JPH07239642A - 像形成物質除去装置 - Google Patents

像形成物質除去装置

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JPH07239642A
JPH07239642A JP5659794A JP5659794A JPH07239642A JP H07239642 A JPH07239642 A JP H07239642A JP 5659794 A JP5659794 A JP 5659794A JP 5659794 A JP5659794 A JP 5659794A JP H07239642 A JPH07239642 A JP H07239642A
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JP
Japan
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heating
image forming
image
peeling
forming substance
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Application number
JP5659794A
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Toshio Watabe
寿夫 渡部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像保持体上の像形成物質を加熱して軟化させ
る加熱部材の熱を、十分に像形成物質に伝えることによ
り、効率良く像形成物質を軟化する。 【構成】 ベルト支持体80のアルミ等の熱伝導率の高
い材質で構成された熱伝導筐体82の上加熱ローラ45
に対向する位置に開口を有する凹部82a形成し、該凹
部82a内に加熱ランプ81を収容し、該凹部82a内
面に反射鏡83を設ける。上記凹部82aの開口には石
英ガラス等の加熱ランプ81からの熱線に対して透明な
部材で構成されたランプカバー85を嵌合する。また、
オフセットベルト44も加熱ランプ81からの熱線に対
して透明な部材、例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)で構成する。これにより、加熱ランプ81か
らの熱線をランプカバー85及びオフセットベルト44
を通し転写紙10上のトナーに照射できるため、トナー
を効率良く加熱軟化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質を安定に付着させた像保持体から、像形成物質を
取り除く剥離手段を有する像形成物質除去装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物質
除去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−10
1576号公報には、トナーが付着された用紙をトナー
樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加し、
溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成物質
除去方法が開示されている。また、特開平4−3003
95号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴霧あ
るいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解し、
溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、機械
剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像形成
物質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−55195号公報には、支持体上に離型剤
を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式で
載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体にイ
ンキ剥離部材を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離部材を剥がすことにより、該
インキ剥離部材の方に付着させて除去する像形成物質除
去方法が開示されている。また特開平4−64472号
公報には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエ
ンドレスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及
び冷却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブ
ルペーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押し
つける押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部
からなるイレーザが開示されている。また特開平4−8
2983号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に
紙を通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2
本のローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該
圧接箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具
と、前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから
除去する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示
されている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持体から像形成物質を除去するのに
使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶融性
樹脂を主成分とする像形成物質を像保持体に融着させる
などして、像形成物質が像保持体表面の繊維に強固に固
着されているので、像形成物質除去の際に像形成物質と
共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してしまう。
特に像形成物質の除去性を高めるために、上記インキ剥
離部材、エンドレスシートあるいはローラさせた上に熱
や圧力を加える場合、種々の条件によっては、逆に像形
成物質と像保持体との間の定着性を高めてしまって除去
を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
体に、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば上記
特願平4−255916号に示されたような記録済み像
保持体に水あるいは水溶液を保持させた後に、剥離部材
を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加熱接着もしく
は加圧接着して像保持体から剥離する像形成物質除去方
法を採用した像形成物質除去装置において、加熱部材の
熱を剥離部材や該剥離部材の支持部材などを伝達させて
像形成物質に伝えるようにした場合、通常像形成物質は
該水あるいは水溶液で覆われているため、該加熱部材の
熱は該水あるいは水溶液にとられてしまい、像形成物質
に十分には伝わらないことがあるという問題点があっ
た。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像保持体上の像形成
物質を加熱して軟化させる加熱部材の熱を、十分に像形
成物質に伝えることができ、効率良く像形成物質を軟化
できる像形成物質除去装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面に像形成物質が安定に付着
している像保持体より、像形成物質を剥離して取り除く
剥離手段を有する像形成物質除去装置において、該剥離
手段を、該像保持体上の像形成物質に対して、該表面と
像形成物質との付着力より大きな付着力を有し、該像保
持体上の像形成物質に接触した後に該像保持体から離間
することによって該像保持体から像形成物質を剥離する
剥離部材と、該剥離部材を介して該像保持体に対向する
ように配設された像形成物質加熱用の熱輻射源と、該剥
離部材と該熱輻射源との間に位置して該剥離部材を支持
あるいはガイドする部材とを設け、該支持あるいはガイ
ドする部材の、少なくとも該像保持体上の像形成物質に
接触している剥離部材部分との対向部と、該剥離部材と
を、該熱輻射源からの熱線に対して透明な部材で構成し
たことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の像形成物質
除去装置において、上記剥離手段に、上記像保持体上の
像形成物質に接触する前の上記剥離部材部分を加熱する
ためのプレ加熱部材を上記熱輻射源とは別に設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明においては、像保持体上の像形成物質に
剥離部材を接触させた後に、像形成物質を該剥離部材に
付着させたまま該剥離部材と像保持体表面とを離間させ
て、該表面から像形成物質を剥離して除去する。なお、
像保持体上の像形成物質は熱輻射源により加熱されて軟
化した状態で像保持体から剥離される。
【0011】ここで、特に、請求項1の発明において
は、剥離部材と熱輻射源との間に位置して該剥離部材を
支持あるいはガイドする部材の、少なくとも該像保持体
上の像形成物質に接触している剥離部材部分との対向部
と、該剥離部材とを、該熱輻射源からの熱線に対して透
明な部材で構成したので、該熱輻射源からの熱線が像保
持体上の像形成物質に直接照射されることになる。
【0012】また、特に、請求項2の発明においては、
上記剥離手段に、上記像保持体上の像形成物質に接触す
る前の上記剥離部材部分を加熱するためのプレ加熱部材
を上記熱輻射源とは別に設けたので、熱輻射源とプレ加
熱部材とを独立して制御できるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての疎水性でかつ熱可撓性の電子写真用ト
ナー(以下、トナーという)を取り除く像保持体からの
像形成物質除去装置(以下、トナー除去装置という)に
適用した実施例について説明する。
【0014】まず、本発明を適用できるトナー除去装置
の一例の概略について説明する。図1において、このト
ナー除去装置は、積載状態で収容しているトナー像が形
成された転写紙10を一枚づつ分離給送する給紙ユニッ
ト20と、給紙ユニット20から送られてきた転写紙1
