JPH05249858A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH05249858A
JPH05249858A JP8337292A JP8337292A JPH05249858A JP H05249858 A JPH05249858 A JP H05249858A JP 8337292 A JP8337292 A JP 8337292A JP 8337292 A JP8337292 A JP 8337292A JP H05249858 A JPH05249858 A JP H05249858A
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JP
Japan
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fixing roller
heat conductor
roller
fixing
heat
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Application number
JP8337292A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Kanzaki
明佳 神前
Katsuya Oda
勝也 小田
Kenju Oka
建樹 岡
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着装置において、熱伝導体を定着ローラ内
壁に確実に当接させることにより、定着不良を防止す
る。 【構成】 定着ローラ11は円筒状で、回転可能であ
る。この内部に支持部材15を配設する。支持部材15
にバネ17を介して断熱部材116を固着する。発熱体
13を挟むようにして、複数の熱伝導体ブロック14A
を断熱部材116に固着する。これらの熱伝導体ブロッ
ク14Aは定着ローラ11の軸方向に並設され、全体と
して熱伝導体14を構成している。各熱伝導体ブロック
114Aの長手方向の長さは短いので、精度のよい加工
が可能となる。また、熱伝導体ブロック14Aに不所望
の歪みが生じたとしても、この歪みは各熱伝導体ブロッ
ク14Aの間の不連続部分において吸収される。したが
って、各熱伝導体ブロック14Aは定着ローラ11内壁
に均一に当接し、定着ローラ11内壁の軸方向の温度分
布は均一となる。この結果、定着不良を有効に防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定着装置、詳しくは電子
写真式複写機、レーザビームプリンタ等に使用される定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等は、シー
トに転写されたトナーを定着させるための定着装置を有
して構成されている。この定着装置は、例えば、図6に
示される構成となっている。図6は、従来の定着装置の
一部を破断して示した斜視図である。
【0003】定着ローラ61は中空の円筒状であり、回
転可能である。シートとの離型性を向上させるととも
に、オフセットを防止する目的により、その表面には、
フッソ樹脂がコーティングされている。加圧ローラ62
もまた円筒状であり、定着ローラ61に圧接しながら回
転可能である。加圧ローラ62の表面には、シリコンス
ポンジ、あるいは、ゴム等の弾性部材62Aがコーティ
ングされている。
【0004】定着ローラ61の内部には、発熱体63
と、該発熱体63を保持する支持部材65と、熱伝導体
64と、が配設されている。支持部材65は棒状に構成
されており、レーザビームプリンタのフレーム等に固着
されている。この支持部材65には発熱体63が固着さ
れている。発熱体63は長板の形状を有する抵抗体にて
構成されており、電圧が印加されると高温を発するもの
である。熱伝導体64は、所定形状に屈曲した熱伝導率
の高い金属板により構成されている。この熱伝導体64
の一部は発熱体63に固着されている。熱伝導体64の
屈曲した部分は、定着ローラ61のニップ部66(定着
ローラ61と加圧ローラ62との当接部)近傍であっ
て、定着ローラ61の内壁に当接している。定着ローラ
61が回転すると、熱伝導体64が定着ローラ61の内
壁を摺動する構成となっている。
【0005】このように構成された従来の定着装置を有
するレーザビームプリンタ等において、該レーザビーム
プリンタの電源を投入する。すると、発熱体63に所定
の電圧が印加され、発熱体63は高温になる。発熱体6
3から発せられた熱は熱伝導体64を介して定着ローラ
61の内壁に伝播する。この状態で、定着ローラ61と
加圧ローラ62とは当接しながら互いに逆方向に回転
し、トナーの付着したシートが定着ローラ61と加圧ロ
ーラ62とに接触しつつ通過する。定着ローラ61と加
