して容器本体から蓋体の
離脱が防止されるのである。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。第
1図は本考案にかかる容器の説明用斜視図であり、図中
1は発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウ
レタン等の発泡合成樹脂製容器本体で、図例の如く野
菜、果物等収容容易なような箱体状のものが提供され、
又図中2は容器本体に閉蓋する為の蓋体であり、容器本
体1と同様な発泡合成樹脂で作成されている。そして、
この両部材の嵌合部分の一方に嵌合用凸条3を周設し、
他方に前記凸条3と嵌合する嵌合用凹条4を周設すると
ともに、嵌合用凸条3と嵌合用凹条4の中心位置を互い
に嵌合しうる範囲内で偏心させているのである。第2図
は、このような凸条3と凹条4における一般的な例を示
している。凸条3を容器本体1の側壁5上端に設け、凹
条4を蓋体2の外周部下面に設けている。そして、この
凸条3の中心位置を凹条4の中心位置よりもやや内方へ
偏心させた状態に設定している。これにより蓋体2を容
器本体1へ無理嵌めすれば、嵌合用凸条3に凹条4は外
嵌するが、嵌合用凸条3は外方へ拡大する方向の力が与
えられるが、嵌合用凹条4を構成する内側の係合壁6は
圧縮する方向へ力を受け、もって両部分の互いの強い摩
擦抵抗により、嵌合用凸条3と嵌合用凹条4の嵌合関係
ばかりでなく、これらの摩擦抵抗と相俟って容器本体1
に対する蓋体2の離脱を強力に防止するものである。第
3図のものは、凸条3の内外面に小さな係合凸条7を設
け、又この係合凸条7と当接して係合する嵌合用凹条4
の内面に係合凹条8を設けて、これら両部分の嵌合関係
で閉蓋時の離脱を防止し、しかも嵌合用凸条3を嵌合用
凹条4に対し、その中心位置を外方に設定しておくこと
で、該嵌合用凸条3には内方への圧縮力がはたりらき、
又嵌合用凹条4の外側に位置する係合壁9には外方への
拡開力が発生して、嵌合用凹条4と凸条3の嵌合関係並
びに係合凸条7と係合凹条8の係合関係に加えて、該摩
擦抵抗により蓋体2の離脱阻止をなしているのである。
第4図は両嵌合部分における接触面10を粗面としてなる
ものである。この粗面の構成は、両部分を成形するとき
の金型表面に粗面加工をすることで形成されるが、該部
分のみを3次発泡させることにより、各ビーズが発泡し
て、この部分でビーズの凸凹による粗面が形成されるの
である。このような粗面により嵌合用凸条3に対する嵌
合用凹条4は単なる両者の嵌合関係によるばかりでな
く、この粗面の関係による離脱防止と、第1実施例,第
2実施例と同様な中心位置の偏心位置関係により、容器
本体1に対する蓋体2の強い嵌合、そして離脱防止をな
すことができる。
而して、容器本体1に対し蓋体2を無理嵌めすれば、嵌
合用凸条3と嵌合用凹条4は互いにその中心位置が偏心
された状態ではあるが、互いに嵌合関係が与えられ、そ
の偏心位置からくる圧縮又は拡開力により、嵌合用凸条
3と嵌合用凹条4の接触部分に摩擦抵抗が発生して容器
本体1から蓋体2が離脱するのを防止するのである。
〔考案の効果〕 嵌合用凸条と嵌合用凹条の中心位置を偏心させること
で互いに容器本体と蓋体とを押圧嵌合すれば、嵌合力の
強い閉蓋状態を得ることができ、 嵌合用凸条を本体の側壁上端に設け又嵌合用凹条を蓋
体外周部下面に設け、嵌合用凸条の中心位置を嵌合用凹
条の中心位置よりも内方に偏心させることで蓋体の内側
係合壁を圧縮する方向に力がかかりながら、互いの嵌合
をなし、係合壁の損傷のおそれがない強い嵌合関係が与
えられるのである。
加えて、係合凸条や係合凹条又は嵌合用凸条と嵌合用
凹条の接触面を粗面にすることで、両部材の嵌合力を強
くし、閉蓋後の蓋体離脱を阻止するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる容器の説明用斜視図、第2図は
第1実施例断面説明図、第3図は第2実施例断面説明
図、第4図は他の第3実施例要部拡大断面図である。 1:容器本体、2:蓋体、3:嵌合用凸条、4:嵌合用凹条、5:
側壁、6:内側係合壁、7:係合凸条、8:係合凹条、9:外側
係合壁、10:接触面。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡合成樹脂製容器本体と蓋体とからな
    り、両部材の嵌合部分の一方に嵌合用凸条を周設し、他
    方に前記凸条と嵌合する嵌合用凹条を周設するとともに
    嵌合用凸条と嵌合用凹条の中心位置を互いに嵌合しうる
    許容範囲内で偏心させてなる容器。
  2. 【請求項2】嵌合用凸条を容器本体の側壁上端に周設
    し、嵌合用凹条を蓋体の外周部下面に周設してなり、嵌
    合用凸条の中心位置を嵌合用凹条の中心位置よりも内方
    に偏位させてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    容器。
  3. 【請求項3】嵌合用凸条の両側面に係合凸条を周設して
    なり、前記係合凸条と係合する位置の嵌合用凹条側面に
    係合凹条を周設してなる実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の容器。
  4. 【請求項4】嵌合用凸条の両側面に係合凸条を周設し、
    前記凸条と当接する嵌合用凹条側面を平坦面とし、嵌合
    時の係合凸条による押圧で該側面を凹変させ係合凹条を
    作ってなる実用新案登録請求の範囲第2項記載の容器。
  5. 【請求項5】嵌合用凸条と凹条の嵌合方向平行面を抜止
    用粗面としてなる実用新案登録請求の範囲第2項記載の
    容器。
  6. 【請求項6】抜止用粗面を三次発泡で作成してなる実用
    新案登録請求の範囲第5項記載の容器。
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