JPH05197305A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH05197305A JPH05197305A JP4223358A JP22335892A JPH05197305A JP H05197305 A JPH05197305 A JP H05197305A JP 4223358 A JP4223358 A JP 4223358A JP 22335892 A JP22335892 A JP 22335892A JP H05197305 A JPH05197305 A JP H05197305A
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- JP
- Japan
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- fixing roller
- sheet
- heating element
- fixing
- roller
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着ローラの加熱時間を短縮し、オフセット
現象を防止するとともに、シートが定着ローラから剥離
し易くする。 【構成】 中空円筒状の定着ローラ21を軸受け211
で回動自在に支持する。軸受け221で保持した加圧ロ
ーラ22を、定着ローラ21に圧接する。定着ローラ2
1の軸線に対してニップ部26の側に偏心した位置に、
発熱体23を配設する。発熱体23からの熱はニップ部
26に重点的に伝わる。この結果、ニップ部26が定着
温度になる時間を短縮することができる。定着ローラ2
1のニップ部26以外の部分は低温度で、シートが定着
ローラ21から剥離する際に、トナーはシートに固着す
る。したがって、トナーが定着ローラ21に付着し難く
なる。また、シートが定着ローラ21から剥離し易くな
る。
現象を防止するとともに、シートが定着ローラから剥離
し易くする。 【構成】 中空円筒状の定着ローラ21を軸受け211
で回動自在に支持する。軸受け221で保持した加圧ロ
ーラ22を、定着ローラ21に圧接する。定着ローラ2
1の軸線に対してニップ部26の側に偏心した位置に、
発熱体23を配設する。発熱体23からの熱はニップ部
26に重点的に伝わる。この結果、ニップ部26が定着
温度になる時間を短縮することができる。定着ローラ2
1のニップ部26以外の部分は低温度で、シートが定着
ローラ21から剥離する際に、トナーはシートに固着す
る。したがって、トナーが定着ローラ21に付着し難く
なる。また、シートが定着ローラ21から剥離し易くな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定着装置、詳しくは電子
写真式複写機、レーザビームプリンタ等に使用される定
着装置に関する。
写真式複写機、レーザビームプリンタ等に使用される定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等は、シー
トに転写されたトナーを定着させるための定着装置を有
して構成されている。この定着装置は、例えば、シート
上のトナーを熱溶解させる定着ローラと、該定着ローラ
に圧接してシートを挟持する加圧ローラと、を備えてい
る。定着ローラは円筒状に形成されており、この定着ロ
ーラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持され
ている。発熱体は、例えば、ハロゲンランプ等により構
成され、所定の電圧を印加されることにより発熱するも
のである。この発熱体は定着ローラの中心軸に位置して
いるため、発熱体から発せられた熱は定着ローラ内壁に
均一に輻射され、定着ローラの外壁の温度分布は円周方
向において均一となる。定着ローラの外壁は、その温度
が定着に適した温度(例えば150〜200℃)になる
まで、加熱される。この状態で、定着ローラと加圧ロー
ラは摺接しながら互いに逆方向に回転し、トナーが付着
したシートを挟持する。定着ローラと加圧ローラとの摺
接部(ニップ部)において、シート上のトナーは定着ロ
ーラの熱により溶解し、シートに定着する。定着後、定
着ローラと加圧ローラの回転に伴い、シートは排紙ロー
ラに搬送され、排紙ローラを介して、排紙トレイに排出
される。
トに転写されたトナーを定着させるための定着装置を有
して構成されている。この定着装置は、例えば、シート
上のトナーを熱溶解させる定着ローラと、該定着ローラ
に圧接してシートを挟持する加圧ローラと、を備えてい
る。定着ローラは円筒状に形成されており、この定着ロ
ーラの中心軸上には、発熱体が保持手段により保持され
ている。発熱体は、例えば、ハロゲンランプ等により構
成され、所定の電圧を印加されることにより発熱するも
のである。この発熱体は定着ローラの中心軸に位置して
いるため、発熱体から発せられた熱は定着ローラ内壁に
均一に輻射され、定着ローラの外壁の温度分布は円周方
向において均一となる。定着ローラの外壁は、その温度
が定着に適した温度(例えば150〜200℃)になる
まで、加熱される。この状態で、定着ローラと加圧ロー
ラは摺接しながら互いに逆方向に回転し、トナーが付着
したシートを挟持する。定着ローラと加圧ローラとの摺
接部(ニップ部)において、シート上のトナーは定着ロ
ーラの熱により溶解し、シートに定着する。定着後、定
着ローラと加圧ローラの回転に伴い、シートは排紙ロー
ラに搬送され、排紙ローラを介して、排紙トレイに排出
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定着装置においては、レーザビームプリンタ等に電源を
投入した後、定着ローラが定着に適した温度に達するま
でに、比較的長時間を要していた。この間、オペレータ
はレーザビームプリンタを使用することはできず、長時
間の待機を強いられるという問題があった。
定着装置においては、レーザビームプリンタ等に電源を
投入した後、定着ローラが定着に適した温度に達するま
でに、比較的長時間を要していた。この間、オペレータ
はレーザビームプリンタを使用することはできず、長時
間の待機を強いられるという問題があった。
【0004】この場合、発熱体の温度をより高温にして
定着ローラの加熱に要する時間を短縮することができ
る。しかしながら、発熱体の消費電流が増加し、レーザ
ビームプリンタ内の温度が上昇するという問題を新たに
生じてしまう。
定着ローラの加熱に要する時間を短縮することができ
る。しかしながら、発熱体の消費電流が増加し、レーザ
