JP3061257B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JP3061257B2 JP3061257B2 JP7268316A JP26831695A JP3061257B2 JP 3061257 B2 JP3061257 B2 JP 3061257B2 JP 7268316 A JP7268316 A JP 7268316A JP 26831695 A JP26831695 A JP 26831695A JP 3061257 B2 JP3061257 B2 JP 3061257B2
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- terminal fitting
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの端子収容室に端子金具を挿入する際に、端子の引っ
掛かりが生じないようにした、コネクタハウジングに関
する。
グの端子収容室に端子金具を挿入する際に、端子の引っ
掛かりが生じないようにした、コネクタハウジングに関
する。
【０００２】
【従来の技術】図５ないし図８は従来の電気コネクタを
示し、Ａは合成樹脂絶縁体製のコネクタハウジング、Ｂ
は端子金具Ｂである。ハウジングＡには縦横に複数の端
子収容室１が区画形成され、各端子収容室において、上
下方向の内壁２，２′の一方には、先端部に係止突起４
を有する可撓係止腕３が設けられると共に、該可撓係止
腕３の撓みを逃がすための変位許容窓５が開設されてい
る。なお、６は相手方コネクタハウジングに対するロッ
キングアーム、７は端子金具Ｂに対する前止壁である。
一方、端子金具Ｂは基板１０の前部に相手端子に対する
電気接触部Ｂ1 、後部に電線接続部Ｂ2 を連成して成
り、電気接触部Ｂ1 は相手タブを受け入れるタブ受承筒
１１とその内部の弾性接触片１２とを備えている。タブ
受承部１１は基板１０の両側の起立側壁１３，１３′と
その自由縁部を相手壁に向けて折り曲げ形成した二枚重
ねの天井壁１４，１４′とから成り、図中、上側の天井
壁１４′の端縁１４ａ′は側壁１３まで達せず、下側の
天井壁１４との間に段差部１５が生じている。また、電
気接触部Ｂ1 において、基板１０の後部には係止孔１６
が開設され、その両側に位置してスタビライザ１７が設
けられている。
示し、Ａは合成樹脂絶縁体製のコネクタハウジング、Ｂ
は端子金具Ｂである。ハウジングＡには縦横に複数の端
子収容室１が区画形成され、各端子収容室において、上
下方向の内壁２，２′の一方には、先端部に係止突起４
を有する可撓係止腕３が設けられると共に、該可撓係止
腕３の撓みを逃がすための変位許容窓５が開設されてい
る。なお、６は相手方コネクタハウジングに対するロッ
キングアーム、７は端子金具Ｂに対する前止壁である。
一方、端子金具Ｂは基板１０の前部に相手端子に対する
電気接触部Ｂ1 、後部に電線接続部Ｂ2 を連成して成
り、電気接触部Ｂ1 は相手タブを受け入れるタブ受承筒
１１とその内部の弾性接触片１２とを備えている。タブ
受承部１１は基板１０の両側の起立側壁１３，１３′と
その自由縁部を相手壁に向けて折り曲げ形成した二枚重
ねの天井壁１４，１４′とから成り、図中、上側の天井
壁１４′の端縁１４ａ′は側壁１３まで達せず、下側の
天井壁１４との間に段差部１５が生じている。また、電
気接触部Ｂ1 において、基板１０の後部には係止孔１６
が開設され、その両側に位置してスタビライザ１７が設
けられている。
【０００３】端子金具Ｂの端子収容室１への収容、係止
は図７（Ａ），（Ｂ）に示すようにして行われる。ま
ず、（Ｂ）のように、端子金具Ｂを端子収容室１の後部
から挿入すると、係止突起４が電気接触部Ｂ1 と接触し
て可撓係止腕３が一旦押し上げられる。これにより可撓
係止腕３は前記変位許容窓５側に撓む。更に挿入して前
記係止孔１６が係止突起４に達すると可撓係止腕３が弾
性復帰する。これにより、係止突起４が係止孔１６に係
合して端子金具Ｂの後抜けが阻止される構造である。
は図７（Ａ），（Ｂ）に示すようにして行われる。ま
ず、（Ｂ）のように、端子金具Ｂを端子収容室１の後部
から挿入すると、係止突起４が電気接触部Ｂ1 と接触し
て可撓係止腕３が一旦押し上げられる。これにより可撓
係止腕３は前記変位許容窓５側に撓む。更に挿入して前
記係止孔１６が係止突起４に達すると可撓係止腕３が弾
性復帰する。これにより、係止突起４が係止孔１６に係
合して端子金具Ｂの後抜けが阻止される構造である。
【０００４】上記構成において、端子収容室１には変位