0に液を供給する液供給ユニット30と、液が供給され
た転写紙10からトナーを剥離する剥離手段としてのト
ナー剥離ユニット40と、トナーが除去された転写紙1
0を乾燥させる乾燥ユニット60と、乾燥ユニット60
から排出される転写紙10を受ける紙受けユニット70
とを備えている。
【0015】上記給紙ユニット20は、トナー像が形成
された面(以下、トナー像面という)を下に向けて給紙
台21上に積載された転写紙10を最下部のものから給
紙ローラ22で給紙し、分離ローラ対23で重送紙を分
離して一枚の転写紙10のみを給紙搬送ローラ対24で
送り出すものである。その具体的な構成及び動作は電子
写真複写機における給紙機構と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0016】上記液供給ユニット30は、水又は転写紙
10への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ
水溶液などの液31を転写紙10に供給するものであ
る。図示の例では、液を収容する液容器32と、この液
容器32中の液中に部分的に没するように設けられ回転
によって液を汲み上げて転写紙10のトナー像面に供給
する塗布ローラ33と、紙搬送経路を挟んでこの塗布ロ
ーラ33に対向するように設けられた紙規制部材として
の規制ローラ34とを備えている。この塗布ローラ33
としては、保液性を有する材質、例えば、親水性多孔質
材質、スポンジなどからなるローラや、ゴムなどの弾性
体又は金属などの剛体からなるローラなどを用いること
ができる。
【0017】また、この液供給ユニット30には、給紙
ユニット20から送られてくる転写紙10を塗布ローラ
33と規制ローラ34との対向部(以下、液供給部とい
う)に案内する第1紙ガイド機構35と、液供給部を通
過した転写紙10をトナー剥離ユニット40側に案内す
る第2紙ガイド機構36とを備えている。
【0018】上記トナー剥離ユニット40は、複数のベ
ルト支持ローラ(以下、支持ローラという)41,4
2,43に掛け回された剥離ベルトとしてのトナーオフ
セット用ベルト(以下、オフセットベルトという)44
と、オフセットベルト44を挟んで互いに圧接し合うよ
うに設けられた加熱ランプ45a,46a内蔵の上下加
熱ローラ45,46と、オフセットベルト44表面から
トナーを除去するベルトクリーニング装置47とを備え
ている。このオフセットベルト44の少なくとも表面
は、軟化したトナーに対して、転写紙10の表面と該ト
ナーとの付着力より大きい付着力を有する材料で形成さ
れている。例えばベルト自体がアルミ系、銅系、ニッケ
ル系など金属材料、又は酸化チタンを分散させたポリエ
チレンテレフタレート(PET)などの高分子系材料で
形成されている。
【0019】このオフセットベルト44を支持する支持
ローラのうち、上下加熱ローラ45,46の加圧部を通
過した後のベルト部分が巻き付く支持ローラ(以下、分
離ローラという)43の回りで、ベルトの移動方向を急
激に変化させて、オフセットベルト44からの転写紙1
0の曲率分離を行わせるになっている。またこのベルト
の移動方向の変化を大きくするため、この分離ローラ4
3とベルトクリーニングユニットに対向する支持ローラ
41との間のベルト部分を内側に押し込む案内ローラ4
8が設けられている。またこの支持ローラ42とベルト
クリーニングユニット対向の支持ローラ41との間のベ
ルト部分を内側に押し込むテンションローラ49も設け
られている。
【0020】また、上記上下加熱ローラ45,46は、
転写紙10のトナー像面をオフセットベルト44に密着
させるとともに転写紙10に固着しているトナーを加熱
して軟化させるものである。
【0021】また、上記ベルトクリーニング装置47
は、オフセットベルト44周面に断続的な引っ掻き力を
及ぼして付着トナーを除去する回転ブラシローラ50
と、この回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下
流側で、ベルト周面に接触し摩擦力によるスクラブで付
着トナーを除去するパッド51とを備え、これらにより
ベルト周面から除去されたトナーをユニットケーシング
52内に収容するようになっている。
【0022】また、このトナー剥離ユニット40には、
液供給ユニット30側から送られてくる転写紙10を、
加圧部に進入させるための挾持搬送手段としての中継搬
送ローラ対53が設けられている。また、加圧部を通過
し、かつ分離ローラ部でオフセットベルト44から曲率
分離された転写紙10を乾燥ユニット60側に案内する
ための上下ガイド部材54も設けられている。
【0023】上記乾燥ユニット60は、例えば転写紙1
0の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
10を乾燥させるものであり、加熱ランプ61a内蔵の
例えばアルミからなる加熱ドラム61と、複数の支持ロ
ーラ62に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面に一定
角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト63
とから構成されている。図示の例では一つの支持ローラ
62がテンションローラを兼ねている。上記紙押圧用ベ
ルト63の材質としては、耐熱性や通気性を備えた材
質、例えばキャンバス地、木綿地、テトロン地などの布
を用いることができる。
【0024】また、この乾燥ユニット60には、加熱ド