ビームプリンタ内の温度が上昇するという問題を新たに
生じてしまう。
【0005】また、発熱体は定着ローラ内壁面を均一に
加熱しており、ニップ部とその周辺部とは同じ温度であ
るため、定着ローラの回転とともに、シートがニップ部
から剥離する際に以下の問題をも生じさせていた。
加熱しており、ニップ部とその周辺部とは同じ温度であ
るため、定着ローラの回転とともに、シートがニップ部
から剥離する際に以下の問題をも生じさせていた。
【0006】すなわち、ニップ部周辺の定着ローラの熱
により、シート上のトナーは、固着せずに熱溶解したま
まである。このため、熱溶解したトナーが定着ローラに
付着し易くなり、定着ローラに付着したトナーが再度シ
ートに付着するという、いわゆるオフセット現象が生じ
るという問題があった。
により、シート上のトナーは、固着せずに熱溶解したま
まである。このため、熱溶解したトナーが定着ローラに
付着し易くなり、定着ローラに付着したトナーが再度シ
ートに付着するという、いわゆるオフセット現象が生じ
るという問題があった。
【0007】さらに、ニップ部周辺の定着ローラの熱に
より、シート上のトナーが固着することなく、熱溶解し
たままなので、熱溶解したトナーの粘着力により、シー
トが定着ローラのニップ部以外の部分から剥離しにくく
なる。すると、シートが定着ローラに巻き付き、ジャミ
ングが生じるという問題をも生じていた。
より、シート上のトナーが固着することなく、熱溶解し
たままなので、熱溶解したトナーの粘着力により、シー
トが定着ローラのニップ部以外の部分から剥離しにくく
なる。すると、シートが定着ローラに巻き付き、ジャミ
ングが生じるという問題をも生じていた。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明は、定着ローラの加熱に
要する時間を短縮するとともに、オフセット現象を防止
し、さらに、シートが定着ローラに巻き付くことを防止
した定着装置を提供することを、その目的としている。
要する時間を短縮するとともに、オフセット現象を防止
し、さらに、シートが定着ローラに巻き付くことを防止
した定着装置を提供することを、その目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る定着装置は、中空の定着ローラと、発熱体と、上記
発熱体を上記定着ローラ内の所定の位置に保持する保持
手段と、シートを上記定着ローラの外壁の一部に当接さ
せる加圧手段と、を備え、上記発熱体により加熱された
上記定着ローラは、該定着ローラに当接したシート上の
トナーを熱溶解させ、該トナーを該シートに定着させる
定着装置において、上記定着ローラの中心軸から、該定
着ローラにおける上記シートとの当接する部分の側に偏
心した、該定着ローラ内の位置に、上記発熱体が上記保
持手段により保持されてなることを特徴とする。
係る定着装置は、中空の定着ローラと、発熱体と、上記
発熱体を上記定着ローラ内の所定の位置に保持する保持
手段と、シートを上記定着ローラの外壁の一部に当接さ
せる加圧手段と、を備え、上記発熱体により加熱された
上記定着ローラは、該定着ローラに当接したシート上の
トナーを熱溶解させ、該トナーを該シートに定着させる
定着装置において、上記定着ローラの中心軸から、該定
着ローラにおける上記シートとの当接する部分の側に偏
心した、該定着ローラ内の位置に、上記発熱体が上記保
持手段により保持されてなることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の定着装置は、上記発熱体
は、少なくとも一部の面が曲面で構成され、この曲面
は、上記定着ローラにおける上記シートの当接する部分
の近傍の該定着ローラの内壁に対向して配設されたこと
を特徴とする請求項1記載の定着装置である。
は、少なくとも一部の面が曲面で構成され、この曲面
は、上記定着ローラにおける上記シートの当接する部分
の近傍の該定着ローラの内壁に対向して配設されたこと
を特徴とする請求項1記載の定着装置である。
【0011】請求項3に記載の定着装置は、上記発熱体
は、上記定着ローラにおける上記シートの当接する部分
の近傍の該定着ローラの内壁に当接することを特徴とす
る請求項1に記載の定着装置である。
は、上記定着ローラにおける上記シートの当接する部分
の近傍の該定着ローラの内壁に当接することを特徴とす
る請求項1に記載の定着装置である。
【0012】請求項4に記載の定着装置は、上記発熱体
の上記定着ローラの内壁と当接する部分の表面は耐摩耗
性材料で構成されていることを特徴とする請求項3に記
載の定着装置である。
の上記定着ローラの内壁と当接する部分の表面は耐摩耗
性材料で構成されていることを特徴とする請求項3に記
載の定着装置である。
【0013】請求項5に記載の定着装置は、上記発熱体
は、上記定着ローラの内壁と所定の距離を隔てて保持さ
れてなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置で
ある。
は、上記定着ローラの内壁と所定の距離を隔てて保持さ
れてなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置で
ある。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明に係る定着装置は、発熱
体から、定着ローラにおけるシートとの当接する部分ま
での距離は、発熱体から、定着ローラの他の部分までの
距離に比べて、短くなっている。このため、発熱体が発
熱すると、定着ローラにおけるシートとの当接する部分
の温度が、定着ローラの他の部分の温度に比べ、高くな
る。したがって、従来に比較して発熱体の発熱量を増加
させることなく、定着ローラにおけるシートとの当接部
分の温度が所定の温度に達するまでに要する時間を短縮
することができる。
体から、定着ローラにおけるシートとの当接する部分ま
での距離は、発熱体から、定着ローラの他の部分までの
距離に比べて、短くなっている。このため、発熱体が発
熱すると、定着ローラにおけるシートとの当接する部分
の温度が、定着ローラの他の部分の温度に比べ、高くな
る。したがって、従来に比較して発熱体の発熱量を増加
させることなく、定着ローラにおけるシートとの当接部
分の温度が所定の温度に達するまでに要する時間を短縮
することができる。
【0015】加圧ローラ手段により、シートが定着ロー
ラに圧接されると、シート上のトナーは定着ローラの熱
を受け溶解する。このとき、定着ローラのシートとの摺
接部分以外における温度は摺接部よりも比較的に低くな
