JP3060888B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP3060888B2 JP3060888B2 JP7117827A JP11782795A JP3060888B2 JP 3060888 B2 JP3060888 B2 JP 3060888B2 JP 7117827 A JP7117827 A JP 7117827A JP 11782795 A JP11782795 A JP 11782795A JP 3060888 B2 JP3060888 B2 JP 3060888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- connector
- hood
- bracket
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
ジングを嵌合するフード部を有するコネクタに関するも
のである。
構造において、例えば雄側のコネクタについて、相手の
雌側のコネクタのハウジングが内側に緊密に嵌合される
フード部を設けた構造としたものは公知である。
部が一重壁構造となっていたため強度に劣り、例えば雌
雄のコネクタが傾いた姿勢で嵌合された場合に、フード
部が容易に変形されつつこじられた状態のままで嵌合さ
れることがあって、端子金具を変形させたり、接触不良
を起こす等の悪影響を与えるおそれがあった。
外周にリブを設けて増強を図ることが試みられたが、そ
のようにリブを設けるとフード部が内反りして成形され
やすく、逆にコネクタ同士の嵌合がスムーズにできない
という問題が生ずるところとなっていた。
の一手段として、固定部に板状のブラケットを固着する
一方、フード部に取付溝を形成し、その取付溝にブラケ
ットを挿入して挟み込むことでコネクタを固定する方法
が採られているが、上記したように従来はフード部が一
重壁であったためにそこに設けられる取付溝の強度も弱
く、したがってコネクタががたついて安定して取り付け
られないという欠点もあった。
されたものであって、その目的とするところは、フード
部の強度を増強させてコネクタの嵌合操作をスムーズに
行えるようにすることにある。また請求項2の発明は、
コネクタをブラケットを利用して固定する場合に、強固
に安定して固定できるようにすることを目的とする。
めの手段として、本発明は、相手側コネクタのハウジン
グを嵌合するフード部を有し、かつこのフード部に板状
のブラケットを挟み込む取付溝が設けられたコネクタに
おいて、前記フード部を二重壁構造とし、この二重壁の
外壁に幅狭溝を開口するとともに、この幅狭溝の両側縁
から幅方向に開いた位置で前記外壁と内壁とを連結する
一対の側壁を形成して、両側壁の間に前記幅狭溝と連通
する幅広溝を形成することにより断面T字形をなす前記
取付溝が形成され、かつ前記幅狭溝の両側縁の間にわた
って前記ブラケットを突き当てる突当部が形成されてい
る構成としたところに特徴を有する。
構造としたことでその強度が増大され、しかも内反りを
生ずることなく正規の形状に成形される。すなわち、フ
ード部が正規の形状に成形されることで、相手のコネク
タのハウジングを嵌合する操作がスムーズに行われ、ま
たフード部が増強されて変形しにくくなっていることか
ら、こじられた状態で嵌合されるのが防止される。その
ため、嵌合操作を能率良く行え、かつ端子金具が変形し
たり接触不良を招くのを未然に防止することができる。
また取付溝が二重壁の一部に一重壁を設けることで形成
されているので、取付溝の部分の強度が大きくできる。
そのため、ブラケットを利用してコネクタを固定部に取
り付ける場合に、がたつきなく安定して取り付けること
ができる。
基づいて説明する。図において、符号1は雄側のコネク
タのハウジング(以下、雄ハウジングと言う)であっ
て、合成樹脂材により一体成形されており、雄形端子金
具を収容する複数のキャビティを並べて設けた本体部2
の前面の周縁に、略角筒形をなすフード部3が全周にわ
たって形成されている。
雄形端子金具が図2の上面側から挿入され、それぞれの
タブをフード部3内に突出させた状態で収容されるよう
になっている。そして、その雄ハウジング1のフード部
3内に、図示しない相手の雌側のコネクタのハウジング
が緊密に嵌合され、その中に収容された雌形端子金具と
対応する上記の雄形端子金具とが嵌合接続されるように
なっている。
1のフード部3のうちの一方の長辺部分が、内壁5の外
側に空隙6を介して外壁7を形成した二重壁構造に形成
されている。このように二重壁構造とした場合には、従
来のように一重壁にリブを立てる場合と違って、成形時
に内反りすることなくその増強が図られる。
には、後記するブラケット21を挟み込むための取付溝
10が形成されている。詳細には、外壁7の幅方向の中
央部が一定幅にわたって切除されることで外面に開口す
る幅狭溝11が形成されるとともに、その幅狭溝11の
対応する両端縁から少し内側に入った位置おいて、内壁
5と外壁7とを連結する一対の側壁12が形成されるこ
とで、内面側に幅広溝13が形成された全体として断面
略T字形に形成されている。なお、幅狭溝11の長さ方
向の手前側(図2の下側)には、ブラケット21を突き
当てるための突当部14が両端縁の間にわたされて形成
されている。
とによって形成され、基板22の幅方向の中央部に一段
高くなった隆起部23を形成した形状に形成されてい
る。このブラケット21は、全体としての厚さが上記し
た取付溝10の深さと等しくなるように形成されてい
て、ブラケット21が取付溝10の奥側(図2の上側)
から挿入されると、隆起部23が取付溝10の幅狭溝1
1内に嵌まり、基板22の両側縁が取付溝10の幅広溝
13内に嵌められるようになっている。
すように、隆起部23の表面側が固定部24の取付面2
5上に当てられて、ねじ26を締め付けることによって