圧ローラ62との接触部(ニップ部)において、シート
上のトナーは定着ローラ61の熱により溶解し、シート
に定着する。定着ローラ61と加圧ローラ62の回転に
伴い、シートは排紙ローラ(図示されていない)に搬送
され、排紙ローラを介して、排紙トレイ(図示されてい
ない)に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定着装置において、熱伝導体64および定着ローラ61
内壁を、これらの長手方向に直線性良く加工するのは困
難を伴う。このため、熱伝導体64がその長手方向に定
着ローラ61内壁に均一に当接せずに、熱伝導体64と
定着ローラ61との間に所々に空隙が生じることがあっ
た。
【0007】熱伝導体64と定着ローラ61との間に比
較的に熱伝導率の低い空気層(空隙)が介在すると、熱
伝導体64から定着ローラ61へ熱が伝播しにくくな
る。このため、定着ローラ61内壁のうち空隙近傍の温
度は、熱伝導体64と隙間なく当接している定着ローラ
61内壁部分の温度よりも低くなる。すなわち、定着ロ
ーラ61の長手方向の温度分布が不均一なものとなる。
この結果、シートが定着ローラ61に当接する際、シー
ト上のトナーの温度が不均一になり、定着不良が生じる
という問題があった。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明は、定着装置において、
熱伝導体を複数の熱伝導体ブロックに分割し、各熱伝導
体ブロックを定着ローラ内壁に確実に当接させることに
より、定着不良を防止することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る定着装置は、回転自在な中空の定着ローラと、定着
ローラ内に配設された発熱体と、発熱体から発せられた
熱を定着ローラに伝達する熱伝導体と、を備えた定着装
置において、上記熱伝導体は上記定着ローラの長手方向
に並設された複数の熱伝導体ブロックからなることを特
徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明に係る定着装置にあって
は、熱伝導体を構成する各熱伝導体ブロックは、従来の
熱伝導体に比べて、その長手方向の長さが短い。よっ
て、従来の熱伝導体ブロックを長手方向に直線性よく加
工するのに比べ、長さの短い熱伝導体ブロックを直線性
よく加工する方が容易となる。すなわち、各熱伝導体ブ
ロックの加工精度を向上させることができる。各熱伝導
体ブロックは定着ローラの内壁に隙間なく当接するの
で、各熱伝導体ブロックの熱は定着ローラ内壁に均一に
伝播する。この結果、定着ローラ内壁における、その軸
方向の温度分布は均一となり、定着ローラのニップ部に
当接するシート上のトナーは一様の温度で加熱溶解し、
そして定着する。このようにして、トナーの定着不良を
防止することができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例に係る定着装置
を用いたレーザビームプリンタの断面図である。このレ
ーザビームプリンタは以下に示される構成となってい
る。
【0013】ケース101の内部には、給紙トレイ10
2が設けられている。この給紙トレイ102の近傍に
は、給紙ローラ103が配設されており、シートを給紙
トレイ102から感光体ドラム113と転写ローラ10
5とのニップ部に搬送する。感光体ドラム113の近傍
には、その表面を帯電させる帯電ブラシ106が配設さ
れている。感光体ドラム113の表面には、光学ユニッ
ト109からレーザビームが照射され、靜電潜像が形成
される構成となっている。現像装置107は、この靜電
潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成するものであ
る。
【0014】転写ローラ105は、感光体ドラム113
との間に電界を形成し、感光体ドラム113上のトナー
像をシートに転写させる機能を有している。さらに、感
光体ドラム113に接触する位置に、ブレード108が
配設されている。感光体ドラム113の上方には、シー
ト上のトナーを定着させる定着装置10が配設されてい
る。この定着装置は、定着ローラ11と、シートを定着
ローラに圧接する加圧ローラ12とを有して構成されて
いる。さらに、定着装置10の上方には、搬送ローラ1
10と、排紙ローラ111とが設けられている。ケース
101には、搬送ローラ110、排紙ローラ111を介
して搬送されたシートが排出される排紙トレイ112が
設けられている。
【0015】上記定着装置10を図2を参照しながら説
明する。図2の(A)は、本実施例に係る定着装置10
を、定着ローラ11の中心軸に垂直に切断して示した断
面図である。また、図2の(B)は、本実施例に係る定
着装置10を、定着ローラ11の中心軸に沿って切断し