ラムと紙押圧用ベルトとの挾持領域を抜け出した転写紙
10をガイドする上下ガイド部材64と、これによりガ
イドされてきた転写紙10を紙受けユニット70の紙受
け面上に排紙するための排紙ローラ対65が設けられて
いる。
【0025】以上の構成において、給紙ユニット20か
ら送られた転写紙10は、液供給ユニット30でそのト
ナー像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニット4
0に送られる。このトナー剥離ユニット40で、転写紙
10に固着しているトナーが加熱ローラ45,46から
の加熱で軟化し、オフセットベルト44表面に付着す
る。そして分離ローラ43の回りで転写紙10とオフセ
ットベルト44から分離する際に、オフセットベルト4
4表面に付着したトナーが転写紙10から剥離し、これ
により、転写紙10からトナーが除去される。トナーが
除去された転写紙10は乾燥ユニット61で乾燥され、
紙受けユニット70に排出される。
【0026】以上の構成によれば、トナーが付着した転
写紙10に液を供給して転写紙10のトナーとの界面部
に液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊
維を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0027】次に、図2,3を用いて、加熱ランプの熱
を転写紙10のトナーに効率良く伝えることのできる本
発明の実施例に係るトナー剥離ユニットの構成例につい
て説明する。図2において、このトナー剥離ユニット4
0においては、上加熱ローラ45に対向する位置に配設
され、オフセットベルト44をガイドするガイド部材と
して、上記下加熱ローラ46に代えて固定されたベルト
ガイド部材80が設けられている。
【0028】このベルトガイド部材80は、加熱ランプ
81、熱伝導筐体82、反射鏡83、断熱材ベース84
及びランプカバー85で構成されている。
【0029】加熱ランプ81は上加熱ローラ45に対向
する位置に開口を有する熱伝導筐体82の凹部82a内
に収容されている。なお、この加熱ランプ81は赤外線
ランプである。
【0030】図中加熱ランプ81の上方、上記凹部82
aの開口には加熱ランプ81からの熱線に対して透明な
部材で構成されるランプカバー85が嵌合されている。
このランプカバー85は例えば石英ガラスで構成するこ
とができる。
【0031】熱伝導筐体82の凹部82a内面には放物
曲面に構成された反射鏡83が配設されており、加熱ラ
ンプ81からの熱線をオフセットベルト44と上加熱ロ
ーラ45との圧接部86の方へ案内するようにされてい
る。
【0032】なお、熱伝導筐体82はアルミ等の熱伝導
率の高い材質で構成されている。
【0033】また、熱伝導筐体82には、オフセットベ
ルト44移動方向において上記圧接部86より上流側で
該オフセットベルト44を直接ガイドし、加熱ランプ8
1から伝えられた熱で該オフセットベルト44を加熱す
るためのプレ加熱部82bが形成されている。
【0034】また、熱伝導筐体82は断熱材で構成され
た断熱材ベース84で支持されており、該断熱材ベース
84によって、加熱ランプ81から伝えられた熱が熱伝
導筐体82のオフセットベルト44をガイドする部分以
外の部分から散逸することが抑えられている。
【0035】なお、本実施例におけるオフセットベルト
44は、上記ランプカバー85と同様に加熱ランプ81
からの熱線に対して透明な部材、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)で構成されている。
【0036】以上の構成においては、加熱ランプ81か
らの熱線は直接、又は反射鏡83によって反射されてそ
れぞれ透明体で構成されたランプカバー85及びオフセ
ットベルト44を通って、上記圧接部86に搬送されて
きた転写紙10上のトナーに照射される。
【0037】また、オフセットベルト44はその移動方
向において圧接部86より上流側で、加熱ランプ81か
らの熱で加熱されたプレ加熱部82bによって加熱さ
れ、該圧接部86におけるトナーの加熱に寄与する。
【0038】以上、本構成例によれば、加熱ランプ81
からの熱線を転写紙10上のトナーに直接照射すること
ができるので、例えば上記熱伝導筐体82が圧接部86
に対向する部分もアルミなどで構成されており、加熱ラ
ンプ81の熱を該熱伝導筐体82やオフセットベルト4
4などを伝達させて該トナーに伝えるようにした場合の
ような加熱ランプ81の熱がトナーの周りの水などにと
られることが抑えられ、該加熱ランプ81の熱を十分に
該トナーに伝えることができ、効率良く該トナーを軟化
できる。
【0039】また、熱伝導筐体82は断熱材ベース84
で支持されているので、該断熱材ベース84によって、
加熱ランプ81から伝えられた熱が熱伝導筐体82のオ
フセットベルト44をガイドする部分以外の部分から散
逸することを抑えることができる。
【0040】また、熱伝導筐体82は、図示のように例
えばプレ加熱部82bが薄肉状に形成されているなど、
必要最小限の大きさに形成されているので、加熱ランプ
81からの熱の伝達応答性を高めることができる。
【0041】また、オフセットベルト44はトナー除去
処理前に予めプレ加熱部82bによってある程度加熱さ
れているので、上記圧接部86において加熱ランプ81
からの熱だけで転写紙10上のトナーを加熱するような
構成に比して効率良く加熱できる。更に、これにより、
加熱ランプ81として小型で容量の小さいものを用いる
ことが可能となる。また、トナーを効率良く加熱できる
