JP2504786Y2 - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JP2504786Y2
JP2504786Y2 JP1990004466U JP446690U JP2504786Y2 JP 2504786 Y2 JP2504786 Y2 JP 2504786Y2 JP 1990004466 U JP1990004466 U JP 1990004466U JP 446690 U JP446690 U JP 446690U JP 2504786 Y2 JP2504786 Y2 JP 2504786Y2
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和則 日浦
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池田福助株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器本体に蓋体が連設され、この蓋体を折
り返して本体を閉塞する薄手の合成樹脂からなる包装容
器に関する。
(従来の技術) 従来から、主に食品類の包装用として、第1図に本考
案の一実施例としての斜視図を、第7図にスケルトンで
断面を示すように薄手の合成樹脂により成形される浅い
箱形状を有する容器本体1と、この容器本体1の開口部
一辺にヒンジ部2を介して一体に連設された蓋体3とで
構成された包装容器が用いられている。
この種の包装容器は、容器本体1の開口部周縁を外方
に折り曲げ、さらにその外縁を下方に折り返したのち水
平方向外方へ折り曲げて容器本体1の開口縁に上方に突
出する凸縁4が四周にわたり連続あるいは断続的に形成
され、蓋体3の内周縁5がこの凸縁4に外嵌することに
より施蓋されるようになっている。
上記のような包装容器では、容器本体1内に内容物を
詰納したのち蓋体3を折り重ねて施蓋しても、蓋体3の
ヒンジ部2の弾性により開蓋してしまい、そのため蓋体
3を閉じ合せたのち容器本体1と蓋体3との合せ部に接
着テープを貼ったりステープラで止めつけるか、ゴム輪
を掛けて止めるか、あるいは容器本体1と蓋体3との嵌
合部が固く嵌るようにしてその嵌合部の摩擦力により開
蓋しないようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記のように施蓋後接着テープ等で容器本
体1と蓋体3とを止める手段では、内容物を包装する都
度1個ずつ接着テープの貼りつけ、ステープラによる止
めつけ、輪ゴム掛けなどの固定手段を施すことになるた
め、きわめて面倒であり、しかも需用者が開蓋する際に
接着テープ等の固定手段を外すことが容易でないという
問題がある。
また容器本体1と蓋体3との嵌合を固くして容易に開
蓋しないようにする手段を講じるものでは、内容物詰納
後流通段階で不用意に開蓋しない程度に固い嵌合としな
ければならないことから、需用者が内容物を取出す際の
開蓋が容易でなく、まして容器本体1および蓋体3とも
非常に薄い合成樹脂成形品であるため、容器本体1およ
び蓋体3を強い力で持つことができず、したがって蓋体
3を開けるための力を加えることが難しく、これらによ
り開蓋操作が著しく困難になるという問題がある。
特に従来の包装容器では、内容物詰納後閉蓋すると
き、ヒンジ部2の曲げ方によっては第10図に示すように
蓋体3のヒンジ部2側の内周縁5が容器本体1の凹縁4
に乗り上げてしまい、ヒンジ部2側の嵌合がスムーズに
進まなくなり、このようになると容器本体1の開口縁全
域の凸縁4に蓋体3の内周縁5が整合しなくなって、全
周にわたって密着嵌合させるまでに多くの時間を要し、
迅速に包装作業を行なわなければならないこの種包装容
器による包装の作業能率を著しく低下させるという問題
がある。
本考案はこれに鑑み、接着テープ等の補助手段を用い
ることなしに蓋体の不用意な開蓋を生じることがなく、
しかも施蓋操作を容易かつ確実に行なうことができる包
装容器を提供することを目的としてなされたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する問題点を解決することを課題と
して、本考案は、薄手の合成樹脂からなり、容器本体と
蓋体とが一辺のヒンジ部で一体に連設されて折返し自在
とされ、この蓋体を折返してその内周縁を本体の開口縁
に形成された凸縁に嵌合させることにより閉蓋するよう
にした包装容器において、前記本体の凸縁の少くとも前
記ヒンジ部側の外側面を下方になるにつれて内方へ傾斜
するオーバーハング状の傾斜面に形成するとともに前記
ヒンジ部とは反対側に位置する本体の凸縁を平面よりみ
て中央部が外方へ膨出するよう湾曲して形成し、閉蓋時