て示した断面図である。
【0016】定着ローラ11は中空の円筒状であり、回
動自在となるよう構成されている。そして、シートとの
離型性を向上させるとともに、オフセットを防止する目
的により、定着ローラ11の表面には、フッソ樹脂がコ
ーティングされている。加圧ローラ12もまた円筒状で
あり、定着ローラ11に圧接しながら回転可能である。
加圧ローラ12の表面には、シリコンスポンジ、あるい
は、ゴム等の弾性部材12Aがコーティングされてい
る。
【0017】定着ローラ11の内部には、板金を所定形
状に屈曲してなる柱状の支持部材15が延在して配設さ
れている。支持部材15の両端はレーザビームプリンタ
のフレーム等に固着されている。支持部材15には、バ
ネ17を介して長板状の断熱部材116の一方の面が固
着されている。断熱部材116の他方の面には、同様に
長板状をなす発熱体13が固着されている。発熱体13
の表面には抵抗体が印刷されている。この抵抗体に端子
18を介して電圧を印加すると、抵抗体は高温を発する
ものである。断熱材116は、発熱体13の熱がバネ1
7を介して支持部材15に逃げるのを防止するものであ
る。
【0018】熱伝導体ブロック14Aは発熱体13を挟
むようにして断熱部材116に固着されている。このよ
うに、複数の熱伝導体ブロック14Aは定着ローラ11
の軸方向に並設され、全体として熱伝導体14を構成し
ている。図2の(A)に示されるように、熱伝導体ブロ
ック14Aの面のうち、定着ローラ11内壁に対向する
面は、定着ローラ11内壁の曲率と略同一の曲率を有す
る曲面により構成されている。バネ17の弾性力によ
り、熱伝導体ブロック14の該曲面は、定着ローラ11
の内壁に圧接する構成となっている。熱伝導体ブロック
14Aの曲面は、定着ローラ11のニップ部16(定着
ローラ11と加圧ローラ12との当接部)近傍であっ
て、定着ローラ11の内壁に当接している。定着ローラ
11が回転すると、熱伝導体ブロック14Aが定着ロー
ラ11の内壁を摺動する構成となっている。
【0019】図3の(A)は、本実施例に係る熱伝導体
ブロック14A、定着ローラ11等を、定着ローラ11
の軸方向から見た図である。また、図3の(B)は、本
実施例に係る熱伝導体ブロック14A、定着ローラ11
等を、定着ローラ12の軸に対して垂直な方向から見た
図である。この図において、定着ローラ12は、その軸
方向がシートの搬送方向(図3中の矢印の方向)と垂直
になるように配設されている。
【0020】このような構成を有するレーザビームプリ
ンタは、以下に示されるように動作する。すなわち、給
紙トレイ102に蓄えられたシートは、給紙ローラ10
3により、感光体ドラム113と転写ローラ105との
ニップ部に搬送される。シートは、ニップ部にてトナー
を転写された後、定着装置10へと搬送される。シート
は定着ローラ11と加圧ローラ12とに挟持されなが
ら、定着ローラ11により加熱される。すると、シート
上のトナーが熱溶解し、シート表面に定着する。定着装
置10により、トナーを定着されたシートは搬送ローラ
110、排紙ローラ111を介して、排紙トレイ112
に排出される。
【0021】次に、上記定着装置10の作用を細述す
る。レーザビームプリンタの電源が投入されると、発熱
体13に所定の電圧が印加され、発熱体13は高熱を発
する。発熱体13から発せられた熱は、熱伝導体14全
体に伝播する。熱伝導体14の熱伝導率は高いため、熱
伝導体14における定着ローラ11に当接した部分の温
度は、短時間の間に発熱体13の温度と略等しくなる。
定着ローラ11は肉薄であるため熱容量が比較的に小さ
い。このため、熱伝導体14が当接する定着ローラ11
の部分、すなわち定着ローラ11におけるニップ部16
は、短時間の間に加熱される。したがって、発熱体14
に電圧が印加された後、定着ローラ11のニップ部16
における温度が定着に適した温度(150〜200℃)
に達するまでの時間を短縮することができる。
【0022】熱伝導体14は定着ローラ11におけるニ
ップ部16の近傍にのみ当接しているため、定着ローラ
11におけるニップ部16以外の部分の温度は、ニップ
部16における温度に比べて低くなっている。定着ロー
ラ11が回転すると、熱伝導体14が接触していた定着
ローラ11の部分が、熱伝導体14から遠ざかる。定着
ローラ11の熱容量が小さいため、定着ローラ11のニ
ップ部16から離れた部分の温度は放熱により低下す
る。
【0023】定着装置10に搬送されたシートは、定着
ローラ11と加圧ローラ12との当接部、すなわちニッ
プ部16において挟持される。加圧ローラ12は、定着
ローラ11に圧接しているため、加圧ローラ12の表面
の弾性部材は変形する。すると、定着ローラ11と加圧
ローラ12との当接部分、すなわち、ニップ部16の面
積が拡大する。柔軟性を有するシートは、定着ローラ1
