JPH03896Y2 - - Google Patents

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JPH03896Y2
JPH03896Y2 JP1985060256U JP6025685U JPH03896Y2 JP H03896 Y2 JPH03896 Y2 JP H03896Y2 JP 1985060256 U JP1985060256 U JP 1985060256U JP 6025685 U JP6025685 U JP 6025685U JP H03896 Y2 JPH03896 Y2 JP H03896Y2
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pivot
pivot hole
protrusion
hinge pin
hole
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JP1985060256U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は多段式コンパクト容器の枢着構造に関
し、より具体的には、容器本体と中皿と蓋体とか
らなり、これら各構成部品をその後端枢着部で相
互に開閉自在に連結してなる多段式コンパクト容
器における枢着構造の改良に関するものである。
〈従来の技術〉 この種のコンパクト容器は主として、容器本体
と中皿の一方に化粧料を他方にパフなどの化粧用
具を収納することにより、化粧用具と化粧料を接
触させることなく同時に携帯することを目的とし
ており、近年特に需要が増加しているものである
が、従来の多段式コンパクト容器にあつては、各
構成部品の後端部に貫通孔を形成し、各貫通孔を
一直線に揃えてそこに蝶番ピンを挿入することに
より、各構成部品を相互に開閉自在に連結してい
た。
しかしながら、このような枢着構造では各貫通
孔を一直線に揃えた状態を保ちながらピンを挿入
するため組立作業が煩雑となるばかりでなく、各
貫通孔とピンの径に僅かの寸法誤差があつても、
ピンの挿入が不可能であつたり、或いは枢着強度
がバラついて不良品の発生率が高いなどの問題点
があつた。
そこで、例えば実開昭59−61707号公報に示さ
れるようなコンパクト容器の枢着構造が提案され
ている。この公知の枢着構造は容器本体の後端に
凹部を設けるとともに、この凹部の両側壁になる
連結軸を設け、一方蓋体の後端には前記の軸の径
より小さい間隔を隔てて対向するようにして設け
られた外片と内片とで構成される突部を設けると
ともに内片と外片とが相対する面の中央付近に軸
と同一曲率の断面円弧状の溝を形成して、ここに
軸の枢着孔を設け、この枢着孔に軸を回動自在に
嵌着したものである。
この公知の枢着構造によれば蓋体を容器本体に
枢着する際には蓋体に設けられた突部の下端を容
器本体の軸に押しつけると弾性力により外片と内
片との間〓が拡開して軸は外片と内片との間を通
つて枢着孔に圧入されるようになる。このため、
容器本体と蓋体とを枢着する組立作業は容易であ
り、枢着孔と軸の径と若干の誤差があつても容器
本体と蓋体は適度な強度で枢着されるようになつ
ている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記のような公知の構造では枢
着用の突部の枢着孔は突部を構成する外片と内片
の内側面にそれぞれ相対する溝を形成することに
よつて設けられており、枢着孔と軸を圧入する
際、軸は枢着孔の下方において外片と内片との間
〓を拡開しながら上昇することになり、この過程
できわめて大きな力が必要となるといつた問題点
がある。
また通常上記のような蓋体は金型を用いてこの
金型内に樹脂を充填することによつて任意の形状
に成形されるようになつているが、前記公知の蓋
体の枢着用の突部には段差のある間〓や溝が形成
され、構造が複雑であるために成形終了後に製品
を金型から離脱する際に上記間〓や溝の段差に金
型が干渉するなどして製品と金型を分離すること
が難しく製造上の困難を伴うといつた欠点があ
る。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は組立作業が小さな力で容易にで
き、かつ枢着部分を従来より容易に製造し得るよ
うな多段式コンパクト容器の枢着構造を提供する
ことにある。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するため本考案では、容器本体
と中皿と蓋体の各構成部品のうちいずれか1つの
枢着部を蝶番ピンが架設された凹所として形成す
るとともに、他の構成部品の枢着部をそれぞれ突
部として形成し、各突部には、蝶番ピンが嵌着さ
れる略垂直な相対する一対の内側壁によつて区画
形成された枢着孔と、この枢着孔と連通する切欠
開口部または該開口部内壁の一方に形成され枢着
孔内に嵌着された蝶番ピンの抜落ちを阻止する係
止突起と、枢着孔の奥部に連通するとともに枢着
孔に対して段差をつけて狭幅に形成され、該枢着
孔及び切欠開口部が弾性的に拡開することを許容
するスリツトとを設けてなることを特徴とするも
のである。
〈実施例〉 以下、本考案を好適な実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図,第2図a,b,c及び第3図は本考案
の一実施例を示し、この多段式コンパクト容器は
容器本体1と、中皿2と、蓋体3とからなり、こ
れらの各構成部品1,2,3は後述する後端の枢
着部1a,2a,3aにおいて相互に開閉自在に
枢着されている。容器本体1及び中皿2の内部に
はパフなどの化粧用具や化粧料がそれぞれ分離し
て収納されるようになつており、容器本体1の前
端縁に形成された突片4と蓋体3の前端縁から垂
下した爪片5の下端に形成された突片6が係合す
ることにより蓋体3が閉止され、その状態で中皿
2は容器本体1内に設けられた肩部7上に載置さ
れるように構成されている。
容器本体1の枢着部1aは凹所8として形成さ
れ、この凹所8の両側壁間に蝶番ピン9が一体的
に架設されている。一方、中皿2及び蓋体3の枢
着部2a及び3aはそれぞれ凹所8内に挿入可能
な突部10及び11として形成されており、図示
した例では、蓋体3の突部11は該蓋体の後端中