っている。このため、定着ローラの回転とともに、シー
トが定着ローラから剥離する際に、シート上のトナーの
温度が低下し、トナーがシートに固着する。したがっ
て、シート上のトナーが定着ローラに付着し難くなり、
オフセット現象を有効に防止できる。さらに、このと
き、シート上のトナーが固着していることから、トナー
の粘着力が十分に低下するため、シートが定着ローラか
ら剥離し易くなる。
ラに圧接されると、シート上のトナーは定着ローラの熱
を受け溶解する。このとき、定着ローラのシートとの摺
接部分以外における温度は摺接部よりも比較的に低くな
っている。このため、定着ローラの回転とともに、シー
トが定着ローラから剥離する際に、シート上のトナーの
温度が低下し、トナーがシートに固着する。したがっ
て、シート上のトナーが定着ローラに付着し難くなり、
オフセット現象を有効に防止できる。さらに、このと
き、シート上のトナーが固着していることから、トナー
の粘着力が十分に低下するため、シートが定着ローラか
ら剥離し易くなる。
【0016】請求項2に記載の発明に係る定着装置は、
発熱体の曲面の部分と定着ローラの内壁との距離は略一
定となり、定着ローラにおけるシートとの当接部分をむ
らなく加熱することができる。
発熱体の曲面の部分と定着ローラの内壁との距離は略一
定となり、定着ローラにおけるシートとの当接部分をむ
らなく加熱することができる。
【0017】請求項3に記載の発明に係る定着装置は、
発熱体から発せられた熱は、定着ローラ内壁に直接伝達
する。このため、発熱体から発せられた熱を効率よく定
着ローラに伝播させることができ、定着ローラにおける
シートとの当接部分の加熱時間をより短縮することがで
きる。
発熱体から発せられた熱は、定着ローラ内壁に直接伝達
する。このため、発熱体から発せられた熱を効率よく定
着ローラに伝播させることができ、定着ローラにおける
シートとの当接部分の加熱時間をより短縮することがで
きる。
【0018】請求項4に記載の発明に係る定着装置は、
定着ローラの内壁に当接した発熱体の摺接部表面には、
耐摩耗性材料が付されている。このため、発熱体と定着
ローラ内壁との摺動により発熱体表面が摩耗することを
防止できる。
定着ローラの内壁に当接した発熱体の摺接部表面には、
耐摩耗性材料が付されている。このため、発熱体と定着
ローラ内壁との摺動により発熱体表面が摩耗することを
防止できる。
【0019】請求項5に記載の発明に係る定着装置は、
発熱体が定着ローラの内壁と当接していないため、発熱
体が定着ローラ内壁に摺動することによる発熱体の摩耗
を防止できる。
発熱体が定着ローラの内壁と当接していないため、発熱
体が定着ローラ内壁に摺動することによる発熱体の摩耗
を防止できる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施例に係る定着装置
を用いたレーザビームプリンタの断面図である。このレ
ーザビームプリンタは以下に示される構成を有してい
る。
を用いたレーザビームプリンタの断面図である。このレ
ーザビームプリンタは以下に示される構成を有してい
る。
【0022】ケース101の内部には、シートが蓄えら
れた給紙トレイ102が設けられている。この給紙トレ
イ102の近傍には給紙ローラ103が配設されてお
り、この給紙ローラ103はシートを給紙トレイ102
から感光体ドラム104と転写ローラ105とのニップ
部に搬送する機能を有している。
れた給紙トレイ102が設けられている。この給紙トレ
イ102の近傍には給紙ローラ103が配設されてお
り、この給紙ローラ103はシートを給紙トレイ102
から感光体ドラム104と転写ローラ105とのニップ
部に搬送する機能を有している。
【0023】感光体ドラム104は回転自在に設けられ
ており、転写ローラ105が摺接している。この感光体
ドラム104の近傍には、感光体ドラム104の表面を
帯電させる帯電ブラシ106が配設されている。帯電ブ
ラシ106の回転方向一端側にはスリットが設けられ、
このスリットを介して感光体ドラム104の表面には、
光学ユニット109からレーザビームが照射されること
により、靜電潜像が形成される構成となっている。回転
方向に沿ってさらに一端側には現像装置107が配設さ
れている。この現像装置107は、この靜電潜像にトナ
ーを付着させ、感光体ドラム104の表面にトナー像を
形成するものである。転写ローラ105は、感光体ドラ
ム104との間に所定の電界を形成し、感光体ドラム1
04上のトナー像をシートに転写させる機能を有してい
る。さらに、感光体ドラム104に当接する位置に、残
留トナーを掻き落とすブレード108が配設されてい
る。
ており、転写ローラ105が摺接している。この感光体
ドラム104の近傍には、感光体ドラム104の表面を
帯電させる帯電ブラシ106が配設されている。帯電ブ
ラシ106の回転方向一端側にはスリットが設けられ、
このスリットを介して感光体ドラム104の表面には、
光学ユニット109からレーザビームが照射されること
により、靜電潜像が形成される構成となっている。回転
方向に沿ってさらに一端側には現像装置107が配設さ
れている。この現像装置107は、この靜電潜像にトナ
ーを付着させ、感光体ドラム104の表面にトナー像を
形成するものである。転写ローラ105は、感光体ドラ
ム104との間に所定の電界を形成し、感光体ドラム1
04上のトナー像をシートに転写させる機能を有してい
る。さらに、感光体ドラム104に当接する位置に、残
留トナーを掻き落とすブレード108が配設されてい
る。
【0024】感光体ドラム104の上方には、シート上
のトナーを定着させる定着装置20が配設されている。
この定着装置20は、内部に発熱体23を備えた定着ロ
ーラ21と、シートを定着ローラ21に圧接する加圧ロ
ーラ22とを有して構成されている。さらに、定着装置
20の上方には、搬送ローラ110と、排紙ローラ11
1とが設けられている。ケース101上面には、搬送ロ
ーラ110、排紙ローラ111を介して搬送されたシー
トが排出される排紙トレイ112が設けられている。
のトナーを定着させる定着装置20が配設されている。
この定着装置20は、内部に発熱体23を備えた定着ロ
ーラ21と、シートを定着ローラ21に圧接する加圧ロ
ーラ22とを有して構成されている。さらに、定着装置
20の上方には、搬送ローラ110と、排紙ローラ11
1とが設けられている。ケース101上面には、搬送ロ
ーラ110、排紙ローラ111を介して搬送されたシー
トが排出される排紙トレイ112が設けられている。