1のニップ部16のみならず、その周辺にも当接する。
シート上のトナーは定着ローラ11のニップ部16か
ら、熱を受けて熱溶解する。定着ローラ11の回転とと
もに、シート上のトナーが熱溶解した部分は、定着ロー
ラ11のニップ部16から、ニップ部16の近傍へと搬
送される。このとき、シートは定着ローラ11における
ニップ部16の周辺部分に当接している。該部分の温度
は低下しているため、熱溶解したトナーの温度が低下
し、シート上に固着する。したがって、熱溶解したまま
のトナーが、定着ローラ11のニップ部16周辺に付着
することがなくなるので、いわゆるオフセット現象を未
然に防止することが可能となる。
【0024】さらに、定着ローラ11が回転すると、シ
ートは定着ローラ11のニップ部16近傍から剥離しよ
うとする。このとき既に、シート上のトナーは固着して
いるために、トナーの粘着力は十分に低下している。し
たがって、シートが定着ローラ11から剥離しやすくな
り、シートが定着ローラ11に巻き付くことがなくな
る。このため、シートのジャミングを防止することがで
きる。
【0025】このようにして、発熱体13の発熱量を増
加させることなく、定着ローラ11の加熱に要する時間
を短縮できるものである。このため、本実施例に係る定
着装置10を備えたレーザビームプリンタ等の装置内温
度の上昇を防止でき、また、発熱体13の消費電流の増
加も抑えることができる。さらに、シートが定着ローラ
から剥離する際に、シート上のトナーが固着するため、
トナーが定着ローラ11に付着しにくくなり、オフセッ
ト現象を防止できる。このとき、シート上のトナーの粘
着力も低下しているので、シートが定着ローラから剥離
しやすくなり、ジャミングを防止することもできる。
【0026】また、各熱伝導体ブロック14Aの長手方
向の長さは、従来の定着装置に係る熱伝導体の長手方向
の長さに比べて短い。このため、従来の熱伝導体ブロッ
クを長手方向に直線性よく加工するのに比べ、長さの短
い熱伝導体ブロック14Aを直線性よく加工する方が容
易である。すなわち、従来に比べ、各熱伝導体ブロック
14Aの加工精度を向上させることができる。この結
果、各熱伝導体ブロックは定着ローラの内壁に隙間なく
圧接するので、各熱伝導体ブロックの熱は定着ローラ内
壁に均一に伝播する。
【0027】さらに、各熱伝導体ブロック14Aおよび
定着ローラ11内壁において、熱膨張あるいは不十分な
加工精度により、不所望の歪みが生じたとする。各熱伝
導体ブロック14Aは、バネ17の弾性力により定着ロ
ーラ11内壁に押圧されている。このため、熱伝導体ブ
ロック14Aにおける不所望の歪み等は、複数の熱伝導
体ブロック14A間の各不連続部に吸収される。したが
って、各熱伝導体ブロック14Aは定着ローラ11の内
壁に隙間なく当接するので、各熱伝導体ブロック14A
の熱は定着ローラ11内壁に均一に伝播する。この結
果、定着ローラ11内壁における、その軸方向の温度分
布は均一となり、定着ローラ11のニップ部16に当接
するシート上のトナーは一様の温度で加熱溶解し、そし
て定着する。このようにして、トナーの定着不良を防止
することができるものである。
【0028】図4の(A)は、本発明の第2実施例に係
る熱伝導体ブロック14B、定着ローラ11等を、定着
ローラ11の軸方向から見た図である。また、図4の
(B)は、第2実施例に係る熱伝導体ブロック14A、
定着ローラ11等を、定着ローラ11の軸方向に垂直な
方向から見た図である。
【0029】本第2実施例に係る定着装置においては、
各熱伝導体ブロック14Bの面のうち、隣接した熱伝導
体ブロック14Aに対向する面(低面)が、定着ローラ
11の軸方向に対して傾いて形成されている。このた
め、各熱伝導体ブロック14B間に空隙が生じたとして
も、定着ローラ11が回転する際に、熱伝導体ブロック
14Aが定着ローラ11内壁を一様に摺接する。よっ
て、定着ローラ11内壁において、熱伝導体14Aと全
く摺接しない部分が生じることを防止できる。すなわ
ち、定着ローラにおいて、熱伝導体14の分割部分近傍
の温度が低下するのを防止できる。この結果、定着ロー
ラ11内壁における軸方向の温度分布が均一になり、定
着不良を防止できる。本第2実施例の定着装置の他の構
成および効果は、第1実施例の定着装置に係るものと同
様であるため、その説明を省略する。
【0030】図5は、第3実施例に係る熱伝導体ブロッ
ク14C、定着ローラ11等を、定着ローラ11の軸方
向に垂直な方向から見た図である。本第3実施例に係る
各熱伝導体ブロック14Cの接合面は段差を有して形成
されており、各熱伝導体ブロック14Cの当該段差の部
分が互いに嵌合する構成となっている。本第3実施例に
係る定着装置によっても、上記第2実施例に係る効果を
得ることができる。
【0031】なお、第1〜第3実施例に係る熱伝導体ブ