に蓋体のヒンジ部側内周縁が前記傾斜面に誘導されて蓋
体の開口縁が本体の凸縁に係合されるとともに前記凸縁
の膨出部が内方へ押圧される弾圧力で蓋体を係止するよ
うにしたことを特徴とするものであり、さらに施蓋状態
を確実にするため、前記ヒンジ部とは反対側に位置する
本体の凸縁および左右に位置する凸縁を平面よりみて中
央部が外方へ膨出するよう湾曲して形成し、閉塞時にヒ
ンジ部側凸縁を除く他の三辺の凸縁の膨出部が内方へ押
圧される弾発力により蓋体を係止するようにしたことを
請求項2とし、上記嵌合部分に係止手段を付設したこと
を請求項3とするものである。
(作用) 容器本体に内容物を詰納したのち蓋体を閉じると、蓋
体のヒンジ部側の内周縁が容器本体のヒンジ部側の凸縁
の傾斜面の上方位置に接し、そのまゝ蓋体を閉じるにつ
れて蓋体の前記内周縁が凸縁の傾斜面に誘導されて下方
に移行し、これに伴なって蓋体のヒンジ部とは反対側の
自由端側の内周縁がヒンジ部とは反対方向へ移行してこ
の内周縁が容器本体の凸縁に嵌合して呼び込まれ、前記
傾斜面の下端と蓋体のヒンジ部側の内周縁とが強固に嵌
合するとともにこの傾斜面により蓋体が開きにくい状態
になる。また蓋体の自由端側の内周縁はその位置の凸縁
の中央部が外方に膨出しているためこの膨出部が撓ませ
られるように嵌合し、嵌合後その膨出部の弾発力により
蓋体の自由端の内周縁が内側から押されて外れにくゝな
る。蓋体を開ける際には、膨出部に対応する部分を持っ
て開けるようにすれば、容易に開蓋することができる。
これらにより施蓋しやすくかつ乱りに開蓋することのな
い包装容器となる。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第6図に示す実施例を参照
し、第9図および第10図と共通する部分には同一符号を
付して説明する。
第1図に容器本体1と蓋体3とを展開した状態の斜視
図を、第2図に第1図のII-II線における拡大断面を示
すように、全体的には概ね公知の形態を有するもので、
容器本体1の開口縁には凸縁4が形成されており、ヒン
ジ部2で蓋体3を折り返して施蓋することにより蓋体3
の内周縁5が凸縁4に外嵌して閉蓋される点においては
従来の包装容器と同様である。
本考案においては、ヒンジ部2側に位置する凸縁4aの
ヒンジ部2側の外面が下方になるにつれて内方に傾斜す
るオーバーハング状の傾斜面6とされており、この凸縁
4aの上面4bの外端縁の隅部は鋭角となっている。この傾
斜面6の傾斜角θは、凸縁4aの高さHにもよるが5°〜
45°の範囲内とされる。
この場合、蓋体3のヒンジ部2側の内周縁5の内面5a
も前記傾斜面6に対応する傾斜面に形成しておき、閉蓋
時に第4図に部分拡大断面を示すように傾斜面同士が密
接するように形成することが望ましい。
蓋体3のヒンジ部2とは反対側の自由端3a側に嵌る凸
縁4cは、平面よりみて中央部が外方に膨出する中高状と
されており、閉蓋時に蓋体3の自由端3aの内周縁内面が
この膨出部7に最先に接触し、蓋体3を嵌合させたとき
膨出部7が内方へ向けて撓ませられるようになっている
(第6図参照)。この膨出量は、辺の中央部において一
辺の長さの5/1000〜50/1000程度とされる。
この膨出部7は、蓋体3の自由端3aが嵌合する凸縁4c
に設けることにより蓋体3の乱りな開蓋を防ぐうえで目
的の大半は達成し得るが、より確実性を期すため他の2
辺の凸縁4d,4dも同様な構成とすれば一層効果的であ
る。
さらに蓋体3の閉止時における容器本体1への係止を
より確実にするため、ヒンジ部2側を除く他の三辺の全
周または一部に係止機構8が設けられている。この係止
機構8は、第7図に断面を示すように凸縁4の外側面上
方部に外向きに突出する凸条9が形成され、蓋体3の内
周縁内面に内向きに凹む凹条10が形成されていて、蓋体
3の閉止時に第8図示のように断面が略Z字状に係合す
るようになっている。
次に上記実施例の作用を説明する。
容器本体1内に内容物を詰納したのち蓋体3を閉じる
と、蓋体3のヒンジ部2側の内周縁5が容器本体1のヒ
ンジ部2側の凸縁4aの傾斜面6の上方に接し(第3図
示)、そのまゝ蓋体3を閉じるにつれて蓋体3の前記内
周縁5が前記凸縁4aの傾斜面6に誘導されて下方に移行
し、これに伴い蓋体3の自由端3a側の内周縁5がヒンジ
部2とは反対方向へ移行してその内周縁5が容器本体1
のヒンジ部2とは反対側の凸縁4cに嵌合し、そのまゝ蓋
体3を押し込めば前記傾斜面6の下端と蓋体3のヒンジ
部2側の内周縁5とが強固に嵌合するとともにこの傾斜
面6によって蓋体3が開きにくい状態におかれる(第4
図示)。また蓋体3の自由端3a側の内周縁5はその位置