【0025】上記定着装置20を図2、図3、および、
図4を参照しながら説明する。図2は、本実施例に係る
上記定着装置20の一部を破断して示した斜視図であ
る。図3は、同様に上記定着装置の断面図である。さら
に、図4は、定着ローラ21、発熱体23等の断面図で
ある。
図4を参照しながら説明する。図2は、本実施例に係る
上記定着装置20の一部を破断して示した斜視図であ
る。図3は、同様に上記定着装置の断面図である。さら
に、図4は、定着ローラ21、発熱体23等の断面図で
ある。
【0026】2枚の平板状のフレーム25(図2、図3
には、一方のみ図示されている。)は、それぞれが対向
するように、レーザビームプリンタのケース101内に
固定保持されている。それぞれのフレーム25には軸受
け211、軸受け221が設けられている。軸受211
には、定着ローラ21が回動可能に支持されている。軸
受け221には、加圧ローラ22が同様に回動可能とな
るように支持されており、加圧ローラ22は、定着ロー
ラ21に圧接しながら回動する構成となっている。
には、一方のみ図示されている。)は、それぞれが対向
するように、レーザビームプリンタのケース101内に
固定保持されている。それぞれのフレーム25には軸受
け211、軸受け221が設けられている。軸受211
には、定着ローラ21が回動可能に支持されている。軸
受け221には、加圧ローラ22が同様に回動可能とな
るように支持されており、加圧ローラ22は、定着ロー
ラ21に圧接しながら回動する構成となっている。
【0027】定着ローラ21は、肉厚の薄い中空の円筒
状に形成されている。シートとの離型性を向上させると
ともに、オフセットを防止するために、その表面には、
テフロン212がコーティングされている。長板状の支
持部材24は、この定着ローラ21の中空部を貫通して
配され、その両端はフレーム25に固着されている。さ
らに、この支持部材24には、長板状の電気抵抗体であ
る発熱体23が固着されている。発熱体23は、定着ロ
ーラ21の軸から、定着ローラ21と圧接ローラ22と
のニップ部26の側に所定間隔だけ偏心して配置されて
いる。加圧ローラ22もまた、円筒状に形成されてお
り、その表面には、シリコンスポンジ、あるいは、ゴム
等の弾性部材222がコーティングされている。
状に形成されている。シートとの離型性を向上させると
ともに、オフセットを防止するために、その表面には、
テフロン212がコーティングされている。長板状の支
持部材24は、この定着ローラ21の中空部を貫通して
配され、その両端はフレーム25に固着されている。さ
らに、この支持部材24には、長板状の電気抵抗体であ
る発熱体23が固着されている。発熱体23は、定着ロ
ーラ21の軸から、定着ローラ21と圧接ローラ22と
のニップ部26の側に所定間隔だけ偏心して配置されて
いる。加圧ローラ22もまた、円筒状に形成されてお
り、その表面には、シリコンスポンジ、あるいは、ゴム
等の弾性部材222がコーティングされている。
【0028】このような構成を有するレーザビームプリ
ンタは、以下に示されるよう動作する。すなわち、給紙
トレイ102に蓄えられたシートは、給紙ローラ103
により、感光体ドラム104と転写ローラ105とのニ
ップ部に搬送される。シートは、このニップ部にてトナ
ーを転写された後、定着装置20へと搬送される。この
定着装置20において、シートは定着ローラ21と加圧
ローラ22とに挟持されながら、定着ローラ21により
加熱される。すると、シート上のトナーが熱溶解し、シ
ート表面に定着する。定着装置20により、トナーを定
着されたシートは搬送ローラ110、排紙ローラ111
を介して、排紙トレイ112に排出される。
ンタは、以下に示されるよう動作する。すなわち、給紙
トレイ102に蓄えられたシートは、給紙ローラ103
により、感光体ドラム104と転写ローラ105とのニ
ップ部に搬送される。シートは、このニップ部にてトナ
ーを転写された後、定着装置20へと搬送される。この
定着装置20において、シートは定着ローラ21と加圧
ローラ22とに挟持されながら、定着ローラ21により
加熱される。すると、シート上のトナーが熱溶解し、シ
ート表面に定着する。定着装置20により、トナーを定
着されたシートは搬送ローラ110、排紙ローラ111
を介して、排紙トレイ112に排出される。
【0029】次に、上記定着装置20の動作を細述す
る。レーザビームプリンタの電源が投入されると、発熱
体23に所定の電圧が印加される。すると、発熱体23
は高熱を発する。ところで、発熱体23は、定着ローラ
21のニップ部26側に偏心して位置している。このた
め、発熱体23が定着ローラ21の中心に位置する場合
に比べて、定着ローラ21のニップ部26の温度が、定
着に適した温度(150〜200℃)に達するまでの時
間が短縮される。このとき、定着ローラ21の、ニップ
部26以外の部分の温度は、定着ローラ21のニップ部
26の温度に比べ低くなっている。定着ローラ21が回
転している場合において、定着ローラ21の一部がニッ
プ部26から離れるに従い、定着ローラ21の該部分と
発熱体23との距離が長くなる。定着ローラ21は肉薄
であることから、その熱容量が小さいため、定着ローラ
21のニップ部26から離れた部分の温度は低下する。
る。レーザビームプリンタの電源が投入されると、発熱
体23に所定の電圧が印加される。すると、発熱体23
は高熱を発する。ところで、発熱体23は、定着ローラ
21のニップ部26側に偏心して位置している。このた
め、発熱体23が定着ローラ21の中心に位置する場合
に比べて、定着ローラ21のニップ部26の温度が、定
着に適した温度(150〜200℃)に達するまでの時
間が短縮される。このとき、定着ローラ21の、ニップ
部26以外の部分の温度は、定着ローラ21のニップ部
26の温度に比べ低くなっている。定着ローラ21が回
転している場合において、定着ローラ21の一部がニッ
プ部26から離れるに従い、定着ローラ21の該部分と
発熱体23との距離が長くなる。定着ローラ21は肉薄
であることから、その熱容量が小さいため、定着ローラ
21のニップ部26から離れた部分の温度は低下する。
【0030】定着装置20に搬送されたシートは、定着
ローラ21と加圧ローラ22との当接部、すなわちニッ
プ部26に挟持される。加圧ローラ22は、定着ローラ
21に圧接しているため、加圧ローラ22の表面の弾性
部材222は変形する。すると、定着ローラ21と加圧
ローラ22との摺接部分、すなわち、ニップ部26の面
積が拡大する。柔軟性を有するシートは、定着ローラ2
1のニップ部26のみならず、その周辺にも摺接する。