ため、トナーを軟化させる時間を短縮でき、トナー除去
処理を高速化することが可能となる。
【0042】なお、上記構成において、ランプカバー8
5をレンズ体として構成し、加熱ランプ81からの熱線
を転写紙10上のトナーにより効率良く集中させて照射
するようにしても良い。
【0043】また、上記ベルトガイド部材80は、図3
のように構成しても良い。すなわち、このベルトガイド
部材80においても、上記図2と同様に、プレ加熱部8
2bが設けられているが、本例では該プレ加熱部82b
を構成する熱伝導筐体82は、加熱ランプ81を収容す
るための凹部82aが形成された熱伝導筐体82とは分
離して設けられている。また、本例のプレ加熱部82b
を構成する熱伝導筐体82にはヒータ87が埋め込まれ
ており、このヒータ87は上記加熱ランプ81とは独立
してその加熱温度が制御されるように構成されている。
【0044】以上の構成においても、上記図2に示した
構成例と同様に、加熱ランプ81からの熱線は直接、又
は反射鏡83によって反射されてそれぞれ透明体で構成
されたランプカバー85及びオフセットベルト44を通
って、上記圧接部86に搬送されてきた転写紙10上の
トナーに照射される。
【0045】そして、オフセットベルト44はその移動
方向において圧接部86より上流側で、ヒータ87から
の熱で加熱されたプレ加熱部82bによって加熱され、
該圧接部86におけるトナーの加熱に寄与する。
【0046】以上、本構成例によれば、上記図2に係る
構成例の効果に加えて以下のような効果もある。すなわ
ち、プレ加熱部82bを構成する熱伝導筐体82に埋め
込まれているヒータ87は上記加熱ランプ81とは独立
して加熱温度が制御可能なので、上記図2に係る構成例
のように加熱ランプ81からの熱を熱伝導筐体82によ
りプレ加熱部82bまで伝導させる構成に比して、該プ
レ加熱部82bにおける加熱温度をより正確に制御でき
るようになる。よって、例えばオフセットベルト44の
温度をトナー除去処理時の適正温度に正確に到らしめる
ことが可能になる。
【0047】なお、上記構成においても、ランプカバー
85をレンズ体として構成し、加熱ランプ81からの熱
線を転写紙10上のトナーにより効率良く集中させて照
射するようにしても良い。
【0048】また、上記実施例においては、上記オフセ
ットベルト44、ベルトガイド部材80及び該ベルトガ
イド部材80とともにオフセットベルト44を支持する
支持ローラに代えて、石英ガラスで構成され、内部に赤
外線ランプが配設された円筒の周面にポリエチレンテレ
フタレート(PET)が設けられた剥離ローラを用いて
も良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、熱輻射源から
の熱線を像保持体上の像形成物質に直接照射することが
できるので、熱輻射源の熱を、剥離部材を支持あるいは
ガイドする部材や該剥離部材などを伝達させて像形成物
質に伝えるようにした場合に比して、十分に像形成物質
に伝えることができ、効率良く像形成物質を軟化でき
る。
【0050】請求項2の発明によれば、熱輻射源とプレ
加熱部材とを独立して制御できるようになるので、像保
持体上の像形成物質に接触前の剥離部材部分を支持ある
いはガイドする部材部分を、該剥離部材部分を加熱する
ためのプレ加熱部として構成し、熱輻射源の熱を該プレ
加熱部を介して該剥離部材部分に伝えるようにした場合
に比して、該剥離部材部分に対する加熱温度を正確に制
御できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるトナー除去装置の概略構成
図。
【図2】本発明の実施例に係るトナー剥離ユニットの概
略構成図。
【図3】変形例に係るトナー剥離ユニットの概略構成
図。
【符号の説明】
40 トナー剥離ユニット 44 オフセットベルト 45 上加熱ローラ 80 ベルトガイド部材 81 加熱ランプ 82 熱伝導筐体 82a 凹部 82b プレ加熱部 83 反射鏡 84 断熱材ベース 85 ランプカバー 86 圧接部 87 ヒータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 345

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体より、像形成物質を剥離して取り除く剥離手段を
    有する像形成物質除去装置において、 該剥離手段を、該像保持体上の像形成物質に対して、該
    表面と像形成物質との付着力より大きな付着力を有し、
    該像保持体上の像形成物質に接触した後に該像保持体か
    ら離間することによって該像保持体から像形成物質を剥
    離する剥離部材と、 該剥離部材を介して該像保持体に対向するように配設さ
    れた像形成物質加熱用の熱輻射源と、 該剥離部材と該熱輻射源との間に位置して該剥離部材を
    支持あるいはガイドする部材とを設け、 該支持あるいはガイドする部材の、少なくとも該像保持
    体上の像形成物質に接触している剥離部材部分との対向
    部と、該剥離部材とを、該熱輻射源からの熱線に対して
    透明な部材で構成したことを特徴とする像形成物質除去
    装置。
  2. 【請求項2】上記剥離手段に、上記像保持体上の像形成
    物質に接触する前の上記剥離部材部分を加熱するための
    プレ加熱部材を上記熱輻射源とは別に設けたことを特徴
    とする請求項1の像形成物質除去装置。
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