ロック14A〜14Cにおいて、各熱伝導体ブロック1
4A等の間に熱伝導の優れたグリース等を塗布しても差
し支えない。この場合、各熱伝導体ブロック14A間の
空隙が生じるのを防止できるとともに、各熱伝導体ブロ
ック間14A間に生ずる温度差を低減することができ
る。この結果、定着ローラ11における軸方向の温度分
布がより均一となり、定着不良を防止できるものであ
る。また、熱伝導体ブロック14Aと定着ローラ11内
壁との間にも、グリース等を塗布することにより、熱伝
導体14Aと定着ローラ11との間の熱伝導率が向上す
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば定着装置において、熱伝導体を複数の熱伝導体ブロッ
クに分割することにより、各熱伝導体ブロックは定着ロ
ーラ内壁に確実に当接する。したがって、定着ローラの
軸方向の温度分布は均一となり、定着不良を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る定着装置を用いたレ
ーザビームプリンタの断面図である
【図2】図2の(A)は、第1実施例に係る定着装置
を、定着ローラの中心軸に垂直に切断して示した断面図
である。図2の(B)は、第1実施例に係る定着装置
を、定着ローラの中心軸に沿って切断して示した断面図
である。
【図3】図3の(A)は、第1実施例に係る熱伝導体ブ
ロック、定着ローラ等を、定着ローラの軸方向から見た
図である。また、図3の(B)は、本実施例に係る熱伝
導体ブロック、定着ローラ等を、定着ローラの軸に対し
て垂直な方向から見た図である。
【図4】図4の(A)は、第2実施例に係る熱伝導体ブ
ロック、定着ローラ等を、定着ローラの軸方向から見た
図である。また、図4の(B)は、第2実施例に係る熱
伝導体ブロック、定着ローラ等を、定着ローラの軸に対
して垂直な方向から見た図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る熱伝導体ブロック、
定着ローラ等を、定着ローラの軸に対して垂直な方向か
ら見た図である。
【図6】従来の定着装置の一部を破断して示した断面図
である。
【符号の説明】
11 定着ローラ 13 発熱体 14 熱伝導体 14A〜14C 熱伝導体ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な中空の定着ローラと、 定着ローラ内に配設された発熱体と、 発熱体から発せられた熱を定着ローラに伝達する熱伝導
    体と、を備えた定着装置において、 上記熱伝導体は上記定着ローラの長手方向に並設された
    複数の熱伝導体ブロックからなることを特徴とする定着
    装置。
JP8337292A 1991-10-22 1992-03-05 定着装置 Pending JPH05249858A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337292A JPH05249858A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 定着装置
EP19920117951 EP0538809A3 (en) 1991-10-22 1992-10-20 Image fixing device for image forming apparatus
US07/964,391 US5303016A (en) 1991-10-22 1992-10-20 Image fixing device for image forming apparatus including means for locally heating inner wall of fixing means at location corresponding to nip

Applications Claiming Priority (1)

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JP8337292A JPH05249858A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 定着装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257455A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Oki Data Corp 定着装置および印刷装置
JP2017146481A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
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