シート上のトナーは定着ローラ21のニップ部26か
ら、熱を受けて熱溶解する。定着ローラ21の回転とと
もに、シート上のトナーが熱溶解した部分は、定着ロー
ラ21のニップ部26から、ニップ部26の近傍へと移
動する。このとき、シートは定着ローラ21のニップ部
26の近傍に当接しているが、該近傍部分の温度は低下
しているため、熱溶解したトナーの温度が低下し、トナ
ーはシート上に固着する。したがって、熱溶解したまま
のトナーが、定着ローラ21のニップ部26近傍部分の
表面に付着することがなくなる。いわゆるオフセット現
象を未然に防止することが可能となる。
ローラ21と加圧ローラ22との当接部、すなわちニッ
プ部26に挟持される。加圧ローラ22は、定着ローラ
21に圧接しているため、加圧ローラ22の表面の弾性
部材222は変形する。すると、定着ローラ21と加圧
ローラ22との摺接部分、すなわち、ニップ部26の面
積が拡大する。柔軟性を有するシートは、定着ローラ2
1のニップ部26のみならず、その周辺にも摺接する。
シート上のトナーは定着ローラ21のニップ部26か
ら、熱を受けて熱溶解する。定着ローラ21の回転とと
もに、シート上のトナーが熱溶解した部分は、定着ロー
ラ21のニップ部26から、ニップ部26の近傍へと移
動する。このとき、シートは定着ローラ21のニップ部
26の近傍に当接しているが、該近傍部分の温度は低下
しているため、熱溶解したトナーの温度が低下し、トナ
ーはシート上に固着する。したがって、熱溶解したまま
のトナーが、定着ローラ21のニップ部26近傍部分の
表面に付着することがなくなる。いわゆるオフセット現
象を未然に防止することが可能となる。
【0031】さらに、定着ローラ21が回転すると、シ
ートは定着ローラ21のニップ部26近傍から剥離しよ
うとする。このとき既に、シート上のトナーは固着して
いるために、トナーの粘着力は十分に低下している。し
たがって、シートが定着ローラ21から剥離しやすくな
り、シートが定着ローラ21に巻き付くことがなくな
り、ジャミングを防止できる。
ートは定着ローラ21のニップ部26近傍から剥離しよ
うとする。このとき既に、シート上のトナーは固着して
いるために、トナーの粘着力は十分に低下している。し
たがって、シートが定着ローラ21から剥離しやすくな
り、シートが定着ローラ21に巻き付くことがなくな
り、ジャミングを防止できる。
【0032】以上、述べたように、本実施例に係る定着
装置によれば、発熱体23の発熱量を増加させることな
く、定着ローラ21の加熱に要する時間を短縮できる。
このため、本実施例に係る定着装置を備えたレーザビー
ムプリンタ等の装置内温度の上昇を防止できる。また、
発熱体23の消費電流の増加も抑えることができる。さ
らに、シートが定着ローラ21から剥離する際に、シー
ト上のトナーが固着するため、トナーが定着ローラ21
に付着しにくくなり、オフセット現象を防止できる。こ
のとき、シート上のトナーの粘着力も低下しているの
で、シートが定着ローラ21から剥離しやすくなり、ジ
ャミングを防止することもできる。
装置によれば、発熱体23の発熱量を増加させることな
く、定着ローラ21の加熱に要する時間を短縮できる。
このため、本実施例に係る定着装置を備えたレーザビー
ムプリンタ等の装置内温度の上昇を防止できる。また、
発熱体23の消費電流の増加も抑えることができる。さ
らに、シートが定着ローラ21から剥離する際に、シー
ト上のトナーが固着するため、トナーが定着ローラ21
に付着しにくくなり、オフセット現象を防止できる。こ
のとき、シート上のトナーの粘着力も低下しているの
で、シートが定着ローラ21から剥離しやすくなり、ジ
ャミングを防止することもできる。
【0033】図5は、本発明の第2実施例に係る定着装
置の定着ローラ21、発熱体53等の断面図である。ニ
ップ部26に対向する側の発熱体53の部分は、定着ロ
ーラ21の内壁に沿って湾曲した曲面にて構成されてい
る。すなわち、定着ローラ21の内周面とこの湾曲面の
曲率は同じで、その曲率中心も同じである。このため、
発熱体53から発せられた熱は、定着ローラ21のニッ
プ部26に均一に輻射され、定着ローラ21のニップ部
26は、むらなく加熱される。長板状の支持部材54
は、この定着ローラ21の中空部を貫通して配され、そ
の両端はフレーム25に固着されている。この支持部材
25に上記発熱体53が固着されている。
置の定着ローラ21、発熱体53等の断面図である。ニ
ップ部26に対向する側の発熱体53の部分は、定着ロ
ーラ21の内壁に沿って湾曲した曲面にて構成されてい
る。すなわち、定着ローラ21の内周面とこの湾曲面の
曲率は同じで、その曲率中心も同じである。このため、
発熱体53から発せられた熱は、定着ローラ21のニッ
プ部26に均一に輻射され、定着ローラ21のニップ部
26は、むらなく加熱される。長板状の支持部材54
は、この定着ローラ21の中空部を貫通して配され、そ
の両端はフレーム25に固着されている。この支持部材
25に上記発熱体53が固着されている。
【0034】図6は、本発明の第3実施例に係る定着装
置の定着ローラ21、発熱体23等の断面図である。発
熱体23は、その先端部が定着ローラ21の内壁に摺接
して設けられている。発熱体23から発せられた熱は、
定着ローラ21の内壁に直接(空気を介することなく)
伝播する。このため、発熱体23から発せられた熱を効
率よく、定着ローラ21のニップ部26に伝達させるこ
とができ、定着ローラ21におけるシートとの当接部分
の加熱時間をより短縮することができる。
置の定着ローラ21、発熱体23等の断面図である。発
熱体23は、その先端部が定着ローラ21の内壁に摺接
して設けられている。発熱体23から発せられた熱は、
定着ローラ21の内壁に直接(空気を介することなく)
伝播する。このため、発熱体23から発せられた熱を効
率よく、定着ローラ21のニップ部26に伝達させるこ
とができ、定着ローラ21におけるシートとの当接部分
の加熱時間をより短縮することができる。
【0035】図7は、本発明の第4実施例に係る定着装
置の定着ローラ21、発熱体73等の断面図である。支
持部材74には、発熱体73と、ガラス等の耐摩耗性部
材75と、が固着されている。この耐摩耗性部材75
は、定着ローラ21の内壁に摺接している。このため、
発熱体73と定着ローラ21内壁との摺動により発熱体
73表面が摩耗することを防止できる。また、熱は発熱
体73から耐摩耗性部材75を介して定着ローラ21に
伝達されている。
置の定着ローラ21、発熱体73等の断面図である。支