の凸縁4cの中央部が外方に膨出されているのでこの膨出
部7が撓ませられるように嵌合する。嵌合したのちはこ
の膨出部7の復元力により蓋体3の内周縁5が内側から
押され、蓋体3の自由端3aの巾方向中央部を部分的に強
く押圧して外れにくい状態におかれる。さらに閉止完了
時点では係止機構8の凸条9と凹条10が係合し、確実な
係止状態が得られる。蓋体3を開ける際には、膨出部7
に対応する位置の蓋体3の自由端3aを持って開けるよう
にすれば、係止機構8が外れるとともに膨出部7による
嵌合状態が解かれ、容易に開蓋することができる。ヒン
ジ部2側を除く3辺の凸縁4c,4d,4dとも膨出部7を形成
すれば、傾斜面6にそって嵌合する蓋体3が閉じられる
につれて左右側の凸縁4d,4dの膨出部7が蓋体3のヒン
ジ部2に対し左右の内周縁5,5が嵌合し、ついで蓋体3
の自由端3aの内周縁5が凸縁4cに嵌るので三方から蓋体
3の内周縁内面が押圧され、一層嵌合状態が確実になさ
れ、より強い嵌合が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、容器本体に内容
物を詰納後蓋体を閉じるとき、ヒンジ部側の凸縁の外面
側に形成したオーバーハング状の傾斜面により蓋体の内
周縁が誘導されてすべり込むように嵌合され、該部での
乗り上げがなくスムーズに閉塞に導くことができる。ま
たヒンジ部とは反対側に位置する凸縁の平面よりみて中
央部に膨出部を形成することにより閉蓋後この膨出部の
復元力(弾発力)によって蓋体を強固に固定し、接着テ
ープやゴム輪で止めつける補助手段を講ぜずとも乱りに
開蓋することがなく、包装時の手数や経費が大巾に減低
されるなど、施蓋作業が容易でありながら流通段階で不
測の力が加わっても不用意に開蓋することのない包装容
器を提供することができる。さらに前記凸縁の膨出部を
他の2辺にも形成することにより一層施蓋の確実性を増
すことができ、そして係止手段を付設すれば、上記効果
を一層増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す展開状態の斜視図、第
2図は第1図のII-II線拡大断面図、第3図は蓋体を閉
じる過程を示す断面図、第4図は同施蓋完了時の状態を
示す要部断面図、第5図は容器本体の部分平面図、第6
図は施蓋時における凸縁の変形状態を示す説明図、第7
図および第8図は係止手段を設けた場合の要部を拡大し
て示し、第7図は蓋体閉鎖途上、第8図は閉鎖時の状態
を示す断面図、第9図は従来の包装容器をスケルトンで
示す断面図、第10図は従来の不具合を示す説明図であ
る。 1……容器本体、2……ヒンジ部、3……蓋体、4……
凸縁、5……蓋体の内周縁、6……傾斜面、7……膨出
部、8……係止機構。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄手の合成樹脂からなり、容器本体と蓋体
    とが一辺のヒンジ部で一体に連設されて折返し自在とさ
    れ、この蓋体を折返してその内周縁を本体の開口縁に形
    成された凸縁に嵌合させることにより閉蓋するようにし
    た包装容器において、前記本体の凸縁の少くとも前記ヒ
    ンジ部側の外側面を下方になるにつれて内方へ傾斜する
    オーバーハング状の傾斜面に形成するとともに前記ヒン
    ジ部とは反対側に位置する本体の凸縁を平面よりみて中
    央部が外方へ膨出するよう湾曲して形成し、閉蓋時に蓋
    体のヒンジ部側内周縁が前記傾斜面に誘導されて蓋体の
    開口縁が本体の凸縁に係合されるとともに前記凸縁の膨
    出部が内方へ押圧される弾圧力で蓋体を係止するように
    したことを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】前記ヒンジ部とは反対側に位置する本体の
    凸縁および左右に位置する凸縁を平面よりみて中央部が
    外方へ膨出するよう湾曲して形成し、閉塞時にヒンジ部
    側凸縁を除く他の三辺の凸縁の膨出部が内方へ押圧され
    る弾発力により蓋体を係止するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の包装容器。
  3. 【請求項3】前記凸縁のヒンジ部側を除く他の三辺の全
    周または一部の外側面上方部に外向きに突出する凸条
    と、蓋体の内周縁内面に内向きに凹む凹条とからなる係
    止機構を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    の包装容器。
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