許容窓５が開設され、また、端子金具Ｂの電気接触部Ｂ
1 におけるタブ受承筒１１に段差部１５が存在する。そ
のため、端子金具Ｂの挿入作業の際、タブ受承筒１１の
先端１１ａの一部が変位許容窓５内に入り込んで傾き
（図８参照）、段差部１５が該窓５の前方内縁５ａに衝
合して、端子の引っ掛かりが発生して挿入作業が中断さ
れるほか、無理な押し込みにより端子金具Ｂまたは端子
収容室１の一部が損傷する、という不具合があった。
許容窓５が開設され、また、端子金具Ｂの電気接触部Ｂ
1 におけるタブ受承筒１１に段差部１５が存在する。そ
のため、端子金具Ｂの挿入作業の際、タブ受承筒１１の
先端１１ａの一部が変位許容窓５内に入り込んで傾き
（図８参照）、段差部１５が該窓５の前方内縁５ａに衝
合して、端子の引っ掛かりが発生して挿入作業が中断さ
れるほか、無理な押し込みにより端子金具Ｂまたは端子
収容室１の一部が損傷する、という不具合があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされたものであり、コネクタハウジングの端子
収容室に端子金具を挿入する際に、端子の引っ掛かりが
なく、円滑に挿入できる構造の電気コネクタを提供する
ことを課題とする。
鑑みてなされたものであり、コネクタハウジングの端子
収容室に端子金具を挿入する際に、端子の引っ掛かりが
なく、円滑に挿入できる構造の電気コネクタを提供する
ことを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、請求項１に記載のように、コネクタハウ
ジングの端子収容室の対向する内壁の一方に係止突起を
有する可撓係止腕を設けると共に、他方の内壁に隣接の
端子収容室の可撓係止腕に対する変位許容窓を設け、前
記端子収容室に相手端子に対する電気接触部に段差部を
有する端子金具を挿入して、前記係止突起を前記電気接
触部に係合させて端子金具の後抜けを阻止するようにし
た電気コネクタにおいて、前記端子収容室における他方
の内壁の変位許容窓の片側に前記端子金具の段差部に対
応する肉盛り部を設けたことを特徴とする。
め、本発明は、請求項１に記載のように、コネクタハウ
ジングの端子収容室の対向する内壁の一方に係止突起を
有する可撓係止腕を設けると共に、他方の内壁に隣接の
端子収容室の可撓係止腕に対する変位許容窓を設け、前
記端子収容室に相手端子に対する電気接触部に段差部を
有する端子金具を挿入して、前記係止突起を前記電気接
触部に係合させて端子金具の後抜けを阻止するようにし
た電気コネクタにおいて、前記端子収容室における他方
の内壁の変位許容窓の片側に前記端子金具の段差部に対
応する肉盛り部を設けたことを特徴とする。
【０００７】本発明によれば、コネクタハウジングの端
子収容室の内壁には、端子金具の段差部に対応する肉盛
り部が設けてあるから、端子金具挿入の際に段差部が対
応する肉盛り部に支持案内される。従って、変位許容窓
の窓縁に引っ掛かるおそれがなく、円滑な挿入および係
止が可能であり、端子金具やコネクタハウジングの損傷
を防止することができる。
子収容室の内壁には、端子金具の段差部に対応する肉盛
り部が設けてあるから、端子金具挿入の際に段差部が対
応する肉盛り部に支持案内される。従って、変位許容窓
の窓縁に引っ掛かるおそれがなく、円滑な挿入および係
止が可能であり、端子金具やコネクタハウジングの損傷
を防止することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図１ないし図４を参照して
本発明の実施の形態の具体例について説明する。なお、
従来例と同一の構成部材には同一の符号を使用して詳細
な説明を省略する。図１および図２（Ａ）において、
Ａ′は合成樹脂絶縁体製のコネクタハウジング、Ｂは端
子金具を示し、該ハウジングＡ′は縦横に複数の端子収
容室１を有し、各収容室の上下に対向する内壁２，２′
の一方に係止突起４を備えた可撓係止腕３を設けると共
に、変位許容窓５を開設してある。また、端子金具Ｂの
電気接触部Ｂ1 におけるタブ受承筒１１には段差部１５
が存在する。
本発明の実施の形態の具体例について説明する。なお、
従来例と同一の構成部材には同一の符号を使用して詳細
な説明を省略する。図１および図２（Ａ）において、
Ａ′は合成樹脂絶縁体製のコネクタハウジング、Ｂは端
子金具を示し、該ハウジングＡ′は縦横に複数の端子収
容室１を有し、各収容室の上下に対向する内壁２，２′
の一方に係止突起４を備えた可撓係止腕３を設けると共
に、変位許容窓５を開設してある。また、端子金具Ｂの
電気接触部Ｂ1 におけるタブ受承筒１１には段差部１５
が存在する。