取付面25上に固定されるようになっている。
続いてその取付手順について説明する。まず、雄ハウジ
ング1の本体部2の各キャビティ内にそれぞれ雄形端子
金具を挿入して、それぞれタブをフード部3内に突出さ
せた状態で収容する。同様に図示しない相手の雌側のコ
ネクタのハウジング内に雌形端子金具を収容する。
1のフード部3内に嵌合しつつ両コネクタを接続するの
であるが、上記したようにフード部3は内反りを生ずる
ことなく正規の形状に成形されているから、雌ハウジン
グを嵌合する際に引っ掛かることなく嵌合操作がスムー
ズに行われる。また、二重壁構造としたことでフード部
3の強度が増大されて変形しにくくなっているから、雌
ハウジングがこじられた状態で嵌合されるのが防止され
て互いに真直姿勢で嵌合できる。そのため、例えば雌ハ
ウジングが雄形端子金具のタブに突き当たってそれを変
形させるおそれがなく、対応する雌雄の端子金具同士が
良好な接続状態で正規に嵌合される。
定部24に取り付ける場合は、図2に示すように取付面
25にねじ止めして固定されたブラケット21に対し
て、雄ハウジング1のフード部3に設けた取付溝10を
奥側の縁部から差し込む。そうすると、ブラケット21
の基板22が取付溝10の幅広溝13に、また隆起部2
3が幅狭溝11にそれぞれ嵌まりつつ、ブラケット21
が取付溝10の手前側に向けて相対的に押し込まれ、ブ
ラケット21の隆起部23の進入方向の前縁が突当部1
4に突き当たったところで差し込みが停止される。
内で挟み込まれることとなって、雄ハウジング1すなわ
ち一体結合された両コネクタが取付面25に取り付けら
れる。この場合、取付溝10は二重壁の一部に一重壁を
設けることで形成されていて、取付溝10の部分の強度
が高くなっているから、コネクタはがたつくことなく安
定して取り付けられる。
を二重壁構造としたことにより、正規の形状に成形した
上でその増強を図ることができ、相手の雌ハウジングを
フード部3内に嵌合する場合に、こじることなく、かつ
スムーズに嵌合することができる。それにより嵌合操作
が能率良く行えるとともに、端子金具の変形を招くこと
なく、雌雄の対応する端子金具同士を良好な接続状態で
確実に接続することが可能となる。
ブラケット21に取付溝10を差し込んで取り付ける場
合にも、その取付溝10は二重壁の一部に一重壁を設け
ることで形成されていて、強度が大きいものに形成され
ているから、がたつきなく安定して取り付けることが可
能となる。
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
面のみを二重壁構造としたが、全周面にわたって二重壁
構造としてもよく、それによりフード部3がより変形し
にくく増強される。 (2)また上記実施例では、雄コネクタ側にフード部が
設けられている場合を例示したが、雌コネクタ側にフー
ド部を設けたものにも同様に適用することが可能であ
る。
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 相手側コネクタのハウジングを嵌合する
フード部を有し、かつこのフード部に板状のブラケット
を挟み込む取付溝が設けられたコネクタにおいて、 前記フード部を二重壁構造とし、この二重壁の外壁に幅
狭溝を開口するとともに、この幅狭溝の両側縁から幅方
向に開いた位置で前記外壁と内壁とを連結する一対の側
壁を形成して、両側壁の間に前記幅狭溝と連通する幅広
溝を形成することにより断面T字形をなす前記取付溝が
形成され、かつ前記幅狭溝の両側縁の間にわたって前記
ブラケットを突き当てる突当部が形成されていることを
特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7117827A JP3060888B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7117827A JP3060888B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08287996A JPH08287996A (ja) | 1996-11-01 |
JP3060888B2 true JP3060888B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=14721233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7117827A Expired - Lifetime JP3060888B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060888B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3435005B2 (ja) * | 1997-02-14 | 2003-08-11 | 矢崎総業株式会社 | コネクタの固定構造 |
JP5220818B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2013-06-26 | ヒロセ電機株式会社 | 合成分波回路内蔵コネクタおよび信号経路システム |
JP6774217B2 (ja) * | 2016-05-12 | 2020-10-21 | モレックス エルエルシー | コネクタ |
JP2023110253A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7117827A patent/JP3060888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08287996A (ja) | 1996-11-01 |
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