持部材74には、発熱体73と、ガラス等の耐摩耗性部
材75と、が固着されている。この耐摩耗性部材75
は、定着ローラ21の内壁に摺接している。このため、
発熱体73と定着ローラ21内壁との摺動により発熱体
73表面が摩耗することを防止できる。また、熱は発熱
体73から耐摩耗性部材75を介して定着ローラ21に
伝達されている。
【0036】図8は、本発明の第5実施例に係る定着装
置の定着ローラ21、発熱体83等の断面図である。図
8に示されるように、発熱体83が固着された支持部材
24の一側面には、耐摩耗性部材85が配設されてい
る。この耐摩耗性部材85は、定着ローラ21の内壁に
当接している。耐摩耗性部材85と、定着ローラ21の
内壁との当接した面積は、比較的に小さくなっている。
したがって、定着ローラ21のニップ部26以外の部分
の温度をより低くすることができる。このため、シート
が定着ローラ21から剥離する際のオフセットをより有
効に防止でき、また、シートが発熱体83から、さらに
剥離しやすくなる。
置の定着ローラ21、発熱体83等の断面図である。図
8に示されるように、発熱体83が固着された支持部材
24の一側面には、耐摩耗性部材85が配設されてい
る。この耐摩耗性部材85は、定着ローラ21の内壁に
当接している。耐摩耗性部材85と、定着ローラ21の
内壁との当接した面積は、比較的に小さくなっている。
したがって、定着ローラ21のニップ部26以外の部分
の温度をより低くすることができる。このため、シート
が定着ローラ21から剥離する際のオフセットをより有
効に防止でき、また、シートが発熱体83から、さらに
剥離しやすくなる。
【0037】続いて、上記第1〜第5実施例に係る定着
ローラ21の材質等について説明する。上述したよう
に、定着ローラ21は回転しながら、そのニップ部の内
壁が発熱体により加熱される。そして、加熱された部分
は、定着ローラ21の回転とともに発熱体から遠ざか
り、放熱を行う。すなわち、定着ローラ21の各部分
は、その回転とともに、加熱、放熱を繰り返している。
ローラ21の材質等について説明する。上述したよう
に、定着ローラ21は回転しながら、そのニップ部の内
壁が発熱体により加熱される。そして、加熱された部分
は、定着ローラ21の回転とともに発熱体から遠ざか
り、放熱を行う。すなわち、定着ローラ21の各部分
は、その回転とともに、加熱、放熱を繰り返している。
【0038】図9は、定着ローラ21の加熱時間および
冷却時間を説明するためのものである。この図の(A)
において、定着ローラ21は、図中、反時計回り方向に
回転している。そして、加圧ローラ22に当接する定着
ローラ21の内壁には、発熱体90が摺動自在に当接し
ている。図9の(B)は、定着ローラ21の内壁部分2
1Aの温度変化を示すグラフである。
冷却時間を説明するためのものである。この図の(A)
において、定着ローラ21は、図中、反時計回り方向に
回転している。そして、加圧ローラ22に当接する定着
ローラ21の内壁には、発熱体90が摺動自在に当接し
ている。図9の(B)は、定着ローラ21の内壁部分2
1Aの温度変化を示すグラフである。
【0039】定着ローラ21が回転すると、定着ローラ
21の内壁部分21Aは、発熱体90に向かって移動す
る。そして、内壁部分21Aが発熱体90に達すると、
発熱体90の熱を受けて、その温度が上昇する(時刻t
1〜t2)。さらに、定着ローラ21は回転し、内壁部
分21Aは発熱体90から遠ざかり、その温度は低下す
る。この内壁部分21が1回転した後、発熱体90の手
前に達するまでに、内壁部分21の温度はT0に低下す
る(時刻t3)。
21の内壁部分21Aは、発熱体90に向かって移動す
る。そして、内壁部分21Aが発熱体90に達すると、
発熱体90の熱を受けて、その温度が上昇する(時刻t
1〜t2)。さらに、定着ローラ21は回転し、内壁部
分21Aは発熱体90から遠ざかり、その温度は低下す
る。この内壁部分21が1回転した後、発熱体90の手
前に達するまでに、内壁部分21の温度はT0に低下す
る(時刻t3)。
【0040】ここで、定着ローラ21の材質として、加
熱時間および冷却(放熱時間)の短いものを選択した場
合には、以下に示される効果を得ることができるもので
ある。すなわち、内壁部分21Aが定着に必要な温度T
1になるまでの時間が短い場合には、定着ローラ21の
角速度を早めることが可能となり、紙がニップ部を移動
する時間を短縮することができる。すなわち、コピース
ピード(プリントスピード)を高めることが可能とな
る。また、定着ローラ21の冷却時間が十分に短い場合
には、ニップ部を通過した後、短時間で定着ローラ21
の温度も低下する。このため、いわゆる高温オフセット
を防ぐことが可能となる。定着ローラ21が短時間に加
熱される場合には、さらに以下の効果を得ることもでき
る。すなわち、かかる場合には、定着ローラ21の厚さ
τを厚くしたとしても、定着ローラ21の温度を十分確
保することができる。このため、定着ローラ21の厚さ
を厚くし、加圧ローラ22を定着ローラ21に、大きな
圧力をかけながら圧接することができる。よって、トナ
ーをシートに確実に定着させることが可能となる。
熱時間および冷却(放熱時間)の短いものを選択した場
合には、以下に示される効果を得ることができるもので
ある。すなわち、内壁部分21Aが定着に必要な温度T
1になるまでの時間が短い場合には、定着ローラ21の
角速度を早めることが可能となり、紙がニップ部を移動
する時間を短縮することができる。すなわち、コピース
ピード(プリントスピード)を高めることが可能とな
る。また、定着ローラ21の冷却時間が十分に短い場合
には、ニップ部を通過した後、短時間で定着ローラ21
の温度も低下する。このため、いわゆる高温オフセット
を防ぐことが可能となる。定着ローラ21が短時間に加
熱される場合には、さらに以下の効果を得ることもでき
る。すなわち、かかる場合には、定着ローラ21の厚さ
τを厚くしたとしても、定着ローラ21の温度を十分確
保することができる。このため、定着ローラ21の厚さ
を厚くし、加圧ローラ22を定着ローラ21に、大きな
圧力をかけながら圧接することができる。よって、トナ
ーをシートに確実に定着させることが可能となる。
【0041】したがって、定着ローラ21の材質に要求
される条件として、加熱されたときに、短時間に熱が
伝わりやすいこと、加熱されないときに、短時間に冷
却しやすいこと、の2点が掲げられる。このような条件
を満足する材質としては、Mg、Al等を用いることが
望ましい。以下に、その理由を説明する。
される条件として、加熱されたときに、短時間に熱が