【０００９】以上は従来例を示す図５ないし図８と同様
であが、本発明にあっては、図２（Ａ）に示すように、
端子収容室１における変位許容窓５の片側には前記端子
金具Ｂの段差部１５に対応する肉盛り部８が設けられて
いる。この肉盛り部８は、端子金具Ｂの挿入方向からみ
て変位許容窓５の前部側から前止壁７まで連続して形成
すると共に、その前半にはテーパガイド部８ａを設ける
のが好ましい。
であが、本発明にあっては、図２（Ａ）に示すように、
端子収容室１における変位許容窓５の片側には前記端子
金具Ｂの段差部１５に対応する肉盛り部８が設けられて
いる。この肉盛り部８は、端子金具Ｂの挿入方向からみ
て変位許容窓５の前部側から前止壁７まで連続して形成
すると共に、その前半にはテーパガイド部８ａを設ける
のが好ましい。
【００１０】上記構成において、図３（Ａ）に示すよう
に、端子金具Ｂを端子収容室１に挿入すると、その半ば
において、タブ受承部１１の段差部１５はテーパガイド
部８ａに沿って肉盛り部８に支持された状態で進入す
る。従って、タブ受承部１１の先端部が変位許容窓５の
前方内縁５ａに衝合するトラブルは皆無となり、円滑な
挿入ができる。図４（Ｂ）は、端子金具Ｂが完全に挿入
され、そのタブ受承部１１の先端が前止壁７と衝合し、
係止孔１６に可撓性係止腕３の係止突起４が係合して、
前後方向への抜けが阻止された状態を示している。
に、端子金具Ｂを端子収容室１に挿入すると、その半ば
において、タブ受承部１１の段差部１５はテーパガイド
部８ａに沿って肉盛り部８に支持された状態で進入す
る。従って、タブ受承部１１の先端部が変位許容窓５の
前方内縁５ａに衝合するトラブルは皆無となり、円滑な
挿入ができる。図４（Ｂ）は、端子金具Ｂが完全に挿入
され、そのタブ受承部１１の先端が前止壁７と衝合し、
係止孔１６に可撓性係止腕３の係止突起４が係合して、
前後方向への抜けが阻止された状態を示している。
【００１１】以上は、端子収容室１における可撓係止腕
３の係止突起４が端子金具Ｂにおけるタブ受承筒１１の
係止孔１６に係合して後抜けを阻止する例について説明
したが、係止孔１６に代えて係止突起４をタブ受承筒１
１の後方肩部１１ｂ（図６参照）に係合させる構造の場
合にも適用可能である。
３の係止突起４が端子金具Ｂにおけるタブ受承筒１１の
係止孔１６に係合して後抜けを阻止する例について説明
したが、係止孔１６に代えて係止突起４をタブ受承筒１
１の後方肩部１１ｂ（図６参照）に係合させる構造の場
合にも適用可能である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コネク
タハウジングの端子収容室の対向する内壁の一方に係止
突起を有する可撓係止腕を設けると共に、他方の内壁に
隣接の端子収容室の可撓係止腕に対する変位許容窓を設
け、前記端子収容室に相手端子に対する電気接触部に段
差部を有する端子金具を挿入して、前記係止突起を前記
電気接触部に係合させて端子金具の後抜けを阻止するよ
うにした電気コネクタにおいて、前記端子収容室におけ
る他方の内壁の変位許容窓の片側に前記端子金具の段差
部に対応する肉盛り部を設けたものであるから、端子金
具挿入の際に段差部が対応する肉盛り部に支持案内され
る。従って、変位許容窓の窓縁に引っ掛かるおそれがな
く、円滑な挿入および係止が可能であり、端子金具やコ
ネクタハウジングの損傷を防止することができる。
タハウジングの端子収容室の対向する内壁の一方に係止
突起を有する可撓係止腕を設けると共に、他方の内壁に
隣接の端子収容室の可撓係止腕に対する変位許容窓を設
け、前記端子収容室に相手端子に対する電気接触部に段
差部を有する端子金具を挿入して、前記係止突起を前記
電気接触部に係合させて端子金具の後抜けを阻止するよ
うにした電気コネクタにおいて、前記端子収容室におけ
る他方の内壁の変位許容窓の片側に前記端子金具の段差
部に対応する肉盛り部を設けたものであるから、端子金
具挿入の際に段差部が対応する肉盛り部に支持案内され
る。従って、変位許容窓の窓縁に引っ掛かるおそれがな
く、円滑な挿入および係止が可能であり、端子金具やコ
ネクタハウジングの損傷を防止することができる。
【図１】本発明に係る電気コネクタの一実施例を示すコ
ネクタハウジングと端子金具の分離状態の斜視図であ
る。
ネクタハウジングと端子金具の分離状態の斜視図であ
る。
【図２】（Ａ）は図１のハウジング内の端子収容室の一
部を示す切欠斜視図、（Ｂ）は従来の端子収容室の一部
を示す切欠斜視図である。
部を示す切欠斜視図、（Ｂ）は従来の端子収容室の一部
を示す切欠斜視図である。
【図３】（Ａ）は図１の端子収容室に端子金具を半挿入