央部から垂下形成されているとともに、中皿2の
突部10はこの蓋体3の突部11を挾むように分
離して一対設けられている。突部10には蝶番ピ
ン9が嵌着され得る枢着孔12と、この枢着孔1
2と連通し突部10の下端まで延長する切欠開口
部13とが形成され、開口部13の内壁の一方に
は枢着孔12に嵌着されたピン9の抜落ちを阻止
するための係止突起14が突設されている。枢着
孔12の上方には更に該枢着孔と連通しかつこれ
よりも充分に小径のスリツト15が形成されてい
て、このため枢着孔12及び切欠開口部13は弾
性的に拡開可能となつている。同様に、蓋体3の
突部11にも枢着孔16、切欠開口部17、係止
突起18及びスリツト19が形成されており、こ
れらの構成は上記突部10の場合と同様である。
以上のように構成されたコンパクト容器を組立
てるには、まず中皿2の突部10を容器本体1の
凹所8内に挿入し、蝶番ピン9を突部10の切欠
開口部13を経て枢着孔12内に圧入嵌着させ
る。この時、突部10にはスリツト15が形成さ
れているため、開口部13及び枢着孔12はピン
9の圧入に際して弾性的に拡開し、該ピンが係止
突起14を乗り越えて枢着孔12内に入ることを
許容する。こうして中皿2を容器本体1に枢着し
た後、上記と同様にして突部11の枢着孔16内
にピン9を圧入嵌着させて蓋体3を容器本体1に
枢着させれば、組立が完了するものである。
尚、上記実施例では容器本体1の枢着部1aを
凹所とし中皿2及び蓋体3の枢着部2a及び3a
を突部としてそれぞれ形成したが、本考案はこれ
に限られるものではなく、いずれか1つの部材の
枢着部を凹所として形成するとともに他の部材の
枢着部を突出部として形成することができるもの
である。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案によれば切欠開口部とス
リツトの間に位置する枢着孔は弾性的に拡開可能
であり、かつ枢着孔に蝶番ピンが圧入される際に
枢着孔および切欠開口部が拡開されるのは蝶番ピ
ンが係止突起を越える瞬間のみであり、しかもそ
の拡開の程度としては一つの係止突起を越えるだ
けのものであり、しかも枢着孔奥部のスリツトが
拡開を容易にしていることもあり、従来と比較し
て大きな力を要さず、小さな力でもつて容易に多
段式の例えば容器本体と中皿と蓋体をそれぞれ枢
着して組立てることができる。
さらに、枢着孔およびこれに連通する切欠開口
部の一方の内側面は垂直な壁面であり、突起が設
けられているのは一方の内側面のみであるため、
従来と比較してその構造は簡単であり、しかも枢
着孔は拡開が容易であるため製品、特に枢着用の
突部を金型から離脱させるのは従来よりも容易と
なり、製造に伴う困難を解決し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る多段式コンパ
クト容器の枢着構造を示す断面図、第2図a,
b,cはそれぞれ該コンパクト容器の蓋体、中皿
及び容器本体を示す断面図、第3図は該中皿の枢
着部を示す拡大斜視図である。 1……容器本体、2……中皿、3……蓋体、1
a,2a,3a……枢着部、8……凹所、9……
蝶番ピン、10,11……突部、12,16……
枢着孔、13,17……切欠開口部、14,18
……係止突起、15,19……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体と中皿と蓋体とからなり、これら各構
    成部品をその後端枢着部を介して相互に開閉自在
    に枢着してなる多段式コンパクト容器において、
    該各構成部品のいずれか1つの枢着部は蝶番ピン
    が架設された凹所を設け、他の構成部品の枢着部
    にはそれぞれ略垂直な相対する一対の内側壁によ
    つて区画形成され該蝶番ピン外周に嵌着される枢
    着孔と、該枢着孔に連続する切欠開口部内壁の一
    方に形成され該枢着孔内に嵌着された蝶番ピンの
    抜落ちを阻止する係止突起と、該枢着孔の奥部に
    連通されるとともに該枢着孔に対して段差をつけ
    て狭幅に形成され、該枢着孔及び該切欠開口部が
    弾性的に拡開することを許容するスリツトとを備
    えた突部を設けてなることを特徴とする多段式コ
    ンパクト容器の枢着構造。
JP1985060256U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH03896Y2 (ja)

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JP1985060256U JPH03896Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP1985060256U JPH03896Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JPS61177507U JPS61177507U (ja) 1986-11-06
JPH03896Y2 true JPH03896Y2 (ja) 1991-01-14

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401958B2 (ja) * 2008-12-09 2014-01-29 富士電機株式会社 冷凍冷蔵倉庫
KR101474279B1 (ko) * 2014-09-01 2014-12-18 (주)씨엠아이태가코리아 리필 구조를 갖는 원터치 개봉형 콤팩트 케이스

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JPS6026729Y2 (ja) * 1982-10-18 1985-08-12 釜屋化学工業株式会社 コンパクト容器
JPS59178909U (ja) * 1983-05-18 1984-11-29 株式会社吉野工業所 化粧用コンパクト

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JPS61177507U (ja) 1986-11-06

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