伝わりやすいこと、加熱されないときに、短時間に冷
却しやすいこと、の2点が掲げられる。このような条件
を満足する材質としては、Mg、Al等を用いることが
望ましい。以下に、その理由を説明する。
【0042】先ず、定着ローラ21の加熱時間を算出す
る。図9において、定着ローラ21の内壁部分21Aの
移動速度をVs[mm/sec]、ニップ部の長さをl
とする。すると、内壁部分21Aがニップ部を通過する
時間tは、l/Vs[sec]にて表される。また、ニ
ップ部の熱容量CNは、 CN=4.19×10exp(−6)×CPτlL [J] と表される。ここで、C、Pは比熱、比重を表す。ま
た、Lは、定着ローラ21の軸方向の長さである。な
お、これらの値は材質により異なるものである。よっ
て、定着ローラ21がニップ部において、与えられる熱
量は1[sec]当り、CN・(T1−T0)/t=
4.19×10exp(−6)×CPτLVs(T1−
T0) [J/sec] と表される。なお、定着ロー
ラ21の厚さ方向の温度分布は均一であって、その円周
方向への熱伝導はないものとみなす。
る。図9において、定着ローラ21の内壁部分21Aの
移動速度をVs[mm/sec]、ニップ部の長さをl
とする。すると、内壁部分21Aがニップ部を通過する
時間tは、l/Vs[sec]にて表される。また、ニ
ップ部の熱容量CNは、 CN=4.19×10exp(−6)×CPτlL [J] と表される。ここで、C、Pは比熱、比重を表す。ま
た、Lは、定着ローラ21の軸方向の長さである。な
お、これらの値は材質により異なるものである。よっ
て、定着ローラ21がニップ部において、与えられる熱
量は1[sec]当り、CN・(T1−T0)/t=
4.19×10exp(−6)×CPτLVs(T1−
T0) [J/sec] と表される。なお、定着ロー
ラ21の厚さ方向の温度分布は均一であって、その円周
方向への熱伝導はないものとみなす。
【0043】この式に基づき算出された定着ローラ21
の温度上昇を図10のグラフに示す。このグラフは、τ
=0.3mm、l=3mm、L=200mm、ニップ部
で与えられるエネルギーを300Wとして、算出したも
のである。この図において、横軸は定着ローラ21の移
動速度Vs、縦軸は(T1−T0)を表している。移動
速度Vsを大きくすることにより、すなわち、定着ロー
ラ21を高速に回転させることにより、定着ローラ21
の温度上昇は低下する(加熱時間が長くなる)ことが確
認できる。ところが、Mg、Al等を定着ローラ21に
使用した場合には、温度上昇を比較的に大きくすること
ができる。したがって、定着ローラ21に、Mg、Al
を使用した場合には、加熱時間を短縮することが可能で
ある。また、定着ローラ21の厚さτ=1mmとした場
合における定着ローラ21の温度上昇を表すグラフを図
11に、定着ローラ21の厚さτ=0.1mmとした場
合における定着ローラ21の温度上昇を表すグラフを図
12に示す。
の温度上昇を図10のグラフに示す。このグラフは、τ
=0.3mm、l=3mm、L=200mm、ニップ部
で与えられるエネルギーを300Wとして、算出したも
のである。この図において、横軸は定着ローラ21の移
動速度Vs、縦軸は(T1−T0)を表している。移動
速度Vsを大きくすることにより、すなわち、定着ロー
ラ21を高速に回転させることにより、定着ローラ21
の温度上昇は低下する(加熱時間が長くなる)ことが確
認できる。ところが、Mg、Al等を定着ローラ21に
使用した場合には、温度上昇を比較的に大きくすること
ができる。したがって、定着ローラ21に、Mg、Al
を使用した場合には、加熱時間を短縮することが可能で
ある。また、定着ローラ21の厚さτ=1mmとした場
合における定着ローラ21の温度上昇を表すグラフを図
11に、定着ローラ21の厚さτ=0.1mmとした場
合における定着ローラ21の温度上昇を表すグラフを図
12に示す。
【0044】続いて、定着ローラ21の冷却時間を算出
する。図9において、内壁部分21Aが発熱体90を通
過した後、再度発熱体90の直前に達するまでに、内壁
部分21Aの温度はT1からT0に低下する。この間の
時間t’は、(2πr−l)/Vsにて表される。ま
た、この式は、t’=2πr/Vsと近似することがで
きる。なお、rは定着ローラ21の半径である。よっ
て、ニップ部の熱容量をCNとおくと、内壁部分21A
が一周する間に放出する熱量は、CN・(T1−T0)
/t’=4.19×10exp(−6)×CPτLVs
l(T1−T0)/2πr [J/sec] と表され
る。また、放出される熱量をQとおくと、上記の式は、
(T1−T0)=Q/{4.19×10exp(−6)
×CPτLVsl/2πr}と変形できる。なお、定着
ローラ21の厚さ方向の温度分布は均一であって、その
円周方向への熱伝導はなく、また、ニップの幅は定着ロ
ーラ21の全周に比べて非常に小さいものとみなす。
する。図9において、内壁部分21Aが発熱体90を通
過した後、再度発熱体90の直前に達するまでに、内壁
部分21Aの温度はT1からT0に低下する。この間の
時間t’は、(2πr−l)/Vsにて表される。ま
た、この式は、t’=2πr/Vsと近似することがで
きる。なお、rは定着ローラ21の半径である。よっ
て、ニップ部の熱容量をCNとおくと、内壁部分21A
が一周する間に放出する熱量は、CN・(T1−T0)
/t’=4.19×10exp(−6)×CPτLVs
l(T1−T0)/2πr [J/sec] と表され
る。また、放出される熱量をQとおくと、上記の式は、
(T1−T0)=Q/{4.19×10exp(−6)
×CPτLVsl/2πr}と変形できる。なお、定着
ローラ21の厚さ方向の温度分布は均一であって、その
円周方向への熱伝導はなく、また、ニップの幅は定着ロ
ーラ21の全周に比べて非常に小さいものとみなす。
【0045】この式に基づき算出された定着ローラ21
の加熱時間を図13のグラフに示す。このグラフは、τ
=0.3mm、l=3mm、L=200mm、2r=2
5mm、ニップ部で与えられるエネルギーを300Wと
して、算出したものである。この図において、横軸は定
着ローラ21の移動速度Vs、縦軸は(T1−T0)を
表している。この図からも確認できるように、Mg、A
l等を定着ローラ21に使用した場合には、放熱温度を
比較的に大きくすることができる。したがって、定着ロ
ーラ21に、Mg、Alを使用した場合には、冷却時間
を短縮することが可能である。
の加熱時間を図13のグラフに示す。このグラフは、τ