した状態の断面図、（Ｂ）は完全挿入状態の断面図であ
る。
した状態の断面図、（Ｂ）は完全挿入状態の断面図であ
る。
【図４】（Ａ），（Ｂ）はそれぞれ図３（Ａ），（Ｂ）
の正面図である。
の正面図である。
【図５】従来の電気コネクタの一実例を示すコネクタハ
ウジングと端子金具の分離状態の斜視図である。
ウジングと端子金具の分離状態の斜視図である。
【図６】図５の端子金具の電線接続前の拡大斜視図であ
る。
る。
【図７】（Ａ）は図５のコネクタハウジングと端子金具
の分離状態の断面図、（Ｂ）は端子金具の半挿入状態の
断面図である。
の分離状態の断面図、（Ｂ）は端子金具の半挿入状態の
断面図である。
【図８】図７の正面図である。
Ａ′ コネクタハウジング Ｂ 端子金具 Ｂ1 電気接触部 Ｂ2 電線接続部 １ 端子収容室 ２，２′内壁 ３ 可撓係止腕 ４ 係止突起 ５ 変位許容窓 ８ 肉盛り部 １１ タブ受承筒 １１ａ 先端 １１ｂ 肩部 １５ 段差部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平２−117672（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−15348（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−62972（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−134881（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−116574（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−15273（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/518 H01R 13/42
Claims (1)
- 【請求項１】 コネクタハウジングの端子収容室の対向
する内壁の一方に係止突起を有する可撓係止腕を設ける
と共に、他方の内壁に隣接の端子収容室の可撓係止腕に
対する変位許容窓を設け、前記端子収容室に相手端子に
対する電気接触部に段差部を有する端子金具を挿入し
て、前記係止突起を前記電気接触部に係合させて端子金
具の後抜けを阻止するようにした電気コネクタにおい
て、 前記端子収容室における他方の内壁の変位許容窓の片側
に前記端子金具の段差部に対応する肉盛り部を設けたこ
とを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268316A JP3061257B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268316A JP3061257B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 電気コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09115597A JPH09115597A (ja) | 1997-05-02 |
| JP3061257B2 true JP3061257B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17456847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7268316A Expired - Fee Related JP3061257B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3061257B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100957488B1 (ko) * | 2007-12-31 | 2010-05-14 | 한국단자공업 주식회사 | 리셉터클 터미널 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268316A patent/JP3061257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09115597A (ja) | 1997-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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