=0.3mm、l=3mm、L=200mm、2r=2
5mm、ニップ部で与えられるエネルギーを300Wと
して、算出したものである。この図において、横軸は定
着ローラ21の移動速度Vs、縦軸は(T1−T0)を
表している。この図からも確認できるように、Mg、A
l等を定着ローラ21に使用した場合には、放熱温度を
比較的に大きくすることができる。したがって、定着ロ
ーラ21に、Mg、Alを使用した場合には、冷却時間
を短縮することが可能である。
【0046】したがって、定着ローラ21の材質に、M
g、Alを使用した場合には、定着ローラ21の加熱時
間および冷却時間が短縮される。上述したように、加熱
時間が短縮されることから、コピースピード(プリント
スピード)を高めることが可能となる。また、冷却時間
も短縮されることから、定着ローラ21の厚さを厚くす
ることにより、トナーをシートに確実に定着させること
が可能となる。
g、Alを使用した場合には、定着ローラ21の加熱時
間および冷却時間が短縮される。上述したように、加熱
時間が短縮されることから、コピースピード(プリント
スピード)を高めることが可能となる。また、冷却時間
も短縮されることから、定着ローラ21の厚さを厚くす
ることにより、トナーをシートに確実に定着させること
が可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば定着装置において、定着ローラの加熱に要する時間を
短縮するとともに、オフセット現象を防止でき、さら
に、シートが定着ローラに巻き付き難くなる。
ば定着装置において、定着ローラの加熱に要する時間を
短縮するとともに、オフセット現象を防止でき、さら
に、シートが定着ローラに巻き付き難くなる。
【図1】本発明の第1実施例に係る定着装置を用いたレ
ーザビームプリンタの断面図である。
ーザビームプリンタの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る定着装置の一部を破
断して示した斜視図である。
断して示した斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る定着装置の断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第1実施例に係る定着装置の発熱体部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る定着装置の発熱体部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る定着装置の発熱体部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る定着装置の発熱体部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図8】本発明の第5実施例に係る定着装置の発熱体部
分の断面図である。
分の断面図である。
【図9】本発明の第1〜第5実施例に係る定着ローラの
加熱時間および冷却時間を説明するための図である。
加熱時間および冷却時間を説明するための図である。
【図10】本発明の第1〜第5実施例に係る定着ローラ
の加熱時間を表すグラフである。
の加熱時間を表すグラフである。
【図11】本発明の第1〜第5実施例に係る定着ローラ
の加熱時間を表すグラフである。
の加熱時間を表すグラフである。
【図12】本発明の第1〜第5実施例に係る定着ローラ
の加熱時間を表すグラフである。
の加熱時間を表すグラフである。
【図13】本発明の第1〜第5実施例に係る定着ローラ
の冷却時間を表すグラフである。
の冷却時間を表すグラフである。
21 定着ローラ 22 加圧ローラ(加圧手段) 23 発熱体 24 支持部材 53 発熱体 54 支持部材 73 発熱体 74 支持部材
Claims (5)
- 【請求項1】 中空の定着ローラと、 発熱体と、 上記発熱体を上記定着ローラ内の所定の位置に保持する
保持手段と、 シートを上記定着ローラの外壁の一部に当接させる加圧
手段と、を備え、 上記発熱体により加熱された上記定着ローラは、該定着
ローラに当接したシート上のトナーを熱溶解させ、該ト
ナーを該シートに定着させる定着装置において、 上記定着ローラの中心軸から、該定着ローラにおける上
記シートとの当接する部分の側に偏心した、該定着ロー
ラ内の位置に、上記発熱体が上記保持手段により保持さ
れてなることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 上記発熱体は、少なくとも一部の面が曲
面で構成され、この曲面は、上記定着ローラにおける上
記シートの当接する部分の近傍の該定着ローラの内壁に
対向して配設されたことを特徴とする請求項1に記載の
定着装置。 - 【請求項3】 上記発熱体は、上記定着ローラにおける
上記シートの当接する部分の近傍の該定着ローラの内壁
に当接することを特徴とする請求項1に記載の定着装
置。 - 【請求項4】 上記発熱体の上記定着ローラの内壁と当
接する部分の表面は耐摩耗性材料で構成されていること
を特徴とする請求項3に記載の定着装置。 - 【請求項5】 上記発熱体は、上記定着ローラの内壁と
所定の距離を隔てて保持されてなることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の定着装置。
Priority Applications (3)
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JP4223358A JPH05197305A (ja) | 1991-10-22 | 1992-07-30 | 定着装置 |
EP19920117950 EP0538808A3 (en) | 1991-10-22 | 1992-10-20 | Fixing device for image forming apparatus |
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JP3-302509 | 1991-10-22 | ||
JP4223358A JPH05197305A (ja) | 1991-10-22 | 1992-07-30 | 定着装置 |
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EP (1) | EP0538808A3 (ja) |
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